ひのでやエコライフ研究所  かんきょうもんだい一日一言

 冷蔵庫でできる省エネ4:余計なものを冷やさない

1999年5月5日
  25度の水1リットルを、5度まで冷やす場合、20kcalの熱を移動する必要がありますから、およそ25whの電気が必要になると計算できます。一日あたり冷蔵庫は1〜2kwh程度消費しますから、1リットルの水を余計に冷やすとおよそ1〜2%の電気消費が増えてしまうことになります。

 家庭で気をつけることは、2点です。一つは余計なものを冷やさないこと。そしてもう一つは温かいままで冷蔵庫に入れないことです。

 冷蔵する必要のある食べ物がどのくらい冷蔵庫の中に入っているでしょうか。冷凍食品や肉、魚介類などは仕方がないかもしれませんが、野菜の中にはそれほど冷蔵する必要のないものもたくさんあるでしょう。佃煮などは、あまり冷蔵庫に入れなくても日持ちするようなものもたくさんあります。中には缶詰などを冷蔵している家庭もあるようです。たくさん詰め込みすぎると、取り出すときに時間がかかってしまうこともありますので、できれば冷蔵庫の中は見通せるくらいにしておいたほうがいいようです。

 もう一点、もし温かいままで冷蔵すると、その分余計に冷やさなくてはなりませんので、エネルギーを食うことになります。熱した食べ物などは外に置いていても室温までは下がりますので、その後で冷蔵庫に入れるようにしてください。最初の計算では20度分だけ温度を下げることを計算していましたが、もし食べ物の温度が65度あったとすると(温度差60度)、3倍もエネルギーを食うことになってしまいます。また、一時的にでも冷蔵庫の中の温度が上がってしまいますので、他の食品が温まってしまい、痛みやすくなります。

 あとコメントが一点。冷蔵庫にたくさん物をつめていると、扉を開けたときに温度の下がり方が小さいという話があります。これは他の食品に溜められている冷気によって、温度上昇が避けられているためですが、だからといって省エネになるわけではありません。逆に取り出しにくくなって、扉を開けている時間がながくなり、エネルギー消費が多くなる可能性もあります。環境庁などは、庫内の3分の1程度に抑えて置いたほうがいいと記しています(ちょっとやりすぎのような気もしますが)。
 

※冷蔵庫の効率については知識がありませんが、投入エネルギー分が熱移動できると仮定しています。
 

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