ひのでやエコライフ研究所  かんきょうもんだい一日一言

 鴨川沿いの蛍

1999年6月11日
  小さい頃には、蛍というと、「もののけ」が出てきそうなまっくらな林の中で、妖しく光っているものというイメージがあったのですが、最近の蛍はもっと身近なものなんですかね。餌とそれなりの水がそろえばどこでも育つものなのかもしれません。
 毎年この時期になると騒がれるのですが、地下鉄も通る御池大橋の西のたもとで、蛍をみかけることができました。鴨川沿いに、ちょっとした小川が整備されており、そこに生息している蛍です。京都の場合には、哲学の道沿いの琵琶湖疎水にも生息しているのも有名で、どちらかというと、こっちのほうが趣があっていいものです。

 さて、こちら鴨川の蛍。そこらじゅうに街灯が立ち並び、川向こうの川端通りはひっきりなしに車が通り、土曜日ということもあり時々暴走族も通るという、なかなかにぎやかな環境の中でも、ちゃんと光っていました。自然の中にいる「妖しげな」蛍と基本的にいっしょなんでしょうが、周りの雰囲気からしてどうしても「歩道用の青信号が点滅している」ようにしか見えませんでした。ごめんなさいね、蛍。でもあの落ち着いた光りぐあいは、やっぱりいいものです。

 さて、田舎は今頃は、蛙の大合唱が聞こえるころかな。
 

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