ごみにまみれて '98/02

Last update: 98/02/27

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●暖房調査 (98/02/27)

 CASA関係の暖房調査を行ってきました。以前自転車発電で呼んでもらった壇王児童館で一部屋貸してもらえるというので、エアコンと石油ストーブのどちらが省エネなのか2番泊まって調査してきました。今日はその2日目です。

 お寺であることもあり、すぐ目の前にはお墓もあり、結構怖かったですね(^^;)。夜の間は、ずっとメーターを見ている必要がないので、研究をするつもりだったのですが、ついつい本棚にあるマンガを読みふけっていました。火の鳥を全部結局読んでしまったかな。読み終わって、更に怖くなってしまったりして(^^;)。

 例の連続温度測定ができる装置を使い、昨日はエアコン、今日は石油ファンヒーターで暖房をしています。ただなかなか思うようには行かないですね。気温は昨日と今日で同じような下がりかたをしてくれているので助かったのですが、それ以外の条件もかなり多いようです。今日の方が部屋の温度の下がり方が小さく、どうも昼間多少日が照っていたことから、コンクリートがかなり蓄熱しているようです。外気温は昨日と同じように下がっていても、部屋の温度は昨日より1度以上も高く推移しています。

 コンクリートの家というのは結構暖かい物ですね。まったく暖房をしなくても、14度をキープしており、これは外の気温より10度も高くなっています。うまくすれば確かに暖房なしでもやっていけそうな感じですね。ちなみにエアコンなどはそれに加えてほんの5度程度温める効果があるくらいです。

 エアコンの方が二酸化炭素排出量が少ないという計算があるのですが、なかなか単純には行かないようです。ここのエアコンは能力不足で、天井付近は暖まっても、床付近がまったく暖まらないという致命的な状況でした。ちゃんとデータが出るかどうかは今後のお楽しみと言うことで。


●エコマネジメント研究所&里地ネットワーク (98/02/25)

 最初は心配していたけれど、結局東京にきて良かったなと思えてきました。やはりイベントや研究所がたくさんあり、時々尋ねてくるぶんには楽しめます。ずっと住むとなると走り回されて大変そうですけれど・・・。

 エコリーグの事務所にいっしょに泊まっていた川手君が、エコマネジメント研究所にアルバイトに出かけているというので、いっしょについていきました。そこの森下さんと田中さんには、以前、環境庁が主催している研究会でいっしょになった人たちで、最近ご無沙汰しているので顔を出してきました。研究会ではかなり緊張していたのですが、非常に雰囲気がいい事務所でした。研究関係でいろいろつながりもあり、話が盛り上がりました。仕事の邪魔ばかりしていても仕方ないので、ついでにテープ興しのアルバイトもしてきました。なんか聞いたことがある声だなと、資料をめくってみると、なんと同志社大学の郡島先生も参加していたようです。

 午後からは、里地ネットワークの立ち上げがあるというので、ついでに顔を出してきました。完全な自然林でなくとも、昔から人手の入って活用されてきた森が田舎にはたくさんあったわけです。今はそうした場所が、憩いの場としても、生産の場としても、自然保護の場としてもかなり注目されてきています。これをどうにかしていこうといったかんじでした。メールで見ただけで参加してきたのですが、出かけてみると、事務所で顔を合わせたメンバーがみんな揃っているじゃないですか。なんと毎年ギャザリングでお世話になっている長野美麻村の吉田さんも参加していました。京大の内藤先生も話をしているし、今回初めてお会いしたのですがCOP3の時によく話題に上った気候フォーラム東京の安在さんもいらっしゃっていました。

 講演会自体は、長くてポイントが分かりずらかったのですが、環境庁や農水省の人も出てくるし、これだけたくさん人が集まってきているというので、結構期待できそうです。あまり肩張らない楽しい活動になっていってほしいですね。

 子供の頃はよく裏山で遊んでいました。一人じゃ怖くって、よく友達といっしょに探検隊などを組織して、いっちょまえに食糧と称して黒砂糖を持っていったりとかね。子供にとってもいい遊び場だったと思います。自分の子供もこうした場所で育てたいなという気もするのですが・・・・、今の世の中難しそうですよね。


●東京ゆき2日目 (98/02/24)

 どうせ今日は用事がないので(うるうる)、ゆっくりしていたらいいんでしょうが、まあせっかく東京へ来たというので回れるところを回ってみました。マクドナルドでちょっと研究関係の本を読んでから、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)へでかけてきました。サンシャインビルにあるのですが、前回出かけたときには、ちょうど資料整理の日で休みだったんですよね。

 どんなところかなとどきどきしながら出かけたのですが、ちゃんと資料がまとめてあって、自由に(有料ですが)コピーができるようになっていました。太陽エネルギー関係と、家庭での省エネルギーについて資料がないかあさってみたのですが、前者については資料が多すぎて処理できず、後者については全般的な話でしかまとまっていませんでした。とりあえず報告書をコピーさせてもらいました。

 東京であと回っておきたいところは、省エネルギーセンターと、住環境研究所、家電製品協会かな。でも全部直接自分の研究に結びついていないのが辛いところです。

 今晩も泊まり。なんやかんやでまた夜遅くまで飲み会をしていました。昼間はちょっと二日酔い気味だったのですが、夜になると元気になりました。


●東京ゆき (98/02/23)

 かぜも治りかけだというのに、またまた徹夜をしてしまいました。「廃棄物情報研究会」なる会が東京で開かれているのですが、助教授に連れられて参加するための資料作りにおわれていまいた。かなり予定は前から聞いていて、準備は進めていたのですが、どうも納得がいくような資料が集まらず、結局直前の徹夜となってしまいました。

 不思議なもので、直前になって資料をあさってみると、だんだん自分の頭の中でシナリオが描かれていって、結構いいレジュメになるんですよね。研究室の中にある資料だけでも、30ページ分くらいの見事なレジュメができあがりました。

 明日が研究会なのですが、せっかく東京にでかけるというので、用事を作って今日から東京に行く予定にしていました。ところが朝になって、助教授に見せてみると、なんと、研究会が延期になったとのこと。がーん・・・・。ここ1週間くらい先生から連絡がなかったので心配していたのですが、恐れていたことが起こっていまいました。すでについでの予定をいろいろ入れていたので、引くに引けず、そのままメインの用事がないまま東京にでかけることになってしまいました。徹夜してまであれだけがんばったのに・・・、無駄になるということはないでしょうが、徹夜明けでハイになった頭で結構ショックをうけていました。

 今日の予定は、午後7時からエコリーグの東京事務所で、子供向けのコンピュータープログラムの打ち合わせ。Earth Peace Waveという集まりが、エコリーグ設立時期からいっしょに活動している八木聡(静岡県出身)中心に開かれているのですが、世の中に向けて発信をしていきたいということで、パソコンのCDを作る話が以前から盛り上がっていました。マルチメディアなど扱える人が集まってきたこともあり、正式に話をはじめることになったわけです。プログラムを作れる人がいないので、私はどうもプログラム担当になっているようです。またひとつ研究から遠のいたなって感じがしますね。

 詳しい話は企業秘密になるのですが(^^)、小学生向けのイベントで使えるようなソフトということで、環境家計簿(自分の家の環境チェック)や、ちょっとしたゲームなどを話し合いました。10年以上前のゲームウォッチ(R 任天堂)ののりで、落ちてくるごみをキーで分別するゲームや、Doomみたいに町の迷路を進みながら自動販売機を銃で撃ちまくるタイプとかいろいろ出てきたのですが、とりあえず自分たちの力でどこまでできるものなのか作ってみようということになりました。

 まあ作るのはいいんですけれど、最近のWindowsで動くゲームというのは非常に作りにくいんですよね。多分VCかVBを使うことになるのでしょうが、かなりバグに悩まされそうです。

 そのあとは、お約束の飲み会となり、夜の4時頃まで飲んでいました。特に、真澄酒造が限定で作っているという、無農薬のぶどうから作ったワインがめちゃくちゃおいしかったです。東京では限られたお店しか置いていないとか。買って帰ろうかな。


●グリーンコンシューマーガイド予備調査 (98/02/22)

 前回の買い物ガイド京都版を作成したのが92年ですから、もう6年が経つんですね。そんなに昔の事になってしまったとは思ってもみませんでした。今年ようやく環境市民でも動きが起こってきており、正式に出版に向けて動き出すようです。

 今回はかなり気合いが入っており、事前調査を仰せつかってしまいました。担当はスーパーで売られている紙製品をチェックしろとのこと。前々回の打ち合わせでは、環境にいい商品を製品名まで挙げて紹介しようというはなしだったので、今回も気合いを入れて予備調査を行ってきました。

 まあ紙製品と言えば、トイレットペーパー、ティッシュペーパーが無難なところですが、実際に調べてみると、ノート類、キッチンペーパー、ウェットティッシュなど結構あるものですね。ただ、再生紙製品はそれほど普及している様子はありませんでした。6年前に調査した時よりも、再生紙の製品はかなり減っているようにも見受けられました。特にトイレットペーパーはかなり大手のバージンパルプ製品が幅をきかせているようですね。

 あと、10年ぶりくらいにズボンを買いました(^^;)。イズミヤに出かけて調査をしていると、綿パンが3枚も続けて穴が空いてしまい、下宿にズボンがないことを思い出しました。かなり丁寧に使っていて、穴があいたところを布で当てたりしていたのですが、さすがにあちこち穴が空いてしまって限界のようです。そういえば、鞄もチャックが閉まらないし、穴は空いているしで、いつか買い替えないといけないんですけれどもね。


●環境問題ことはじめ講座ほか (98/02/20)

 おとといが4Rの会の追い出しコンパ、昨日が環境問題ことはじめ講座という大阪のボランティアセンター周辺のメンバーが行っているイベント、そして今日が資源経済談話会と、イベント続きだったのですが、ことごとくキャンセルしてしまいました。いやあインフルエンザは怖いものです。

 環境問題ことはじめ講座は、以前講演に呼ばれて話をしたことがあるのですが、非常に「いいひと」ばかりが集まっているところで、世の中にこんな幸せな場所があったのか、と驚くばかりでした。毎回律儀にビラを送ってくるので、今回はぜひとも参加したいと思っていたのですが、残念ながら風邪でキャンセルということになりました。一応、別の用事で大阪まではでかけていたんですけれどもね。どうも大阪に出ると風邪が悪化するようです。夜に始まるのですが、それまで耐えることができませんでした。久しぶりに会えると楽しみにしていたんですけれどもね。

 あと、例のコンビニ調査ですが、平井君が中心になって話が進められているようです。結局都合がつかずに会議には一度も出席していないのですが、実際にお店に聞き取りに回ったり、温度を調べたりと積極的に取り組みを始めているようです。京都周辺の大学で10人くらい集まっているようです。ただ、残念なことに元々の依頼主であったNHKの方から、今月末の放映には許可が下りなかったという連絡が入ったらしいです。放映するのはいつになるか分からないとのこと。予想通りの結末というところでしょうか。最初に電話を受けたときから、歯切れの悪さがずっと気に掛かっていました。自分ではあまり乗る気でなかったのですが、平井君がやりたいというので任せてしまったのですが、こうした悪い話を後輩に任せるというのはよくなかったかもしれませんね。「せっぱ詰まった話には乗るな」が鉄則であることを、一言伝えておくべきだったかもしれません。

 もう一つ、グローバルネットワークから、原稿の依頼がきており、今日が締め切り日でした。久しぶりに締め切りに間に合って出しました。以前、リサイクル文化に書いた物の、書き直しなんですけれど、今回は結構わかりやすく書けたと自負しております。風邪の間に書いていたこともあり、かなり熱がこもっています(^^;)。


●旧型インフルエンザ (98/02/17)

 いやあ、みごとにインフルエンザにかかってしまいました。卒論・修論の手伝いで連続の徹夜をしても大丈夫だったのですが、終わってから、やっぱり気を抜いてしまったんでしょうかね。あまり気を抜いたつもりはないんですが・・・・。

 明日環境ネットワーク4Rの会の追い出しコンパがあるので、今晩の遅くに食い物拾いに出かける予定だったのですが、この風邪ではちょっと外に出るわけには行かないようです。昨日今日と、2日間、眠り過ぎというほどに寝てしまいました。普段ならこんなに寝れないでしょうから、やっぱり風邪薬の効果なんでしょうかね。

 風邪の時に困るのが食べ物ですが、幸い近所にスーパー(ジャスコ)があるので、弁当だけ買いに出かけます。ちゃんと午後6時頃の値引きが始まるころにね。風邪にはネギ類がいいと言われても、なかなか一人で料理するわけにもいかず、とりあえず量をたくさん食べるようにしています。あと酒もいいみたいですね。体を温める(ウィルスは熱に弱いため)という役割を果たすようですが、のどを温める点でもいいのかも知れませんね。もしかしたらのどの殺菌にもなっているのではとも思うのですが、どうなんでしょう。


●エアコン調査&CASA (98/02/15)

 最近忙しい日々が続いています。大阪でCASAの気候変動研究会があり、同期の橋本が話をするというので、聞きにでかけました。同時に鳥取大学の八木先生が話をするということで、鳥取大学の人間から噂だけは聞いていたので、楽しみにしていました。

 大阪にいくついでと言うことで、エアコンの調査をしてきました。機種と販売価格を記録するだけですが、今回は大阪で2件調査させてもらいました。高性能のエアコンは電気代は安いけれども、購入価格が高いというので、結局価格的に得になるのか損になるのか調査しようというものです。エネルギー的には確実に高性能のエアコンの方がいい訳なんですが、価格的にも得でないと普及はしないだろうということです。多分、高効率のほうが安上がりなんでしょうけれどもね。また集計ができたら載せておきます。

 販売店の話によると、居間などたくさんエアコンを使う場合には高効率のタイプが安上がりになるが、寝室などあまりたくさん使わない場合には安いので十分ということです。本当にそうなるんでしょうか。

 忙しいと言えば、もうひとつ、暖房の調査も進みつつあります。以前自転車発電を行っただんのう児童館にお願いに行って、一部屋貸してもらうことにしました。何日か泊まりで調査することになりそうです。

 気候変動研究会ですが、今回は二酸化炭素吸収源としての森林の問題でした。かなりあいまいな部分も多く、二酸化炭素が吸収できるから森林を作るという考えかただけでは間違った対策になりそうです。今ある生態系が保たれている森林を守るということを重視し、生態系を守る視点からアプローチすることが重要のようです。

 帰りの電車の中では、環境市民で気候変動についてかかわっている穂積さん、角新君と話をしていました。拾い食いとかくだらないはなしが多かったんですけれどもね。環境市民の伝統として拾い食いを復活させようとか・・・ばかな話でもりあがって楽しかったです。


●グリーンコンシューマー全国交流会 (98/02/14)

 環境市民が企画した全国交流会が京都でありました。あまり行く予定はなかったのですが、九州から田中麻記子さん(エコリーグの仲間で、九州共立大学でグリコンガイドを作った人)がやってくるというので、久々に会いに顔を出しまてきました。こじんまりとしたところでやるのかなと思っていたら、全国から50人も集まってにぎやかにやっていました。

 最近は講演会で話をすることが多くなっているので、客として楽しむのは久しぶりでした。環境市民のすぎ本さんの話もゆっくり聞くのは何年ぶりでしょうかね。さすがに話慣れているというか、話の運び方が見事でした。どうも話の内容に聞き入るというよりは、話術や主張の進め方などに注目してしまうのですが、間合いの取り方や質問の入れ方など見事だなというところが多々ありました。これはまた修行しないといけないかもしれません。

 話の内容ですが、グリーンコンシューマーについては、一人一人考え方がいろいろあるようで、95年に全国版を作成したときには、かなりすぎ本さんと考え方が違うなということを実感していました。当時はガイドブックには「誰にでも簡単にできる」という点が重視してあったように思います。それが今回は、グリーンコンシューマーでは、楽しみながら生活することが環境にいいことに繋がるという話をしており、「よりよいものを選んでいく」という考え方が重視されていました。特に議論をした覚えはないのですが、グリコンのアピールするところとして落ち着くところに落ち着いてきたかなという感じがします。

 しかし、さすが環境市民、慣れているだけあって、ワークショップの進め方もうまいです。明日もあるということで、今回は半日だけの参加でしたが、結構楽しませてもらいました。

 終わった後、交流会になったのですが、まわりにたくさんおじさんおばさんがいるのに、若者だけ4人集まってしまい、そこだけ別の話で盛り上がってしまいました。中部リサイクルの杉本さんと、京大の溝口、そして田中さんと私とで、エコリーグの話や、就職をどうするのかといった話、それから例に漏れず彼氏がいるのかといった話などで、変に盛り上がっていました。せっかく先生がまわりにたくさんいるので話をしたらよかったのですけれどもね。


●久々の廃油回収 (98/02/11)

 1月と8月は廃油回収を休んでいるので、今月は2ヶ月ぶりの回収です。みなさん、卒論や修論で忙しいので、全然人集めができなくて、私が3コマ入ることになってしまいました。まあジャスコの店頭は日が当たって暖かかったからいいんですけれどもね。今回は1日で15人くらい来たでしょうか。あわせて50Lくらい回収しました。

 私も廃油回収のマネージメントを始めて4年くらいになるでしょうか。学生でこんなに長くサークルを切り盛りしてきたのってないでしょうね。合成洗剤勉強会はずっとメンバー一人だけで、協力者を募って廃油回収を続けています(本当にサークルなのかという声もありますが)。来年は一応最終学年なので(どうなるかわからないけれど)、だれかに任せたいと思うのですが、そろそろ適当な人を捜さないといけないですね。

 昔は大学の農学部から車を出して、回収した油や展示道具を運んでいたのですが、私の時代になってから自転車で運ぶようにコンパクトにしました。車は環境に悪いからというわけではなくて、単に私が車の免許を持っていなかっただけですけれどもね。自転車にポリタンクを詰めるのも3個(30L)が限界なので、下宿をジャスコの裏に引っ越してきて、道具類を下宿に置いておいたりと、手作業ができる程度に極限まで合理化しました。

 後を引き継ぐ人に「自分の下宿に引っ越してこい」とは言えませんからね。また工夫して続けてもらえたらと思います。


●卒論発表会 (98/02/10)

 卒論を提出した後、発表をしなくてはならないんです。10分間の時間が与えられて、OHPなどを使って何を研究したのか、何が新たに分かったことなのかなど、説明していきます。もちろん質疑応答もあります。

 10時頃から始まると言うことだったのですが、寝坊してしまって、直前になってかけつけました。あれだけ直前までかかってようやくしあげたものだったのですが、みな見事に発表や受け答えをしていました。

 でも2日間徹夜のあとはさすがに眠たかったです。夢うつつのままで、目覚めのときの夢でずっと悩んでいました。昔、1年の頃に環境経済学のゼミがあって参加していたのですが、今は福井県立大学に行っている高橋先生に教えてもらっていました。その高橋先生が夢に出てきて、「おまえは自動車についてどう思う」と聞いてきたのです。まだ免許を取っていないこともあり、迷わず「自動車には一生乗りません」と答えたのですが、夢から覚めてみて悩んでしまいました。確かにその気は十分なのですが、本当に自動車なしで暮らしていけるものなんでしょうかね。自動車を体の一部という表現もしていますが、身体障害を持っているからそれは仕方がないんだとあきらめてしまえば、それでも社会的に生きていけると思うのですが・・・。


●修士論文と買い物ガイド (98/02/09)

 修士論文もどうにか間に合って提出してきました。でも2日徹夜はさすがに疲れました。

 今日は環境市民の買い物ガイドの会議だったのですが、すっかり忘れていました。まあ覚えていても出席できなかったでしょうけれど。夕方の4時ころから縛水していました。


●修士論文とダイオキシン (98/02/08)

 卒業論文が一段落ついたかと思うと次は修士論文の2名です。かなり非常事態だということで、昨日から泊まりで図表の整理を行っていました。正直言って、本当に明日まで仕上がるのだろうかと心配な状態です(^^;)。私だったらもうあきらめているかもしれませんね。

 日本国内のダイオキシンの発生量について調査を行ったものです。とにかく焼却由来のダイオキシンが大変だということは言われているのですが、現状で把握されているのは都市ごみの焼却炉だけなんです。それだけでドイツの何百倍も排出されていると言われているのが実態です。

 まあ以前からうすうすと言われていたことなんですが、それよりも産業廃棄物の焼却からの発生量のほうが大きいこと、また小型の焼却炉からの発生が無視できないことなどがあります。この量を推定しようと言うのが今回の修士論文です。ちなみにもう一人はかなり文献調査を行っており、ダイオキシン類とPCBの環境中挙動についてめちゃくちゃしっかりした研究をしています。

 ダイオキシンの発生量はちょっと怖くて言えません。ちゃんとデータ解析が正しいのかあと10回くらい確かめてから書かせてもらいます。すみません。

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 ついでなんですが、今日はエコ・リーグとしても大きなイベントがありました。今年就職活動をする人を対象に、環境関係の仕事にどのようにして就けるのか相談会をやっていました。京大会館ということですぐそばだったのですが、修士論文の関係でまったく暇がありませんでした。ちょっと顔を出しただけですが、200人の会場がいっぱいにうまっていました。実際に会社に勤めている人との交流がメインなので、いくつかのグループに分かれてみんな熱心に話をしていました。昔懐かしいメンバーもたくさん来ているので、ちょっと顔を出したかったのですが、顔を出すと長くなりそうなので止めました。いやあ、研究は辛いですね。


●卒業論文締め切り (98/02/05)

 大学に4年間席をおいたなら、避けては通れないのがこの卒業論文です。今年は研究室から4人が論文の提出をしました。例年とかわらず、今年も徹夜明けの、せっぱ詰まっての提出でした(^^;)。

 今年はダイオキシンが問題になったこともあり、ダイオキシン関係が3人、焼却灰からの重金属溶出についての研究が1人でした。それぞれなかなかセンセーショナルなことをやっています。出口君は、琵琶湖と大阪湾の底泥を採取して、過去にどれだけダイオキシン類が排出されていたのかを検討しました。琵琶湖の周りは80年頃にピークを迎えているのですが、PCPやCNPといった農薬が非常に影響が大きいこと、大阪湾の場合には焼却炉の影響が大きいことが示唆されました。真名子君は、木材の防虫剤として使われてたペンタクロロフェノールがどれだけ含まれているのか、廃木材を調査していました。廃木材は燃やすとかなりのダイオキシン類が出てくるということで、廃木材の1%程度がそうした危ない(燃やしてはいけない)木材ということのようです。渡辺君は、ダイオキシン類の中で塩素ではなく臭素が付いたダイオキシンを問題にしていました。プラスチックなどの難燃剤として臭素系のもの使われているのですが、それを燃やすと臭素系のダイオキシンが発生するそのメカニズムを検討していました。田村君は、焼却灰の再利用に有効だと考えられているエイジング(空気にさらすこと)について、その効果を調べていました。(研究のことなので本当はもっといろいろな議論があります。かなりはしょって誤解を招く書き方かも知れませんが・・・)

 しかしなんでみんな直前にならないと提出できないんでしょうかね。12時に締め切りというのに、11時頃からみな必死で印刷やコピーをしていました。まあ毎年のことなんですけれどもね。徹夜明けの眠気もすっかり吹き飛んでしまいました。


●合同新入生歓迎会● (98/02/04)

 卒論の締め切りが明日に迫っているので、手伝いに明け暮れていたのですが、ちょっと抜け出して、環境関連のサークルの合同新入生歓迎会についての話し合いに参加してきました。今までも、いっしょに新歓冊子を作ることは昔から行われていたのですが、今回は合同でそうした催しをしようなど全般的な話になるようです。京都大学内には複数の環境団体があるので、協力してやろうかという話です。

 ただ、出席した雰囲気では、多くの人はあまり乗る気ではないといった感じですね。環境関係の団体が協力しあうまでにはまだ成熟していないようです。サークルの運営だけを見ると確かに、自分たちの団体に人数が入ればそれだけで十分なんでしょうが、環境問題といった視点からは、できるだけ多くの人に関わってもらうことが重要なんでしょう。サークルになるとテーマが限られてくるのですが、全部で協力しあっているとなると「このテーマはあの団体に任せているのだ」と言えるので、非常に広く浅く活動ができると思うのですが、なかなか難しいようです。

 一番心配なのは、あまり楽しく参加してないという点です。楽しんでいないのなら、絶対新入生が入ってくるわけがないですよね。サークル運営が大変なのは分かりますが、せめて楽しくやっていきましょうよ。


●コンビニ調査● (98/02/03)

 NHKの方から研究室に電話がかかってきました。最初は高月先生にコンタクトを取ったらしいのですが、学生に回されてきたようです。番組でコンビニエンスストアなどの小売店の環境への取り組みの問題を取り上げたいのだが、何か調査した事例はあるのかという話でした。視点としては、結構COP3で消費者のライフスタイルをどうにかしたいという話はよく話題にのぼるものの、業者の率先的な取り組みがあまり言われていないから、小売店の問題点を取り上げたいということです。

 2月中に放映したいということだったので、2月はちょっと忙しいのでどうしようかなと思っていたのですが、幸い研究室の平井君が引き受けてくれるというので任せてしまいました。テーマとしては非常に面白い物で、いずれは研究をしたいと思っていたのですが、なかなか機会がなかったので、いいタイミングだったかもしれません。

 コンビニの対策はけっこう難しい面があるようです。以前日経新聞に「夜間の閉店をしてもトラック10kmくらい運転を止める程度の削減効果しかない」ということが載せられていました。確かにデータとしては運送関係のエネルギー消費が大きいのはその通りなのですが、だからといって店内の省エネを無視してもいいわけではないでしょう。ただそれをどう納得してもらう形で言えるのかは難しいところかも知れません。

 24時間営業という形態はたしかにエネルギーを消費します。夜間は客も少ないので、いつでも開いているというイメージのために多少無理して開けているという話も聞きます。ただそれだけのメリットがあることなんでしょう。話によると、来客数が夜間にシフトしているので、止めることは消費者のデメリットになるということですが、生活が夜にシフトした理由の大部分は、コンビニが作り出した社会現象かもしれません。どこまでがコンビニの責任なのか検討が必要かも知れませんね。

 ちなみに数えてもらったらすぐ分かるのですが、コンビニは40Wの蛍光灯が数十本(数えたところでは72本)使われています。これだけでも3kw近くになるんですよね。消費する電力量は多分家庭の数十件分になると思います。


●JEE総会にて● (98/02/01)

 今日も自転車発電です(^^;)。JEE(日本自然保護国際交流会)の総会があって、お世話になっている細木さんというかたから自転車発電をやってくれないかと頼まれて、出かけてきました。以前、リサイクルショップの編集をしたり、ニュースレターの編集を手伝っていたりしたこともあり、かなり親しくしていた団体です。環境関係の団体にはめずらしく、非常にペースがゆっくりしていて、ほのぼのしていて、すごく居心地がいいです。うちの研究室の教授である高月先生もこの団体に入っていて、毎年カレンダーのイラストを描いていて(高月教授は実はプロの漫画家でもあるんです)、今回も参加する予定だったのですが、豊島の問題が動いたため急に予定が入って来れなかったそうです。一面先生にも自転車をこいでもらいたかった気もするんですが、研究もせずにこんなことにうつつを抜かしているのを見られたくないという気持ちもあり複雑でした。非常にやさしい先生なんですけれどもね、それだけに気を使います。

 会場は法然院というお寺で、銀閣寺から哲学の道を下ったあたりの風情のあるお寺です。結構環境関係のイベントも開かれていて、なかなか面白いところです。昨年亡くなられた星野道夫(よく週刊朝日のグラビアで北極の写真が載っているあの人です)さんも、法然院で写真展を開いていました。結局あの時には顔を出せなかったのですけれどもね。

 趣のある建物の中で、ちゃんと半田付けもしていないむきだしの機械を持ち込むのは気が引けましたが、みんな楽しんでこいでくれました。テレビを付けていられる時間を計ろうと思ったのですが、ちょっと年輩の方が多くそこまではできなかったようです。はてさて5分20秒の記録を破る人はでてくるんでしょうか。でもその前に自転車のタイヤを交換しないといけないみたいですね。かなりくたびれてしまっています(^^;)。

 今回は農学部の竹之内さんが手伝いに来てくれました。京大CO2の代表をしている人ですが、女の子なのに思いっきり自転車をこいだり、なかなか元気なひとです。


お問い合わせ、感想などありましたら鈴木(ysuzuki@mti.biglobe.ne.jp)まで。お気軽にどうぞ。

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