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インスリン製剤一覧表(平成17年1月現在)

 分類・種類

一 般 名

製 品 名

剤型

血糖効果作用のめやす
(時間/皮下注射時)

メーカー

作用発現

最大
作用発現

作用持続









超速効型

インスリンアスパルト
 (遺伝子組み換え)

ノボラピッド注300フレックスペン

P/K

10〜20分

1〜3

3〜5

 

ノボ ノルディスク
ファーマ

ノボラピッド注300

C

10〜20分

1〜3

3〜5

ノボラピッド注100単位/mLバイアル

V

10〜20分

1〜3

3〜5

インスリンリスプロ
 (遺伝子組み換え)

ヒューマログ注キット

P/K

15分以内

0.5〜1.5

3〜5

 

日本イーライリリー

ヒューマログ注カート

C

15分以内

0.5〜1.5

3〜5

ヒューマログ注バイアル100単位/mL

V

15分以内

0.5〜1.5

3〜5

中間型

インスリンリスプロ
 (遺伝子組み換え)

ヒューマログN注キット

P/K

0.5〜1

2〜6

18〜24

ヒューマログN注カート

C

0.5〜1

2〜6

18〜24

二相性

インスリンアスパルト
 (遺伝子組み換え)

ノボラピッド30ミックス注フレックスペン

P/K

10〜20分

1〜4

約24

ノボ ノルディスク
ファーマ

ノボラピッド30ミックス注

C

10〜20分

1〜4

約24

中間型/
混合製剤

インスリンリスプロ
 (遺伝子組み換え)

ヒューマログミックス25注キット

P/K

15分以内

0.5〜6

18〜24

日本イーライリリー

ヒューマログミックス25注カート

C

15分以内

0.5〜6

18〜24

ヒューマログミックス50注キット

P/K

15分以内

0.5〜4

18〜24

ヒューマログミックス50注カート

C

15分以内

0.5〜4

18〜24

持効型溶解

インスリングラルギン
 (遺伝子組み換え)

ランタス注カート300

C

1〜2

明らかな
ピーク無し

約24

 

アベンティスファーマ

ランタス注オプチクリック300

C

1〜2

明らかな
ピーク無し

約24







速効型/
中性溶解

生合成ヒト中性インスリン注射液

ノボリンR注フレックスペン

P/K

約0.5

1〜3

約8

ノボ ノルディスク
ファーマ

イノレットR注

P/K

約0.5

1〜3

約8

ペンフィルR注300

C

約0.5

1〜3

約8

ノボリンR注100

V

約0.5

1〜3

約8

生合成ヒト中性緩衝インスリン注射液

ヴェロスリン注100

V

約0.5

1〜3

約8

ヒトインスリン注射液

ヒューマカートR注(キット)

P/K

0.5〜1

1〜3

5〜7

日本イーライリリー

ヒューマカートR注

C

0.5〜1

1〜3

5〜7

ヒューマリンR注U-100

V

0.5〜1

1〜3

5〜7

中間型/
NPH製剤

生合成ヒトイソフェン
インスリン水性懸濁注射液

ノボリンN注フレックスペン

P/K

約1.5

4〜12

約24

ノボ ノルディスク
ファーマ

イノレットN注

P/K

約1.5

4〜12

約24

ペンフィルN注300

C

約1.5

4〜12

約24

ノボリンN注100

V

約1.5

4〜12

約24

ヒトイソフェンインスリン
水性懸濁注射液

ヒューマカートN注(キット)

P/K

1〜3

8〜10

18〜24

ヒューマカートN注

C

1〜3

8〜10

18〜24

ヒューマリンN注U-100

V

1〜3

8〜10

18〜24

中間型/
混合製剤

生合成ヒト二相性
イソフェニンスリン
水性懸濁注射液

ノボリン10R注フレックスペン

P/K

約0.5

2〜8

約24

イノレット10R注

P/K

約0.5

2〜8

約24

ペンフィル10R注300

C

約0.5

2〜8

約24

ノボリン20R注フレックスペン

P/K

約0.5

2〜8

約24

イノレット20R注

P/K

約0.5

2〜8

約24

ペンフィル20R注300

C

約0.5

2〜8

約24

ノボリン30R注フレックスペン

P/K

約0.5

2〜8

約24

イノレット30R注

P/K

約0.5

2〜8

約24

ペンフィル30R注300

C

約0.5

2〜8

約24

ノボリン40R注フレックスペン

P/K

約0.5

2〜8

約24

イノレット40R注

P/K

約0.5

2〜8

約24

ペンフィル40R注300

C

約0.5

2〜8

約24

ノボリン50R注フレックスペン

P/K

約0.5

2〜8

約24

イノレット50R注

P/K

約0.5

2〜8

約24

ペンフィル50R注300

C

約0.5

2〜8

約24

ノボリン30R注100

V

約0.5

2〜8

約24

ヒト二相性
イソフェニンスリン
水性懸濁注射液

ヒューマカート3/7注(キット)

P/K

0.5〜1

2〜12

18〜24

日本イーライリリー

ヒューマカート3/7注

C

0.5〜1

2〜12

18〜24

ヒューマリン3/7注U-100

V

0.5〜1

2〜12

18〜24

剤型(内容量):P/K:ブレフィルド あるいは キット製剤(300単位/3mL)  C:カートリッッジ製剤(300単位/3mL)  V:バイアル製剤(1,000単位/10mL)

インスリン製剤の特徴

分類

特 徴

作用発現

作用持続時間

超速効型

作用発現までの時間が短く、食前投与で食後高血糖を抑制。

10〜20分

3〜5時間

速効型

生理的追加分泌に比べ作用発現が遅いので、食時の30分前に投与する。

30分

5〜8時間

中間型(NPH製剤)

プロタミンと少量の亜鉛を添加し結晶を形成させた製剤。ゆっくりと吸収され、1日1〜2回の投与で基礎分泌を補う。

1〜3時間

24時間

持続型

作用のピークがなく、24時間にわたり安定した血中濃度を示す。

1〜2時間

24時間

混合型

速効型と中間型の混合製剤。食後の追加分泌と基礎分泌の両方を補う。

30分

24時間

二相型

超速効型にプロタミンを加え一部を結晶化させた製剤。食後の追加分泌と基礎分泌の両方を補う。

10〜20分

24時間