今では、小型のmp3プレイヤーに何曲も入れて持ち歩くことが主流ですから、「今さらカセットテープ?」と笑われそうですが、
以前は自分でお気に入りの曲をレコードから取り込んだカセットテープを作り、ドライブやハイキングに持っていったものです。今となっては、いい思い出です。
カセットデッキが壊れて捨ててしまったために再生できなくなり、すっかりタンスの肥やしになって
しまったカセットテープ。そんなテープのアナログ音源をデジタルデータに変換し、
パソコンに取り込むことができる機器を買いました。ノバックの「CASSETTE to DIGITAL」NV-CM001Uです。
USBケーブルでPCにつなぎ、思い出の音声をディジタルデータとして保存し、いつでも聞き返すことができます。
本体はやや大きめですが、木目調のデザインがクラシカルでなかなかよく、他のオーディオ機器と
並べても違和感はありません。RCAプラグの音声入出力端子も備えており、ここにオーディオ機器からの出力を接続すると、カセットテープ以外のアナログ音源も
ディジタルデータに変換が可能です。申し訳程度ではあるけれど、スピーカーが内蔵されているので、ステレオではないものの、
一応、再生機器としての利用も可能です。
ただ、巻き戻し機能がない上、クロームテープやメタルテープの音質は保証されないとかの制限があります。
また、アナログ音源の再生のみで、カセットテープに録音することは出来ません。カセットテープは過去のメディア、
いずれ無くなる物だから、新たに記録して保管することはないという位置づけなのでしょう。
Windows XP/Vista用のソフトウェア「Cassette Mate」が付属しています。Mac用は付いていません。
ディジタル変換の形式は、MP3、WMA、WAVの3種類から選ぶことができ、ビットレートも5種類(32、64、128、192、320)選べます。
音源のトラック分割も可能で、自動分割、手動分割、無音区間での分割が可能で、キャプチャーした場合に、
1つの大きなファイルにしないことも可能でます。
私は、横浜の量販電気店で、7,980円で買いました。手頃な値段の割りに、良く出来た製品だと思います。
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