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バレエ映像の保存にはDVDがお奨め   (2003.4.17改)

バレエの魅力にとりつかれて30年。いろいろなバレエのステージを観てきました。バレエは、「一瞬の芸術」です。「一瞬の輝き」を求めて、毎日精進を続けるバレリ−ナ。この結果が開花するステージ。ですからバレエは、「生」で観てこそ、その魅力の浸れると思います。でも、いつも劇場へ行くことは出来ませんし、過去のバレエの場面を観たい、そんな時、ビデオなどの映像が役立ちます。
 
私は、1970年代の後半、ビデオカセットが発売になって間もなく、VHSビデオデッキを買い、バレエの放送を録画したり市販のソフトを購入したりして、バレエの映像を集めてきました。塵も積もれば山で、これらのビデオカセットは保管場所に苦労するほど、結構な数になりました。主なものは、バレエのコレクション一覧として、HPに載せてあります。
 
ところがこのビデオカセット、何度も繰り返して観ているうちに、テープが痛んで観にくくなって来ます。最後は切れて使い物のならなくなってしまうこともあります。
テープがビデオデッキのヘッドを擦るのと、巻き戻しや早送り時に、テープに無理な力がかかる・・・・、接触型の記憶媒体の宿命でしょう。
でも、DVDは違います。ヘッドはディスクと接触せず、光で情報を読み取るのですから、理論上は磨耗などによる劣化はありません。いつまでも美しい映像を楽しむことができます。
 
こんな訳で、私は、ビデオカセットのバレエの映像を、DVDに移し変えることを進めています。
DVDのディスクへの記録方式には、現在DVD−RAM、DVD−RWそしてDVD+RWがありますが、私は、DVD+RWドライブを使用しています。
DVD+RWはフィリップスとソニーが推進している方式で、PCのデータの記憶よりも、AVのDVDプレイヤーとの互換性を強く打ち出しているものです。後発だけに、生のDVD+RW記憶媒体は、他の方式より扱っているお店が少ないのですが、今もっとも注目されているのがこの方式のDVDです。
 
私は次のようにしてビデオのDVD化を進めています。まずビデオキャプチャーボードをセットしたPCで、VHSビデオカセットの映像をアナログからディジタルに変換し、PCのハードディスクに取り込みます。ビデオキャプチャーボードは、ハードウェアでMPEG2に変換しますので、PCのCPUには負担が軽く、あまり性能の高くないPCでも大丈夫です。 次にハードディスクからDVD+RWドライブを用いて、DVDのディスク媒体に映像を書き込みます。ディスクへの記録の形態には、PCで読めるMPEGのフォーマットとDVDプレーヤーにかかるフォーマットがありますが、私は通常はDVDプレーヤー用のフォーマットで記録し、ステレオ装置に繋いであるDVDプレーヤーにかけて、映像を楽しんでいます。 なお、PCでは、どちらでも映像を楽しめますが、CPUの負荷が大きいので、ギクシャクした動きになってしまうものがあります。 好きなのバレリーナのお気に入りの踊りの部分だけを取り出して自分だけのDVDを作り、DVDプレーヤーで楽しむというようなこともできます。
DVDは、ビデオカセットに比べ頭出しが容易。好きなシーンがすぐ観られるのは有り難いことです。 ただ、まだまだ、DVDの記憶媒体は高い(量販店でも一枚800〜1000円位)。120分のVHSカセットが200円で買えるのですから、せめて500円くらいまで下がって欲しいと思います。
でも、DVDは、美しいバレリーナの踊りを、好きなときに、好きなだけ観ることが出来ます。私たち、バレエファンにとって、これは、最高の贅沢ではないでしょうか。

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