【山口's HP TOPへ戻る】

エネファーム ガスによる発電と排熱による湯沸  (2019.4.30)

エネファームは、「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」の愛称です。ガスから水素を取り出し、その水素で燃料電池が発電を行い、同時に排熱を利用して給湯も行うという仕組みですので、電気代を削減することができます。 他方、ガスの使用量が増えるので、全体でどの程度光熱費の削減になるかは未定ですが、効果を期待して、先日我が家では、エネファームを設置しました。

我が家では、10年ほど前から、エコキュート(EcoCute)を使用していました。エコキュートとは、CO2を冷媒とするヒートポンプ給湯機です。 フロンや代替フロンでなく、自然界にあるCO2を使用するので、環境に対する影響が極めて少なく、東電の「電化上手」というプランを利用して、電気代の安い深夜(夜11時〜朝7時)に湯を沸かすので、電気料金が抑えられるはずでした。 ところがここに盲点がありました。 電化上手は、夜間(23〜7時)は12.25円、朝晩(7〜10時と17〜23時)は26.01円と割安ですが、昼間時間(10〜17時)の電力量料金は、夏季が1kWhにつき38.72円、他季が31.73円で、昼間は高額なのです。 特に、夏季の日中はエアコンを付けたままにしておくことが多いので、かなり高額になってしまいました。この結果、思ったほどの電気料金の削減にはなりませんでした。この為か、電化上手の新規受付は2016年3月31日で終了し、代わりに?、スマートライフプランというものになっていました。 こんなわけで、東電の電化上手の契約をやめ、エコキュートも設置から10年経過し、ローンを払い終え、保証期間も過ぎたことから、エコキュートに替えて、エネファームを買うことに決めました。 また、エネファームにすることでガスの使用が主体になることに加え、電気料金とガス料金を一括で支払うと割引が受けられるということから、東京ガスの「ずっとも電気1+セット割」というプランを契約しました。

我が家に設置したエネファームは、燃料電池ユニット(アイシン精機製)と、熱源機(ノーリツ製)から成ります。 燃料電池ユニットで、都市ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させ発電し、分電盤に電気を送ります。この時発生した熱でお湯を沸かし、タンクに貯めます。 熱源機では、都市ガスでお湯の温度を調節して、風呂や蛇口や床暖房に配湯します。 分電盤には、東京電力からの電気も来ていますが、電力使用量が700W未満の場合は、エネファームからの電気が使用され、700Wを超えた分だけ東京電力からの電気が使用されます。 まだ使い始めたばかりなので、電気料金がどのくらい減り、ガス料金がどのくらい増えるかわかりません。合計でどの位節約になるか、数か月様子を見てみようと思っています。
   

エネファームの燃料電池ユニット

エネファームの熱源機

エネファームの浴室リモコン


エネファームの仕組み

注)エネファーム仕組み の図は「アイシン精機」のHPよりお借りしました。

【山口's HP TOPへ戻る】