【トップページへ戻る】

ブルートゥース・ハンズフリー電話   (2005.9.18)

ブルートゥース(Bluetooth)は、Ericsson社、IBM社、Intel社、Nokia社、東芝の5社が中心となって提唱している携帯情報機器向けの無線通信技術で、ノートパソコンやPDA、携帯電話などをケーブルを使わずに接続し、音声やデータをやりとりすることができます。
私はトヨタ・プリウスを使用していますが、トヨタが可能な限り「未来」を詰め込んだクルマというだけあって、セルシオなど一部の高級車と同様に、すぐハンズフリー電話が導入できるようになっています。車載カーナビのモニタにブルートゥースが内蔵され、オーバーヘッドコンソールには電話用のマイクが埋め込まれており、ステアリングにも電話のON/OFFのスイッチがついていて、ブルートゥース機能付き電話機があれば、ワイアレス接続で、すぐハンズフリー電話の機能を実現できるようになっています。
最近の第3世代携帯電話にはブルートゥース機能を搭載しているものが増えてきました。私も先日携帯電話機を替えましたが、この電話機(Vodafon903SH)にもブルートゥースを内蔵しています。
そこで、携帯電話と車載カーナビのハンズフリー機能を利用して、ハンズフリー電話を実現してみました。携帯電話の側の設定は、ブルートゥース機能をONにしてやるだけです。
携帯電話を持って運転席に座り、スターターを押してハイブリッドシステムが立ち上がるとすぐに、「ピッ」と鳴ってカーナビのモニタに「Bluetooth携帯電話と接続しました」とメッセージが出ます。これで車内のハンズフリー電話が携帯電話と無線で繋がりました。あたかも、WindowsのPCにUSBメモリを刺したとき「USB機器が使えるようになりました」と出るのと似ています。尤もトヨタのネットワークサービス(G-BOOK)の車載端末のOSはWindowsCeとのことですから、このメッセージからするとプリウスのナビのOSもWindowsCeなのかもしれません。 ハンズフリー電話は、運転中に電話がかかってきたときはとても便利です。携帯電話だと運転中に手に持って操作することは違反ですから、必ず車を止めなければなりません。高速道路を走っている時はなかなかとめられず、そのうちに電話が切れてしまいます。ハンズフリー電話ですと、ステアリングのスイッチをオンにするだけで、すぐ相手に応答できます。尤も、走行中の通話は危険なので、その時は「こちらから、かけ直します」と言って車を止めて、改めて電話をするようにしています。 音質は携帯電話で直接受ける時より劣りますが、相手の声を聞き取るには十分の音質です。相手側もとりたてて不満はないようです。
電話をかけるときは、直接電話番号を入力するか、電話帳から相手を選ぶかを選択できますが、車上から直接電話番号を入力することは難しく、通常は電話帳を使います。この電話帳は、携帯電話の電話帳から相手の名前と番号を送信して使う形ですが、一件ずつしか送信できないのが不便。尤もこれは携帯電話の方の問題ですが・・・、電話帳に登録した相手すべてを一気に送付できると有り難いです。
なお、このカーナビは、G-BOOKサービスを使うときや、電話をかけるとき、音声で指示もできるようですが、まだ試してはいません。ただ、本当に音声認識機能が必要なのか、??ですが。

愛車プリウスでの「ブルートゥース・ハンズフリー電話」
ステアリングの電話スイッチ          電話帳の画面        ブルートゥース付携帯(V903SH)