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コンポジットからHDMIへのコンバーター     (2017.2.23改)

ソニーのウォークマンは、カセットテープ→CD→MD→HDD→メモリータイプと進化し、私は、HDD以外全てのタイプのウォークマンを使いましたが、 現在手元に残っているのは、メモリータイプのSシリーズとZシリーズのみです。 このウォークマンを愛車(プリウス30型)のカーナビのAUX端子に繋いで音楽を聴いていました。
先日、プリウス(30型)を新型のプリウス(50型)に替え、ディーラーオプションのカーナビ(DSZT-YC4T)を装着しました。 この際、映像・音声の外部入力端子はオプションで、アナログのコンポジット入力かディジタルのHDMI入力のいずれかの選択になっていました。 そこで、コンポジットよりHDMIの方が映像・音声ともに優れているし、MHL接続(Mobile High-definition Link)でスマートフォンの画面を表示するなど、HDMI接続の方が将来性をがあると考えて、ディジタルのHDMIを選択しました。
この結果、HDMI接続が可能なZシリーズのウォークマンは映像・音声とも再生できますが、HDMI接続のできないSシリーズのウォークマンでは、プリウス(30型)の時のように音楽を再生出来なくなってしまいました。 そこで何とかSシリーズのウォークマンを繋げられないものかとネットを探したところ見つけたのがこのコンポジットからHDMIコンバーターです。 この商品は、RCA方式での入力をHDMI方式に変換してHDMI端子に出力するものです。なお電源は5VのUSBです。 ウォークマンの音声出力をコンバーターの音声入力端子(赤・白)に繋ぎ、コンバーターの出力をカーナビのHDMI入力端子に繋ぎます。映像入力端子(黄)には何も繋ぎません。 これで、ウォークマンの音楽をカーナビのHDMI入力端子を経由して、車のスピーカーから聞くことが出来るようになりました。
HDMI接続のできるSONY Zシリーズのウォークマン(NW-Z1050)は、HDMIケーブルでカーナビのHDMI入力に繋いであるので、映像と音声をカーナビから再生することができます。 また、最近買ったJUSTSYSTEMのメディアプレーヤー(Media Wave nano)も、HDMI入力に繋いで、同様に映像と音声をカーナビから再生することができます。 ただ、このカーナビは、走行中は地図の画面になっていて映像は見られず、停止してパーキングブレーキをかけた時のみ映像を見れる仕様なので、 見ることができる機会は限られます。走行中でも見れるようにする部品がネットで売られていますが、私はそこまで安全運転を犠牲にして見ようとは思わないので、買うつもりはありません。

なお、映像と音声の出力のウォークマン(NW-Z1050シリーズ)とJUSTSYSTEMのメディアプレーヤーから映像と音声、他の4台の音声出力のみのウォークマン(S730シリーズ)から音声を、HDMIの切替スィッチで切り替えてカーナビから再生しています。
  右の画像は、下に置いたNW-Z1050の画面をナビに映し出したものです。
ただし、4台の音声出力のみのウォークマン(S730シリーズ)と、映像と音声の出力のZシリーズのウォークマン(NW-Z1050)やメディアプレーヤー(Media Wave nano)で、同じ音楽を再生してみると、S730シリーズよりもNW-Z1050やMedia Wave nanoの音の方がはるかにクリアーで美しいのです。 おそらく、S730シリーズの方は、音声出力端子からのアナログ音声をコンバータでHDMI用にディジタル変換してカーナビのHDMI入力端子に送り込んでいるのですが、NW-Z1050やMedia Wave nanoはHDMI出力端子が付いているので、もともとのディジタル音声をそのままカーナビのHDMI入力端子に送り込むことができ、音の劣化がないからなのでしょう。 それにしても、これほど音に差が出るとは思いもよりませんでした。雑音はないけれど高音も低音も抑えられてFMラジオの音と同じくらいなのです。S730シリーズのウォークマンの方がNW-Z1050よりかなり古い製品なので元の音もいくらか良くないのでしょが、それより、コンバーターでアナログからディジタルへ変換するときの劣化の方が多いのでしょう。 このコンバーターは、約1000円という安価なものなので、「安かろう悪かろう」で、音が悪いのもしょうがないと思って諦めています。

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