【トップページへ戻る】

箱根ラリック美術館 (Lalique Museum,Hakone)      (2007.11.12)

11月11日の日曜日、妻と二人で、箱根ラリック美術館へ行ってきました。この美術館は、箱根仙石原に2005年3月にオープンした新しい美術館で、 1万3000平方メートルの敷地内には、美術館の他に、レストラン、ショップが併設され、クラシックカーやオリエント急行のサロンカーも展示されています。
 
愛車プリウスで東名高速道路を走り御殿場ICを出て、乙女峠を越えて仙石原の箱根ラリック美術館に入ったのが11時半頃。まずレストランLYSで昼食をとりました。 芝生と木々に囲まれたオープンテラスが約120席、室内が約100席というこのレストラン、室内も3面がガラス張りで、明るい日差しが差し込み、ゆったりとした雰囲気です。到着する少し前まで雨が降っていて、やや肌寒く感じたので、私達はテラスには出ず室内にしましたが、テラスで食事をしている人も幾組かありました。食事をとっているうちに太陽も出て暖かくなってきたので、テラスを選んだ人は、さぞ、きれいな空気に包まれた素敵なひとときが過ごせたに違いありません。
料理は、「秋のセットメニュー」というランチセットを注文しました。若鶏のワイン煮込み、エストラゴンの香草パン粉添えマセラシオンソース&秋鮭のフリット 香味野菜添え+地元野菜と季節の香りサラダ+天然酵母の朝焼きパンと季節の香りバターというもので、昼食としては、やや贅沢かなとも思いましたが、さっぱりとした味で美味しかったです。
 
食事後、美術館へ。フランスのガラス工芸家ルネ・ラリック(1860〜1945)の作品を約1,500点所蔵し、その中から選りすぐられた230点が常時展示されているそうです。香水瓶や花器が整然と並ぶコーナーを中心に、彼が後半生に制作した建築装飾まで、幅広く紹介されていました。
 
この美術館のもう一つの目玉として、"LE TRAIN"と題したオリエント急行のサロンカーの展示があります。実は、鉄道好きの私にとっては、これを見るのが一番の目的でした。1930年頃から2003年まで実際にオリエント急行のサロンカーとして使っていた車両を、船でフランスから運び、トレーラーで急カーブが続く乙女峠を一晩かかって仙石原まで持ち上げ、美術館オープンと同時に公開したそうです。 壁面には、ラリックが1928年に制作したという150枚ものガラスのレリーフが埋め込まれ、豪華なソファーやテーブルも、実際に使われていたものだそうです。 コーヒーとデザートを食べながら、解説者の話に耳を傾け、しばし、オリエント急行の豪華列車に乗ってヨーロッパを旅している気分を味わいました。
 
ショップのおすすめ品は丹波産の寒天使用した「ジェラティーナ・エスト」というゼリーだそうで、フルーツとエスプレッソの二種類があり、イギリスの画家"ウイリアム・モリス"のデザインした洒落たパッケージに入っています。お土産に幾つか買い求めました。
 
美術館の入場料は1,500円、レストランのセットメニューは1,900円、それに"LE TRAIN"の"乗車料"が2,100円で、全部あわせると、一人5,500円で、安くはありませんが、箱根の自然の中で、妻と二人で、しばし優雅な素敵な時間を過ごせました。

美術館やレストランの周りの木々は紅葉が綺麗でした。
レストラン LYSのオープンテラスと室内
レストラン LYSのランチセット
オリエント急行のサロンカー"LE TRAIN"
クラシックカーの展示               ウィリアム・モリス デザインのパッケージ

【トップページへ戻る】