プリウス用アクセサリーのカタログを見ていたら、ディーラーオプションのメッキサイドガーニッシュが目に付きました。 プリウスはやたらと多いので、差別してスーパーなどの駐車場で見分けやすくするのに良いかと思ったのです。 ただ、税込43,050円という値段は、あまりに高いということで、ネットを探したら、同様な製品がいくつか見つかりました。 この中で、米国のプリウス用として売られていた Lower Rocker Mouldingsというものが、材質、形状がほぼ同じようで、値段が安い上、 「HYBRID」のロゴの付いていてカッコいいので、こちらを選びました。

インターネット通販で購入した価格は25000円。パッケージ＆説明書には、TOYOTA genuine parts「 PRIUS Lower Rocker Mouldings」Made in USAとなっていて、米国用プリウス向けのUSトヨタ純正品のようです。

装着は、両面テープをはがして貼るだけですが、位置決めには少し大変。 説明書には、Lower Door Edgeから2.5mm、Front DoorとRear Doorの中央部からそれぞれ1.0mmとなっていましたが、 私の好みでドア下端から7mm程度にして、フロントとリアの高さを揃えてガムテープで仮止めしてから、両面テープをはがして慎重に貼りました。 つや消しのアルミ調が、ドアボトムに上品なアクセントになって、なかなかいい感じです。 ドアの中ほどには緩衝用のメッキモールを貼ってあったので、 クドクなりはしないかと気になっていましたが、渋くほど良い輝きで、心配するそれほどでもありませんでした。

ところで、走ってみて、思いのほか車内が静かになったと感じたのです。もともとプリウスの車内は静かですが、Lower Rocker Mouldingsを取付けた後は、 さらに静かに感じました。 おそらく、Lower Rocker Mouldingsを付ける前は、プリウスのドアの鉄板はとても薄いので、車の振動でドアが振動してわずかな騒音を発し、それが車内にこもっていたのでしょう。 このLower Rocker MouldingsはABS樹脂でガッチリと出来ているので、これを付けたことでドアの振動が抑えられ騒音が減少したと思われます。 逆に言うと、こんなことで振動が防げるくらいプリウスのドアの鉄板が薄く柔くできていることが露見してしまったとも言えます。 燃費向上を重視して車体を軽くするためとはいえ、ちょっとやり過ぎという感じもします。

ともあれ、Lower Rocker Mouldingsを付けると静かになるとはカタログにも書かれてないし、思いもよりませんでした。 単なる装飾のために取付けたLower Rocker Mouldingsが、静けさ向上に一役かってくれたとは、うれしい誤算でした。