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PCのオーディオデバイスとしてのSOTECのミニコンポ     (2003.11.23)

今年(2003年)の3月、約一万円という安値で買ったSOTECのミニコンポ「VH-7PC」、最近では、USBでPCと繋いで、PC音源を聴くのに活躍しています。 販売はSOTECですが、製造はケンウッドということで、音響メーカーとして作りがしっかりしているのでしょう、使い込むほど音が良くなってきたのには驚きです。
20W+20W のCD/FM・AMチューナー一体型アンプは、小音量時には自動で純A級動作。2ウェイスピーカーととても相性が良いようで、静かにモーツァルトの室内楽を聴くときの音のよさは抜群です。 これで、一万円とは本当に安い買い物だったと思います。
 
私は、CDで180枚のフィリップスのモーツァルト全集をMP3フォーマットに変えてHDに取り込んでライブラリにしています。PCからUSBでこのコンポに 繋いで聴いていますが、PCからオーディオコードで繋ぐより遥かに美しい音で聴けます。
  
  
−− USBケーブル −−
  
スピーカーは11cmウーファ、2.5cmツイータの2ウェイバスレフ式。紺色のボディと、木目の見える前面フェイスとのバランスが良く、さらにウーファ、ツイータ、バスレフポートがアクセントになって良いデザインだと思います。 私は、部屋の関係で天井の近くに左右1.5メートル位はなしてセットしてありますが、仕事をしながら、モーツァルトの音楽が頭上より降ってくるのは、 気持ちの良いものです。小音量ですから、アンプは、たいてい純A級で動作していると思います。シャープながら、しっとりと聞かせるような音質です。スピーカーのバスレフポートが前面についているためか、サイズから考えると低音の迫力もそこそこで、しかも中域、高域もよく表現されています。モーツァルトのピアノ協奏曲などは、見事にピアノが浮き上がって、とてもよい雰囲気です。 楽器のセパレーションが良く、弦楽器、管楽器それぞれの特徴も良く再現できているようです。 コンパクトなボディで純A級動作をさせるので、本体に廃熱ファンが付いていますが、わずかにファン音が気になるという程度です。
 
一言で言えば「かなりグレードの高いミニコンポ」だと思います。USB接続してPCのオーディオデバイスとして活用でき、スタンドアロンでも使用でき、一万円以下で、この音が得られるなんて信じられないくらいです。 当初は「次のシステムまでの繋ぎ」やサブシステム程度と考えていましたが、どうしてどうして、十分にメインシステムとしても使えます。

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