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HDDをつけて単体で映像再生ができるMovie Tank II   (2005.12.4)

アイ・オー・データ機器の「挑戦者」ブランドの製品である“Movie Tank II”を買いました。「挑戦者」ブランドは、通常のアイ・オー・データ機器の製品と違い、説明書に「アイ・オー・データ機器へお問い合わせいただきましてもご回答は一切いたしません。」と書かれている通り、初期不良交換以外、メーカーのサポートが一切ありません。障害が起きても全て自分で解決しなければなりません。
今回購入したのは、外付けのUSB2.0対応HDDケースに、MPEG-1/2/4のビデオ再生機能やオーディオ再生機能などを搭載した製品です。3.5インチの内蔵型HDDを組み込んで使用します。ビデオ再生機能が搭載されているので、通常はUSBでパソコンに接続して録画した番組の保存先として利用しておき、録画番組をみたいときはパソコンから外してビデオケーブルでテレビにつないで大画面で楽しむといった使い方ができます。購入時にはHDDが付いていないので別途用意する必要があります。私は、PCに接続しバレエの映像を収録していた120GBのIDEのHDDを外してセットしました。
本体は小型のオーディオコンポをイメージさせるシンプルなデザインで、前面には操作ボタンほか、液晶パネルが付いています。カバーを開いてHDDを装着するのですが、HDDは本体にネジ止めする必要があるし、カバーの開閉が面倒で、もう一工夫ほしい気がしました。背面には、USB端子、電源のほかに、S端子、ビデオ端子、音声出力端子を装備していますが、ビデオ端子と音声出力端子は3.5mm径の専用のケーブルしか接続できません。これも不親切です。なおS端子ケーブルは市販のものを利用できます。
 
装着したHDDには、バレエの映像ファイルが入っているので、そのまま再生できました。Movie Tank IIは、MPEG-2の映像ファイルに対応し、ビットレートは最大8Mbpsまでとなっていますが、15Mbpsの高ビットレートのMPEG-2ファイルも問題なく再生できました。バレエの激しい動きも、コマ落ちすることなくスムーズに再生できました。我が家には、ネットワークメディアプレーヤー“LinkTheater”があるので、ついこれと比べてしまいますが、動画の再生の操作は、圧倒的には“Movie Tank II”のほうが快適です。“LinkTheater”は早送りが最大4倍速ですがDVDプレーヤ並に32倍速まで可能です。次・前チャプターへの移動、早送り・早戻し(8/16/32倍速または1/5/10/15分)、字幕切り替え、音声切り替え、フルスクリーン表示等の機能としては、DVDプレーヤーと同等です。
 
価格はメーカー通販価格で1万5800円位ですから、ネットワークメディアプレーヤーや最近のDVDプレーヤーに比べるとやや高い気がしないでもありませんが、USBでPCと繋いで映像ファイルを収容しておき、DVDプレーヤーと違い、鑑賞時にはDVDをセットし直す手間がないので操作が快適なのが嬉しいです。
(USBケーブル)
Movie Tank II
(ビデオケーブル)

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