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Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、国鉄DF40形ディーゼル機関車です。
DF40は、川崎車両と川崎重工が共同で設計・試作をしたC-C形の電気式ディーゼル機関車で、
ドイツのMAN社との技術提携により完成した川崎重工製の1,200psのV6ディーゼルエンジンを搭載していました。
ディーゼルエンジンで発電してモーターを回して走る電気式のディーゼル機関車です。
当時の国鉄車両には珍しく、側面の丸窓と鮮やかなブルーに黄色の帯が入った車体でした。
試作機でしたが、その後DF91へ改称、重連総括制御装置や貫通扉取り付け改造や、茶色を経て朱色とグレーのディーゼル標準色へと塗装の変更がされ、
1975年まで四国で試作機としては比較的長い活躍をしました。
ただ、3動軸構成の台車による軸配置C-C構成は、通常の中間台車に横動する2動軸の軸配置B-B-B構成に比較して軽量化が可能な反面、
曲線通過時に中間軸が線路側面に与える横圧が大きいので、運用線区によっては軌道の強化が必要になることもあって敬遠され、
これ以降の機関車は皆B-B-Bの軸配置が一般的になり、C-C構成の機関車は作られなくなってしまいました。
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丸み尾帯びたブルーの車体の側面には丸窓が付き、動輪のC-C配置といった個性的なところが好きで、この模型を前々から欲しかったのですが、
偶然インターネットオークションで見つけて衝動買いをしてしまいました。
購入したのは、マイクロエースの製品です。
6輪全てが駆動輪で、モーターはウォームギヤで第1動輪から第6動輪まで全てを回します。
第2動輪の左と第5動輪の右の車輪にトラクションタイヤが付いています。
レールとの粘着力が高く、約5/100の勾配でも登れますが、軽いので24系客車3輌連結位が限界です。
マイクロエースの製品はED73に次いで2台目ですが、いずれも丁寧な作りで好感を持っている製品だけに、重量が軽いのが残念です。
また、急なカーブが曲がりにくく、カーブのきつい山岳ループは脱線しやすく、ややきつい田園系のレイアウトでもたまに脱線します。
カーブの緩い都会のレイアウトだけでしか満足に走れないのは、動輪のC-C配置の宿命とはいえ、残念です。
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Nゲージ:国鉄DF40形ディーゼル機関車 | |
メーカー/購入時期 | マイクロエース(品番:A8190)、2014年購入 |
動力ユニット | ウォームギアによる前後台車駆動、フライホイール搭載 |
動輪の仕様 | 動輪6軸12輪の全てが駆動輪、第1動輪の右、第6動輪の左にトラクションタイヤ装着 |
付属設備等 | 前後に連結用アーノルドカプラー付き |
全長・重量 | 全長:105mm(連結用カプラー装着状態)、重量:60g |
12系客車を牽いてトンネルを出るDF40 |
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