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Nゲージレイアウト:車両紹介(9):国鉄ED61形電気機関車   (2014.5.18)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、国鉄ED61形電気機関車です。 ED61形電気機関車は、日本国有鉄道(国鉄)が急勾配が連続する中央本線八王子 - 甲府間の輸送力増強のために1959年頃に製造した直流電気機関車です。 当時としては電力回生ブレーキを装備した新鋭機関車でしたが、2両を連結して重連運転した際に回生ブレーキの不具合が多発した為、単機で代替できる大出力のEF64形が灯移入されると、 DE16形は持て余される存在となってしまいました。 1974年頃から、軸重軽減の為に従輪の増設改造を行って低規格な飯田線には入線できるようにし、ED62形として、飯田線の旧型電気機関車と置き換わり、 貨物列車の牽引に使われましたが、1997年に飯田線貨物列車(石油輸送)が廃止となり、全機が廃車となりました。

ED61の実機の最初の車体色は茶色で、その後全て青色に塗り替えられたのですが、このED61の模型(品番:2138)は初期の茶色塗装です。 ED75(品番:2101)と同様に、モーターの動力の駆動輪への伝達は、スプリングウォームですが、ED75のようにうるさくありません。 フライホイールがついていないことが気づかない位、結構滑らかな走行です。 何より、ED75に比べ消費電力が少ないこと。ED75は、パワーパックのダイヤル一杯出ないと、きつい勾配を登れないのですが、ED61はダイヤルの半分位でも楽に登れます。 また、駆動輪:4軸8輪のうちの2輪にトラクションタイヤがついていて、車体が軽い割りにスリップが少なく、カーブがきつく勾配の大きい山岳系レイアウトでも、 5台位の貨車を連結してスイスイと走ります。ただ多くの車両を連結すると、重いED75に比べるとカーブで脱線しやすくなるので、消費電力との兼ね合いですが、 もう少し重くする方が良いと思います。

30系客車を牽いて高架橋を渡るED61

ED61牽引の貨物列車


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