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Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、国鉄EF81形300番台電気機関車です。
EF81電気機関車は、昭和40年代に異なる方式で電化された日本海縦貫線用に、
50Hzおよび60Hzの交流電化区間と直流電化区間を直通して走行できる三電源方式の電気機関車として 登場した交流直流両用電気機関車です。
300番台は、関門トンネル用の特殊仕様車で、海水が滴下する高湿度環境の区間で用いるため、
腐食防止対策として車体外板は無塗装のステンレス鉄板になっていて「銀釜」と呼ばれました。
当初は単機で旅客列車を牽引していましたが、重連総括制御装置を追設して重連運用を可能にして貨物列車も牽引し、老朽化したEF30形電気機関車の切替にも使用されました。
機関車牽引の旅客列車が減少し、EH500形電気機関車やEF510形電気機関車の出現により淘汰が進行していますが、今でもJR各社で長距離の寝台や貨物列車の牽引に活躍しています。
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この模型は、TOMIX製ですが、インターネットオークションで買った30年前に発売の中古なので、トワイライトエクスプレスの模型で使用しているEF81より旧式です。
モーターの動力はスプリングウォームのようで音が大きく、最近のNゲージでは常識になっているフライホイールもついていません。
第1動輪と第6動輪のそれぞれ片方の車輪に滑り止めのトラクションタイヤが付いていますが、ゴムが劣化して効果がないようだし、
重量も100gと軽く、牽引力が弱く、約5/100の勾配がある都会の鉄道のループのレイアウトでも、客車を3両連結するのが限界のよう。
中古のジャンク品を買ったので仕方がないでしょう。
3台の台車に6軸の動輪が付いていますが、前の台車の2軸と後の台車の2軸が駆動輪で、中央の台車の2軸はダミーです。
中央の台車はコイルスプリングを使って圧着しているのが脱線防止に役立っているようで、自重で線路に圧着しているEF65形 1000
より脱線し難く感じます。
EF81形300番台には20系や24系のブルートレインが良く似合うのですが、先に書いた通り、ジャンク品のこのEF81は牽引力が弱くて客車をあまり連結できません。
比較的軽い50系客車を牽かせています。
関門トンネルでEF30と併用していた頃は、EF81形300番台とEF30形の重連もあったそうなので、
いつかEF30形を購入して、EF30との重連で長編製の客車を牽引させたいと思っています。
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Nゲージ:国鉄EF81形300番台電気機関車 | |
メーカー/購入時期 | TOMIX(品番:2104)、 2015年購入 |
動力ユニット | ウォームギアによる前後台車駆動、フライホイール非搭載 |
動輪の仕様 | 動輪6軸12輪のうち駆動輪:4軸8輪、中間の2軸4輪はダミー、2輪にトラクションタイヤ |
付属設備等 | 走行時前照灯・尾灯点灯、前後に連結用アーノルドカプラー付き |
全長・重量 | 全長:125mm(アーノルドカプラー装着状態)、重量:100g |
EF81形300番台電気機関車 |
50系客車を牽いて高架橋を登るEF81形300番台電気機関車 |
走行動画 |
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