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Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、上信電鉄デハ200形電車です。
上信電鉄は、群馬県の高崎駅 - 下仁田駅間、約34キロの鉄道です。
デハ200形電車は、上信電鉄が輸送力増強や車両の近代化を目的に自社発注した同社初のカルダン駆動車です。制御電動車のデハ200形と制御車(制御付随車)のクハ300形の2両編成で運転されています。
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富岡製糸場が世界遺産の候補に挙がったとき、このデハ200形が「世界遺産レンガ列車」という愛称で、世界遺産登録の応援に活躍しましたが、
老朽化が進んでいることに加え、大部分が非冷房車であることから、西武から移籍した500形や自社新造車7000形などへの置き換えが進められ、
1次車(1964年製造)は2013年に全廃され、2次車(1967年製造)もデキ1形の牽引するイベント臨時列車の客車として使われる程度のようです。
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私は「世界遺産レンガ列車」で使われたコーラルレッド(サーモンピンク)のデハ200形が好きで、
TOMYTECの鉄道コレクションの
ディスプレイモデルを持っていたので、
これに動力ユニットを付けて自走できるようにしました。このモデル用の動力ユニットはTOMYTECで販売していますが、
インターネットオークションで、20m級のグリーンマックス(エンドウ製)の旧式動力ユニットNo.561-1 DT24(東武用)が低価格で手に入ったので、これを付けて走らせることにしました。
取り付けるには、車体と動力ユニット双方に多少加工が必要だったけれど、何とか取り付けることができました。
この動力ユニットは現在は販売されておらず、修理も終了している骨董品的なものですが、取り付けてみると動作音はやや大きいけれど結構良い。
20m級車体なので、カーブが多く勾配のきつい山岳系ループのレイアウトは走れないけれど、田園のループや都会のループは走れます。
グリーンマックス製の動力ユニットは当たり外れが多くて、あまり良いイメージがないのですが、むしろエンドウへOEMしていた旧式の製品の方がダイキャストで頑丈に作られていて、製品管理もしっかりしているような気がします。
なお、デハ200形をはじめ上信電鉄の自社発注車は、運転席が右側にあるのが特徴です。比較的最近までタブレット交換を行っていた名残だそうです。
この模型でも正確に右側に表現されています。
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Nゲージ:上信電鉄デハ200形電車 | |
メーカー/購入時期 | TOMITEC(上信電鉄デハ200形)、 2014年購入(車体)、(動力ユニットは2015年購入) |
付属設備等 | 連結部:アーノルドカプラー、先頭:ダミーカプラー |
全長・重量 | 全長:各車140mm(カプラー装着状態)、重量:100g(M車)、30g(T車) |
備考 | デハ204(M車)、クハ304(T車) 動力ユニット:グリーンマックス(エンドウ製)の旧式動力ユニット No.561-1 DT24(東武用) |
富士急行1000形電車(1206編成) 奥から、デハ204、クハ304 |
グリーンマックス(エンドウ製)の旧式動力ユニット No.561-1 DT24(東武用) |
山の駅を出る上信電鉄デハ200形電車 下は西武鉄道2000形 |
走行動画 |
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