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Nゲージ:車両紹介(57):京王電鉄5070系電車   (2015.3.13)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、京王電鉄5070系電車です。 京王電鉄5000系電車は、かって新宿から八王子・高尾方面と多摩センター・橋本方面へ向かう京王線で使われていた18m級の通勤型電車で、前面貫通扉付きの端正なフロントマスクに、アイボリー色の地色に窓下のえんじ色のラインの美しい塗装の車体でした。 1963年に登場した5070系電車は、カルダン式駆動車が殆どの5000系の中でも古いタイプで、車体は新製ですが、主電動機や台車は2700系から流用した吊掛駆動の車両だったそうです。 5070系電車は、最初デハ5070形及びクハ5770形でしたが、その後5000系との番号重複の恐れが出て来たため5100系と改称されました。 なお、日本の鉄道は、JR在来線などの1067mm(狭軌)と新幹線や多くの私鉄の1457mm(標準軌)がほとんどですが、京王線は珍しい1372mm(馬車軌間)です。 これは都電荒川線や東急世田谷線と同じ軌間で、京王線が路面電車から発展した路線だからそうです。 現在は1457mmの京成電鉄や京浜急行電鉄も、以前は1372mmの時代があったそうです。 ちなみに同じ京王電鉄の井の頭線は1067mmです。

私は、多摩センターへ行くとき、この5000形によく乗って愛着があったので、5070形の動力無しのディスプレイモデルを持っていたのですが、 これに18m級車両用の動力ユニットを装着して走るようにしました。 模型の4両のうち2両は冷房付き車両ですが、実機では1968年の5718・5119編成から冷房装置を搭載したそうなので、初期の形式と後期の形式の混合編成という実際にはなかった編成です。 模型だからできた独自の編成です。 このモデル用の動力ユニットはTOMYTECで販売していますが、たまたまインターネットオークションで、 「グリーンマックス製の動力ユニット」(多分グリーンマックス 5614 動力ユニット KW77(灰色) 18m級用)を格安で購入できたので、 これを取り付けることにしました。動力ユニットに対して車体の高さがやや低く、天井部分を削ったりして取り付けるのには苦労しましたが、取り付けた結果はとても良い。 動作音はやや大きいけれど、あまりギクシャクせずにスイスイと走ります。トレーラーの牽引も問題なく、カーブが多く勾配のきつい山岳系ループのレイアウトでも脱線しません。 グリーンマックス製の動力ユニットは、インターネットでは、アタリハズレが多いと評判が悪く、良いイメージがなかったのですが、見直しました。 ただ、片方の台車が本体から外れやすいので、車体をケースへの出し入れの時には注意が必要です。中古品なので仕方ないでしょう。


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