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Nゲージレイアウト:車両紹介(18):北三陸鉄道36系気動車(お座敷車両)   (2014.6.14)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、北三陸鉄道36系気動車(お座敷車両)です。 NHKの朝ドラ「あまちゃん」で登場したお座敷車両の実車は、36-110形気動車の車内を改造した36-2110形気動車で、 「さんりく・しおかぜ」の愛称で三陸鉄道北リアス線で運行されましたが、お座敷車両に新型の36-Z1形「さんりく・はまかぜ」が投入されたため、現在は使われていません。 なお、原型の36-100形グループの気動車は、第三セクター鉄道各社が低コストなレールバスタイプの軽快気動車を多く導入したのに対し、 全長以外の規格・接客設備等が国鉄形気動車に近い規格で製造されたということです。

この模型は、動力のないトレーラー車両なので、このままでは単独走行はできません。 「TOMIX0660三陸36形用・TS-004/0660」という動力ユニットを付けて走らせることができます。 ただこれは、昔ながらのトミックス特有のスプリングウォーム動力なので、一応安定した走りを見せるものの、フライホイールがないので超低速は苦手だし、音が大きい。 このため、この動力ユニットを買うことをやめ、 三陸鉄道36-500形気動車に連結して走らせることにしました。 36-500形は軽快気動車仕様なので、36-2110形より若干幅が狭いのですが、同じ18m級で全長はほぼ同じなので、連結したときの見た目のバランスはおかしくはありませんでした。

三陸鉄道36-500形気動車は、TOMYTECのディスプレイモデルに「Nゲージ動力ユニットTM-23<18m級C>」 を組み込んだものですが、やや軽いのでレールとの粘着性を増すために、動力ユニットにガムテープでウェイトを貼っておきましたが、 これが効いているらしく、お座敷車両を連結してもスリップせずに急坂を上れました。なお、お座敷車両も車両の前後が軽く感じたので、前後にウェイトを乗せました。 スプリングウォームではなくウォームギアなので動作音は静かですし、フライホイールを装備しているので、ギクシャクせずにスイスイと走りました。 三陸鉄道36-500形気動車を動力車とし、お座敷車両をトレーラーとして、連結して走らせたのが正解でした。 それにしても、「あまちゃん」ブームにつけこんで、売れ残った旧仕様の動力ユニットを処分してしまおうというメーカーの姿勢は、疑問に思います。 TOMYTECでフライホイール付きウォームギアの新仕様の動力ユニットを販売しているのですから、こちらをこのお座敷車両に合うようにして販売するほうが良心的だと思います。


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