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Nゲージ:車両紹介(28):国鉄485系電車(5両編成+1)   (2014.9.11)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、国鉄485系電車です。 1950年代半ば以降、国鉄は地方線区の電化に交流電化を推進したため、従来からの直流電化区間との直通運転への対応するために、直流・交流50Hz・60Hzの全ての区間を運行できる特急用車両として1968年に登場したのが、485系電車です。 485系初期型の先頭車(クハ481形)は、151系「こだま形」の流れを引き継いだボンネットスタイルでした。 1972年からの中期型の先頭車は将来予想される分割・併合運転を考慮しボンネットを廃止して「電気釜」と呼ばれる高運転台形状の前面貫通形でした。 その後、分割・併合運用の必要性が減り、隙間風の問題もあったことから、1976年以降の後期型の先頭車では、この貫通扉が廃止されました。

この模型は、初期型のクハ481-104、モハ484-88、モハ484-29、モハ485-29、クハ481-107と、 ボンネットタイプの先頭車2両と中間車3両の初期型の5両編成です。もう1両、電気釜タイプの先頭車(後期型のクハ481-1023)もあるので、 ボンネットタイプの先頭車に替えて、初期型の中間車3両をはさんで、ボンネットタイプの先頭車と、非ボンネットタイプの高運転台形状の先頭車を、一つの編成で一度に楽しむこともできます。 5両連結でも田園ループのカーブや坂もスリップもせず軽快に走り、同じ20m級列車でもスプリングウォーム駆動でトラクションタイヤなしの 国鉄キハ28・58形気動車の列車に比べると、 低速時の走行安定性は雲泥の差です。比較的新しい製品で、フライホイール装備のウォームギア駆動で、トラクションタイヤも付いているからなのでしょう。


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