【山口's HP TOPへ戻る】

Nゲージ鉄道模型:車両紹介(90):弘南鉄道1521系電車、南海電鉄1521系電車   (2016.7.15改)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、弘南鉄道1521系電車と南海電鉄1521系電車です。
南海1521系は1950年代末に登場した21m級車体の全鋼製電車で、客用扉は片開き式で片側4ヶ所でしたが、主電動機は旧式の吊り掛け駆動で、主に普通列車に使用されました。 当初は600V用でしたが、1970年台に南海線の架線の電圧が1500Vに昇圧されたので、1500V対応に改造され、1995年まで使われました。

弘南鉄道線は、青森県の弘前駅から黒石市の黒石駅を結ぶ弘南線と、中央弘前駅から青森県南津軽郡の大鰐駅を結ぶ大鰐線から成る鉄道路線です。 弘南1521系は1995年に混雑時の輸送力増強用として元南海1521系を譲り受けたもので、弘南線と大鰐線で運行されました。 1521系の約半数は運転台を増設して両運転台となり、単行運転に使用できるようになりました。 窓下に白帯を加えただけの南海電鉄と同じ塗装で人気がありましたが、4扉のため寒冷地での車内保温に適さず、旧式の吊り掛け駆動電車で老朽化も早く、2008年までに全車廃車されました。

私は、弘南鉄道1521系電車(モハ1524とクモハ1521)のディスプレイモデルを持っていたので、 モハ1524に動力ユニットを付けて自走できるようにしました。 以前インターネットオークションで買っておいた、TOMIXキハ183ディーゼルカー用の動力ユニットを使わずにしまってあったのでこれを付けました。 動力ユニットの長さが車体より少し長いので、床の両端を少し削ることで、車体にピッタリと収まりました。 2台の台車間隔がわずかに広いのが気になるけれど、この動力ユニット自体はとても優秀です。 この動力ユニットは、TOMIXの従来からのスプリングウォームのようですし、フライホイールも装備していないようなので、動作音は大きいけれど、 ギクシャクせずにスイスイと走ります。 重量も結構あり、トレーラーの牽引も問題なく、カーブが多く勾配のきつい山岳系ループのレイアウトでも脱線しません。 古いモデルの動力ユニットですが、まんざら捨てたものではありません。
Nゲージ:弘南鉄道1521系電車・南海電鉄1521系電車
メーカー/購入時期 TOMYTEC 鉄道コレクション第7弾、2015年購入
動力ユニット TOMIXキハ183ディーゼルカー用の動力ユニット
動輪の仕様 駆動輪:4軸8輪、トラクションタイヤなし
付属設備等 前後に連結用アーノルドカプラー付き
全長・重量 弘南鉄道モハ1524(M):全長:145mm、重量:110g
弘南鉄道クモハ1521・南海電鉄:全長:145mm、重量:30g

弘南鉄道1521系電車
奥からモハ1524(M)、クモハ1521

南海電鉄1521系電車
モハ1522

TOMIXキハ183ディーゼルカー用の動力ユニット

駅を発車する南海と弘南の1521系の編成

 走行動画      


【山口's HP TOPへ戻る】