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Nゲージレイアウト:車両紹介(96):名古屋鉄道5000系(初代)電車   (2016.2.15)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、名古屋鉄道5000系電車です。 5000系は名鉄初めてカルダン駆動方式を本格採用した系列です。 日本国有鉄道が、昭和30年(1955年)頃から並行する東海道本線の豊橋と大垣間に湘南形の国鉄80系電車を走らせていたため、名古屋鉄道は車体を軽量化したカルダン式高性能電車の5000系を開発して対抗しました。 前面のデザインが非貫通2窓で国鉄80系とよく似ていて、対抗意識の表れのような気がします。 国鉄80系が旧式の吊り掛け式駆動で騒音が大きかったのに対し、名鉄5000系は静かなカルダン式で、名鉄の方が車体は短いけれど快適でした。 長野電鉄の2000系は、この5000系(初代)と5200系の車体構造を参考に製造された車両で今でも現役です。 私は丁度この頃名古屋に住んでいて、名古屋・豊橋間を国鉄と名鉄を交互に利用して楽しんでいたので、この車両にはとても愛着がありました。 その後名鉄では5000系の改良型として5200系が登場し、5000系と5200系で名古屋本線の特急・急行に使われましたが、非冷房車であったことから、冷房装置の付いた5500系が登場すると順次廃車になりました。 なお、このデザインは長野電鉄の特急電車2000系 に踏襲された他、「日車タイプ」(日本車輌製造東京支店製造)として地方私鉄向け高性能電車の原型となったと言われています。

この模型はインターネットオークションで手に入れたのですが、クロスポイントの未塗装キットを組み立てたもののようです。 これはヘッドライトが2個でヘッドライト1個の実車と違っていますが良しとしましょう。以前、京急2100形で使っていたグリーンマックス製18級の1モーター・黒色ダイキャストカバータイプの動力ユニットがあったので、 試しにこれを付けてみたところ、 トラクションタイヤが磨耗していて上り坂ではスリップしがちだし、ややギクシャクして動作音は大きいのですが、脱線せずに走るので、当面これで間に合わせることにします。


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