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Nゲージ:車両紹介(101):JR E4系 東北・上越 新幹線 Max (2018.6.12)

Nゲージレイアウトを走らせている列車の紹介です。今回は、JR E4系 東北・上越 新幹線 Maxです。

JR E4系 東北・上越 新幹線 Maxは、 JR東日本が開発した車両で、最初東北新幹線でデビューし、その後上越新幹線にも投入され、全車両2階建て新幹線として活躍してきました。 16両編成の定員は1634人で高速列車としては世界最大です。この収容力を活かし首都圏の新幹線通勤需要に対応してきました。 ただ、デッキから階段を使わなければ主客室内に入れず、バリアフリーでない構造は高齢者や障害者にとって不向きなうえ、定員確保のために作られた自由席の3×3の6列シートも不評でした。 また車両の重量が大きく最高速度が240km/hと低いため近年の新幹線高速化の波に乗り遅れてしまい、飛行機と速さを競う東北新幹線からは、2012年に撤退に追い込まれました。 以後、代替となる2階建て新幹線車両は製造されず、2020年には上越新幹線からも撤退し、東海道新幹線の100系で登場以来30年以上続いてきた「2階建て新幹線」が、国内から姿を消してしまうことになります。
一方、フランスでは2階建て新幹線が健在です。日本の新幹線(E4系)はオール動力車の16両編成で座席定員は1634人ですが、フランスの二階建て車両「TGV Duplex」は両端2両が機関車で中間8両が客車で座席定員は545名です。 日本のE1系新幹線車両は、速度を犠牲にして首都圏の通勤需要に対応したものですが、フランスのTGV Duplexは編成の乗車定員は日本のE4系の半分ながら、広大な土地を高速で走れるよう最高速度は320km/hです。 繁忙時は、2編成の連結運転で乗車定員の少なさをカバーし、いまも現役でフランスの大地を走っています。 2階建て新幹線が日本から姿を消すことは残念ですが、新幹線定期利用者も頭打ちで新幹線を使った長距離通勤が時代に合わなくなってきたので仕方ないでしょう。 日本の通勤時の大量輸送対応とフランスの広大な国土の高速運転対応という設計思想の違いから、日本の2階建て新幹線車両は歴史的使命を終えたということでしょうか。

フランスのTGV Duplex
(2階建て客車と機関車)
今までに、二階建ての高速列車車両には、フランスの「TGV Dupurex」と日本のE4系新幹線MAXに乗ったことがありますが、先日上越新幹線で再びE4系MAXに乗る機会があり、二階建て車両がとても懐かしく思いました。 模型では100系新幹線を持っているので2階建て新幹線車両は初めてではありませんが、全車2階建てのMaxは持っていないので、模型のコレクションに加えたいと思い、ネットオークションで探したら、TOMIXのE4系東北・上越新幹線(Max)3両基本セットとE4系東北・上越新幹線(Max)2両増結セットを見つけ、迷わず購入することにしたのです。 購入時に一部の連結器がわずかに曲がっていた部分を直しましたが、それ以外は問題なく、スムーズに走行しています。
Nゲージ:JR E4系 東北・上越 新幹線 Max
メーカー/購入時期 TOMIX:E4系東北・上越新幹線(Max)3両基本セットB&2両増結セットB 2018年購入
付属設備等 連結部には新幹線専用のフック・リングカプラーと可動式幌枠付き
全長・重量 動力車(923-2):全長:160mm、重量:120g、その他:全長:160mm、重量:40g

JR E4系 東北・上越 新幹線 Max
左から、E453-100、E455-100、E455(M) 、E446、E444

 走行動画      


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