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プリクラッシュセーフティシステムで命拾い?       (2010.11.14)

プリクラッシュセーフティシステムは、トヨタ自動車が開発し、一部のトヨタ車に搭載している車両衝突防止技術です。このシステムは、車の先端からレーダーを発射し、レーダーセンサーが、前方の衝突の可能性があると判断したら、車のブレーキを作動させます。その後、運転者のブレーキ操作があった場合は制動力を高めます。万一の衝突の場合にはシートベルトを素早く引き戻し、拘束力を高めるというものです。日産、ホンダや富士重工にも同様のシステムがあるそうで、我が家のプリウス(30型)にも装備されていますが、先日、私は、このプリクラッシュセーフティシステムのおかげで命拾いをしました。
 
横須賀の自宅から、市川の実家に向かっていた時のことです。首都高速湾岸線を東に向かって、お台場を過ぎた頃から、片側3車線の左側の1車線は葛西JCTで降りる車で渋滞していました。中央と右側の車線は空いていたので、私は中央車線を時速約60キロで走行していました。突然、渋滞していた左側の車線から、私の走行していた中央車線にトラックが飛び出してきたのです。「やばい!!」と、私はとっさにブレーキを踏み、あと数10センチでトラックの右後方にぶつかるところでしたが、かろうじて接触を免れました。この時、買い替え前のプリクラッシュセーフティシステムの無い旧型プリウス(20型)で急ブレーキをかけた時にくらべ、はるかにブレーキが良く効き、制動距離も短く感じられたのです。推測の域を出ませんが、私がブレーキを踏むより前に、プリクラッシュセーフティシステムが危険を検知し、制動操作を開始していたからではないかと思うのです。もしこれが事実であるなら・・・・・、「このシステムが無かったら・・・」と思うとゾッとします。
 
プリクラッシュセーフティシステムは、レーダークルーズコントロールとセットで付けたオプションで、約15万円でしたが、あって良かったと思いました。あまり、お世話になりたくない機能ではありますが、プリクラッシュセーフティシステムは、安全対策の上で、とても有効だと思います。メーカーさんが、ぜひともコスト面をクリアして、オプションとしてではなく、標準装備に真剣に取り組んで下さることを望みます。

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