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先ごろ、我が家のトヨタ・プリウスを新型(30型)に買い換えましたが、この車にはレーダークルーズコントロールが付いています。これは結構な優れものです。旧型プリウス(20型)にもクルーズコントロールはありましたが、こちらはアクセルを踏むことなく設定した速度をキープして走るもので、先行車に近づいた時には、自分でブレーキを踏む必要があり、この度にクルーズコントロールが解除となり、再セットが必要で、横の車線からの割り込みが多い首都高速道路では、使い勝手に今一のところがありました。
新型プリウスのレーダークルーズコントロールは、一定速度の運転に加え、先行車両との車間距離を一定に保つというもの。原理は、車のフロントグリルの近辺から電磁波を前方に発射し、先行車が遠方の場合は、あらかじめ設定している速度で走行し、先行車と近い場合は、設定した車間距離を保ってアクセルやブレーキをコントロールし、先行車の速度に追従するというものです。すなわち、速度の遅い車に近づくと、こちらの車両も自動的に減速し、先行車がスピードを上げて離れていくと、こちらも自動的の加速するというものです。
具体的な運転の仕方は、高速道路で加速して、希望の速度に達したところでクルーズコントロールのレバーを下げて巡航速度を設定します。先行車がないと、車はこの速度で走り続けます。あらかじめ設定した車間距離まで先行車に近づくと、車のアクセルが自動的に緩められ、先行車と同じ速度で走行します。突然、前の車との間に別の車が割り込んできて車間距離が短くなると、自動的にブレーキがかかり減速します。もっとも、このような場合には、自分も無意識にブレーキに足がかかりますが・・・・・。
このレーダークルーズコントロールはすばらしい機能だと思います。一度使ってしまうと、首都高速のように交通量が多く、かつカーブや高低差が多くて加速・減速を繰り返す高速道路では、この機能は手放せなくなってしまいそうです。でも、過信は禁物。所詮機械の制御ですから、前車が急ブレーキをかけた時など、システムだけでは間に合わない場合もあるでしょう。これに頼りすぎると却って危険ですから、いつでも急制動できる体制をとりながら、あくまで右足の負担を軽くするアシストと割り切って、安全運転に心がけようと思います。
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ステアリングに付いている、車間距離切替スイッチと レーダークルーズコントロールON・OFFスイッチ | レーダークルーズコントロールの作動イメージ (トヨタ・プリウスのホームページより) |
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