プリウスのクラクション(警音器：Horn)は「ビィーッ」というチープな音です。先進のハイブリッド車には似つかわしくない音で、普段あまり鳴らさないとはいえ、あんまりです。 標準装備のホーンは、1,600円ほどの安価な平型ホーンだそうで、これでは良い音が出るわけはありません。

　

旧20型プリウスの時からクラクションの音は気に入らなかったのですが、歩行者が気づかない場合など、特別な場合しか鳴らす機会がなかったので、 30型プリウスに替えてからも、辛抱していました。 ところが、先日、クラクションを鳴らし続けなければならない場面に遭遇し、あまりにもひどい音で、もはや我慢の限界に達しました。 この時は高速道路上だったので、周辺への迷惑はあまり無かったでしょうが、もしこれが住宅地だったら、「ビィーッ」というひどい音は顰蹙をかうこと間違いなし。 そこで、鳴らした時、いくらかでも周辺に不快な気持ちにさせないようにと、音の良いクラクションが無いか捜しました。

　

トヨタからプリウス用の純正オプションで、プレミアムホーンという渦巻き型のホーンが出ていることを知りました。 保安基準適合品なので車検には問題ないし、「ファーン」という音で、今の「ビィーッ」よりははるかに良い音なので、これに替えることにしました。 取替えるには、バンパーとラジエターサポートカバーを外す必要があり、隣についているレーダークルーズコントロールの再調整が必要なこともあるそうです。 これでは自分で取替えるには難しそうだったし、ホーンは保安部品でもありプロに任せたほうが安心なので、取替えはディーラーに依頼しました。 部品価格は5,250円ですが、工賃を含めて全部で9,975円。標準工数が0.7Hということなので、妥当な値段でしょう。

　

ちなみに、プリウスのホーンパッドは硬くて、強く押さないと鳴りません。ちょっと触っただけは鳴らないようにという誤動作防止の為でしょうが、やや使いづらい。 でも、プレミアムホーンは、軽く叩くと、「ファン」と鳴っていい感じなので、クラクションを鳴らすときは通常このようにしています。