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プリウスの節電対策       (2011.7.30)

節電の世の中ですが、我が家のプリウスも節電に取り組んでいます。とは言っても、もともとハイブリッド車ですから、普通の車より燃費は良く、 発電の為のガソリン消費を気にすることもないのですが、多少ともバッテリー負荷を減らして、一層の省エネを目指そうと思ったのです。
 
プリウスで最も電気を食う電装品はエアコンですが、こればかりは猛暑の中、止めるわけにはいかず最小限動かしています。 ただ、我が家のプリウスは、ソーラー・ベンチレーションを装備しているので、炎天下の駐車中にはソーラーパネルからの電力で換気扇が回っていて、 乗車直後の車内はムッとする程の暑さではなく、エアコンがすぐ効くので、多少とも節電になっていると思います。
 
次に電気の消費量が多いのはヘッドライトですが、このうち点灯頻度の多いロービームのライトについては、すでにHIDに変えてあり、従来のハロゲン電球に比べ消費電力は少なくなっています。→プリウスのヘッドライトをHIDに交換
 
これに加えて、今回、プリウスの以下の照明について節電対策を行いました。
     (1)ルームランプ(室内灯)を、電球(13W)から、LEDバルブ()に、
     (2)バックランプ(後退灯)を、電球(21W)から、LEDバルブ()に、
     (3)ポジショニングランプ(車幅灯)を、電球(5W)から、LEDバルブ()に
     (4)ライセンスランプ(登録番号灯)を、電球(5W)から、LEDバルブ()に

いずれも、いつものディーラーで取り付けてもらいましたが、従来の電球に比べて青白い爽やかな色になり、明るさもかなり増した感じになりました。 ただ、もともと電気の消費量は合計で34W程度と多くないので、消費電力が1/8〜1/10になっても、節電効果はたいしたことではありません。 費用は約5万円で、費用対効果という面では、今一です。LEDランプがもう少し安くなって欲しいところです。
 
なお、バックランプ(後退灯)は、とても明るく、全体に後方視界は良くなりましたが、LEDの発光素子は普通の電球と違って光が拡散せず、 車体の真後ろだけは左右よりやや暗いので、後退時の運転では、真後ろの障害物には一層の注意を払う必要がありそうです。
 
ちなみに、フォグランプ(55W)をLEDにするのが最も節電効果が大きいのですが、今回LED化は見合わせました。
その理由は、一般に、LEDの光は白色で明るいので他の交通や歩行者は良く見えるのですが、 反面、ハロゲンバルブにくらべ照射距離は短い上、雨や霧の時には、運転席からは、黄色いハロゲンの光より、歩行者や自転車が見難く、またLEDは左右の照射範囲が狭まいので直近の路肩や道路標示、車線分離帯などが見難いということなのです。暗い路地での左折や右折時には、私はフォグランプを補助前照灯として使っているので、左右がよく見えないのはとても困るからです。
     
LEDルームランプ LEDバックランプと
LEDライセンスランプ
LEDポジショニングランプ

なお、プリウスの究極の節電対策は、現在駐車時の換気に使っているソーラ発電を強化し、ハイブリッド・バッテリーに充電し、車の走行にも使用して燃費を良くすることだと思います。実はこれは技術的には目処が立っているとのことです。ただソーラ発電の電気が高電圧になるので、現在より増して漏電等への安全性をより強化する必要があり、現状では、商品化はされていないとのこと。プリウスの次期モデルでは、ソーラによるハイブリッド・バッテリーの充電が実現することを期待します。

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