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テレビドラマ「赤い靴」    (2003.6.7)

 
モイラ・シアラー主演の映画「赤い靴」は、バレエ映画の傑作として有名ですが、テレビにも「レッドシューズ」というドラマがありました。
1970年代の初め、バレリーナゆうきみほ主演で民放(たしかTBS)テレビで放送されました。子供向けに、放送時間は7時台で、全てを見れたわけではないし、VHSビデオも出る前の時代で録画もないし、うろ覚えなのですが、ドラマの内容はだいたい次のようなものでした。
ゆうきみほさん扮する「みほ」は若きダンサー。プリマドンナを夢見て稽古に励んでいました。そんな「みほ」の素質をねたむ同じバレエ団の先輩のダンサー(奈美悦子)は、彼女を。ことごとくいじめます。 でも、彼女は、そんないじめにもくじけず、プリマバレリーナを目指して頑張っていく・・・・。 でもコンクールでライバルのダンサー(梅田智子)に敗れてしまう。・・・・・・。 しかし、観客の一人が、「完璧な優勝者より、"みほ"の踊りにこそ人の心を打つものがある」と言って海外留学を薦める・・・・・」。 いわゆるハッピーエンドではなかったと記憶してます。
 
ゆうきみほさんは、牧阿佐美バレエ団のバレリーナ。「靱(うつぼ)啓子」という名で出ておられましたが、この「赤い靴」で、主人公の「みほ」をとって、「ゆうきみほ」という名で出演され、以後、この名前で通しておられるようです。
 
1965年ころ、靱啓子さんが、「白鳥の湖」の主役を踊られたのをみたことがあります。この時は、森下洋子さん、靫啓子さん、川口ゆり子さん、武者小路由紀子さんが、日替わりで主役のオデットとオディ−ルを踊り、新聞や雑誌で結構話題になりました。4人とも10代という若さ。森下さんは17歳、靫さんは16歳、川口さん、武者小路さんに至っては、まだ15歳だったのです。 私は当時大学生でしたが、5人のバレリーナの初々しい踊りを一度に見ることが出来、バレエファンとしてとても幸運だったと思います。
 
今年は、テレビ放送50周年。NHKでは、過去の評判の良かった番組を順次放送しています。民放にも、この「赤い靴」のように。優れたものがたくさんあります。民放各社も、過去の優れた番組を再放送してくれることを期待しています。

ゆうきみほさんのサイト

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