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携帯電話で自宅を遠隔監視   (2006.10.1)

かねてから、家を留守にする時に、外部から自宅周辺を遠隔監視ができたら良いと思っていました。 遠隔監視サービスの会社に頼めば簡単ですが、個人で利用するには費用がかかりすぎます。 どうにかして自前で安くできる方法はないものかと考えていました。
テレビ電話やチャット用の安価なWEBカメラでも、監視に使えるものもあると聞いたので、WEBカメラと携帯電話を使った遠隔監視システムを作ってみました。 WEBカメラは、近くのパソコンショップで4980円で購入しました。ロジクールQVC-71[USB CMOS キューカム コミュニケート STX]という製品です。 安いものは、2000円位からありましたが、30万画素位の解像度が欲しいので、これにしました。
自宅には、バーガーminiを使ったWEBサーバが常時立ち上がっています。このWEBサーバのHDDにWEBカメラの画像を取り込み、ホームページとして、携帯電話から監視できるようにしました。 WEBカメラとWEBサーバとはUSBケーブルで繋ぐだけです。WEBカメラの電気はUSB経由でWEBサーバからとっています。
 
WEBカメラと同梱のCD-ROMには、デバイスドライバと付属ソフトが入っていましたが、ドライバのみ使用し、カメラの制御には、 市川 由紀夫氏のフリーソフト「LiveCapture2」を使わせて頂きました。 私の部屋の窓からは、自宅前の道路と門がよく見えるので、窓の内側にカメラを設置しました。 「LiveCapture2」には、動体検知機能があるので、誰かが門の近くに来たり、道路を通った時のみ、 画像をHDDに取り込むことができ、HDDの無駄使いを避けられます。

 
携帯電話からインターネットを経由してWEBサーバに入り、常時、門のあたりの状況を確認することが出来ます。万一泥棒が入った場合も、HDDに保存された画像の履歴から不審者を見つけるのに役に立つでしょう。 カメラを室内に設置すれば、泥棒が家に入っていた時に、丁度外出から戻ってきて、泥棒とはちあわせになることを避けられることもあるでしょう。 また、我が家では今は必要ありませんが、老人が居る場合には、老人を残して外出した場合の見守り道具としても、利用できるでしょう。
ただ、今回設置したカメラは、昼間は問題ありませんが、暗くなると写りません。 夜間でも使える、赤外線カメラに替えるなどの工夫が必要です。
ともあれ、WEBカメラは、外出時の遠隔監視の入力デバイスとして十分使えるということがわかりました。

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