「指揮官」は、自律的に行動するコマです。
「指揮官」を盤面に置くためには、必要な軍事力をためて、消費しなければなりません。
軍事力は、敵のコマを挟んで消した際に、1コマにつき1点ためることができます。
また、占領した土地の数や大きさ（※）に応じて初期軍事力が入ります。
「指揮官」は、通常のコマと同じように盤面に置きます。
その後、各「指揮官」の種類に応じて自律的な戦闘行動をおこないます。
「指揮官」を盤面に登場させるには、指揮官のレベル×４点の軍事力が必要です。
「指揮官」は最大5レベルまで成長します。
それでは以下、各指揮官の能力、種類ごとの特徴を説明していきます。
※ 土地の大きさによって得られる軍事力は、土地の大きさが大なら12点、中なら8点、小なら4点です。土地の大きさは、マップ画面の土地の大きさに対応しています。
指揮官の能力
騎士
自軍 ／ 敵軍
最も基本的な「指揮官」です。「Princess Forces」（姫４の１）の頃から存在する「指揮官」です。
特徴となる能力は「攻撃力」で、レベルが上がるたびに「攻撃力」が上がっていきます。
騎士は、隣接する敵コマに攻撃をしかけ、成功すればその敵のいるマスを自軍のマスにしてそのマスに移動していきます。
敵のコマがたくさんある場所に騎士を投入したり、角マスの近くに指揮官を置くことで、敵を蹴散らして自軍のマスに変えてしまうことができます。
ただし、敵の指揮官のいるマスは攻撃できません。
騎士の行動アルゴリズムは、「Princess Forces」（姫４の１）の頃から完全に変更されました。まったく違うものになっています。
騎士の行動アルゴリズムは以下の通りです。
１．隣接する敵軍のコマが置いてあるマスの中で、盤の中央から最も遠いマスを検索。
２．１が複数ある場合は、そのマスの中で、そのマスに隣接する敵コマが最も多いマスを検索。
３．検索した結果のマスに攻撃を実施。
４．攻撃が成功すればそのマスに移動。
要するに、盤の外へ外へと移動していくわけです。
魔術師
自軍 ／ 敵軍
遠隔攻撃中心の「指揮官」です。
特徴となる能力は「魔力」で、レベルが上がるたびに「魔力」が上がっていきます。
魔術師は、自分のいるマスから縦・横・斜めの延長線上で、最も遠い距離にある敵コマの置いてあるマスに魔法を放ちます。
魔法は、魔力が10点たまれば放たれます。
魔法が放たれたマスの敵コマは消滅します。
ただし、敵の指揮官のいるマスは魔法の対象とはなりません。
魔術師の行動アルゴリズムは以下の通りです。
１．魔力が10点たまっていなければ、自分の魔力分の魔力をためて終了。
２．魔力が10点以上たまっていれば魔法発動。
３．縦・横・斜めの延長線上で、最も遠い距離にある敵軍のコマが置いてあるマスを検索。
４．３が複数ある場合は、そのマスの中で、そのマスに隣接する敵コマが最も多いマスを検索。
５．検索した結果のマスに魔法を放つ。
６．魔法がかけられたマスのコマが消滅する。
要するに、遠いところの敵を倒し続けるわけです。
神官
自軍 ／ 敵軍 なし遠隔攻撃中心の「指揮官」です。
特徴となる能力は「魔力」で、レベルが上がるたびに「魔力」が上がっていきます。
神官は、最も近い距離にある敵の指揮官を無力化します。
奇跡は、魔力が20点たまれば放たれます。
奇跡が放たれたマスの敵の指揮官コマは、通常コマになります。
神官の行動アルゴリズムは以下の通りです。
１．魔力が20点たまっていなければ、自分の魔力分の魔力をためて終了。
２．魔力が20点以上たまっていれば奇跡発動。
３．最も近い距離にある敵軍の指揮官コマが置いてあるマスを検索。
４．３が複数ある場合は、そのマスの中で、そのマスに隣接する敵コマが最も多いマスを検索。
５．検索した結果のマスに奇跡を放つ。
６．奇跡がかけられたマスの指揮官コマが通常コマに変わる。
要するに、近くの敵指揮官を無力化していくわけです。
ひよっこ
自軍 ／ 敵軍
何もしない「指揮官」です。
特徴となる能力は「防御力」で、レベルが上がるたびに「防御力」が上がっていきます。
攻撃的な能力はありませんが、ともかく防御力が高いので、要所におくことで強力な戦術的価値を生み出します。