あれば良いのですが、高価なため簡単には用意できません。必要なもの、それは各自が決めるものです。最低限マルチメータ(テスター)は、何をするにも絶対必要ですね。チャンスを伺いながら中古の良いものを待ちましょう。
何年もかけてようやく手に入れた測定器。一度地震でひどい目に合っているので、使いにくいが落下防止に押さえている。全体をベルトで固定しているが、前面へのずれも考慮。ダミーロードと歪率計とレベルメータ、発振器がそろえば最高です。根気良くヤフオクなどから入手しましょう。 | |
自作ダミーロード(測定器筐体流用)と使いやすい、歪率計、リーダー1701はオプション100Hz10KHz付き。この機種は標準1KHzだけなので、もし出物があっても注意が必要。 |
以前の測定器棚の全景ですが、特に大した物は持っていません。歪率計も自作アナライザー(右上)まともに揃えたら測定器のためにオーディオ機器が買えなく(作れなく)なります。一応確認程度に測定を行っていますがアイデア次第で以外と応用が利くものです。面倒でも単品の測定器を組み合わせることで何とかなります。また最近ではフリーソフトで、応用出来る物がありますので上手く付き合ってゆきたいものです。部品選別の測定も重要です。測定ケーブルやコネクターも袋や空き箱にしまわず、引出しや、間仕切りのある収納ケースに片付けましょう。そして大事なことは、測定用ケーブルや治具を作り使いやすさを追求することにあります。なんと歪率測定用のアナライザーと発振器まで自作していました。これでも役に立っていました。 中古品探しは時間が掛かるものです。根気良く探しましょう。 アンプ自作するのに新品で全てそろえる人はいないと思います。 |
オーディオに限らず何にでも言えることなのですが、動けば良い、鳴ればOKと言う人がいます。ある程度は長年の経験により判定できますが、細かい所までは分かりません。オーディオの通称自作マニアで一番多く作られているのは、やはりパワーアンプだと思います。比較的簡単に出来、測定個所が少ないそれですら、測定してから使っている方は、少数ではないかと思われます。耳を信じているからと思いますが(恐ろしい耳の劣化参照)耳は思っているほど当てにならないのです。そういう私もかつては、測定に無頓着でした。合わせて測定器など買える余裕などありませんでした。測定器で音は出ないは、大きな間違いと思える今日この頃です。
電圧、電流、オーディオレベルできればREL機能、周波数測定も出来ればベスト、DVMといえばフルーク
欲張らなければ2現象の20MHZ程度で十分
やっぱり見やすいのはアナログの指針、正弦波の測定であれば、実効値も平均値も測定差はない。
1MHz程度までのサイン波と矩形波の発振できるものであれば歪率はあまり低いものでなくても可
ミリボルトメーターと合わせて100Hz、1K、10Kの3スポットで0.003%程度まで測定可能。
フリーソフトのスペアナを使って、再生特性の確認。左にあるのは自作ホワイト/ピンクノイズ発生器
無誘導100W/8Ω程度があれば良いが手軽な10Wセメント抵抗の並列合成でも可
測定器は厳密にはメーカーで校正が必用です。合わせて製造後何年か過ぎると測定器としては使えなくなるのです。従って秋葉原にはジャンク測定器が沢山、流れています。それでも高いし部品取り用と称して動かなくても交換不可。アマチュア用には無いよりはマシ掘り出せば宝物になるかも、くれぐれもジャンクはジャンク、基準となる解っている電圧、電流で使う前に校正をしましょう。
個人には、貸さない可能性がありますが、測定器を短期間借りれば負担が少ない、しかしそれでも結構なレンタル料のため仲間で借りて測定会を行えば良いと思います。オーディオ用の自動測定器も夢では、無いと思います。
通称メガーと呼ばれるもので100V.250V500V1000Vがある。古いトランスを再利用するのに必要。特に真空管アンプを作る方は必需品。電圧に応じて使い分ける
オシロと併せて使う年代物のLTC−905ですが今でも動く。トランジスターやFETの特性が測定出来選別に最適です。右は動作時の特性でも滅多に使いません。
バラック接続では、思わぬミスで部品を壊す。治具を作ると楽になる。Pチャネル、Nチャネル切替え
もスイッチひとつでOK。もちろん外部に電源が2系統必要
誠文堂新光社 加銅鉄平氏著
解りやすく解説しているのでおすすめです。これ一冊で全てOK
付録に対数グラフがついているので測定結果をプロットするのに最適
意外と対数グラフは入手しにくい