45号                                                           2001年6月

 

 

書店員はスリップの夢を見るか?

 待望の『本の業界 真空とびひざ蹴り』(本の雑誌編集部、本の雑誌社)が発売された。ずっと長いこと、本の雑誌のトップページを飾っていた、業界コラムである。私は毎月これをとても楽しみにしており、発売されるといつも真っ先にここを読んでいたものだ(実を言うと当コラムは、「とびげざ蹴り」を模して始めたのだ)。今年になって目黒さんが編集長を降りることになり、2001年2月号で惜しくも幕を閉じることになった。本当に残念だ。

 改めてまとめて25年分を一気に読んだわけだが、なんというか非常に感動してしまった。いいこと書いてあるのよ、ホント。ここに書かれている業界への言葉は、どこをとっても実に深く、ずっしりと現実的重みがある。そして何より、あふれるまでの本(やその周辺の人間)への愛がある。この帯にあるように、「本を愛するすべての人へ!」あてて書かれている。出版界における問題点を、こんなにぐっさり書いた本は、いまだかつてないのではなかろうか。

 書店について、お客について、編集者について、ベスト10について、さらには図書館、古本屋、サン・ジョルディの日までと、本当に本の周辺のありとあらゆることが、多岐にわたって俎上に乗せられている。「ああ、そんなこと昔あったねえ、懐かしいなあ」というネタもあれば、「これ、今でも全然変わってないなあ」というネタもある。もう、ひとつひとつのコラム全部にコメントをつけたいくらいである。激しくうなずいたり、むむっと考えさせられたりする本だ。

 一般読書人はもちろんのこと、全ての業界人に読んで欲しい1冊。これを読まずに、ここ4半世紀の出版界を語るなかれ。

 

今月の乱読めった斬り!

『Y』☆☆☆☆ 佐藤正午(ハルキ文庫、01年5月刊)

佐藤正午の作品を読むのは、これが初めて。これはかねてから評判の高い作品で、ずっと気になっていたのだ。確かに、あっという間のイッキ読みだった。

 ひとことでいうなら、まさに『リプレイ』日本版。時間SFというよりは、この手法は時間ミステリだな、と思っていたら、解説によると著者は大のハヤカワ・ミステリファンだそう。実に納得。『ジャンプ』(光文社)がミステリ方面で評価されてたのも、なんとなくうなずける。

 と同時に、これはなんとも切ないラブストーリーでもある。SF方面の方なら、これを読んで『クロノス・ジョウンターの伝説』(梶尾真治、ソノラマ文庫NEXT)を思い出すかもしれない。が、味わいは全く異なる。先ほど述べた「ミステリタッチ」というのもあるが、カジシンがこちらが照れてしまうほどのピュアな青さを持っているのに比べ、佐藤正午はもっと大人を感じさせる。人生をある程度の時間歩んできた大人の、諦めや侘しさが感じられるのだ。これは、そんないい大人である主人公の友人が、まだ恋愛にさえ発展していないある女性を救うために、時間を飛び越えてしまうという話である。

 「アルファベットのYのように人生は右と左に分かれていった―。」本書の初判本の帯には、そう書かれていたそうである(解説より)。誰でも一度は、こういうことを考えたことがあるだろう。「もし、あそこで別の道を歩いていたら?」「もし、あの時イエスと答えていたら?」「もし、あの電車に乗らなかったら?」そして、その時どきの小さな選択によって、人の運命は右と左に分かれていく。これは、その右の道を歩んでしまった主人公の友人が、時を越えて左の道を選びなおし、人生をやり直す話である。そして、その選択が、周囲の人間の運命の歯車をも、微妙に狂わせて行く…。

 なんともいえず、しみじみとした余韻を残す物語である。甘く、どこかほろ苦い。これは、自分の人生をふと振り返る年齢になった大人にこそ読んで欲しい、時間小説の傑作である。運命や人生など、いろいろなことを考えさせられる、奥深い物語だ。

 それでも人は、今この道を生き、いまこの瞬間においても、次の道を選びつつ生きているのだ。

『臨機応答・変問自在』☆☆☆☆ 森博嗣(集英社新書、01年4月刊)

 あの森助教授が、大学生のあらゆる質問に答えるQ&A集。何と彼は、講義の出席の代わりに毎回生徒に質問をさせ、次週に自分が答えたプリントを配布してるという。試験はせず(希望者のみ実施)、成績はこの質問の内容で評価するってんだから、全くもって型破りじゃないですか!実に彼らしいというか。

 これがまあ、実に面白いのだ。質問と回答、というシンプルなやりとりが、これほどまでに人間の思考を鮮やかにあぶり出すとは!まず質問者の側。質問の内容自体は言うまでもなく、その文章のレベルからだけでも、その人の程度というのがはっきりわかってしまう。あなおそろしや(笑)。しかし、本当に日本語が変な文章が多いぞ(笑)。って私も人のことは言えないが。

 そして回答。ここにはあらゆる森博嗣の哲学、ものの考え方&生き方がくっきり出ている。そう、これは単なるQ&Aではなく、まさに彼の本なのだ。彼が何をどう考えているかがまるわかりなのだ。どんな質問にもびくともせず、彼は歯切れよくスパスパと切って切って斬りまくる。やー、なんという小気味よさ!そして、それがなんともシニカルなユーモアに満ちているのだ。読者を思わずニヤリとさせる知的愉快さ。森ファンなら拍手喝采だ。so cool!

 さらに、これは森博嗣の教育論でもある。といっても、別に教育について、エラそうにひとくさり述べているというわけではない。教えるということ、教わるということ、学ぶということ、の彼の経験&定義を述べているだけである。が、この考えには激しくうなずいてしまった。ああ、自分がいったい何のために勉強してるのか全然わからなかった中学・高校の頃にこれを読みたかったなあ。渦中にいる時には理解できないかもしれないが。

 (もうとっくに読んでらっしゃると思うが)森ミステリィファンには彼の思考をより深く知るための副読本として、ファンでない方には、既成概念を吹っ飛ばす知的読み物としてどうぞ。目からウロコがボロボロ落ちること、保証いたします。もし、「自分の考えとほぼ同じだ」という方がいらしたら…あなたにはミステリィが書ける、かもしれません(笑)。ああ、それにしても、このくらいすっぱり潔く生きられたら気持ちいいね。森さん、やっぱカッコいいよ!

『さよならダイノサウルス』☆☆☆1/2 ロバート・J・ソウヤー(ハヤカワ文庫SF、96年10月刊)

 SFセミナー対策として、手にとった本。ソウヤー初体験。いやあ、読み始めて驚いた。すっごく読みやすい!ワタクシ的海外SF読了ペースとしては過去最速レベルかも。ノンストップアドベンチャーSF!

 とにかく話の転がり方がスピーディで面白く、目が離せない。タイムマシンだ、と思ったら恐竜の時代にタイムスリップ、するといきなりそこで出会ったのは、言葉をしゃべる恐竜だった!?さらには(以下自主規制)。次から次へと出される驚天動地のネタに、次はどうなるかとドキドキハラハラ。ページを繰る手が止まらない。

 病気で苦しむ老いた父についての悩みや、親友や妻との確執など、人間ドラマ的にも面白い。が、それらが他のネタも含め、すべてこの「SF」を形作るパズルのピースだったと気づいたときには仰天した。そう、これはあくまで、あくまでハードSFだったのだ。ラストのクライマックスには、思わずうなった。うーん、すごい!!そうきたか!!(ああっ、言いたいけど言えない!)

 ネタバレになってしまうので、この感動を書きたくても書けないのが実につらい(涙)。とにかく、ソウヤーのあっと驚くアイデアにはやられました。既存の常識を見事にひっくり返される、この快感。話もシンプルでわかりやすく、SF初心者にもイチオシ。『ジュラシック・パーク』なんかより、ずっとずっと面白いよ!!

『フラッシュフォワード』☆☆☆1/2 ロバート・J・ソウヤー(ハヤカワ文庫SF、01年1月刊)

 『さよならダイノサウルス』を読んだときにも思ったのだが、ソウヤーの書く物語はとてもストレートだ。まさに直球ストレート。ストライクゾーンにずばんと切り込む、速球だ。SFが苦手な人でも、ノープロブレム(私も未だに科学的理屈はよくわかっていません(笑)。それでも十分楽しめます)。ノンストップの面白さ、読者をぐいぐいひきこむストーリー展開のうまさが魅力である。

 ここではあえて、SFを読み慣れてない方向けに、この本を紹介してみようと思う。とにかくまあ、スイスの科学研究所で、なんかの実験をしたと思ってください。で、それがなぜか失敗して、世界中の人間の意識が数分だけ、21年後の未来に飛んでしまった。つまり、一瞬だけ、自分の未来の姿を見てしまったわけ(詳しい理屈は考えなくていいです。そういう話、と思ってくだされば)。

 ここで世界中を挙げての大騒ぎが持ち上がる。主人公は今まさに婚約するところだったのに、21年後には他の女性と一緒にいるのを知って愕然とする。主人公の同僚は、21年後のニュースで、自分が殺されたと報道されているのを知る。果して誰に?世界中の人々が、その垣間見た一瞬をもとに、実にさまざまな行動を起こすのだ。

 問題の焦点はただひとつ。「未来は変えられるのか?」である。あの21年後の未来は改変不可能なのか、それとも未来は無限に選択する事ができるのか?

 答えはもちろん、ご自身でお読みになってみてくださいませ。SF、というよりは、人間の運命や、生き方について考えさせられる物語。長さも苦にならないので、ご安心を。つるつる読めます。

『ぶたぶたの休日』☆☆☆☆ 矢崎存美(徳間デュアル文庫、01年5月刊)

 ぶたぶたシリーズ、第3弾。これは書き下ろし新作である。相変わらずの山崎ぶたぶたが、やってくれます!(笑)

 3つの中篇と、その合間合間に挿入された「お父さんの休日」の、計4篇が入っている。今回の職業は、占い師と、定食屋手伝いと、刑事。と、お父さんね(笑)。

 さすがに3冊目だと、最初読んだときほどのインパクトはない。でもやっぱり、可愛さ炸裂である。ああ、ぶたぶたの作った「甘酢揚げなす定食」、食べてみたいー!草野球してるとこ、見てみたいー!ラストの話の、レストランでのぶたぶたの家族の一挙一動を、周囲の客がかたずを飲んで見守るところなんかもう爆笑!!だって、そのお客さんたちの気持ちがよくわかるんだもん!

 相変わらず、ぶたぶたはなんともいい味を出している。ぶたぶたと出会い、話すだけで、ひとはだんだん素直になってゆく。ぶたぶたには、ひとが何かと闘いながら生きていくうちに知らず知らずのうちに身に付けてしまった固い鎧を、そっと外す何かがあるのだ、たぶん。そして、いつのまにかどこかに置き忘れてきた大切なものを思い出す。それは、…柔らかで無垢な、そのひとの本当の心だ。

 出会った人々をほんわかと幸せな気持ちにしていく、ぶたぶた。ユーモラスで温かくも、ちょっと切ない溜め息がもれる、現代のファンタジー。ぜひシリーズ化して、どんどん書いていただきたいものだ。ねえ山崎ぶたぶたさん、今度のお仕事、本屋さんやらない?(笑)

 

 

このコミックがいい!

 『月にひらく襟』(鳩山郁子、青林工藝舎)

 書店ではまず段ボール箱に入った形で本が入荷すると、バックヤードで仕入れ担当者が検品をして「これは実用書、これは法経書」などそれぞれの担当ごとに本を分類する。そのときなぜか文芸書と認識されて、私の手元に来た本。おお、なんという幸運!そんなハプニングがなければ、絶対にめぐり会えなかったのではないかと思う1冊だ。

 中を開いてみると、コミックである。なーんだ、文芸じゃないじゃん、と思ったが、なんだかこの絵にはシンパシーを感じる。ん??なんだなんだ?これ、すごく長野まゆみっぽいぞ!!

 どれも短篇なのだが、登場人物ほぼ全員が線の細い美少年、蜜蝋に野外幻燈にミント水に雲母、とくればもう長野まゆみファンにはピンとくるだろう。絵もストーリーもキーワードも、全編が長野まゆみワールド。しかも、巻末の「考察 螺子式少年の処方」を書いているのは、その長野さんご本人なのだ。鳩山郁子が彼女に影響を受けたのか、はたまた長野まゆみが鳩山郁子の絵に影響を受けたのか。とにかく、このふたりの感性が見事にシンクロしているのは間違いない。1991年に発売された作品集の改訂版なので、どれも10年近く前に描かれており、内容も『少年アリス』あたりの長野まゆみの初期作品をほうふつとさせる。

 マンガで堪能できる、長野まゆみの世界。ファンはぜひご一読を! 

月にひらく襟

 

特集 2001年上半期 私的ベスト10

 2001年も、はや半分を過ぎてしまった。時の流れにますます加速度がついてるのを感じる今日この頃。というわけで、今年読んだ本の上半期ベストの時期になってしまった。まあ、ベストを出せるほどたくさん読んでないのだが(汗)。ゆえに、順位はかなり僅差でございます。こういっちゃなんだが、読了した本のタイトルを見るだけでほれぼれしてしまう。ああ、これもあれもよかったよなあ。

 ちなみに、乱読にアップしてないが読了した本は、『祈りの海』イーガン、『中継ステーション』シマック、『銀河帝国の弘法も筆の誤り』田中啓文、『非・バランス』魚住直子、『三人目の幽霊』大倉崇裕、『本の業界 真空とびひざ蹴り』本の雑誌編集部、『20世紀SF 1,2』、『上と外4,5』恩田陸、『皇帝のかぎ煙草入れ』カー、『昔、火星のあった場所』北野勇作、『夏のレプリカ』『今はもうない』森博嗣、など。これ以外にもあったかもしれないが。トータルで、およそ46冊でした。

 では、ベスト10の発表です。今回は10位から。

★10位 『Y』(佐藤正午、ハルキ文庫)

 日本版『リプレイ』。どこか大人の哀愁を感じる、切なくやるせない余韻を残す恋愛時間ミステリ。文庫にもなったことだし、未読の方はぜひ。

★9位 『スタジアム 虹の事件簿』(青井夏海、創元推理文庫)

 私の好みである、創元お得意の「日常の謎」ミステリ路線。野球とミステリが見事に溶け合った傑作。野球が苦手の方でもオッケーですよ。私もほとんどルール知らないんだけど、じゅうぶん楽しめました。北村薫、加納朋子ファンならぜひ。

★8位 『遠い約束』(光原百合、創元推理文庫)

 同じく創元ミステリ。ほのぼのあったかなタッチがよい、私の偏愛する光原百合の最新刊。大学のミステリ研の女の子とその先輩が繰り広げるキャンパスライフ。まさに野間美由紀のマンガイラスト装丁のまんまの、明るくてポップな雰囲気。まさしくミステリファンによる、ミステリファンのための1冊です。著者の、ミステリへの愛があふれています。

★7位 『祈りの海』(グレッグ・イーガン、ハヤカワSF文庫)

 なにせSFの基礎知識もない私なので、この本のよさをどれほど理解できてるかは、はなはだ不安である。が、この短篇集が実に素晴らしいということだけはわかる。どれを読んでも、1篇だけでおなかがいっぱいになってしまうほどの、ものすごく濃厚な1冊。ここ10年の傑作SFのひとつとして、名を残す本であることは間違いない。

★6位 『さよならダイノサウルス』(ロバート・J・ソウヤー、ハヤカワSF文庫)

 今まで読んだ海外SFの中で、おそらく最速レベルのスピードで読み終えた1冊。抜群の読みやすさ、読者をぐいぐいひっぱるストーリーの見事さ。非常に優れたエンタテイメント。いやあ、このネタには本当に驚いたねえ。

★5位 『失踪HOLIDAY』(乙一、角川スニーカー文庫)

 2篇収録されているのだが、表題作ではなく、「しあわせは子猫のかたち」を評価して。ひとの心の一番弱くて柔らかいところに刺さる話。切なさとさみしさと、生きることへの幸福があふれる、感動の一篇。

★4位 『それいぬ』(嶽本野ばら、文春文庫+)

 エッセイなんですが、あまりのインパクトにベスト入り。退廃的少女趣味にどっぷり浸れる1冊。すっかり彼の「乙女哲学」に毒されてしまいました(笑)。読者を非常に限定する本ですが、ハマるひとはハマれます。私にはヤバすぎるくらいツボ。ふ〜あぶなかった、10代の頃に読んでいたら、間違いなく道を踏み外していたことでしょう。危険な本(笑)。

★3位 『ハイペリオン(上、下)』(ダン・シモンズ、ハヤカワSF文庫)

 もう紹介するまでもない有名本ですが、やはりこのボリュームと読みごたえはすごかった!6人の身の上話がそれぞれ語られるのですが、いやいやもうハラハラドキドキ、波乱万丈、奇想天外の冒険譚なのですよ!長いわりには読みやすい、極上のエンタテイメント。ああ、早く続編を読まないと〜。

★2位 『模倣犯(上、下)』(宮部みゆき、小学館)

 これも本当に押しも押されぬ力作で、期待を裏切らない傑作。まさしく宮部みゆきは、小説を書くために生まれてきた人間のひとりである。これだけの厚さを最後までテンションを落とさず引っ張れるのだから、さすがというほかない。被害者の悲しみが切々とこみあげてくる、重くつらい本だったが、だからこそ目を背けずひとりでも多くの人に読んでほしい本だ。どうか、この世から残忍な犯罪がなくなりますように、と心から祈らずにはいられない1冊。

★1位 ぶたぶたシリーズ(『ぶたぶた』、『ぶたぶたの休日』、『刑事ぶたぶた』)全て (矢崎存美、徳間デュアル文庫)

 1位はやはりこれでしょう!!ぬいぐるみの「山崎ぶたぶた」さんのキュートさには、んもう誰でもメロメロさ!(笑)どんな方にオススメしても「楽しかった」と仰っていただける(ありがとうございます)、実に稀有で幸福な現代のファンタジー。この設定には「やられた!」としか言いようがないよね。私は特に『刑事ぶたぶた』がお気に入り。ぬいぐるみのぶたである、という利点(?)を活かして捜査するなんざあ、たいしたもんじゃありませんか!(何が?)


 ★番外編 『フロン』(岡田斗司夫、海拓舎)

 ネット書評界に大きな反響を巻き起こした1冊。婦論であり、夫論であり、父論。非常に評価の分かれる本ですが、だからこそぜひ読んでみて欲しい。この本にどう反応するかによって、自分自身があぶり出しにされるという、かなりオソロシイ本です(笑)。さて、あなたはどう受け止めますか?

 

あとがき

 あうう、ギリギリというところで6月号が6月アップに間に合いませんでした〜。残念無念。来月こそは!

 そうそう、当サイトは今年の6月20日をもちまして、おかげさまで3周年を迎えました。いつもありがとうございます。この銀河通信も、もう45号です。早いなあ。

 ここんとこ、暑い日が続いていてふうふうです。娘が日一日と黒くなってゆき、近所の畑のとうもろこしはぐいぐい背が伸びています。今年もまた夏がやってきます。(安田ママ)


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