日頃のご愛読、まことにありがとうございます。
おかげさまで、当サイト「銀河通信オンライン」は2002年6月20日をもちまして、めでたく4周年を迎えることになりました。恒例となりました記念企画アンケート、今回は「雑誌」にスポットライトを当ててみることにしました。雑誌のオールタイムベストを、1〜3つまで挙げて下さい、という条件。
おかげさまで、たくさんのお答えをいただきました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!ではでは、結果発表です!(メール到着順に並べさせていただきました。ちなみに頂戴したメールは16通でした)
☆パズル通信ニコリ/株式会社ニコリ http://www.nikoli.co.jp/
☆パロディ版BSDマガジン/ASCII http://www.ascii.co.jp/BSDmag/parody/
☆電撃アドベンチャー/メディアワークス
コメント:
SF関係とか小説誌とか本の雑誌とかは、きっと誰かが書くと期待して、それは意図的にパスすることにし、こういうセレクションにした。
パズル通信ニコリは、日本に「パズル」というものを持ちこんだと言ってもいい雑誌でしかもまだ出てる雑誌。独特の言いまわし、個人的に好きな記事、そして大量のオリジナルパズルたち。
今は季刊で、ゆったりと楽しめる。まずは表紙から。表紙がすでに暗号になっていて楽しめるのだ。本屋でみかけたら、表紙だけでもいい、手にとってその暗号を解いてみてほしい。で、解けたら買え。解けなかったら、買って家でじっくり解け(笑)。
僕自身は、昔っからずっとパズル好きでずっと買ってて、というタイプの人間ではまったくなくて、ちょっと前になんとなく興味を持って買いはじめただけなのだが、この雑誌、ハマるぜ。すべてをなげうってやらなきゃいけないってわけじゃない、ってのがハマるのだ。
ただし、なんとなく空いた時間を読書ではなくパズルにつぎこんでしまうという、ただその一点が、本読みにはツラい。
パロディ版BSDマガジンというからにはもちろん、BSDマガジンという非常にまっとうな(しかし対象が非常にマイナーな)雑誌があるのである。BSDというのは、Linuxと同じようなUNIX系のOSだと思ってくれい(BSDの方が伝統はあるんだけどね……)。
そのパロディ版ということで、ちょっとこれは反則かな、と思うのはこの雑誌、なんと年刊雑誌で、去年の3月くらいに出た。つまり今年はまだ出てない。1号で終わったパロディ誌というのは、単発モノと普通は言う気がする。
しかし、この雑誌は面白いのだ。記事そのものが、BSDマガジンのパロディであることもあるのだけれど、それ以外のアホな記事もあれば、広告からなにから、なにもかもすべてがパロディ。この号の特集記事が「Magi Systemの設計と実装」とか言いだして、計算機科学的にエヴァンゲリオンのMagi Systemを説明しているという無茶苦茶さ。
ほかにも、アメリカの和食弁当レビュー記事とか、北斗の拳のパロディマンガ(もっともUNIXがわからないと意味不明)とか、「ソースはどこへ消えた?」なる本のレビューとか、とにかく変な記事ばっかしなのである。
かなり面白いのだけど、この雑誌の内容がわかってくれて、「これって面白いよなあ」と語り合うことができないのがじつに無念。誰か、同士はいないものか。
最後の電撃アドベンチャーは、今はなきTRPG雑誌。
一時期、TRPGというゲームが流行って、雨後の筍のように雑誌があらわれた。「RPGマガジン」「ログアウト」「コンプRPG」「電撃アドベンチャー」……残ってるのは、ちょっと毛色の異なる「ドラゴンマガジン」くらいか。
で、この頃TRPG少年だった中高生たちは、ぜんぶを買うことはできないから、なんとなく個々人の興味とかにあわせてそれぞれの雑誌を買っていた。で、まわし読みとかをしていたのである。
で、僕が買っていたのが電撃アドベンチャーだった、というなら話は簡単なのだがじつはそうではなく、僕はコンプRPGを買っていたのだった。
それぞれの雑誌にはカラーがあって、電撃アドベンチャーがいちばんオタク臭くなかった、ような印象があった。その次がログアウトかな。RPGマガジンやコンプRPGはかなりオタク臭が強かった。
ここで「オタク臭い」っていうのは別に、内容が深いとか難しいとかそういうものではなく、むしろ軽薄にオタクたちの興味をかき集める、という方向性のことを言いたいのだが、とにかくそういう傾向があったように、当時の僕は思っていた。
電撃アドベンチャーは、わりとマジメに「TRPGしてる」雰囲気があり、好感のもてる雑誌だった。記事も充実していたように思う。ただ、そのカラーは「地味」につながる。TRPGじたいが斜陽に入り、ばたばたと休刊、名称変更となったのだが、まっさきに消えたのが電撃アドベンチャーだった(たぶん)。その次がログアウトだったかな。
自分の買っていたコンプRPG誌は惜しくも捨ててしまったのだが、べつにとっていたとしても、改めて読みたいとは思わない。けれど、電撃アドベンチャーなら、(自分が講読してなかったというのも理由としてはあるが)もう一度、読みなおしたいと思えるのだ。
中学高校時代に影響を受けた、たくさんあったTRPG雑誌のなかから、この雑誌に一票を投じたい。
お名前:向井淳
サイト名:散漫雑多 http://www.din.or.jp/~mukai/index.html
☆ファミ通 / アスキー(今はどうなってるのかわからないですけど)
ゲーム少年であったぼくは小学校くらいのころは友達のお家で読んでいました。
おたくという言葉をこの雑誌で覚えたものです。
覚えたての頃はネガティブなイメージはあまりなかったような気がしますね。
その自分で買ってたお友達と募金しないほうの24時間テレビについて
「今年のテーマ"おたく"だって!どんなだろう!?」と話したりしました。
中学の頃はまったく読んでなかったのですが、高校の頃からは、自分で買い始めました。
その実ゲーム自体はあんまり買って遊んでないのですけど。
攻略より、漫画やコラムや読者ページが面白くって精読してましたよ。
ライターの人達の独特の言語感覚がサイコー!
あと、これの水玉さんの連載でそのセンスをスゲーと思ってたところ、インターネットで知った
SFマガジンを手に取った時に水玉さんの最初は何が書いてあるかわからない連載が載ってたのが
大人になってからSFを読むきっかけになってるので
読んでなければ今のぼくは存在しないかもしれないです。
なんちてみたいな。
☆LaLa /白泉社これは中学二年生から去年の今ごろまで10年買い続けていたので、
10代の後半と20代の前半を共に過ごした旧友のような本と言っても
過言ではないでしょう(笑)あ、花ゆめも5年くらい買ってましたよ。
全プレでチョビのぬいぐるみをゲットしたこともあります。
LaLa の全プレは送った覚えがないですね。
今買ってないのは定期的に本屋さんに行けないからで、
恥ずかしくて買えないからではないのだったりします。
何しろ、男子寮に入っている時にもぼくは出入りの本屋さんに頼んで取り寄せてたもんね。
当然風あたりは強かったけれど、ぼくは外見で判断するとか先入観
で決めつけるとかいう行為が嫌いだったので、女の読むものとか決めつけてる人とは戦ってました。
しかし、連載開始当時同級生だった平ちゃんと万里(ッポイ!)
を置いてあっというまに自分ばかり年を取っていっちゃったのは
複雑な気がします。しかもこの漫画連載場所が移ってたりしてますね。
長いこと続けて読んでると新人の事をいっちょまえに語ったりするもので
津田雅美とかブスと姫君のあたりで
津田は絶対大物になるぜ!とか妹と熱く語りあったりしたのが良い想い出だったりします。
というわけで、一年くらい読んでないけれど、緑川ゆきとかは元気にしてるのでしょうか。
オコジョさんもアニメになってるしねぇ。
とこのように、白泉社育ちだったので CAPRICON1 でたろさに会ったのが
自慢だったりします。立花晶さんと一緒に取材で来てたのです。
プータオに CAPRICON1 レポートが載ったの知ってる?
☆りぼん/集英社残り一つの枠を何にしようかと思い悩んで
少年サンデーとコミックコンプを落して残ったのがりぼんです。
ぼくが(つーか妹)が買ってたころはすでにちびまるこちゃんの連載が始まっていました。
これも読者ページまで丁寧に読んでました。
コーンフレークはしなしなになってから食べるかカリカリのうちに食べるかみたいな論争のことを覚えています。
と書いておけば、銀河通信オンラインを読んでる人の中には自分も覚えている!と反応する人もいるかも(笑)
この読者ページを持ってたみーやんというのはのちにまるちゃんと結婚した人ですね。
当然、岡田あーみんとかが大好きだったりしました。
お父さんは心配症とか、もう窒息するかと思うくらい笑ってましたよ。
柊あおいとかも読んでました。でも南国だからはんてんとかが良くわからなかったりするんですよね。、
ときめきトゥナイトはすぐに第二部第三部になっちゃった気がしますね。
ねこ・ねこ幻想曲(ファンタジア)とかも読んでました。
そして、赤ずきんチャチャ!本誌はいつのまにか読まなくなったけれど、これのコミックスをずーっと、買ってました。
アニメ化したときは、放映されない地方だったので、涙を飲んだりしましたっけ。比較的すぐに再放送されましたけど。
去年か一昨年、萩岩睦美のコミックスを文庫で読んで、
あと何年か早く買い始めていればリアルタイムで読めたのに!と妙な悔しがりかたをしました。
自分が読んでた当時は描いてなかった人だけれど、谷川史子とか好きですね。
さっきもちょっと書いたけれど、
男の子の漫画しか読んで来なかったより幸せだったかと思います。
これらの雑誌を読んで育ったので今の自分があると思いますね。
お名前:タカアキラ ウ
サイト名:Takaakira say http://www.hoehoe-net.com/takaakira/
☆オリーブ/マガジンハウス
これはですね、以前の旧バージョン、月に2出てた、(たしか3日と18日だったような)頃のですね。
とにかく外人の少女モデルがめちゃかわいかった。服はアバンギャルドで真似する勇気はなかったけど
ちょこっと参考にしてたりしました。歴史があるんですよ。この雑誌には、ほんと。
栗尾美恵子さんだったかな、花田勝夫人も、学生時代読者、モデルとして出てた時代もあったし。
売れるまえの、観月ありささんだとか、吉川ひなのちゃんだとか、出てたりして。
小洒落た都会にあこがれる田舎娘をおおいに刺激してくれた一冊です。
一般の少女誌より、サブカルチャー味が入っててて、そういうのにほんと影響受けました。
大人になった(30歳)今でも、まだ当時の雑誌の切抜きのファイル持ってます。
この雑誌をみてると、凄いやる気が出てくるんです。
世の中には、かわいいものや楽しいことがいっぱいあって、悩んでうだうだしてる時でも、
前向きな気分になれるというか。今の「オリーブ」はあまり、みてないんですけど。
最近の、お気に入りは、貧乏なので「フェリシモ」の「はいせんす絵本」です。
おばさんなのに、少女ッ毛が抜けなくて「いかんな」と思いつつ買ってしまいます。
これもみてるだけで、凄く楽しくなってくる。いくつになっても、女の人はかわいいものが好きなんですね。きっと。
お名前: ととこ
サイト名:ことばたちの日々 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/9016/
☆コミックビーム/エンターブレイン
☆文藝春秋/文藝春秋
☆週刊宝石/光文社
コメント:
『SFマガジン』については、もはや好きとか嫌いの範疇を超えて
「自分にとってもっと根源的な何か」と化しているので別格扱いとした。『コミックビーム』は95年の創刊からずっと買い続けている。メジャー誌の枠に収まらない、
だけど面白いマンガを掲載してきた。最近にわかに盛んになった韓国マンガの紹介も同誌が草分けと記憶している。
しかし『コミックビーム』の真骨頂は、面白いマンガのためなら掟破り・飛び道具も辞さないアナーキーさにある。
ついこの前まで同誌に連載されていた桜玉吉の『幽玄漫玉日記』を読むと、編集者とマンガ家の生活が赤裸々に暴露されていて、こんな身内の恥(なんだけど面白い)をさらすような作品を掲載した編集部を尊敬したくなる。
だいたい編集長みずからが正直な経営状況を読者にぶっちゃけられる雑誌が他にあるか? 凄いです。『文藝春秋』は父が購読していたので中学生くらいから読んでいた。
ちなみに家でとっていた新聞は『朝日新聞』。右か左かよくわからない父親である。
しかし両者を読み比べることで、ものの見方の相対性を大いに学べたのは確か。
『文春』は重厚な外見に似合わずフットワークが軽く、宮部みゆきにゲームについてのエッセイを書かせたりしている。
しかもそういうことをしても不思議とサマになっていて、誌面から浮いたりしない
(『朝日』が似たようなことをするとバリバリ不自然になる)。
一人暮しの今も、図書館で毎月チェックしている。この間は池上永一がスーパーのおばさんと戦う話を書いていた。『週刊宝石』は、いわゆる週刊誌の中で唯一SFに好意的だった雑誌。
見開き2ページを使ってジーターの『ドクター・アダー』を書評するなんて企画は専門誌でもやらなかった。
その後も日下三蔵が名作SFを紹介するコラムを書いていた。つくづく休刊が惜しまれる。(文中敬称略)
お名前:鈴木 力
☆ベスト1:EQ/光文社
☆ベスト2:ログイン/アスキー
☆ベスト3:関東版ぴあ/ぴあ
「EQ」:
探偵ネロ・ウルフを愛してくれた雑誌。各務三郎さんの書かれる文章も好きでした。
郷原宏さんがハメットの『闇の中から来た女』(船戸与一さん訳)を一読の価値ありと評した後、
小鷹信光さんが同書の「超訳」批判を寄稿し、年末回顧座談会で郷原さんが
「小説の内容ではなくロバート・B・パーカーをクソミソに貶した船戸氏のあとがきを褒めたんだ」とか
弁解したのも楽しい思い出です。
(事実関係は湯川の記憶で書いています。間違っていたらごめんなさい。
「EQ」誌は休刊、後継誌は「ジャーロ」なのですが、あまり読んでいません。)
「ログイン」:
「パソコン雑誌のくせに、パソコンほとんど関係ないやん!」と叫びたくなる
うましかコーナー『ヤマログ』ばかりが話題になりがちですが、「パソコンも
NUDEが好きだ!」の衝撃を語りつぐ必要もあるのではないか、と思います。
いや、当時の私は純情な少年だったから該当頁の隅をホッチキスで止めて、中は見なかったんですけどね。
あと、この雑誌の影響でSF世界に来てしまった方も多い気がします。
(雑誌「ログイン」は今も残っていますが、ほとんど読んでいません。)
「関東版ぴあ」:
及川正通さんの描く表紙のイラストは苦手でした。読者が投稿した、ちょっと
笑えるネタが載るはずの「はみだしYOUとPIA」も全然笑えませんでした。
しかし田舎から首都圏の大学に進学した私にとって、世界を広げてくれた
雑誌であることは間違いなく、感謝しています。
(表紙は今も苦手ですが、「はみだしYOUとPIA」は春風亭昇太さんが師範に
なってからかなり改善されたと思います。今も関東に行く前には、地元の
本屋さんで買って「ついで」に見るべきイベントがないかチェックすることがあります。)
お名前:湯川光之
サイト名(お持ちの方のみ)、サイトのアドレス:『放出中古車戦隊』 http://www.hi-ho.ne.jp/one7/diary.htm
☆GEO/同朋社
コメント:常に知的好奇心をかきたてる特集がおもしろかったです。
また連載も多様かつ質が高く、特に小泉武夫さんの食に関する連載は、
酒呑みと奇怪な食べ物への憧れを育ててくれて、今のサイトへの隠れた影響力大です。
☆クロワッサン/マガジンハウス
コメント:ややブルジョア志向ですが、優れた品質のものを紹介して
いこうとする姿勢に好感。できればファッションではなく料理に傾いてほしいところです。
☆ラティーナ/LATINA
コメント:各国の民族に根ざした音楽の今を届ける貴重な雑誌。
ラテンアメリカからアフリカ、北欧、アジアまで幅広く取り上げて読者の音楽生息域を広げます。
お名前:おおた
サイト名(お持ちの方のみ)、サイトのアドレス:mourning morning、http://www.max.hi-ho.ne.jp/~uporeke/
☆1「クロスビー」 (株)ニコリ
☆2「ミュージック・ステディー」 出版社忘れました
☆3「ぷろふいる」 ぷろふいる社
よくよく見れば、どれももうなくなってしまった雑誌。
1は「ニコリ」の別冊として言葉系パズルばかりが収録されていたものです。
作家の個性がとてもよく出ていてパズルを解かなくても、読物としても面白かったものです。
(私自身もその一人でしたし)
2は20年まえくらいのかなりマニアックな音楽雑誌。大滝詠一とかYMOとか山下達郎の
ロングインタビューが載っていたし、広告を出していた中古レコード屋の広告も
それはもうマニアックなものばかり。最近、某古書店でかなり高値がついていたのにはビックリしました。
3は言わずともがな。数ある古いミステリ雑誌の中で収録されている作家や作品に好きなものが多いからかなぁ。
新青年や宝石の揃いは流石に高くて手が出ないんだけど、ちょっと頑張って揃えて
隅からすみまで読んでみたいという野望はあります。
お名前:やよい
☆「HOT CHILI PAPER」(H.E.D出版局)
☆「マルコポーロ」(文藝春秋)現在は廃刊
☆「本の雑誌」(本の雑誌社)
コメント:
「HOT CHILI PAPER」は、韓国文化情報誌です。
正確には書籍扱い(地方・小出版流通センター扱い)のもので、
不定期刊(季刊くらいかな)だったのが、今年から隔月刊になりました。
ほとんど韓国映画とポップスの話題で占められていて、
映画予告編とミュージックビデオを収めたCD−ROMが付いてます。
私が韓国に興味を持つきっかけになった雑誌なのです。
面白いですよ!
「マルコポーロ」はホロコースト記事による廃刊事件ばかりが有名ですが
あの頃の花田編集長は乗りまくっていました。
隅から隅まで面白かったです。
でも実は花田編集長になる前から私は好きでした。
「30歳前後のためのオタク系情報誌」だったんですよ。
一度電波少年に表紙を乗っ取られて「マルコピーロピロ」になったことがあります(^^)
そういえば「マルコポーロ」は文春の創立何十周年かで
鳴り物入りで創刊された3誌のうちの一つでしたが、結局3つとも駄目でしたね。
(あとは「サンタクロース」と「ノーサイド」。
「ノーサイド」は出るのが早すぎた雑誌ですね。
「一個人」「男の隠れ家」とかが流行っている今ならいけたのに)
「本の雑誌」は安田ママさんもお馴染みですね(^^)
椎名さんが編集長を降りてからパワーが少し落ちちゃった気がしますが、
やっぱり本の情報誌としては他の追随を許さないのではと。
お名前:政宗九
サイト名:「政宗九の視点」 http://www2.odn.ne.jp/masamune-q/
☆1「プログラムポシェット」/徳間書店
☆2「FMレコパル」/小学館
☆3「月刊OUT」/みのり書房
コメント:
廃刊で揃えてみました。人格形成期に読み耽った雑誌達です。
「耽った」という言葉に偽り無し。広告まで舐める様に読んだものです。
レコパルの実物大スピーカー写真を壁に貼り、プロポシェの欄外記事を
暗記するまで読み、アウトの常連投稿者に恋したりした小〜中学生時代です。
あの頃ほど真摯に「雑誌」と付き合っていた時期はありません。
お名前:[JUN]
サイト名:白炭屋:http://www.nmt.ne.jp/~junichi 月見台:http://www.geocities.co.jp/Playtown/1671/
☆「幻影城」 創刊号から終わりまで、全部現在進行形で買った唯一の雑誌。
無くなってから、その存在意義に気がつきました。全作、今もあります。☆「ガロ」 1967年から73年にかけて毎月買っていました。
本棚の奥にある約5年間の背表紙を見ると、熱かった時代が甦ります。
今も自分は熱いのですが。そのため、何時までたっても大人に大成しません。お名前:こしぬま
サイト名: k美術館 http://web.thn.jp/kbi/
☆1、 平凡社 『月刊 太陽』
この雑誌は文学、建築学、博物学、東洋・西洋史、美学、都市文化論など考察の範疇が広く、
毎月楽しみにしていた雑誌です。『月刊 太陽』から得たものは多く”休刊になる”という
ニュースが流れた時には、かなりがっかりしたものです。
休刊になる少し前に、荒俣宏が「ニッポン陰陽道見聞録」という連載をしていて、
これが単行本になるのを期待していたのですが残念です。
☆2、 新潮社 『SINRA』(のちに『シンラ』に変更)
この雑誌も毎月楽しみにしていた雑誌。”森羅万象”から雑誌名を取ったらしい。
サブタイトルに「深呼吸する地球マガジン」とある通り、自然科学のジャンルで構成されたものです。
特集によって、ついつい買っていました。楽しそうな特集を少し挙げてみると・・・。
“妖怪を探そう” “東京の涌水・名水・天然水ガイド” “星を見る人間”などなど。
そうそう、筆陣も豪華だったのも魅力の一つでした。
☆3、 牧神社 季刊『牧神』
このアンケートには、基本的に僕が新刊書店で手に取った雑誌しか答えるつもりがなかったのですが、
最後に何にしようか?と考えた時、どうしても思い出の深いこの雑誌を挙げたかったのです。御了承下さい。
僕が学生の頃、学校がある隣の駅の古書店で偶然にも発見したもので、
背表紙に書かれてある特集を見た時、(是非読まねば!)という衝動に駆られた雑誌です。
しかしその時、僕には全巻揃いで2万円、というお金は無く、友人に借金して買ったものです。
僕の好奇心を十分に刺激してくれて、そして満足させてくれた雑誌です。
今でも大事にしてて、たまにページを開きます。
1975年から1978年まで刊行されてました。
ちなみに創刊号からの特集を挙げておきます。
創刊号 “ゴシック・ロマンス 暗黒小説の系譜”
2号 “不思議な童話の世界”
3号 “幽霊奇譚”
4号 “海洋冒険小説”
5号 “ウィリアム・ブレイク 予言と神秘の書”
6号 “ウィリアム・ブレイク 無垢(イノセンス)の歌”
7号 “神秘主義について”
8号 “ノヴァーリス 夜の想像力”
9号 “崩壊する女らしさの神話 アメリカ女性作家を通して”
10号 “SFファンタジーの世界 ル・グィンの神話と幻想”
11号 “都市の肖像 幻想市街図”
12号 “人間の棲家 建物の生理学”
マイナス2号 “フェデリコ・ガルシーア・ロルカ”
マイナス3号 特集1“アリス&キャロル” 特集2“A・マッケン 妖魔の
世界”
お名前・善兵衛
@「SFマガジン」(早川書房)
A「冒険王」(秋田書店)
B「OUT」(みのり書房)
コメント:
@言わずと知れた,日本で一番長い歴史を持つSF小説専門誌。
この雑誌との出会いがなければ,SF熱は持続しなかったかも知れない。
購読しはじめた頃は,映画「スターウォーズ」の公開などで空前の(?)SFブームが到来した時代。
その後,数種類のSF雑誌が創刊されては廃刊の憂き目にあったが,
今では通巻500号を超え,世界でも有数のSF誌になった。
サンリオSF文庫の廃刊直後,「てれぽーと」欄にロバーツの『パヴァーヌ』を
譲ってほしいというSFファンの女性に,同書を1冊送ったところ非常に感謝され,
ヴァレンタイン・デイに手作りチョコをもらったのは,まだ僕が多感な時期のことでした(笑)
A初めて親に買ってもらった漫画雑誌。
この雑誌との出会いがなければ,永井豪ファン(ダイナミック・プロファン)にならなかったかも知れない。
特にマジンガーシリーズは夢中になったが,好きなのはTVアニメ版でも永井豪版でもなく,
冒険王に連載された桜多吾作版である。これは後に同社のサンデーコミックスになり,
「グレート・マジンガー」における暗黒大将軍の出陣シーンは強烈な印象を残した。
同誌には別冊付録が毎号付いており,こちらも楽しみだった。
でも今では廃刊になっている模様。いつなくなったかご存知の方,教えてください。
B「アニメック」とともに,高校時代の思い出のアニメ誌(笑)
さくまあきらさんのページが大変面白く(不覚にもコーナー名を失念。「私立さくま学園」だったっけ?),
愛読者の友人と楽しませてもらった。TVアニメのキャラクターのセリフを使った「ダビング遊び」とか。
当時は「機動戦士ガンダム」や「伝説巨神イデオン」などで巨大ロボットブームの
時代でもあったので,設定資料集のページも良く見ました。
お名前:広島保生
☆科学と学習/学研
自分の科学好き、読書好きの一因となった雑誌、初めての定期購読誌でもあります。
(まぁ、親のお金での購読だけど)
学研の科学と学習のサイトURL http://kids.gakken.co.jp/kg
☆中学コース/学研
定期購読を申し込むと万年筆がもらえました。(^^)
マンガ(私の頃は中一コースでは、あだち充が毎年同じような内容のマンガを連載してました。)や
小説等ありましたが、私は毎回、特集記事を楽しみにしてました。
この雑誌の映画特集で「 2001年宇宙の旅」や「ミクロ決死圏」を知ったように記憶しています。
ラジオ番組特集に載っていた周波数をたよりに、全国各地のラジオ放送を聞いたりもしました。
99年の3月で廃刊になったようです。
☆月刊OUT/みのり書房
初めて自分の小遣いで毎月買った雑誌です。とらえ所の無い雑誌で、あえて言えば「おたく雑誌」かなぁと思います。
執筆者、編集者、読者の皆で、楽しんで作り上げている感じが好きでした。
熱心な読者は、アウシタンと呼ばれていましたね。
今でも定期的に、アウシタン同士で交流を行っているようで、「月刊アウト復活委員会(仮)」等の
サイトで色々な情報を知ることが出来ます。
http://ux01.so-net.ne.jp/~kuniy/OUT/index.html
全体についてのコメント
好きな雑誌と言う事ですが、「SFマガジン」は別格として外して選んだら、
自分の雑誌購読史のようになってしまいました。(^^)
お名前:山崎
☆奇想天外/盛光社(10号で休刊)
SFマニアでもミステリ・マニアでもない、中途半端な現在の自分を形づくった雑誌。
ミステリ・マガジンでは太田編集長、SFマガジンでは森編集長時代がいちばん良かった。☆WOO(たぶん4号で廃刊)/ツル・コミック
未だにこの雑誌で紹介された海外コミックスを追いかけています。
Wonderland〜宝島/ワンダーランド(6号で休刊):とにかく平野甲賀のレイアウト。
いまだにデザインでこれを超える雑誌はないと思います。NOWがその次でしょうか。
お名前:SPOOKY
☆ハヤカワミステリマガジン/早川書房
あまり翻訳ものに馴染みのない私メは(国内だけで手一杯)
これで海外の作家さんを知るのでした。
☆東京人/都市出版
粋な東京を知るに良し! そんな雰囲気が結構気に入っています。
もう若者向けのタウン誌系は内容も似たり寄ったりで飽きてしまっているもんで。
☆日経モバイル/日経BP出版センター
創刊時からずっと購読していたのにぃ〜。
いきなりなんの予告もなく廃刊って...ヒドイ(泣) となった1冊。
そもそもどこでもパソコン、どこでもインターネット、を最初から目指してしまったがため
初めて買ったパソコンがリブレット70。
面白いモバイルグッスもいろいろ紹介されていて。モバイラーにはそこそこ使える雑誌でした。
まあ、正直な話、後半はちょっとダレてきてつまらなくなったのも否めませんが。
お名前:タワ
サイト名:たわごと雑記 http://www.page.sannet.ne.jp/otawa/
☆LOGIN/アスキー(1985年頃から1991年頃)
☆ROCKIN'ON JAPAN/ロッキング・オン(1993年9月号〜2000年)
☆QuickJapan/飛鳥新社(vol.0);太田出版(vol.1〜23)
コメント:括弧内は自分が読んでいた期間。思い入れの強すぎる雑誌は
申し訳ないけど外しました。ガッツな笑いとド迫力なやつとか。
LOGIN:制作者が楽しんでいる様がこちらに伝わってくる雑誌だった。
コンプティークにもその空気はあったが、LOGINはとにかく大馬鹿。
編集部の慰安旅行の様子をカラーページで特集したり、
アスキー社内でのRPGイベントに局長を担ぎ出したり("キョクチョーラ"なんつってモンスター扱い)。
ファミ通もそうだが、小(以下略)。
JAPAN:激走編集長、山崎洋一郎がほとんどすべて。主観こそが面白い、ということをつくづく感じた。
勿論、押さえるところを押さえていればの話。編集長が替わってからはあまり読んでいない。
QuickJapan:読んでいたのは赤田時代。創刊0号の熱気にはやられた。
宝島がすでにオヤジ化していた中、ようやく今の雑誌が出た、と思った。
お名前:πR
サイト名:Poetaster Is a Romanticist http://homepage2.nifty.com/pi-r/index.html
☆第1位
第1期〈奇想天外〉 盛光社〜すばる書房盛光社 1974年1月号〜10月号(全10冊)
〈奇想天外〉と言えば、一般的には第2期全67冊を指すことが多いけど、あえて第1期を推す。
いや実際のところ、ぼくは第2期(新井素子がデビューしたやつね)も大好きなのだ。安田均を始めとする
多彩な連載陣、名物の座談会、そして何より、水鏡子=鳥居定夫の眩いばかりの煌き…。
これだけで〈奇想天外〉を1位とするにやぶさかではないのだが、
なおその上、ぼくは第1期を愛しているのである。
ためしに、最も「らしさ」が横溢する5号をめくってみよう。
ミニコミ文化の一環なのか読者投稿が盛り上がっているのはいいにしても、
だからって読者欄を巻頭に持ってくる気前の良さはどうか(しかも4ページもだ!)。
色ページのパロディコーナーが誘発する笑いの発作は抗いようが無く(人それを「爆笑」と呼ぶ)、
充実のコラムもギッシリ。
おフザケの楽しさだけではない。掲載作品を見ればスタージョン、スレッサーら綺羅星のごとし。
一流SF作家12名による、錚々たる顔触れのパネルディスカッションの翻訳があれば、アンダースン、
アシモフ、シェクリイ、ラインスター、ブロックのリレー小説という変わり種もあり。
そして「あてにならない次号予告」が、ホントにあてにならないのを確認するのは、
次号を読む時のお約束〈笑)。
この号以外も、読みどころ満載! 第7号まである特別付録も、ぜひ揃えよう〈笑)。
☆第2位
〈SFマガジン〉 早川書房 1960年2月号〜
言わずと知れたSF界の屋台骨。これだけ歴史があると、
大抵の人がSFを読み始めた時には既にあったわけで、
まるで空気のように、当たり前過ぎて別格扱いにして
しまいがち。今更名前を挙げるまでもないでしょ!?と。
でもね、やっぱり外すわけにはいかないのだ。
断言しよう。〈SFマガジン〉は世界一のSF雑誌である。
その理由は…、いくつも有るから直接聞きに来てくれたまえ(笑)。
様々な角度から、誰をも首肯せしめることが可能だ。
とにかく、世界一だと覚えておいて貰えれば間違いなし。
第3位は欠番。選考の視点により色々と候補が挙がるんだけど、
どうにも決めかねてね〈笑)。
名前:代島 正樹
サイト名:ダイジマンのSF出たトコ勝負! http://www2s.biglobe.ne.jp/~yasumama/daijiman.htm
☆本の雑誌/本の雑誌社
すべてはここから始まった!(笑)
何度も書いていることかもしれないが、実は「銀河通信オンライン」の前身である
紙版「銀河通信」は、何を隠そう、本の雑誌がお手本なのである。
自分の読んだ本のことを書きたい、本にまつわるあれこれを書いてみたい、
「新刊めったくたガイド」や「真空とびひざ蹴り」のように。
そう、私家版「本の雑誌」を作ることはできないだろうか!
かくなる大それた野望を抱いて、習い始めたパソコンを駆使して
ミニコミみたいなものを始めたのがきっかけ。それがやがてネットに移行し、
気がついたら4年もたってしまったというわけなのである。
本の楽しみ方をさらに奥深いものにしてくれた、偉大なる恩人。☆LaLa/白泉社
私の漫画遍歴の源。中2の時の同級生に、これに載っている『綿の国星』を
教えてもらって以来、ひと月も欠かさず読んでいる。
(といっても、今は好きな連載のみだが。)
ラブコメに片寄らない、幅広く自由な少女漫画の世界がここにあった。
もはや私の性格形成にすら多大な影響を与えているといっても過言ではない。
チビ猫、シャールくん、ジャック&エレナ、etc.…。
彼らとの出会いによって、私の学生時代は幸福な輝きに満ち溢れていたのである。
誰よりも大切な親友のひとり、と呼ぶことすらできる雑誌。☆MOE/白泉社
最初は偕成社だったと記憶している。とにかくこのメルヘン&キャラ雑誌は画期的だった。
隅から隅まで、自分の好きな世界のオンパレード。こういう雑誌を待っていたのだよ!
毎度同じ特集を飽きることなく繰り返していてもいいのだ。
かわいいものは、永遠の憧れであり続けるのだから。名前:安田ママ
サイト名:銀河通信オンライン http://www2s.biglobe.ne.jp/~yasumama/02.6.28 安田ママ