祝 銀河通信5周年記念企画!
《あなたの映像化希望作品、教えて下さい》

 日頃のご愛読、まことにありがとうございます。
 おかげさまで、当サイト「銀河通信オンライン」は2003年6月20日をもちまして、めでたく
5周年を迎えることになりました。恒例となりました記念企画アンケート、今回は「映像」にスポットライトを当ててみることにしました。映像化して欲しい作品を、1〜3つまで挙げて下さい、という条件。
 おかげさまで、たくさんのお答えをいただきました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!ではでは、結果発表です!(メール到着順に並べさせていただきました。ちなみに頂戴したメールは16通でした)


『完全な真空』/スタニスワフ・レム/国書刊行会
『残像に口紅を』/筒井康隆/中公文庫
『イリーガル・エイリアン』/ロバート・J・ソウヤー/ハヤカワ文庫

コメント:
 『完全な真空』は『ソラリス』リメイク記念ということでひとつ。架空の本の書評集
なんかどう映像化するんだ! とツッコまれそうだが手がないわけではない。ブ●ッ
コリーあたりに製作を担当させ、それぞれの本を萌え萌え美少女キャラに擬人化し
て、テ●ビ東京の深夜枠で放送したらけっこうイケるはずだ。ちなみにキャラデザは
千羽由利子を希望。

 『残像に口紅を』は、ストーリーが進むにつれ文中で使える仮名の数が減っていく驚
異の実験小説。 たとえば「い」はもう使わないとなれば「犬」や「椅子」という単
語も使えなくなる。そんなのどう映像化するんだ! とツッコまれそうだが手がない
わけではない。ブ●ッコリーあたりに製作を担当させ、五十音をそれぞれ萌え萌え美
少女キャラに(以下略)。

 『イリーガル・エイリアン』はテレビの2時間サスペンス枠で翻案されたら、見る。
何をおいても見る。舞台は日本の温泉かどこかで、容疑者のエイリアンの友人は温泉
宿の仲居さん(市原悦子)。老弁護士はもちろんいかりや長介で、検事役は佐藤慶。
タイトルは「仲居さんは見た!殺人事件の容疑者はエイリアン…失われた皮膚に秘め
られた宇宙規模の陰謀・雪の温泉街でその時OL三人組は」で決まりだ。

お名前:鈴木 力


『火爆城市(ルパン三世 九龍の財宝)』/よしだまさし/アジアンエンターテインメント研究会発行「電影風雲1992」
『風繼續吹』/よしだまさし/アジアンエンターテインメント研究会発行「電影風雲1994」
『新龍争虎闘』/よしだまさし/アジアンエンターテインメント研究会発行「電影風雲1996」

コメント:
 上記の3本が何かというと、自分が書いた大嘘原稿、つまり、
「香港でこれこれこういう映画が作られた」という内容の大嘘原稿なのです。
この原稿のベースにあるのは「こういう映画がみたい!」という欲求なもんで、
映画化してくれるところがあれば、ぜひとも見てみたい。
ちなみに、この原稿に騙される人が続出し、商業誌のライターさんから
話をうかがいたいという連絡が入ったこともありました。
 今回のアンケートの趣旨とは違うかもしれないけど、いやあ、見てみたいです。

 原稿は下記のアドレスにありますので、よろしければご一読ください(と、宣伝などしてみたりして)。
http://homepage2.nifty.com/GARAKUTA/denei/deneitop.html

お名前:よしだ まさし
サイト名:ガラクタ風雲


『切り裂きジャックを待ちながら』/有栖川有栖著(「ペルシャ猫の謎」収録作品)/講談社

『星虫』/岩本隆雄/朝日ソノラマ文庫

『クロノス・ジョウンターの伝説』/梶尾真治/朝日ソノラマ文庫(まもなく復活!)

コメント:1は、火村・アリスコンビをドラマで観られるのならば、この作品をやってくれないかなーと。
短編ではこの作品がかなり印象的。なにがどう・・・と問われたら、答えにくいんですけど。
ただ、誰が火村さんを、アリスを演じられるだろうか・・・。謎。

 2は、実はアニメ化の話が進んでいるとか! ただし、実現するかどうかはまだわかんないみたいで。
ソノラマの担当さんにも「アニメ化の話はどうなりました?」なんて探りを入れてしまう、特権乱用しまくりの書店員。

 3は、布川さんの話をぜひやってもらいたいかなと。
あの話ならば、ラブファンタジー風な実写映像化可能なはずなので。
夜にも奇妙な物語でやってくれないかな。ブラックな話の合間に、心がほっとする話として。

お名前: さくらざわぞう(美紀彦)
サイト名:<あとらんだむーんらいと> 


『鎮火報』/日明恩/講談社
『風に桜の舞う道で』/竹内真/中央公論新社
『スノウ・グッピー』/五條瑛/光文社

コメント:
映像化しやすそうなものを考えたら、この3本が候補になりました。
『鎮火報』 原作をもう少しすっきりまとめて2時間枠のドラマにしたら結構面白いかなと。
『風に桜の舞う道で』 読んでいた時から頭の中に絵が浮かんでいたので。
ワンクールの連続ドラマにちょうどいいと思うんですが。
『スノウ・グッピー』 この方の作品はどれでも映像化しても面白そうな感じなんですが、
1番映像化しやすそうなのはこれかなと。

お名前:タワ
サイト名:たわごと雑記


『ジョジョの奇妙な冒険 』第一部〜第二部 /荒木飛呂彦/集英社

コメント:
昔第三部がアニメ化されたことがあるそうですが。(見てないけど)
できればアニメ化ではなく実写化していただきたい。
監督はべつにおたくっぽい人じゃなくっていいや。
ええと、コッポラとか。一部とニ部は舞台が外国だし、そこまででちゃんと完結してるのでOKでしょう。
うーん、映画化でエピソードをはしょるよりもテレビシリーズとかで
ぎゃー!!今週はここまでなの〜!!次はどうなっちゃうのかしら?
とわくわくしながらみるのもいいかも。や、続きは知ってるんだけど。

DVDの特典にはなんとu-ki 総統の一人吹替が!

『秘密 THE TOP SECRET /清水玲子/白泉社

コメント:
これは死後の脳から生前に見ていた画を再生させる技術というアイディアの連作短篇だから
映像化することに意味はあるでしょう。とはいえ、一回作品の大統領暗殺の謎を追う話は
ではこの技術をまえにして自分だけの秘密を確保するには。みたいなところが読みどころなので、
映像化では理解してもらいにくいかも。シリーズ化したのか
殺人犯や被害者が観た映像を犯罪捜査のために捜査官がみる奴を是非。放送できないか。

『クロノス・ジョウンターの伝説』/梶尾真治/ソノラマ文庫

コメント:
これはテレビの二時間枠で三話全部当代の
人気俳優を使って若者に注目されるように映像化していただきたい。
世にも奇妙な物語のクリスマススペシャルとかでどうか。
SMAPメンバーを使っても良いけど今度は別の人にした方がいいかも…。
みんな見て!そして原作も読んで!本屋さんに注文してして!
映画化で黄泉がえりの文庫がたくさん売れてるみたいですが、
梶尾真治はもっともっとブレイクして欲しい!ゆとりのある環境で
執筆に専念して欲しい!熊本のみんなはガソリンを買おう!
(専業だったり、ゆとりがあるから良いものが書けるというわけではないでしょうけれど)

お名前: タカアキラ ウ
サイト名:Takaakira Say


やっぱり一度は見てみたいのはこれですよ。街の風景も、逃避行の冬の風景も絶景だろうと思います。

『闇の左手』/ル・グウィン/早川書房

コメント:CGをふんだんに使った異境の風景が見たいです

お名前:くーべ
サイト名:http://www.ne.jp/asahi/kube/star/


『プリンセス・プラスティック』シリーズ/米田淳一/ハヤカワ文庫JA

コメント:別に"熱い思い"はないんですが(^^;、この作品はぜひ"絵"で見てみたいなぁと。
良い監督にあたると、おもしろいアニメになりそうな気がします。

『ロケットガール』/野尻抱介/富士見ファンタジア文庫

コメント:ごひいきの野尻抱介作品だと、やっぱり『ロケットガール』。
アニメ化の話は既にパイロットまでありますが、ここはひとつ実写版で。
映画オリジナルキャラのソユーズガールに tATu なんか使ってみたらという思いつきだけで書いてますが(^^;
# 実写の場合、肝心の、ゆかり、マツリ、茜の配役がどーなるかが怖いですが(^^)

お名前:Hirayan
サイト名:Hirayan's Sci-Fi page 


「マルドゥック・スクランブル」/冲方丁/早川書房
「ドラゴンファームシリーズ」/久美沙織/早川書房(初出は何処だったか失念)
「戦闘妖精・雪風」/神林長平/早川書房

コメント:
「マルドゥック・スクランブル」は、明らかに映像を意識していると思うので、完結の暁には何らかの形で映像化して欲しい。
「ドラゴンファームシリーズ」は、水玉の絵でアニメ化。
「戦闘妖精・雪風」は、もう一度キチンと映像化して下さい…。GONZO以外で…。

お名前:adramine
サイト名:gobbledygook


『妻の帝国』/佐藤哲也/早川書房
『着飾った捕食家たち』/ピエール・クリスタン/サンリオ
ハップ&レナードシリーズ/J・R・ランズデール/角川書店

コメント:『妻の帝国』は実際にかなり映像化しやすそう。主演は有森也実と緒方直人。
『着飾った捕食家たち』はJOJOみたいなので、ファンがつきそう。
アニメの方がいいかもですが、実写なら監督はテリー・ギリアム。
ハップ&レナードシリーズは洪水シーンが大変かもしれないけど、
シリーズ化できそうなのでテレビドラマなどで。
主演はサミュエル・ジャクソンとブルース・ウイリス、ユマ・サーマン。

お名前:おおた
サイト名:mourning morning


「白夜行」 :すでに映像化されているのかもしれないけれど。
読みながら、出てくる女性は絶対小雪さんがぴったりとイメージしてました。
「上と外」 :あの不思議感を、ぜひ映像でみたい。絶対全部海外(もちろんボリビアとか)ロケで。
「キッドナップ・ツアー」:ロケ地をどこに選ぶかが見もの。脚本は岡田恵和で。

お名前:けよいけこ


「夏のロケット」/川端裕人/文芸春秋

コメント:
これはちゃんと映画化して欲しいですね。主人公は織田裕二かな。

「銀河英雄伝説」/田中芳樹/徳間書店

コメント:
これは実写映画化を夢想してます。まず無理でしょうけど。
田中芳樹MLでキャスティングを考えた事もありましたが、ラインハルトは思い浮かびませんでした。
ヤンは昔のジョン・ローン、ユリアンは昔のリバー・フェニックス。

「バトルランナー」/スティーブン・キング/扶桑社

コメント:
これはシュワちゃん主演の映画化があまりにもあまりだったので、
原作に忠実に再映画化して欲しいです。主演はジュード・ロウとか。

お名前:きさ


『ウォッチャーズ』/クーンツ/?
コメント:アインシュタインとアウトサイダーの陰陽に人間の浅ましさが見えるのが悲しい

お名前:myuma


『ハードワイヤード』/ウォルター・ジョン・ウィリアムズ/(ハヤカワ文庫SF)

コメント:
出演:カート・ラッセル(カウボーイ)、キャリー=アン・モス(サラ)
マルコム・マクダウェル(悪の親玉)、ブルース・ウィリス(ハゲ)
友情出演:サニー・千葉(特攻する人)
監督:アルバート・ピュン
制作:エンパイア・ピクチャーズ
読んでいる漫画は大抵アニメになっちゃってますね、
小説だと『戦闘マシーン・ソロ』がいいかな、と思ったらもう映像化済みで。
この作品も古本屋で探すとなかなか見つからないんですよねぇ。
いかにもSF映画やアニメに向いている作品だと思うんですけど。

お名前:u-ki
サイト名:「私立東鳩学園No.6


トイズ・ヒル物語シリーズ/岡野史佳

コメント:わたしの場合、すごく好きな小説や漫画でもあまり映像で見たいと
いうふうには思わないし逆に好きな映像作品でもノベライズだとかを読みたい
とは思わなくて、それは映像化しやすいタイプの作品かどうかというのも関係ないのですよね。
何であれ脳内イメージが1番というか。
でも、トイズ・ヒルの闇と光の世界、冷たくてあたたかい住人たちはどんな映像になるのか
ちょっと見てみたいかな、ということで。
……この作者の作品ってアニメ化とかされたことないですよね??
「ハッピー・トーク」というのも考えたのですけど、イギリス・13歳の女の子・ミュージカル的というアニメは
いま日曜日にやってるようなので(^〜^;)

お名前:うたたねこ
サイト名:うたたねこや


海外:マキリップと言いたいが、やっぱりハイペリオン、エンディミオン!!!
イーガンの(短編の)映画化もよろしいのでは?
ダイアナ・ウィン・ジョーンズが宮崎アニメじゃない形で【ちゃんと】映像化されるのも希望。

国内:守り人シリーズと、『空色勾玉』シリーズ

お名前:ニム(Nimh)
サイト名:ニムの木かげの家


『竜とわれらの時代』/川端裕人/徳間書店

恐竜が主題となっている小説ですが、恐竜が暴れまわるようなお話ではありません。
日本の片田舎で発見された世界最大級の竜脚類の発掘を通して、
民族・イデオロギー・宗教が複雑に絡み合った現代(われらの時代)を描き出した作品です。
映像化するのは難しいかも知れませんが、中盤の山場である学会での発表シーンは
法廷ドラマのような雰囲気で撮影希望。
作品の終盤はバリバリのアクションシーンにして盛り上げて欲しいですが、
文ばあの「かんこ踊り」のシーンもちゃんと映像化して欲しいなぁ。

『ロケットガール』/野尻抱介/富士見書房

《特報》
宇宙航空研究開発機構(JAXA)、全面協力
JAXA研究施設、種子島、クリスマス島、ソロモン諸島にて大規模ロケ敢行!
開発中の有人宇宙船「ふじ」とその打ち上げ施設を使用したリアルな映像!!

「ODAで開発したロケット、打ち上げるのは・・・・・・・女子高生!!」
『ロケットガール』

撮影快調!
日本初の有人宇宙船打ち上げに合わせて、来年夏公開予定!!

『鉄(くろがね)コミュニケイション ハルカとイーヴァ』/秋山瑞人/メディアワークス

原作:たくま朋正、かとうひでお
秋山瑞人によるオリジナルノベライズ、ついにアニメ化!!

世界が壊滅した後、五体のロボットと暮らしていた少女ハルカが出会ったのは、
自分そっくりのロボットだった。
「私はイーヴァ。そっちのでかくて、いかつくて、無愛想なのがルーク。
色々迷惑かけちゃったみたいだけど、とにかくよろしくっ」

仲良くなるハルカとイーヴァ、しかし、ハルカとルークが仲良くなるにつれて
変化するイーヴァの心。そして、その心が二機の悪魔、ビショップとナイトを呼び寄せる。
さらわれたイーヴァの救出をかけた最終決戦!
その時、記憶の封印が解け、そしてルークは全てを思い出した・・・・

『鉄(くろがね)コミュニケイション  − ハルカとイーヴァ −』

<彼女は、ロボットになりたかった。
     そのロボットは、彼の心に住む彼女になりたかった。>

帝国座にて、次回ロードショー

お名前:山崎


『中継ステーション』クリフォード・D・シマック著 ハヤカワ文庫SF

実を言うと、パッと思いつくのは藤子アニメの〈ジェイムスン教授〉シリーズだったりして
(邦訳のハヤカワ文庫版は、カバー・口絵・挿絵とも、藤子不二雄なのです。念の為)。
番号名で呼ばれる同じ姿の登場人物たちばっかりなんて、
想像するだにフツーの視聴者置いてきぼり感覚が楽しそう(笑)。
グッズの商品展開にも問題があるかもしれないけど、「ジェイムスン教授の絵描き歌」が大流行り!
しまいにゃ、紅白のウラで「大晦日だよ!ジェイムスン教授」だなんて、ゼヒやって頂きたいものである。
…というのは、あんまりにも与太話のネタ的に過ぎるし、
みんな(註 〈本の雑誌〉2003年6月号7ページ参照のこと)思い付きそうなことだからヤメとこう。

設定のイメージと実作の内容にギャップがあったものとして、シマックの『中継ステーション』がある。

アメリカの片田舎にひっそりと暮らす主人公。このまだ若い一見平凡な農夫の彼は、
実は既に100歳を優に越す長寿の持ち主であった。
なぜなら彼は、地球人の知らない全銀河系文明の数多の異星人たちが旅の途上訪れる、
「中継ステーション」の管理者なのである。

ヒューゴー賞受賞作にケチを付けるわけではないが(むしろ好きな作品です)、
忠実な映像化だとかにこだわらないから、この設定で連作ドラマ化を希望!

エキゾチックな異星のドリンク片手に、暖炉のそばで葉巻でも燻らせながら聞く、不思議な星々の物語。
やがて旅人は往く。そしてお客が今日もまた…。

キレの良い短篇ドラマの魅力を、存分に堪能させていただきたい。

名前:ダイジマン 
サイト名:ダイジマンのSF出たトコ勝負!


 『秘密』清水玲子はタカアキラさんに取られ、「ハイペリオン」シリーズはニムさんに取られてしまった(笑)。
しかし、ゼッタイ誰か挙げると思っていたこれが出ないとは!(助かった〜)

誰もが見たら必ずにっこり微笑まずにはいられないであろう映像作品、そう、それは
『ぶたぶた』さんシリーズ実写版だ〜!

『ぶたぶた』シリーズ/矢崎存美/徳間デュアル文庫

 ぜひともショコラのぬいぐるみをCGで動かして、超キュートな映画もしくはドラマに!
秋から夜9時のゴールデンタイムドラマ、1クールでどうですか?
「動物のお医者さん」がウケたことだし。って路線違うけど。

SFはどれもこれも全部この目で見てみたいけれど、
「エンダーのゲーム」(オーソン・スコット・カード/ハヤカワ文庫SF)って映画化されましたか?まだだよね?
「占星師アフサンの遠見鏡」(ロバート・J・ソウヤー、ハヤカワ文庫SF)なんかも面白いのではないでしょうか。
ソウヤー作品はどれも、すぐにでも映画になりそうな感じですね。
宇宙人がいっぱい出てくるのは、特に見たいです、やっぱり。
(蛇足だけど、ハヤカワ文庫SFとか創元SF文庫なんかも、もっと中に挿絵があればいいのになあ〜)

名前:安田ママ
サイト名:銀河通信オンライン

03.6.28 安田ママ