12.31(日) ざっと買い物した後、家の大掃除。いやあ、人間、やればできる!ということがよくわかりました(笑)。お昼から始めたのに、3時には終了。さすがに3人でやると早い。娘もだいぶ手伝ってくれたので助かった。メインの本の片付けは、正月明けにやることに決定(笑)。実はこれが一番大変だと思われる。果たしてホントにできるのか?

 我慢できずに、『失踪HOLIDAY』(乙一、角川スニーカー文庫)と『カードキャプターさくらイラスト集3』(講談社)を買ってきてしまった。しかもレジのバイトらしきお姉さんに、「あの、カバーは角川文庫のモモのにして下さい!」と無理やりお願いしてしまうダメダメぶり(笑)。これ、ちゃんとしおりがカバーにくっついてるのね。けっこうスグレモノじゃん。10種類あるらしいが、私はピンクのミッピでした。ハヤカワ文庫の「21世紀ハヤカワの旅」のフェア付録カレンダーもどっかでゲットしてこなきゃ。あ〜、30周年記念読者プレゼントもまだ申しこんでないんだよな。やらなきゃ。

 さっき娘と書店でみかけた絵本、『ねみちゃんとねずみくん』(なかえよしを・上野紀子、ポプラ社)がかわいかった〜。ガールフレンドのねみちゃんが何か編物をしてる、それだけでねずみくんは「あれはきっとぼくにくれるんだな、それでああなって、こうなって、結婚しちゃて子供ができちゃって…」と妄想がとまらないねずみくん(笑)。『めぞん一刻』の五代くん並み。で、「なにかんがえてるの?」とねみちゃんに突っ込まれて真っ赤になる。オチも傑作。くすくす。

 昨夜から読み始めたのは『螺旋階段のアリス』(加納朋子、文藝春秋)。探偵事務所の話なんだけど、加納さんらしい、どちらかというと日常の謎的ミステリ。今年の読み納めはこれになりそう。

 さて、今年読了した本はいったい何冊だったんだろう?えと、乱読書いたのが54、乱読ひとことが15、読了したのに書いてないのは、う〜ん、今9冊は確実だが、おそらくもっとたくさんあるはず。確実な合計は78冊だが、ざっと90くらいは読んでるんじゃないかな??今度、ひまな時に日記を全部チェックしてみよう。やー、今年も楽しませていただきました。

 というわけで、今年もいろいろありがとうございました。来年も銀河通信をなにとぞよろしくお願いいたします。皆様、よいお年を!(あ、トップの画像は牛飼いとアイコンの部屋の「銀河鉄道の夜」のイメージです。素敵でしょ?)

 アンケート、かけこみで昨夜から今日にかけてガンガン集まってます。ありがとうございます!!!今年中ならまだ間に合いますよ!


12.30(土) 仕事納め。ふう〜、今年もなんとか終ったあ。当店は某デパート内の書店なんですが、地下の食料品売り場はお正月の買い物客で、すんごい混雑でしたよ〜。書店はといえば、年末年始は、なぜか日頃めったに売れないような本が売れるのですよ。あとはお年玉用の図書券がガンガン売れます。

 昼にスリップ整理をしていて愕然。なにこれ、『カードキャプターさくらイラスト集3』(講談社)って!?出たの全然知らなかったよ!しかも当店はちょびっとしか入らなくて即売り切れ。があああん!追加が入るのをまとう。くすんくすん。

 ベスト1アンケート、現在19通。明日、31日の晩で締め切りですよ〜!


12.29(金) ちょっと早いですが、今年のワタクシ的10大ニュースを。いやあ〜、いろんなことがありましたが、充実した1年でありましたよ。なんか、年をとるたびにいいことが増えていってる気がするなあ。これってすごく幸福なことよね。以下、順不同で。(今、ざっと今年の日記を読み返してみた…よく書いたよなあ、我ながら)

1、本の雑誌2000年10月号に、ミニエッセイが載ったこと。長年愛読していた雑誌に自分の書いたものが載るというのは、実に感慨深いものがあります。うれしかったなあ〜。
2、出産以外で初めて入院した(笑)。これはいいことじゃないけど、事件だったので。
3、SF大会に参加できたこと。ほんっとに今年の大会はよかったです、っていつも思うけど。憧れの方にたくさんお会いできたし。目黒さん、菅浩江さん、などなど。宮部みゆきの対談を聞けたこと、山田正紀の活躍ぶりを堪能できたことも忘れがたい収穫。
4、いろいろあったけど、SFセミナーも楽しかった。角川春樹の話を聞く機会なんて、もう2度とないかもしれん。ひととぶつかったりもしましたが、人間自分に正直に生きてりゃひととぶつかるのは当たり前なのだ。それもまたよし。
5、6月に10万カウントを記録したこと。その記念として、初の銀河通信オフ会を開催したこと。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
、沖縄に生まれて初めて行ったこと。いいところでした〜。ゼッタイまた行きたい!そういや、シークヮンサーは、糖尿病予防にすごくいいそうですよ!
7、ださこん4にちゃんと参加できたこと(笑)。ださ3には行かれなかったがな。
8、ださ4のWeb書評アンケートで、DASACON賞をいただいたこと。
9、ネットや何やかや、公私ともどもいろんな方々にお世話になったこと。今これを読んでくださってるあなたへの感謝も含めて。本当にありがとうございました。
10、秘密(笑)。

 あとは今年も好きな作家が増えてしまったことと、いい本をいっぱい読めたことですね。ワタクシ的今年のベスト10も、来年になってから発表の予定。しかし、ネットのことばっかだなあ↑(笑)。こんなことでいいのか?

 来年の目標としては、夜更かししすぎないように気をつける(もう無理のきかないお年頃、ほほほ)。自らへの戒めとして。あとはそうねえ、すぐ怒らないとか、あまりアホなマネをしないようにするとか。でもどうせ守れないからいいや(爆)。

 ベスト1アンケート、着々と集まってます。まだの方、お急ぎください!!!


12.28(木) 今日の午後便で今年の荷物は終り!さあ、あとは売るだけだあ!出版社の皆様、取次の皆様、今年1年お疲れさまでした。でも書店は大晦日も正月も働いてますねんよ〜(当店は元旦のみ休業。あとは営業してるのだ)。さあ、あともうひと働きだ!

 昼にレジに立っていたら、例の久保書店のSFを買ってくださってるお客様が!「ぬぬ、やるな!」とちらりと顔を見たら、きゃ〜っ、林さんではないですか!う、うれし〜い。お買い上げ、ありがとうございます〜!今日はダイジマンは休みだったんですよね。さぞかし残念がるに違いない。(そういえば、風邪は大丈夫だったんでしょうか、林さん?)昨夜はkashibaさんもいらしてくださったご様子。毎度どうもです〜!「世紀末冗談企画」って命名、傑作ですね(笑)。

 昼休みに『20世紀SF 星ねずみ』(河出文庫)の「時の矢」クラーク、「AL76号失踪す」アシモフ、「万華鏡」ブラッドベリ、「鎮魂歌」ハインラインを読む。ブラッドベリがすごくよかった。彼の作品は、どれもじいいんとするものがある。心のいちばん柔らかい部分、急所にちくんと刺さる感じ。「ううっ、そ、そこは弱いのよ〜(身もだえ)」みたいな。マジ感動した。クラークとアシモフは文句なく面白かった。アシモフのユーモアセンス、サイコー(笑)。「鎮魂歌」は再読。これもとても好きな話。全然違うんだけど、これを読むといつもヤマトの沖田艦長が亡くなるシーンを思い出してしまう。「なにもかもみな懐かしい…。」号泣。

 昨夜、『永遠の森 博物館惑星』(菅浩江、早川書房)読了。読み終わるのがもったいないような、素敵なお話でした。テクノロジーの反対方向にある(といえるんじゃないかな?)、「芸術」というファジーな美を描いた傑作SF。ラストの美和子の「綺麗ね」というセリフが、まだ胸の中にこだましています。乱読アップしました。

 新刊速報、更新。今年の更新はこれでおしまいだと思います。次回は正月明け、出版社が動き出してからね。あ、前に『エンダーの子どもだち(上・下)』ハヤカワ文庫SFが1月発売って書いたのは2月の間違いでした。すみません、今日気がついた。


12.27(水) 水曜日は、昼の12時を回らないと体が動かないということが判明。目が覚めたのは9時半だったのに。頭は回るが体が死んでいる。しかたなく、手が届く位置にあった『ダックスフントのワープ』(藤原伊織、文春文庫)を読んでしまう。やっぱり村上春樹的純文学だと思う。表題作がなんとなーく雰囲気違う?と思ったら、加筆・修正してたのね。

 改めて思ったのは、エンターテイメントは読者の方を向いて書かれた小説であるのに対し、純文学って作家が自分の内側を向いて書かれた小説なんだなあ、ということだ。『テロリストのパラソル』を始めとする藤原伊織のミステリは、申し分なく前者である。いかに読者を楽しませるか(これは楽しいという感情だけでなく、たとえば泣かせたり、驚かせたり、などなどの諸感情を読者に抱かせること全てだ)。読者を惹きつける、でもいいかもしれない。これに心を砕いて書かれているのがエンターテイメント。

 純文学は、作家が自分の内面を掘って掘って掘り起こしていく、といった作業のような気がする。読者のためではなく、自分のために書いた小説。著者の心の奥深くに眠る、「悲しみ」みたいに一単語ではとうてい言い表せないもやもやっとしたあいまいな感情を、そのまま文章化したような。

 明らかに後者である『ダックスフントのワープ』を読むと、なんかこう、著者の茫漠としたさみしさの広がる、心の中を覗き見てしまったような気がしてしまうのだ。

 あっ、おおたさん12月24日の日記でうちのアンケートを紹介してくださってどうもありがとうございます。新刊だけに限ってませんからね(なぜか誤解されてるフシが…)、今年読んだものでしたら既刊でも再読でもオッケーですので、皆様なにとぞよろしく〜。ところでうちのURLは文字化けしてしまってリンクできないそうですが、なぜだろう???私にも謎。ファイル名とかが悪いのでしょうか、どなたかhtmlに詳しい方、教えてくださ〜い。


12.26(火) すごく中途半端な気分。自分の気持ちを素直に言えなかった私が悪い。アホ。

 えと、実は、思い切って久保書店のSFノベルスとQTブックス(SFのみ)を全部注文してみました。それぞれ2,3冊は絶版でしたが、それ以外は生きててびっくり。今日、その荷物が届いて、実物初めて見たんですが、いやあ、B級SFな表紙だねこりゃ!(笑)しかも安い。昔の値段のままだから、1冊600〜980円くらいってとこ。てなわけで、当店のSFの棚には今、これが並んでおります。お近くの方で興味がおありのお客様、どうかお買い上げくださいませ〜!!一応、期間限定フェア(1ヶ月くらい)ですので早いもの勝ちよん!

 上のアンケート、締め切り間近ですよ!お急ぎください、あと5日!(ってことは、あと5日で新年だあ!うっそお、やばすぎる〜〜!!あれもこれもしなきゃいかんのに〜!)


12.25(月) お子様は、今日から冬休みなのかな?出版社も今週半ばからお休みに入るし、荷物地獄もあともう少しだわ!ふぁいとおっ!!

 SFマガジン2001年2月号を買う。「21世紀到来記念特大号パート1 日本SF編」。分厚いなあ、と思ったら1800円っすか!
第12回SFマガジン読者賞、海外部門1位は『祈りの海』グレッグ・イーガン。山岸さん、おめでとう〜。「完全保存版:21世紀SFのキイパースン(国内篇100)」も面白かったです。作家のラインナップを見ながら、自分がホントにこっち方面に近しくなってしまったのをしみじみ感じてしまいましたよ(それほど読んでるわけじゃないが)。SFの国にそろ〜りと右のつま先だけ入れてたつもりが、今や「SF国の国民」状態?(笑)>水玉さんの「SFまで10000光年」
#私もSF者という自覚症状がないまま、50年後のある日に「そういえばあなたってSFが好きねえ」とか言われてみたいものだ>もう無理です(笑)。

 u-kiさんの読書日記の更新分を読んでてびっくり。なにい、文庫版の『ダックスフントのワープ』(藤原伊織、文春文庫)には単行本に収録されてないものが入ってるって!?知らなかったよお。これだから文庫はあなどれない。本日、速攻ゲット。2つも話が増えていたのね!


12.24(日) やった!「ポケットワールド3」(ガシャポンね)どこでもいっしょ、5種類全部ゲット〜!!しかも一発で全部出てダブリなし!うれしい〜〜〜〜。ウサ子がパンキーでかわいいわん。サンタさんからの、ささやかなクリスマスラッキーかな。

 今年の私はエラかったぜ。なんと!本日年賀状を全部出し終わったのだ!!超がつくほどの快挙である。いやあ、暮れのうちに出せたのは何年ぶりだろう…(遠い目)。しかし、ご無沙汰の方がいっぱいいるなあ。もう何年も会ってない方も。元気でさえいてくれればそれでいいんだけど。

 と書いててふと思い出した。小学校の1,2年の頃同じクラスで、学校から帰ると毎日のように一緒に遊んでいた男の子。この年頃の暗黙のルールとして「家が近いほど仲良しになる」というのがあり、その子の家とは歩いて1分の距離だったのだ。登下校も一緒に手をつないで歩くほどで、クラスメイトに「誰かさんと誰かさんが麦畑〜♪」とからかわれてもへっちゃら。奥手でニブかった私は、なんではやし立てられるのか、さっぱりわからなかった。幼稚園の頃の風評では「いじめっ子」という噂だったが、全然そんなことはなかった。はにかみ屋で、やさしい子だった。

 が、3年生になってクラスが変わるやいなや、ぱったりと彼とは遊ばなくなった。この頃から、男女の違いというのが、やっとおぼろげながら理解できるようになったのだ。そして4年生になったある日、彼から電話がきた。「今度引っ越すんだ」。…あまりに突然のことに面くらい、自分がなんと答えたかはよく覚えていない。ああ、なぜあの時私は素直に彼に会いに行ってあげなかったんだろう。「元気でね」のひとことを言うためだけでもよかったのに。私はもう、そういったことに妙な照れくささを感じる年頃になってしまっていたのだ。それきり、彼とは一度も会っていない。

 その子の名前と生年月日だけは今でも覚えている。いや、会いたいというわけじゃない。ただ、時々ふっと「今頃どうしてるかなあ」と思うだけだ。彼も、どこかでふと私のことを思い出すことがあるだろうか。

 昨夜から、読みかけだった『永遠の森 博物館惑星』(菅浩江、早川書房)をまた読み始めました。クリスマスに読むのにぴったりの、美しいSF。菅さんてやっぱり性善説のひとなんだな、たぶん。やさしくて心がほわっと温かくなる本です。


12.23(土) ほとんどレジに入り浸りの1日。クリスマス包装の嵐。皆様、プレゼントに本を買ってくださって本当にありがとう!図書券や図書カードを贈る方も多かったです。うう、もらう方、いいなあ。>うらやましがるなって。

 実際、本をプレゼントするのってけっこう難しいのよね。本ってすごく好みの分かれるモノだから。あのひとこれ持ってるかなあ、とか、こういうの読むかなあ、とか。まあそうやってあれこれ悩むのがまた楽しいんだけど。

 今だったらそうね、相手にもよるけど、恋愛小説が好きそうな人だったら『ライオンハート』(恩田陸、新潮社)オススメだな。とにかく本が好き、っていう人向けなら、今日「王様のブランチ」で紹介されて、当店でも売れてた『らくだこぶ書房21世紀古書目録』(クラフト・エヴィング商会、筑摩書房)あたり。このひとたち(でいいのか?)は本当にセンスがいいです。レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』(新潮社)も、万人にオススメの1冊。森の中を散歩したような、すがすがしい気持ちになれます。これを読んだときは、もし自分に将来子供が生まれたら、あちこち自然の中に連れて行こうと思ってたんだよなあ…。

 『20世紀SF1 星ねずみ』(河出文庫)を読み始めました。といってもまだフレドリック・ブラウンの表題作だけ。面白かった〜。『スポンサーから一言』のときも思ったけど、このひとは本当にどれを読んでも面白いね。芸達者でユーモアたっぷり。人に道を聞くミッキーマウス!私も会いたいものだ。博士のなまりっぷりも笑えました(>最初は幼児語かと思った)。中村融さんイチオシの『未来世界から来た男』(創元SF文庫)はまだ買えるのかな?

 星間宇宙船のヒラノさんの書き込みを見てると、『ハイペリオン』が読みたくなる〜!こ、これ時間恋愛モノだったんすか!?(笑)初耳だぞお!(ちなみに私の中では「トゲトゲのこわいひとが出てくるSF」という認識になっていた^^)読もうとは思ってるんだけど、読み始めたら止まらなくなりそうで…年末のこの地獄の時期にハマったら死にそうなんで…あうう、誰か私に冬休みをくれえ!!!(家事育児抜きでよ)

 あ、2000年私のベスト1アンケート、締め切りまであと一週間ですよ〜!年末の忙しくなる前にぜひ投票を!お待ちしてます!!


12.22(金) あっという間の1日。

 『奇憶』(小林泰三、祥伝社文庫)読了。うげげげげ〜気持ち悪かったあ〜。発想とかはすごくいいんですよ。並行世界っていうんですか?今のこの世界のすぐ隣に、ちょっとだけ違うもうひとつの世界がいくつもある、という。これを子供の頃の記憶とからめて、小説として仕立てる手腕とかは申し分ない。ただ…この方のテイストはもうとにかくグロいのよ〜気持ち悪いのよ〜、やっぱ生理的に私にはグロはダメだ!(笑)>なら読むなって。もちろんそう思わせるように書いてるんだからホラーとしては成功してるんですが。この「グロい」という感覚を快感として感じられるひとって、ある意味尊敬だなあ。誰か、グロくないホラー書いてくださいよ〜。(この点で、私は乙一にちょっと期待しているのだが。)

 昨夜読んだ、メロディ1月号の「秘密‐トップ・シークレット‐」(清水玲子)もグロかったです。「衝撃の問題作!」という煽り文句にウソはなかった。マジでこわかった〜。でも警視正がめっちゃカッコよかったのよ!(はあと)


12.21(木) いやあ、なんかもう!仕事が鬼のように忙しいです!一日中、文字通り走り回っておりました。昼休みも返上で、せっせと週刊文春ミステリーベスト10受賞の帯書きですよ。うちは、平積みの上1冊全部に私の手書き帯がついているのさっ!予想通り、「このミス」の結果とかぶるのが多かったですね。でも『脳男』1位は予想できなかったあ〜!

 本日の目玉新刊は『工学部・水柿助教授の日常』(森博嗣、幻冬舎)かな。中身見る暇なかったんだけど、これってエッセイ?小説?なんかほかにもあった気がするんだけど、あまりに新刊多すぎたんで思い出せない…。脳みそ飽和状態よもう。仕事しながら、頭の中で「苦しくったって〜♪、悲しくったって〜♪」と「アタック1」を歌ってこらえるのでありました。ぐすっ。または心の中で「俺はもうたくさんだーっ!!」(by日向くん@キャプつば)と叫んでうさばらししたり(笑)。完全にこわれてます。ほほほ。

 「清水玲子載ってますよ!」と同僚に言われて、あわてて買ってきたのは「メロディ」1月号。ふ〜っ、売り切れてなくて助かった!!さてさて、今夜のお楽しみはこれねっ!


12.20(水) 娘を歯医者に連れて行き、その後買い物などなどで忙しい休日。

 年末にやることを書き出して、いつ何をやるのかそろそろ計画を立てなくちゃ。まず!まずは床にあふれてる本の整理だ!!

 昨夜、一気に『ライオンハート』(恩田陸、新潮社)読了。恩田さんの恋愛小説って初めてだよね?といっても恩田さんのこと、タダのラブストーリーじゃない。時代を超え、時空を超えてただひとりを想い続ける、ミステリアスで壮大なラブストーリーなのだ。5枚の絵画から、ここまで物語を膨らませる彼女の創造性には驚嘆すべきものがあります。『ジェニーの肖像』(ロバート・ネイサン、ハヤカワ文庫)のオマージュらいしいんですが、私は未読なので比較できない。うう、これも読まねば。(この本、まだ生きてるのかな?)

 新潮社のPR誌、「波」12月号の恩田陸インタビューはこちら。キッパリ「SFです」と断言。おお!恋愛の醍醐味は「擦れ違い」かあ。結局、結ばれない恋こそ美しい、と?それって切ないけど真理かもしれない。確かに。

 ヒラノさんの12月19日の日記に冷や汗。す、すいません、ただついつい面倒だっただけです〜(>ナマケモノ)。たったひと手間だけなんですがね。とりあえず、今日から日記で更新したこと書くときはリンク張りますごめんなさい〜。ホントは乱読もきちんと書名あいうえお順に並べたりしたいんですがね…。というわけで、新刊速報と、乱読の「ライオンハート」更新しました!


12.19(火) 冬の曇天の下を歩いていると、イギリスに行きたくなる。ぼうっと白く霧に煙った冬の夜の街は、私の憧れ。(ホームズとクリスティの影響によるものと思われる)

 帰宅したら、ポストに文庫本のクリスマスプレゼントが!ありがとうございます〜!

 本を4冊買ったら、あっという間に五千円札が飛んでいった。くうっ。でもいいの!今日は待ちに待った『ライオンハート』(恩田陸、新潮社)が出たんですもの!!それに、今年はもう出ないかも、となかばあきらめていた『ハード・タイム』(サラ・パレツキー、早川書房)も!なんと、ヴィクが刑務所行きですってえ!?ど、どういうことよ!が、まだ前作『バースディ・ブルー』を読んでないのでこちらはまだお預けなのだ。あとは『夜聖の少年』(浅暮三文、徳間デュアル文庫)と『ナナカド町綺譚』(須藤真澄、秋田書店)。『夜聖〜』は、裏表紙によるとバリバリのSFみたいですね。グレさん、すごいぞお。『ナナカド〜』は’92〜’93年の「プチフラワー」掲載のもの。ってことはずいぶん前のですね。

 というわけで、今夜は『ライオンハート』読みまあああすっ!!(池上さんごめん!『レキオス』ちょっと待ってて!)真っ黒な表紙がシブくて素敵。しかし同僚たち、「きみをまもーるたーめ、そのためにうーまれてーきたんだー」って歌うなって(笑)>お約束。SMAPじゃないんだってばよ。

 ちょっとご紹介。「ミステリーズ」というサイトなんですが、ミステリークイズをやってまして、正解すると図書券がもらえるそうですよ。クイズの原案も募集してるそうです。


12.18(月) 今夜のスマスマは、懐かしの名場面集(笑)。ん〜、あの頃は面白かったねえ。木村君のエレベーターのコントや、探偵物語とか好きだったなあ。

 娘と、アイスクリーム製造おもちゃで、ストロベリーのアイスバーを作りました。なんとか成功。コツはつかんだぜ!さあ、あと何回遊ぶかなあ(笑)。

 ほっとくとメールがすぐたまってしまう。皆どうしてるんだろう?これもガンガン捨てるしかないの?>捨てる!技術

 本の雑誌の増刊「おすすめ文庫王国2000年度版」が出ました。55ページの〈書店員匿名対談〉は涙なしには読めません(笑)。これを読んだ日本中の書店員が、「あうう、まったくだ!」と強くうなずいていることでしょう。「文庫の使い捨て状況みたいなのが加速する」というのはまさにそのとおり。ほとんど雑誌みたいな感覚ですね、今や>出してる出版社側が。書店員が、新文庫創刊のたびに、棚確保にどれだけ悲鳴をあげてるか、考えてみてくださいよ皆様!物理的に、ゼッタイに何かを削らなきゃ入らないんだから!あんなに無理していっぺんにどばっと出さなくても、創刊のときって10点くらいあればいいんじゃない?ダメ?(笑)それから、せめて今の半分にしようよ〜、毎月の文庫新刊点数!そのほうが、書店も出版社も読者も皆ラクだと思うがなあ。

 その他のコラムは、ジャンルごとに選者がおすすめ文庫を紹介しまくるという形。やっぱり大森さんのSFのとこと、三村美衣さんのファンタジーのとこを読んでしまう。というか、このあたりしか自分の読書歴と共通点がない…。愕然。いかに現在の自分が片寄った本読みかがよくわかる(笑)。恋愛小説も、この吉田さんのセレクト中1冊(『ハネムーン』吉本ばなな)しか読んでないし、本格ミステリーも1冊(『サム・ホーソーンの事件簿』エドワード・D・ホック)しか読んでない>しかもこれは「長い墜落」のみ。ちょっとショック。


12.17(日) 昨夜、18万アクセス突破!皆様、いつもありがとうございます!しかし今年の6月に10万だったから、半年で8万か。加速度ついてるなあ。

 いやあ、買い物行くとどこも混んでてすごいわ。おもちゃ売り場なんか壮絶。娘はおじゃ魔女どれみのパトレーヌパソコンの前で動かないしさあ。しかも私の欲しかったトロのぬいぐるみ(音に反応してバタバタ足が動くヤツ)売ってないし。くすんくすん。いいもんロフトで買うから。娘は結局、アイスクリームがホントに作れるというおもちゃを買いました。夜、いそいそと開けてみて仰天。なにい、塩を200グラムも使うってか!?(塩と氷で冷やすしくみらしい)うちにはそんなに塩はないぞ。明日買ってこなきゃ。

 『レキオス』(池上永一、文芸春秋)読み始めました。まだ最初の数ページ。いきなりすごいっすね(笑)。なんなのこの逆さ女は。

 kashibaさんの12月16日の日記がu-ki総統化している〜!(笑)

 アンケートはぼちぼち集まってきてます。ありがとうございます。

 ああ、そろそろマジにいろいろ書かなきゃ。原稿も年賀状も。と思ってはいるのだがね…。今年もあと14日か。やばすぎる…。とりあえず、10月末〜11月初めの入院中に読んだ本の感想をまとめてアップしました。ほとんどメモみたいなものですが。今調べてみたら、乱読書いてない本がまだ6冊もあるのに気がついた。愕然。『プラナリア』、『0番目の男』、『エンダーズ・シャドウ』などなど。今年中に書けるのか?


12.16(土) カウンタ、18万ゲットした方、お知らせくださいね。

 だいぶ体調は回復してきました。やっぱ人間、食べないと動けないというのがよーくわかりました。ガソリン入れたらもう元気!お昼に社員食堂で食べたビーフシチュー、五臓六腑にしみわたりましたよ。おいしかったあ〜。お肉はまだこわくてあまり食べられなかったけど。今日は昨日の約5倍のスピードで動き回り、がしがし働きましたよ!

 今日店で発見したんだけど、東洋大の入学願書にムーミンのイラストがついてるのにはびっくり。カワイイじゃん。

 例のブツ、ついに出ましたよ!『推理作家の出来るまで(上・下)』(都筑道夫、フリースタイル)!「でも、2冊だと8000円だもんなあ〜」とシブる同僚。「何をおっしゃる!あなたの好きなG−ショックに比べたらはるかに安いですよ!」と力説したら、「まあそうだよなあ」という返事。そう、アナタが買わずに誰が買う!(笑)というわけで、ミステリファンはぜひ買いましょう。ねっ。

 しかしじっくり「このミス」読んでると、『レキオス』『月の裏側』『M.G.H.』なんかが入ってるあたり、すごくSFとミステリってリンクしてるよなあと改めて思う。兄弟みたいなもんだろうか。同じ作品でも、その受け取り手の解釈(趣味?)によって、SFと受け取められたり、ミステリだと思われたり。毎年、年末に「このSF」作って「このミス」と比較したらけっこう面白そうだな、なんて思ったり。10位まででいいからさ。今なら国内SFは20位まで作れそうじゃない?


12.15(金) 昨夜の食い合わせが悪かったのか、明け方から消化不良で苦しみまくる。胃のあたりが、とにかくどうにも気持ちが悪い。起き上がれない。起き上がってはまたへなへな布団に倒れこむ、というおきあがりこぼしのような動作の反復。それでも娘を保育園に連れて行くのよ、母は強し!苦しみまくった末、やっとこさ林檎を少しかじって遅刻出社。だって、今の時期休んでられないもんね、後がこわくて!(笑)またおかゆ生活だよとほほ。

 『GO』(金城一紀、講談社)まだ半分ですが、これを読んだ女性の方、どう思われました?男性がこれを絶賛するのはよくわかる。ちょっとこの彼女が、少年ラブコメマンガに出てくる女の子っぽいなあと思うのは私だけですかね?>男の側に都合よすぎ。これだけがちょっとひっかかるなあ。あとは文句なしに面白い!お父さんがスターウォーズを見た翌日に、ボクシングを教えながら「俺のこと、ヨーダって呼んでもいいぞ、ルーク」って言って、主人公が「お前はどう考えたってダース・ベイダーだろうが」と思うシーンに爆笑しましたわ。


12.14(木) 師走はやっぱりなんだか気ぜわしい〜。今日も忙しかったあ。

 はやばやと、来年のSF大会の参加受付票が届きました。鬼が笑う?

 『グーグーだって猫である』(大島弓子、角川書店)を、女性エッセイコーナーに積んでみたら、快調な売れ行き!ううう、うれしいよう。コミックとしてでなく、猫エッセイと思って買っていってくださってるのかなあ。

 今日の新刊で注目は『少女まんが魂』(白泉社)。清水玲子などなどのインタビューあり。そうか、やっぱり『輝夜姫』は途中で方向転換してたのね。私は、清水さんが昔と比べて変わったとは思いませんよ。むしろ、今のほうが心にずぎゅんと来るなあ。すごくうまくなってると思う。特に中篇。長編はだらだらしてテーマがぼやけてしまうのがアレかな。あと、『月の子』のラストなんかについても述べてて、ファンは必読かも。

 本が特殊なのは、流通が中途半端にできているせいで、どの本屋だろうが全ての本を扱っているように思われちゃってることじゃないでしょうか。(中略)音楽CDにしても、インディーズは普通の店にはまず置いてない。みんな了解している。ところが本の場合は、2000部しか刷ってないような本でも全国の書店で取り扱われるべきだ、といった思いこみがあるような気がします。いや、それどころか数百部単位の本でもそう思われているかも。(>森山さんの日記、12月13日より)これには、はたと膝を打ちましたね。まさにそのとおり!実際先日も、お客様に「お宅の店は広いから、ないものはないでしょ」と言われましたもの。なぜなんだろうね?すごくフシギ。新聞広告とか、雑誌広告のせいかな?こういうとこにでっかく載ってると、なんか説得力があるもんね。かく言う私も、この業界に入るまでは、大きい本屋さんにはなんでもあると思ってました。ほほほ。

 あ〜、なんかアウトプットする気力が減退中。乱読が〜〜〜。今は、やたらめったらインプットしたい心境。今夜は『GO』を読むぞ!ここんとこ、SFを全然読んでない。ばしばし買ってはいるんですが。ああ、早く『レキオス』などなどの今年のSF課題図書(と勝手に自分で認定)にとりかかりたいよ〜!


12.13(水) なんかゴタゴタしているうちに、今世紀最後の満月も、12年12月12日も終ってしまった。なんなのいったい。

 というわけで、2000年私のベスト1アンケート募集開始です!じゃんじゃんご応募くださいね〜!

 『過ぎ行く風はみどり色』(倉知淳、東京創元社)読了。オカルト趣味が出てくるあたり、『壺中の天国』をちょっとほうふつとさせますね。もしかして倉知さん自身、こういうおたくなヒトなの?(笑)内容自体は、ディクスン・カーの本格みたいだ、と解説で法月綸太郎がいってますが、悲しいかな、私はカーを一冊も読んだことがない(たぶん)のでわからないのだ〜。猫丸先輩の推理が鮮やかでしたわ。

 今夜は、友人にずっと借りたままだった『ファンシィダンス』全6巻を、今世紀中に返すべく一気読みなのだ。未読だって言ったら、「ダメよ!!これは必読書よ!」といってなかば強制的に貸してくれたのでした。独特のテンポがユーモラス。軽くてマジメなマンガなんだね。どこか屈折したふたりの恋路が妙にオカシイ。しかし、やはり80年代に読むべきだったなあ。

 リンク更新。「日本推理作家協会」はめちゃめちゃカッコイイぞ!


12.12(火) さきほど、ひさびさに体重計にのってみた。…やばい(笑)。ダーイエットは明日から〜♪

 髪がほどよく伸びてきて、見た目はいい感じなんですが、肉体労働者@書店員にはちょっち邪魔。んで、今日はみつ編みにして出社(その年で!というツッコミはなしよん)。すると同僚、「安田さん、女子高生みたい〜。セーラー服が似合いそう。ただし、下はもんぺで」。ひっどーい!(笑)

 先日「はなまるマーケット」で斎藤由貴が絶賛してたからといって、母に『おおきな木』(シルヴァスタイン、篠崎書林)を買ってくるよう頼まれました。すると同僚、その絵本の裏表紙を見て、「すごい顔の著者ですねえ〜。犯罪者みたいじゃないですか!」と言うではないか。たしかにマッチョ系のコワイ顔ではある。ダイジマンは、「トマス・M・ディッシュみたいだ」…おお、いわれてみれば確かに似ている!(笑)

 本の雑誌2001年1月号が発売に。そうねえ、私はこの2000年度ベストのなかでは『ジャンプ』(佐藤正午、光文社)が読みたいかな。『Y』(佐藤正午、角川春樹事務所)も、ずっと読もうかなあ、と心にひっかかってるのよね。ほかには「新刊採点員のベスト5」なんかもあって、さりげなくネットと連動してるつくりに。私はね、あの「読書相談室」をぜひとも本にしましょうよ!と営業の方にすすめているのです、実は。マジでそういう話も内部ではあるらしいです、ってもちろん未定よ。でもゼッタイこの読書相談室は情報も豊富だし、面白いし、ネットで流すだけではあまりにもったいないと思います〜。

 今夜は『ファンタスマゴリアデイズ1』(たむらしげる、メディアファクトリー)でも読んで、心を落ち着けることにしようか。ひとときの夢の世界へ!それにしても、たむらさんはなんとロマンチストなんだろうか。

 あ、今年のベスト1アンケートは、明日から始めますね!リンク追加も明日で許して。ごめんねよしださん〜

 (ネットで愚痴書いちゃってすいませんでした。反省。心配してくれた方、どうもありがとう。つっても問題は解決したわけじゃないのだが。…でもとにかく、前向きに生きよう!世の中、悪いことばかりじゃないさ!)


12.11(月) 昨夜の「発掘!あるある大事典!」は、糖尿病についてでした。こ、こわーい。私も糖尿病予備軍かも。心当たりがあるだけに(甘いものをうだうだ食べる、運動不足)。気をつけよう。皆様も、甘い清涼飲料水はやめたほうがいいらしいですよ。血糖値が極端に上がるからよくないんだって。だらだらお菓子を食べるのも、血糖値が上がりつづけているから、よくないらしい。

 『著者に聞く』(芳賀書店)は、産経新聞連載をまとめたもの。いろんな作家へのインタビュー集です。ひとりひとりが短いぶん、ずいぶんいろんな方が入ってます。恩田陸とかパラパラ見たり。『りかさん』の梨木香歩とかも思わず読む。ああ、突然『からくりからくさ』を読みたくなってしまった。(しかしこの本の装丁はいいねえ〜。大好きだよ。)

 『2001本格ミステリ・ベスト10』(原書房)。私も、「あれ?東京創元社じゃないの?」と思いましたよ、みかげさん(12月10日の日記より)。『壺中の天国』(倉知淳、角川書店)が入ってたのはちょっと驚いた。いや、当然というべきか? 

 オンナにも、やりたいことや夢があるってこと、どうして理解してくれないのだろう?結婚したオンナは、自分というものをいっさいがっさい捨てて、ただただ家のためにのみ生きろと?それじゃ未婚女性が増えたって当然。あたしだって、ひとりで本を読みたい時があるんだ!(すいません禁断症状が出てて暴れています)


12.10(日) 高校時代の友人とクリスマスお茶会。なんとこれ、足掛け17年も続いてるのだ!なかなかのもんでしょ?(しかしあれからそんなに時間がたっているとは、全くもって信じ難い。)1年ぶりに会った友人もいて、楽しかったです。プレゼント交換では、ウオールポケットになってるカレンダーをもらいました。あと、鉄腕アトムのポストカード。彼が生まれるまで、あと3年だよね、確か。

 なんか、本など読んでる場合じゃないぞ、ってくらいヘビーな状況下におります。あーでもあまりご心配なさらないでください。どうやら私は人間としては致命的なバグがある模様。しかし今更直せと言われてもなあ。


12.9(土) ひとつダンジョンを抜けたと思ったらまたダンジョン。う〜。しかもけっこうピンチ。原因はすべて私にあるのだが。

 結局「このミス」などの本のベストテンの面白さってのは、「他人がどんな本を面白いと思ったか」、という興味じゃないのかな。んで、自分と人の価値観を比較して、あーだこうだと言い合って楽しむ。「え〜っ、あれのどこが!?どーしてこれが入ってないの!?あっ、これ入ったよやったあ!」って(笑)。それだけでいいんだと思うな。ひとの数だけ、今年のベスト本ラインナップがあるわけだから、公式発表(?)が気に入らなくて当たり前。別に「このミス」が正しいというわけでなく、それぞれが今年楽しんだ本が、そのひとの正解。今年も面白い本にたくさん出会えて、私はとても幸せでしたよ!恩田陸もいっぱい読めたしね!

 12月恒例のパトリシア・コーンウェルの新刊『審問(上・下)』(講談社文庫)は、発売が遅れてる模様です。年末ギリギリに出るか出ないか、っていう瀬戸際らしいっすよ。

 先日の面白そうな新刊。『宇宙飛行士になるには』(ぺりかん社)。冗談じゃなくて、ほんっとに宇宙飛行士という職業になりたいひとのための本です。しかし視力の点ですでに私は脱落だ〜。あ、常日頃から回転椅子でぐるぐる回る練習をしておけ、とは書いてなかったです(笑)。あ、あと『2001』(早川書房)も面白そうね。新井素子ほか、そうそうたるメンバーが揃ってます。

 新刊速報を更新しただけで、もう眠くて死にそう。ああまた今夜も本が読めないよ〜(泣)。銀河通信11月号はものすごく遅れそうな予感が。こ、今世紀中には!(笑)って12月号はどうするんだ!


12.7(木) 人生はドラクエに似ている。トラブルという名のダンジョン攻略の繰り返し。

 ニムさんからクリスマスカードが届きました。どうもありがとう!娘はちゃんと「やすだママさんだって〜!」と読んで笑っていましたよ。漢字をカンで読むのよね、子供って。

 なんかもうすっかり広まってしまった、『このミス』2001のネット先行発表。…宝島社、太っ腹だねえ。本誌、売れなくなるのでは?とつい心配してしまう。でも書店でのフェアは、発売日以降にしてって?う〜ん。だったら発売日まではナイショにしとくべきでしょう。

 昨日発売の『ダ・ヴィンチ』1月号に、各出版社の来年刊行予定の隠し玉が載ってます。これは要チェックだね!ってここにいらっしゃる皆様ならとっくにご存知でしょうけど。恩田陸、年明けすぐにまた出るのか〜。ふふふ。

 リンクページ、ちょっと直してすっきりさせました。シンプルにしすぎたか?


12.6(水) え〜、予告です。去年に引き続きまして、2000年のワタクシ的ベスト1を募集いたします。既刊、新刊問いません。今年あなたが読んだ本の中から、「これがいちばん面白かった!感動した!」という一冊を選び、メールで投票してくださいませ。投稿フォームは今から作りますので、もうちょっとお待ちを。募集期間は、うーん、12月10日ごろから31日までにしようかな。詳細はまた後ほどお知らせしますので、じっくり考えておいてくださいね!私は何にしようかな〜。まだあと25日もあるから、今から今年の傑作にめぐり会う可能性もあるしね。ご応募いただいた結果は、すべて当サイトでアップしますので、どうぞお楽しみに! 


12.5(火) もうダメだ、もう限界だ、耐えられない!そんな絶望的な気持ちのとき、ふっとささいないいことがあってまた浮上したり。人生は、小さな幸福と不幸のシーソーだ。ギッタンバッコン。

 ここんとこ、あらゆることに自信が持てなくて。弱気になっています。なんか。

 『動物占い』(小学館文庫)の2001年バージョンが発売になりました。しかも動物別に。今度は、同じ動物のなかでも6種類の色に分かれてるという細かさ。けっ!と思いつつも、こそこそ自分のをチェック(笑)。しかし私が青の黒ひょう?理知的でクール?うっそだあ〜。

 『上と外3』(恩田陸、幻冬舎文庫)、たった今読了。うっわー、そういう展開ですか!全然想像と違う方向だよ。あうあうあう〜、次はいつよ?2月?待てないよ〜!


12.4(月) 冬の庭先に、たわわに実るみかん。ぴかぴかに晴れた空に、オレンジ色がひときわ鮮やかです。

 くうっ、「やまとなでしこ」観て泣いちゃったよ〜。

 最近、パソコンしながらCDを聴くことを覚えました(笑)。今かけてるのはマッキーの新譜、「太陽」。彼の曲は、なぜか最初の印象はぼんやりしてるんですが、何度も聞いてるとじわりじわりと好きになってきます。音楽って、理屈抜きでダイレクトに胸に届くからいいですね。小説を書きたいと思うことはほとんどないけど(すでにこんなに素敵な本がたくさん世の中にあふれてるんだから)、なぜか歌は作ってみたいと思うな。ちいさなかわいい歌。ネットで流したりして。でも小学校時代にヤマハ音楽教室で2年間オルガンを習っただけなので、ドミソとドファラとシレソしか和音を知らないのだ(笑)。ピアノ、ちょっとだけでも習えばよかったな。

 『幻獣遁走曲』(倉知淳、東京創元社)読了。いやあ、ほんわかしたミステリでした。どの話もなんか微笑ましくて。読みながらにんまりしてしまう。あとは『過ぎ行く風はみどり色』を読めば倉知淳の単行本は全作制覇だ!

 『上と外3』(恩田陸、幻冬舎文庫)が今日出たので、即ゲットしてきました。待ってたよお!!体力がもてば、今夜読み始める予定。なんかまだイマイチパワーが…。


12.3(日) うう〜、パワーダウン中。日記を書く気力もない…。

 『幻獣遁走曲』(倉知淳、東京創元社)を読み始めました。これは例の愛すべきキャラ、猫丸先輩がアルバイト先で出くわす事件の連作短篇集。相変わらずおっかしいです。最初の1作、「猫の日の事件」なんて大爆笑よ。ユーモアミステリがお好きな方はぜひ。


12.2(土) むー、12月最初の土曜日だけあって、お店はめちゃ混みました。ああ、これから年末にかけてずっとこうなのね…。

 なんかまた風邪っぽくて喉が痛い。またやばくならないうちに治さねば。早く寝よう。あうう、乱読たまってるよ〜銀河通信11月号もまた遅れてるよ〜すみません!

 その前に2つだけ。まずひとつ。昼休みに『文字禍の館』(倉阪鬼一郎、祥伝社文庫)20分ほどで読了。…わっはははは!!!な、なにこれえ!?や、ホラーなんですけどね、すごくこわくてグロくて気持ち悪いんですけどね、最初は。でも、なんか後半から、こわいけどなんかおっかしくなってきちゃって、ラストのほうはもう涙が出るほど笑いました。最後の1ページなんてもう、もう!!(未読の方はゼッタイにゼッタイに、先に見てはいけませんよ!厳重注意!!)いやあ、ホラー読んでこんなに笑ったのは生まれて初めてだね。こんなトンデモ小説を読んだのも初めて。倉阪さんのセンスってサイコーだわ!これは本という形でしか表現できないホラーですね。校正とかやってて、文字に人一倍関心がある倉阪さんならではのアイデア勝利。ネタもオチもスバラシイ(あの謎解きにはあっと驚いたね)!

 とにかく、あっという間に読めますから、未読の方はぜひお読みになってみて下さいませ。値段も例の400円文庫ですし。ちなみに、もちろん褒めてるんですよ、これ。あ、でもやっぱりホラーは食事中には読まないほうがよいというのが、ワタクシの身をもって知った本日の教訓です(笑)。グロいシーン読みつつご飯食べたら、ちょっと消化不良に…ほら、私、デリケートだから…(>ここは笑うところではアリマセン)!

 あともひとつ。ちょっと前の日記や乱読で書いた、『星降り山荘の殺人』(倉知淳、講談社文庫)の波紋がネットのあちこちに波及しているようで、うれしいような照れくさいような、でもちょっと心配だったりもする、そんな気持ちです。なんか、私がひとりで「ぐわわわ〜!!」と悶え叫んでいただけなのに、それを聞きつけて(笑)お買い上げくださった皆様、ありがとうございました〜。ホントに。いやあ、ネット、恐るべし!私なんぞの感想に、こんなに反応があるなんて思いませんでしたよ、マジで。願わくば、おひとりでもお楽しみいただけた方がいらっしゃれば幸いでございますが、果たしてどうでしょうか…?ひやひやドキッチョのモグタンですう>古すぎだって。

 そういえば、昨日リニューアルした効果か、ネットダイレクトの検索、ちょっと早くなった?あと、好きな著者を3人登録しておけるようになったそう。登録した著者に関して、「近日発売商品も含め、常にご確認頂けるようになります」、だって。例えば今「恩田陸」登録してみたんだけど、その最新の商品情報をクリックすると、12月20日発売の『ライオンハート』(新潮社)、近刊予定の『上と外3』(幻冬舎文庫)が出てくる、というしくみね。ただし、会員登録が必要です(無料)。


12.1(金) あうう、師走に突入しちまったい〜!20世紀もいよいよ秒読み。ワタクシ的テンションは下がり気味だというのに。いろいろと悩みが山積みで。見た目元気そうだけど、胸の中は嵐ごうごう。

 もー、師走だから、新刊どばどばでんがな!昨日と本日の注目新刊は、『岡山女』(岩井志摩子、角川書店)>表紙がまたいいカンジです、『恋愛の超克』(小谷野敦、角川書店)、『DOMESDAY ドームズデイ』(浦浜圭一郎、ハルキノベルス)あたりかな。これは小松左京賞佳作になったもの。SFホラーとのことで、けっこう面白そうですよ。しかし、ハルキノベルスくんはちょっとお高くないかい?(笑)>値段

 先週の土曜日に放映され、てっきり日曜だと思ってビデオ録画をすっかり忘れていた「鉄甲機ミカヅキ」第2回ですが、これ、12月から大阪でも放映するんですってね。大阪の友人に撮ってもらおうっと。

 あそうだ、『あふれた愛』(天童荒太、集英社)をお買い上げくださると、ワタクシ的に非常にうれしいです。未読の方はぜひ。理由は、昨日11/30(木)の朝日新聞朝刊の3ページ目、一番下の書籍広告をご覧下さいませ。

 昨夜読んだ『最終兵器彼女』3巻(高橋しん、小学館)は号泣ものでした。死ぬのはいやだよね。こわいよね。心剥き出しの、本当に全編が切なさだらけのコミックです。そして今夜は『なるたる』5巻だ。うう、痛いマンガばかり読んでいる・・・。

 あ〜、新刊速報を入れてたら眠くなっちゃった…。ほ、本読みたいのに…。ぱた。


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