2.29(火) 夕方、仕事を終えて外に出る。ちょっと前までは、この時間だともう空が漆黒だったのに、今日は濃紺だった。少しずつ少しずつ、日が延びている。静かな春の足音。駅を出て、保育園まで畑の中の一本道をひとりで歩く。遠くに家の明かりと車のテールランプ。あたりは暗く静かで、まるでこの世に自分ひとりしかいないよう。ほんの5分間の孤独は、私をとてものびのびした気持ちにさせる。私の一番好きな道。

 今日、「幻想文学」の新刊が入ってきました。巻頭に、『quarter mo@n』中井拓志のインタビューが。思わず読んでしまいました。すごいヘビーユーザーなのかと思ったら、これを書くにあたってネットを始めた程度だとのこと。そうなのか、イメージだけであれだけリアルに書けるとは。さすがプロ。いや、ホントにこれは面白かったです。ネットホラー。恩田陸と似てるという説もありますが、私は全然違うと思うな。恩田陸はもっとずっと茫漠としてつかみどころがない。もやもやっとしてる。そこに確かに存在するのに、肌で感じ取ることはできるのに、姿は見えない、そんな感じ。中井さんはもっと輪郭がくっきりクリアな感じがします。

 ええと、雪樹さんにせっつかれてる(笑)北村薫話ですが、どうも他の方の意見などをあれこれ読んでいると、みな視点が全然違うんだな、という気がしています。要するに、小説のどこを読み取っているか、ですね。もちろんこれはその人の好みであり主義であるから、思うまま好きなように読んで楽しめればそれでオッケーだと私は思っています。そうやって受け取り方が違うから、人の感想・書評は目ウロコで面白いわけだし。

 まだ再読前なので確定的な発言ではありませんが、私は、北村薫をミステリと思って読んでます(あったりまえってか?)。私にとってミステリの醍醐味とは、いかに上手に私をだましてくれるか、なのです。ラストの謎が解けるところで、いかに「あああっ!そ、そうだったのか!やられたああ!」と思わせてくれるか。あの、ひっくり返しがたまらなく好きなのです。だから、トリックに納得いかないミステリはワタクシ的にはダメダメちゃん。その点、北村薫は私を非常に巧妙に、心地よく気持ちよくだましてくれました(笑)。詐欺的にではなく。ちなみに私にとって詐欺的なトリックというのは、たとえば『姑獲鳥の夏』 京極夏彦です(笑)。わかる人にはわかっていただけますよね、これ。

 私がそれまで読んだミステリは、まず殺人があり、犯人がわからない。で、その犯人探しをするといった、謎が誰の目にもあからさまなミステリでした。ところが北村さんは違った。普通の人なら気がつきもしないようなことにふと目を留め、はてな?と思う。何気ない日常から、まず謎を発見するところからスタートする。これが非常に新鮮でした。面白い!と思いました。

 あとは話の中に流れる空気、文章の美しさも非常に好きなんですが、これはまたおいおい。ヒラノさんなんかは、キャラの感情に納得いかないようですが、うーん、そこもまたおいおい。ただふと思うのは、北村さんがエッセイなどで語っているのって、いつも「謎」のことばかりなんですよね。まさに謎マニア。彼はひたすら謎、つまりトリックに命を賭けていて、人間の感情とか、キャラのここをこう思って書いた、みたいなのってぜんぜん読んだ記憶がないな。ああ、だからといって彼が人間をなおざりにしてるという意味ではありませんよ。ワタクシ的にも、ミステリに人間性が必要ないとも思ってませんので誤解なきよう。


2.28(月) 夕方、家についてすぐゴミを出す。頭の真上にオリオン座。もうすぐキミともお別れだね。星達もだんだん春の空になっていく。

 他人が、自分の思うように動かないからってイラついたり、怒ったりするのは全くバカげたことだ。そんなこと、よーくわかってる。わかってるのに。

 今日、ふと思いついて新潮社に電話して問い合わせたところ、トマス・ハリスの新刊『ハンニバル』(上・下)新潮文庫は4月10日ごろ発売だそうです。うう、楽しみ〜!でもその前に『羊たちの沈黙』を読んでおさらいしとかないと。すでに、あの脱獄のときに人の皮をはいで自分の顔に貼り付けて脱走したことしか覚えてない…(あれはめちゃめちゃショッキングだった!)。脳のメモリ増設したいよお。

 ああ、まだ江國香織の余韻が抜けない。ほわ〜んとしてる。乱読は今夜中にアップの予定。さあ、北村薫再読に入るぞ!


2.27(日) 今日はいいお天気で、暖かく、とても気持ちのいい日でした。そんな日にやることといえば!そう、洗濯と掃除と布団干しだあ!(笑)ついでにエアコンの掃除も。花粉キャッチャーとかいうのをヨーカドーで見つけたので、試しに使ってみることに。泡のスプレーをエアコンの網に塗っておき、1週間に一度洗い流すというもの。この泡に花粉が付着するそうですが、ホントに効くのかなあ?

 江國香織の4月末に出る新刊『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』のゲラを昨夜から読み始めました。もう3/5くらい読んだので、今夜中には読み終わる、かな?何組かの夫婦や、独身男性女性などやたら登場人物がたくさん出てきて、彼らが微妙にかかわりあっている話。相関図をつくったらわかりやすいかも。ああそれにしても、どうして江國さんの小説ってこんなに切ないのだろう。自分の心の一番弱いところを突いてくる。読み進むうちに、心にひたひたと静かに哀しみが染みてくる。

 彼女の描く人物は、私と全く性格が違う、と言うかむしろ正反対に近い。彼女の作品に出る女性は、みなとても神経質で繊細で優しくて、家事が好き&うまくておまけに美人。ほーら、見事に正反対!(笑)なのに彼らの気持ちに共感を覚えてしまうのはいったいなぜなんだろう?結局、恋という感情は誰にとっても同じということなんだろうか? 


2.26(土) ふう、今日はお店が混んで忙しかったです。給料日直後のせいかなあ?

 うちの周りが春の匂いに満ちてきました。春の匂い、そう、それは堆肥の香り!(笑)だって、うちの周りは畑だらけなんだもん!保育園に行く途中、畑のそばを通ると、鼻が過敏なうちの娘は「くさいよ〜」といって泣きそうになります。なにも泣かなくても。そうそう、花粉症のひとは、鼻のむずむずで春を感じるのかな?今日もうちの社員で花粉症の人間が何人か苦しんでました。あれはホントにつらそうですね。あなたは大丈夫ですか?

 来週の土曜日は私の誕生日です。が、その前に免許の更新に行かねばならんのです。もう今度の水曜しかないわ。うー、面倒だなあ。混むのよねえ、幕張の免許センター。で、今日免許用の写真撮ったんですが、これがまた(泣)。どうして私はこう写真写りが悪いのだ?いや、モトも悪いんだけどさ。でも、あの3分間写真ってゼッタイうまく撮れないですよね!なんでだろう?

 ついにダンナが自分の蔵書用に、おニュー本棚を買ってきました。私のを見てうらやましくなったらしい。ああ、なんかどんどん本棚が家に増殖していってるよ。こわ〜。床抜けないだろうなあ。


2.25(金) きゃーっ!うたた寝してしまった!気がついたらとんでもない時間。更新遅くなってすみませんです!

 なぜか今日は一日中眠くて眠くて、ぼーっとしてました。カラダと心がばらばらで、心だけあっちの方に飛んじゃってる、みたいな。ん〜、なんでこんなに眠いんだろう?

 村上春樹の新刊が好調に売れてます。私も早く読みたーい!これは恋愛モノではなさそうだけど。あ、今日は吉本ばななの新刊も出たんだった!『不倫と南米』幻冬舎。しかしこの題名…。わかりやすすぎる(笑)。ちょっとイラストと写真が多すぎてうるさい感じが少々残念。とくにイラスト。前か後ろにまとめて入れてくれればよかったのになあ。私は彼女の文章が非常に好きなので、それのみにとっぷり浸らせて欲しかったな。まあなんにしろ、これも早く読まなきゃ!もう出てからだいぶ経つけど、山田詠美の『A to Z』も読みたいんだよな。あうう。

 「大人のための児童文学フェア」を始めました。売れるといいな。ドキドキ。しかし私の好みで並べたんで、自分で何冊か買っちゃうかも(笑)。なんかインパクトある、いいネーミングがないかなあ、このフェア。

 新刊速報、明日(もう今日だな)更新しますね!徳間から3月3日に出る『SF JAPAN』を買うと、応募者全員サービスで寺田克也のテレカが買えるそうですよん。これ、執筆陣も豪華で、かなり面白そう。新井素子の名前も出てるけど、何書くのかな?


2.24(木) 今日は筋肉痛(笑)。ううう、腕が痛い。全体的にだるだる。なのになのに、定休日の翌日なので、荷物は2日分なのだ!ぎしぎしいうカラダに鞭打って、走り回りました。もうへろへろ〜。昼休みに「LaLa」を読むのも忘れて居眠りしてしまいました。今夜は早く寝よう。でも『カードキャプターさくら』の最新刊を読んでからね!うっく、待ってたよ、さくらちゃーん!

 北村薫擁護論を唱えたいのですが、なにしろ記憶があいまいなので、もしこれをやるにはイチから読み直さねば。もう少し時間を下さい>そちら方面の方々。私は北村薫、大好きですよ。皆様の拒否反応に驚くばかり。しかし、どこがどう好きか、うまく説明できるか非常に不安…(弱気)。皆様のおっしゃることにも一理ある気がするしなあ。でも私は前に読んだときには、別にそんなに目くじらたてて怒るような、ひっかかるとこなかったけどなあ。うーむ、読みが浅いのか?


2.23(水) ただいま!無事スキーから帰ってまいりました。さて、私が家に着いて一番最初にやったことはなんでしょう?答え!もちろん、ネットを立ち上げることでした!(笑)いやあ、やっぱ持っていけばよかったよ、ノートパソコン!禁断症状が出ちゃってまいったわ(笑)。ダイジマンも(彼もスキーのメンツでした)、「なんで持ってこなかったんだよ〜」とか言うし。くすん。だったら最初から言えばちゃんと持っていったのに。ええでも今回よくわかったわ。次回からは何があってもゼッタイ持って行くわ!>ビョーキ

 おかげさまで、スキーをたっぷり堪能してまいりました。火曜日の天気予報だと大雪で風も強くて雷も鳴っちゃう(笑)というとんでもない予報だったんですが、実際には雪が少しちらつく程度で風はなく、ときどき晴れ間も出たりという最高のコンディションでした(ピーカンに晴れちゃうとね、ダメなのよ。30過ぎのオハダには!)。山のてっぺんから見た雪景色の美しさは、ホントに絵葉書のようでした。

 日頃の超運動不足状態のカラダで果たしてスキーができるのか非常に不安でしたが、意外に大丈夫でした。しかも前の晩の宴会で、ろくに寝てないというコンディションにもかかわらず(笑)。あの、私わかっちゃったんですけど(>「ケイゾク」中谷美紀)、スキーのコンディションを決めるのって体調でも体力でもなく、ゲレンデの状態だったんですね!今回は雪がどっさり降ったばかりで、ゲレンデのコンディションがもおホント最高だったんですよ!あの片栗粉のようにキコキコいうんですよ!コブも全然ないから、少々ハードなコースもへっちゃら。おかげでもう快調快調、ビュンビュンに飛ばしまくりでした。ん〜、気持ちよかったあ!!また行きたいなあ…でも今シーズンはもう無理かなあ。くすん。

 帰りの新幹線のなかで、隣に座った友人が寝てしまったので手持ち無沙汰になり、『魔法飛行』の続きを読み始めたら、ダイジマンに仰天されてしまいました。なんで〜?いつでもどこでも本を持ってるなんてのは、ごくフツーのことでしょうに(笑)。私にしたら、越後湯沢の駅につくなり古本屋を探そうとしたキミのほうが仰天だよ(笑)。いやさすがというか。で、『魔法飛行』読了。後半一気読み!これ、すごい!ああ、いったいこの本の面白さをどう表現したらいいのだろう!構成の巧みさにはとにかく驚き。ここがこうつながるか!まいった〜!まるでジグゾーパズルのラストのように、最後の章で今までばらばらだったピースがかちんかちんかちん、と見事にはまっていくんですわ。「うっわー」と思わず叫びたくなりましたよ。この文庫の有栖川有栖の解説は素晴らしいです。もうあれ以上、何もいうことありません。それほどイイ。彼はミステリ評論家が向いてるんではないかと思う今日この頃。乱読は近日中の予定ですが、これ書くの難しいなあ。

 あ、星間宇宙船でダイジマンとdrakenさんが盛り上がっていた創元SF下敷きのこと。火曜日にdrakenさんが店にいらして、私とダイジマンにその下敷きを見せてくださり、しかもダイジマンに譲ってくださいました。おお、なんといい方だ!ダイジマン、よかったねえ!また宝物が増えちゃったね(笑)。しかもdrakenさんはめちゃめちゃ濃い方だというのが判明(笑)。その守備範囲はSFのみならず、ミステリ・戦記モノにまで及び、在庫は5000冊以上(!)。しかも文庫読破所要時間はなんと30分!す、すごすぎる〜!いやあ、世の中にはまだまだすごい方がごろごろしてるんですねえ。


2.21(月) 今日、集英社の編集のAさんから、ゲラが届きました。いつもありがとうございます!4月26日発売予定の、江國香織の新刊よ!ふふふ、うれしい〜!題名は『薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木』。おお、題名からしてそそるよ!実に素敵な、いいタイトルですよね。今読んでる『魔法飛行』が終わったら、さっそくチャレンジだ!

 久しぶりに乱読を更新。ううう、今月なんでこんなに本を読んでないのだ!ショック!ひと月最低7冊が目標なのに。もすこしスパートかけなきゃなあ。

 明日の晩から、越後湯沢にスキーに行きます。一泊日帰りで、往復新幹線で。しかし問題は、今の超運動不足のこの体でスキーができるのかということ(笑)。まあ、無理はしないでおきます。ノートもってって更新しようかなとも思ったんですが、どうせ夜は宴会になっちゃうから、更新するヒマないのよね。というわけで、明日の更新はお休みします。すみません。あ〜、今年最初で最後のスキーだよ!うれしいな〜!なんといってもあのリフトから眺める雪景色が最高よね。あと、耳の横でビュンビュンうなる風の音(私はスピード狂、ほほほ)。


2.20(日) 今日は休みだったんですが、午後、ヤボ用でちょっと会社へ。事務所でごにょごにょしてたら、ダイジマンに女性のお客さまが。「おおっ!?」と思いつつ、「すみません、今席を外してますが、伝言とかありましたらお伝えします」と返事すると、メモがわりに名刺を出してくださいました。名前を見て仰天!!なんと星間宇宙船によくいらっしゃる、MARIさんではないですか!!「あの、私、安田です!」と名乗ると、「えっ、今日はお休みだと思ってました!」とお互いびっくり!彼女はここからずっと遠いところにお住まいなのを知っていたので、はるばる当店までいらしてくださるなんて、とただもう感謝感激でありました。東京までいらしたついでにお立ちよりくださったとのこと。つっても東京からわざわざ足を運んでいただくのは案外面倒なことなのに(快速で30分)。初めてお会いした彼女はメールのイメージそのままの、あたたかくて聡明な雰囲気のとても素敵な方でした。ダイジマン、会えなくて残念だったね。

 ごくたまにですが、店で「あの、『銀河通信』の安田さんですか」と話し掛けられることがあります。その場では非常に照れくさくて、いつもろくなお返事もできないのですが、実にありがたくうれしいことです。ホームページをやっててよかったとしみじみ思う一瞬であります。

 新刊速報、更新しました。ニムさん、『黄金の羅針盤』の続きが3月末に出るよ〜!


2.19(土) 今日は娘の発表会(学芸会みたいなもの)でした。歌と合奏とお遊戯に出てました。バリバリに緊張した顔が面白かったです。親の前では緊張なんてしないから、「へえ、こんな顔するんだ〜」と思いました。でも観衆の中から私を見つけてニヤリと照れくさそうに笑ってましたが。お遊戯でのオシリの振り方が実に豪快で立派でした(笑)。あんなに激しく振らなくても。しかもど真ん中だったので、非常に目立っておりました。「だって、先生に大きく振ったほうがいいって言われたんだよ」…意外にマジメらしいです。

 あ、今朝、70000カウント突破!ありがとうございます!

 今夜は送別会で焼肉!でもパパが体調悪いため、今夜は娘を連れてコブつき参加。アルコールが入ってるわけでもないのになぜそんなにハイなのだ、娘?9時半過ぎには帰宅しました。

 が、ひとつ大ポカをしてしまいました〜!!『魔法飛行』を実家に置いてきてしまったのだ〜!!明日とりに行かなきゃ!仕方なく、『新人賞の摂り方おしえます』久美沙織を読み始めました。あと1/3くらい。なかなか面白い。これは小説家を志す人には必携でしょう。私は小説家になるつもりは全くありませんが、書評書く上で参考になることもいっぱい書いてあって勉強になりますです。なるほどね〜。


2.18(金) ああ、また娘を寝かしつけてて一緒に寝てしまいました〜。ここんとこ、睡魔に負けぎみの私。な〜んかめっちゃ眠くて〜。ま、理由は昨夜『魔法飛行』加納朋子を読んでたらまた遅くなってしまったからなんですが。だって面白いんだも〜ん!『ななつのこ』の続編、でいいのかな。登場人物は同じみたい。まだ1/4くらいしか読んでないので、続きが楽しみ!

 ああでもダメだ〜眠い〜続きはまた明日かな。


2.17(木) 昨夜も更新できなくてすみませんでした。昨日はお店の棚卸で、一日お祭り騒ぎでした。七沢くん、一日バイトどうもありがとう!そうだよ〜、書店って肉体労働なんだよ〜。でも本にさわれるのって、楽しいでしょ?おかげさまで無事に完了。ほっ。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。お疲れさまでした。

 というわけで、帰りは当然お店の皆で打ち上げ飲み会(笑)。いやあなんかワタクシ昨夜は飲みすぎちゃって、でも実家に預けてた娘をひきとりにいかなきゃいけなくて、でもその時点ですでに目の焦点が合ってなく、酔っ払って吐いたことが一度もないのが自慢だったのがついにアウトか?状態でしたが、それでも母は根性で電車に乗り、千鳥足で娘を駅まで連れてってタクシーに乗り、でもタクシーの中でケータイが鳴ったのにヘンなとこ押して電話を切ってしまい、娘に「ママ、押すとこ間違えたんじゃない?」と冷静に指摘され、2度目は無事に通話に成功し、でも会話の内容はろくに覚えてなく、タクシーの中で寝てしまいそうな娘に「寝るな!」といいながら自分が寝そうになり、でもなんとか無事家に着いてちゃんとタクシー料金を払い、娘をパジャマに着替えさせて寝かしつけ、そのまま隣で自分も寝てしまったのでした。

 その後のパパの証言によると、その1時間後くらいに帰宅して寝室を覗いたら、娘は目をぱっちりと開け、「パパおかえり」と言ったそうです。「ママは大丈夫?」とパパが聞くと、娘は苦笑しながら「うん」といって横で爆睡している私の頭をぽんぽんと叩いたそうです。4歳の娘に苦笑される私っていったい…。その後私はパパに起こされ、まだへろへろだったのですが、なんとか着替えて化粧を落としてコンタクトを外し、再び爆睡。さすがの私もパソコンに触る気力も残っていませんでした。

 が、しかし!今朝起きてみるとスッキリ爽快気分晴れ晴れ!他の連中がほぼ全滅した中、私ひとり二日酔いのかけらもなし!はっはっは、飲んで吐いたことない記録をまた更新。意外と肝臓が強いのか?「そんなの限界まで飲んだことがないだけで、別に自慢でもなんでもない」とひとには言われましたが。まあそうなんですがね。

 そうそう、本日『魔法飛行』加納朋子、『時に架ける橋』ロバート・チャールズ・ウィルスン(ともに創元推理文庫、創元SF文庫)が出ました!どちらもパステルカラーのとてもキレイな装丁。「これは売れそうだね」とダイジマンと話しました。もちろん私はさっそく買ってきました。読むの楽しみ〜。銀河通信2月号がアップできたので、やっと本読みモード再開だあ!あ、出たトコ勝負!の武部本一郎の画像ご覧になりました?ホントに彼の絵はキレイですねえ。

 あ、友人にバナーを作ってもらいました。リンクしてる方など、よろしかったらご利用ください。黒なので、ここに貼っても見えませんので(笑)リンクページにおいて置きます。


2.15(火) これを書いてる時点で実は既に16日なのだ。ほほほ。やあっとこさ、銀河通信2月号アップしましたよ〜!もうダメ〜。もう寝ます〜。明日というか今日はお店の棚卸なの〜。早く寝ないと〜。


2.14(月) 今日はバレンタインデーですね。うちのたれぱんだ日めくりにはちゃんとでっかく書いてあります(笑)。あっ、よく見るとポストペットカレンダーにも、カードキャプターさくらカレンダーにも書いてある!なんかすごいぞ!(笑)しかし、うちのカレンダーっていったい…。

 大阪にいる友人に、眉村卓『ポケットのABC』『ポケットのXYZ』をゲットしてもらいました。ありがとう!持つべきものは友人だ!としみじみ思う今日この頃。いつかご恩がえしができるだろうか。

 世の中、何がどう転がるか本当にわからないものだなあ、と思った一日でありました。たとえばスキー場のリフトに乗ってるとよく見かけるのですが、ほんの3センチくらいの小さな雪の球が、ころころ転がって50センチくらいの信じられないほど大きな雪玉になるように。ほんのささいなきっかけ・始まりが、いつのまにか想像もつかなかった意外な場所に行き着いている。

 私の乗ってる舟は、いったいどこにたどり着くのだろう?明日はどんなことが待っているんだろう?期待と不安の波に揺れつつ、今夜も私の舟は眠りにつきます。願わくば、旅の途中であなたに会えますように。


2.13(日) 昨夜は、メールを書いたりよそのページを読んだり乱読を書いてたら、また夜更かしに。とほほ。ま、今朝は寝坊できたからいいけど。でもまだ寝足りない〜。

 今日はまた本を買いにいきました。11冊、一気買い。うちコミック4冊、イラスト集2冊、CD-ROM1冊。さあ読むぞ!とりあえずはコミック制覇だ!ああ、しかし『YASHA』の前の巻ってどんな話だったっけ?

 なんかほっぽっておいたら髪がだいぶ伸びました。子供産んでからは、こんなに伸ばしたのは久しぶり。昔からロングヘアは憧れだったのですが(アグネス・チャンのようにしたかった>トシがばれる)、髪が異常に多いのと母の陰謀により、子供の頃はずっとおかっぱにさせられてました。高校になってやっと伸ばせるようになり、とてもうれしかったものです。20代前半の頃が一番長かったかな。シニヨンにしたり、みつ編みにしたりと、いろいろアレンジできて面白かったです。中国娘のように、頭の上で左右におだんご2つ作って会社に行ったりもしてました。が、ある日突然またおかっぱにしてしまい、周囲に非常に驚かれました。あるバイト少年は実は密かにこの中国娘ヘアのファンだったらしく、「なんで切っちゃったんですかあ〜〜〜!」ととても残念がってくれました。切る前に言ってくれよ、そういうことは(笑)。さて、今の私の髪も実はピンチです。なぜなら、おんぶすると、娘が「ママ、この髪の毛邪魔!!」と怒るからです。ええ〜ん、ママは伸ばしたいのに〜。


2.12(土) 今日は、たまってた本を10冊ほど一気買いしました。ホントはもっと買うつもりだったんですが、お金が足りなかったの〜(涙)。明日、また買いに行かなくちゃ。

 今日、「SPA!」の森山さんの対談を読みました。写真も載ってました。思わず、雑誌のページに手を振る私(笑)。森山さんは、しゃべりでも掲示板の書き込みでも、いつも論旨が非常に簡潔かつ明瞭で気持ちがいいです。誰かがぐじゃぐじゃ言ってるようなことを、すっぱりと一言の元に切り捨てて、さらりと真実を述べる。その切り口の潔さ、鮮やかさがスバラシイ。こういうとこ、やっぱ理系っぽいなあ。なんとなく、森博嗣の描く犀川教授と、頭の中の思考回路が似てる気がします。

 今日は日記は早めに切り上げて原稿書きます〜。だいたいいつも、日記に力を注ぎすぎるのだよな、私は(笑)。


2.11(金) 世の中は3連休。でも私はフツーにお仕事さ、ふん!今日は棚卸にむけて、お掃除をしまくりました。書店って、ホコリがすっごいんですよねえ、なぜか。平台を全部ハンドモップでふいたので、すっきりさっぱり!でも3日もたたないうちに、またホコリがたまるんだろうなあ、とほほ。

 ドラマ「恋愛中毒」について。日曜日の木村君は必ずと言っていいほど見逃してしまうのだけど(泣)、「恋愛中毒」はなぜかほとんど全部見てます。が!なんとなく話の方向が原作とずれてきてて悲しいです〜。ち、違うだろお、それは〜。秘書のあの人はあんなに悪い人じゃないのよ〜、もっと普通のさばさばしたひとなのよ〜。これじゃまるで、薬師丸ひろこは、悪い女にいじめられるかわいそうないい子じゃないか〜。そうじゃないのよ〜。こっちのほうが、かわいい顔してて実は周りの女性を少しずつ策略にはめていく、すっごい毒のある図太い女だったっていうところに驚きがあるんじゃんよ〜。ひろこちゃんは被害者ではなく、加害者なんだよ〜。なんでああいう話になってしまうのだ〜。悲しいよ〜。ドラマ制作者は、あの物語を全く読み違えているよ〜!まあ、全く違う話だと思えばいいのだけど、でも釈然としないです〜。原作に思い入れがありすぎる私がいけないのかなあ?

 話は変わりますが、なんとなく私の娘に対する愛情って、男の人が女の人に対して抱く愛情に似てるんじゃないかなと思う。かわいくて、いとおしくて、守ってあげたくて、むぎゅーって抱きしめたくて、柔らかいおもちみたいなほっぺにキスしたくて、っていう感覚。私は娘を持って初めて、男の人の女性に対する気持ちってのが、なんとなくわかった気がする。愛情ってのは、結局どれも同じなんだろうか?だから、子供自慢やペット自慢みたいなのって聞かされても、なんだかなあって思うのかな?(自分もよくここに書いてるけど、ほほほ。でもこれでもなるべくセーブしてるのよん)それって、自分がいかに相手を愛してるか、というのを述べるという、つまりは単なる「のろけ」なんだよね。相手が異性でないだけで、言ってることはおんなじでしょ?自分より弱いもの、小さいものを「愛しい」と思うこと。それって、相手のことを考えるだけで心がほわほわとあったかーくなる、優しい気持ちよね。あなたの「愛しい」相手は誰ですか?


2.10(木) 今朝はとてもいい天気!冬晴れの街は、ぴかぴかでとてもきれいに見えます。なんだか本を読むのがもったいなくて、今朝はバスの窓から外の景色をずっと眺めていました。あ、庭先にみかんの実がなってる。冬の庭に暖かい黄色がよく映えて、とっても目立つ。椿ももう咲いてるな。梅もそろそろかしらね。

 昨夜はあまりに頭が痛くて、娘と夜9時に就寝。今朝は6時半に起きて(さすがに寝すぎて早く目がさめてしまった)、朝シャンして会社に行きました。でもまだ少し頭が痛い…。寝すぎか?(笑)

 今、娘はパソコンを打つ私のひざに座って「TVチャンピオン」を見ています。怪人王選手権。娘にはとても面白いらしい(笑)。特撮ファンだからのお。「あのね、今、あの人勝ったよ!」といちいち説明してくれてます。でもキミそこにいると邪魔なんだけど(笑)。おお、長谷川裕一、優勝じゃん!すごいぞばんざーいおめでとう!

 今日、会社でダイジマンに「kashibaさんの8日と9日の日記、見に行ってごらん。うちのサイトは最近彼の日記に登場する頻度が異様に高いよ。きっと古本の人々は、“銀河通信っていったい何のサイトだろう”と思ってるだろうなあ」と言われる。「え、何なに、何書いてあったの?」(昨夜は上記のとおり早寝したので、よそのサイトをのぞいてなかった)と聞くも、「まあ行ってごらん」とくすくす笑うだけで答えてくれない。いったい何が?と、家に帰るやいなやネットに接続し、拝読。…爆笑!!か、かしばさんたら!ダイジマンに触発されて、いきなり夜中に家中の創元推理文庫を掘り起こして、紙魚の手帖捜索とは!あの家の膨大な本の量を知ってるだけに、この作業がいかにすごいことだったかが想像できて、むちゃくちゃおかしい!思わず古本のツワモノの方々の膨大な書き込みにもひるまず、kasibaさんの掲示板に書き込みしてきてしまいました。リンク返し、ありがとうございます〜。過分なお褒め言葉、恐縮です〜。佐々木丸美も感謝です〜。MYSCONでは「眠らぬ女王」の名に恥じぬよう、寝ずにがんばります〜>あれ?

 あ、今日、ダイジマンの3月号の原稿が上がってきました。ふっふっふ、編集長は世界で一番最初に彼の原稿が読めるのさ!役得役得!いやあ、今回の原稿はひっじょーにイイよ、ダイジマン!だから画像も早く用意してね〜。しかしキミもイジワルだのお。これを読んだら、身悶えし、地団太踏んで悔しがるSFものがいっぱいいるよ、きっと(笑)。皆様、早く読みたいでしょう?でもね、今回のは、「ダイジマンの出たトコ勝負!」始まって以来の、紙版でいうとA42枚半という、長文最高記録なのだ。ゆえに、私の打ち込みも大変なのよ〜。アップ、もう少しお待ちくださいね。あうう、自分の原稿も早く書かねば〜。


2.9(水) 本日は仕事はお休み。が、今日の私はえらかった。いつもなら娘を保育園に連れてった後、またもぞもぞと布団にもぐって昼まで寝てしまうのが常なのだが(笑)、今日はそのまま洗濯炊事を片付けた後、おもむろにおニュー本棚の棚詰めにとりかかったのだ。いや実は「いつまでも本入れないなら、俺が自分の本入れちゃうぞ〜」とダンナにおどされてたので(笑)。ああ、床や階段に積んであった本が一挙にすっきり!やはり、本はきちんと整理すべきですね。まさか自分が『メルサスの少年』菅浩江を2冊も持ってたなんて!>おいおい。他にもゼラズニイが何冊か出てきたりして、「あれ?あたし持ってたんだっけ?」とびっくり。どうやらださこんのオークションなどでいつのまにかゲットしてた模様。すっかり忘れてたよ。あああ、なんか知らんが未読本が大量にある〜。おニュー本棚の約半分は未読本だあ(他の自分の本棚はほぼ既読)。でもうれしい〜。自分が読みたいとずっと思ってる非常に面白そうな本が、本棚でじっと私を待っているかと思うと!わくわく!みんな待っててね!

 しかし今日、本の片付けをしてて判明したこと。うちのダンナも本買い過ぎだあ!雑誌もコミックも文庫も、私と同じくらいのペース、いやそれ以上に買ってるぞ、こいつ!しかもほとんど書店のカバーしたままだから、何がなんだかわかりゃしない!(私は今日、作業中ずっと鉛筆を左耳に差し、カバー背に題名を書き込んでから棚に入れてました。なんか仕事してるみたいだよ、とほほ。)気がついたら書斎に山積み状態。しかもその山がいくつもある!スライド本棚が動かせないよお!しかもこの人、どうして上下巻をいっしょに入れてないのお〜?『フィーヴァー・ドリーム』上巻ないじゃん!さんざん探してやっと発見して、並べて入れる。あれ、『天使墜落』も持ってるじゃん!と思ったら下巻がどこにもない。もしや買ってないのか?この人の本も早急になんとかせねば。むう。娘の絵本も増える一方だしなあ。

 うーん、昼寝してないから頭痛い…。今日は早めに寝ます。棚詰めに精力を使い果たし、銀河通信2月号までは手がつけられず。ううう。あ、『ラモックス』昨夜読了。面白かったです。大森望さんのあとがきに若さを感じました(笑)。彼が昔読んだという、福島正実氏の岩崎書店『宇宙怪獣ラモックス』も読んでみたくなりました。これってもしや、あの「ゴセシケ」と同じシリーズでしょうか、ダイジマン?あとは今日は本の雑誌の『図書館読本』をぱらぱらと読み、『オットーと魔術師』山尾悠子を読み始める。これ、『ヤマトよ永遠に』と同時に出たのかあ。時代を感じるなあ。


2.8(火) なかなか風邪が治らない。困ったなあ。体調が悪いのにひきずられて、気持ちまで滅入りぎみ。なにかと考えが暗いほうにいきがち。やるべきこともたまり過ぎで、めげぎみ。いかん!こういう時は、なにも考えないのが一番だ!(笑)体調が戻れば、心も元気になるかな。

 本日の娘の質問。「ねえ、おとなはどうして子供みたいに早く寝ないの?夜なにしてるの?」「それはね〜、子供が寝てから、こっそり着替えてごちそうならべてパーティーしてるんだよ!(参考図書:『よいこへの道』(おかべりか、福音館書店)」と答えたところ、「うそだ、パソコンしてるんでしょ!」…知ってるなら聞くなよ、娘…。

 本日の新刊速報にも書きましたが、3月3日(ひな祭りですね)に、「SFが読みたい!2000年版」SFマガジン2000年4月号臨時増刊号/早川書房 A5判 予価620円が出ます。すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが。これは、本誌恒例の年間SF回顧を、今回より増刊号として発売するそう。要するに、SF版「このミス」ですね。ミステリも、あれでだいぶお客がつきましたからね。こちらも定着するといいですね。ちなみにうちの書店は、もちろんこれにあわせて「1999年SFベスト10フェア」を同時開催する予定です!お近くの方はぜひいらしてね〜!文庫担当の先輩に「一番目立つ催し台にコーナー作って、どかーんとやりましょうよ!」と持ちかけたところ、「いやいや、SFファンは案外目立たない一角でひっそりとフェアやってるほうが喜ぶかもよ(笑)」といわれ、なるほどそうかも、と妙に納得(笑)。即座に決定。もし、うちの店でこのフェアをお見かけすることがありましたら、「ここか。見つけたぜ」と、密かにニヤリとほくそ笑んでくださいませ。

 先日発売の「ダ・ヴィンチ3月号」によると、徳間書店からは、3月に「SF JAPAN」というムックが発売されるそう。これは、先日発表された、第一回日本SF新人賞などが一挙掲載されるとか。うむ、なかなかSF界は盛り上がりを見せてますなあ。いいことだ!

 あ、そういえば、星間宇宙船で文庫目録の話が盛り上がってますね。皆様、ダイジマンにご協力、ありがとうございます!しかし、目録フェチって案外いるんですねえ(笑)。私なんぞは、挟み込み新刊案内とかって、ばしばし捨てちゃってる性質なものですから。本読むときに邪魔なんで。ほほほ。学生の頃は、隅から隅までなめるように目を通したものですがね。やはり、余裕がなくなってるんでしょうか。


2.7(月) 風邪ひいて寝込んだ前後のメールのレスがたまりまくってます。該当者の皆様すみません!まだ鼻水が止まらない私。ティッシュがお友達。今年の風邪は長いのかな?

 朝、娘を保育園まで連れて行く道すがらの会話。道端の畑を眺めて「ママー、これキャベツだよね?」「そうだよ、まだ赤ちゃんのキャベツだね〜。」「これから、いっぱいおひさまあびて、いっぱい雨ふって、お水ごっくんごっくんて飲んで大きくなるんだよね?」…子供と話していると、心がまあるくなります。ときどき、にくったらしいことも言いますけどね(笑)。「ママは顔はふとっちょじゃないけど、お腹が〜、ちょっと〜、ふとっちょだね!」…真実を突きすぎてるよ、娘…。

 店にもいろんな子供が来ます。レジに立つ私に、ちっちゃいながらもせいいっぱい背伸びして、買う絵本を渡してくれる子。ビニールの手提げにいれて渡すとうれしそうにしっかり握って帰っていく。お母さんが、「お金払うだけだから」と絵本を手から取り上げると泣き出す子。これにはあせります。ダッシュでテープを貼って渡してあげる。それでもまだ泣いていたり。お母さんにだっこされてる赤ちゃんに、レジから手をふって、ふり返してもらったときのうれしさ(しかも親は全く気がついてない)。見本のカラオケえほんのマイクを握って、ずううっと歌ってる子(これはうちの子もやりました。ちなみに音楽は出てなくてもオッケー。アカペラでえんえんと歌いつづける)。「カバーおかけしますか?」と、コミックを買いにきた小学生の男の子ふたりに聞くと、「おお、なんかオレたちおとなみたいだなあ」とひじでつつきあってささやいてたり(敬語で話しかけられたのがうれしかったらしい)。ホントに子供って見てると飽きないです。

 引き続き『ラモックス』ハインライン読み中。思わずくすっと笑ってしまうところなんかがあって、なかなか好み。あまのよしたかのイラストもぴったり。ワタクシ的には、さべあのまなんかも合うんじゃないかと思いますが。「スージーちゃんとマービー」の人ね。ってこっちのほうが分かる方少ないかな?


2.6(日) 昨夜は更新できずにすみません。実は、またしてもkashiba@猟奇の鉄人宅に、ダイジマンとともにお邪魔しておったのでした。いつも御世話&ご馳走になりっぱなしで本当に恐縮です、kashibaさん!私は佐々木丸美のダブリ本を3冊もお譲りいただき、感謝感激!いやあ、やっぱ佐々木丸美の本はハードカバーのほうが断然いいなあ。味戸ケイコさんのイラストが素晴らしくいいのですよ!私は味戸さんの大ファンで、そもそも佐々木丸美を読み始めたきっかけだって、書店で平積みになっていた『雪の断章』表紙の味戸さんのイラストに惹かれたからなのですよ。この一冊で佐々木丸美に惚れこみ、文庫になってるのはほとんど全部読んだんじゃないかなあ。だいぶ昔なので、かなりうろ覚えですが。ハードカバー全17冊、がんばって探そうかな。

 おっと話が飛びました。kashibaさんは相変わらずとても親切で、最近買ったとおっしゃるお宝本を惜しげもなくどんどん出してきて、いろいろ見せてくださいました。ダイジマンの目が輝いてましたから、相当すごいものだったらしいです(笑)。それにしても、相変わらず題名を言えばどんな本でも即座に出てくるというのはすごすぎるっす、kashibaさん!!ダイジマンがあげたお土産(『虚構船団』函つきサイン入り、本国版「EQMM」1947年1月号)も気に入ってくださったようで何より。私はうーん、どうしようと考えたあげくに、ヴァレンタインチョコをプレゼント(笑)。話題は尽きずに出るわ出るわでしたが、まだ鼻水小僧だったし(大根おろし、おいしかったです〜)、時間も遅かったので早めに帰ることに。ひとつ決意したことは、『メルサスの少年』菅浩江と、『刑事ぶたぶた』を読もう!と思ったことです(笑)。『〜ぶたぶた』のカバーをはがした状態にはホントに驚きました。か、かわいすぎる〜!店に並べてたのに、全然気がつかなかったよ!これ、ぬいぐるみのぶたがホントに刑事をやるという話だそうですが(>おいおい)、やはりミステリの棚に差すべきなのでしょうか?(笑)2時間、あっという間でした。本当にありがとうございました。焼き芋、おいしかったです〜。しかもダイジマンともども、「また来ます〜」というとどめの一言を残して去るあたりがなんとも図々しい、銀河通信コンビでありました。

 あ、そうそう、ダイジマンはkashibaさんから「ホンマもんの書痴」というありがたい称号をいただいておりました。確かに、今ダイジマンが最も喜ぶものって昔の文庫目録だもんね。皆様、もし余ってる目録・紙魚の手帖などありましたら、どうぞ彼に譲ってやってくださいませ。泣いて喜ぶと思いますので(脚色にあらず)。先日の日記に書いた、星新一の「ふしぎ文学館」のシリーズにもたいそう驚き喜んでいて(これはホントにすごい、とkashibaさんも同じことをおっしゃってました)、「これを新刊速報で読んだとき、“じゃあもしかして俺はこの一冊のために「ふしぎ文学館」シリーズをコンプリートしなきゃいけないのか?”と思った」とのたまっていたし(笑)。フツーの人はそんなこと考えないっす。


2.4(金) ふう〜。なんとか、会社の荷物その他もろもろを片付けてきました。もう頭痛はないので、だいぶラクです。ああ、動けるって幸せ!まだ、鼻水小僧の寒太郎ですが(笑)。まあ、おいおい治るでしょう。でも当分、夜更かしはひかえなきゃな。ほほほ。ああ、ここんとこ、本も読んでなけりゃ原稿も書いてない!いかーん!とか言う前に風邪治せ>自分。

 今日、出社して一番驚いたこと。おお、京極夏彦の新刊『どすこい(仮)』が出てる!皆様、この装丁、ご覧になりました?これは必見ですよ!!表紙にお相撲さんが、でん!と書いてあるんですが、カバー全体に汗の粒の絵が…。いやだあああ!!!(笑)表紙を開けると更に汗!なんか、においそうだよ〜!ぞわぞわするよ〜!中身は読んでないけど、おそらく本の雰囲気を出すことには成功してるのでしょう。イラストは、しりあがり寿さんでした、確か。しかし京極さん、思い切ったなあ…。

 ああそうだ、予告なんかで、もうご存知の方もいらっしゃるでしょうが、2月10日(木)放映予定の「TVチャンピオン」で(あ、でもこれってテレビ東京だから関東地方だけかな?関東以外の方、ごめんなさい)『すごい科学で守ります!』の長谷川裕一氏が出演なさるそうです。NHK出版局は、なんとわざわざこの番組用の帯まで作るとか。すごい。私、実はひそかにこの「TVチャンピオン」のファンでして、よく見てるんです。ほほほ。前にSF大会に行ったときなんか、ある人をお見かけして、「あ、この人ゼッタイどっかで会ったことある!よく知ってる!でも誰だか思い出せない…」とさんざん悩み倒し、後になって、この番組でプラモチャンピオン(でよかったかな?)をお取りになった山田卓司さんだと思い出したのでした。ああ、あの時思い出していればサインもらったのに〜。って何の話をしてたんでしたっけ。ああ、そうそう「TVチャンピオン」ね。これ、面白いですよ。こないだ、サカナくんを見逃したのがつくづく残念。いやあ、一芸に秀でるというのは、なにはともあれ立派です。しかし、みんな、よくあそこまでやるよなあ〜。

 本日はお久しぶりの新刊速報、更新です!ダイジマン感涙モノの星新一があるよん。未刊行作品、20篇だって。出版芸術社の「ふしぎ文学館」のシリーズと言えば、わかる方にはわかりますよね?


2.3(木) あ〜、まいった。昨夜、ついに39度近くの熱を出してしまいました。一晩、ひどい頭痛でつらかった〜。孫悟空の頭の輪っかがきゅーっと締まったときはきっとこんな感じだったんだろうなあ、とうんうん苦しんでおりました。今日は会社も休んでしまいました。すみませーん!>関係者各位。今日は一日、食事する以外はずっとおとなしく寝てたんで、熱は下がりました。食欲はまだないけど、なんとか大丈夫そう。明日は出社します。あああ、きっと鬼のように仕事がたまっているにちがいない…。とほほ〜。


2.1(火) もう2月ですね。娘はこのあいだ保育園で、豆まきのときに使う升を作ったそうです。保育園から、海苔ももらってきました。節分に、切ってない長い海苔巻のおすしを食べると願いがかなうと保育園で言われたそうですが、ホントですか?私は初耳でしたが。

 け、けっこう風邪がぎでまず。のどが腫れてるのがよくわかる。ん〜、そんな日に新潮の常備が台車2台分!ええと、800冊くらいあったうちの文芸書分だから、700冊以上はあったかな。あとはシリーズものが100冊くらい。とほほ〜。神様、なぜ私にそんなイジワルを?ええ、根性でぜえんぶ片付けましたとも。あやしいマスク店員と化してましたが(笑)。だって、ホコリはのどにつらいのよ〜。

 今日はこれでは本も読めないなり。早めに寝ます。娘といっしょに寝ようかな。あうう、ネット巡回もできないなり〜。明日は休みだから、一日中寝て、なんとか治さなくっちゃ。熱が出ないといいけど。


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