発行人の日記です。私がうお座なので、連想から命名しました。
(フォーマルハウト:みなみのうお座アルファ星。秋の夜空で唯一の一等星。)
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4月10日(火) ビデオにとっておいた「エンジェリック・レイヤー」を見る。ああっ、またしてもハマってしまいそうな予感が。や、やばい!こんなおたく全開アニメに!(笑)>何を今さら
星間宇宙船でも話題になってますが、昨日発売の「メフィスト」に、「十二国記」の短篇が載ってます。タイトルは「華胥」だそう(皆様、情報感謝です!)。これが掲載されてるせいか、当店はいつもより若干配本が多かった模様。最近売れが落ちてた「メフィスト」ですが、「十二国記」効果でまた上がるかな?
『模倣犯』下巻、いよいよあと半分!ラストスパートかけたいので、新刊速報は明日までお待ちを。さあっ、読むぞお!
4月9日(月) 今日は大ショックなことが!!ひとつはワタクシ事。うううっ、さみしいよう悲しいよう。
もうひとつは、明日発売予定の『上と外 5』(恩田陸、幻冬舎文庫)が発売延期になってしまったこと(涙)。6月だそう。ううむ、恩田さん、やはりラストのまとめ方に悩んでいるのか?辛抱して待ちますから、どうぞじっくり練って下さいませ!
明日発売の、扶桑社の週刊ミニカーコレクション(タイトルうろ覚え、トレジャーストーンみたいなやつね)の雑誌を見たダイジマンのつぶやき。「あれいいよなあ、SFでもああいうのあったらいいよなあ。毎週違う人でさあ、“今週はディッシュ!”とかさあ〜」「…え?それって、ディッシュのフィギュアがついてくるとか!?」「違うよ〜!(笑)」……ああ、『週刊世界の文学』みたいなヤツってことか。一瞬想像したぞ、トマス・M・ディッシュのフィギュア(笑)。マッチョマーン!
『模倣犯』、下巻突入。重いけど会社にも持っていき、5分の通勤電車でも、昼休みでも読んでます。とにかく先が読みたいの!!
4月8日(日) お腹は回復方向。しかし依然として寝不足の頭痛が。せっかくの休みを寝不足回復に使ってしまうダメダメぶり。
某所のお花見をあきらめて、近所の公園でお昼を食べつつお花見。もう、家の周りはすっかり葉桜。鳩が地面に降りると、芝生に散った桜の花びらがふわっと舞い上がる。敷物をしき、ごろんと寝っころがる。ああ、気持ちいい〜。地べたから雲を見上げると、自分がひどく小さく感じる。
新刊速報更新しました〜。5月の文庫を半分ほど。また後日追加します。『模倣犯』上巻、あともうちょっとで読み終わります。
4月7日(土) 昨夜からお腹こわしてます。ストレスか。ちょっとね。寝不足続きで頭痛も。全部自業自得ですが。
それにしても今日の夕方の月はすごかった。月面の海が、肉眼でもくっきり見えてびっくり。突然目が良くなったのかと思ってしまった。ああ、望遠鏡欲しいなあ。せめて双眼鏡。娘がもうちょっと大きくなったら買おうかな。そして宇宙の神秘を見せて感動させ、いつかSFの道に!(あれ?)
うちの近所の高校は、今日が入学式だった模様。朝、照れくさそうな高校生と、うれしそうな母親という二人連れをたくさん見かけました。どちらの気持ちもわかるだけに、なんだかほほえましい。
もうご存知の方も多いと思いますが、4月13日に講談社文庫から出る、小野不由美の「十二国記」の新刊のタイトルは『黄昏の岸 暁の天』になるみたいです。で、5月に同じものがホワイトハートから、上下巻として出るそう。
ちょっと前に『水晶散歩』(沖積舎)という歌集が出たんですけど、この井辻朱美さんて、あのハヤカワとかでいろいろ訳してる井辻さん?短歌も作ってらしたんですか?
4月6日の青木みやさんの日記に目ウロコ。へー、書店員じゃなくて、お客様に棚の編集をしてもらうわけ!それはちょっと面白いかもね。どこの書店でもやれる企画というわけではないけど。烏書房さん、太っ腹だなあ。フットワークの軽さもいいですね。応援しますよ!売れるといいですね。
SFセミナー公式サイト。フルで申し込みましたが、果してホントに行かれるのか?こちらは瀬名秀明さんのアンケート。セミナーの企画に使いたいそうなので、ぜひご協力を。私も一票投じるつもり。非常にSFに対する熱意のこもったアンケートです。彼の真摯な姿勢に、そこまで考えてらしたのか、と改めて敬服。彼のため、というよりむしろ自分のSF観を試されるような、直球ストレートな質問多し。
新刊速報はちょっとお待ちを。明日できるかな。『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(田中啓文、ハヤカワ文庫)読了。乱読は、どうしようかなあ〜(笑)。
4月6日(金) 北野勇作ファン、喜べ!5月26日に、『昔、火星があった場所』が徳間デュアル文庫になります!!うむ、これを読めばもう少し『かめくん』の謎が解ける…のかな?(笑)
本日の注目新刊。『魔の淵』(ヘイク・タルボット、ハヤカワポケミス1701)。ダイジマンが、「そうかあ、ポケミスも1700番代に突入かあ〜」と感慨深げでした(笑)。いやしかし問題はそんなことじゃなくて、ちょっとうろ覚えだけど、これはミステリ者が待ちに待ってた本!なんでしょ?昔、密室ミステリのベストのアンケートをとったら堂々の第2位で、でもずっと読めなくて幻の傑作だったそうな。貫井徳郎さんが解説を書いてらっしゃいます。
もうひとつの注目新刊。『たれゆくままに』(末永ひかる、小学館)。そう、たれぱんだの絵本なのだ!今回はストーリーがちゃんとあって、それはもう笑えます!ぜひ店頭でお読みになってみて!
『模倣犯(上)』(宮部みゆき、小学館)、半分読了。今年前半のワタクシ的ベスト1の予感。すごいです。市井のごく普通の人々が、ある日、なんの前触れもなくむごい犯罪にまきこまれる。まさに「ある日突然、破壊される人生」。この被害者の悲劇があまりに見事に描かれていて、ただただ打ちのめされます。昔、『火車』を読んだときの感動を思い出しました。ただひたすら、登場人物の感情に圧倒され、飲み込まれる。怒涛の波のようなものが、胸に迫ってくるのです。昨夜も、ぼろぼろに泣いてしまいました。
この方は、本当に小説を書くためにこの世に生まれてきた、稀有な天性の作家のひとりではないでしょうか。宮部みゆきと同時代に生きられたことを、このうえなく幸せに思います。
4月5日(木) 本日、『スカーレット・ウィザード 5』(茅田砂胡、中公Cノベルス)入荷。よく売れてました。これで最終巻なんですって?デルフィニアよりずいぶん短いですね(笑)。
『仮面ライダークウガ超全集(上)』(小学館)も入荷しましたよ〜、やぎだんなさん!>私信。重版かかったのかな?5冊しか入ってないので、お早めにねっ!
昨夜から、いよいよ『模倣犯(上)』(宮部みゆき、小学館)読み始めました。今、上巻の1/4くらい。ううん、これは確かに体壊すかも(笑)。昨夜も12時半に寝るつもりが、あと1章だけ、とついつい読みふけってしまった。睡眠不足で頭痛がするよ〜。というわけで、今夜は続きを読みます!
4月4日(水) 自分のしたことに後悔はしてない。あの苦しみこそが幸福であった、といつか思うのでしょうか。
洗濯と、パソコンと、娘を病院に連れて行くのと、買い物で終る休日。メールの整理と、タイムトラベルフェアのリスト作成で、ほぼ半日を費やす。いやあ、それにしてもリスト作るのって、想像を絶する大変さだったよ!私には向いてないわ。たったこれだけのリストで疲れ果ててしまい、ださレポも書く予定だったが断念。しかし皆よくもまあ、嬉々としてこういうの作るよなあ(笑)。あのリストマニアな方々の情熱はいったいどこからくるのだろう?尊敬しますわ、まったく。
というわけで、遅くなりましたが、リスト完成。書き込みにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
4月3日(火) あんまりいいお天気だったので、昼休みにひとりでふらりと会社を出て、近くの公園にお昼を食べに行きました。散歩するビジネスマンや、赤ちゃん連れのお母さん方でけっこうな人手。コンビニでおにぎりとお茶を調達し、満開の桜を愛でながらぱくつく。風が吹くたび、花びらがざざっと舞い散る。ああ、気持ちいい〜。さて、食後に取り出した文庫本は、『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(田中啓文、ハヤカワ文庫)>その選択はどうよ?(笑)ああ、頭の中にも駄洒落の花が咲く〜とくらぁ。
えっ、毎日新聞社「アミューズ」が休刊になるってホント!?これ、古本屋特集とか、神田特集とか、本関係の特集が多くてけっこういい雑誌だったのになあ。
4月2日(月) 道端の雑草たちが、元気に咲いている。大好きなオオイヌノフグリ、ほとけのざ、はこべにペンペン草。庭先にはれんぎょうが花盛り。この花を見ると、ああ春がきたなと思う。クロッカスに菜の花、えにしだ、たんぽぽ。春の訪れは黄色い花が運んでくる。
なんとか保育園に行かれるほど体調も復活し、今日から娘は年長組。担任の先生は「おとこのこがわるいことするとねー、カンカンにおこる」そう(笑)。私はこの先生大好きだねえ。
今夜は、テレビで映画「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」放映。もちろんビデオに撮りました。「お前のことが好きだからさ」…きゃーっ!コナン君、カッコイイ〜!!(横で娘の冷たい目)
本の雑誌社のすぎえさんが営業にいらしたので、あれこれ話す。『模倣犯(上、下)』(宮部みゆき、小学館)があちこちで売り切れはじめてるとか。うちはまだありますよ〜ん。もっと売れてほしいなり。3月は文芸書の売上がけっこうよかったので、とてもうれしいのだ。他にもちょっとうれしい話など(まだヒミツ)。
kashibaさんから売っていただいた、キャプテン・フューチャースターターセット16冊をダイジマンから受け取る。ありがとうございます!1冊も持ってなかったのでうれしいです〜。
『ぶたぶた』(矢崎存美、廣済堂出版)読了。なんか全編爆笑&ほのぼの系の『刑事ぶたぶた』と比べて、哀愁ただよう切ない話が多いような気がしました。乱読は後日。
「夢」について。たぶん、私は本を読むことによって、「夢」を見ているんだと思う。現実の、会社行って帰宅して家事やってネットして寝る、という生活だけではとうてい得られない夢。決して現実がつまらない、というわけではないんだけど、現実だけでは何かが決定的に足りない。心の中に、ここではないもうひとつの世界がないと生きられない人間なんだ、おそらく。私には、現実と夢が半々くらいでちょうどいい(という割合はフツーじゃないですかねやっぱ?)。夢を食べる獏みたいに、私は本を読む。
新刊速報更新。6月に、『バルタザールの遍歴』佐藤亜紀が文春文庫になりますよ〜。
4月1日(日) 昨日とはうって変わっていいお天気。風邪っぽいせいもあって、ひたすらごろごろ。
『刑事ぶたぶた』(矢崎存美、廣済堂出版)、乱読書きました。『ぶたぶた』(矢崎存美、廣済堂出版)も、もうすぐ読了。読む順番が逆になっちゃった。またしても読みながらゲラゲラ笑っていると、娘「また、ぶたぶたよんでるの〜?」うむ、学習したな、娘よ(笑)。こちらはぬいぐるみのぶたぶたが、いろんな職業についてる短篇連作集。でもやっぱ、どんな職業よりも刑事が天職のような気がしますね(笑)。
今朝の日経新聞に、北上次郎氏が『模倣犯(上、下)』(宮部みゆき、小学館)のとてもいい書評を書いてますね。私は彼の書評がとても好きです。お体裁でなく、誠心誠意、心から褒めているから。この方は褒めるのもその逆も、非常に自分の気持ちに正直に書いてると思うから、信用できる。こう、心を動かされるんですよね。やっぱりハートの入ってる文章は、人をゆさぶるよ。さて、いよいよお次はこれに取りかかるかな?
心が石でできてたらよかったのにな。何にも傷つかず、思い悩むこともなく。なんでこんなにヤワなんだろう?
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