3月31日(土) おいおい、明日から4月だってのに雪ですかい!こんな日に娘をつれて病院に行かねばならんとは。ふたりで「さむいよ〜〜〜」「さむいよ〜〜」と泣き言をいいつつとぼとぼ歩く。私も風邪気味。鼻水小僧です(笑)。
3月中に乱読をもひとつ書きたいと思って、ささっと読めそうなものを未読本棚から探す。おお、これがいい。『刑事ぶたぶた』(矢崎存美、廣済堂出版)。で、読み始めたところ…ぶっ!ぶはははははっ!わははははっ!いやあ、kashibaさんなどから聞いてはいたが、これ、ほんっとおにオカシイ!!ああダメ、笑いすぎてもう涙が!私があんまりゲラゲラ笑うので、娘が横で「ねえ、なにがおかしいの?」「あのね、けいじさんがね、ぬいぐるみのぶたさんなの!」「うごくし、しゃべるの?」「そうだよ、いくら丼も食べるんだって!」「…あいたい」。うんうん、ママも会いたいよ、こんなにキュートで素敵な刑事さんにね!
しかし娘よ、横から顔を出して読み始めるんじゃないっ!「えびせんをぼりぼりしながら…」ああもう、うっとうしいので、『ぶたぶた』(矢崎存美、廣済堂出版)を貸してやる。が、さすがに漢字は読めないので、テキトーに自分で話を作って朗読していた(笑)。
いやあしかし素敵なお話だねえ、これ。まさに現代のファンタジー。ほのぼのとした、よいお話でした。登場人物が皆、いい味出してるんだなあ。乱読は明日になりそうです。
3月30日(金) 肩身の狭い1日。
積読本に埋もれててすっかり忘れてた『MAZE』(恩田陸、双葉社)読了。うううん、これだけ盛り上げといてこのオチかい!ちょっとガッカリかなあ。アジアの西の果て、なにもない荒野に突然立っている白くて四角い建造物。ここに迷い込んだ多くの人間が、そのまま消えてしまっているという。これを調査すべく、4人の男性が…。という話なんですがね、中盤までの謎が謎を呼ぶ展開は非常に面白いんですよ。でもワタクシ的にはこの謎の解答はアレだなあ〜。乱読はこちら。
『最終兵器彼女』4巻、読了。どんどんコワイ話になってます。はっきり書いてないだけに、この裏側にある現実世界がどうなってるか想像すると、本当に怖い。
3月29日(木) 雨。寒い。桜は大丈夫でしょうか。
ちょっとわけありで落ち込んでいます。100%自分のせいなんですが。はああ〜。こういう時に人からやさしいメールなんかもらうと、思わずほろりとしちゃいます。悪い人もいるけど、いい人はもっといっぱいいる。
ちくしょー!くやしいから本のヤケ買いだああっ!つっても2冊だけ>いつもとどこが違うんだ(笑)。『片想い』(東野圭吾、文芸春秋)と『模倣犯(上)』(宮部みゆき、小学館)。上下だと重いので、とりあえず上巻だけ。『模倣犯』はやはり、素晴らしくいいらしいですぞ。ところで今日平台に並べてて気がついたんだが、『片想い』と『プラトニック・セックス』の表紙の色はほとんど同じだ!(笑)#い、今検索してたら『プラトニック・セックス』が大活字本で出ていた!しかも1,2巻。知らなかった〜!(笑)
そしてそして!!皆様、本日は『モーニング』の発売日でございます!そう、「プラネテス」の新作が載ってるんだよーん!!買いそびれた方はお急ぎを!ところで、講談社さんからのお知らせ。「『プラネテス』1巻は発売以来品薄な状態が続き皆様にご迷惑をおかけしましたが、3月26日に第3刷重版が出来ました。」やっぱ人気だったんだな。ふっふっふ。
あ、東京創元社さんにお聞きしたところ、『となりのののちゃん』(いしいひさいち)は発売が延びてまして、5月以降になるそうです。もうしばらく(気長に^^)お待ちくださいませ。
書店員にはちょっとショックな話。土曜の「王様のブランチ」の出版コーナーが、4月から月1回だけになるそうです(4月は28日のみ)。がーん。これで取り上げられる本、けっこう売れてたんだけどなあ。メディアに乗せられてようとなんだろうと、それも本との出会いだと思うし。とにかく残念です。
昨夜、『鱗姫』(嶽本野ばら、小学館)読了。前作の『ミシン』よりもっとエグイ話です(笑)。もー、野ばらちゃんの趣味を全部ぶちこんで、魔女のなべでぐらぐら煮込んでできた小説、ってカンジ(笑)。主人公がマジメになればなるほど、思わず笑ってしまう場面多し。とにかくもう、ブッとんでますよ〜。野ばらちゃん公式サイトはこちら。
3月28日(水) 桜が桜が咲いてるぞおお!ぽかぽか日差しの中、車の窓を全開にして走る。くう〜っ、気持ちいい!花粉症のダンナと一緒だと絶対できないがな(笑)。
娘はなかなか全快しない。まだ保育園はお休み中。今度は体中に湿疹ができちゃって、夜中に「かゆい〜かいて〜」攻撃(涙)。ただでさえ少ない母の睡眠時間があ〜。とほほ〜。
ところでMYSCON2が始動してますね。私はSFセミナーが近いのでちょっとパスだなあ。
湯川さんとは和解しましたので、ノープロブレムっす>昨日の日記。
やべー、3月ももう終っちゃうじゃん!ちょっと気合入れて本を読もう。ソウヤーも読まないとね>SFセミナー。
3月27日(火) う〜、朝晩は冷えますね。花冷え。
湯川さんの3月26日付DASACON5レポで言及されている、まるで極悪人のような「野ばらちゃんファンの女性」はずばりワタクシのことでございます(笑)。えと、お気を悪くされたのなら謝罪します。すみません。でもねー、別に湯川さんのこと、胡散臭くなんか見てないよお〜。誤解だってば。気にしすぎ。まるで集団で陰口をたたいていたかのような言及ですが、「本人に筒抜けな大声のひそひそ話」(>そんなんあるかいな^^)でもなんでもなくて、ごくフツーにしゃべってからあなたにも聞こえたの!!(笑)だって別にやましいことしゃべってないもんね。素朴な疑問(「なんで切抜きを持ってたんだろう?」)を口にしてただけだもん。そばで聞いてたんならツッコミ入れてくれればよかったのにい。それに湯川さんもご存知の通り、あとでちゃんと面と向かって質問に行ったやん、私。しかも、あの場にいた人間のうち、野ばらファンは私1人だけですから(笑)、野ばらちゃんファンの女性たち、というのも間違いです。確か男性もいたと思うし(ちょっと記憶曖昧)。とにかく誰も悪口など言ってませんから安心して下さいませ。湯川さんの好意とマメなサービス精神には、いつも心から感謝しておりますよ。
それにしても、すぐに団子とか言われるのには少々辟易。ひとりでは会話ってのは成り立たんのよ。女は二人以上で話してちゃいかんのですか?それこそ断固抗議したいね、あたしゃ。
『星界の戦旗3』(森岡浩之、ハヤカワ文庫)は当店激売れです!!ファンは待っていたのね。確かもうハヤカワでは品切れで、28日頃重版が上がる予定とか。本日は東野圭吾『片想い』(文芸春秋)も入荷。
3月26日(月) 桜がだいぶ開いてきました。今週末は花見かな?
仕事で初歩的な凡ミスをしてしまった。クヤシイ。ちょっと確かめればよかったのに。私のアホアホ、うっかり者。二度とやるまいぞ。
それにしても新刊が多い。多いぞ。
3月24日(土)の日経新聞朝刊の「公取委決定の要旨」によりますと、再販制は結局廃止されず、世間の同意を得られるまで、もう少し様子を見る、という決定が出た模様。って今と全く同じやん。つまりは現状維持、と見ていいのでしょうか?だだしこの後に(なんか小難しく書いてあるんでよくわからんのだけど)、再販維持のままでも消費者のためになるように運用してね、例えば非再販商品を発行するとか、割引制度を導入するとか、んでこれがちゃんと実行されてるかどうか見張るための協議会を設けてチェックするからそこんとこヨロシクね、というカンジで書いてありますな(解釈あってます?)。
チェックっていったいどうやるんかなー、という疑問はありますが、まあ消費税導入の時のような、業界がひっくり返るような大騒ぎは避けられた、と思っていいのでしょう。なんかでも、少しずつ少しずつ制度が変えられていくようなカンジも。消費者のためって、たとえばどういうこと?ただ単に安くさえすれば消費者のため、なんでしょうか?これ以上下げたら、書店員は皆、首つりだよマジで。家庭なんか養えないって。もちろん定価をある程度柔軟にする、ってのはいいことだと思うけど。
新刊速報更新。
3月25日(日) ただいま!無事DASACON5in箱根から帰宅いたしました。ね、眠い…。床についたのは、朝の5時半でしたから(笑)。いつものごとく、楽しかったですよ〜。
車中から見てると、もう桜が咲き始めてますね。雪柳は満開だし。れんぎょうも咲いてる。春だなあ。花見の予定を立てねば。
今回は企画ゼロだったので、ホントにひと晩ひたすらしゃべり倒し。途中でネタ切れになるかも、なんて全くの杞憂。夕方6時スタートで、まず総統の挨拶&乾杯。夕食を食べながら、ステージでひとりずつ自己紹介&抜き打ち企画「今日持ってきた本の紹介」。これには一同びっくり。しかしもっと驚いたのは、(オークションをやるわけでもないのに)ひとりで何冊も本を持ってきてる方が多かったことです。さすが。でもなんで?(笑)ちなみに私が行きの電車で読んでて紹介した本は、もちろん『遠い約束』(光原百合、創元推理文庫)です。野間美由紀の表紙に驚いてる方がけっこういらして、「どこのレーベルなんですか?」「えっ、ホントに創元推理文庫なの?」「背表紙見せてください!」…黄色の背表紙を見せたら、「おお〜っ」と納得の声が。
自己紹介のあとはひたすら歓談タイム。お風呂に行くひとは行ったり。女性陣は宿についてからすぐ入り、夜もう一度入りました。無色無臭のいいお湯でした。いろいろ効くらしい。食事の片づけをしてもらってから、ディーラーズの店開き。もうとにかくずっとしゃべりまくりだったんで、何がなにやら。覚えてるのはガオレンジャー&仮面ライダークウガ話(総統、向井さん、森山さん他熱狂・爆笑する人多数)、突発企画『かめくん』読書会(ヒラノさんはこういうとき、本当にいきいきしてるなあ〜。おおたさん、のむのむさん、ほか多数であーだこーだ討論しまくる)、bk1話、パソコン話などなど。
メモ。
・志村さんの折り紙は相変わらず素晴らしい!モノリス、豆絵本を即興で折ってしまうとは!
・πRさんのヘアスタイルは、まさに野ばらちゃんだった(笑)。『それいぬ』(国書刊行会)のハードカバー、ありがとう!
・湯川さんはちゃーんとビデオを持ってきた。夜中に男性の一室を借りて上映会。「キャプテン・フューチャー」見にいかなくてすいません〜。あと、野ばらちゃん切り抜き&お土産ありがとう!
・総統の真赤なシャツがカッコよかった。しかしまさかガオレッド仕様だったとは(笑)。頭もちょっと茶髪でグー。
・らじさんとちょっとお話できた。光原百合さんとお知りあいだとは!
・のむのむさんから『谷山浩子童話館』を100円でゆずっていただいた。ありがとう!しかしどうして浴衣の袂に入ってたんですか?(笑)
・おおたさんはまたしても落研の浴衣スタイル。のださんはつなぎのサルパジャマだった。コスプレが増えつつある(笑)。
・MZTさん、総統たちと、まったりと昔のSFの話。とりあえず『20世紀SF3』の「リスの檻」読みます〜。んで総統解釈が合ってるかどうか確かめねば(笑)。MZTさんは、ダイジマンからのの預かり本をお渡ししたら、「これで久保書店SFコンプリート」といって喜んでいた。
・森山さんは相変わらず熱血Web書店員だった。この方の熱心さには本当に頭が下がる。いろいろ刺激になる発言多し。
・マサトクさん、おおたさん絶賛のコミック『ハチミツとクローバー』を探して読むこと。
・まだ誰も映画「サトラレ」を観てなかった。うーん、どうなんでしょう?
・箱根にも、ださこん@徹夜明け御用達喫茶「ルノアール」があった!(笑)いろんな話が聞けて、公私共に勉強になりました。充実したひとときでした。でもやっぱりひとつくらいは企画があったほうが全員で盛り上がれるんじゃないかな、と思ってたらDASACON6は(未定だけど)また企画立ててゲストも呼んで東京で、って話だったんでまあいいか。皆様、お疲れさまでした&ありがとうございました。スタッフの皆様、いつもお疲れさま。娘のこと、いろいろお手数&ご心配おかけしました。いずれまた彼女が参加する日も来るでしょう。その節はなにとぞ。(今回は企画ゼロだし、コブを連れてくにはちょうどよかったんだがねえ〜)
往復の電車で『遠い約束』(光原百合、創元推理文庫)、読了。やはりこの表紙は正解だったのね。まさにこういう雰囲気の、コミカルなミステリ話。でもあちこちで、ちょっとほろりとさせられるのよねえ。謎は私でもあらかた解けるレベルだけど、なんていうかな、著者をはじめとするミステリファンの、ミステリを愛する気持ちがよく出ている話ですね。全てのミステリ読みが、「うんうん、この気持ちわかるよ!」とうなずいてくれるんじゃないかな。乱読はまた後日。
再販制の決定などについてはまた明日。あ、SFセミナーの案内状来ました。一応全部参加の予定。
3月23日(金) はううう、おとといの日記にあんなこと書いたのでバチが当たりました(涙)。娘、発熱。37度ちょっとなので、それほどたいしたことはないんですが、さすがに箱根には連れて行けず。仕方なく、ダンナに頼み込んでDASACON5は私ひとりで参加することになってしまいました。残念。関係者の皆様、ご迷惑かけっぱなしで本当に申し訳ありません(謝)。
それにしても、今日は大変だったよ!いくら3月の月末だからと言えども、新刊多過ぎます〜(涙)。死にそう。でも、私の待ってた本もいっぱい出たのでガマンガマンなのだ。『遠い約束』(光原百合、創元推理文庫)、『模倣犯(上、下)』(宮部みゆき、小学館)、『ハイペリオンの没落(上、下)』(ダン・シモンズ、ハヤカワ文庫SF)、『鱗姫』(嶽本野ばら、小学館)などなど。
『遠い約束』、お昼休みに最初の話だけ読みました。で、私、固く決心いたしました。今度生まれてきたらゼッタイ、大学でミステリ研に入ります!!(笑)ああ、主人公の桜子ちゃんがうらやましいよ、楽しそうだよお〜!(ちなみに私の行ってた女子短大にはなかったと思う、ミス研。)最初、野間美由紀の表紙には違和感を感じたけど、読み始めたらけっこう合ってました(あれはやはり『パズルゲームはいすくーる』のノリで読めということ?^^)。続きを読むの楽しみ!ああ、もちろん、当店ミステリコーナーに『時計を忘れて森へいこう』(東京創元社)と一緒に積みましたよ。「担当者イチオシ」のポップつけて!
『模倣犯(上、下)』(宮部みゆき、小学館)はずいぶん分厚いですね。しかも2段組。まあ、宮部さんの文章ならサクサク読めそうだけど。あとは東野圭吾の『片思い』(文芸春秋)が出るのが楽しみ。っていつ読めるんだか、こんなに(涙)。『鱗姫』(嶽本野ばら、小学館)は真赤な表紙がインパクトあり。前の『ミシン』はキレイなブルーだったんだよね。ちなみに「ミシン」は「美心」という、登場人物の名前なのだ。あの縫い物をするマシンのことではありません。
本日を持って、当店のタイムトラベルフェア終了。『ドラえもん 未来・宇宙編』(小学館コロコロ文庫)が売れるのは予想してたけど、『クロノス・ジョウンターの伝説』(梶尾真治、ソノラマ文庫)や『夕ばえ作戦』(光瀬龍、ハルキ文庫)が完売したのには、本当に驚いた&うれしかった!!『タイム・リープ(上、下)』なんかもよく売れました。『リプレイ』(ケン・グリムウッド、新潮文庫)は売れると思ってたけど、『タイム・シップ(上、下)』(バクスター、ハヤカワ文庫SF)が売れたのも意外だったなあ。ああ、一覧をアップするといっておきながら全然やってない…。すいません、いずれ必ず!!
ちょっと、とある方からうれしい情報をいただいた。うむ、うまくいかないことも多々あるけど、がんばろう。
3月22日(木) はううううう(涙)。本日予定していたイベントに、さる事情で行かれなくなってしまいました。あああ、すっごく楽しみにしてたのになあ〜。お誘いくださった方にも、申し訳なかったです。
どうしよう、何も読んでないのにあさってはDASACON5だ!!とりあえず今さらだが、SFマガジン4月号の、《博物館惑星》シリーズ特別読切「お代は見てのお帰り」と、田中啓文特集を読了。前者は、あのシリーズの雰囲気そのままの、いい感じのお話でした。後者は、英訳版に大ウケ!な、なぜこれを今まで読まなかったのか!すごいぞ犬森望!(笑)「吐仏花ン惑星 永遠の森田健作」ももちろん爆笑、つーか駄洒落炸裂。こないだのSF大会の悪者対決を思い出しますなあ。「泣きたい時は京都で泣けと……。」「あの人があの人が……。」(>こういうところで引っかかるのはやはり世代だな)。あ、『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(田中啓文、ハヤカワ文庫SF)も読み始めました。まだ「脳光速」のみ。
3月21日(水) そういえば、星間宇宙船が昨夜あたりに10万アクセスを越えた模様。皆様、ありがとうございます!
あ〜〜〜、連日の睡眠不足で、でろでろりんです。
月曜日に出た『ベル・エポック』10巻では、ついに主人公の綺麗ちゃんが母になってました。彼女の、仕事と育児に翻弄される姿ってば、まんま私だ〜(あそこまで仕事がハードではないがな)。子供が具合悪くなったときのつらさときたら(涙)!!会社に対する負い目が何よりつらくてねえ。皆に迷惑はかけたくない、でも私しか看病する人間がいない、という、体をまっぷたつに引き裂かれるような思いですわ、いつも。もっとも私はかなり実家の母に助けてもらってるのですが。彼女なしには、とても仕事を続けるなんてことできなかったでしょう(これも綺麗ちゃんと同じ、なのでよくわかるよ〜>母にだけはワガママを言う)。なんかもう、思い当たることばかりで涙、涙でございました。最後の、お父さんの話がこれまた泣かせるのよ〜。くれぐれも、電車の中などで読まないほうがいいですよ、皆様。
3月20日(火) や、や、やっとできました、銀河通信2月号(涙)。今日はこれに気力体力を使い果たし、もう日記を書く余力がありません〜。
3月19日(月) あうう、「HERO」最終回(涙)。面白いドラマであったよ。主人公の人間臭さがよかった。木村君の言うことは、みなごく当たり前のことなんだけど、それが当たり前として通ってないところに今の世の中のおかしさがあるというか。
新刊速報更新。5月に、なんと『悪童日記』(アゴタ・クリストフ)が文庫になるぞ!!あと、星間宇宙船でも聞かれてた山田風太郎コレクション2ですが、遅れてて4月半ば〜下旬になるそうです。今日出版社に電話して聞いてみたら、あちらの方も非常に恐縮してましたので、どうぞもう少々お待ちになってあげてくださいませ(笑)。
3月18日(日) 最近、肩こりがひどいので、ついにパソコン用の椅子を買いました!き、気持ちいい!!(笑)今まで、ミシンの付属の椅子(背もたれもない、ただの木箱みたいなヤツ)で間に合わせてたのは大いなる間違いだったということがよーくわかりました(笑)。ちゃんとひじかけもついてるし!しかし、あまりに座りごこちがいいと、ますますパソコンの前に座ることが増えそうでコワイかも(笑)。
ついでにパソコン周りの本も片付け。が!こないだ買った本棚がもういっぱいだあ〜!どどどうしよう!?ま、吉野朔実をひと月に26冊も買ってしまったり、銀河通信20万オフのオークションでSF関係の文庫を10冊近く買ってしまったりしてるので当然なんだけど(笑)。しかもなんで『オッス!美里ちゃん』全3巻(金子節子、集英社文庫)とか『空くんの手紙』全2巻(小田空、集英社文庫)とかまで買うかなあ、私?もう、あの懐かしコミックの復刊はほんっとに30代泣かせだよ!もろにハート狙い撃ち、みたいなラインナップばっかりだもんねえ。嗚呼、懐かしの70〜80年代!
昨夜は延々と夜更かしして、とある作業。しかし困るのは、レビューを書くために、ついついその本を読みふけり、またしても感動してしまうことだ!(笑)しかし感動すればするほど、その気持ちを言葉にするのが、あうう、難しいんだよお〜。あと、もうちょっとだ、ガンバ!
3月17日(土) 本日の新刊。『おーい でてこーい』(星新一、講談社青い鳥文庫)。そうそう、もっと子供達に面白いSFを教えてあげなくちゃね!しかしこの本、ウリの文句が笑えるのよ。「これ1冊で、感想文が14回書ける!」だって〜(笑)。なるほどね。
あ〜〜〜〜、全然本を読んでないっす。ダメダメだあ。なんか文字を読む気力がなくて。やることもいっぱい溜まってるのだ〜。
オクマンさんから教わった、太洋社のサイト。新刊情報がいっぱいあって、なるほどこりゃ便利だわ。っていうか取次はみんなこれやって欲しいよね。
u-ki総統の3月15日の日記を読んでしばし感心する。へー、ベーコンエッグの卵は2つ、というのはちゃんと意味があったのか!私の朝食は、ここ20年くらいずっとパンと紅茶とヨーグルト、というメニューです。たまに果物がつくかな、バナナとかキーウィとか。栄養学的にどうなのかな?糖分ばっかりですかね、やっぱ?
栄養学で思い出したけど、1週間くらい前のテレビで、鈴木その子の話をやっていた。あの方、昔、大学生の息子さんを拒食症で亡くされてたんですってね。ああ、それでだったのか、あのダイエットの教祖さながらに熱心に活動してたのは…!間違ったダイエットの恐ろしさと悲しさを、痛いくらいわかっていたからだったんですね。あの超有名な「ごはんを食べてやせる」ダイエットで、ずいぶんとたくさんの拒食症患者を救ったそうです。あの患者さんたちの影に、いつも息子さんを見ていたんだな、と思うと泣けました。でも、生きてらっしゃるうちに知りたかったな…。心よりご冥福をお祈りいたします。
3月16日(金) 昨日は出社したまではいいが、どうにも頭痛がひどくてそのまま帰宅。貧血だったみたい。1日ずっと寝てました。もう大丈夫、だと思います。すいません〜>関係者各位
これから出社。今日は遅番なのだ。夜9時までの長丁場。帰宅したらまた日記書き加える予定。
えと、噂の「キャプテン・フューチャー」再放送は、3月21日(水)午後6時から、NHKBS2にて、だそう。ただし、その前の番組が大相撲なので、延長注意らしいっす>湯川さん情報。おっ、「未来少年コナン」なんかも再放送してたのか。しかし、うちは衛星入ってないから見られないのよ〜。ずるいなあ、NHKってば。
…というわけで帰宅しました。体調はまあ70%くらい回復、ってとこ。まだ本調子ではないみたい。明日の献立は焼き鳥のレバーに決定だな>鉄分。ん〜、今日はいろいろあったなあ。驚いたことや、がっくりしたことや。でもいいこともあったので、まあ。
いつも、心の中にふたりの自分がいる。ひとりはかなわぬ望みばかり言う。もうひとりは、それを一生懸命言い聞かせてなだめる役。いつもこのふたりのせめぎ合い。それでどうにか理性を保っている。
がっくりしたこと。「SFベスト2000」フェアの売れ行きが悪かったのです…。や、そんなに売れないだろうという予想はしてたけどね…けどね…。ちょっと来年以降、いろいろと考える必要がありそうです。(でも「タイムトラベルファア」の売れ行きは、おかげさまで、そこそこいいのよ!)
ところで『みき&ユーティ』(成田美名子、白泉社文庫)、よく見たら解説が加納朋子じゃん!わーいっ!!
あと驚いたこと。本日、『ナンシー関のシールブック』(アスペクト)がホントに入ってきたよ!!誰か、買って中身開けてくださーい!(笑)
3月14日(水) 日中はブラウスと皮ジャンだけで歩けるほど、暖かい日でした。そういえばホワイトデーですね。
確かにその辺に転がしておいた親が悪いと思う。だが娘よ、その年(5歳)で少年ジャンプを読んで、「つづきがよみたい〜」と言うのはやっぱり少々間違ってる気がするぞ。しかもそれ、「世紀末リーダー伝たけし」じゃん(笑)。キミには面白いのか?
買い物ついでに勤め先に寄る。なにか今日発売のものがあったんだよなあ〜。あっ、これだ!『みき&ユーティ』(成田美名子、白泉社文庫)!懐かしいわ〜、私が中学の頃よ、これ!なおもうろついてたら、『今はもうない』(森博嗣、講談社文庫)も発見。あうう、今月は本を買うのを抑えようと思ってたのに〜。なぜか今月、絶望的にカネがないのよ(涙)。何に使ったのかなあ?
で、本日『プラネテス』1巻(幸村誠、講談社モーニングKC)が5冊だけ入荷!SFコーナーに積みましたので。コミック売り場じゃないのでご注意>ご近所の皆様
明日の夜が締め切りだそうなので、湯川さんの『SFが読みたい!2001年版』非公式(ここ、重要)アンケートに応募。よろしかったら皆様もぜひ(笑)。なんかあちこちでいろんな意見が上がってる『SFが読みたい!2001年版』ですが、私は面白かったですよ。内容的には及第点だと思うけど。一年間で出たSF関連のものはだいたい載ってるし、それだけで薄い私にはじゅうぶんっす。(えっ、どのツラさげて薄いってか?ほほほ)
『それいぬ』(嶽本野ばら、文春文庫)読了。乱読書きました。大島弓子ファンだったら、この本、気に入っていただけると思うんだけど、どうっすか?私が10代の時に読んでたら、どっぷりハマっちゃって、ゼッタイ道を誤ってたと思う(笑)。ふ〜っ、あぶないとこだったぜ。
3月13日(火) 夕方の空の色が、いい感じになってきた。私が帰宅する6時半頃は、今まではもうすっかり「夜」で、空は真っ黒だったのだ。でも最近は日がのびてきて、深い青から紺色のグラデーションになってきた。一等星や惑星がアクセント。でも、ほんの15分ほど歩いてるうちに、みるみる黒に変わっていく。その変わる瞬間を見きわめようと、いつも一生懸命目を凝らすなのだが、いまだに見られた試しがない。いつのまにか、ゆっくりと夕方が夜になっている。
今日はちょっといいことがありました。ふふ〜。
うちの店は書籍しか扱ってないけど、最近は本もCDも置いてる店ってありますよね。ドラマ主題歌CDと、そのノベライズを一緒に置いて売ったら面白いな、とふと昨夜「HERO」を見てて思いました。原作本の隣に宇多田ヒカルとか。もう皆とっくにやってらっしゃるかな?曲をBGMとして流したらもっと面白そう。
ああもうダメ〜。眠くて死んじゃう〜。寝ます。本野雑誌4月号も買ったけど読むのは明日だ。ところで『リプレイ』が映画になるそうですね。あ、新刊速報更新しました。最近は、こういう新刊情報もご自分で調べてアップされてる方がたくさんいらっしゃいますね。きちんとカレンダー型になってたりとか。まめだなあ。尊敬しちゃう。
3月12日(月) 今朝は雪が舞っていたよお〜。もう春じゃなかったんかい?
ああああ、渋谷の五島プラネタリウム、昨日までだったんですねえええ(涙)!でも閉館前はすごく混んでたそうで。中学の時に天文部のみんなと一緒に行ったり、高校や大学の頃はひとりでぶらりと行ったり、ああ、デートにも1回いったなあ。懐かしい思い出がいっぱいあるところです。今でもよく覚えてる、外の売店とか、太陽系やそれぞれの季節の星空の模型。プラネタリウムのドームの下に、東京タワーのシルエットがあるんだよね。新宿のビル街とか。椅子をぐーんと後ろに倒す時の感覚とか、まだカラダに残ってる。池袋サンシャインのプラネタリウムより、解説者がペンライトで星を示す、古式ゆかしいこちらのほうが断然好きだった。小学校の頃は、本当にプラネタリウムの解説者になるのが夢だったなあ。ちゃんと、卒業文集の寄せ書きに書いてある。みんなみんな、思い出になっちゃったね。でも決して、いつまでも忘れない。宇宙への夢をくれたプラネタリウム。
『バカのための読書術』(小谷野敦、ちくま新書)を昼休みにちらちら読む。この人、細かいところは非常に面白くて、思わずニヤリと笑っちゃうのよね。でも、読み終えると、なーんか煙に巻かれたような気がするのはなぜ?(笑)「読んではいけない本リスト」は笑えます。「インチキ」とか書いてるし(笑)。
3月11日(日) たぶん君と僕とじゃ行けない場所が 二人の行かなきゃいけない場所(by槙原敬之)
先日仕事中に、今よく売れてる本『南極のペンギン』(高倉健、集英社)の補充をしてたところ、「ペンギン」というキーワードで唐突に思い出したのが上の曲。タイトルは「PENGUIN」。マッキーの私的ベストに入る大好きな曲。昔、周りが許してくれなくてかなわなかったという恋の歌。
あ、ちなみにこの高倉健さんのエッセイ、すごくいいですよ。前にスマスマにゲストで出てたときにも、「いいひとだなあ〜」と思ったけど、これを読むとさらに「いいひとだなあ〜」と思います。あったかいひとなのよ。すごく素敵な方。
プールに行ってきました。半年ぶりくらい。最近、全然体を動かしてなかったので、ほぐす程度に泳いできました。やっぱ、カラダ動かすと気持ちいいね。ホントは毎週いけるといいんだけどなあ。とりあえず、寝る前に軽くストレッチするのをはじめてみることにしました。これ、安眠に効くそうなので。私が寝つきが悪いのは、もしかして運動不足のせいなのかもしれん。
新刊速報更新。4月の文庫予定をどかっと入れましたよん。コミックもちょびっとだけ。
3月10日(土) 同僚が具合が悪そうなので、彼女の代わりにレジに入る。コミック方面のレジはひさびさだあ。土曜だから子供がいっぱいきてて、遊戯王カードやマンガを実にうれしそうに買っていく姿がほほえましかったです。そんな顔されると、こっちまでうれしくなっちゃうよ。あと、レオ=レオニの絵本を持ってきて「ホワイトデー用に包んでください」とおっしゃった、ロマンスグレーのおじさま。いいセンスですね!もらう方はどんな女性なんでしょう。
レジにいると、いろんなお客様がいらっしゃいます。ほんの短い応対ですが、何の関係もない通りすがりの店員に、お客様が無意識にとる態度。そこには、そのひとの人間としての品性が如実に出ているように思います。接客もやっぱりキャッチボールです。こちらが柔らかく相手に心地よい玉を投げるのは言わずもがなですが、その玉を同じように柔らかく受け止めてくださる方だと、こちらもやっぱりうれしいです。お互いに気持ちよく買い物をするためには、やっぱり片方だけではダメなんじゃないかな、と思います。
話は変わって、先日テレビで「ガチンコ!」を見ていたときのこと。「ラーメン道」というコーナーがあって、ラーメン屋を開きたい生徒達を、おっかない先生がびしびし教える話なんですが、そこで生徒数人でラーメン屋を仮営業ことになったんです。で、ある程度経験あるふたりとまったく未経験の5人で分かれて2つのスープを作ったんですが、経験者のほうは無難な味。未経験の5人はへたっぴだけどかなり個性的な味ができました。で、どっちを採用するかでモメたんですが、そこで未経験者の方(仮店長)の言葉がよかった。
「あなた方は、自分の本当に作りたい味を作ったのか?自分のやりたいことの半分も出せずに、無難にと考えるのは、もしかすると正直な自分の味が否定されたらこわい、という逃げじゃないだろうか?僕達はへたっぴだけど、自分のやりたい味を素直に出してみた。もしかしたら、それが先生の答えなのではないだろうか?」(>大体こんなカンジ)
で、経験者のひとりの作りたい味で思い切ってスタートしたら、初めて、ひとりのお客様からのアンケートに「(この店に)また来たい」と書いてあったんです(万歳!)。
これって、全てのことに当てはまらないかな、とふと思ったんです。書店の棚もしかり。「こんな個性的な棚作っても、お客さんがついてくれるか…」と、ついつい二の足を踏んでしまう。でも、時には冒険も必要なんじゃないかな、と。わかってくれるお客様もきっといる。全ての棚を濃くするのはちょっと無理だけど、自分の得意分野だけでも思い切って個性を出して、「おっ、この書店は面白いな」なんてちょっとでも思ってもらえたら、それはすごくうれしいことだと思う。や、もちろん、あんまりひとりよがりでお客様無視の棚でもダメですけどね。(実はちょっと今野望が…でもうまくいくか思案中なのだ)
昨日ここに書いた『それいぬ』(文春文庫プラス)の嶽本野ばらさんですが、星間宇宙船の湯川さん・にじむさん情報によるとやっぱりオトコの方だそうで(涙)。ショック〜!!しかし湯川さん、「ティプトリー・ショック」という言葉が即座に出るところはさすがSFのひとだ(笑)。あれから少し読み進みましたが、文中にいくつか大島弓子に対する言及がありました。私が彼女を連想したのは当たってたんだな。
ひとつお詫び。ある方からメールをいただいたのですが、昨日ここに書いた、「コミックの単行本もみんな書籍扱いにしちゃえばいいのになあ」というのは、あまりに考えなしの意見でありました。深く反省。すみません。自分の状況しか考えてなかったな。私(や星間宇宙船に書き込んでくれた方々)のプッシュで『プラネテス』1巻(幸村誠、講談社モーニングコミックス)を手に取って下さった皆様、本当に本当にありがとう!!!kashibaさんも頑張って探してみてね。それだけの価値はあること、保証します。表紙はu-ki総統のサイトのトップページの真中あたりに載ってます。キレイでしょう?や、その一番上のガイコツじゃありません(笑)。
『ぶらんこ乗り』乱読書きました。
3月9日(金) 今夜は満月、でいいのかな。月明かりで、くっきりと影が黒く地面に落ちている。不思議。とてもきれい。つかの間の月光浴。
『ミシン』(小学館)を書いた嶽本野ばらのエッセイ、『それいぬ』(文春文庫プラス)が出てたので買ってきました。が!大ショックなことが。このひと、オトコの方だったんですかあああああ!?「僕」って書いてあるんですけど!?見返しの本人の写真を見ても、どっちだかよくわからない〜(笑)。ご存知の方、いらしたら教えて下さい〜。でも、あれを書いたのが男性だったなんて(もしそうだとしたら)、そんなそんなあ。ピュアな乙女心を持ちつづけてる稀有な女性だと思ってたのにいいいい。ああ、きっと北村薫が男性とわかった時の世間の驚愕もきっとこんなカンジだったんだろうなあ。
この方の「乙女」についての考察を読んでいて、大島弓子の「F式蘭丸」を思い出しました。あの主人公の少女は、まさにこれでした。「世俗の象徴である肉体、食欲や性欲に激しい嫌悪感を覚え」、現実に対して「悪意と軽蔑の眼差しを投げつけて」しまう。そして、自分の夢に閉じこもって幸福に浸る。初めてこのマンガを読んだ10代の頃、私は周囲に対して主人公と全く同じ思いでいたので、ひどくうれしかったものです。あの頃の私は確かに「乙女」の一員だったのでしょう。野ばらさんの文章を読むと、もういないあの頃の自分が思い出されて、ちょっとほろ苦い気持ちになります。
(でもね、実は今でも時々、ひとりで道を歩いてるときなんか、まだ自分が子供なんだっていう錯覚に陥ることがあるんだ。おかしいでしょ?もう30過ぎで、娘もいるってのにね。ひょっとして、中身はまだ8歳くらいの子供のまま止まってるのかもしれない、なんてたまに思う。北村薫の『スキップ』はできないけど、『名探偵コナン』ならやれる自信あるね>子供の体に戻る)
昨夜、『ぶらんこ乗り』(いしいしんじ、理論社)読了。乱読は書いてる途中。なんともいえない不思議な小説なので、書きにくいのよ〜。つかみどころがない、綿菓子みたいな物語。透明な悲しみが全編に漂う、きれいで切ない物語。
星間宇宙船の皆様の書き込みによると、『プラネテス』1巻(幸村誠、講談社モーニングコミックス)はなかなか売ってないみたいですね。そう、コミックは一度買い逃すと大変なんだよね〜。なんでコミックって雑誌扱いなのかなあ。コミック文庫が書籍扱いなんだから、コミックの単行本もみんな書籍扱いにしちゃえばいいのになあ。ってそれは無理っすか、出版社の皆様?
3月8日(木) 帰宅したら、宅急便が届いてました。角川書店から。な、なんだ?本って書いてあるぞ?開封したら、「カドカワミステリ」の文字が。ああ、そういえば前にネットでアンケートだかプレゼントだかに応募したんだったわ。すっかり忘れてた。中身は、な、なんと『カムナビ(上、下)』(梅原克文)のサイン本でした〜。う、うわあい。ありがとうございます〜。
ちはらさんの日記を読んでいると、ぴっかぴかの新入社員だった、かつての自分を思い出すのお〜(笑)。ああ、私もそうだったよ、こう思ったよ、みたいな初々しいことがたくさん書いてある。ううん、懐かしいねえ!焦らずゆっくり、手前の問題をひとつひとつ着実にクリアしてってね。そうするといつか気がつくと、坂を上ってきてる自分に気がつくはず。でも、この坂、永遠に頂上につかないんだけどね(笑)。
私が入社して一番びっくりしたのは、自分が短冊を書いて注文した本が、本当に数日後に入ってきたことでした。って当たり前だけどさあ(笑)。でも自分の裁量一つで、店の陳列本が決まってしまうなんて、すごいことではないですか!!ちなみに、前にも書いたと思いますが、生まれて初めて「これを売りたい!」と思って平積み注文したのは、『ちいさいモモちゃん』(松谷みよ子、講談社)でした。その頃は児童書担当だったのよ。「スーパーマリオブラザーズ」の攻略本とか、いっぱい売ったなあ。『一杯のかけそば』なんて、若い子は知らないだろうなあ。
そして本日、「これを売りたい!」と思って注文したのは、『プラネテス』1巻(幸村誠、講談社モーニングコミックス)です>やはりそうきたか!(笑)や、試しに当店のSFコーナーに、何気にこっそり積んでみようかなって思って。ただ、コミックって、注文しても入るかどうか全然わからんのよね。どうかちゃんと入荷しますように!
3月7日(水) 半年ぶりに、髪を切りました。ざっぱりと。いつもなら4時間(!)、ただひたすら文庫本を読んでいるんですが、今日は調子がいまひとつで、ちょっと読んではうとうと寝て、あとはいろいろとぼんやり考え事をしていました。ひとつのことをぐるぐると。でも、いくら考えても、まるで安野光雅の階段の騙し絵みたいに、どこにもたどりつけないのです。
もう春だし、いろいろ軽くしたい。心も体も。少しダイエットして、軽く運動もして、そうだ、プールとか行きたいなあ。服もいらないのは全部捨てて、新しいのを買おう。うっとうしいものは、みんなどっかいってしまえ!
で、ずうっと読みかけでほっぽってあった(去年からだ!)『夏のレプリカ』(森博嗣、講談社文庫)読了。えっ、ちょちょちょっと待ってよ、森せんせーい!!これって、ここんとこ(今私が、とあるページを指差してるとご想像ください)の説明がないまま終っとるやん!ここの答えは!?うわあ〜ん、待ってってば、せんせ〜い!
そうそう、『プラネテス』1巻(幸村誠、講談社モーニングコミックス)ですが、Googleで検索したらけっこうひっかかりました。その感想文のどれもがとても「熱い」ことに、私は非常にうれしくなりました。繰り返しますが、このサイトにお越しになる方でしたら、気に入っていただけること請け合いです!ワタクシ安田ママが保証いたします。ぜひご一読を!ああ、私がコミック担当だったら、どーんとワゴンに積んで売っちゃうのになあ!なお、ココに行くと1話目が無料で読めます。データがちょっと重いですけど。
3月6日(火) おととい、お雛さまを片付けようとしたら、娘号泣。「かわいいから、しまわないで〜」…アンタの将来だから、母は別にいいけどね(笑)。
土田さんから本を2冊送っていただいた(安房直子はいいっすよ、土田さん!!講談社文庫、全部持ってます!>私信)。『マルコヴァルドさんの四季』(カルヴィーノ、岩波少年文庫)、『デリラと宇宙野郎たち』(ハインライン、ハヤカワ文庫SF)。ありがとうございました!カルヴィーノは友人の探求本なので、プレゼントするのだ。ハインラインは、ワタクシ的には大変読みやすいので好き。体にするするっと入ってくる。ストレスがない。なんだろう、文体のせいかなあ?
『祈りの海』(グレッグ・イーガン、ハヤカワ文庫SF)は、とっても面白いのだけど読むのには時間がかかるタイプのSF。「えっ!?えっ!?それナニどういうこと!?」とか自問自答しながら、同じところを何度も読みつつちびちび進んでるせいだろう。というわけで、まだ途中なの〜(涙)。「遅い!遅すぎるっ!」って責めないで〜。やっと文字の本が読めるくらいヒットポイントが回復したので、今夜はがんばって読もう!!ところで、ださこんまでに読んどいたほうがいい本って、あと何〜??ありすぎてわっかんないよお〜。やっぱ、『銀河帝国の弘法も筆の誤り』っすか?(笑)
3月5日(月) 今夜もびっかびかの星と半月!力強い光。何かを訴えるかのような輝きだ。
私は今、猛烈に感動している。『プラネテス』1巻!講談社モーニングコミックス!もはやSF者はみなとっくに読んでると思うが、まだの人はすぐに読むべし!これすっごくいいよおおおお!!ダイジマン、キミも読みなさいっ!!いったい、著者の幸村誠ってナニモノだ?新人?情報求む!
宇宙船に乗って、地球の周りに漂うデブリ(宇宙空間に漂うゴミ)を拾う仕事をしている3人の宇宙飛行士の物語、なんですけどね。それぞれの事情や、宇宙への想いが!泣けるのよお、いいのよお!しかも非常にリアル。妙に現実的。夢物語という気がしない。そして何より、宇宙で生きることに悩んだりつまづいたりつらくなったり恐怖にかられたりしながらも、やっぱり彼らの心は宇宙(そら)に向かっているの。そこが私たち読者の、宇宙への夢と憧れをかきたてるのだ。とにかく素敵よ、すごいよ、わくわくするよ!ああ、やっぱり行きたいね、星たちの輝く世界へ!!
今日は「SFJapan02」も出ましたね。この水玉さんのすごろくの濃さはどうよ!(笑)おっ、グレさんもでっかい写真つきで載ってますね、対談。鯨統一郎はあくまで覆面作家なのねん。
突然発売。『千里眼 ミドリの猿』(松岡圭祐、小学館文庫)。抜き打ち販売(笑)。文庫担当も知らなかったぞ。
kashibaさんの3月2日の日記に赤面。だからあのポップは恥ずかしかったのよ〜。関係ないけど、先日Googleで「安田ママ」で検索して遊んでいたら、一番多くヒットしたサイトが「猟奇の鉄人」でした(笑)。なぜに?古本者でもないのに(笑)。
新刊速報更新しました〜。でもまだちょっち頭痛がします〜。本が読みたいのに〜。
3月4日(日) HAPPY BIRTHDAY TO ME!つってももうハッピーな年じゃないけどな(笑)。新宿タカノのケーキにのっかってたパパイヤがすっぱくておいしかった。
ああ、それにしても体調が〜。今朝もどうやっても体を縦にすることができず、昼になってやっと起き上がることに成功。それでも主婦は家事をしなきゃならんのだ。うっく。早く誰かお掃除ロボットを作ってくれえ〜。今日は本も読めず。
新刊速報も今日はパスっす。すいません。あ、ださこん5申し込んじゃいました〜。匿名希望っていったいダレ???
私信ですが、湯川さん、昨夜はありがとう(笑)。
3月3日(土) う〜む、まだ扁桃腺が痛い。昨夜は12時前に寝たのだが。
実家に娘を迎えにいったら、なんとふなばしケーブルテレビで19時から青山剛昌のOVA特集をやってるではないか!!えらいぞ!思わずテレビにかじりついて見てしまう。うう、このひとの話はちょっと荒唐無稽だが、どれも面白くて好き〜。今日やってたのの1話目は、中1天才少年と中3の女の子の先輩というカップルの、少年のほうが、年下というハンデを克服すべくタイムマシンを作って同い年になるようワープするのだが…という話。ちょっと切ない、でもハッピーな話でした。こういうのに弱いのよ〜。しかし、このひとの絵は、どの男の子も新一に見えるし、どの女の子も蘭に見えるなあ(笑)。
このサイトをお読みくださってる方に、シャーロッキアンはいらっしゃいますでしょうか?つい先日、『シャーロック・ホームズ遊々学々』(植田弘隆、透土社)という本が出ましたよ〜。実はこれ、発売前に、とある熱烈なシャーロッキアンと思われるお客様から「○月○日にこういう本が出るって聞いてるんですけど、もう入りましたか?」という電話が連日かかってきており、それで出版社に問い合わせて私も初めて知ったのでした。ううむ、お客様は一体どこからそんな詳細な情報を?
あと不思議だなあと思うのは、お客様はやっぱり本のよしあしをよくご存知だなあということ。例えば同じ浅田次郎でも、『薔薇盗人』はあまり売れなかったのだが、『姫椿』はめちゃめちゃ売れている。要するにお客様は、ただ作家のネームバリューだけで買うわけではないのだ。ちゃーんとそれぞれの本の中身をわかってて、いいもの・面白いものを買っていくのだ。皆、いったいどうやって見抜くんだろう?やはり店頭でちょっと立読みしたりして、これは!というものを買っていくんだろうか。
そんなに評判になってない気がするが、当店で発売以来ひっそりと息長く売れ続けているミステリがある。それは、『涙』(乃南アサ、幻冬舎)である。うちだけじゃないかもしれないが。こういうのはアヤシイ(笑)。お客様の審美眼を信頼している私は、これ、ひょっとして隠れた傑作なんじゃないかと密かに思ってるのだが。
ああ〜、よしだまさしさんの恋愛小説紹介、読みたかったわ!(2月28日の彼の日記参照)いや、この文章だけでもじゅうぶんだけど(笑)。しかしこの方の文章はもはや芸の域に達しているよ。芸ってもちろんお笑いだけど(笑)。
3月2日(金) やば。扁桃腺がまた腫れてきた。去年の秋に扁桃腺炎で入院して以来、ちょっと体調を崩すと、てきめんに喉が痛みだすようになってしまったのだ。風邪の痛みとは全く異質なのですぐわかる。体にサーモスタット機能が新たに設置されたみたいなカンジ(笑)。てなわけで、今日は仕事中もぐったりであった。早く寝ますわ。ああ、リポビタンDがおいしい。>疲れてるってこと?
しかし、誕生日前後は運が上昇するなんて、やはりうそっぱちだな。「占いなんてナマケモノの運命」(bySMAP>曲のタイトル分かる方、教えてください)というフレーズ、大好き。その通りだよなあ。
昨日の日記の「タイムトラベルフェア」に、ドラえもんの文庫を入れるのを忘れてました。でも正確なタイトルうろ覚えだから、調べるまでお待ちを。昨日は『夕ばえ作戦』(光瀬龍、ハルキ文庫)が売れててうれしかった。
当店はミステリマガジン4月号の追加分、入荷しましたよ〜>ジョン・ディクスン・カー特集。今なら10冊くらいは在庫あり。
メモ。明日こそ「ほんパラ!関口堂書店」を見忘れないようにすること>私
3月1日(木) は〜、3月ですね。花粉症の皆様、大丈夫ですか?私の周囲では今年はことのほか、つらそうなんですが。
本日より、当店におきまして例の「タイムトラベルフェア」スタート。ちょっと赤面するようなキザなセリフのポップなど立ててみる。きゃー恥ずかしい。ううっ、果して気にとめてくださるお客様はいらっしゃるだろうか?あっ、ひとりの方が平台の前に!本を手に取ってるぞ!何気ない顔で働きつつも心はドキドキ。どうか1冊でも多く売れてくれますように!!ちなみにラインナップは以下のとおり。ホントはもっと増やしたかったんだけど、平台の広さの関係もあって割愛。皆様、ご協力まことにありがとうございました。星間宇宙船に書き込みくださった本は、あとでまとめてアップしますのでしばしお待ちを。あ、ちなみにフェアは3月23日までの予定っす。お近くの方はぜひどうぞ〜。
『スキップ』『ターン』『リセット』北村薫、新潮社
『ライオンハート』恩田陸、新潮社
『ジェニーの肖像』ロバート・ネイサン、ハヤカワ文庫
『タイムシップ(上・下)』バクスター、ハヤカワ文庫
『タイムライン(上、下)』マイクル・クライトン、早川書房
『タイムマシン』H・G・ウエルズ(これは偕成社文庫とハヤカワ文庫の両方並べてみました)
『フラッシュ・フォワード』、『さよならダイナサウルス』ソウヤー、ハヤカワ文庫
『夏への扉』、『時の門』ハインライン、ハヤカワ文庫
『火星のタイムスリップ』ディック、ハヤカワ文庫
『タイム・パトロール』アンダースン、ハヤカワ文庫
『ビロードの悪魔』カー、ハヤカワ文庫
『リプレイ』ケン・グリムウッド、新潮文庫
『ふりだしに戻る(上、下)』フィニィ、角川文庫
『時の扉を開けて』ハウトマン、創元SF文庫
『時間衝突』ベイリー、創元SF文庫
『蒲生邸事件』宮部みゆき、文春文庫
『クロノス・ジョウンターの伝説』梶尾真治、朝日ソノラマ文庫
『マイナス・ゼロ』広瀬正、集英社文庫
『タイム・リープ(上、下)』高畑京一郎、電撃文庫(在庫ありますよ〜)
『鵺姫真話』岩本隆雄、朝日ソノラマ文庫
『異形コレクション 時間怪談』廣済堂文庫
『グランド・ミステリー』奥泉光、集英社
『ジュブナイル』山崎貴、メディアファクトリー文庫
『時をかける少女』筒井康隆、ハルキ文庫
『夕ばえ作戦』光瀬龍、ハルキ文庫
『戦国自衛隊』半村良、ハルキ文庫
『Y』佐藤正午、角川春樹事務所
『時間の不思議』、『2063年、時空の旅』、『タイムマシンの作り方』以上講談社ブルーバックス