12.31(金) ついに大晦日。今、紅白で野猿が歌ってます(笑)。あと2時間ちょいで2000年だ!!どうしよう!!

 今日はマスクをして出社。薬とお友達で、どうにかこうにか仕事をしてきました。とにかく、会社のパソコンデータを全部フロッピーに入れまくってきました。ま、これでなんとかなるだろう。あとは倉庫の掃除をざっとして、自分の机の整理をして、いらないものは捨てまくり。ああ、スッキリ〜!さすがにそんなにお客様もいなくて、わりに平和な一日でした。いつもは8時までだけど、今日は6時閉店。

 実家で夕飯をごちそうになって帰宅。で、今この日記を書いてます。

 今年一年、ホントに皆々様には大変御世話になりました。皆様の訪問、励ましが私の心の支えでした。カウンタもおかげさまで58000まで行きました。こんなにたくさんのお客様にお越しいただき、感謝感激です。ワタクシ的には今年もやりたい放題で周囲に迷惑をかけまくり、いろいろ悩んだりした割には人間的にちいっとも向上せず(笑)、泣いたり笑ったり怒ったりと精神的にも波乱万丈、仕事も家庭も忙しくてなにもかもとっちらかったままで、でもまいっか、となにもかもアバウトにすませるというダメダメな一年でありました。はあはあ。でも、まあ、大変楽しい一年でありましたよ。私の周りのすべての皆様に、どうもありがとう!そして、来年もなにとぞよろしくお願い致します!

 来年も、たくさんの素敵な本に出会えますように。皆様にとって幸せな2000年でありますように。

 というわけで、今からデータ保存だ!急げ〜!!


12.30(木) う〜む。まいった。年末も押し迫った今になって、風邪をひいてしまうとは。朝起きたら、のどが痛くて、なんとなく熱も出そうな感じ。ギリギリ、気力で抑えてますが(笑)。ああ、新年会までにはなんとしてでも復活せねば!今の雰囲気だと、また声が出なくなりそうなんだよねえ…。心配。ああ、明日休みをとっておけばよかったなあ。とほほ。明日も仕事だよ〜。

 今日は早めに寝ます。ではでは。


12.29(水) 今日は、年内最後の休み。掃除するならもう、後がない!(笑)で、観念して窓拭きをしました。娘が少々手伝ってくれました。もう何年かしたら、貴重な戦力となってくれそうで期待(笑)。台所は時間がなくてできなかったので、もう来年に持ち越ししかない…。とほほ。あと、部屋の片づけを少々。で、片づけをしながら私は決意しました。本棚を買うぞ!!(笑)もうゼッタイ買う!誰がなんと言おうと買うぞ!(誰も何も言わないって)

 いろいろしてたら夕方になってしまい、それから銀河通信紙版の細かい訂正をして、印刷。それから正月用の食料の買い物。つってもお雑煮くらいしか作らないのですが。うちは関東の、鶏肉や切り餅の入ったしょうゆ味のお雑煮です。お宅はどんなお雑煮ですか?

 ここに書くのは少々恥ずかしいのですが(>今更何を言う)、昨夜は『カードキャプターさくら』のコミックを5巻まで一気読みして、ほえほえしておりました(笑)。う〜っ、さくらちゃんカワイイよ〜!桃矢にいちゃん、カッコいいよ〜!私は断然桃矢にいちゃん派。雪兎くんにはあまり魅力を感じないな。彼はちょっと女性的だね。にしても、この設定、よく考えるとかなりアブナイですなあ。いいのかなあ、純真な小学生に読ませて?これ、一見子供向きに見えて実は全然子供が読むような話じゃないと思うんですが(以前の日記の発言は撤回します)。ま、私だって小学生の時に『ベルばら』読んでたんだからいいのか、別に。

 にしてもCRAMPはうまいなあ。謎が謎を呼ぶストーリー。全然先が読めなくてドキドキするよ。このあたりの引っ張り方は『東京バビロン』あたりを思い出しますね。まさかあんな絶望的なラストじゃあるまいな。少々不安。いったいあの後どうなるんだ?ああもうガマンできない!明日、6巻から10巻まで一気買いするぞ!

 そういえば先日、「さくらとあそぼ!」というCD−ROMを買ったんですが、これ、オリジナルTシャツがついてたんです。でもね、そのTシャツ、サイズがどう見てもオトコもの!(笑)ああああっ、許せない〜!!キ〜ッ!!

 眉村卓の『天才はつくられる』の乱読、アップしました。採点は、☆4つ。おお、『永遠の仔』より1/2個多いよ!(笑)非常に私らしい点のつけ方だな。このミスで1位だって関係ないもんね〜。ワタクシ的には眉村のほうが面白かったのよ!


12.28(火) 今日はめちゃめちゃ眠いです…。

 そういえば、昨日、週刊文春のミステリーベスト10が発表になりました。まー、びっくり!だって、このミスとほっとんど同じなんだもん!国内篇なんて、『てのひらの闇』(ばんずわーい!)がひとつ入れ替わって入っただけ。あとは順序もほとんどひとつづつくらいしかずれてないという、そっくりさんぶり。もう少し、意表をついてもよかったんじゃないのかなあ。海外篇も、ふたつくらい違うだけでした。審査員、同じメンツだったんでしょうか?(笑)

 幻冬舎の『すべてがEになる』森博嗣ですが、延びてるみたいです。出版社に電話したら、1/中ごろだそうです。残念!早く読みたいよ〜!

 『天才はつくられる』眉村卓、読了。乱読は明日かな。もう今日は眠くってダメ〜。あ、書物の帝国さんがお引越ししたようです。


12.27(月) 昨夜、『りかさん』(梨木香歩)、読了。乱読アップしました。なんかここんとこ、重たい話ばかり読んでるような気がするなあ。で、かわかみさんオススメの『天才はつくられる』(眉村卓)を読み始めました。おお、すげえ面白い!テイストはさすがにこないだの『ねじれた町』に似てていかにも少年ドラマシリーズですが、とにかく話がスピーディでガーッとゴーッといくのよ!いきなり超能力全開炸裂なのよ!(笑)あー、気持ちいい!おいおい、そんなにカンタンに超能力が身についちゃっていいのか?というツッコミもありますが、まあそれはおいといて。話が直球ストレートで気分爽快なSFですね。

 今年もあと4日。うそ〜!!誰か時間を止めてくれえ!また年賀状書くの、ギリギリだあ!


12.26(日) 自分の心の命ずるままに生きるって、そんなにいけないことでしょうか?自分を幸せにしようとするのは、そんなに「わがまま」なことですか?

 今日は高校時代の友人たちと、お昼からクリスマスパーティーでした。あんまり食べ過ぎて、夕飯はほとんどなし(笑)。メンバーのなかに、今年の春に結婚したてのカップルが来ていて、これがまた180度性格の違うふたり!でもとても仲がよくて、幸せそうでした。お互いの性格を「信じられなーい」と言いながら、それでも尊重しあってるのが伝わってきて、微笑ましかったです。1年ぶりに会う友人たちがほとんどでしたが、みな元気そうでなによりでした。皆全然変わってなくて、時間が流れてるのがうそのよう。でも、ホントは少しづつ、微妙に変化してるんですけどね。

 いつもドキドキしながら読んでいた、幻冬舎のPR誌「星星峡」連載の江國香織『スイート リトル ライズ』がついに今回で最終回を迎えました。ああ、また楽しみがひとつ減ってしまった。しかし、このラストは!ガーン!!まさかそう来るとは!あんまりだよ、痛すぎる。江國さんて残酷。ある意味、非常にコワイ終わり方でした。『神様のボート』もそうでしたが、この方も案外毒がありますね。山本文緒みたいなねっとりした毒じゃなくて、もっと淡白で、背中がひんやりとするような毒。


12.25(土) 今日から子供たちは冬休みですね。いいな〜。

 今日、お店にびっくりするお客様がいらっしゃいました。ファンタジーノベル大賞受賞作家、山之口洋氏がお越しくださったんです。奥さんと赤ちゃんといっしょに!この赤ちゃんがまた山之口さんそっっっくり!!目がくりんとして、かっわいかったですよ〜!山之口さんもお元気そうでなにより。またぜひいらしてくださいませ!

 今年はクリスマスケーキをふたつも食べてしまった。太る〜!

 あ、そうそう、SFマガジン2月号(創刊40周年記念特大号)すごいですね!ぶ厚いのもすごいけど、内容もまたゴージャス!!表紙もいいねえ〜!ロバート・F・ヤングが載ってる!とびっくりしましたが、たんぽぽ娘の再録でした。残念。なんと浅暮さんも柏崎玲央奈さんもエッセイを書いてる!星新一の単行本未収録の話を昼休みに読みました。おバカで笑えました。

 昨夜、『永遠の仔』読了。悲劇につぐ悲劇でした。乱読、アップしました!


12.24(金) 会えない時にも あなたのこと 胸に抱いて 歩いている (by 松任谷由実)

 つ、つ、疲れたよ〜。今日もほとんどレジ業務。お客様の5人にひとりが「クリスマスプレゼントなので、包んでください」。もおラッピングしまくりましたよ。あと、図書券のプレゼントというお客様もいっぱい。いいな〜。私にも誰かくれないかな〜>うらやましがってどうする。でもね、会社帰りのお父さんみたいなサラリーマンが児童書をレジに持ってきて、「包んでください」なんて言ってるのをみると、なんかほわほわとした気持ちになりますね。文春新書を一冊包んでさしあげたお客様(20代男性)、あれは誰にプレゼントするのかな?kinki kidsの本を小学生にプレゼントするというお母さんもいたなあ。ホント、人それぞれで、見てて面白いですよ。私は今度の日曜の、友人たちとのクリスマスパーティに出すプレゼントに、新潮文庫のマイブック(中身真っ白のやつね)と、同じく新潮社のキャラクターのパンダ日めくりを買いました。

 いつも仕事帰りに通る線路ぎわの道は、見晴らしがよくて空がよく見えるので大好き。ひとり月を眺めながら柔らかな夜の空気の中を歩いていると、とげとげしてた気持ちもほぐれてくるよう。今夜は空気がしっとりやさしくて、誰かとお散歩したくなるような晩。原宿のイルミネーションなんかもいいけど、ああいう喧騒より、今の私には月と星と静寂のほうがずっといい。

 皆様、どうか心安らかなクリスマスを迎えられますように。あなたに小さな幸せが舞い降りてきますように。


12.23(木) おかげさまでアンケートが4通になりました。送ってくださった方、ありがとうございます!それにしてもあのお、皆様、別にSFじゃなくてもいいんですのよ(笑)。4通のうち3通がSF!これじゃまるでうちがバリバリのSFページみたいじゃないですか!(笑)私のベスト1なんて『バトル・ロワイアル』ですよ。ちっともSFじゃないっしょ?ジャンルは問いませんので、どうぞご自由にお選びくださいね。

 いや〜、今日もよく働いた!クリスマス前の祝日とあって、お店はやはり予想通りの混みよう!きっとどこに行ってもすごかったんでしょうね。今日の私のレジでの動きは、自己最高記録だったと思います(笑)。奥歯に加速装置ついてたかも(笑)。ああ〜、でも気持ちのいい充実感。しかし、明日とあさってはもっとすごい混みようかも。ドキドキ。

 特に何があったというわけでもないんだけど、なんだか幸せなクリスマス・イブイブの晩。月はこうこうと輝く満月。


12.22(水) 今夜は満月?14番目の月?こないだ半月だったのに、早いなあ。ユーミンは「次の夜から欠ける満月より/14番目の月が一番好き」と歌ってますが、あなたはいかが?私は中途半端より、くっきりと丸い満月のほうが好き。もしくは、夕空にかかる、細い細い三日月。(ちなみに、ユーミンが14番目の月が好きと歌ってる理由をご存知ですか?お若い方なんかはこの歌詞を知らないかもね)

 アンケート、すでに2通の応募がありました。うれしい!皆様もぜひ!

 昨夜から、娘が発熱。おお、このイベントだらけの時期に!オーマイガッ!セキもひどいので、病院へ。しかし今、風邪がはやってるみたいで、病院もすごく混んでました。またしても2時間待ちで、午前中はつぶれてしまいました。とほほ。

 午後はちょっとだけ娘を実家に預けて買い物。クリスマス前のプレゼントの買い物で、こっちも混んでました。明日はもっとすごいんだろうな。デパートの外では、もうクリスマスケーキを売ってました。うちはどうしよう?娘がこういう状態だし、パパは明日知り合いのお通夜であさって告別式だとかいうし。クリスマスどころじゃないな。私も仕事だしなあ。今度の日曜日は、高校時代の友人と毎年恒例のクリスマス会の予定で、娘も楽しみにしてたんだけど、どうしよう?それまでに治るかな?なんだかてんてこまいの年末です。

 書き忘れてましたが、月曜日に本の雑誌の増刊号で、「おすすめ文庫王国’99」というのが出ましたね。ダイジマン、これの北原尚彦さんの「復刊おすすめベスト10」というコラムを読んだかね?『火星のプリンセス』(第1位)、ハルキ文庫(第3位)など、SFものが喜びそうなのがいっぱい書いてあるよん。あとは大御所、大森望さんの「今年の収穫ベスト10・SF」ですね。私はこのベスト10のうち、なんと4冊も持っている!おお、優秀!でも読んだのは『パワー・オフ』だけ。ちっとも優秀じゃないって(笑)。ベスト以外にも、今年出た文庫SFがいっぱいのってて面白い。いやあ、こんなに出てたのか!!確かに文庫SFは今黄金時代かもね。最後にちょっと書いてある、メリルの『SFに何ができるか?』は私も文庫化して欲しいと思います。東京創元社さんあたりにぜひ!


12.21(火) というわけで唐突ですが、アンケートのお願いです。どうぞお気軽に、じゃんじゃんご応募下さいませ!ご面倒なお願いで恐縮ですが、なにとぞひとつよろしく!あなたのベスト1も聞きたいんだもーん!(笑)

 今日お店で、中学生くらいの初々しいカップルを見かけました。女の子の薬指と小指だけを、男の子が握って、いかにも照れくさそうに歩いてました。なんか妙にかわいかったなあ。見てるこっちの頬がふっとゆるんでしまいました。

 私にはああいうのはなかったなあ。モテなかったんで(笑)。中学も高校も、女の子とばかり遊んでましたね。そういえば、突然思い出したけど、中学の頃、放課後によく女友達と小さい古本屋を冷やかしにいったりしたなあ。けっこう距離があって、全部歩きだったから、疲れたしおなかもすいたけど。でも楽しかったな。何か買ったりしたかなあ?あまり覚えてないなあ。マンガくらいしか買わなかったかも。高校の頃は、学校の近くのジャスコの本屋によく行ったっけ。あとは、今の職場でもよく「花とゆめ」の立ち読みをしました(笑)。まさか、あの頃巡回コースとしてさんざんお世話になったこの書店に自分が勤めることになろうとは夢にも思わなかったよ!

 明日はお休み。明日こそ、乱読書きます!ごめんなさーい!今月、マジで全然書いてない…。どうしたことだ、この怠惰ぶりは!


12.20(月) ああ、とうとうあと10日あまりで正月だ!どうしよう!(じたばた)年賀状もなーんもしとらんよお!クリスマスも今週ですね。

 出版社も取次ぎもそろそろ年末休みに入るので、新刊速報はこれからしばらくはあまり更新できないかもです。雑誌の発売日もずれますので、ご注意を!

 心の中で、黄色信号点滅中。さて、思い切って走って渡っちゃうべきか、交通ルールに従ってストップするか。正しい選択は後者なんだが。ふー。


12.19(日) 昨日の日記、思い出したことをちょっと書き足しました。完全版になってますので、よろしかったら再度ご一読を。

 今日はいろいろの疲れがどっと出たようで、風邪の前兆という雰囲気。ダンナに娘をみてもらい、午前中ずっと寝てました。午後もごろごろしつづけて、娘と昼寝。って寝てばっかじゃん!夕方になって日が落ちてからやっと復活し(吸血鬼か?)、買い物など。どうしてピングーのゲームはどこでも売り切れなんだあ!エマノン嬢のゲーム屋さんにまでいったのに。って遅すぎたのかな?

 おなかの調子もあまりよくなくて、体力的に弱まってる感じ。これからクリスマスと年末にかけて仕事のピークだから、がんばらなきゃいけないのに〜。気力でクリアするしかないか!でも精神的には上向きになってきてます。ひとつ悩みはクリアしてしまったので。でも新たな悩みに発展かな。

 梨木香歩の『りかさん』をちょろっと読み始めました。りかさんという日本人形と女の子の心の交流みたいなファンタジー。いい雰囲気です。今後の展開が楽しみ。おお、それにしても乱読停滞しすぎ!すみませ〜ん!


12.18(土) 今日は仕事のあと、7時から新宿でネットの忘年会に参加しました。メンバーは、森太郎さん、u-kiさん、wimさん、溝口さん、カワカミさん、りなりなさん、七沢透子さん、kanazawaさん、雪樹さん、森山さん、たかはしさん、小笠原さん、谷田貝さん、平野さん、ニムさん、寮美千子さん、私の総勢17名!けっこうな人数でした。場所はチーズフォンデュのお店。コース料理でしたが、どれもとてもおいしかったです。白ワインも美味でした。幹事のヒラノさん、お疲れ様でした。とても楽しかったです。

 本の話よりもなんか他の話をいろいろしてたような気が。kanazawaさんが同じテーブルにいたので、こないだ読み終わった『グッドラック』の話を振って、いろいろ神林長平のお話を聞かせてもらいました。雪樹さんと、みすこんの話。あと、ニムさんと寮美千子さんと『りかさん』などの梨木香歩の話。あと寮さんの本の話。詩集、楽しみにしてますね!かわかみさん、りなりなさんらと、ジョルの話。これは聞くだけ。あやうく洗脳されそうになりました。初めてお会いした七沢さんは私の後輩と判明。いきなり妹分になる。家も近くて、うちの店にも昨日いらしたばっかりとか。世界は狭い。C3POの森さんにちょっとプレゼント。かわかみさんにはトロの本をプレゼント。wimさんにも初めてお会いする。線の細い、物静かな方でした。(私らがうるさすぎた?)森山さんは「最近何が面白かったですか?」と人に聞きまくってました。

 あっという間に10時になり、いったん出て喫茶店で2次会、の予定だったのですが、17人の大所帯が入れるようなところが年末の新宿にあるはずもなく、難民のように夜の街をさすらう。さすらいながら、森太郎さんとお話。私が「12時までに帰らないと、服がぼろぼろに戻ってしまうんです>シンデレラ」というと、「いいじゃないですか!」「家のドアにチェーンかけられちゃうんです」「いいじゃないですか!12時になるとファンキーな服でチェーンじゃらじゃらになるんですね!」とうれしそうに言う(笑)。こ、この人は!あと、お給仕犬さんに「似ている」と言われたスノークを探すべくネットで検索したけど、画像はなかったそう。ヘンな知識ばかり入ってきたらしい(笑)。ニコラス・ケイジの画像はさすがにあったらしい。あと、森太郎はうそつきかどうかなどをジョニィさんと語る。森さんは私を『安田さん」と呼ぶか「ママさん」と呼ぶかで悩んでました。どちらでもどうぞ。「ママさん」だと水商売みたいか?さすらいながら、u-ki総統と「Kanon」の話も。いろいろ教えてもらいました。ありがとう、総統!少し納得できたよ。あー、かわかみさん、遠くに離れないで下さい(笑)。

 お給仕犬さん、青木みやさんとは合流しようとケータイで連絡しあいましたが、とにかく行き着くあてもないので困り果てる。お給仕犬さんの電話に「安田です〜」と出ると、「ママさん?」「ママでーす」一同笑。「ママさん、また寝ないんですか〜?」といきなり聞くお給仕犬さん。あくまでも夜の女王にするつもりね。あれから皆さんと合流できたのかな?青木みやさんからは、どなたかが預かっていたケーキの差し入れをいただきました。シナモンレーズンケーキ。おいしかったです!ごちそうさまでした!青木さんは池袋にいるという電話。あれからどうしたのかな?

 結局どうしても行き場が見つからず、あきらめて解散。かと思いきや、なんと缶コーヒー買ってきて新宿駅の地下コンコースで車座になって語るというではないですか!u-kiさんと「若いねえ〜」と溜息。ここで、溝口さんの「カジシンいりませんか〜」の言葉に即座に反応!『未踏惑星キー・ラーゴ』早川文庫を100円で譲っていただく。ラッキー!溝口さん、ありがとう!私はここでおいとま。でも超混雑の切符売り場で、七沢さんとニムさんとはぐれてしまった。くすん。ひとりで帰る。なんとか野田線の終電に間に合いました。楽しかったけどちょっと疲れたな〜。


12.17(金) 昨夜は凍てつくような星の夜でしたが、今夜はぼんやり曇ったほの暖かいような夜ですね。そちらはいかがですか?

 今日の昼間はよく晴れてぽかぽか暖かく、ひなたぼっこしながら本を読むのには最高の日和でした。出社前のひととき、駅のホームで本を広げつつ、ああこのまま、あと5分、10分、30分ここでこうしていられたら!と思ったものでした。

 今日は一日、なんだかぼうっとしてました。胸の中に、甘い果物の実をひとつ抱いてるような気持ち。

 おととい、友人とケンカした。カッカする頭を冷やしてみれば、やっぱり自分が悪かった。深く反省し、翌日きちんと彼女に「ごめんね」と謝った。ほんの少し、自分を好きになった。彼女も「私もごめんね」といってくれた。彼女のことを前よりもっと好きになった。

 まあ、人生、つらいことが多いけど、たまにはいいこともあります。いろいろとね。

 『永遠の仔』上巻読み終わりました。ただいま、下巻に突入。うーむ、まだコメントできないかな。それにしても、このところニュースでもよく取り上げられる児童虐待というものには怒りを感じる。だいたい、弱いものに手をあげるなんてのはサイテーでしょ。最っ低限の人間としてのモラルでしょ。それを絶対的に信じている実の親にやられたら、子供はそりゃゆがむよ。信じられないよ。どんな理由があろうとも、やっちゃいけないことってあるよ。かわいそうすぎるよ。だいたい、なんであんなかわいいものに暴力をふるおうなんて思うんだろう?わっかんないよ。どうしても。私は店で「ママー」という子供の声を聞くたびに、違うとわかっててもついはっと振り返ってしまいます。


12.16(木) 今日はお休み!娘を保育園に送り出し、ちょっと昼寝。が、目がさめたら午後2時!うそっ!あわてて朝食兼昼食をかきこみ、家事をがっと片付け、原稿。というわけで、やっとこ12月号仕上がりました。さて、今から会社の忘年会に行ってきま〜す!


12.15(水) 今日も昨日にましてさらに仕事がハードで、キレそうでした(笑)。実際、キレたというべきか。もう12月末の、運送屋さんがお休みになって荷物が止まるまではずっと毎日同じ日記かも(笑)。はあ。でも頑張ろう。頑張るしかない。

 よそのページ見てても、皆さん本当にお忙しそうですもんね。大変なのは私だけじゃない。実際、私なんて定時に帰れるんだから、ラクな部類に入るでしょう。これを読んでるあなただって、私なんかよりずっとはるかにしんどい毎日を送っているかもしれない。お互い、ツライけどなんとかしのぎましょうね!明けない夜はないのだから!

 何がつらいって、お客様をお待たせしてしまうほどつらいものはありません。「ああ、お待たせしてるお待たせしてるごめんなさあああい!!」この良心の呵責が最も大きなストレスになるのです。荷物もそりゃ大変だけど、あんなの地道に片付けていけばいつかは終わるんだからいいんです。たぶん、世の中のすべての販売員の中で、お客様をお待たせして平気な人はひとりもいないと思います。皆、ああ悪いなあ申し訳ないなあ、という気持ちでいっぱいのはず。

 というわけで本日もへろへろです。でも明日は休みだ!ばんずわーい!さあ、掃除して買い物して、原稿書くぞ!明日は銀河通信12月号、アップできると思います。そして夜は忘年会だ!荒れるぞ〜!暴れるぞ〜!(ヤケ)


12.14(火) 今日は、朝からお待ちかねの『このミステリーがすごい!2000』が入ってきました。はりきって、あらかじめ手書きの帯を巻いておいたベスト入賞作品を並べて、同時に今日の注文を出して、さらに怒涛の年末でお買い物なのよ!のお客様に対応して、と脳の血管がぶち切れるかと思うほど忙しかったです(笑)。午後はそれほど荷物がなかったので助かりましたが。もう、へとへと。うちに帰り着くなり、ごろんと寝っころがったまま起きられず。もう立てないよ〜。こ、腰があ〜!>ババア。30分ほど、娘をほっぽってそのまま気絶。ごめんね、ダメダメな母で。

 あ〜、年末は仕事がキビシイ!毎年恒例のことですが、今年は10ウン年勤めてたうちでも前代未聞のキビシさ。でも、この状態に早く慣れなくちゃ。ああ、もう一気に正月までワープしたいよ!

 今日はホントにへとへとなので、あまり遊ばないで寝ちゃうかも。あ、カウント55000の方は申告してくださいませ!

 あ、新刊速報アップしました。『ゴーメンガースト』の著者、マーヴィン・ピークの本が出ますよ。


12.13(月) 昨日の日記も、日付間違えてる…オオボケ。すみませんでした。

 最近、仕事がちょっちつらいです。師走だとか、人手不足だとか、そういうもろもろの要素のせいで仕方ないってのはよーくわかってます。けど、それらに阻まれて、思うように自分の仕事がはかどらないのはとても歯がゆい。自分の力のなさを実感します。私の場合、残業でそれを埋め合わせできないのがさらにつらい>娘のお迎えに行かねばならないので。もうちょっと時間の使い方、うまく考えなきゃなあ。

 それでも、私なんて他の大変な方々に比べればずっとずっと恵まれた環境にいるんだってことはよーくわかってますが。きっと贅沢な悩みなんでしょう。

 引き続き、原稿書き&『永遠の仔』読み中。あ、そういえば、月下工房のマサトクさんのオススメの『天然コケッコー』くらもちふさこをちょっと読んでみました。ほほお、こういう話だったのか。ある山奥の分校のほのぼの学園生活。小さい子から中学生まで、みんなが家族みたいなところが、あったかくていいです。人と人の間の、ちょっとした気持ちの行き来をほんわりと描いてる。くらもちふさこは、コマの独特の間合いがいいですね。なんともいいがたいニュアンスがある。そっと大切にしまっておきたいような、心の奥がぽっと暖かくなるようなマンガです。


12.12(日) 今日は、鬼のいぬ間に命の洗濯(笑)。かなりダメダメちゃんな一日でした。超久しぶりにアンジェリークのRPGやったりなんかして。ほほほ。でも脳みそは死んでたので、原稿やってない…。今夜やらねば。やれるかな?

 ダンナが大阪に行って、なんだか古本屋ばかり巡ってきたらしい(笑)。かわかみさんオススメの、眉村卓の『天才はつくられる』角川文庫をゲットしてきた模様。わーい。大阪のパパ、ありがとう!>私信。しかも、どこからかu-ki総統オススメの「Kanon」初回限定版も!(笑)

 そうそう、こないだダニエル・キイス氏がNHKの「クローズアップ現代」に出演して以来(私は見そびれた!残念!)、店では『アルジャーノンに花束を』がバカ売れしてます。テレビ放映の翌日の朝イチから聞かれまくり!しかも、この時間帯にNHK見てるのって割とご年配の方が多かったらしく、みんな文庫よりハードカバーを選んで買っていて下さってます。ああ、ありがたやありがたや。でも装丁もキレイだし、文庫より断然ハードカバーがオススメだな、私個人としても。この番組で、ずいぶんこの本を絶賛してくださったようで、お客様のとあるおじさまが「これ、すっごいいい本なんだってねえ!」とうれしそうに買っていかれました。あの番組で、さらに読者層が広がったのはいいことです。今までは、たぶん若い方にしかメジャーでなかったと思うんで。あ、あと当然ですがSFものね(笑)。

 あと、今書店は『ハリー・ポッター』旋風がじわじわと巻き起こっています。大ブームになりそうな気配。これもぜひ読んでみなくちゃ。これ、静山社という小さな出版社の社長さんじきじきに訳されてるんですって。こういう、夢のある話が広く読まれるというのは、うれしいことですね。

 夢で思い出しましたが、昨日母が話していたんですが、今、船橋のケーブルテレビには、一日中アニメばかり流すチャンネルがあるんです。しかも、これ、私たちが子供の頃に見た懐かしアニメばっかなの!「みつばちハッチ」、「フランダースの犬」、「小公女セーラ」、「あらいぐまラスカル」、「星の王子さま」、「みつばちマーヤのぼうけん」などなど。母は「セーラ」にハマってしまい、最終回の日はカレンダーにチェックまでしといたとか(笑)。で、母いわく、「昔のアニメは穏やかで優しい、夢のある名作モノがいっぱいあった。今は闘いモノばっかりで、あれじゃ子供がすさんでしまうのも当たり前。せめて再放送でいいから、昔の名作アニメをもっと放映して欲しい」。確かに昔はロボットアニメや魔女っ子アニメみたいなバトルもの(?)と同時に、そういう名作もの見てたよね。カルピス劇場なくなっちゃったしなあ。大好きでよく見てたんですが。私は「南の島のフローネ」あたりまで見てたのかな。あれが中学生くらいか。高校に入ってからはさすがに見てなかった気が。

 今、こういう名作モノって、スポンサーがつかないのかしらん。キャラクター商品売るには、確かに「フランダースの犬」とかじゃ、パトラッシュのぬいぐるみしか売れないでしょうからね。ま、オトナ向けにはストラップとか出てるけど。でも、ああいう名作アニメって、子供たちへの本への入り口になると思う。「ああ、このお話いいな、原作本読んでみようかな」なんていうキッカケになると思うんです。私もそうやって『ハイジ』読みましたし。そもそも、今の子供たちって、ああいう名作モノって知ってるのかな?読んでるのかな?かなりアヤシイ気がするなあ。どうなんでしょう、ニムさん?


12.11(土) 今夜はダンナが大阪の友人宅に泊まりにいってて、母子家庭状態。ふっふっふ、今夜はいくらネットしてても怒られないぞ〜!わーい!あ、でも大阪でこのサイトをチェックしてる可能性が高いので、あまり余計なことは書かないようにせねば(笑)。

 久しぶりに、長野から弟その2が帰ってきたので、今夜は母の還暦のお祝いをしました。実家の近くのレストランで、家族5人プラス娘で食べまくり、さわぎまくり。にぎやかでした。母ももうそんな年なのねえ。

 今日はダイジマンが12月号の原稿をあげてきました。えらいっ!早いっ!っていってももう11日だから、そんなに早くないか?かなりの自信作のようですので、皆様ご期待あれ。

 えと、えと、私のほうはですね、実は12月号の特集は今年の私的ベスト10にしようと思ってたんですよ。でも、『永遠の仔』を読むまではこれは書けない!と思って延ばし延ばしにしてたんです…。すみません。でももう時間がない。あきらめるしかないかな。今、上巻の1/5くらいまできました。分量の多さにかなりビビってましたが、文章はとても読みやすく、時間さえあればサクサクいけそうな感じ。


12.10(金) 本日はボーナスが出ました。でも別に欲しいものもないな。靴くらいかな。今、私がのどから手が出るほど欲しいのは、お金で買えるものなんかではないのです。のんびりしたお休みと、たっぷり本が読める環境。あと2つあるけどナイショ。

 こないだ、仕事用に買った来年の手帳が見当たらない〜。すでに不穏な雲行きの2000年(笑)。どこやったんだろう〜?

 昨夜、『グッドラック』読了。ああ、ひどいよひどすぎ、神林さん!!どうしてあそこで終わりにするかなあ?まるで宮部みゆきの『火車』を読み終わった直後と同じ気持ち。で、零は雪風はジャムは人類はどうなったんですかああああ〜!!>しまった、ネタバレか?

 ここで突然ですが、東野圭吾について。私は彼のミステリは4作ほどしか読んでないのであまりエラそうなことは言えないのですが、私の感じたことをちょっと書いてみます。

 よく言われてることですが、彼は非常にテクニシャンだと思います。「あのネタを書こう」と思ったら、自由自在にそれを書けるテクニックを持っている。とても器用な方だと思います。で、彼はいつもいつも、読者をびっくりさせることだけを楽しみに小説を書いてるような気がします。「こんなの書いたら、驚くかな〜」みたいな、いろんな思いつきを、持ち前のテクニックで小説に仕立てる。いつも読者の反応を考え考え書いてる。だから、彼はいつも客観的な視点で自分の小説を見てるような気がします。どんなに熱い物語を書いていても、著者自身はなんだかひどく冷静な感じがするのです。だから私は彼の小説は読んでて面白いけれど、イマイチのめり込めないというか、熱くなれないのです。心の琴線に触れないのです。著者の情熱というのは、たとえどんなに抑えて書いていても、どうしようもなく行間から溢れ出してくるものです。これは本当に読んでて如実に読者に伝わります。ああ、私の言ってること、わかっていただけるでしょうか?

 だから、東野圭吾はワタクシ的には、テクニシャンだけど、パッションが足りないよ!という感じなのです。彼が、小手先だけでなく、「自分の中からあふれ出てどうにも止まらず、読者のことなど考えすにただひたすら、がむしゃらに書いてしまった」みたいな熱い物語を書いてくれるのを待っています。ああ、これは全く私の独断と偏見的意見ですので、なにとぞお許しを。東野ファンの方、ごめんなさい!(異論反論が山のように来そうだなあ〜)

 確かに小説にテクニックは必要です。でも、それだけでは読者の心は動かない。やはり人を感動させるのは、著者の「これが書きたいんだあ〜!!」といった情熱なんじゃないかと私は思うのです。

 さて、西村しのぶの「ライン」2巻でも読んでパワーもらおっと。あ、今朝からついに『永遠の仔』に突入しました!


12.9(木) 今日はすごく落ち込むことがあって、現在私は涙の海で遭難中。このまま海の底に沈んでしまえばどんなに楽か。でも、明日にでもなれば陸を探して死に物狂いで泳ぎ始めることができるでしょう。

 『グッドラック』、あと一章で読み終わります。これは思ってたよりずっとヘビーな作品でした。けっこう理屈っぽいというか、禅問答的なとこが多くて、SFを読んでる、という感覚がだいぶ薄いです。機械と人間と異星体というテーマに、前作よりずっと深く深く切り込んでいます。ジャムの正体、明かされるのかな?


12.8(水) 今日は休みだったので、同じく耳鼻科にいくため保育園を休んだ娘と超朝寝坊。だからけっこう寝たはずなのに、どうにも眠くてたまらないのはナゼ?疲れがたまってるのかなあ。本を開いてもすぐ眠くなってしまうし。

 病院はまたまた2時間待ち。でも娘の耳は無事治ったとのこと。よかったあ。でも疲れました。待ってる間、思わず居眠りしちゃって、何度も娘にたたき起こされるし。いったん帰宅してご飯を食べ、夕方、娘と買い物。昼ご飯が遅かったせいか、全然食欲がなく、食料品を買う気になれない。「ああ、なんかママ、なんにも食べたくないよ〜」というと、娘が「ダメだよ、ちゃんと食べなきゃ!がんばって食べなよ!」…いっぱしの口をきくようになったのお。

 これで年末の大掃除とかを考えると気が遠くなるよ。何もしなくていいという、純粋な休養のための休みが欲しいです。一日ただただ寝ていたいよ〜!ああサンタさん、今年の私のクリスマスプレゼントはこれをリクエストします。寝てよう日。で、その日は小人さんたちが炊事掃除洗濯子守り全部してくれるの。まあなんてささやかなお願いなんでしょう!謙虚すぎるわ!>私

 ああそういえば、映画『ワイルド・ワイルド・ウエスト』観たいです〜。CM、すごいですよね。あれはほとんどSFだ。あのクモのロボットはいったい何?ああでもいつに観にいけるのだろうか。子持ちはホント、映画さえままならないですよ。実家に預けるのも非常に心苦しいしねえ。でもそうするしかないけどさ。でも今映画館行ったら、確実に2時間寝こけてしまいそう(笑)。


12.7(火) 今朝はド根性で起きて、娘のお弁当を作りましたよ。やはり腐っても母(笑)。おかげで眠い〜。今夜、本読めるかなあ。沈没しちゃうかも。

 今日は、ダヴィンチと、ブギーポップの新刊と、あと衝動的に、フェアで平積みになってた『老人と犬』ケッチャムを買ってきてしまいました(笑)。こないだ、溝口さんが、「じじいリベンジもの」と言ってたのがあまりにおかしかったので。ダヴィンチは、来年出る新刊の情報がいっぱい載ってたんで買ってしまいました。4月に新潮社から恩田陸ミステリ新刊!ブラボー!待ってるよ、陸さん!しかも、『六番目の小夜子』ドラマ化!これは3月ごろだそう。角川からは新井素子。これは、『おしまいの日』みたいなホラーテイストだそう。あと、ブギーポップの上遠野浩平さんが5月ごろに講談社ノベルスでファンタジー&本格ミステリの二重奏みたいな新刊を出すらしいです。やっとブギー以外の新刊が読めるよ〜。これは楽しみ。

 それにしても、ダヴィンチの今年のベストでは、『永遠の仔』が絶賛されまくってました。けっこう、妥当な総合ランキングでした。今年はネットのおかげで、ミステリ・ホラー・SF部門はだいぶ読んでるな、私。ベストのうち、1/3くらいは読んでるかな。もちろん、趣味でないのは読みません。京極とか(笑)。恋愛小説部門もまあまあ読んでる。ミステリでは、『ハサミ男』をあげてる方が多くて、目立ちました。文芸部門、コミック部門はあまり読んでるのなかったなあ。文芸部門は食指の動くものがほとんどありません。面白そうだな、と思うのはほとんどミステリ・SF分野だね、最近の私の傾向としては。コミックはめっきり読まなくなりましたね、昔に比べて。ほんの少しの、好きな作家しか読んでないや。あまり冒険しなくなったのかな。でもいいのだ。自分の好きなものさえ読めれば、それでじゅうぶん幸せさ!


12.6(月) この頃つくづく思うこと。結婚するなら、あまり性格の似たもの同士で結婚しないほうがいいかも。互いの調子がいいときは問題ないんです。相手の考えてることがお見通しだから、実にラク。が、いったんこじれると、ふたりとも欠けてる性格の部分に、どっちからもフォローがないので、ドツボにはまる一方なんですよ。もお泥沼。たとえばケンカしてもどっちも強情で謝らないとかね(笑)。相手があまりに謎なのも大変でしょうが、多少は自分と違うところがある人と結婚したほうが、うまくいくんじゃないかなと思う今日この頃。いやべつに、最近なにかあったわけじゃないですので、かんぐらないように(笑)。

 今日、早川書房の新刊案内を見ててびっくり!ちょっと前に星間宇宙船で話題になってた『いさましいちびのトースター火星へ行く』が来月文庫になるんですが、なんとこれ、ディズニービデオになるんですって!ビデオの題名は「ブレイブ・リトルトースター 火星へ行こう!」だそうです。これに目をつけたとは、お目が高いぞディズニーさん!確かに、あの原作はアニメにしたら面白いかも。これはぜひ観てみたいですね。ビデオは1月21日ごろ発売とのこと。

 ああどうしよう!もう12月!さて、私は今年中に『永遠の仔』を読めるのでしょうか?(笑)これを読まずして、今年の私的ベストはつけられまいと思ってるんですが。今日はがんばって本読みにいそしもう。昨日もおとといも、本を読めなかったし。さあ、『グッドラック』の続きだ!ああでも眠い…。しかも明日の朝は、月に一度の娘のお弁当つくりの日。うーっ、起きられるかなあ?


12.5(日) 昨夜は結局更新できずにすみませんでした。朝帰りだったもので(笑)。実はですね、非常に濃いところにお邪魔してきたんですよ!いまや、ネット古本界ではその名を知らぬものはいないという、超有名サイト「猟奇の鉄人」のkashibaさんのお宅に乱入して、蔵書を見せていただいたんです!いやあもう、マニアならよだれが止まらないような本のオンパレード!マジすんごかったです!メンバーは溝口@書物の帝国さん、ダイジマン、私の3人。ってもうこのメンツだけで、すでに濃すぎ(笑)。もちろん私はフツーの人代表ね。なんかもう、会話がすごすぎ。テープにとっときたいくらいでしたわ。

 6時に船橋駅で待ち合わせ。すでに総武線沿線で古本荒らしをしまくってきた溝口さんとkashibaさんはリュックぱんぱん。やはりキチク(笑)。ああ、ついに神聖な領域であった千葉にも溝口さんの魔の手が!私は彼らとここで合流して、いざ船橋のブックオフへ!(ダイジマンは仕事のため、9時ごろ合流)。初めてお会いするkashibaさんの第一印象は、フランクな雰囲気のとても素敵な紳士でした。

 ここで溝口さんはやはりアレだったよ報告1。まずブックオフに入るなり、溝口さん、ほとんど脊髄反射でかご手にを取る(笑)。あの、フツー、かごってのは持ちきれなくなってから取るものでは?いっきに3人ばらけて、それぞれあちこち本を漁る。創元推理文庫の棚をひと目見るやいなや、溝口さん、一瞬の躊躇もなく本をごぼっと取る。その迷いのなさ、さすがだよ!私は『青猫屋』と『夢みる宝石』と『酸素男爵』をゲット。溝口さんは15冊くらい、kashibaさんも数冊買ってました。

 それから東船橋のkashibaさん宅まで3人であれこれしゃべって歩く。もちろんすべて古本話。私は彼らの古本買いの体力というかパワーにひたすら脱帽。「本屋さん見て歩くのって疲れますよね〜」というと、賛同してはくれるんだけど、溝口さんはやはりレベルが違う。「今日は買うぞ!」という日は、一日で15件くらい平気で回るらしい。フツー死にます(笑)。kashibaさんは一日でたくさんは回らないけれど、非常にマメな方。とにかく定点観測を欠かさない(笑)。いやはやおそれいりました。kashibaさん「で、9時にダイジマンさんがくるまで、ご飯どうしましょう?待てますか?」の問いに、溝口さんきっぱり「大丈夫です。本さえあれば僕はいいです。本を肴にしますから。」…さすがです。私は溝口語録を作りたい。名言が多すぎる、この方は!

 で、kashiba邸到着。一歩入って驚いた、まあ一人暮らしの男性とは思えない(失礼)、キレイさ!うちの100倍はキレイだよ!しかもお手製のおつまみがテーブルにずらり!私の100倍は料理上手だよ!ホントおいしかったです。私の嫁に来ませんか、kashibaさん?一歩入ったらそこは古本地獄、というのを覚悟しておったんですが、居住空間と本空間をきっちり分けてらっしゃるとのこと。なるほど、それってカシコイよね。で、さっそく書庫を見せていただく。なんというかもう、すごいの一言。ハヤカワポケミス全部揃いでひと棚、ハヤカワSF文庫でひと棚、その他ああもう書ききれない!とにかくミステリ、SF系の本のありとあらゆるお宝満載!たとえば、なんとかっていう珍しい古本の話をしますよね。するとkashibaさん、「お見せしましょうか?」(笑)。とにかく、なんでもあるんです。マジで。いわゆる「効き目」本もどっさり。「おお、これですかあ、初めて見ましたよ」と溝口さんが何度も感嘆の声をあげておりました。溝口さんはかならず、「で、この横溝の角川文庫の中での効き目はどれなんです?」などと、いろんなジャンルの効き目本を聞きまくっておりました。もうね、みんな体がテーブルのほうを向いてないの。自然に本棚の方に体が視線が向いてるんですよ。どこ見ても面白くて!kashibaさんも、「本だけでこんなに楽しんでもらえるなんて」と感心しておりました。ほほほ。

 9時半過ぎ、ダイジマン乱入。入ってくるなり、「部屋に入ったらすぐ古本の匂いがしたよ」。これには一同大爆笑!

 またkashibaさんのすごいところは、非常に幅が広いこと。漫画(いしいひさいちならほとんど揃い)、ビデオ(三谷幸喜のテレビでやったもの全部!、あとウルトラマンに刑事コロンボに…ご本人も一生かかっても観られないほど持ってる)、レコード関係(なつかしのガンダム!)他、とにかくそのテのマニアが喜ぶものがどっっっっさり!まさに宝の山!いやもうどっぷり楽しませていただきました。しかもマニアだからって、自分の蔵書は触らせないみたいな方じゃないんですよ。初めてお会いした私なんぞにも、とても気軽になんでも見せてくださるの。このフランクさ、親切さには感激いたしました。あと幅が広いといえば、昭和何年の本から、最新刊まで押さえるとこはちゃーんと押さえてるとこ。が、最新刊なんかも古本屋で買ってるんだよねえ。あのコレクションを見ると、新刊本屋としては愕然とするね。こ、これももう古本なのかあ〜!(泣)

 溝口さんはアレだったよ報告その2。ちゃんとあらかじめkashibaさんに言ってあったらしく、友成純一コレクションを見せていただいて(あんなにたくさん出てるとは知りませんでした〜)、何冊かダブり本の裏取引をしてました。やはり彼はアレですよ、アレ。ねえ、お給仕犬さん!あ、そういえば、本日溝口さんはお誕生日でした。おめでとうございます!

 ダイジマンもアレだったよ報告。この膨大なコレクションの中で、彼がたったひとつ「おおおお〜っ!!」と声をあげたものがあります。さてそれは何でしょう?正解は、昔の東京創元社目録でした(笑)。こーゆーので喜ぶというのは、やはりマニアの血。濃いSFの人は違いますのお。

 あとはいろいろもう私なんぞはついていけないような濃い話題が炸裂。フツーの人代表の私は、ひたすらマニアの言動を見物しておりました。面白かったです。kashibaさんは実に面白い方でした。ご飯作りながら歌は歌うし、しゃべるときのジェスチャーも最高でした。あとは、今日あちこちで買った古本の見せあいっこや、ネットの話、みすこんの話などなど。

 そうそう、kashibaさんは佐々木丸美を持ってました。いっぱい! この方の本はいいですよ〜。どなたかファンの方いませんか? 『雪の断章』を書いた方です。 あと、森雅裕も全部持ってたし、恩田陸も全部持ってたし、ああもう 書ききれない! あと、kashibaさんからダブり本を3冊ほど譲っていただきました。 『オットーと魔術師』、なんと150円!いいでしょ〜、ニムさん! あとは『星虫』、『イーシャの舟』(共に岩本隆雄)。

 後ろ髪ひかれつつも、始発が来る時間にダイジマンとおいとま。本当に至福のひとときでありました。ありがとうございました&ごちそうさまでした、kashibaさん。と、声をかけてくださった溝口さん。またぜひ遊びに行きたいです>ずうずうしい。

 というわけで、今日は午前中は死んでました。昼寝したら少し回復。夜は会社の友人が来て、ゲーム大会&クリスマスパーティをやりました。みんなでふみふみマットで、「バストアムーヴ」で燃えました。しかし、よっぱらってこれやると効くね〜。へろへろ。いっぱい食べて、おなかも苦しい〜。


12.3(金) 今日は北風ぴーぷーの寒い日でしたねえ!コンタクトものには最悪の日。私は風よけのため、グラサンをかけて出勤(笑)。黒いレンズ越しに見る、雲ひとつない澄み渡った濃い青の空は、まるでスキー場の空のようでした。帰り道の夜空は一面の星!シリウスがまるでダイヤモンドのごとく輝いていました。

 星間宇宙船にも朝書きましたが、昨日の日記に書いた「ダニエル・キイス氏、徹子の部屋出演」は今日じゃなかったようです。朝刊見たら「手塚理美」でした(^^;。ビデオ入れといた方はずっこけるかも。本当にすみませんでした〜!また新たな情報がわかったらお知らせしますね。

 星間宇宙船にみさわさんが書き込んでくださいましたが、日本SF大賞は『チグリスとユーフラテス』新井素子に決まったそうです。みさわさん、情報ありがとうございました。そうか。まあ妥当な線かな。『グッドラック』でもよかったような気も。

 新刊速報、1月予定の文庫をどばっと入れました。いろいろありますが、ここではとりあえずひとつだけ。こないだ、星間宇宙船でも話題になった『いさましいちびのトースター火星へ行く』トーマス・ディッシュが1月中旬に文庫になります!めでたい!みんな、買って読みましょう!意外とこれは読んでない人がいるから、文庫になったら売れるような気がするな。もちろん、私も買いますよ!あ、「十二国記」小野不由美も出ますよ〜。『月の影 影の海』上下巻です。

 今日からの通勤本は、『SFカーニバル』フレドリック・ブラウン編。これはいろんな方のアンソロジーなのですね。家ではちびちびと『グッドラック』を読んでます。時間がなくて、一日一章しか進まないのが歯がゆい。早く全部読みたいのに〜。

 明日はちょっとアヤシイ集まりがあるので(笑)、更新は遅くなると思います。すみません。あとでご報告しますね。


12.2(木) ちょっち胃が痛いです。おそらくストレスが原因。会社で冗談で言ってたのがホントになってしまった。言霊か、はたまた自己暗示か?言葉って底知れぬ力を秘めてるな、と思います。たとえば、「いたいのいたいのとんでけー」というあのセリフ。あれだけで子供はぴたっと泣きやんでしまう。言葉は、ひとの気持ちを動かします。良くも悪くも。たとえば、片思いの相手に「キミは僕を好きになるよ」と毎日言い続けてみたらどうだろう?案外、これってじわじわ効くんじゃないかなあ。

 明日の『徹子の部屋』に、ダニエル・キイス氏が出演するそうです(あ、関東だけかな?)。テレビ朝日、午後1時20分から55分まで。さあ皆様、ビデオのご準備を!でも明日の朝、朝刊で一応確認してくださいね。もしかして、突然の番組変更があったらごめんなさい。

 今日は、今シーズン初めてコートを着て出かけました。寒くなりました。なんとなくここんとこ、気持ちがちょっとだらけ気味。冬の冷気でぴしっと心まで引き締めて、しゃきっとしたいな。


12.1(水) 本日、「やねこんの思ひ出」が届きました(笑)。あとでゆっくり読もうっと。しかし、スキーツアーまでやってしまうとは。おそるべし、SFもの。笑えるのは、「お知らせとご注意」に、“アニソン合唱やコスプレは原則として禁止”と書かれてること。確かに、あの夜通しアニソンを歌い続けていた人々はすごい迫力だったからなあ(笑)〜。

 ひとつ、お知らせを忘れてました。トーキング・ヘッズを出してらっしゃるアトリエサードさんからじきじきに、「トーキングヘッズ叢書No.14「トーキョーキューティーズ」ですが、なんとか12月13日頃から取次さんへの搬入を始める予定です。」というメールをいただきました。ご連絡、ありがとうございました。うちの新刊速報で紹介されてるのに発行が遅れてるのをとても気になさってたようで。すみませんでした、こちらこそ失礼な書き方をしてまして。というわけで、皆様、出たら買いましょう(笑)。どういう本かという説明はとても難しいので、こちらをご覧下さいませ。

 今日もまた娘と耳鼻科。またしても2時間待ち。経過は順調とのことで何よりだけど。そのあと津田沼のユザワヤと丸善へ。丸善で、ちょっと面白いものを見つけたので、18日のネット忘年会に持っていく予定。ちょっとウケ狙い(笑)。しかし、途中で娘がおんぶで寝てしまったのはつらかった…。重すぎるぞ、18キロ!(約お米2袋ぶんですぞ!)そのあと、今日オープンした実家のすぐそばのスーパーで買い物。というか、爆買い(そんな言葉あるのか?)。めちゃ安かったんだも〜ん。とても便利になってありがたい。しかも夜10時までだそう!すごい!サービス業はますます営業時間が延びる傾向にありますね。消費者としては便利だけど、働いてる方々は大変だろうな。

 昨夜から、『グッドラック』読み始めました。これと先日の『戦闘妖精・雪風』との間に、15年のブランクがあったなんて、とても信じられないスムーズさ。全然違和感がない。『グッドラック』のほうは、どちらかというと謎の異星体、ジャムの正体に重点をおいて書いてるのかな?まだ1章しか読んでないからなんともいえませんが。


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