1.31(水) あうう、1月が終っちまってい!>カバ丸風に
今日も娘と1日ごろごろ。喉痛いよう。
娘の看病(というほどでもない)をしつつ、『リセット』(北村薫、新潮社)読了。こ、これをネタバレせずに紹介するのは至難の業だ。あれもこれも書きたいんだけどなあ。「時を越えて巡り会う」くらいは言っていいのか?「波」1月号で宮部みゆきが言ってるとおり、これは単なる恋愛物語ではなくて、もっと大きい、「親から子へ、子から子へと伝えられる命の物語」なのだと私も思いました。そう、ここにあるのは、時間の中に流れる大きな命のうねり。
この主人公のひとり、水原真澄は太平洋戦争末期の女学生。ちょうど、私の母の伯母(私からだと大伯母っていうの?)と同じ世代だ。母は終戦の時に小学校1年生だったから。私も以前母に戦争の話は聞いてみたのだが、小さかったので、あまり覚えていないらしい。が、当時一緒に住んでいた母の伯母は、やはり真澄と同じく、もんぺをはいて工場なんかで働いていたそうだ。中原淳一や雑誌「少女の友」の話なんかも出てくるし(これも大伯母が買っていた)、とても想像しやすかった。ああ、きっと大伯母はまさにこんな青春時代を過ごしていたのだろうなあ、と思いつつ読んだ。その彼女も、去年脳卒中を患い、今はリハビリ中とのこと。時間は着実に流れていく。この本を大伯母に読ませたら、いったいなんと言うだろうか。
この戦中あたりの女学生の心情を書くのに、北村薫の文体はぴったりだ。現代の若い女性達からは、残念ながら消滅してしまった上品さ、清らかさ。そういうものが実にうまく書けている。なるほど、彼の理想の女性像は、ひと昔前の女性だと考えればぴったりくる。考えてみれば、「私」シリーズの主人公だって、現代にはちょっといなさそうな子だったもんなあ。ちょっと昔なら、ああいう子はけっこう普通だったのかもしれない。真澄だけでなく、出てくる人々すべてのちょっとしたことに、今の日本人の失ってしまった何かがにじみ出ている。今でもお年寄りと話をしていると出てくる何か。なんといったらいいのだろう、慎み?奥ゆかしさ?思いやり?自己犠牲?少なくとも、現代にはびこる「ジコチュー」とは180度違うところにあるものだ。こういう昔のひとがもつ美しさに出会うと、私なんぞただのワガママな子供なのではないか、と時々恥じいることがある。
転じてもうひとりの主人公、村上和彦。これは年代からして北村薫自身だろう、きっと。40代くらいの方が読んだら、懐かしさ炸裂では?日記については同感だね。書き残さないと忘れるよね、人間って。私もどっかに、中学時代の日記があるはず。死ぬまでに焼いておかねば。いや、死んだらもうどうでもいいか。
ここに出てくる獅子座流星群は、98年(もう3年前!)に会社の皆で九十九里の海辺まで見にいったあれだろうか。去年のかな。
などと、いろいろ重ねあわせながら読んでしまいました。いい話でしたよ。恋愛物語に関しては、ちょっとありがちかなあ。『ライオンハート』(恩田陸、新潮社)と一ヶ月しか発売がずれてないというのも、ちょっともったいなかった気がする。物語のダイナミックさという点においては、恩田陸に負けているでしょう。ただ、そこはむしろどうでもよくて、先ほど書いた、「あの時代に生きていた人々の心」と、「あの時代のことや死んだ人のことを生きている人が覚えている限り、その命は今も心の中で生きてて、ちゃんと受け継がれているんだ」ということ。その2つに私は感銘を受けました。
しまった、日記じゃなくてこれでは乱読だあ(笑)。そのまま使おうかしら。
蛇足ですが、これに出てきた「ミゼットトランプ」!これとは違うけど、うちにもあったよ、横1センチ×縦2センチくらいで、プラスティックケースに入ってて、キーホルダーになってたトランプ!懐かしいなあ、弟とよくこれで遊んだよ。トランプゲームそのものはやらなかったかもしれないけど。大好きだった。それと昨日の『ウェハースの椅子』(江國香織、角川春樹事務所)に出てきた「フランスキャラメル」!これも一体どうして今まで忘れてたんだろう。私も大好物でした。水色とピンクと白の3色のトリコロールの箱で、天使が中央に描いてあるの。いったいいつ、店頭からなくなってしまったんだろう?メーカーも覚えてない。なんか記憶の彼方に埋もれていた、懐かしい友達にひょっこりと会ったみたいな感じ。
乱読更新しました。『かめくん』、『ウェハースの椅子』、『リセット』。
1.30(火) 娘とふたり、一歩も外に出ず、本を読んだりテレビを観たりして終日部屋で過ごす。まるでふたりきり、世界から取り残され、隔離されているように。や、娘はホントに外に出しちゃいかんのだが>おたふく風邪。いやあ、すごいよ。笑うとかわいそうだからガマンしてるけど、すんごい下ぶくれ!!(笑)おひなさまや金太郎なんかの日本人形で見かけるような、ぷっくり顔。昨日は39度以上熱があってつらそうだったが、今日は7度6分くらい。
つられて、というわけでもないけど、私も喉がかゆい。風邪か?棚卸が終って気が抜けたのか、2晩続けて娘に何度も起こされて熟睡できなかったせいか、今日ホットカーペットでうたた寝してしまったせいか?>全部だよ(笑)。今日も早く寝よう。
そうそう、ほんパラでやってたそうですが『ブルーディブック』は私もオススメよ。全部、動物の写真で構成されてて、それにうまく文章が添えられてるの。とにかく動物達の表情が素晴らしい。確かにそのゴリラは落ち込んでるように見えてしまうよ(笑)。うちも売れてます>森山さん。
森山さんで思い出したけど、「インターネット書評の力」という彼のコラム、よかったです。こういうのって、外の人が書くと「な〜んか違う〜」と思うのが多いけど、やはり内側にいる人が書くと「ああ、そうそうその通り!」ってカンジの文章になりますね。書評サイトが日記サイトに移行してきたとか、ださこんのこととか、ネットコミュニティが復刊を促したとか。
当たり前のことだけど、書評や感想ってのは、ただ「へえ、こういう本が出てるのか」ってことを知らしめるためだけにでも大きな意味があると思います。存在すら気づかれずに終ってしまう本が、いったいどれだけあることでしょう!
さっき、kashibaさんから「奇想天外」42冊が届きました。あ、あ、ありがとうございましたあ!!うれしい!あ、ちなみに、家計を削って本を買うのは、なにも石井さんに限ったことではないですよ。本好き主婦なら誰でもやってることですわ、おーほほほ!私はいつも会社で、「ママ、また本買うの?今日はお財布にお札ある?お夕飯を買うお金は残ってるの?」と心配されてます(笑)。
『ウェハースの椅子』(江國香織、角川春樹事務所)読了。幸福と絶望は紙一重なのか?という恋の話。一見なに不自由なく幸福そうだけど、彼女は絶望的に孤独だ。私には、とうていこんな生き方はできないと思う。さみしくて死んじゃうな。彼女はある意味、とても強いのかもしれない。
新刊速報更新。鈴木光司の新刊が4月に新潮社から出るそうです。
1.29(月) なにかとせわしない1日でした。朝は雪道でおもいっきり転ぶし(笑)。「ママ、だいじょうぶ?」と娘に逆に心配される始末。ダメじゃん(笑)。
その娘ですが、昨夜から「ほっぺの下がいたいの」。実家の母に頼んで医者に見せたら「おたふくかぜ」。熱が高くて、つらそう。ああ、しばらく保育園はお休みだなあ。ちなみに私は小学校2年の冬にかかりました、おたふく。
仕事では棚卸準備におおわらわ。思ったより早く終わりましたが。ふう。
昨夜何度も娘に起こされたせいで、すげー眠いです。今日は早めに寝よう。
1.28(日) 日常が雪に埋もれています。いつもと全然違う、見慣れない景色。新鮮。娘は今日も雪遊び。
ついに本日、20万カウントに!ううう、皆様本当にありがとうございます〜!ゆうさん、さっそく年表にお名前を刻ませていただきますね。プレゼント本のリクエストもどうぞ!(ゆうさんなら『貼雑年譜』とか言わないわねきっと。ちょっとほっとしてたりして^^)20万記念オフ、ただいま15名さまでございます。あと3名さままでですよ〜。
『ECCENTRICS』(吉野朔実、集英社)1巻と4巻をやっとこさゲット。んが!最後まで読んでも、どうなったかが全然わからーん!!いったいどういうことなの〜!?3人は助かったのか?あれは彼女の赤ちゃん、でいいんだよねえ?ああ、あそこもここもわからない〜。謎が謎を呼ぶばかりの終わり方。とほほ。ううっ、吉野朔実ファンサイトでも検索してカキコ質問するしかないか?
『ウェハースの椅子』(江國香織、角川春樹事務所)をぼちぼち読み始め。でも今日はあまり読めなかった。これから読めるかな。
昨夜アップした銀河通信11月号に、書影を2つほど入れ忘れてたので追加。ダイジマン、すまん。
新刊速報も更新しましたよ〜。
1.27(土) 朝起きて雨戸を開けたら、わあ雪だ!駅まで歩いてる間にみるみる黒いコートが真っ白になっちゃって、思わずにまにま笑ってしまう。昼間もいっこうにやまず、降る降る降りまくる!!でもこういう日にもお客様は来るのだなあ。ありがたいことである。仕事終って外にでたら…わー、ここはスキー場か!(笑)すっごい積もってるううう!!しかも、夜になってもまだ降ってるもんなあ。これはひさびさの大雪だあ!!…ちなみに娘はヨロコビ庭駆け回っていたらしい(笑)。そういえば彼女の現在の野望は、大きくなったら「いぬ」になりたいそうだ(笑)。
今日は棚卸に備えて、倉庫のお掃除など。いよいよ月曜日だ!ドキドキ!
最近の新刊で注目のものを幾つかご紹介。まずは『バカミスの世界』(美術出版社)。おお、延びに延びまくっていたが、ついに出たか!中身はまだよくみてないんですが、ぼつぼつ売れてます。サイズは「このミス」と同じです。
あと、今日の新刊で爆笑なものをひとつ。『CIAスパイ装備図鑑』(キース・メルトン、並木書房)。これね、タイトルのとおり、ホントのスパイの道具の紹介なんです。すごいよー、葉巻型ピストルとか、石炭型爆弾とか!(笑)使い方の説明の生真面目なイラストが、またミョーにおかしいの!書店で見かけたらぜひ中身をご覧になってみてくださいませ。
これは昨日入荷したんだけど、『ウェハースの椅子』(江國香織、角川春樹事務所)。私も買ってきました。待ってたのよ〜。早く読みたい〜!
これはたぶんあまり刷ってない本だと思うんですが、『トマス・ピンチョン』(木原善彦、京都大学学術出版会)。評論ですね。3400円。サイズはA5判です。渋谷のブックファーストの海外文学売り場には積んでありました。
昼休みに読み始めた徳間デュアル文庫『少年の時間』、一番最初の上遠野浩平は、あらっ、虚空牙ってそのネタは『ぼくらは虚空に夜を視る』の裏話だね!こちらを未読の方は、『ぼくら〜』から読んだほうがいいかも。逆でもいいか。
さてさて、すっかり更新が滞り、もう多忙のあまり執筆を断念したんじゃないかと思われていたかもしれませんが、実は水面下でひそかに秘密工作は行われていたのです!というわけで、銀河通信11月号、12月号同時アップしました〜!ああ、やっと肩の荷が下りた。しかし今ごろ2000年のベストって…マヌケ?(笑)
いよいよ20万カウント間近!ゲットした方はお知らせくださいませ。1名様に、ささやかながら、当サイトからプレゼントを送らせていただきます。欲しい本を1冊リクエストしてくださいね。ただし、書店で入手できるものに限らせていただきます〜。
1.26(金) 遅番だったが、勤務時間より1時間早く出社。だってだって〜、新潮社の常備が私を待ってるんだもん!日常業務を速攻で終らせたのち、これにとりかかる。終業時間いっぱいまでかかって無事完了。ふう〜っ。でも常備の入れ替えは実は大好きなのだ。そらまあ大変だけど、今年1年でどの本が棚で何回転したかよくわかるし(私は入れ替え時に、すべての常備スリップをチェックするのだ>楽しいから^^)、いらない本は返品したりして、棚がすっきりするから。そうねえ、何に例えたらいいだろう、変な言い方だけど、体の血を全部抜いて、新鮮な血と入れ替えるみたいな感覚かな。すっきりさっぱり。ちなみに、今回の入れ替えで一番よく回転してた本は、所ジョージの『四字列語』でした。ちょっと意外。
#常備ってなんぞや?という方へ。書店で、本にスリップと一緒にもう一枚、書店のハンコをおした紙が入ってるのをご覧になったことがありませんか?あれが常備カードといいまして、その本が売れるとそのカードがレジで抜かれ、出版社まで回っていきます。出版社に在庫があると、そのカードがまた本にはさまれて、売れたのと同じ本が書店まで届くわけです。そうやって売れるたびに自動的に補充されるというしくみ。その本は、実は出版社さん(この場合は新潮社)から書店が1年間お預かりしてる本なのです。常備カードに「期限2001年1月31日」と書いてあると、その頃にその書店の預かり本は、出版社からきた2002年1月31日まで預かる新しい本のセットと入れ替えるのです。で、その常備カードを見ると、その本が今年1年で何回売れたかがひとめでわかるのです。今度、書店でよく見てみてください。けっこう面白いよ。(書店員は、そうやってよその書店の回転数をチェックしたりするのだ、ほほほ)>説明がへたっぴですみません。おわかりいただけるかなあ?ご質問があればどうぞ。
あっ、WEB本の雑誌のすぎえさんが1月23日の日記に私のことを書いてくださっている!うれしい〜。(でもこれは褒めすぎです(笑)。私はそんなたいそうな書店員じゃありません。)私も彼の日記を読むのが大好き。「おお、がんばってるなあ〜」とこちらまで元気が出ます。
昨夜、突然天啓のようにひらめいた。そうかそうか、人に見返りを期待するからいけないんだ!たとえば、自分の好意に対して、相手がなんら反応を返してくれなかったりすることに不満を感じたりすること。それはおかしい。だって自分が勝手にやったことだもんな。うまくいえないけど、相手から自分の欲しいものを無理やり得ようとするのではなく、相手がおのずから私にくれるものだけを受け取ればいいのね。なんかすごく気持ちが楽になった。私は相手から、何かを欲しがってばかりいたのかもしれない。
神様のくれたぶんだけ幸せだった、と言っていた源氏物語の夕顔。私も彼女のようになりたい。
1.25(木) アニメの「遊戯王 デュエルモンスターズ」見てる方います?あのペガサスっていう悪役の、「マインドスキャ〜ン」っていう相手のカードを読み取っちゃうワザは、どう考えてもただのずるっこでしかないと思うんですが(笑)。しかもおととい、それで遊戯に負けてた。ダメじゃん!!
どーしてどーして、仕事ってこういちどきにやってくるのだあ!!29日の棚卸準備に加え、恒例の月末新刊ラッシュ、加えて新潮社の常備、段ボール17箱分入れ替え、しかも明日はまだ残りの荷物が来る!!もう死にそう泣きそう。それでも今年は自分達で棚卸しないから、まだラクなんだけどさ(業者の方に依頼したのだ)。しかし10年以上、恒例年中お祭り行事だった棚卸がなくなるのは、ちょっとだけさみしかったり。
なんかまだまだダメだなあ。全然ダメ。ヘタレな棚で申し訳ありません。もっと、もっともっと考えよう!!いろんなことを広く見よう!
『かめくん』(北野勇作、徳間デュアル文庫)読了。かめくん、かわいい。のほほんとしてて、どこか哀愁漂うその甲羅を、きゅうっと抱きしめてあげたくなる。レプリカメのかめくん。私もかめくんに会いたいな。読み終っちゃったから、もう会えない。さみしいよ、かめくん。あれ?なんでこんなに切ないんだろう?
「失踪HOLIDAY」(乙一、角川スニーカー文庫)乱読アップしました。
1.24(水) (いきなり訂正。昨夜の日記の「百鬼夜行オフィシャルブック」のフィギュアですが、これはお菓子はついてないそうです。失礼致しました。娘に「えっ、あれはおかしはいってないよ!」とツッコミを入れられました。とほほ)
青山のギャラリーハウス・マヤまで、「藤田新策個展」を観にいってきました。すっごいよかった!飾ってある絵、なんとすべて本の表紙イラストなんですよ!見たことあるのもいっぱいあって、「おお、これか原画かあ!」と感激。『火車』(双葉社、宮部みゆき)とか、これの新潮文庫版とか、『東亰異聞』(小野不由美、新潮社)、『青猫屋』(城戸光子、新潮社)などなど。ちゃんと本も全部置いてありました(売ってはいません)。絵はどれも意外と小さくて、B5くらいの油絵。そこに、実に実に繊細に描かれているのですよ。暗い水に映るオレンジの光、なんかもう溜め息ものの妖しい美しさでした。キングの表紙の絵ハガキ、少し買ってしまった。
実は、私はここの画廊で、10年以上前に一度だけ味戸ケイコ(安房直子や佐々木丸美の表紙イラストでおなじみの画家)の原画を買ったことがあるんです。絵を見ていたら、その時御世話になった画廊の方に「どこかでお会いしたことがあるかしら?」と声をかけられてびっくり。まさかそんな昔のお客を覚えてらっしゃるとは。うれしかったです。
同時開催の「東京の怪人とパリの怪盗」展も見てきました。これはポプラ社のルパン全集と江戸川乱歩全集の表紙イラスト。壁いっぱいにこれらの絵がだああっと並べてあるのは、けっこうな迫力でした。小さな部屋で、たったひとり、貸切状態。いやあ、ゾクゾクしたよ。ちょっと古めかしい雰囲気の、妖しい世界に思いっきりひたってきました。
そのあとは渋谷に出て、またブックファーストへ。目的は吉野朔実。「ECCENTRICS」の2巻と3巻だけゲット!やった!電車の中でちょろっと読んだら、昔読んだ記憶があった。このひとのマンガ、連載時に案外ちろちろ読んでたんだなあ。
帰りの電車は、『かめくん』(北野勇作、徳間デュアル文庫)読んでたのにいつのまにか爆睡…。半分くらいまで読みました。エヴァシーンてこれかあ。確かに。>みやさん
本日発売の谷山浩子ニューアルバム「心のすみか」も買ってきたよ〜ん。
オフ会、ただいま12名様です。
1.23(火) きたきた!当店もやっと入荷しましたよ、「百鬼夜行オフィシャルブック」(講談社)!そう、あのフルタ(だっけ?)のお菓子についてる(つーかこっちがメイン)フィギュアのあれです。ひとつお願い。講談社さん、輸送用の外側の段ボール箱もいるんだあ!というマニアな方のために、バーコードも外箱につけてくださいまし!(笑)しかしこのフィギュア、よくできてるよね〜。うう、ブキミ。うちのテレビの上にもあるよ、「のっぺっぽう」と「かまいたち」が!>娘(5歳)のです(笑)。
本の雑誌社の炎の営業マン、杉江さんがご来店。つい、あれこれと話に花が咲いてしまいました。「例の2月号の、「ティーンズノベルを読もう!」のことがネットで大きな話題になってるんですよ〜」というと驚いてらっしゃいました。私は自分の好みの範疇外の本を10冊も読んだ、目黒さんは本当にエライと思ってます。私にはできないよ、例えば戦記文学や歴史大河小説を10冊読め!とかいわれたら(笑)。
その他、時代小説文庫はでかい文字で出すべきだとかいろいろ。これマジでやりませんか?各出版社さま。『アルジャーノンに花束を』(ハヤカワ文庫)なんてのはフツーのサイズでいいんです。小さな文字が読みにくくなってる高年齢の方の文庫こそ、文字もサイズもちょっとだけ(ちょっとだけがポイントよ)でかくすべきなんですよ〜!行間もゆったりあけて。するとあら不思議、1冊のハードカバーがたちまち上中下巻の3巻本に!(笑)でもいいんです、こういう方々は長いの大好きなんですから。
早朝、kashibaさんから「夜郎自大」企画のダブリ本プレゼントの一覧メールが来る。「おっ、これはダイジマンに見せてあげなきゃ」とプリントアウトしはじめたら…え?6ページ?ええっ、400冊〜!?しかも出版社別、作家別に並べてあるう!な、なんてマメなんだkashibaさん!!感動しちゃいましたよ。私がおねだりしたのは、おそらく該当者のなかで最も強欲なブツです(笑)。ふふふ、明日の新世紀古本血風録をどうぞお楽しみに〜!
みやさん、私も今日の昼休みから『かめくん』(北野勇作、徳間デュアル文庫)読み始めましたよ〜。こののほほん加減がめちゃめちゃいいね!(笑)想像どおりだ!でもすごくきちんとSFしてるんだよなあ。
乱読『ハイペリオン』更新しました。
1.22(月) 朝、まだ日陰にひっそりとうずくまってる雪の塊を、娘と踏んづけながら歩く。夕方お迎えにいくと、娘のズボンのお尻はどろんこでした。雪が溶けたぬかるみでハデに遊んだらしい。ぱんつまで黒いぞ、おい。
現在マイブームのお菓子は、生梅飴。やめられないとまらない。ただ、うっかりすると口の中を切るので注意(笑)。
『失踪HOLIDAY』(乙一、角川スニーカー文庫)読了。「しあわせは子猫のかたち」と表題作の2つが入ってます。「しあわせ〜」はおセンチ炸裂!!>総統風。ラストの一文に涙がこぼれました。☆5つものの傑作。自分ひとりだけが世界の明るい部分から疎外されてるような気持ちって、誰もが一度は味わったことがあるのではないでしょうか。だからこそ、誰もがこの物語に自分を見つけて、そして最後に温かな思いに包まれるんだと思います。表題作は、元気な女の子の話。おかしくて随所でくすくす笑ってしまいました。こういう軽妙なタッチのもいいじゃん、乙一。
ああ、眠くてもうダメ。乱読書くつもりだったのに〜。
オフ会、2次会は古本オークションなんかもやろっかなーと思ってたんですが、いかがですか?カラオケボックスにて。マイクつきよお〜(爆)。
1.21(日) さすが南関東。今日の晴天で、雪はあっという間に溶けてしまった。あとは日陰に残る白い塊が、かろうじて名残をとどめる程度。
ウワサの「仮面ライダークウガ」最終回。だが、昨夜の夜更かしのため、7時半に娘に起こされるがゾンビ状態。ふとんの中からテレビをつけてやり、そのまま爆睡。あとで娘に「クウガ、最後どうなったの?」と聞くと、「えっとねー、おわりのうたを2かいやったよ!」…アンタに聞いた私が悪うございました。
つ、つ、ついに『ハイペリオン』読了〜〜〜!!!いやあ、まいったね。まずね、高級レストランでディナーのフルコースを頼んだと思ってくださいな。前菜が出ますね。で、メインディッシュが出ますね。ボリュームもあって、味も極上。ああおいしかった、満足満足。と思ったらあれれ、もひとつメインディッシュが出てきたぞ。おいしいのでまた平らげる。げふー、もう入らんよ。するとまたメインディッシュが!!これ、繰り返すこと6回。ってなカンジの話でした、はい(笑)。こんな超超ボリュームの話、1冊にしちゃいかーん!しかもデザート食い終わったら、「今までのはすべて前菜でございまして、メインはこれからまいりますので」って給仕が言うじゃんか!(うすうすかんづいてたけど)もう卒倒しかけたね、あたしゃ。これはまさにSF界の満漢全席だあっ!!あとがき読むと、これってSFのいろんなネタ知ってる方にはさらに楽しめるらしいっすね。『アルジャーノン』くらいは私も連想できたけど。そのうち乱読書きます。
次は何読もうかな〜。やっぱ『かめくん』(北野勇作、徳間デュアル文庫)かな。これ、もうタイトルだけで「買い」だよね。しかしデュアル文庫はでかい。規定の文庫カバーが使いづらいのが難点じゃのう。
オフ会は、まだ応募者5名ですよ〜(23時30分現在)。
1.20(土) きゃーっ!雪だ雪だ!昼過ぎから降りだした雪で、外は一面真っ白!これは積もりそうだなあ。娘も、窓の外を見て「うわあ〜っ!」と大喜び。しばらくうれしそうに眺めてました。まだやんでないから、ひと晩じゅう降るのかなあ。こりゃ、明日のお出かけはやめたほうがよさそうだな。寒いしと思って今夜はお鍋にしたら、おなかが苦しくてはちきれそう〜!
う〜ん、子供の繊細さに改めて驚く。子供って自分から言わないから、おとなのほうで察してあげないとなんだなあ。おとなのささいな言葉を気に病んだりしてるようだし。そう、親の言葉は重みをもつのだよね。がさつな神経の母を許しておくれ。とりあえず、謎がひとつ解けた!
待ちに待っていた『残酷な神が支配する』16巻(萩尾望都、小学館)を読む。うわあっ!な展開(謎)。次が早く読みたいよ〜!ああ、人の心は本当に深い深い迷宮。ジェルミは迷宮から出ることができるんだろうか?
ああもー、とっとと『ハイペリオン』を終らせて、たまりにたまっている徳間デュアル文庫を読んでしまいたい!!
というわけで、20万アクセス記念オフ会を2月17日(土)に船橋で決行することにいたしました↑。よろしかったらぜひ!!企画のひとつだけ発表しますと、冬の「2001年ハヤカワの旅」フェアでオマケとしてはさみこまれてた、カレンダーをご存知でしょうか?あの裏にある「すごろく」を皆でやっちゃおうという試みなんですよ!楽しそうでしょ?
1.19(金) 一気に10冊近く本を買ってしまいました。お、重い〜。でもうれしいっ。デュアル文庫の新刊、『メルサスの少年』菅浩江、『かめくん』北野勇作、『少年の時間』(アンソロジー)、北村薫の『リセット』(新潮社)などなど。あ、『タクラマカン』(スターリング、ハヤカワ文庫)買ってくるの忘れた!
先日いらした双葉社の営業の方、いきなり「もしかして安田さんも恩田陸のファンですか?」うっ、なぜバレた?(笑)って『ライオンハート』(新潮社)のポップに、思いっきり「担当者イチオシ!」って書いてあるやん!ほほほ。その担当者さんもファンだそうで、ふたりで盛り上がってしまいました。で、その双葉社さんからもうすぐ出る予定の『MAZE』ですが、発売が予定よりちょっと遅れて2月あたまくらいになるそうです。もうちょっと待ってね、ファンの皆様。
そういえば、最近不思議なことがあるのです。お店で、ふと気がつくと、平台の上にうずたかく積んだ本の塔が2つくらいできてるのです。同じ本じゃないですよ、みんな1冊1冊棚から抜いた本で、ようするにいっぱい買いたくてセレクト中で、これからレジに持ってくぞ状態の塔なんです。でしばらく様子をみてるんですが、その塔はずっとずうっとそのまま…。なんなの??(笑)しかも、このセレクトのラインナップが実にすばらしいのよ。寮美千子『星兎』(パロル舎)から始まって、ファンタジー系の女性作家の本がずらっと並んでるの。「うむっ!これはタダモノではないな!」というワタクシ好みのセレクトなのに〜なのに〜なぜ??(笑)あれを全部どかっとお買い上げくだされば、それはそれは感涙モノなんだけどなあ〜。
1月18日の森山さんの日記で発見した、小松左京マガジンがちょっと気になる。購入方法を見ると、東京の大手書店は扱ってるのね。ううん、うちも扱いたいなあ。あれ、船橋でも扱ってる書店がある!どこだ!どひゃ〜、うちの実家の近所だ!(笑)なんか、レゲエのおじさんみたいなサイケな格好なさった店長さんがやってる、小さな駅前の書店なんですが、な、なぜここが??やはりあの店長さんはタダモノではなかったんだな!?もしかして、めっちゃ濃いSFのひとだったのだろうか?
新刊速報、更新しました。山之口洋さんの新刊『われはフランソワ』、ついに2月発売です!新潮社から。
1.18(木) 私は、本のよしあしってのは誰にも決められないと思う。と同時に、誰もが決められるものだと思う。たとえば『バトル・ロワイアル』なんかを例にとってみると、「すっごくいい!」というひともいれば、「ひどい小説」と眉をひそめるひともいる。それは実はどちらも正解なのだ。要するに、その本を読んだ読者がどう受け取り、どう感じたかがそれぞれの正解。それは口に合うか合わないか、というだけのこと。ほんっと、単純にそのひとの好みの問題。
書評家の方々の意見はもちろん参考になるけど、それはあくまでそのひとの評価であって、「ふ〜ん、このひとはこう受け取ったのか」程度でいいんじゃないかと。本に絶対的なレッテルを貼ることは誰にもできないのだから。(気にするなというのは無理でしょうが、落ち込むことはないと思いますよ、古橋さん。あなたの本を愛するひとは、いっぱいいるんですから!>エラソウにすみません)
昨日の振替で仕事はお休み。吉野朔実を読みまくり、ひたりまくる。『恋愛的瞬間』全5巻と、『ぼくだけが知っている』1〜4巻と、『グールドを聴きながら』をイッキ読み。至福の時とはまさにこのこと。ああ、わかるなあこの気持ち、ってシンクロするところが多かった。幸福なところも、ダークなところ(これのほうが多い)も。なんか、れっきとしたマンガなのに、小説を読んだような気持ちになりました。このひとのマンガは、これからも何度も繰り返して読むことになるような気がします。大島弓子を読み込んだように。
最近、女として生きるのも悪くないなと思うようになった。実は私はずうっと、男に生まれたかった。「天空の城ラピュタ」のパズーのように「ひと切れのパン、ナイフ、ランプ、かばんに詰め込んで」どこまでも行けるみたいな、あの自由さに憧れていた。子供を産んだときでさえ、「女に生まれてよかった!」とは思わなかった。「この面白さを、男のひとは味わえないなんてもったいない」とは思ったが。でも、なんかここんとこ、女っていう動物はけっこう面白いかもと思っている。やっぱり、私は今まで自分の中にある女としての毒を密かに嫌悪してたんじゃないかな。でもそれに対して開き直って、「なんだアタシってやな女じゃん!」って悟ると、ずいぶん気が楽になる。そう、女は多かれ少なかれ、みんな峰不二子なんだ!>それはどうかな?(笑)
なんてことを、吉野朔実を読みながら思いました。
『ハイペリオン』、下巻突入。買い物ついでに喫茶店で紅茶を飲みつつ1時間読書、という優雅なことをしてみました。4章を読んでて、涙が出そうになって困りました。あまりにつらい、残酷な話だ。
1.17(水) こんばんは。安田ママ@よっぱらいです(新年会帰り)。
なんかもお、仕事してても寒くってさあ!手が、手先が冷えるのよ〜!
仕事のあと、飲み会までちょっとだけ時間があったので、近くのブックオフ@kashibaさんの狩場を荒らしにいく(笑)。でも探していた吉野朔実の『いたいけな瞳』や『エキセントリック』はなかった。くすん。でもねっ!『アイヴォリー』(マイク・レズニック、ハヤカワ文庫、品切れ)を見つけたの〜!ラッキ〜!というわけで、見つかりましたのでπRさん(>私信)。で、これ面白いですか既読の皆様?私は『キリンヤガ』しか読んでないもんですから。これは文句なく面白かったけどね。あと、『地球人のお荷物』(ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン、ハヤカワ文庫、これも品切れかな?)の表紙の絵に一目ぼれして衝動買い。あまのよしたか(ひらがながポイントね^^)のクマさんが、かっ、かわいいの〜!!本の中にも、クマさんのイラストがいっぱい入ってる〜。キュートだ!!
なんと、藤田新策さんから「ぜひお越しください」というメールを戴いてしまった!そう、1月2日の日記に書いた、『スタンド(上・下)』(スティーヴン・キング)の表紙などを描いてらっしゃる、あの方です!(私の日記をお読みくださったのかな??うわあ!)これはぜひ個展にいかなければ!!もう一度宣伝しておきますと、1月15日(月)〜1月27日(土)ギャラリーハウスマヤにて、です。
1.16(火) 相変わらずめちゃめちゃ冷え込んでます。ぶるるる〜。去年のうちにひざ丈のブーツを買っておいたのは正解だった!あったかいよ〜。もう手離せないわ!(笑)
吉野朔実の『恋愛的瞬間』全5巻(集英社マーガレットコミックス)をイッキ買いしてきました。…むー、奥が深いマンガだ。じっくり読もう。昨夜読んだ『ジュリエットの卵』はすっごいよかったです。なぜもっと前に買わなかったんだ、私!!は、早く続きを出してくれえ〜。
『リセット』(北村薫、新潮社)入荷しました〜!
今夜、第124回、直木賞・芥川賞発表!いやあ、ネットは早くていいなあ。「芥川賞に青来有一さん(42)の「聖水」(文学界2000年12月号)と堀江敏幸さん(37)の「熊の敷石」(群像同)が、直木賞には重松清さん(37)の「ビタミンF」(新潮社刊)と山本文緒さん(38)の「プラナリア」(文芸春秋刊)が決まった。」そうです。受賞者の年齢が皆近いですね。そうかあ、ついに山本文緒と重松清が取ったか!!めでたい。さて、明日さっそく注文出さねば!
『ハイペリオン』にハマってらっしゃる皆様へ。続編の『ハイペリオンの没落』、3月くらいに文庫になりそうですよん!!でも、それまで待てずにハードカバーを買ってしまう方もいっぱいいそうだけど(笑)。
1.15(月) 最近、ほんっとに寒いですねえ。そちらはいかがですか?
保育園に行く途中、畑の霜が朝陽にキラキラしてるのを見て、娘が「わあっ!」と思わず足をとめて見入っていました。水たまりに張った氷を割って歩いたり。子供は毎日が発見の連続。
突然ですが、吉野朔実のコミックを全部読もう!と決心しました。キッカケは、本日発売された『ジュリエットの卵』1,2巻(小学館文庫)。吉野朔実に初めて出会ったのは、中学校時代の友人が『少年は荒野をめざす』を大好きだったから。私もすっかりドツボにはまりました。あの黄味島陸(字あってる?)のキャラは衝撃的でした。周りのことなんかどうでもよくて、わきめもふらず、ただひたすら自分の夢だけを追い続ける少年。男のひとって、おとなになっても中身は結局こういう少年のまま、なところあるよね。
それ以後も読んでたんですが、時々ちょっとぞくっとするようなコワイ話があって、「う〜ん、ちょっとダメかも…」とひいていたのです。コワイというのはもちろんホラーとかって意味じゃなく、ごく普通の人間の底知れぬ怖さ。あの当時の、純真無垢な私には(>え?何か?^^)、ちょっと理解しがたいものがあったんです。
でも、今なら彼女の描くもの全て、拒否反応を示すことなく受け入れることができるような気がする。「人間って清濁あわせ持つ生き物なんだ」ってことが、少しはわかるようになったから。かつての私は、自分の心の醜い部分に目をそむけていたのかもしれない。それとも、今の自分があの頃に比べて、汚れてしまったのだろうか。
『ハイペリオン』は3章に突入いたしました。あと1/4ってとこかな。
1.14(日) ちょっといろいろモメ中。まいるなあ。でもグチるだけじゃなくて、ちゃんと前向きに対処すべく努力中っす。がんばる!
昨日今日と、ゲーム屋さんをまわって感じたこと。…私はゲーム業界に就職しなくて本当によかった!欲しいものがありすぎて、カネがいくらあっても足りん!(笑)いやあ、中古フィギュアとかいっぱい置いてあるのねえ。びっくりしちゃったよ。チョコエッグとかガシャポンとか、あと遊戯王のカード(これも中古)とか。レアなヤツとかはちゃんと値段が高いのねえ。ふっふ、さくらちゃんのフィギュア、3つも買っちゃったい!>またかい(でも1個300円くらいよ)。ついにプレステ2も買ったぜよ!!わーい!「アンジェリーク・トロワ」は、ぐっとこらえて我慢しました。だってプレイする時間ないもん(涙)。あうう、オスカー様〜。
もひとつ思ったのは、お店が商品に対してすごく柔軟だなってこと。実にいろんなものを置いてる。大事なのは、感性のアンテナを立てとくってことだよね。書店も見習うところが多々あるな。
『ハイペリオン』、ただいま2章。今、ちょうど半分くらいいったとこかな。最近、うちでは読めなくて。昼休みに読んでたら、すごい描写が(笑)。
新刊速報に、東京創元社の今年の新刊企画の案内をアップしました〜!創元さん、サイトもがんばって〜!
私信ですが、メールのレス遅れてます。いろいろ。すみません。
1.13(土) 朝、自転車ですれ違う高校生達。歩道が狭いので、私と娘が一列になって立ち止まってよけると、たいていの子が「すいませ〜ん」と声をかけてくれます。何も言わない子はほとんどいません。皆、やさしいです。結局、悪い子が目立っちゃうだけなんだと思うよ。それはいつの時代も同じでしょ?
う〜、頭痛い。胸も痛い。新刊速報は明日。
1.12(金) 仕事の後、高校時代の友人と新年会。しかし皆変わらないなあ。あの頃からそのまま、ひょいっとワープしてきたんじゃないかと思うほどだよ。ワインも一杯だけ飲んで、いい気持ち〜。
本の雑誌2月号を読みました。〈特集 ティーンズノベルを読もう!〉がめちゃめちゃ面白かった!!(しかも長い!^^)とりあえずSFな皆様には必読よ!なんか、ネットや、ださこんなどのオフ会で話してるようなことがそのまま印刷されてるみたいな感覚。大森さんとみのうらさんと目黒さんの対談なんですが、いやあ、非常に勉強になりましたよ。ジャンルあかほりとか(笑)。そうなのか〜。私もこのあたり、全然わからんので。しかしエライと思うのは、このオススメ10冊をちゃんと全部読んだ目黒さんだ!!『星虫』と茅田砂胡が気に入るのは、彼の傾向的に非常に納得がいくな。『ブギー』が普通の小説、というのはなんか意外。わかる気もしないでもないんだけど。でもやっぱり、これには独特の空気があるんだよ。それが何か、ってのがどうしてもうまく言えないんだけど。(ところで、やっぱり目黒さんをださこんに一度ご招待しませんか、スタッフの皆様?みすこんでもいいけど。)
ところで、ヒゲうんちくさんも星間宇宙船でおっしゃってましたが、目黒さん、この2月号を最後に発行人を降りるそうですね。残念。「真空とびひざ蹴り」はどうなるのかな?浜本さんが書くことになるのかな?(浜本さんはずうっと前に、私にインタビューにいらしてくださいました。とてもいい方です。)なんにしろ、目黒さん、25年間(!)お疲れさまでした!!
この2月号の挟み込みハガキアンケート、お題は「待っている本」。「あなたが心待ちにしている本とその理由を具体的に」うんぬん。どうです、あなたにもいっぱいあるでしょう、ずっと待ってるのにちっとも出ない本が!!(笑)一筆投稿してみてはいかが?
1.11(木) 今朝、開店準備してて仰天。おわっ、久保書店のSFがごそっと11冊も売れている〜!!どなたか存じませんが、あ、ありがとうございます〜!!
おっ、風野ドクターが1月9日の日記でスヌーピーに反応している!うれしくなって、詳細を調べてまいりました。えと「SNOOPY BOOK 全86巻」角川書店は、50周年記念覆刻版で、2月下旬〜3月ごろに発売の予定だそうです。通常の価格だったら55000円くらいするんですが、50周年記念特別価格ということで、セットで5万円ぴったり+消費税に。お得でっせ〜。最初は初版1000セット限定でシリアルナンバー入りの予定だったんですが、スヌーピーの公式サイトで紹介されて以来、角川書店にお問い合わせが相次いでいるそうで、ご予約いただければ1000部以上でも作ります、とのこと。シリアルナンバーも、予約分は全部入るそうですが、ご予約の際に確認したほうが確実かも。しかし専用箱ケース、って86冊でしょ。重そう〜。どうやって持って帰るのか?あ、自分で持ち帰るひとなんていないか(笑)。(ちなみに買い切り商品です、書店の皆様。)いやあ、スヌーピーファンって多いんだね、やっぱり。さあ、kashibaさんも買おう!
ところで!!私はついにプレステ2を買うことを決意したぞ!だってだって、春に「トロと休日(仮)」ってゲームが出るんだもん!!うくく、楽しみ〜!
えと、話題がワンテンポ遅れましたが、直木賞・芥川賞候補作、発表になりましたね。私が予想するのはまず完璧にハズれるんで(笑)、予想は立てずに黙って見ていましょう。ま、どれが取っても納得だな。候補作6作のうち、私はなんと『コンセント』、『あふれた愛』、『プラナリア』の3作を読んでいたのでした>というほど威張れる数字でもないって。『プラナリア』は乱読書いてなかったな、そういえば。いやあ、嫌な性格のオンナを書かせたら天下一品ですよ、山本文緒は!(笑)というカンジの話。確かに、この5つの中篇はどちらかというとジャンル的にエンターテイメントというよりは純文学に近いかも。話にオチがついてないという点で(笑)。ずるずる始まって、何も解決しないまま終るのよ、どれも。まあ、それが人間だと言ってしまえばそれまでだけど。う〜ん、個人的にはこれで受賞して欲しくないなあ。どうして彼女のベスト1の傑作、『恋愛中毒』で取らせてあげなかったんかなあ。
新刊速報更新しました。2月に永江朗さんの本が出ますよ。さて、今夜は本の雑誌2月号を読むのだ。あ、『ハイペリオン』はやっぱりそういう話なのね>ニムさん。(昨日の日記参照)じゃあさー、『ハイペリオン』シリーズ1巻〜4巻みたいにすればよかったんでは?ま、どっちにしろ1冊読んだら全部読む運命みたいだがな(笑)。早く続きも文庫にならんかのお。あのハードカバーは持ち運び不可だぜよ。
カウンタの回り方が異様に早い気がする…(汗)。どどどうしよう、1月中に20万かな?(うれしい悲鳴)
1.10(水) 今年に入って初の、一人でいられる休日。ああ、うれしい〜!と自堕落しまくる>こらこら。私はひとり暮らししたら、ゼッタイに人間失格状態に陥ると思います(笑)。ごろごろ寝たり、『まじっく快斗』1〜3巻(青山剛昌、小学館)を読んで過ごす。文句なく楽しめる。やっぱマンガはこうでなくちゃね、と思ったら、これ完結してないやん!青山さ〜ん、続きは〜?お父さんを殺した犯人探しはどうなったの〜?つっても「コナン」書いててそれどころじゃないんだろうなあ。
とりあえず本日の収穫は、睡眠不足が解消されたこと(のはずなのにまだ眠いよ。ナゼ?)と、冷蔵庫の中を片付けたこと(年末に忘れてたのはこれだった!)と、やっとこさ正月からのゴミを出せたこと。や、祝日とか遅番とかでね。
そうそう、今世紀初の月食、見られなくて残念。ま、時間も明け方だし、晴れててもダメだったかもしれないけどね。
『異形コレクション 時間怪談』(廣済堂文庫)収録の「春よ、こい」恩田陸を読みました。これ、ホラーというよりむしろ時間SFでは?春のイメージがふわっと胸に広がりました。
いよいよ『ハイペリオン』読み始めました。まだ上巻の1/4だけど…もしかしてこれって、あのお、旅の前に7人が過去を語るだけで終るなんていうオチじゃないでしょうね!?kashibaさんの「読み終わっても、全然終ってねえっー!」という叫びが気になってるんですけど(笑)。
1.9(火) 本日、おかげさまで、めでたくカウンタ190000に!IMAIさん、皆様、いつもありがとうございます〜!20万は2月ですかね。さあ〜て、マジに企画考えなきゃね、ダイジマン!
おお、星間宇宙船に菅浩江さんがいらしてる!そおおなんですよ、例の〈2000年私のベストアンケート〉、ぬわんと『永遠の森 博物館惑星』(早川書房)が獲得票トップだったんです!!ぱちぱちぱち〜!お次が『ハイペリオン』と『バトル・ロワイアル』という結果でした。菅さん、素敵な物語をどうもありがとう!
昼休みにさっそく、怪盗キッド(昨日の日記参照)の出てるコミック『まじっく快斗』全3巻(青山剛昌、小学館)を買ってきちゃいました〜。初期の頃の絵、かっわいい〜。しかし3巻目は、どう見ても新一と蘭だよこりゃ(笑)。
MZTさんが、ポール・ギャリコにハマっています(笑)。私も大好き!『トンデモネズミ大活躍』(岩波書店)がマイベスト1。「お前はトンデモネコによって殺される宿命だ」と皆に言われるトンデモネズミ。彼は自分の運命を変えるべく、旅立つのですが…。ラストに怒涛の感動がおしよせる、傑作ファンタジーです。他には『ジェニィ』(新潮文庫、品切れ)とか、講談社文庫の『ハリスおばさんパリへ行く』(これも品切れ)などのシリーズも全部読みました。『雪のひとひら』(新潮社)は、クリスマス恒例のプレゼント奨励本として活躍中。彼のオススメにのせられて、未読だった『スノー・グース』(新潮文庫)を買う予定。これはまだ生きてます。
新刊速報更新。今日のイチオシは、2/中発売の『SFが読みたい!2001年版』早川書房です。去年、SFマガジンの増刊として出して好評だったものの第2弾ですね(今回は書籍扱い)。これからずっと毎年出るんでしょうか?ついに「このミス」ならぬ「このSF」か?(笑)
1.8(月) 正月の振替えで、今日もお休み。よ、よかったあ〜。だって今朝、めっちゃ寒くありませんでした?(笑)
夜、名探偵コナンの2時間スペシャルを見る。おいおい、最初の怪盗キッドのとこは、原作と近いすっごくキレイな絵だったのに(「キッド、超カッコいい〜〜〜!」>と叫んだら娘に蹴られた。なぜ?(笑)ああ、コミック全巻買わねば!!)、後半の原画、いきなり全然違うじゃんか〜。顔がヘンだよ〜。話は面白かったけどね。
去年の日記を全部チェックしてみたところ、読了本は90冊ぴったしでした。あとは何も書き残してないのがあるかもしれないけど、もはや忘却の彼方…(笑)。アンソロジーの、一篇だけ読んだのとかは、カウントすべきなんだろうか?とりあえず入れてないけど。あ、上下本は1冊に数えてます。でも、思ったより読んでたな。もっと少ないと思ってた。やっぱワタクシ的に、100冊の壁は高いのだなあ。
しかし自分の日記を改めて読んで思ったけど、自分の短所って、わかってて直そうとしても全然直らないもんだなあ。とほほ。『仕事ができる人できない人』(堀場雅夫、三笠書房)に書いてあったけど、30過ぎたらもう性格なんて直らんから、無駄な努力はやめろって(笑)。それより自分の長所を伸ばせって。 それは開き直ってしまえということでショッカー?>違うって
というわけで、今年も何故かちっとも「早く寝る」という目標が守れてません>こらこらあ!頭痛もするし、今夜は本読まずに寝るか。ああ、『ハイペリオン』が私を待っているのに〜〜〜。
あ、19万カウントゲットの方、お知らせくださいね。いよいよ20万も近いぞ。記念企画、何やろうかなあ〜。
1.7(日) 午前中は家でうだうだして、午後は幕張のカルフールにいってきました。やっぱり混んでました。ラインスケートの店員のお兄さんも見てきました(笑)。でもまあ、でっかいスーパーマーケットだなという印象くらいですかね。書籍コーナーの棚は、ジュンクみたいに平台がついてなくて、床まで棚になってる形のでした。
今夜は今シーズン初めての雪が降りました。そちらはいかがですか?かーんと空高く突き抜けるような快晴で、冷たい木枯らしがぴゅーっと吹きすさぶよりは、むしろ雪が降っているほうが冷気が柔らかく感じるのは湿度のせいでしょうか。
1.6(土) 昨日は木曜日だった。が、目覚めてみたら今日は土曜日だった。…ってのを、昨日更新をサボった理由にするのはちょっと苦しいでショッカー?(笑)←by「昨日は月曜日だった」シオドア・スタージョン、『20世紀SF 星ねずみ』(河出文庫)収録
今日の昼休みに、『20世紀SF 星ねずみ』(河出文庫)読了。上記の「昨日は月曜日だった」シオドア・スタージョンは、彼らしいユニークな発想が愉快な話。ホント、この人の考えることは奇妙奇天烈だよ。極めつけは『夢みる宝石』だけど。ってこれと『人間以上』しか読んでませんが。ほほ。「現実創造」ハーネスは、「おおお〜っ!言われてみればそうかも!」という説得力のあるアイデアでした。ラストのオチにもびっくり。だから文中で名前呼ばなかったのね!
あ、そういえば星間宇宙船で教えていただいたんですが、1月4日の日記で疑問符をつけた「ベムがいっぱい」エドモンド・ハミルトンの「ベム」の謎が解けました。「Bug Eyed Monster」もしくは「Big Eyes Monster」の略だそうで。日本語にすると、「虫のような目をした化け物」by林さん、とのことです。なるほどね〜!教えていただいた皆様、感謝です!しかし、SFの人には一般用語だったんだなあ。
大変お待たせいたしました!〈2000年私のベスト1アンケート〉、結果発表です〜!!!ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。今回は、某2作品に意外に票が集中しましたね。それだけ、その作品がインパクトあったということでしょう。ワタクシ個人の2000年ベスト10も、いずれアップの予定です。選ぶのもまた楽し。わくわく。
1.4(木) 店は2日から開いていたが、ワタクシ的には仕事始め。さあ、今年もがんばるぞおっ!!まずは大好きなスリップ分け。4日分だからやりがいがあるわ〜。いろいろ売れてて、うっく、うれしい!倉庫の在庫が、潮が引くように減っていく。ああ、快感〜!やっぱり、このミスに入った本は思ったほど売れてなかった。予想通り。意外に『ジャンプ』(佐藤正午、光文社)の売れ行きが好調。これは、本の雑誌ベストの影響が大きいのかな?文芸書で一番売れてるのは、ダントツで『バトル・ロワイアル』だけど。ふっふっふ、映画観て買った諸君、読んで驚け!
昼休みに、まだ引き続き『20世紀SF 星ねずみ』(河出文庫)を読んでます。「美女ありき」ムーアは独特の濃厚な雰囲気がなかなか。「生きている家」ウイリアム・テンはちょっとうらやましい(笑)。でもラストはブラックで終るところがニクイ。「消されし時を求めて」ヴァン・ヴォートはよくわかりませんでした(>アホ)。もう一回くらい読まないと意味がわかんないかも。傑作だったのは「ベムがいっぱい」エドモンド・ハミルトン!頭の中で、野田大元帥の好きそうなアヤシゲなB級SFイラストが次々浮かぶ。タコ宇宙人とか半裸の美女とか。このひと、自分で自分のパロディを書いてるみたい。大爆笑。でもさ、このタイトル、なんでベムなの??てっきり妖怪人間がいっぱい出てくるものだとばかり。え、違うの?(笑)
ところで、もう周知の事実だから誰も言わないのかもしれないけど、やおい系耽美文庫やスニーカー文庫にまぎれて、出ると必ずベスト10にランクインする文庫シリーズってご存知ですか?何を隠そう、ペリー・ローダンとグイン・サーガなんです。生半可な新潮文庫や角川文庫の新刊より、よっぽど確実に売れるのですよ。しかしグインはまだしも、ローダンっていったい誰が買ってるんだろう??(笑)謎だ。ネット見てる限りでは、買ってるひといないし。みんな、こっそり買ってるとか?もしかして、これは決して口にしてはいけないというSF者のお約束だったのか?それとも、これは当店だけの怪異現象?(笑)他店の情報求む!
今、夜空がとても綺麗です。冬の一等星たちだけでなく、金星や木星なんかの惑星もいっぱい輝いてて、それはもう華やか。時々横切る飛行機のチカチカを、宇宙船の点滅だと想像すると、ますます楽しいです(笑)。ひとつくらい、本物がまぎれこんでたりしてないかなあ?
今年初の新刊速報更新。
1.3(水) 正月休みも今日でおしまい。ああ、朝寝坊ができなくなるのはつらい。年末年始は娘にも母のナマケモノっぷりがすっかり伝染してしまったため、たたき起こされることもなく平和だったのに〜。
奇跡的に、本の片付けをすることができた。すごいぞ、我ながらゼッタイに挫折すると思っていたのに!(笑)コツとしては、決して途中で手に取った本を開いてはいけない、ということ。これを一度破ると、片付けは永遠に終らない。とりあえず、部屋の床と階段に積んであった本は無事に本棚に収納完了。やったぜ。ただひとつの心残りは、なぜか『まるいち的風景』の1巻が見つからなかったこと。………ま、そのうち出てくる、だろう。たぶん。(ちょっと心配)
未読本がざくざく出てくる。あうう、身もだえ。ついでになくしモノもいろいろ発見してしまう。しかし1月3日に、正月飾りが見つかってもなあ。とほほ。前に秋葉原で買ったさくらトレカが見つかったのはうれしかったが。
『ナナカド町綺譚』(須藤真澄、秋田書店)と、いまさらだが『ハムスターの研究レポート』5巻(大雪師走、偕成社)読了。須藤真澄はやっぱいいねえ。明るくのほほんとしているが、どっかダークファンタジーっぽいとこもあって、でも最後はじんとくるんだよね。『ハム研』は相変わらず。このひとのマンガは、いつでも安心して読める。
1.2(火) 渋谷のブックファーストに行ってきました。超オハズカシイ話なんですが、実はここに行くのは初めて。幻想文学の棚と、海外文学の棚が非常に充実してて、おお〜っと思いましたね。あそこまでできる自信ないな、特に外文。SFならできるけど(笑)。やっぱり書店員は本を知らないとダメだなあ。『魂の駆動体』(神林長平、波書房)のハードカバーを初めて見ましたよ。これの出た頃って、産休を取って家にこもっていたので。洋書コーナーでは、このミスにランクインしたミステリのペーパーバックを帯つきで並べてて、ほお〜と思いました。
で、この書店で今月20日に須藤真澄のサイン会があるという告知を発見!!ううう〜、いいなあ〜(涙)。ちなみにもう整理券は品切れでした。あ、藤田新策さんの個展のパンフもらってきちゃった。『スタンド(上・下)』(スティーヴン・キング、文藝春秋)の表紙のイラストの方といえばすぐわかりますよね?あとは今、ポプラ社のルパン全集と江戸川乱歩全集の表紙を書き直したりしてますね。パート1は、1月15日(月)〜1月27日(土)ギャラリーハウスマヤにて。パート2は、2月5日(月)〜2月17日(土)スカイドアアートプレイス青山にて、だそう。興味のある方はどうぞ。
あとはTUTAYAの渋谷店で、ガンダムの新しいゲームのデモ画面に見入ったり。あのセリフが今でもすらすら出る30代にこれは、あまりにツボだ!>ガンダム世代。CMもいいよね〜。「坊やだからさ」…ううっ、懐かしい!!(笑)
昨夜、『依頼人は死んだ』(若竹七海、文藝春秋)読了。乱読書きました。ね〜む〜い〜よ〜>なら寝ろって(笑)。さて、お次はいよいよ、『ハイペリオン(上、下)』(ダン・シモンズ、ハヤカワ文庫)だあっ!!
1.1(月) あけましておめでとうございます!ついに新世紀がやってきてしまいました!リアル&メール年賀状を下さった皆様、ありがとうございました!今年も、銀河通信をなにとぞよろしくお願いいたします。
昨夜はカニ鍋にワインでしたたか酔っ払い、「ああ、なんかむしょうに何かしたい!」と、勢いで『螺旋階段のアリス』(加納朋子、文藝春秋)を読了。あまつさえ『依頼人は死んだ』(若竹七海、文藝春秋)を読み始めてしまう始末(BGMは紅白、しかも途中で消音。いいの、SMAPの「らいおんハート」さえ聴ければ!)。ダンナは娘を寝かしつけててそのまま寝てしまい、結局今年もひとり、パソコンの前で新年を迎えたのでした。とほほ。本に夢中で、年越しそばを食べるのさえ忘れてたわ。つまり、…いつもと全く同じ夜だったということですわ(笑)。しかし大晦日にこんなにゆっくり本が読めてしまうというのは、どこかおかしい。なにか重大な用事を忘れてる気がしないでもない。
新世紀そうそうに星間宇宙船で新年のご挨拶。てことをしながら、突発的に斎藤由貴のアルバム「LOVE」なんぞを聴いてどっぷりひたってしまう。>正しくない新年の過ごし方(笑)
朝、起きたら晴れてるけどすごい風!こりゃうちでおとなしくしてよう、と思ったが娘が「どっかいく〜!!」とうるさい。仕方なく、地元の船橋大神宮まで、延期しようと思ってた初詣に行く。思ったほど混んでなかったなあ。新年に働いてる皆様、本当にご苦労様です。
年をまたいで読むことになってしまった『依頼人は死んだ』は、すごいです。ブラックを通り越して、ひとの悪意に寒けがします。「こ、こえ〜〜〜」と思わず声に出してしまったほど。連作短篇集なんですが、ラストでいつも著者にどん、と冷たく突き放される感じ。読者は、一瞬何が起きたかわからず、「…え?」とつぶやくばかり。
アンケートは、おかげさまで38通ものメールをいただきました。ご協力、本当にありがとうございました。発表まで、もう少々お待ちくださいませ!