9.29(金) いよいよ明日はださこん4だ!うう〜、ドキドキ!んが、今から大忙しなのだ。銀河通信9月号をアップして(今夜中にはやります!しばしお待ちを!とりあえずこの日記だけアップしときますう)、明日の荷物の準備をして、課題図書の『不良のための読書術』をざっとおさらいして、えーとあとは、娘の運動会のお弁当の支度だ!あうう、眠れるのか、私?

 明日も忙しいのよね。運動会行って、帰ってきたら準備してださこん行って、夜中騒いで翌日直行で朝から仕事だもんなあ〜(泣)。死にそう。

 今日は、9月20日に発売されてたCD、「ヒロコ タニヤマ エイティーズ」を買いました。うれしい〜。80年代の彼女のシングル・アルバムの中から、代表的な曲や手に入れにくい曲を集めたもの。このサイトのタイトルにお借りした「銀河通信」という曲も入ってるのよん。「MAY」とか「おやすみ」とか、「真夜中の太陽」や「DESERT MOON」も入ってて、うう〜大好きな曲ばっか。しかし何より、「なおちゃん」という曲をいっぺん聞きたかったのだ。理由はヒミツ(笑)。

 水曜日に発売されたのをすっかり忘れていた、『SFの殿堂 遥かなる地平1,2』(ハヤカワ文庫)を本日ゲット。ダイジマンが、「トゲトゲしてるよ〜」と盛んに言うので、なんのこっちゃいと思っていたところ、2巻の表紙を見て納得。おお、トゲトゲな人が!(笑)ダイジマン曰く、「『ハイペリオン』のハードカバーのときより、さらにトゲトゲになってるよ〜」だって。これはサボテンダーですか?>たぶん違う。

 えと、いろいろとうれしいメールを戴いております。ありがとうございます。レス、今夜中にムリだったらごめんなさい!ださこんのあとになっちゃうかな。

 …9月号、アップしました!今何時かは聞かないで〜。明日超寝不足だあ!というわけで、明日は更新お休みします。ださこんの途中で、星間宇宙船は覗きますのでよろしく〜。


9.28(木) 今日も新刊どばどば!ホント、書店って肉体労働よ!一日、いったい何歩あるいてるんだろう。今度、マジで計ってみようかなあ。

 早川書房から、こないだの復刊アンケートに応募した件で、プレゼントとして『80年代SF傑作選(上、下)』が送られてきました。わーい!ハヤカワさん、ありがとうございました〜!私が買う前だったらもっとうれしかったけど!(笑)

 昨夜は銀河通信9月号の原稿を書いてて本が読めませんでした(泣)。ううむ、9月中にアップできるんだろうか?今、読みかけの本がざっと4冊。あうう。集英社から、11月発売の『あふれた愛』天童荒太のゲラもいただいてるのに!早く読まねば!

 『海底密室』(三雲岳斗、徳間デュアル文庫)、あとちょっとで読み終わるとこ。これ、SFというよりは、どっちかというと森博嗣みたいな理系ミステリに近い感じ。これは今夜じゅうに読了の予定。


9.27(水) 秋らしい、爽やかなお天気。空気が気持ちいい〜。

 昨日の続き。ださこんの、Web書評アンケートの結果について。とにかく皆様、見事に千差万別!いやあ、実にいろんなWeb書評の見方があるんだなあ〜、と感心してしまいました。ま、誰しも自分の好きなように読み、楽しめばそれでオッケーでしょう。

 私は前にも書きましたけど、その評者がにじみ出てるようなものが好きです。といっても、どんな文章も、そのひとの味というのは出るんだけど。だから、その書評者のファンというのが多いかな。そのひとの本の好み、読み取り方、選択眼を、ほほ〜と楽しんでいる。私と意見が違ってても、もちろんかまわない。

 あと、私の書評の書き方。確かに未読の本で、皆がいいというので手に取って読んだ本って、読む前に見てしまったWebの感想に多少影響を受けてしまっている、というのは否めないかもしれません。特に、私はひとがすすめてると、すぐに「面白そうじゃん!」と思ってしまうミーハーなので(笑)。でも、それでもやっぱり、「アタシはどう思ったか」を念頭においていつも乱読を書いています。「私はこの本のどこがよかったのか?どう面白かったのか?どう感動したのか?」と、ぐぐぐっと強く自分の心に問うのです。すると、心の中からぽこぽこと泡のように、思いがわいてくるので、それをすばやく文章に変換するといいますか。私は文章をうまく書く技術なんて全然持ってないし、ホントに素人のへたっぴな駄文で、オハズカシイことこの上ない。ただ私が持ってるものは、「ハート」(その本を愛する気持ち、と訳せるかな?)、それだけなんです。うまくいえないけど。

 しかし、そうすると、書評というより感想だろうか、私の乱読って。ん〜、どちらかというと、私のは未読の方への本の紹介、というつもりで書いてるんで、それだとどっちに入るのかなあ?

 あ、あと、ひとのオススメやベストセラーを手に取る場合って、自分で実際に読んで、どう感じるか試してみたいってのもありますね。『朗読者』がいいって皆言うけど、ホントかあ〜?みたいな(笑)。これってやっぱり、自分で読まないと判断つけられないでしょ?

 それから、ひとがいくらいいと言っても、無節操になんでも手に取るわけではなく、やはり自分の好みに合う合わないは選びますよ。どんなに絶賛されても、スプラッタホラーは読まないぜ(というか、読めないのです〜こわくて〜)。とても面白い本なんでしょうけど、私の口には合わないだろうと思うから。食べ物の好き嫌いと同じで、どんなに皆がおいしいといっても、私はキムチは辛くて食べられないし、無理して食べる必要もない。だから、やっぱり人の書評読んでも、自然に自分の好みの味の本だけを選んで手に取ってます。って誰でもそうか。


9.26(火) 今日は新刊がいっぱい出たりして、忙しかったです。でも「荷物が多くて大変だった〜」は、決してネガティブな意味ではありませんのよ。「こーんなに面白そうな本がいっぱい入ってきてうれしいっ!」っていう意味なのですよ。

 なんたって、本日は『ローマ人の物語』の9巻目(塩野七海、新潮社)や、吉本ばななの新刊2点(『ばななブレイク』幻冬舎、『体は全部知っている』文芸春秋)も出たし!この2冊は当然買って帰ってきましたとも。うっふっふ〜、楽しみ!『ばななブレイク』はコラム集。正方形の本で、とてもシンプルだけどしゃれた装丁です。幻冬舎は装丁のセンスがいいよね。ああ、彼女の小説とエッセイをいっぺんに読めるなんて、なんというゼイタクな幸せなんでしょう!!

 ミステリもいっぱい出ましたよ。『五輪の薔薇』のパリサーの新刊とか。ああ、時間がなくてポップが書けなかった〜。木曜日にガンガン書こうっと。

 こないだ出た『のほほん絵日記』(さくらももこ、集英社)は、出版社はいつものエッセイほどは売れないのではと思ってるようですが、中身見たらやっぱりおかしくておかしくて、くすくす笑ってしまいました。私はこういうの好きだなあ。ほのぼのしてて、無条件で笑える本って。まさに現代のサザエさんだよね。

 ださこんの、Web書評アンケートの結果がまとまったようです。ヒラノさん、お疲れさまでした〜。すごーい、ちゃんと棒グラフになってるよ!いろいろと、実に興味深い報告でした。これ、解答におのおののコメントがついてるんですが、皆様の経験談がめちゃめちゃ面白い!笑えますよ〜。文章見ただけで、誰が書いたかわかる方もいますし(笑)。

 しかし驚いたのは、うちのサイトの乱読を参考にしてると書いてくださった方が、5人もいらしたことだ!!ひょえ〜、リウイチさんと並んでいる!マジ!?「“乱読”といいながら、自分の好みの本しか読んでない」とか、「“めった斬り”といいつつ、ほめてばっかりで全然斬ってない」とかさんざん言われてるのに(笑)。いやあ、実にオドロキ&恐縮でございます。ありがとうございました。なんか、俄然やる気が出てきちゃうな>単純。ああ、もっと更新をひんぱんにやれればいいのですが。すみません、ナマケモノで〜。

 しかし、私からすると、こうやって皆様から元気をもらってばかりですよ。はげまされたりとか。本当にいつもいつも、心から感謝しておりますよ!


9.25(月) う〜ん、疲れが一挙に押し寄せているらしい。昨夜は10時半に床に就いて、8時間くらい寝たのにまだ頭が痛い。寝すぎか?(笑)本、読みたいけど読めないよ〜。

 昨日、掃除や洗濯をしていたら、隣のうちの子供が上がりこんできて、勝手に遊んで帰っていきました。ああ、こういうの懐かしいなあ。いつも遊びに行ってるから、友達の家の中みんな把握してて、まさに「勝手知ったる他人の家」状態だったなあ。しかし、自分がそうやって遊んでたのが、ついこの間のような気がするのに。30年近く前のことだなんて、信じられない。

 ださこんオークションに、少し出品することにしました。でも皆様が持っていそうな本ばっかりで、ちょっとよわよわなんですけど。まあ売れなくてもいいや。しかし、SF力のない私に、オークションの舞台で本の内容をうまく説明できるのか?超不安…。誰か代わってください〜。ダイジマン〜、MZTさ〜ん!(助けを呼ぶ声)

 今日、星雲社から、『資料 源氏鶏太』という本が出ました。A5判、2286円。これは興味ある方には買いかも。おそらく刷り部数めちゃめちゃ少ないと思いますんで、書店に注文なさったほうがいいかもです。


9.24(日) 疲れぎみ。ああ、早く水曜日にならないかなあ。ゆっくり寝たい。

 すいません、新刊速報は明日ね。


9.23(土) 今日は秋分の日。線路際に、「ようしゅうやまごぼう」を見つけました。濃い紫のぶどうみたいな実。子供の頃、学研の図鑑で見て以来、この実をつぶして汁をとるってのをいっぺんやってみたかったんだ〜。ハンカチとか染めたら、きれいな紫に染まりそう。ホントにやっちゃおうかな?

 それにしても、お店ががらがらになってしまうくらい、日本中がオリンピックに夢中だというのに、我が家は全く見てません。かろうじてニュースで目にする程度。ほとんど非国民(笑)。や、スポーツ観戦にそんなに関心がなくて。といったら、ダイジマンが「おたくな家だからな」とひとこと。んまっ、失礼な!(でも全面否定はできないか?)

 LaLa11月号を読みました。「輝夜姫」が!アクションマンガになっている!(笑)ああでも、ラスト2ページが感動でしたわ〜。はああ、もう、今日の私はこれだけで幸せでございます。はい。「キス」もよかったね。カエちゃんかわいいぞ。このカップルは読んでてとても微笑ましいのだ。気持ちがよくわかる。「あかく咲く声」は最終回でした。うむうむ。満足。しかし悲しかったのは、これについてたデザート占いの生年月日表に、すでに私の生まれた年は入ってないことだ!ふん!>当たり前だって。

 友人からプレゼントをもらいました。こういうのって、モノをもらったことより何より、これをくれた相手の気持ちがうれしいね。私なんぞを気にかけてくれたっていう、そのことが。

 あと、別の友人が、もうすぐ赤ちゃんが産まれるというメールをくれました。これもうれしい。元気な赤ちゃんが産まれますように。赤んぼって大変だけど、実に面白いよお〜。

 『おもいでエマノン』(梶尾真治、徳間デュアル文庫)のあとがきを読んで以来、鶴田謙二の描く女の子が全部エマノンに見えるんですけど?私だけっすか?(笑)そういわれてみれば、SFマガジンの表紙の彼女たち、みんなエマノンぽくないですか?

 昨日から通勤本として『海底密室』(三雲岳斗、徳間デュアル文庫)を読み始めました。おお、雰囲気が『M.G.H.』そっくり!しかし、この「彼」ってポケステに入った「どこでもいっしょ」のトロとほとんど同じでは?>違います(笑)。

 昨夜、カウンタ140000突破!のりお様、ありがとうございます!


9.22(金) 今日はめちゃめちゃ疲れた〜。ぐったり。収穫はあったけど。しかし何より体力的に弱まってます。だったら寝なさい>私。

 ずうっといろいろ考えてるんだけど、やっぱりどうしてもわからない。今のエゴのぶつかりあいじゃダメだってことはわかってるんだけど、だったらどうしたらいいのかが。結局、すべての人間がまるくおさまれる道なんてないの?どっかで誰かにひずみがいってしまうの?そうは思いたくないんだけど。

 コミックがいっぱいおいてある本屋さんに行きました。あれもこれもほしくなっちゃって、とても困りました。結局、4冊だけで我慢>それだけ買えばじゅうぶんです(笑)。しかしなぜか4冊すべて青年マンガなのだった。『好きになるひと』(高橋しん、小学館)を電車の中で読んで、涙をこらえるのが大変でした。『なるたる』(鬼頭莫宏、講談社)はとりあえず1巻だけ。うん、なかなかいいよ。でもこれひょっとして痛いマンガ?

 あ、カウンタ140000の方お知らせくださいね。(昨日の日記で130000って書いたのは間違いっす。すいません〜)


9.21(木) 今日はコミック売り場で、なんと『エロイカより愛をこめて』26巻(青池保子、秋田書店)の新刊を発見!出るってことをすっかり忘れてたので、思いがけない幸せ〜。今日は一日ハッピーな気持ち。さっそく帰りのバスで読みながら、こみあげるにまにま笑いを隠すのに一苦労。しかし、400円くらいのコミックスでこんなに幸せな気持ちになれるなんて、本読みな人間って実に安上がりだよねえ。

 前に目黒さんが何かで書いてましたが、彼は自分の本棚を見るのが本当に楽しいそうで、何時間見てても飽きないとか。自分の大好きな本、面白そうな本がいっぱい入ってるから。まあ言われてみればおっしゃるとおり。自分の好みの本しか入ってませんものね。国書刊行会の《魔法の本棚》ってシリーズがありますが、本好きなひとは誰も皆、自分の愛する世界へいざなう魔法の本棚を持ってるわけなんですよね。それはまさに、あなた自身の本棚のことなんですよ!

 今日はあとは『輝夜姫』16巻(清水玲子、白泉社)と、『少年たちの密室』(古処誠二、講談社ノベルス)と、『綺霊』(井上雅彦、ハルキホラー文庫)を買ってしまう。とほほ。『少年〜』は大森さんが絶賛してるのを読んだので(9月18日の日記)。星間宇宙船でも評判よかったし。年末の「このミス」あたりに入りそうな予感。『綺霊』はkashibaさんのレビューを読んで興味を持ったので。ホラーはわりと苦手なんで、好みじゃなかったらやめようと思ってたんですが、ぱらぱら読んでみたらなかなかよさそう。こりゃホントに星新一並みに短いショートショート集だね。実は彼の作品を読むのは初めてなのだ。

 あ、カウンタが140000近いです。ゲットした方は、掲示板かメールでお知らせくださいね!


9.20(水) そろそろ、きんもくせいのシーズン。でもまだ私の近所ではあの香りはしないなあ。

 あ〜、最近とてもナマケモノです。すいません。娘が寝てから(あるいは寝る前)夜11時前後に日記を書いて更新するでしょ。で、ちゃんとアップされたかチェックして、星間宇宙船にレスして、それからSF系日記更新時刻から他のサイトを回ってると…気がつくと1時間くらい優に過ぎてる。するとなんかもう眠くなっちゃってて、でもメールのレス書いて、また掲示板チェックして、ほかの新しく更新されたサイト行って、ってやってると、あうう、読書時間も乱読書いてる時間もなくなっている〜〜!!(乱読を書くのはとても気力がいるので、フルパワー充填状態でないと書けないのだ。眠いときはダメ〜)しかもお風呂は今からだ、ひゃー今何時!?>アホです(笑)。

 なんかWeb日記でも掲示板でもメールでも、私は好きな文章や好きな人からのだと、同じのを何度も繰り返し読んでしまうクセがあるみたいです。非常に時間の無駄だとはわかってるんだけど(苦笑)。要するに、本という媒体に限らず、文字や文章を「読む」ということ自体に幸福を感じる人間なのかもしれません。つまりは活字中毒?(笑)

 ほんっとにね、店で働いてて、どの本を触っても見ても「ああこれ面白そう!読みたい!今すぐ!何もかもほっぽって読みたい!!」って思っちゃうんですよ。しかも今月はなんだかSF関係の文庫のオイシそうなのがどっさり出てるし(泣)。拷問に近いです。すでに今月、SF系文庫だけで10冊以上は買ってます。はうう。いつ読むんだああああ!!!>ネット巡回をひかえろっつーの。

 本日、『おもいでエマノン』(梶尾真治、徳間デュアル文庫)入荷しました!『海底密室』(三雲岳斗、徳間デュアル文庫)も買っちゃったよーん。イラストがまたSFJAPANのひとになってました。このほうがゼッタイいいって。しかしアレですね、この徳間デュアル文庫は成功してると思いますね。売れ行きもまずまず好調なのではないでしょうか。

 というわけでナマケモノ状態から脱却すべく、乱読更新しました!わー、なんてお久しぶり!>ダメダメじゃん。


9.19(火) 日が落ちるのがすっかり早くなりました。夕方、保育園に娘を迎えに行く時間にはもう真っ暗。今週は秋分だもんね。

 しかし涼しくなると、チョコレートがおいしくなるので困ります。ビバ!ムースポッキー復活!>だから太るって。

 ひょっとすると、ほとんどの、いわゆる「大人」といわれる年齢の人が、「まだ自分は精神的に大人になりきれてない」とひそかに思っているのかもしれない。年をとって死ぬ日まで、一生そう思い続けるのだろうか?じゃあ大人っていったい何だろう?

 それにしても私の大人度の低さは異常だよなあ(精神年齢17歳だったし!)。娘に精神年齢を追い越される日もそう遠くないと思われる。とほほ。

 ニムさんが、星間宇宙船にて「銀背でしか読めない作品リスト」ページをお探しの模様。私も知りたいので、ご存知の方がいらっしゃいましたらぜひご一報を!

 というわけで、銀背の『中継ステーション』を読み始めました。あ、本日、『光の帝国』恩田陸の集英社文庫、入荷しました〜!!でも解説が少々期待はずれかな。私が個人的にこの作品に対して、愛がありすぎるせいかもしれないけど。


9.18(月) さんざん暑いと文句を言ったのが天に届いたのか、今夜は涼しいです。うむ、これなら許すぞ>何をエラそうに。

 うちの周りの畑は、夏野菜がほぼ終わりました。お次はキャベツ畑になるようです。アリスとチョッキを着たウサギが出てくるかな。

 『神狩り』(山田正紀、ハルキ文庫)読了>おそすぎます(恥)。いやいや、実に面白うございました。あああ、しかしなぜ、あんないいところで終っちまうだよ〜!続きが気になって眠れなくなってしまうではないか!!SFってのは著者独自の空想世界を構築するものであって、それさえできてればオッケーなんでしょうけど(そしてそれにかけては文句ナシでしたが)、でもでもワタシはその先が知りたかったよ〜。起承転結の、「結」が欠けてるのよ〜。ねえ、続きを書く気はございませんか、山田正紀様?(ゼッタイないだろうなあ、これ書いたの25年くらい前だもんねえ…でも全然古さを感じさせないところがすごい!)

 ださこん4までもうすぐですが、SF的課題図書ってなんかあるのかニャ?


9.17(日) ただいま〜!無事沖縄から帰ってまいりました。心配された台風もなんとかクリア。ラッキー!黒糖入りアンダギーをぱくつきながらこれを書いてます。素朴な甘さでおいしい。

 今日はホテルの庭で、眼前に広がる青い海を愛でつつ朝食。風は涼しくて、ん〜気持ちいい!パイナップルハウスに立ち寄って、空港。帰りは直行便がとれなくて、大阪で飛行機乗り換え。ちょっと疲れたなあ。

 昨日行った、食材市場みたいなところは非常に面白かったです。なんともいえないアジア的な匂い。ブタの足を、マキを割るみたいにとんとん包丁で切ってるおばさんとか、そこに飾られてるブタの顔の干物とか(食べるのか!)、アオブダイという真っ青なサカナや、おっきなカニ。すべてが珍しく面白く、沖縄のパワーを感じました。海ぶどうおいしかったなあ。あの、すっぱいしょうゆはなんだろう?かなり気に入ったんですが。シークワサァーが入ってたのかな?この市場のあたりで、外国語らしきやりとりを聞いたのですが、そのとき私は中国かどっかの観光客かな、と思ってたんですが、あれよく考えたら沖縄語ね!!やー、まるきり異国の言葉だよ!

 そうそう、帰りの那覇空港で立ち寄った書店で、星間宇宙船でウエちゃん(本の雑誌読者にはおなじみですね!)に教わった『オキナワキーワードコラムブック(日記版)(辞典版)』(沖縄出版)を探したのです。が、タイトルうろ覚え&すぐ見つかると思ったワタシが甘かった。沖縄の本、いっぱいあるんだもん!時間もなかったので、ゆっくり探せず残念。あ、この書店ね、ちゃんと『バガージマヌパナス』(池上永一、文春文庫)、『ナビィの恋』(データハウスだっけ?)、積んでありましたよ!>ヒラノさんほか。ああ、そうだよ『レキオス』を読んでから来るべきだったかな、と今になって気がつく私。そういや沖縄の新聞は、地方色豊かでよかったです。ちゃんと朝、テレビで仮面ライダークウガもやってたよん。

 いやあ、ホントに沖縄はいいところでした。前に行ったことあるグアムより湿度も少ないし、近いし、こっちのほうがはるかに過ごしやすくて気持ちよかったなあ。まさに極楽!!せかせかとアップテンポで動いてた心が、の〜んびりゆったりとしたリズムに変わるのが自分でもわかりました。空が広いところってのは、なぜか気持ちも広くなりますね。暑いの大好きな娘は、「ここなら、4月から10月まで泳げるんだよ」と言ったら目を輝かせて、「おきなわに7かい、ひっこししたい」と申しておりました>意味不明です(笑)。おそらく住みたいということでしょう。本当に、こんなところで暮らせたら幸せだなあ〜。またゼッタイ行きます!

 帰ってきたら、なんだよお、うち(千葉)のほうが暑いじゃんよ〜。もお〜。

 あ、メールのレスが滞っててすみません。必ずお返事しますので、もう少々お待ちを!


9.16(土) 沖縄2日目。湿度がないから、こんなに気持ちいいのね。曇りときどき晴れ&にわか雨、といういかにも南国らしい天気。

海が!海がバスクリン色だよおお!(笑)珊瑚のかけら(5センチくらいの棒状)がごろごろ落ちてる砂浜にびっくり。はだしだと痛い痛い。砂の色が白いのにも驚き。そういやハワイもこうだったっけ?海は意外に冷たかったです。体が冷えひえになりました。あわててホテルのプールに飛び込む。ああ、ここはお風呂のようだ!

午後は食事&買い物ぶらぶら。やっぱり食事の量はどこも多いっす。みんなおいしい!古酒に石垣島ビール、ミミガー、ラフテー、そうめんチャンプルー、ソーキ、ジーマミー豆腐!>食べ過ぎです。あ、ブルーシールのアイスもおいしかった!シークワンサー(でいい?)のシャーベットはさっぱり柑橘系でグー。ジュースもいけます。

お風呂は半露天風呂なんだけど、曇ってて星は見えず。残念。

昨日、飛行機の中で『神狩り』を少し読みました。どうしてそれを「宇宙人」と思わず、「神」のしわざだと思いつくかな?(笑)その強引な発想がなんともユニーク。

ヤワラちゃん、金メダルおめでとう!!


9.15(金) ふっふっふ、今、沖縄にいます!やった、更新オッケー!

私には初めての沖縄。あれ、そんなに暑くない。というより、東京とかよりずっと気持ちのいい暑さ。爽やかな空気。風。空が広い。知らない植物たち。高速道路も空いてて気持ちいい。家の形もどこか違う。そうか!屋根が平らで、みんな建物が四角っぽいのね。みんな石でできてるような白っぽいのが多い。

あと、食事の分量が多い気が(笑)。この分量は、東京なら2人分だよ?こんなでっかいカレー皿を見たのは生まれて初めて!う〜、おなか苦しい〜。

今日は夕方にホテルに着いて、ホテルのプールに入っただけで一日終わり。明日は海でぱちゃぱちゃして、午後は沖縄料理を食べに行くんだい!ああ、本場のソーキソバ!!


9.14(木) あ、ちょっとだけいつもよりカウンタ多く回ってる?わーい!

 本日は、ハリポタ2巻目、『ハリーポッターと秘密の部屋』の発売日でした!うちもいっぱい入ってきまして、よく売れてましたよ。この3連休で、どかどか売れるでしょう。これは「洋書もありますか?」というお問い合わせがとても多いです。確かに童話だから、英語でも読みやすいでしょうね。 

 あと、幻のミステリ雑誌「EQ」が復活!というふれこみの「ジャイロ」も本日新装刊されました。A5判の、黄色の目立つ表紙です。このラインナップもすごいよ〜!恩田陸、森博嗣から始まって、日本ミステリの面々はもちろん、海外ミステリの有名な方もいっぱい!ラヴゼイなんかも載ってました、確か。ミステリファンは買いでしょう。これは季刊で、3,6,9,12月発売ですので要注意(季刊って買いづらいよね)。

 山田正紀『神狩り』(ハルキ文庫)を読み始めました。おお、うわさにたがわず面白い!けっこうぐいぐい読めますね。しかし文章うまいねー、これでデビュー作っすか!なんかねえ、すごく文章がカッコイイのよね。ばしっと決まってるのよ。うん、ハードボイルド的カッコよさかな。あのSF大会においての、「ジャンル別わるもの対決」での怒涛のような彼の決め台詞は、ここからきてたわけね!(笑)うう、早く続きが読みたい!

 えと、ところで、実はワタクシ、明日から2泊3日で沖縄にバカンスに行くのです>今ごろかい!(笑)だってだってー、20世紀最後の夏だもん、海くらい行きたいじゃん!>もう秋だって。が、台風がねえ〜。やはり日頃の行いが悪いのか。無事着けるのでしょうか。不安。あと、当然ノートパソコン持っていくのですが(笑)、沖縄でケータイが使えるかどうかも不安。明日ちゃんと更新してたら、無事に着いたと思ってくださいまし。荷物に忘れず『神狩り』持ってかなきゃ。って読むヒマあるかな?なぜかドラクエもポケポスも持っていくのよん〜>何しにいくんだ?


9.13(水) 今日は水曜だけど出勤。夜から雨。いやーん、サンダルなのにい。また足がぐちょぐちょだよ。

今日は、お待ちかねの「ハヤカワ文庫フェア」が入荷しました!さっそくチェック!おお、『果てしなき旅路』ゼナ・ヘンダースンはリクエスト堂々第1位か!2位が『薔薇の荘園』、3位が『へびつかい座ホットライン』ね。ふむふむ。『果てしなき旅路』も『血は異ならず』も、カバーは初版と同じ新井苑子でした。もちろん両方ゲット。あとへびつかいと、『80年代SF傑作選(上・下)』と、『山の上の交響楽』もね。『MOUSE』はみすこんで買ったからオッケー。これも同じカバーでしたね。他のも全部、装丁は変わってないですか??>ダイジマン。あ、このフェアのために小冊子がタダで配られてるんですが、これはなかなか面白いですよ。ぜひ店頭で忘れずにゲットなさってくださいね。今回のフェアは、ホントに「買い」だと思います。お買い求めはどうぞお早めに!!

 あと、今日はハルキ文庫のSF新刊がどばっと出ました。ううう、こんなにいっぱい面白そうなのがいちどきに出ると、どれを買っていいのか悩みまくってしまう〜。しかし、「やっぱオレは“SF”と帯にあったら全部買わなきゃいけないかなあ〜」とつぶやきながら、ホントにほぼ全部買ってたダイジマンはとてもエライと思います(笑)。SFもののカガミ!とりあえず、私は妹尾ゆふ子と高瀬彼方かなあ。小川一水は悩むところ。もうちょっと、ネットで読んだひとの感想を聞いてからかな。

 新刊速報、ひとつ訂正。さる方からのメールで判明したのですが、10月予定の小松左京のハルキ文庫なんですが、これ、未定なわけじゃなくて、なんとホントに『題未定』というタイトルなんだそうで!いやあ、全然知りませんでしたよ。っていうかまぎらわしいぞお(笑)。これ、書店にまわってきた新刊情報を打ち込んだ方がおそらく「ああ、タイトル決まってないんだな」と誤解したのでしょうね。ムリないけど。

 あ、大森さんリンクありがとうございました〜!!当サイトは、掲示板も含め、なんと3箇所もリンクされてるのであった。光栄でございます。うちもリンクページをちょこっと直しました。URLが変更になった方々のリンク先変更。

 ここんとこ、本が読めません。乱読も書くひまありません。なぜ???>ネット徘徊しすぎだからです(笑)。今日こそは!とかいいつつ寝ちゃったりして。(おお、本日の日記はSF一色だ!)


9.12(火) ネコネコさん、愛・蔵太さん、ぴんぽんぴんぽんです!私のドキドキの理由はこれです!なんとなんと、本日発売された、本の雑誌10月号の「秋のエッセイ七番勝負!」に不詳ワタクシ安田ママが原稿を書いているのです!!やー、デスクの浜口さん(本の雑誌ファンにはおなじみですね)から原稿依頼の電話を戴いたときは、「えええっ!?いいんですかワタシなんかで!?」と叫んでしまいましたよ。今でも、こんな豪華メンバー(牧眞司さん、戸川安宜さん、嵐山光三郎さんなどなど)と並んで私なんぞの名前があるなんてことがまだ信じられません。ていうか恐れ多すぎです。ひえ〜。もし機会がありましたら、つたない駄文ですが、お読みくだされば幸いです。あああ、でもハズカシイよお。

 編集部の方につけていただいた、そのミニエッセイのタイトルは、「ネットは本好きのパラダイスだ!」です(笑)。ここにいらしてる皆様なら、もうこれだけでもう想像つくでしょ、内容。しかし、実際に雑誌を見てうれしかったのは、沢野ひとしさんが、ワタシのページのイラストに、ちゃんと「銀河通信」のイメージっぽくお星さまと土星を描いてくれたことでした!!でも、同僚は「これ、土星じゃなくて麦わら帽子じゃないの?」。いや、土星だよ!ゼッタイ!きっと!…たぶん(笑)。あ、この原稿を書くにあたり、全面的に協力してくれたダイジマンに、ここで感謝の意を述べておきます。アリガト!

 あと驚いたのは、目黒さんの笹塚日記の8月11日の記述に、こないだの私のSF大会のレポを読んだと書いてあること。いえいえ、決して目黒さんは乱暴な口調じゃありませんでしたよ。私のレポ、そんな風に読めますか?ごめんなさあい。「しかも、いつの間にこんなメモを取っていたのか。安田ママは油断できない。」というくだりには爆笑!!!私、前から2番目のど真ん中、しかも途中で前の方がいなくなったからほぼかぶりつきの席でメモとってたじゃないっすか!(笑)つっても私の顔を知らないんだから当然ですわね。ほほほ。あ、そうそう、このSF大会の目黒さんとシーナさんと大森さんの対談「SFは楽しい!」ですが、ここにもアップされてます。

 あ、今日発売された、乱歩賞受賞の『脳男』(首藤瓜於、講談社)ですが、著者の顔写真つきのポップがついてきたんですよ。…これ、ちょっとコワイよ(笑)。


9.11(月) 季節の変わり目のせいか、雨が降ったり、雷がゴロゴロしたりと変化の激しいお天気。この混乱が終れば、本格的に秋、かな。早く、すっきり乾いた高い空が見たい。虫たちは、暑くても本当はもう秋だとわかってるから、鈴を振るように鳴いている。涼しげな音色。

 新刊速報、更新しました。10月は、なんとオースン・スコット・カードのエンダーシリーズの新刊が!ヤバイぞ、読まなくちゃ!前作!

 『光車よ、まわれ!』(天沢退二郎、ちくま文庫)読了。面白かったです。イメージ豊かなファンタジー。これ、確かあと二作くらいあって三部作ではなかったかな?実は昔、子供の頃、この本図書館に行くと必ず見かけてて、なんだか心の片隅でずっと気になってました。なにか惹かれるものがあったのでしょう。本に呼ばれてるみたいだった。でも、なぜ手にとらなかったんだろう?こわそうな感じがしたのかもしれない。まさか、今ごろ読むことになろうとは。本との出会いは不思議です。

 乱読も書かなくちゃなー。ああ、明日はドキドキの日!>なぞ


9.10(日) 今日は娘の誕生日プレゼントを買いに、おもちゃ屋さんに行きました。が、娘が「これがいい!」と指差したのは、…「百鬼夜行妖怪コレクション」のプラモでした(笑)。「ちょっとアンタ、ホントにこんなんでいいの!?」「うん、いい!」ってこれ、ぬっぺっぽうだよ!?(京極ファンならわかるかな?)育て方を間違えたか?>とっくに間違えてます。その後、あちこち見て、結局この妖怪プラモと「カードキャプターさくら」の、さくらカードのセットを買いました。えっ、私が入れ知恵したって?いえいえそんな。「ママはゼッタイさわっちゃダメ」って言われてるし。ええ。娘が寝てから開けるなんてことは決して。

 昨日の日記に書いた、「月刊ASCII」の大森望さんのコラムについて、森山さんから星間宇宙船に書き込みがありました。私の昨夜の書き方が誤解を招いていたらお詫びいたします。決してbk1を批判したわけじゃありませんので。

 で、森山さんのレスとして書いた文章をちょっとここにも書きますね。

 bk1が書評を「情報」や「書店でのポップ」としてとらえてるなら、なんら問題はないと思います。たぶん、大森さんは(このアスキーの記事でもちらっと書いてた気がしますが)、もの書きとしてご飯を食べてる立場からのプライドといった視点で書評を「情報」として考えるのはどうか、と述べていたのではないかと思います。つまり、書評をどうとらえてるか、という立場に於いて両者は全く異なる捉え方をしてるのではないでしょうか。(bk1の立場では、コラムを「読み物」、書評を「情報」として考えていると解釈していいのかな?)

 この両者の考え方の違いは興味深いですね。書評って何だろう?という話にますます発展しそうですね。プロとアマの違いとか。Web書評って何なのか、とか。これは山之口さんも星間宇宙船で言及してたとおりで。

 私は、本ってのは結局あくまでその読者の好み、好き嫌いでしかないのでは、と思うのです。その本が、読者の心の琴線に触れるか触れないか、ただそれだけ。読んだひとが楽しければ、それでいいのです。で、書評ってのは、その本が自分の琴線に触れる本なのかどうかを見分けるお手伝い、みたいなものかな。ホントに読書ってそのひとだけの、個人的な行為、楽しみですから。それぞれが自由に感じて、受け取ればいいのだと思います。(ああうまく書けない!)

 #この、「嗜好」ってのは何なのでしょうね。本でもモノでも人でも、世の中のありとあらゆるものを、自分の感情が「ああ、これ好きだなあ」または「ううん、これキライ」と判断する。この判断基準って私の、あなたの心のどこからどうやって湧いてくるんでしょう?その源はいったい何?常々不思議でたまらない。

 祝「Web本の雑誌」スタート!!Web書評の話が盛り上がってるときに、なんてグッドタイミング!雑誌とネットがどう連動するか、注目ですね!!


9.9(土) なんかまた暑さがぶり返してますね。もういいっちゅうねん(笑)。

 我ながら、アホだなあと思うことばかり。とほほ。愚かなワタシ。

 今日は半日くらいレジに入ってました。いろんなお客様に会えるのでなかなか楽しいです。

 世の中って、やっぱりギブ&テイクだと思う。いい意味で。ギブ&ギブ、またはテイク&テイクというのはありえない。人からしてもらうことばかり期待するのは甘い。他人に助けてほしいと訴えるばっかりじゃダメだよね。だったらまず自分も周りを助けてあげなくちゃ。困ってるときはお互いさま。助けたり助けられたり。そこから「ありがとう」の笑顔が生まれるんだと思う。

 ちなみに私の知ってるネットでの知り合いの方々は、このギブ&テイクに関しては、そろいもそろって皆様、素晴らしく親切!私がメールで「ありがとうございます」と書かないことはほとんどないんじゃないかと思うくらい。新聞やニュースだと、とかくネットってダークでアヤしげなイメージがあるじゃないですか。でもあれはほんの一部だよね。どうしてああいう黒いところばかり報道するんだろう?ネットのいいところをもっともっと書けばいいのになあ。良くないとこなんて、0.1%くらいだよ!(当社比)

 昨日、山之口さんが星間宇宙船でちらっと書いてらした、「月刊ASCII」の大森望さんのコラムを読みました。けっこう厳しいこと書いてらっしゃいましたね。短く言うと、bk1の書評って単なる情報でしかなくて面白みに欠けるね、みたいなところ?(曲解してたらすみません)ううん、皆様はどう思われます?私はbk1はもっぱらコラムを読みに行くオンリーなんで(笑)。コラムは一流執筆陣が集まってるので、確かにどれも面白く、読みでがあります。太鼓判。そうね、書評でいうなら、やっぱりその評者らしさが文章に出てるほうが、断然読んでて面白いですね。うちのリンク集に入ってるウェブ書評系の方々のとか。みんな文章が熱いもんなあー(笑)。新聞の書評って、そういう個人色や熱があまり出てない(気がする)からイマイチに感じるのかな。


9.8(金) お、お、遅くなりましたあ!やっとこさ、銀河通信8月号、アップしました!って今日は何月何日じゃあ!(恥)申し訳アリマセン〜。9月号は必ず今月中に!!ファイトお、ダイジマン&私!

 ちなみに特集は私もダイジマンもSF大会レポなんですが、互いのスタンスの違いがはっきりしてて、自分で言うのもなんですが興味深いです(笑)。私は古本ネタについて書いてないもんね。ちなみに私が思わず一番リキをいれて書いてしまったのは、やっぱり山田正紀の、わるもの対決での活躍でした。ていうかそこだけスペース割きすぎです、私(笑)。全然分量のバランスが取れてないぞお〜。でもいいのだ。本当に面白かったんだから!!

 ところで、今日同僚から渡された、2000年版のソノラマ文庫解説目録。あんまりキュートなんで、ここにアップしちゃいます!

 わかります?これ、天野さんの2等身のDなんです!かわいいでしょ!皆様、ぜひ書店でご覧下さいませ!

 なんとださこん4が娘の運動会と重なってしまい、あわや参加不可能かと思われましたが、ダンナを必死で説得し、見事オッケーをもらう。やった!鬼の一念、岩をも通す(笑)。ああ、昨夜はショックのため真っ暗だったけど、いきなり世界が輝いて見えるわ〜>単純。娘よ、ダメダメな母を許して!ちゃんと綱引き参加してあげるからさっ!


9.7(木) 昨日発売された、『火蛾』古泉迦十、講談社ノベルス)を見ました。おお、薄いぞ!いいことだ!(笑)中世が舞台なのか、ふうん。ところでふと思ったんですけど、メフィスト賞って年に何回もあるんですか?確かこのひとつ前の受賞作、『ウェディング・ドレス』とかってつい最近出たばかりでしたよね?それとも1回に何人も受賞して、それから随時、本になるとか?ミステリ読みさんには常識なのかな?どなたかご存知の方、教えてくださいませ〜!>無知

 徳間デュアル文庫創刊記念!ということで、9月15日(祝日)、午後2時から神田の「書泉グランデ」で上遠野浩平&中澤一登ジョイント・サイン会、と新聞広告に載ってました。このイラストの方もなかなかいいっすね。

 今日、お店でNHK出版の『四大文明 エジプト』の本を買ってくださった年配の女性のお客様。「これのビデオってないかしら、実は今度ここに行くのよ、その前にちょっと勉強しておこうと思ってね」とにっこり。うわ〜、いいなあ!エジプトかあ!うらやましいなあ〜。

 あ〜あ、やっぱり働く母はつらいっす。いろいろと。板ばさみですよ。でも本当にどっちも大切で捨てられないんだよ。それってワガママなの?女が働きたいのって、ワガママとしかみなされないわけデスカ?今の社会って?


9.6(水) 昨夜は会社の送別会だったので、日記サボっちゃいました。すいません〜。

 予想外の幸福と深まる謎と。かなわぬ望み。

 今日は4ヶ月ぶりくらいに美容院。じっと座ること5時間!は〜つかれた〜。でも美容師さんは私よりはるかに大変だったことでしょう。おかげさまで頭が軽くなりました〜。持っていった本は『光車よ、まわれ!』(天沢退二郎、ちくま文庫)。おお、うわさに違わず面白い。描写力というかダークな水のイメージが素晴らしいですね。ごくごくシンプルな言葉でイメージを喚起させるさまは、どこか寮美千子を思い出しますね。こういう、子供の冒険ファンタジーって好きだなあ。わくわくする。

 で、美容院でときどき寝こけながら(笑)これを読んでいたら、「本お好きなんですね、もう片時も離さない、ってカンジなんですか?」と美容師さんに話し掛けられる。「は、はい…」ちょっと恥ずかしい。が!ここで彼「やー僕も本好きでね、内田康夫の大ファンなんですよ、もう全部読んでますよ」といきなり炸裂爆裂マシンガントーク!!(笑)「内田康夫は、もっと評価されてしかるべき作家ですよ、立派な文学ですよあれは。他のミステリと全然違うんですよ、色っぽいところも少なくてね、それからそれから…」ととにかくずっと絶賛しまくり。そ、そうなんですか。この方、内田作品が並んでる自分の本棚の端からずううっと順番に読むそうで。で、ひとめぐりするとまた最初から繰り返し、でもう三巡回くらいはしたとか。ほえええ〜。だって、150冊くらいあるんだってよ。すごい〜。ま、私の友人のお父さんも、まるぺ(ペリー・ローダンシリーズ)をやはりこうやって繰り返し読んでるらしいですけど>これもすごいよ〜! 


9.4(月) 今朝、目が覚めたら…世界は秋になっていました。懐かしい、涼やかな空気。また会えてうれしいよ。

 こんな夜は、安房直子のファンタジーが読みたくなる。なんだっけなあ、女の子が出てくる話で、彼女がこう言うのだ。「夏の終りに、いちばんさいしょに吹く秋の風があるでしょ。あたし、あれだよ」。どの話だったろう?

 思い出せないので、これとは違うけど秋のはじまりの話「花のにおう町」(岩崎書店)から引用。この描写はまさに私の気持ちそのもの。

 空がとても青く、高くなって、風がさらりとかわいてきて、そして、泣きたくなるようなあまい花のにおいが、あたりにたちこめた夕がたのことでした。
 ああ、これはなんのにおいだったかな、と、信は考えながら歩いていました。胸のあたりがあったかく、くすぐられるみたいなそのにおいを、信はよくおぼえていたのです。そのにおいを胸いっぱいにすいこむと、どこかがうずくような気がしてきて、それからからだのどこかにかくしてある楽器が、ふいにすすり泣くように鳴りだすのでした。
 (ちっちゃいときから、そうだったんだ。秋になるとこのにおいがしてきて、胸の中がバイオリンみたいな感じになるんだ……)

 もうすぐ、私の町も、この花の匂いでいっぱいになります。何の花か、もうおわかりですね?大好きな、小さなオレンジの花。

 今日は仕事のほうも穏やかな一日。

 『ぼくらは虚空に夜を視る』、もうすぐ読了。おかしかったのは、今朝ダイジマンが私の顔を見るなり「デュアル!」とひとこと。「は?」と聞くと、「デュルじゃないよ」。おわっ、言われるまで全然気がつかなかった!すっかり間違えてた〜。日記の記述、直しました〜。デュエルモンスターと違うのね。>遊戯王

 あと今日買ったのは『20世紀少年』3巻(浦沢直樹、小学館)。出たの忘れてたよ!


9.3(日) 今朝起きて窓を開けたら、どことなく秋を感じさせる風がひゅうっと。気持ちいい〜。ちょっと強風だからどうしようかな、とは思ったけれど、まあ家族うちにいるしいいや、と思って窓をあけたまま出社。が、これが失敗のもとだった。帰宅したら、部屋中が砂でざらざら!うえええん、マウスまで砂だらけだよお〜!!ここは砂埃が多い土地柄なのだ。家の周り、畑ばっかりだしねえ。

 今日、店で「『ホワイトアウト』の本どこですか?」と、小学3年生(推定)の男の子に聞かれました。「えっと、文庫しかでてないんだけど、これでいいかな?ぼくが読むの?ちょっと難しいかな?」と聞いたら、「うん。これでいい」とのお返事。おお〜っ、えらいぞ少年!!!その若さでおとなの文庫を読むか!(皆様は文庫初体験はいつでした?小学3年なんて本読みさんの間ではフツーなんだろうか。私は中学生だったなあ。>ちょっと遅い)きっとこの子、映画観に行って、とっても面白かったんだろうなあ。で、原作読んでみたいという気になったんでしょうね。彼がこれをきっかけに、文庫ファンになってくれるといいな。

 昨夜から、我慢できずに『僕らは虚空に夜を視る』(上遠野浩平、徳間デュアル文庫)を読み始めました。そうだよそうだよ、上遠野さんはこうでなくちゃ!なかなかいい感じ。このひと、もっとSF書いたらイケると思うなあ。眞明さんが星間宇宙船で書いてましたが、確かにこれ某映画のネタに似てますね。言われるまで気がつかなかったけど。あと半分くらいで読了。寝なければ今日中に読み終わるんだけどなあ。

 あータイトル調べてくるの忘れた!今日ここに書こうと思ってたネタ。先日、二見シャレード文庫の新刊で、なんとなんと書店員耽美の本が出たんですよ!そう、書店員のおにーさんどうしでアレなんです。やー、腹抱えて笑いましたよ。さらに爆笑なのは、表紙めくったとこのカラーページのイラストで、書店員のおにーさんが持ってる段ボールに、くっきり「日販」って書いてあること!ああ、内容読んでみたい…>ウソ!(笑)でも読んだら腹筋が痛くなるくらい笑えるかも。

 銀河通信8月号は鋭意作成中でゴザイマス。ってああ、もう9月だってのはわかってるんです〜〜〜。ちくちく。申し訳ありませんっ!!


9.2(土) 今日はありがとうございました!>私信

 昨日から、秋になったので(とはとても思えぬ暑さだが!)、トップページの画像を変えました。なかなか好評のようで、うれしいっす。これは牛飼いとアイコンの部屋さんからお借りしました。彼の「夜のアイコン」は素晴らしくキュートです。大ファンなのだ。

 あ〜、やること山積み!悩みも山積み!でもどっちも、ひとつひとつクリアしていくしかないのだ。とほほ。


9.1(金) 今日は精神的にボロボロ。今日の私はやなヤツでした。でも他にどうすればよかったの?

 FF9日記を更新。おおっ!ひと月半ぶりだよ!(笑)今日は遅番だったので、今朝娘を保育園に送ってから出勤前に書いたのでした。やー、ひさびさのFFは楽しかったなあ〜。もうすぐディスク3枚目!イェイ!

 いきなり話は変わりますが、SFを読むのって、ものすごく想像力が必要ですよね。たとえばミステリや純文学と比較すると、これらの設定ってだいたい現実と地続きじゃないですか。読んでて、場面の絵柄がなんら深く考えなくてもぱっと出てくる。苦労がない。でも、SFは大変!この目で実際に見たことも聞いたこともないものを、頭の中でその描写から一生懸命想像しなきゃならない。どんな空間、どんなロボット、どんな宇宙船、どんなエイリアン?これらをいちいち頭の中で文字から画像に変換する(というふうに私は日頃やってるんだけど、皆様はいかが?)。この作業が、SFを読みなれてない人にはしんどいのですよ。読みなれてる方は、特に頭を駆使しなくてもぱっとその画像が頭に思い浮かぶので、なんら問題はないのですが。つまり、SFって、全くもって「想像力の文学」だよねえ。ひとりの人間が、言葉だけで、違う世界を作っちゃうんだから!


 

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