7.31(土) あと数時間で、1999年7の月が終ります。ドキドキ。

 昨日はご心配をおかけしました。たまりにたまった睡眠不足のため、ちょっと朝から頭痛がしてたものですから。最近、頭痛がすると恐怖なんです。前にニムさんの日記で、これが原因で死んだりすることもあるって読んだので。天国行くにはまだちょっと早いしね。あ、地獄か?(笑)昨夜は早く寝ましたので、今日はだいぶ回復しました。精神的疲労には、須藤真澄『おさんぽ大王3』と『どんぐりくん1』を投入(笑)。

 ちょっと宣伝。はやしさんの7月3日の日記(SF大会レポート)に、ダイジマンが司会をやったことがちょっと書いてあります。私はこれを読んで、「林さんってなんていい方なんだろう!」と感激しました。確かに、あのメンバーは世界最強でしたよ、うん。あのパネラーと濃すぎるお客を相手にひとりで戦ったんだから、ダイジマンって案外エライよな。「大変だった〜」みたいな愚痴も全然言わないし。終ったあとも、相変わらず飄々としてましたよ。あとは、SFオンラインの牧さんのレポートが傑作!SFコレクターの面々がいかにビョーキかが、端的に書かれてて爆笑ものです!

 『神様のボート』(江國香織)を読み始めたところ。うーん、どうかなあ。


7.30(金) 今日はちょっと心身ともに調子が悪いので、日記はパスさせてください。すみません。1晩寝れば治ると思います(心身ともに単純)ので、ご心配なく。


7.29(木) 今日、びっくりしたこと。あの佐藤亜紀さんの新刊が出たんです!といってもエッセイですが。『でも私は幽霊が怖い』という題名で、出版社は四谷ラウンドというところ。ファンの皆様、ゲットするならお早めに!おそらく、刷り部数は少ないです。

 今読んでる『出版社と書店はいかにして消えていくか』は、けっこう重い本です。業界人にはずしんと来ます。ああ、何もできない自分が歯がゆく、何も知らない自分がハズカシイです。出版界の歴史なんかもわかって、なかなかお勉強になる面白い本です。例えば、昔からやっぱりエッチ本って売れてたのね、とか。返品制度ってこの頃からだったのか、とか。教科書との結び付きとか。それにしても、いかに自分がそういうことを知らなかったかを思い知らされます。

 u-kiさんの、「なぜ『もてない男』は駄目な本なのか?」論争がとても面白いです。いや、あの本はね、読んでるとナゼか何か言いたくなる本なんですよ。自分の体験に照らし合わせて、「いや、ここはこうだろう」とか「ああ、そうそう、これってわかるよな」とか。鈴木力さんとのやりとりを端から見てるのは実に楽しいです(笑)。どっちもがんばれ〜!私もそれなりに思うとこあるけど、うーん、どうしようかなあ。ナゼなら、それについて述べるには、自分のプライバシーを出さざるを得ないからだあ!(笑)

 『白夜行』、やっと乱読アップ!ああもう、ホントに発売になっちゃいますよねえ!ギリギリセーフだわ。すみませんでした、集英社のAさん、Tさん。でもこれに懲りずにまたぜひ送って下さい(図々しいぞお>私)今度はもっと早く読みますので。とても面白い経験をさせていただき、ホント感謝です!人間というものを深く掘り下げた、読み応えある話でした。皆様、是非発売の折にはよろしく!8月5日発売です!

 やっぱ、私、読むスピードが遅いんだというのがよくわかりました。ゲラだからって飛ばして読むとかいうことができないんですよ。どうしても、じっくりきちんと読んじゃう。本の醍醐味というのは、その世界に入りこむことじゃないですか。だから、焦って読むなんてことをせず、どっぷり浸りたいんですよね。ああもう、ここから出たくない!みたいな(笑)。早くラストが知りたいんだけど、この物語が終ってしまうのがもったいない、そんな小説を読んでいる時ほど幸せなことはないですね。ああ、唯一飛ばして読んだものがあったわ。京極のウンチク!(笑)「こ、このカギカッコはいったいいつ閉じるんだあ!」と叫びたくなりましたよ。確か、何ページにもまたがってたような記憶が。ひとつのセリフが、あんなに長かった小説は今までお目にかかったことはありませんでした。しかも、ストーリーに関係なし!(笑)


7.28(水) 樹の上から降り注ぐセミの声がまるで超音波のようにすさまじく、思わず初代の人造人間キカイダー(変身前)のように「ううっ!」とうめいて耳をふさいで悶絶したくなる今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?

 今日は、8月1日に予定している恒例の花火大会の花火を買うべく、浅草橋まで友人1名と買出しにいってまいりました。2人で目についたヘンテコな花火ばかりを、テキトーにボコボコとカゴに突っ込んでいただけなのに、なんとほぼ20600円の予算きっかり!これからは私達をお買物大王と呼んで下さいませ(ローカルルール)。いやあ、2万円も花火買うのって気持ちいいっす〜。打ち上げ花火もいっぱい!(お買物大王の趣味です、ほほほ)お店の人が作ったオリジナルだという、フィナーレ用のなんて特に楽しみだわ〜。ラストに、空中で爆竹が破裂するというすさまじさ(いいんですか、そんなの作って?)。

 また一緒に行った友人が豪快なヤツで(性別:女)、非常にかわいい顔しているくせに、まあマイペースというか、わが道を行ってるというか。今日は彼女の話に爆笑また爆笑でした。秋葉原のどんなアヤシげなパソコンショップにひとりで入っても全然平気だし、買物は一切迷わず即断即決だし、中型免許取りに行って、バイクを起こすのをやらされたら起こし過ぎて逆方向に倒しちゃうし。性格的には私とよく似てるんですが、彼女の話を聞いてると、私なんかまだ全然ノーマルの部類だわ、と安心しました(笑)。

 私はこういう、自分を開放してる人が好きです。自分に正直な、自然体でいる人。なんというか、たまにいるでしょ、しけった花火みたいな人。どうも不完全燃焼で、やりたいことがあるとか言いながら、ぐじゅぐじゅしててやらない人。もったいないなあと思います。やりたいなら、やればいいじゃん、なんでも。自分という花火をパーッと大空に打ち上げればいいじゃないですか!自分の魂の命ずるままに進まなきゃ、人生楽しくないじゃない?自分を幸福にするのは他の誰でもない、自分自身なんだから(もちろん、皆様それぞれ事情があって、やりたくてもやれないんだ、という方も多々いらっしゃるでしょうが)。ま、私の周りは、なんだかわが道を猛進してる方ばかりですが(笑)。

 またまた話は飛びますが、サイトを立ち上げて1年たって思うこと。文章を書くという方法が全く変わりました。紙版銀河通信の頃は、私はパソコンに打つ前に、まず手書きで下書きを書いてから打ちこみつつ直す、というきわめて面倒なやり方をしてたんです。というのは、どうも手で書くのとキーボードを叩くのでは、なにか文章の出来が違うような気がしてたんです。手書きの方が、気持ちがダイレクトに出るような気がして。が、ネットを始めたらもう手書きなんてやってられないので、直接キーボードを打って文章を作るようになりました。もう今ではすっかりこれに慣れました。が、今日突然、もしかしてこの2つの違和感というのは、使う脳の場所に関係があるのではないかな、と思ったんです。

 というのは、手書きだと使うのは片手ですね。つまり、その手の反対側の脳みそを使う。が、キーボードというのは両手を使う。ゆえに左右両方の脳みそを使ってるのではないか。そうすると、やはり思考回路になんらかの影響が出るんではないかな、と。で、私は1年かけて、この両方の脳を使うというやり方に、体が慣れてきたんじゃないのかな、と。

 …なあんて、これは全くの素人考え。ものを考える脳みそってのは、片手使おうが両手使おうが同じなのかもしれませんが。単に、手がキーボードに慣れてきたってだけかもしれないしね。

 新刊速報、久々にアップしました。『白夜行』の乱読は明日になっちゃうかな。頑張れば今夜アップできる、かなあ?すみません、今日の日記長すぎ(笑)。


7.27(火) あとちょっとで8月ですね。無事7月をクリアできたら、みんなでお祝いしましょうね!あのノストラダムスの呪いの言葉から、やっと開放されるんですから。なんて気をゆるめてるとヤバイかも?(笑)

 今日は保育園に娘を迎えに行った帰り、娘が「なんか食べた〜い」というので、酒屋さんに寄り道して、ふたりでアイスを買い食いしてしまいました(イケナイ母)。ゆっくり薄暗くなってゆく夏の夕暮れ、だいぶ丸くなった月を仰ぎ見ながら店先でアイスをなめていると、なんだかふっと懐かしい気持ちになりました。よく中学や高校の頃、学校帰りにこうやって友達と寄り道して、アイスを食べたものです。あの頃はまだ50円アイスが主流で、オレンジの当たりくじつき棒アイスなんぞをかじりながら、公園や道端でとりとめなくだらだらと、たわいない話で盛り上がったものです。具体的にどんな話をしてたかはうろ覚えですが、ささいなことで大笑いしたりして、とにかく楽しく満たされた気持ちでいたのだけはよく覚えています。ちいさなちいさな幸福。あの頃は、50円でも充分に幸せな気持ちになれたのです。今は100円だけど(笑)。

 例のださこん2の架空書評勝負、だいぶ応募が集まってます。いやあ、どれも大変面白いです。「あっはっは、これ、めちゃおかしい!」とか、「おお、こういう目のつけどころがあったとは!」などなど、楽しませていただいてます。いずれにせよ、みんな自分らしさがとてもよく出ています。それぞれの個性が際立っていてお見事。生真面目な人、おふざけの人、さらっと書く人、凝りまくって書く人。ホント、この企画を考えたスタッフの方々はエライっす。今日もダイジマンと、「ネットものらしい、いい企画だよね」と話しておりました。ネットの利点と、皆の得意分野を生かした、参加者だけでなくROMしてる方々にも楽しんでいただける企画ではないかと思います。ま、私なんぞは勝負というより「参加することに意義があるのだ」という足の遅いマラソンランナーみたいなことを思って書いてましたが。だって、他の皆さん、超うまいんだも〜ん。かなわないよお〜。

 『白夜行』(東野圭吾)がますますすごいです。もう読み出したら止まらない!いったいどこまで行ってしまうのか、この2人。ラストはどうなってしまうのだろう。やはり、悪は裁かれるのでしょうか。今夜、最後まで読むつもり。ああ、ドキドキ!


7.26(月) 朝からセミがみんみんしょわしょわ鳴いてます。夏だなあ〜。空のキャンバスも、ダイナミックな入道雲や、まっすぐ横切る飛行機雲でにぎわっています。夏の雲が、一番元気があって面白くて好き。毎日、毎分、違う絵を見せてくれます。いくら見てても飽きない。

 ときどき、会社からの帰り道、ぼうっと景色を眺めて歩いているときなど、ふっと「今、この場所が大昔だったら?」と想像して遊んだりします。例えば、恐竜のいた時代。ここはうっそうとしたジャングルで、まさに今私の歩いているあたりをティラノサウルスなんかがのしのし歩いたりしてたのかなあ、とか。または平安時代。さすがに千葉には風雅な貴族はいなかったでしょうが、京都あたりには、冷房も扇風機もなく、ましてやタンクトップなんて格好ではなく長ったらしい十二一重なんか着ていながら、じっとこの暑さをがまんしてる方々がいたんだなあ、とか。つかの間の空想のタイムスリップごっこ。なんてことをひとりでやって遊んでるのって、私だけですかね?

 昨夜、『白夜行』(東野圭吾)のゲラを半分まで読みました。これ、こわいです。人間の底知れぬ冷徹さを描いてあって、背筋が寒くなります。感情を持たない人間というのは、どんなことでもやれるのでしょうか。ということは、人間を人間たらしめているのは、やはり温かな血の通った喜怒哀楽の感情があるからこそなのではないのか。感情がない人間は、もはや人間とは言えないのではないか。そんな気がしてしまう話です。空恐ろしいけれど、彼らがどこへ向かって行くのか(やはり破滅なのか?)が知りたくてぐいぐい読んでしまう、そんな話です。感情をなくしてしまった彼ら(現時点ではまだ大学生)がどこか哀れで悲しいです。彼らをそうさせたのは一体何なのか?やはり子供の頃の傷がトラウマになってしまったのでしょうか。


7.25(日) 今日は家族で、九十九里の大網白里海岸まで海水浴に行ってきました。お天気は最高で、とても気持ち良かったです。が、ちょっと風が強くて、うっかりコンタクトで行ってしまった私は、海水と吹き上げる砂のダブルパンチでけっこうツライ目にあいました(笑)。水はけっこう冷たくて、長いこと入ってると震えが来るほどでした。夏休み初日の日曜日とあって、けっこう混んでましたが、まああんなもんでしょう。人にぶつかるほどではなかったです。

 大きさ1センチくらいの小さな貝(生きてる)がいっぱい落ちてて、娘はそれを拾いまくって遊んでいました。お味噌汁に入れられるくらいのサイズのもけっこうありました。私は娘の55センチのミッフィーの浮き輪を借りて遊びまくり(こらこら、どっちが子供だ)。パパはメガネを波にさらわれるというドジを踏んでいました。しかも見つからず。

 おみやげはちょっぴりほてった顔と体。うんと気をつけて、日焼け止めを塗りまくったのですが、やはり真夏の紫外線は強かった!でも痛いというほどではないです。

 やっぱり海はいいね。潮風に吹かれ、波とたわむれ、青空と入道雲を眺め、氷いちごを食べる(笑)。ま、こんな感じで夏のイベントその1が終りました。

 乱読の『バンシーの夜』ですが、現在書店での入手はキビシイ模様。どうしても購入したい方は、こちらをご覧下さいませ。(有里さん、感謝)


7.24(土) 昨夜、30000カウント突破!ヒゲうんちく様、ありがとうございました!

 昨日の日記に書き忘れたことを少々。『SFを極めろ!この50冊』、これ去年のSF大会のハンマープライスで、ダイジマンがサイン入り原稿を落としたんですよ。が、まだ届いてないそうで。 ハヤカワ様、1年も首を長くして待ってる彼(もはや、ろくろっ首?)のために、早く送ってあげてくださいませ!

 『SFを極めろ〜』の影響で、今日は『闇の左手』と『無伴奏ソナタ』と『猫のゆりかご』を買ってきてしまいました。ああ、でも読むのはいつになるのか(涙)。時間が欲しいっす。

 この間、森山さんたちとお話したときに、「最近の書店員は本を読まない人もけっこういるよね」という話になりました。本の知識に乏しい人も多いよね、など。もちろん、書店員全員が読書家でなくてもかまわないのですが、全く読まないというのもなんだかもったいないですよね。こんな宝の山の中で働いてるというのに。で、私が「商品知識のために、仕事中にちょっと手が空いたときとかに、読書の時間をくれればいいのに」といったら「それは知識のためでなく、自分の趣味でしょう」と笑われてしまいました。はい、確かに図星です(笑)。

 でもね、小耳にはさんだのですが、とある釣具屋さんは、釣りに行くのだったら自由に休みをくれるそうなんですよ。要するに、商品知識を得るための勉強ってことですね。実際使ってみないとわからないことって多いでしょうから。本も、やっぱり、実際に読んでみるのとそうでないのとはずいぶん違う気がします。

 さてさて、ゲラ読みしなくちゃ!すっかり遅くなってるのだ。


7.23(金) いやいや、もうおわびのしようもございませんが、ようやっと銀河通信7月号をアップしました!ホントに今回は苦労しました、とほほ。

 今日はとても幸せなのだ。なぜなら、『おさんぽ大王』の3巻目が出たから!!うれしい〜!もう、どんなにいやなことがあったって、これさえ読めばハッピーさ!この突きぬけたおバカさ!もうたまりませんわ!それでいて、のほほんとしてて、日常の幸せってこういうものだなあ、としみじみしてしまいます。

 あとびっくりしたのは、ほぼ1年近く延びていた『SFを極めろ!この50冊』(野田昌宏)が今日突然発売されたこと!しかも唐沢なをきが表紙だよ!さっそくゲットしてまいりました。要するに野田元帥のオススメが50冊紹介されてるわけですが、目次をパラパラっと見て「あたし10冊くらいしか読んでないわ」というと、ダイジマンに「そんなに読んでるの!」と驚かれました。あのお、1/5しか読んでないのよ。ね、SFものの風上にもおけないでしょ?(笑)しかも、SFと知らずに読んでたものも多いです。例えば『ジュラシック・パーク』とか、『アルジャーノンに花束を』とか。これって、単なるエンターテイメントだとばかり思ってました。ワタクシ的SFってのは、宇宙船が出てきて宇宙人が出てきて、よその惑星でうんたらかんたら、みたいなのだと思ってましたので(笑)。これがスペースオペラだと知ったのは、割と最近なのでした。

 こういう、基本図書の紹介本って、読んでるとけっこう悔しいです。だって、自分の知らない面白そうな本がいっぱい出てるんだもん!くっそお、そんなに面白いのを読んでなかったなんて!私は今まで何をしておったのだ!と、未読で興味を惹くものに片っぱしからチェックを入れたりしてしまうのです。大学の頃なんかは「新潮文庫の100冊」の小冊子とか読んで、ガーッとチェックしたりしました。書店で働くようになり、文芸書担当になってからは、SFの売り方が全然わからず、知識も全くなかったので、勉強しよう!と思い、ちょうど新刊として発売されたハヤカワ文庫の『SFハンドブック』を買って、面白そうなのをチェックしまくりました。この時、けっこうたて続けに読んだのよね。『火星年代記』、『われはロボット』、『夏への扉』、『人形つかい』、『たったひとつの冴えたやりかた』、『地球の長い午後』などなど。どれも当たりでしたね〜。この時チェックしたもので、未読のものもいっぱいあります。くそお、いつか必ず読んでやるからな!(笑)待っておれよ!

 あとは、大森さんが例のクラークの取材をした記事が載ってる「エスクワイア」を買いました。これ、写真がとてもキレイ!まだちゃんと読んでないんだけど。でも、大森さんの日記の、取材の裏話の方が面白いかも…なあんて(笑)。

 昨日ここでちょっと書いてた乱読もアップしました。などとやってたらもうシンデレラタイムを過ぎてしまったわ!


7.22(木) あづい〜〜〜何なのこの蒸し暑さは!歩いてると、もう背中が汗でびっしょりだよ!ああ、これから2ヶ月もこの地獄が続くのね…。早く秋来い!

 今日、店で森博嗣の講談社文庫の新刊『笑わない数学者』をパラパラ見ていたら、後ろの見返しに今後の文庫発行予定が書いてありました。が、なんとこれ、彼の作品がぜ〜んぶ載ってるんです。ノベルス最新刊の『黒猫の三角』まで!こんなの見たら、「なあんだ、だったら全部文庫になるまで待とう」なんてフトドキ者が出ないのなあ。私みたいな>こら。

 今、『白夜行』東野圭吾とともに、『バンシーの夜』船井香を平行読み。これは、寮美千子路線のファンタジー。オトナにも読んでほしい児童文学というか、ヤングアダルト文学というか。楽しくて夢があって、なかなか好み。さーっと読めそうなので、もう間もなく乱読アップできると思います。

 今日は幻冬舎のPR雑誌、「星星峡」をもらってきました。執筆陣は、唯川恵、群ようこ、山本文緒、原田宗典、吉本ばなな他。ね、豪華メンバーでしょ?これが無料で読めるんですから、オイシイですよねえ。今月は、江國香織が載ってなくてちょっと残念(彼女は隔月連載なのだ)。


7.21(水) ちょっとおわび。昨日の日記に書いた、ジョニイさんの「ミステリ系更新されてます」ですが、私はてっきりわっちりんく(す)の一部なんだと誤解してました。しゃあるさん、大変失礼致しました。昨日の日記も直しておきました。

 昨夜、リウイチさんの裏日本工業新聞の7月19日の日記を読んでて、「ホシヅルの日」というのを発見。亡くなられた星新一氏の誕生日である9月6日を期して、9月11日(土)に東京(九段)で、星氏をしのぶ会をやりましょうというのが趣旨のよう。新井素子や小松左京ほか、かなりのSFツワモノが集まる模様。パネルトークやビデオ上映もあるとか。うーん、ちょっと行ってみたいなあ>ミーハー。休みが取れればだけどね。

 昨夜から、『白夜行』(東野圭吾)のゲラをやっと読み始めました。すみませ〜ん、集英社様!それにしても、東野圭吾は読みやすい!例えるなら、夏のお昼のそうめんのよう。つるつるっとよどみなく読めるんですわ。こういうすうっと頭に入ってくるわかりやすい文章って、簡単に書けそうで実はけっこう難しいですよね。技術のある方だなと改めて思いました。まだ最初のところだけですが、これ、舞台はちょっと昔。松本清張の新刊がうんぬんと書いてあることや、水俣病の判決が出たとかいう記述からそれがうかがえます。ん〜、具体的にはいつ頃かなあ。昭和40年代かな?ちゃんと調べればわかるんですが。すみません、知識なくって。でもこれ面白そうな話ですよ。

 先日街を歩いてて思ったんですが、ホント最近、ハデな格好の女性が増えましたね。もはや、あれがフツーなのだろうか?露出度は高いし、お化粧はギラギラだし。いや、もちろん別に構わないんですけど。女子高生も、頭染めててお化粧すごくてアクセサリーじゃらじゃらみたいな子、よく見かけます。でも、意外と「LaLa」や「花とゆめ」とかのマンガに出てくる女子高生って、フツーの子ばかりなんですよ。「カレカノ」しかり、「キス」しかり。とすると、やっぱりハデに見える子ってのはごく少数で、ただ単にそういう子たちばっかりが目立ってしまってるだけなのでしょうか?

 実は私が女子大生をやってた頃、世の中は「オールナイトフジ」なんかで女子大生ブームだったんです。私が「○○短大です」というと、「やっぱ、ああいうテレビに出てるような子たちばっかりなの?」と聞かれたりしたものでした。答えは「No」でした。確かに毛皮着て学校来たりしてたのもいましたが、そんなのはほんの少数で、ほとんどがごくごくフツーの女の子たちでした。なんか女子大生というだけで社会に色眼鏡で見られてて、「ホントは全然違うのにな」と思ったものでした。

 学校みたいな同じ年の子だけの社会って、外からは実態がわからないものです。今どきの女子高生達、ホントのところはどうなんでしょうね?

 関係ないけど、今夜やってたアニメの「GTO」は面白かったです。笑えるよ、鬼塚!学校に住み込んで、そこ(物置を自室に改造した)を「秘密基地」と呼んじゃうあたりがいいなあ。これって案外、みんな一度はやってみたかったんじゃないかな。


7.20(火) 自己申告&ニムさんあたりからのタレコミにより(笑)、わっちりんく(す)のSF系日記ページにこのトップページを入れていただきました。しゃあるさん、素早い対応ありがとうございました!ニムさんもありがとう!しかし、SF系ページか…。ホントにいいのでしょうか?私のこの内容で?「全然SFもの的内容じゃないからダメ!」って落とされるかと思っていたのですが(笑)。でもいろんな方に読んでいただけるのはうれしいです。いささか緊張もしますが。ドキドキ。

 「注目新刊速報」は、ジョニィたかはしさんのミステリ系更新されてますリンクにいれていただいてます。ホントに、この速報は皆様の新刊本購入のためにびしばし利用していただけるとうれしいです。自分でも、店で仕事中に、「ええと、あの本いつ出るんだっけ?ああ、今ネットで自分のページ見て調べたい!」と思うことがありますもの(笑)。

 今日は、7時間も爆睡したのに、8時に娘に起こされてもまだ眠くて、昼近くまで居間でごろごろ寝ていたのでした。ダメダメな母(笑)。で、昼過ぎにやっと活動を始め、洗濯と買物。帰ってきたらもう6時で、それから掃除を始めるというありさま。あまりに部屋の散らかり方がひどいので、今日はちょっとマジでお片付け。やっと人並みに近い状態に。うちは、一家三人そろってお片付けが苦手なので大変なんです。。おもちゃと本が散乱しまくってて。娘がお片付けがへたっぴなのは、やはり親を見てるからなんでしょうなあ。って恥をさらしてどうする(笑)。

 今日は、初めて人類が月に立った日だったそうですね。私が、いつか月に立てる日がくるかなあ?今の状況だとキビシイか?でも、本気になって開発すれば、あっという間という気がしないでもないですが。いつか、おじいちゃんおばあちゃんになってからでもいいから、ださこんを月の上とか、スペースコロニーで地球を眺めながら、なんて風に開催できたら最高ですね!うう、やりたい!やりましょうね、総統!


7.19(月) 今日はとある送別会で、ビール一杯と梅酒ロックを飲んだらへろへろになってしまいました。あうう、でももっと飲みたかったよお。でも実家の都合で娘を預かってもらえなかったため、コブつきで飲んでたので、あまり長居できなかったのでした。娘がまとわりついてるから、あまり話もできなかったし。ちょっと不完全燃焼。

 実は先月から1ヶ月間、うちの店に研修に来ていた某出版社の新入社員の男の子の送別会だったのでした。彼がまた実にいい子!勉強熱心で、前向きで。お別れするのがとても残念でした。これからもがんばって、いい本をいっぱい作って下さいね(彼は編集なのだ)。心から応援します。

 今日、やっとダイジマンの原稿が上がりました。さんざん待たされただけあって、出来はなかなか。ただ、画像の関係でもう少しアップは遅れます。申し訳ありませんが、もうちょっとだけお待ち下さいませ。ああ、本当ならもう8月号をアップしてもおかしくないというのに!

 昨日の乱読『バトル・ロワイアル』ちょっとだけ手直ししました。ああ、でもまだ自分の思いがうまく書けてない。感動すればするほど、それを言葉にするのは難しいです。

 今、通勤に『出版社と書店はいかにして消えていくか』という、いささかショッキングな題の本を読んでいます。私達書店業界人は、もっと自分の属する業界を、遠目で広く見なければいけないのでは、と思わされました。皆、狭く自分の利益のことだけしか見えてなくて、周囲を広く見渡すということができてないのかも。私も含めて。もっともっとグローバルな視点が必要です。たぶん。


7.18(日) 今日は、娘を松戸の「きゃらんど」とかいう子供の遊び場に連れて行きました。ここは、バンプレストのビルで、下はゲーセンやキャラクターグッズ売り場(まんだらけみたいな超コアなとこだった)などが入ってるんです。「きゃらんど」はアンパンマンなどの遊具があって、室内アスレチックみたいになってました。

 娘が一緒に来て、と言うので私も一緒にそこに入って遊びましたが、案外これが面白い。さすがにすべてが子供サイズなので、昇り降りとかが狭くて大変でしたが。トランポリンなんか、娘より私の方がエキサイトしてしまい、「おもしろ〜い」と息をはずませてぴょんぴょん跳んでたら、「けっこう疲れるでしょ」とよその男の子(推定小1)に言われる始末。あまり激しくゆらしたので、しまいにはおびえた娘が「こわいよ〜」と泣き出すし。困った親だこと(笑)。ああ、でも体力落ちてるな〜。今、何かサバイバルなことがあったら絶対すぐ死ぬな、私(笑)。(←『バトル・ロワイアル』がまだ尾を引いているらしい)

 先日、ふとしたことで、まこりんさんの「ぱたぽん」というサイトの名前が、『まりーちゃんとひつじ』という絵本からとったのだということを知りました。私、実はこの絵本、読んだことはないんです。でもよ〜く知ってます。というのは、昔、この「岩波のこどもの本」というシリーズには必ず後ろのページに、書影つきでそのシリーズの全紹介が載っていたからです!つまり子供の頃って、なぜかそういうラストページまでくまなく読んでたんですね。今でもよく覚えてますもの。ざっとあらすじも書いてあって、「うん、面白そう、次はこれを読みたいな」などと思ったものでした。私が惹かれたのは、『百まいのきもの』とか『山のクリスマス』とか。

 そういえば、高校や短大の頃は、新潮文庫などを読むたびに、やっぱり後ろのページの本の宣伝を読んでは「あ、次これ読もう」とチェック入れたりしたものでした。ということは、こういうところを読まなくなったのは最近になってからか。昔はもっと読書もゆっくりのんびりやってたんですね。今は何者かに追われるように読んでるからなあ(笑)。いや別に何も追ってきやしないんだけどね。読書量としては今のほうが多いけど、一冊の本を大切にゆっくり読んでた昔と、ざくざく読んでる今と、果たしてどちらのほうが幸せなんでしょう。


7.17(土) それにしても、このださこん2のバナーすごすぎ(笑)。u-ki総統ってやるなあ。

 先日、槙原徳之の新しいCD「Cicada」を買いました。ん〜、やっぱりいいです、マッキー。私のお気に入りは「pool」と「Hungry Spider」。この人の曲って、詩もメロディもキレイで切なくていいのよね。「ああっ、ここを押されるとダメなの!弱点なの!」みたいな切なさのツボをもろに突いてくるんです。ダンナは「こいつはめめしい」と言いますが、いいじゃないですかめめしくたって!彼はとても温かなハートを持った人だと思います。今、私の最も好きな男性ミュージシャンです。でもね、おヒゲは剃った方がいいと思うの(笑)。

 最近の若い人たちが好む、いわゆるビジュアル系みたいな方々の曲は、やっぱりしっくりこないです。まず、シャウトしたり声が裏返ったりするのがあまり好きでない(うるさいのは苦手)。あと一番合わないのは、詩だな。うーんなんというか、詩がきちんとひとつの物語になってないのはダメなんです。いわゆるメッセージソングとでもいうのかな、愛や恋や希望や夢なんてフレーズばかりのって、どうもそらぞらしくて。それよりも、ひとつの曲がまるでよくできた短篇みたいになってるのが好きなんです。ま、単に好みの問題なのですが。この点、マッキーは素晴らしい!いつもじいっと歌詩に聞き入ってしまいますね。

 新しいコンテンツ、「乱読めった斬り(ひとことバージョン)」アップしました。ちょっと不完全なところもありますが、おいおい直していきます。「銀河通信7月号」は、うちの某コラムニストの原稿が上がらないのでまだアップできず。今日、よくよくお灸をすえておきましたが、効いたかどうか。締め切り守れよ、もおおお!今度私がキレたらもうその号はキミの記事は抜きにして出すぞ!仕方ないので、特集だけアップしときますね。

 今夜は『バトル・ロワイアル』を読破するぞ!ああ、でも読み終わるのがもったいない…。でも先が読みたい!もうあと1/4くらい。もうね、むごすぎ。凄絶。オトナ同士ではなく、ちょうどオトナと子供のはざまにいる、まだ純心で無垢なところがたくさんある中学生が殺し合いやってるからつらいのですよね。こんないい子たちが、いやおうなしに汚いオトナのおもちゃにされちゃって。ひどすぎる。この政府に私は今本気で腹を立てています。ってフィクションに怒ってどうする>私。


7.16(金) あ〜もう、毎日暑いですねえ!うちの店は開店時間ギリギリにならないと冷房が入らないので、朝、店に雑誌を出したり荷物の段ボールを開けたりするのがホント地獄なんです。書店にシャワー室は絶対必要ですよ!作ってくれないかなあ。私も今日は水着で仕事したかったです(笑)。あ、でもお客様が帰っちゃうかも(笑)。

 いやはや、さすが直木賞。店にあった在庫があっという間に品切れました(『王妃の離婚』のほう。『柔らかな頬』はまだ在庫在り)。なんか、佐藤さんのほうが人気あるみたい。あまり知られてない方だけに、かえって、じゃあ読んでみようかという人が多いのでしょうか。この方、すばる文学賞だかでデビューした方だったんですね。恥ずかしながら知りませんでした。ちなみに私は「『王妃の離婚』は7月末入荷。それまでは、『双頭の鷲』を読んでお待ち下さい!北上次郎も絶賛!」というポップを立ててきました。『双頭〜』はまだいっぱい在庫があるのさ。ほほほ。『柔らかな〜』も7月末に重版があがるそうです。


7.15(木) ついに恐れていたものがやってきました。恐怖の熱帯夜!明日も32度という予想。あ〜、いやああ〜!

 先ほど、直木賞&芥川賞が発表になりました。やはり外れたよ、私の予想。桐野さん、佐藤さん、おめでとうございます!『柔らかな頬』はちょっと読んでみようかな。『OUT』は挫折したんですが。

 今読んでる『バトル・ロワイアル』めっちゃくちゃいいです!早く続きが読みたくて読みたくて、もう、仕事なんてやってる場合じゃない!>こらこら。とにかく、読めば読むほど面白さが倍増してゆくんですわ。文章もホントうまいしね。センスが抜群にいいのよ。今年の私的ベストでは絶対上位に入るな。今、そこらじゅうの人をつかまえては、「これ、読みました?すごいですよ!ぜひ読んで〜!」と布教中。当然、お店でも「書店がおすすめする本」という帯を巻いて面出ししてます。ほほほ。未読の方、だまされたと思ってまあ読んでみてくださいな。ああ、面白い本を読むのってホントに幸せだわ〜。

 今日、『神様のボート』(江國香織、新潮社)と、『パワー・オフ』(井上夢人、集英社文庫)が発売になりました。ああ、こっちも早く読みたい!頑張らねば!


7.14(水) ちょっと喉が痛いです。娘のが移ったかな。それにしても今日の天気はむちゃくちゃでした。大雨かと思えば晴れて、よっしゃとシーツを洗って干したら今度はお天気雨!でまた曇り。むしむし暑いし。風も強くて雨が吹きこんじゃうし。いったいアタシにどうしろっての!?って感じでした。これじゃ体もまいるよな。

 で、だらだらしながら『バトル・ロワイアル』を読み始めました。いやあ、噂にたがわずの傑作ですね、これ。中学生のクラスメイト同士の殺し合いというとんでもない虚構の話なのに、なんでこんなにリアルに胸に迫るんだろう。まるで自分が体験したことがあるかのように感じられます。ってことはすごく描写がうまいのね。場面場面が目の前に見えるよう。キャラクターの描き分けもしっかりできてるし。なんでこれを落選させるかなあ。見る目(読む目?)がないよなあ、審査員の方々。

 読んだのに、乱読書いてない本も実はけっこうあります。イマイチだったな、とか、あまり書くことないかな、とか。でも、記録を何も残してないと忘れちゃうんで(笑)、備忘録として新しいコンテンツを作ることにしました。題して「乱読めった斬り!(ひとことバージョン)」(笑)。ただいま製作中につき、少々お待ち下さいね。

 ああ、昨夜書くといってた『みんないってしまう』の乱読が間に合わない!今夜がんばって書きます!銀河通信7月号も延びまくりで、誠に申し訳ありません!でもだいぶ書いたのよ。あとひとがんばりさ!


7.13(火) 梅雨もラストスパートに入ったようで、蒸暑くて大雨という天気が続いています。ホントにじっとり暑くていやですね。そちらはいかがですか?もうすぐ、雷が鳴ってバケツをひっくり返したような大雨が降って、梅雨が終るのでしょう。考えたら、あと1週間で子供達は夏休みね!いいなあ〜。私は夏休み取れるのかしら。くすん。1回くらいはどこか行きたいなあ。と思ってたら、突然ひとりでアメリカに行くことになる夢を見ました。でも結局行かれなかったの。なにかを暗示しているのか?

 今日は娘が微熱があるので、看病のため会社はお休み。ふたりで1歩も外に出ないで、ごろごろぐだぐだしてました。なんて自堕落な1日。

 車を運転する時、ぼーっと1箇所だけ見て運転するのはとてもアブナイです。ちらちらとでいいから、あちこちに視線を送りつつ運転しなければいけません。これって、心や気持ちにも同じことがいえるのではないかな。例えば、毎日仕事のことだけ考えててもダメなの。かといって、趣味のことばかりや、子供のことだけでももちろんダメ。あまりひとつの事のみにとらわれると、人生という道の運転を誤る気がします。いろんなものをちらちらと心の視野に入れつつ進んでいきたいな。


7.12(月) 昨夜は更新できなくてすみませんでした。帰宅がすっかり遅くなっちゃって。実は、森山@独断と偏見のSF&科学書評さんなどと飲みにいってたんです。出版業界とネットに関する、興味深い話がたくさん聞けました。ちょっとそれについて書いてみようと思います。

 話のテーマは結局今の出版業界はどうなっているのか、今後どうしたらいいのか、ということでした。まあひとことではとても語れませんが、やっぱり再販制度がネックだというのは皆さん思ってらっしゃったよう。近い将来、これが外されるのは必須だろうというのも共通した考えのようでした。で、実際これが外されたらどうなるのか?もちろん、書店がリスクを負うことになるわけですが、当然買い切りだから返品40%なんてことはなくなるし、書店ももっとずっと慎重に仕入れをしなければならないからもっと勉強するようになるし、いいことずくめではないかと。割と皆さん、肯定派のようでした。

 私も、だいたい同じ考えかな。好きなだけ注文して、残ったら返品しちゃえばいいやっていうやり方をしていた今までがぬるすぎた気はします。それで行き詰まってしまったのではないかな。まあ再販を外すにはすごく慎重にやらないとという気もしますが。

 あとは、ネット通販のこと。もっと出版社が直販をやるべきで、いろいろな方法を作っておいて、お客様がその中から好きな手段で本を買えるようにすべきだとか。トーハンのes−bookはいいのか悪いのかだとか。そしたら書店で買うということはあまりなくなり、ますます本離れが進んでしまうんでは、とか(子供なんか特に)。

 それから、本の値段について。読者から見れば本は高過ぎる。でも作る側から見れば本は安過ぎる。そのズレはどうしたらいいのか。

 これも難しい問題です。今までは薄利多売でやってきたけど、もう多売ができなくなりつつある。だとすると、定価を上げて利益を上げるしかない。でもそれをやると読者はますます離れて行ってしまう。

 でもこれって、お客様にリスクをかぶってもらうわけですから、ちょっと失礼な気もします。私はもし値段を上げるというのなら、もっとお客様に理解を求めなければいけないのではないかと思います。出版業界は今こういう状態で、どこも儲かってなくて苦しいので、もっといい本を出すためにも値段を上げざるを得ないんだよ、とお客様にわかってもらうよう、業界が努力するとか。ホントは、もっと流通を簡素化して、ムダなマージンを払うのをなくすのが一番いいと思いますが。

 ワタクシ個人の意見を書かせてもらえば、とにかく今本が売れなくなってる。それはナゼか?本離れが進んでるからだ。では、本が売れるようになるにはどうしたらいいか?これがわかれば苦労はない(笑)。私なりに思うのは、

1.本好きにもっと情報を与える。→うちでやってる新刊速報みたいな情報を、出版社や書店がもっと積極的に流す。本が出る前にというのがポイント。本好きにとって、好きな作家を買い逃すほど悔しいことはないでしょ?ましてや今発行部数も少なめだし。もっと読者にアピールするということをしていいと思うんです。テレビなんかで紹介するのって、もっと広い読者を想定してますよね。そうでなくて、真の本読みに向けた情報発信があっていいのでは。で、そういう方たちならネットで流したりしたら積極的に自分たちからその情報を取りに行くだろうし。このあたりは、まだまだ書店や出版社が怠慢してると思います。

2.流通のスピーディー化、簡素化。→これはよその業界と比べたら一目瞭然。1日も早く、改革すべきです。今まで、トーハン日販に頼りすぎてた書店も悪い、自分たちでなんとかすべきだったんだ、という意見も出て、これはなるほどそうだな、と思いました。

3.お客様に、本が欲しいと思わせる→消費者って、欲しければ買うと思うんです。でも、今は読書よりもずっとラクで楽しい娯楽があって、消費者が本から離れつつある。読む時間もないし、まあ後回しでいいや、みたいな。でもテレビで誰かが強力に勧めたりすれば「あ、面白そう、買って読もうかな」という気になるみたいじゃないですか。だから、指をくわえて見ていないで、もっと出版業界が一丸となって「本ってこんなに面白いんだよお〜」というアピールをしたらどうかと。もちろん今でもいろいろやってますが、もっと仕掛けてもいいんじゃないかな。ブックレビューなんてテレビ番組もありますが、あれはBSだからなあ。もっと一般の人に見られなきゃ意味ない。ネットでも何かできると思うし。

 本なんて売れなくて当たり前、海外じゃインテリしか読んでないんだし、昔はもっと本って高くてなかなか買えなかった。だから再販外して値段を上げて、買う人の分だけ刷る。いっそ業界は淘汰されて、ダメなところはつぶれて、努力して生き残ったところだけでやっていけばいいんじゃないかなんて意見もありました。

 私はそれには、ちょっとうーんだな。業界にとっては正論のような気もしますが、それだとホントに一般の人にとってますます本は遠い娯楽になってしまう。私はもっとお客様の立場で考えたい。どうしたらお客様が本を買ってくれるようになるのか、それを目指したい。もっと気楽に読書という楽しみを一緒に味わって欲しい。

 とにかく、今、業界のあらゆる人達が模索中です。でも、皆、なんとか最良の道を見つけようと一生懸命頑張ってるのは確かだと思います。うまく、知恵を出し合って、ベストの道が見つかるといいのですが。

 本という形そのものも崩れつつあるし、まあこれから先、再販制度を含め、ものすごい変化がこの業界で起きるのは否めないでしょう。果たしてこれからどうなるのか?ああ、タイムマシンに乗って五年後くらいに行ってみたいものです。(うおお、今日の日記は最長記録かも。異論反論、お待ちしてます。メールか掲示板へどうぞ!)


7.10(土) 昨夜、月下工房さんとこを見てたら、面白いものを発見!これです。なんと、読書系サイトリンク相関図!すごーい!これを作ったのはいったいどなたなんでしょう?しかも、うちが入ってるよ!びっくり!さらに、当たってるんだなこれが。うちのサイトにつながってるのが、月下工房、書物の帝国、ざぼんリウイチのホームページ信兵衛の読書手帖となってるんです。いやあ、確かにこれらのページには日頃大変お世話になっておりますですよ。あとは、ニムの木かげの家と、東鳩さんと、まこりんさんを入れれば完璧だ!あと、未読山脈あたりもかな。よく調べたなあ、これの製作者。お見事!他のページも、だいたい知ってるところばっかり。

 この図を見ていると、ネットにはびこる一大書評帝国、みたいな気がしますね。いつのまにか、こんなところの一員になってしまっていた自分に今更ながら驚いてしまいます。私のなんて、ホントにオハズカシイ駄文なのに(恥)。

 もともと、私がネットを始めたのは、リウイチさんとこを見てショックを受けたのが始まりなんです。あの膨大で上質の書評に感動しちゃって。図々しくもメールを書いたりもしてました。いつかは自分もあんな風にやってみたいなあ、でも私のなんて誰も読んでくれないだろうなあ、なんて思ってました。紙版銀河通信はやってたんですが、ネットデビューはちょっと自信なくて、二の足踏んでたんです。それがまさかこんなにたくさんの方とお知り合いになれるとは、ホントに想像もしてませんでした。ましてや、感想をやりとりすることができるなんて!(最初は掲示板さえ知らなかったのだ)この面白さを知ってしまったらもうやめられまへんわ(笑)。ネットの醍醐味は、情報を自分が発信することのみならず、人とキャッチボールすることだったんですね。

 他の方々の書評ページを読むの、大好き。ホントにみなさんうまくて溜息が出ます。好きなページがいっぱいいっぱいあって、その方々すべてを尊敬してます。読んでいると、自分も頑張らなくては!という気持ちにさせられます。あまりネットに夢中になると、本を読む時間がなくなるのだけがネックですが(笑)。ああ、本末転倒。


7.9(金) 今夜は、北の空に、大きな北斗七星がかかっています。真上には夏の第三角。はくちょうが大きな羽を広げています。あとはさそりだな。さそり座が見たいよう。

 今日は、本の雑誌の営業の方がいらして、本談義であれこれ盛り上がってしまいました。有益なお話もたくさん聞かせていただきました。その中でひとつ面白かったのが、「勝手に文学賞をつくってしまう」というもの。今年1年読んだ中で一番良かったものを、勝手に例えば「第1回安田ママ文学賞」と命名してしまうのです。大賞受賞者には賞状送っちゃって。もらってもうれしくもなんともないだろうけど(笑)。これ、アンケートとっても面白そうですね。でも票が分かれまくって、採点不可能かも(笑)。

 今日発売の本の雑誌の、上半期ベストを店に並べました。いかにもといった感じのベストです。が、この中で私が読んだのは、『エイジ』だけでした。いかんなあ。でも『永遠の仔』はゼッタイ読むつもりではあるし、『死の記憶』は買ってあるけどまだ未読なのだ。あとのは、読むつもりはないかな。『イントゥルーダー』はちょっと面白そうかな、とも思ってるけど。ゴダードはいいや。時代小説もパスなのだ。

 昨日、直木賞候補作が発表になりました。うちの店も、今日、全部まとめて平積みしました。さてさて、いったい誰が取るでしょう?とにかく、私の予想はぜえっったい当たらないからね。願望としては『永遠の仔』だけど、本命だからこそわざと外しそうだしなあ。書店の評判では、『紫紺のつばめ』あたりが有力だとか。あなたは誰が取ると思います?


7.8(木) 今日もいい天気!こんな気持ちのいい日なのに(だからか?)また寝坊しそうになりました。ヤバイなあ。目覚まし時計、ふたつくらいセットしないとダメか?(笑)7月6日のニムさんの日記にも、寝不足はとてもこわいと書いてあったし、うーむ、気をつけなくちゃ。といっても、私は6時間くらいは寝てるから、そんなにヒドイ睡眠不足ではないと思うんだけど。

 昨日、『大密室』(新潮社)というミステリアンソロジーの中から、恩田陸と倉知淳のだけ読みました。恩田陸のは、「これ、密室か?」というものでしたが(笑)、なかなか面白かったです。この人らしい、雰囲気を全面に押し出した作品。海のイメージが鮮烈でした。ちょっと『不安な童話』を思い出させます。倉知淳のはすっごくよかった!『日曜の夜は出たくない』と同じ登場人物が出てくるのですが、この猫丸先輩が相変わらずグー!いい味出してます。飄々としているのに、びっくりするくらい鮮やかに謎を解いてしまうんです。やられたなあ。見事に1本とられてしまいました。倉知淳さん、いいよ、やっぱ。ユーモアミステリの書き手としては最高!新作、早く書いて下さい!楽しみに待ってます!ところでこの『大密室』、新潮社さんは「短篇集は売れないから」といってほんのちょっぴりしか刷ってないみたい。読みたい方はすぐ本屋へゴー!有栖川有栖とかも書いてますよ。

 『催眠』、あとちょっとで読破。乱読はどうしようかなあ。あまり食指がわかないなあ。次の通勤本は、山本文緒の『みんないってしまう』にしようかな。短篇集みたいだし。おうちでは、『白夜行』(東野圭吾)のゲラを読まなきゃ。これ、すっごく量がありそうですが、意外とこの方のはつるつると読みやすいのよね。『秘密』なんかも、厚さの割にはすぐだったし。ってことはやはり文章がうまいのかな。こういっちゃなんだけど、『催眠』の松岡さんは、文章的にはちょっとアレだったな。


7.7(水) 今夜は七夕。珍しく、今年は晴れましたね。無事デートできてよかったね、織姫&彦星さん!保育園の玄関先には大きな笹が飾ってあって、願い事のたんざくがいっぱいぶら下げてありました。私も書きたかったな。なんといっても今の一番の願いは「売り上げアップ!」(←夢がないよな)。もうひとつはナイショ。

 ホントに今日はよく晴れてうれしかったあ。暑くもなく、さわやかな気温だったし。なにがうれしいってそりゃ、布団が干せることだあ!洗濯もガンガンして、ああさっぱり!買物も、今日はチャリンコで行ってしまいました。

 昨夜遅く、SF大会レポート、アップしました。もし参加なさった方で、間違いなど発見した方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報を!

 やっとこさ『ボーダーライン』(真保裕一)のゲラ、読了。トロくてごめんなさい、集英社さん。決して面白くなかったとかじゃないんですよ、私の都合で時間がとれなかっただけで。今から乱読書きます。ホントにねえ、私なんかが先に読むのはもったいないような、深みのある話でした。探偵ものハードボイルドではあるんだけれど、単なる捕り物ではないんです。もっと深く社会の病理をえぐってるというか。正義と悪、親と子、日本とアメリカ、今の若者たち、そんなことについての自分の価値観を問われるような話でした。特に親子のアレなんて、もし私がその立場だったら、なんてついつい考えてしまいました。誰が正しいのか。正解なんてないのですが。とにかく、9月5日に集英社から発売予定だそうですので、ぜひぜひその際はお読みになってみて下さい!


7.6(火) なんだか今日は涼しいです。空気がひんやりしています。気持ちいいけど、ちょっと涼し過ぎるかな。そちらはいかがですか?こちらは、くちなしの花がいい匂いをふりまいています。

 そうそう、今日、間違ってよその店の注文した本が入ってきたんです。ま、これはよくあることなんですが、その書店の名前を見てびっくり。「SUPER宇宙船2号店」って書いてあったんです!なんてSFチックな書店名(笑)!SF専門店とかだったら面白いなあ。でも、注文されてた本は内田康夫の新刊だったんですがね。 

 昨夜は、SF大会レポートを半分くらい書きました。早く書かないと、細かいことなんかどんどん忘れちゃうので(笑)。なんか、すっかりSFに洗脳されて帰ってきたような気がしないでもないです。来年の大会実行委員長と握手したとき、SFウイルスかなにかに感染したのかな?(笑)今日も、新刊のマリスミゼルの写真集を見て、「あ、この人もコスプレーヤーだあ」と思ってしまったし。だって、こういう格好の人、SF大会の時いっぱいいたんだもん。

 7月10日過ぎたら、スターウォーズの映画の感想アップしちゃおうかな〜。まだ観てない方は絶対クリックしちゃダメよ。ふっふっふ、この誘惑に勝てるかな?(もし自分だったら、おそらく誘惑に負けて読んじゃうけどね。意志弱いから>こらこら)映画の評価としては賛否両論みたいですね。私は賛の方ですが。


7.5(月) 壊れかけてたのに無理やり履いてた仕事用サンダルが、先日ついに大破しました(笑)。で、今日は仕方なく、外出用サンダルで働いてたんですが、これもなんかまた壊れそう。なんでなの〜?こんなに立て続けにダメになるなんて、この10うん年働いてて初めてだわ。たたられてる?(笑)

 理屈では相手の気持ちもわかるんだけど、感情では納得できないことってある。どちらにも非があるのも確か。わかってて、あえて自分が折れてあげるなんて、心の狭い私にはできない。どうしても。その方がずっと利口なのはわかってるんだけど。うまく立ちまわるなんてできないよ。そんなにオトナじゃないんだ。

 さてさて、SF大会レポート書かなきゃ。銀河通信7月号もあるし、ゲラ読みもあるし、ああ忙しい忙しい!でも、まだ寝不足をひきずってるのだ〜。


7.4(日) ただいま〜。無事、白馬から戻りました。いやあ、楽しかったです!スタッフの皆様、ご理解あるホテルの方々、大変お疲れ様でした&ありがとうございました。おかげさまで、堪能いたしましたですよ。そこここで言葉をかわすことができた方々、お世話になりました。ださこん、SFセミナーに続く合宿形式コンベンションだったわけですが、やはりいいですね、こういう夜を徹して語るというのは。じっくり腰を据えて、SFにまつわるいろんな方々の深く熱いお話を聞くことができ、非常に贅沢かつ貴重な体験をさせていただきました。

 昨日はひどい雨で、外での企画はほとんどポシャってしまったのが残念でした(それでもペットボトルロケット大会は雨天決行!おそるべし、SFもの!)。が、今日は昼から晴れ渡り、夏らしい入道雲もくもくのいい天気!ああ、あと1晩ずれていれば!でもおかげで、帰りの車の運転はラクでした。行きはかなり雨がひどくて、高速での運転とか、おっかなかったんですが。

 くわしいレポートはまた後日アップしますね。ところで、ださこにすと諸君!もし、これを読んでいたら、来年はゼッタイにSF大会に参加すべし!!なんで来ないの?(あ、もちろん来てた方もたくさんいらっしゃいましたが。)あなたがたSFものが、こういうコンベンションにもっと気軽に積極的に参加しなくてどうする!(気軽といっても今回は白馬で合宿という、簡単には行かれないところでもあったんですが。)こういう公式の場で、ネットもののパワーを見せてやるのだ!暗黒星雲賞に、ホームページ部門なんてのもできたことだし、今や、ネット関連の話抜きでSFを語るのは不可能でしょう。いやホント、お祭り気分で楽しめる、とてもいいコンベンションですよ。1晩中アニソン合唱してる方々なんかもいる、ちょっと年のいった人々(笑)による文化祭みたいな雰囲気だし。いや、でも皆さんホント青春してましたわ。来年は横浜だから近いし日帰りなんかでもオッケーだし、ぜひぜひ参加しましょうよお!そして、企画としてださこにすとの部屋を作りましょうよ、ださこん総統!(ああ、なんかまた熱く語ってしまったわ。ちなみに私は決してゼロコンのまわし者ではありません、今回参加した率直な感想です、これ) 


7.3(土) 今、白馬にいます。ゲレンデの目の前!といっても芝生だけど(笑)。昨夜、10時半に船橋を出発、今朝4時ごろ到着いたしました。眠いです〜。やはり白馬は遠かった!けっこうとばしたんだけど>こらこら。外は雨です。晴れてたら、星がきれいだろうにな。天の川も見えるだろうに。

さっき、朝食を終えたところ。食堂には、前泊のアヤシイSFものがぞろぞろと!濃いよ!>自分もか?知ってる方は、大森望氏くらいでしたが。今夜はまた夜更かしなので、ちょっと今から寝るつもりです。

最近、他のサイトをあまりのぞいてなかったので、見落としたことがいっぱいあってちょっと悔しい。溝口@書物の帝国さんの、7月1日の小浜さんレポートに対するコメントを先ほど読みました。はやしさんの6月30日の日記も。実は私は、前にあの小浜さんの文を読んだ時、小浜さんが、私たちに何を望んでいるのかがよくわからなかったんです(セミナーで得たものは、セミナーに返してほしいうんぬん)。ださこにすとがすごく期待されてるのはわかります。でも、ちょっと待ってと言いたい。だって、私たちは今やっとバラバラだった分子がひとつにまとまり始めたばかりなんですもの。まだ、スタートしたばかり。結果をあせらないでほしいな。そのうち、何かご恩返しができると思います。どういうものが産まれてくるかはまだわからないけど。

それと、やはり小浜さんの考えるSFファンと、わたしたちださこにすとはちょっと血の濃さが違うような気もします。小浜さん路線が不二家のピーチネクターだとすると、わたしたちはきりりくらいかと(笑)。SFオンリーではなく、SFも好き程度の方が多いのではないかな。私もそうだし。もっと幅広く、フランクで、こだわりがないというか。でも、私はそれでもいいと思います。SFというものに、あまり垣根を作らないほうがいいでしょう。そうやって妙な垣根を作っちゃうから、新しい人が入りにくいんじゃないのかなあ。もっと気軽にSFを読んで語ることができるほうが、SFを広げるにはいいんではないでしょうか。ネットには、むちゃ濃い人もいれば、私のように薄い人もいる。このなんでもありなところが、ネットのいいところだと思います。濃くても薄くてもそれなりに楽しめるし。

というわけで、今からめちゃ濃い集まりに乱入いたします!(笑)

あ、今、アンケート結果のページが落ちてますね。すみません!帰宅したらすぐ直します!


7.1(木) 今日はひさびさに晴れました!うれしくて、洗濯物を少しだけ外に干して出社したんだけど、どうも昼間、ちょっとだけ雨もパラついたらしい。うう〜ん、洗いなおすべきか、そのまま乾いてるんだからと知らんぷりするか?もちろん、ずぼらな私は後者(笑)。 娘は久しぶりにプールに入れてご機嫌。はしゃいで疲れたらしくて、夕食も食べずに、今、座布団の上でうたた寝してます。もうちょっとしたら起こさなきゃ。

 今日から、デパートなんかはバーゲンですね。私はあまり興味ないので、ふらっとのぞく程度だけど。そういえば、こないだ、Gジャンをなくしてしまったんです。くすん。お気に入りの星のブローチもついてたのに。当たり前だけど、今、夏だから長袖のGジャンなんて売ってないんだよね。でも夏場ってけっこう長袖欲しいときってあるんだけどな。冷房の効いた映画館や新幹線とかね。

 さてさて、ゲラ読み@『ボーダーライン』の続き。後半に入って、話に加速度がついてきました!しかし、どこまで紹介したらいいものか悩むなあ。えっと、舞台はアメリカ。主人公は日本人の雇われ私立探偵。ハードボイルドものです。主人公は考え方なんかはアメリカナイズされてて合理的だったりするんだけど、やはり血は日本人なのね。なまじどちらの感情も理解できるから、クールになりきれずに、ふたつの国の心情のはざまで困惑する。だから『ボーダーライン』なのかな?まだよくわからないけど。

 え〜、明日はちょっとワケありで更新はお休みします。すみません。書きこみくらいはできるかな?今、かなりドキドキな状態なんです。ああ、神様、私(たち)にほんのちょっとでいいから幸運を分けて下さい!あまりイジワルしないでえ!


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