7.31(月) ちぎれた綿そっくりの白い雲が、風にどんどん流されてゆく。手を伸ばしたらホントに届きそう。

 先日撮った、月食の写真ができてきた。おお、ちっちゃいけど写ってる!ちゃんと欠けてるのがわかるよ。うれしいな。

 今回のSF大会のゲストのすごさは、大森さんの保証つき(7月25、26日の日記)。「この20年のSF大会の中でたぶん最強を誇ってる」そう。うー、わくわく。小松左京、宮部みゆき、新井素子、菅浩江、椎名誠、北上次郎、伊藤典夫、矢野徹、横田順彌、眉村卓、豊田有恒、高千穂遥、上遠野浩平、秋山瑞人、柳原望、山田正紀、谷甲州、ああもうきりがない!(以上、私のお会いしたい方々。他にもいるけど)ね、ね、鼻血吹くでしょ?え?単なるミーハー?(笑)タイムテーブルはこちら。ああ、行きたいところがダブリそうだなあ。よく考えて計画を練らなければ。

 あ、本日昼間に、どなたかが120000カウントを踏んでくださった模様。ありがとうございます!


7.30(日) ……眠い。眠いのと暑いのとで、まともな思考力ゼロ。

 今日は、まさに夏!ってカンジの天気。太陽ギラギラ、入道雲もくもく。あー、ニムさん避暑か。いいなあ。

 服って、今日は買おう!買わねば!と決意して探すときに限って、ゼッタイいいの見つからないよね。なんでだろう?マーフィーの法則?

 『最終兵器彼女』』2巻(高橋しん、小学館)を読む。なんて残酷な設定。悲しすぎる。しょっぱなから、ひたすら絶望的ラストに向かうだけとわかってる話。なのに、ひたすら前向きに考えようとする、ふたりのそのけなげさに泣けて泣けて。

 あと今日買ったのは、『ここだけのふたり!!』8巻(森下裕美、竹書房)。このギャップの激しさは何。


7.29(土) 新刊ラッシュ、継続中。あー、スティーブン・キングさんに質問がありまーす。どうしてアナタの本は、いつも上下巻で、しかもどうしていつもあんなに判形がでかいんですかあ?(笑)平積みするの、めっちゃ場所取るんですけど〜。それが戦略なのでしょうか?ええそうです、今日出た『骨の袋』(上・下、新潮社)ですよ。幽霊小説、なんですか、これ?しかも恋愛小説とか?

 そうだ、『おじゃる丸のまったり人生のススメ』2巻目(犬丸りん、幻冬舎)が出ました。あと、『グーグーだって猫である』(大島弓子、角川書店)、『おさんぽ大王』4巻(須藤真澄、エンターブレイン)。はあ、ワタシ今月、本買いすぎっす。

 あーすいません、新刊速報は明日更新の予定。予定ね。ああ、7月も終っちまうだ!


7.28(金) すごくいいこともあったけど、別件で非常にブルーな気持ち。ああ。自分の力のなさに落ち込む。

 今日、あの幻の『パヴァーヌ』(キース・ロバーツ、扶桑社)がついに入荷しました!やー、まさか本当に復刊されるとは。最近、SFものにとってはうれしいことずくめですねえ。装丁も素敵。これが復刊したのって、やっぱネットの力なのかな?


7.27(木) 月末恒例、新刊ラッシュ。腰が痛い〜。

 昨日、森山さんに「山形浩生の解説だけは読みなさい」と言われた『アマゾン・ドット・コム』(ロバート・スペクター、日経BP社)の解説だけを読む(笑)。お、面白い!実は山形さんの文章を読むのは初めてだったのですが、歯切れがよく、ばっさばっさと斬っていく様が愉快痛快。彼の『新教養主義宣言』(晶文社)が思わず読みたくなってしまいました。これ、みんな絶賛してたもんね、確か林さんとか森さんとかあたり。(む、このメンツはちょっとアヤシイか?)

 それにしても、今、ビジネス書はeコマースなんたらとか、ネットビジネスとかの本が死ぬほど出ている。猫も杓子も。今や、平台の1/3くらいはこれの関連本でしょう。まー、よくもあんなに毎日毎週出すもんだ。あんなにたくさんあると、どれ読んでいいやらオジサマがたは悩むだろうなあ。しかしその前に、オジサマ、あなたご自分で実際にネットやってらっしゃいますか?メールだけじゃなくて。いっくらあんな本読んだって、自分でやってみないとダメよん。ていうか、上の方々はもっとやってくれい。頼む。全員。もはや、ネットは現代人のビジネスという名の狩猟行為には必須の武器でしょ。これ使えないと、マンモス倒せないと思うだよ。倒せないとねー、食いっぱぐれるのね。うん。

 ネットって楽しいと思うけどなあ。ホント。ねえ?

 あ、菅浩江『永遠の森』早川書房、よく売れてるみたいですよ!!!ばんずわーい!あの装丁なら、騙して女流文学に積むのも可だな。(騙してどうする)


7.26(水) 今日は、森山さんの「遊びにきてください」という言葉にのせられ、なんと!bk1に行ってまいりました!やー、広くてキレイな事務所でした。あっ、あれは元往来堂書店の店長、安藤さんだっ!頭が茶髪だ!(笑)名刺を頂いて感激。うれしい〜。保森編集長からも名刺をいただく。あの犬のイラストつきのカワイイ名刺。それからTJさんと森山さんと一緒に、うどん屋さんでお昼を食べながら雑談。その後、TJさんと別れ、また事務所に戻ってパソコンの前でbk1のサイトを見ながら、森山さんと延々話す。いろいろと。

 あれこれ相談をもちかけられました。森山さんの悩みは、つまるところ「どうしたら売れるか」「どうしたらもっとお客さんが来てくれるか」のよう(特にサイエンス方面)。そ、それって私たちリアル書店と全く同じ悩み。これが分かれば誰も苦労はしないです〜(笑)。これがわからんから皆あれこれ悩み模索してるわけで。

 コンテンツ的には、特に別に問題はないと思うけどなあ。読んでて楽しいし。盛りだくさんだし。問題は、もっと別のところのような気がする(といっちゃあおしまいか?)。bk1という「本屋さん」の認知度とか。もっというなら読書人口とか。しかしサイエンティストがそんなに本を読まないってのは驚きでした。学者さんて、本を読んで勉強するんじゃないの??

 あとはお客様の動向・傾向をつかむこと、かな。なんでも売れる書店がもちろん理想だけど、やっぱりユーザーの傾向ってのはあるでしょう。売れるジャンルの棚をどんどん広げて充実させて、そうでないところは縮める、ってのはリアル書店では常識ですし。

 森山さんもおっしゃってた、ネット書店の棲み分け、というのができたら確かに面白いかも。今は、どこの書店サイトも、なんでも売ります、みたいに間口が広い。広すぎるから。「SFならこのネット書店」「サブカルならこのネット書店」みたいなのはどうか。もっと掘っていって、「ミリタリーならこのネット書店」「俳句・詩ならこのネット書店」なんてのも面白いかな。専門書店化。その分野にめちゃ詳しい人がやるの。で、掲示板でお客さんとやりとりもしちゃう。あー、これだと確かに個人サイトっぽいか(笑)。往来堂書店ぽいな。

 というわけでなんの力にもなれず、申し訳ありませんでした、森山さん。ワタクシ的にはとてもいい刺激になったし、勉強になりました。bk1の皆様、お忙しいところをお邪魔してすみませんでした。ありがとうございました。

 その後、せっかくここまで来たのだから、と神田の三省堂書店と東京堂書店と書泉をざざっとみてまわる。書店チェックはいつでもどこでもやるのだ。おっ、『麦の海に沈む果実』(恩田陸、講談社)が出てる!買わねば!と自分の店に帰りによって購入。『永遠の森』(菅浩江、早川書房)も。あーでもこれからしばらく、本読むヒマないかも。

 往復の電車内で、『まどろみ消去』(森博嗣、講談社文庫)を読む。なになに、短編めちゃめちゃうまいじゃん、森さんたら!こういっちゃナンですが、犀川&萌絵シリーズよりずっとミステリしてる気が。というかこっちのシリーズはワタクシ的に、すでにミステリと思ってないかも(笑)。この方、もしかして短編作家向きなのかもしれない。(そういや、bk1のインタビューで、吉本ばななが「私は長編に向いてない。短編のほうが向いてる気がする」とおっしゃってて、「そのとおりだ!」とうなずくことしきり。)


7.25(火) ホンノスコシ、サミシイキモチ。

 今日は遅番だったので、出社前に乱読を書く。あうう、時間がない!ハラハラドキドキ。でもなんとか書き終えて出社。今日は直木賞と芥川賞の重版分がどーんと入ってきて、忙しかったです。プラス、月末の新刊ラッシュだし。とほほ。肉体的に疲れました〜。頭も痛いので、早めに寝ようかな。

 今日買った本。SFマガジン9月号(菅浩江特集!)、『石ノ目』(乙一、集英社)、『スクランブル』(若竹七海、集英社文庫)、『崩れる』(貫井徳郎、集英社文庫)、『最終兵器彼女』1巻(高橋しん、小学館>これはコミック)。あー、『GO』を買い忘れただよ!

 そうだ、今日ハヤカワ文庫の新しい目録が来てましたね。目録フェチの方は要チェック!

 SF大会の日程表がきました。なんかこれ、めっちゃめちゃすごいんですけど!!!!なにこの大物ぞろい!すげーよ!これ、当日行ける方はゼッタイ行った方がいいと思う。マジで。ちょっと後でまた詳しく書きます。鼻血出そう(笑)。


7.24(月) 今日は一日すごい風でした。雲がどんどん走るように流れてく。夕方、娘と一緒にその風の中を歩きながら「ひゃあ、すんごい風だねえ〜」というと、娘「あのね、かぜがね、おしゃべりきょうそうしてるんだよ」。わかるようなわからないような比喩(笑)。

 昨日、「特命リサーチ200X」という番組を見ててショック!フロッピーやCDとかって、たいしてもたないんですって!?データは確かに半永久的だけど、それが入ってる機械というかモノ自体は、耐久性がないそうで。そ、そんなあ〜!!じゃ、私のこのサイトのデータは、パアになってしまうわけっすか!?しかも数年で!?どうやら、まめにデータを何年かおきに、新しいブツに入れ替えないとダメなんだそう。とほほー。この私に、そんなまめなことができるかい!

 ラストに、何百年後の文明が滅びた地球の想像画面が出てたんですが、そのときに残ってるものは黒い砂ばかりで、かろうじて記録として読めるのは「紙の本」と、「白黒フィルム」と、「石に刻まれた碑の文字」だけだったのです。なんと皮肉なことよ!結局、最新のデジタルなものは全て短命で、大昔からあるアナログなものが生き残るとは!私達の文明って、いったい何を作ってたんでしょう。

 今日はとてもうれしいことが。本日入荷した『笹塚日記』(目黒考ニ、本の雑誌社)の147ページ下の注釈の、目黒さんが「ブラウザの『お気に入り』に登録して、いつもチェックするホームページ」に、ぬわんと当サイト「銀河通信」の文字が!!!わーい!目黒さんどうもありがとうございます!しかも「狂乱西葛西日記」の次よ!まあー、光栄ですわ!あ、kashibaさんの「世紀末古本血風録」もちゃんと載ってますよん。この日記は確かにひとつの芸だもんなあ。松本楽志くんの7月23日の日記には大爆笑しましたですよ。あ、シーナさんの本の紹介が若干違うらしいので、直しておきますね、目黒さん。すみませんでした〜。

 あ、ちなみにこの『笹塚日記』、非常においしそうです(笑)。目黒さんのご飯の写真が。


7.23(日) 自分への戒めとして。ちゃんと自分の物差しを持たなくちゃな、と思う。誰のマネでもない、人の言動に左右されない、世界中でたったひとつの、自分だけのオリジナルの物差し。つまり物事に対する評価、価値基準。でもただの頑固者になるのではなく、人の意見にも素直に耳を傾ける、そんな人間になりたいものだ。

 というわけで、ただいまです!大阪にいってまいりました!えー、一日目は着いてすぐ梅田古書倶楽部に(笑)。でも娘がぐずるので、あまりゆっくり見て回れなくて残念。45分なんてあっという間だよ!なんか、いいモノは確かにたくさんあるんだけど、少々値段がお高いのでは?と思ったのは私だけでしょうか?うー、日頃古本屋を回り慣れてないので、そういう価値判断がてんでダメダメなのね。ああ今ここにダイジマンやkashibaさんMZTさんがいたら!!と悔しい思いを致しました(笑)。成果は昨夜星間宇宙船にも書きましたが、『スペースマン』『スターシップ』ともに新潮文庫(アンソロジー)、『砂のなかの扉』ゼラズニイ、『果しなき河よわれを誘え』フィリップ・ホセ・パーマー、『神鯨』T・J・バス、ともにハヤカワ文庫SF。

 結婚披露パーティーは、奥様の美しさに仰天でした。やー、おいしすぎ、ダンナ(笑)。

 夜は、友人宅に泊まったのですが、さっそくネットにつないでいただいて(笑)、星間宇宙船チェック!一緒に泊まったほかの友人は、「Yahoo!オークション」にはまりまくっておりました。いいから君は早くiMacでもなんでも買いなさいね〜。

 しかし、旅行に行って、自宅よりたっぷり寝てしまう私はいったい(笑)。いつもは睡眠時間5時間くらいなのですが、昨日は7時間ほど寝てしまいました。でも起床と同時にポケポスを立ち上げる私(笑)。あ、ポケポスで初めて対戦ゲームやったよ!でも私のモモは惨敗。頭の悪さまで飼い主に似なくても。くそお、きれいな石取られた〜。

 今日は朝だらだらした後、旭屋書店京都店へ。駅のすぐそば、と聞いてたんで行けばわかると思った私が甘かった。ここは知らない土地なのだ。やはり下調べは必要ね。みんなを振り回してすいませんでした。あー、ホント自分のわがまま通してばっかだよな、私ってば。反省。紆余曲折の末、たどり着きました。おお、キレイだしお客様は多い。いろいろ勉強になりました。しかし、私って「本屋フェチ」?でもフツー、どこに旅行行っても本屋ってあればのぞくでしょ、皆様だって、ねえ?

 お昼の関西うどんはおいしゅうございました。油あげの甘さが好き。

 帰りの新幹線で、娘が寝てるスキに『天使の屍』(貫井徳郎、角川文庫)読了。心の中に荒涼とした風がひと筋強く吹きぬけるような話でした。これも『慟哭』とはまた違うけど、子を持つ親にはツライ話。フィクションなのに、そうとは思えない、実際あっても何の不思議もないと思わせる話。というのは著者の筆力・描写力、と同時に「現代」という時代をよく見据えている著者の視点が何より優れているからではないでしょうか。あら、解説、フクさんだ!ああそういえば、この本が出たときダイジマンと話したっけ。すっかり忘れてたわ。なんかネット関係の方を活字でお見かけする機会がめっきり増えた気がする今日この頃。


7.21(金) あきらめの悪い性格。心のスイッチがなかなかうまく切り替えられない。どうしようもないことだって嫌と言うほどわかってるのに、結局同じことを繰り返して、壁にぶつかって痛い目を見る。こういうのを、世間一般では「バカみたい」と言う。

 京極夏彦の角川から出る新刊は、少し延びるそうです。7月30日予定が、8月上旬になるそう。お盆前には出る、と出版社の方は言ってましたが、大丈夫かな?

 昨夜も活字中毒症状が出て、『掌の中の小鳥』(加納朋子、東京創元社)を一気読み。よかったです〜。とても幸福で、ちょっとだけ切ないミステリ。乱読は、うーん、今夜書けるかなあ?これで加納作品は全部読んだのだ!さあて、次なに読もうかな〜。わくわく。

 明日とあさって、友人の結婚式で大阪に行きます。ので、明日の更新はお休みいたします。すみません。ノートパソコン持っていこうと思ってたんだけど、お米2袋ぶんの荷物(たまに自力で歩くこともする、眠ると岩のように重くなる)があるので(笑)、やっぱやめようかと。あ、でも星間宇宙船はちゃんと覗いてレスしますからね!さー、梅田古書倶楽部に行くぞ!森雅之を探しに!(笑)支度しなきゃ、支度。


7.20(木) 「恋愛ってのは思い込みと暴走でしょう」(by森青花、inSFセミナー2000)。これほど簡潔かつ的確に「恋愛」を表現した言葉を私は知らない。

 朝起きるなり娘が「ママ、今日は『海の日』なんでしょ。じゃ、みんなで海に行こうよ!」「ごめーん、ママ今日はお仕事だからダメなんだー」というと半べそをかいていました。ごめんよお。「ママのいじわる〜」…どうやら私は彼女にとって極悪人と思われてるらしい。

 今日、店で2千円札を見ました。おおー、どう見ても「こども銀行」みたいだよ!(笑)。つまりオモチャっぽい。ま、慣れの問題だろうけど。でも2000って数字が、横にすると色が変わるのね。面白〜い。

 今日むっちゃうれしかったこと。レジ打ちをしていたら、前方の先輩が立ってたレジに来たお客様が『山尾悠子作品集成』を出したではありませんか!おおっ、やるな!と思ってひょっと顔を見たらなんと、星間宇宙船によくいらっしゃるπRさんではないですか!「わー、ありがとうございます!」と声をあげてしまいました。わざわざ遠方からのご来店、ありがとうございます〜。ほかにも文庫など山ほどお買い上げいただき、感謝感激です〜。重かったでしょうに。今日はお店でリウイチさんもお見かけしたなあ。どうもです〜。

 もひとつうれしかったこと。前にここで「10代の方で、ここをお読みの方います?」って書いたんですが、メールがきました!17歳の子から!わーいわーい!しかも恩田陸ファン!やった!ホントになぜか恩田ファンのお客様多いんだよな、ここ。やー、うれしかったです。高校生にも、活字中毒者はいるのだ!でも、周りに本読む人あまりいないって…。むう。

 そうそう、『空想科学読本3』(メディアファクトリー)が売れてますよん。ハイジのブランコ(雲とつながってる)はジェットコースターよりコワイとか?(笑)

 昨夜、ついに活字中毒の禁断症状が!どうもここんとこイライラすると思ったら、ずっと本が読めなかったからだ!と昨日気がついたのです(笑)。眠かったけど、根性で読みかけの『超激辛爆笑鼎談・「出版」に未来はあるか?』を読了(すいませんすいません、何を隠そう未読だったんです〜業界人にあるまじき行為です〜だって安原さんがこわかったんだもん、なんとなく〜)。 やー、面白かったです!毒舌バリバリなんですが、それが読み進むうちにだんだん快感になってくる。出版界や、書店・取次について言ってることも、確かにそうだよなー、と思うこと多し。出版社のことはわからないけど。書店の苦労をよくわかってくださっててうれしかったですね。いやあ、しかし自分の勉強不足をしみじみ感じてしまいました。はふー。再販制のことも、私は誤解してました。法律で、値下げしちゃいけないって決まってるんだと思ってましたよ。違うのね。まあいろいろと、とても考えさせられる本でした。やっぱダメだあ。もっと勉強しよう。

 通勤本は、『まどろみ消去』森博嗣、講談社文庫。


7.19(水) 今日も暑かった…。冷房をつけたら気持ちよくて、4時間も昼寝してしまった…。ああ、せっかくの休みがああ!やらねばならないことはやった。が、これもやらなきゃなーみたいな優先順位2番目以降がいっさいパア。くううっ!

 というわけで、やらねばならないこと、「銀河通信7月号」はアップしました〜。FFはできませんでした〜。本も読んでないです〜。今から少し読もうかなあどうしようかなあ。


7.18(火) 暑い。空気がむわっとしている。あっぷあっぷとあえぐ魚になったよう。涼やかな空気が吸いたいよお。

 しかも立ったままでも眠れそうなくらい眠い…。ダメだ。今日は寝よう。ごめんなさい。

 明日は銀河通信7月号アップの予定。FFもやれるといいのだが(笑)。あー、カードゲームやらなきゃダメなんだって?めんどくさいよ〜!誰か私の代わりにそこだけやってくれませんか?とかいってないで本も読みなさい>私。

 あ、森山さん、いろいろ大変だろうとは思いますが頑張ってください(大きなお世話だったらごめんなさい)。私はあなたを心から応援する人間のひとりですよ!


7.17(月) 昨夜の皆既月食はけっこうどこの地方でも楽しめたようで、何よりでした。私も娘と(彼女は途中で寝たけど)一緒に2階の窓から見ましたよ。ああ、双眼鏡が欲しかったことよ!オペラグラスを持ってたのを途中で思い出して、それで見たりしましたが。これでもないよりずっとマシ。普通のカメラで少々写真も撮ったんですが、写ってるかな?ムリかな?皆既中は、赤黒っぽくて、なかなかアヤシゲな月でしたね。じっくり見られて時間帯も見やすい時間で、ナイスでした。

 学生さんはもうすぐ夏休みですね。いいなー。


7.16(日) 今夜は皆既月食。ただいま20:15です。やー、晴れてよかったよかった!さあっ、これから見るぞお!

今日は、家族で映画「ジュヴナイル」を見てきました。ホントは「カードキャプターさくら」を見にいったんだけど(笑)、ネットで調べていったにもかかわらず、私が思いっきり映画館名を間違えてしまい、行った場所では上映してなかったんです。で、「じゃこれ見ようか」と全然期待しないで入ったのですが…これが大当たり!予告編みた限りでは思いっきりB級ぽかったんで、そんなもんだろうと思ってたら、感動しまくりで泣いちゃいましたよ。「おとなになる」ってどういうことだか忘れちゃった、今の大人に見てほしい。で、「そういや昔、自分が子供の頃に描いてた夢って何だったっけ?」って思い出してほしいな。そう、子供は、自分の夢をかなえるために大人になるんですよ!!子供ゆえの自分の無力さを思い知ったときに誓った「くそう、いつか大人になったら○○してみせるからな!」って思いをかなえるために!そして、今の子供たちにこの映画を見てほしい。夢に向かって進む、ってことの素敵さを見てほしい。そして、がんばって自分自身の努力で、あなたたちの夢をかなえてほしい。いつかね。

 とにかく驚くほど出来のいい映画でした。超オススメ。とくにSFなひとたちには、ツボもりだくさん(笑)。タイムトラベルな仕掛けが感動ですよお。やっぱSFには夢があるぜよ!もちろん、SFでないひとが見ても十分楽しめます。断言。

 オタク青年役の慎吾くんがめちゃ合ってて笑えました(でも彼は主役ではありません。私は予告見てたときはてっきり彼が主役だと思ってた)。鈴木杏はかわいかった。やっぱ演技うまいわ。将来が楽しみ。あと面白かったのは、モビルスーツみたいなのを動かすのが、プレステのコントローラーだったことです!(笑)これなら私でも操縦できるかも!>戦闘は苦手じゃん、私。ああ、誰か早くテトラみたいなロボット作ってくれないかなー。AIBOもいいけど、やっぱハロでしょ!>それはガンダムや!


7.15(土) 今朝はポップを書いたり注文出したりと大忙しでした。やはりというべきか、直木賞・芥川賞の受賞作3つのうち、当店では『GO』がダントツでよく売れてます。よっしゃあ!

 ちょっといろいろ反省中。ゲームにばかりかまけてる場合ではないのである。いかんいかん。やることやらねば!とりあえず乱読書こう。ゲームは少し我慢しよう。ってほっとくと、すぐ腕が鈍っちゃうんだよなあ(笑)。というわけで、ひさびさの乱読アップ。『いちばん初めにあった海』(加納朋子、角川文庫)は、今年2度めの☆5つだ!!

 といいつつまたFFの話。召喚魔法が使えないわけが今日判明。なにい、ペリドットとかの宝石を装備するって!?知らなかったよお、そんなこと!!(涙)でもこれでラムウが使えるようになるのなら、うれしい。って我慢しようって言ったばかりやんか!!

 bk1(ってもしかしてリンクしちゃいけないのですか?)のSF欄の、大森望氏のコラム第1回のおまけで、『山尾悠子集成』(国書刊行会)について熱く語っているのを読みました。すごいです。読んでるこちらが赤面してしまうほどの熱愛ぶり。大森さんが、そんなに山尾作品を愛してるなんて知らなかったなあ。ひゃー、ノートに抜書きまでしてたって!そういや、好きな歌の歌詞とかって、ノートの余白に書いたりしたよな、授業中。てなわけで、実は当店には山尾悠子サイン本がなぜか10冊も入荷してるのでした。ほほほ。お近くの方、ぜひ買いにいらして下さいね!


7.14(金) 最近、腰が痛くって。書店の仕事って、中腰でやることが多いからだとは思うけど。むーん。なんか体操でもしないとかなあ。え?トシだからしょうがないって?(笑) 

 本日夜、直木賞・芥川賞が決定しました。芥川賞は当たったぞお〜!!どうだ、ダイジマン、アタシのいったとおりだったでしょ?>かなりうれしいらしい。というわけで、『きれぎれ』町田康、文芸春秋でした。もう1点は、『花腐し』松浦寿輝。講談社で8月上旬に単行本として出るそうです(まだ雑誌掲載のみです)。

 直木賞は『虹の谷の五月』船戸与一、集英社と、『GO』金城一紀、講談社でした。むー、こっちは予想ハズレたぜ!それにしても、星間宇宙船でもウワサだった『GO』がとったかあ。これは読まねばならんでしょう。船戸さんは、え?まだ取ってなかったの?ってカンジですね。どちら様も、おめでとうございます。


7.13(木) 今日は、仕事のあと、娘も連れて友人宅に押しかけてゲーム大会でした(笑)。FF9ほか、ルパン3世のリズムゲームや、CMでさかんにやってる「ぼくのなつやすみ」(売れてるんですってね!)を見ました。極めつけは「遥かなる時空(とき)の中で」という、アンジェリークの平安朝版!こ、これの戦闘シーンは爆笑だ!特にFFの後で見るとお間抜けですごいぞ!あおきぶちょうが、「これ、GIFアニメ、3枚しか絵使ってないよきっと…」と、濃い発言をしていました(笑)。あーあと、「シーマン」を初めて見ました!めちゃめちゃ笑えた!いやなやつ、こいつ〜!!(笑)あのだるだるなしゃべりがなんとも言えず、イヤンな感じ。でもやったらハマるかもな。なんにせよ、育成ゲームは手間をかければかけるほど、愛が深くなるのですよ、たとえ相手がどんなにワガママでも。『星の王子さま』も、わがままなバラを愛してたでしょ。

 あ、あと、生まれて初めてカーナビを使いました。今まではダンナまかせで私は使ったことなかったのだ。ひとはがけっぷちに立たされないと、腰をあげないものね(笑)。今日、どうしても地図ナシで友人宅まで運転するハメになり、思い切ってトライしたらできたよ!たいがいの「やったことないこと」って、こうやって実際トライしてみると案外なんてことないじゃん、ってこと、多いよね。要するにトライするかしないか、なんだよな。

 今日買った本は、『まどろみ消去』森博嗣、講談社文庫です。わーい。でも読む時間がああっ!


7.12(水) 南風が、潮の香りを運んできました。夏の匂い。ふっと、海辺の町にいるような錯覚。

 今日、某所で注文してた『ポケット・ストーリー』(森雅之、講談社)が届きました。うううううううれしい〜!!!さっそく、少しだけ読む。またたくまに心の中に、透明な風がさあっと吹き渡ります。ふうっ。一度に読むのはもったいないので、ゆっくりゆっくり読もうと思います。ネットに感謝!!

 あと、某所から菅浩江の文庫が4冊ほど届きました。これも感謝なのだ!!持つべきは親切な友人だなあ。私の周りは本当にそんな方ばっかりです。なんの恩返しもできない自分が歯がゆい。

 今日はFF苦しかった〜!一箇所詰まっちゃって、もう投げ出したいくらいでした。でもやっとこさっとこ、苦しいトコ抜けたよ!ばんずわーい!

 11日の午前1時にオープンした、bk1の話はあちこちで出てるんで、今更私が言うまでもないですね。とにかくあのコンテンツには脱帽だよ。すごいボリューム。多すぎて、読むの大変なくらい。字も小さいし。そして、私がいっちゃん最初に行ってしまったのは、やはりここなのであった。森山さん主催か。納得だ、この濃さ(笑)。あっ、『猫の地球儀』レビューってタニグチリウイチさんじゃんか!風野さんも、冬樹蛉さんもいる〜。大森さんのコラムもあるし、SFマガジンの塩澤編集長コラムもあるし、ホラーは東編集長だし、なんだかネット界の知り合いばっかりでないかい、ここのサイト?(笑)


7.11(火) ふー、今日はなんか忙しい一日でした。朝洗濯して娘を保育園にやってから昨日のFF日記を書き、出社(遅番)。仕事も妙にバタバタしていたなあ。腰が痛い〜。でもいいこともあった。逆転サヨナラホームラン!みたいな。>謎

 今のマイブームは、ファミリーマートの韓国海苔のおにぎりです。でもあるときとないときがあって、楽しみにしながら店にいって、売り切れだととてもがっかり。こんなことなら、例の韓国海苔メールを捨てなければよかった(笑)。えーごは読めないんだけど(笑)。どうして皆さま、原書のSFとかミステリとか読めるんですかああ!!

 FFサイトに行くと、「みんな、FFもいいけど期末テストの勉強もやれよ!」みたいな書き込みがあってほほえましいです。がんばれよー、学生諸君!期末ってことは高校生だよね、たぶん。で、ふと思ったんだけど、このサイトにお越しの方で、10代もしくは高校生以下の方っていらっしゃいます?もしいらしたら、メールか書き込みをぜひ!ここは親切なお兄さんお姉さんがいっぱいいるからねー、いろいろ教えてあげるよお〜、もう本なしではいられないカラダにしてあげよう!(笑)>おびえて逃げますってば。

 ところで、前にも書いたことあると思うんですが、私のゲーム歴を少々。

 実は、「ドラゴンクエスト3」が私の初めてやったRPGです。というのは、短大時代にいった谷山浩子のコンサートで、浩子さんが「ドラクエ3の、竜に乗れるようになるところの音楽はナミダが出るほど美しい!」と絶賛してらしたのです。私はその曲を聞きたいがためだけに、ゲームへの禁断の道を踏み出してしまったのでした(今思えば、CD聴けばよかっただけじゃん!(笑)しかし、なぜか当時の私にそういう発想は皆無だった)。弟がファミコン(懐かしい〜)持っててドラクエも全部やってたので、つまると弟の部屋にいって「ねーねー、ここ教えて〜」と聞きにいってたのでした。あのころのうちのファミコンは中古だったので、データを吹っ飛ばして涙したことも一度や二度ではありませんでした。「ぼうけんのしょはきえてしまいました」…!!!ああ、今でも思い出す、あの地獄に突き落とされるような曲!(笑)。あ、竜の曲もちゃんと聴きました。でもその頃にはすっかりゲームの魅力というか魔力にとりつかれていたのでした(笑)。ドラクエにハマる弟を「何が面白いの?」とさげすむように見ていた姉だったのに。とほほ。で、今に至るわけです。

 というわけで、どちらかというと私はドラクエ派です。だって、ドラクエって戦闘中でもトイレに行けるほどのんびりしたRPGなのよ!(笑)いいじゃないですか、このまったりかげんが!FFは戦闘がハラハラドキドキで、「ああああどうしよう!!!」とすぐパニクる私には、とても心臓に悪いゲームです。なので、ドラクエは全部やってますが、FFは4、5、7,8しかやってません。しかもラスボス倒したのって一度もないかも(笑)。単なるへたっぴ?8は挫折したし。何を隠そう、このサイトで今までに唯一削除したコンテンツがこのFF8日記だったりする(笑)。

 そうだ!本日発売の本の雑誌8月号は、上半期ベスト10が載ってます。当店はそのべストに選ばれた10点を一緒に並べてミニフェア始めました。確かに今年は日本人の新人の当たり年かもね。


7.10(月) 最近の娘のとっておきの決めゼリフは、「もう、ママだいきらい!」と「もう、ママゆるさない!」です(笑)。これを言えば、私に大ダメージを与えられると思ってるらしい。ひっくり返すと、私に嫌われるのと許してもらえないのが、本人にとって一番傷つくことであるらしい。なんか「頭かくして尻隠さず」って感じでおかしい。

 そうそう、ダイジマンが星間宇宙船で書いてましたが、東京創元社の創元文庫目録、2000年6月現在のが出ました。目録フェチの方は、おはやめに書店でゲットなさってください(笑)。ない場合は、注文でもオッケーのはずです(たぶん無料だと思います)。というわけで、後世に目録集めで苦しむ若人が出ないためにも、ダイジマンは目録リストを作るように(笑)。いいんだってば、暫定的でも。

 そういえば、直木賞と芥川賞の候補が、先週の金曜に発表されましたね。直木賞は、うーん、誰がとってもおかしくない感じ(真保裕一、船戸与一、乙川優三郎、宇江佐真理、重松清、金城一紀>『Go』のひと)。私の予想は、乙川さんか宇江佐さん。芥川賞は、断然町田康さん!さあ、当たるか当たらぬか、発表は今週金曜日、14日の夜だ!(でも、いつもハズれるんだよなー、私の予想は…。どっかでこれ読んでて、わざと違うのにしてるでしょ、審査員の皆様?)

 じゃっ、またFFやるんで!>おい。


7.9(日) 7月8日のkashibaさんの日記で、「FF猿」と呼ばれてしまった私(笑)。ううむ、素晴らしいネーミング!まさに猿!(笑)本日も、朝10時半くらいからやってました。と、隣の小さな兄弟(娘のひとつ下と、2つ上の男の子)が覗きにきて、「あ、たたかいやってる!」と、うちにあがりこんで見物していきました(笑)。ちょっと恥ずかしかったけど、上のお兄ちゃんと一緒に「うん、いまね、レベル上げしてるんだ」などとタメ口で話しつつ、ふたりで真剣に画面に向かっておりました。そう!ゲームにおいては年齢などカンケイなく、すべての人間が平等なのだ!>よくわかんないです。そして、ついについに禁断のニューコンテンツアップだああ〜!(笑)>FF9日記。あ、ちなみに、私が昨日仕事を休んだのはこれのせいではなく、あくまで娘の子守りがいなかったからですのよ。ホントだって。

 そのあとは買い物など。「どこでもいっしょ」のウサ子のフィギュアをとうとうゲット!うれしいよ〜!!!

 今日の日経新聞の書評に、小谷真理さんのおっきなSF書評が出てて、そこに『山尾悠子作品集成』(国書刊行会)が書影入りで紹介されてましたね!めでたい!小谷さんナイスです!あれでもっと売れてくれるとうれしいな。きっと、「おお!そんな本出てたんかい!知らなかった!」というひとだって、たくさんいたハズだ!そういえば、山尾悠子さんがまた書物の帝国さんの掲示板にいらしてますね(にっこり)。重版決定だそうで、おめでとうございます〜。ところで山尾さん、ひょっとしてひょっとすると、うちの掲示板をご覧になってたのでしょうか?ドキドキ。

 今日は新刊速報を入れてて疲れ果てました。でもまだFFやるんだい!はうっ、本が読めない〜。


7.8(土) 昨日、FF9が発売されましたね。私は同僚の命令で、なぜか朝、予約してたのを受け取ってから出社するはめに(同僚はディスク何枚かが知りたかっただけらしい。4枚でした)。が、なんとこの中の説明書に、「週刊ファイナルファンタジー(仮)」というのが出るという情報が載ってて、職場は騒然。というのは、今回のFF9は、「攻略本がいっさいでない」ということで、書店業界では密かに話題になっていたのでした。なんたって、こないだのFFアルティマニアは、何百万部も売った超ベストセラーでしたからねえ。あの売上がパーというのは、実はかなりのダメージなのだ。が、この説明書によるとなんか本が出るの!?というわけで、デジキューブの始業時間10時ジャストに電話して問い合わせましたが、これは結局大幅変更になったそうで、「FFであそぼう!」みたいなタイトルの本が7月31日くらいに発売になるそうです。しかも攻略本じゃないって。なーんだ。おどかすなよ。

 というわけで、私も昨夜帰宅してから3時間ほどプレイ。娘に「FFやってもいい?」と聞いたら「いいよ!」というので一緒にプレイ。でもお願いだから、中ボス倒してるときに「やらせて〜!!」とぐずらないでくれ!!母は今、大ピンチなのだよ!!

 というわけで、洗濯と子守り以外は、今日一日FFやってました。ほほほ。しかもネットを駆使して!やー、こりゃ攻略本よかずっとええわ!掲示板に質問すれば誰かが答えてくれるし!ネットがありゃじゅうぶんだね!しかし「安田ママ」で書き込みするのはやめろ>私。オススメのFF9の攻略サイトがありましたらぜひご一報を!(っていつからここはゲームサイトに?)

 どうしよっかなーと思ったけど、またFF日記やります!ダイジマンの笑う顔が見えるようだわ(笑)。またクリアできずに、いつのまにかコンテンツ削除してたりして(笑)。あー、新刊速報は明日ね。すみません!


7.7(金) 手紙、届きました。どうもありがとう。ホントに唐突でびっくり。そういうところ、相変わらずですね。前に手紙をもらったのは、半年前だったかしら?それとも、もう1年くらい前かな?

 せっかくの七夕だってのに、今夜は大雨。台風が近づいてるそうです。織姫と彦星は、雲の上でちゃんとデートしてるかな?誰もお邪魔がいなくて、かえってラッキーかな?

 私といえば、相変わらず仕事に忙しい毎日です。でも、探してた本を見つけて「あったあぁぁ…!」とためいきまじりのつぶやきと共に、ぴかっと輝くような笑顔を見せてくれるお客様に出会ったりすると、私のやってることはあながち無意味ではないのかも、なんて元気づけられたりしています。ふっと、あなたの笑顔を思い出したりして。

 あなたのいう「未来」がきても、今と変わらず本を読むことができるのかしら。きっと大丈夫よね。あなたみたいに、本当に本を愛している人がたくさんいるのだから。発売されたばかりのまっさらな新刊を買って帰る喜びや、ずっと探してた古本を発見したときのうれしさや、その本を読んで泣いたり笑ったりする、そんな幸福ってなにものにもかえがたいものね。

 きっとあなたはこれからもずうっと本を愛しつづけるのでしょうね。キラキラした目で本の話をする、そんな時のあなたがとても好きです。あなたが本という夢を食べて生きているのなら、私は「あなた」という夢を食べて生きているのかもしれませんね。たとえ大ゲンカしても、いつか会えなくなる日がきても、あなたが他の誰かを好きになっても、私の気持ちは変わらないでしょう。私はいつも、いつまでもあなたの味方です。といっても、あなたを応援する以外に、なんの力もありませんが。

 これから暑さが厳しくなりますから、夏バテしないように気をつけてくださいね。ではまた、いつか会える日まで。


7.6(木) やあ、久しぶり。明日は七夕だな、って思ったら、急に君に手紙を書きたくなりました。こちらは、くちなしの花が盛りだよ。道を歩いてると突然甘い香りがして、まるでふいに懐かしい友人に肩を叩かれたみたいに、あわてて周りを見回したり。

 もう2000年も半分終っちゃったね。21世紀までもうすぐだ。僕たちが子供の頃、「未来」と呼んでた時代がもう目の前にきてる。なのにさ、「車もしばらく空を走る予定もなさそう」(「ヒトリノ夜」byポルノグラフィー)だし、家に鉄腕アトムどころかお手伝いロボットさえいないし(まだHITACHIのCMのロボット程度!)、僕らの格好ときたら、宇宙服みたいのじゃなくて、あろうことか自分の親の時代の流行を繰り返してる。相変わらず食事は包丁とフライパンと電子レンジ(これだって子供の頃からあったよな)で作らないとだし、僕の家の周りはとうもろこし畑が広がってて、春はひばりが息継ぎしてるのかと心配したくなるくらいにやかましく鳴きたててるし、時計だって結局はアナログが主流ときてる。要するに、僕らがコドモの頃から、なーんにも変わってないってことさ。

 そりゃ、コンピュータの進化はすごいと思うよ。僕らが昔見てたアニメや特撮なんかのコンピュータは、穴のあいたレシートみたいなのが、何メートルも出てきてるみたいなシロモノだったからね。あれよりは、君の持ってるノートパソコンのほうがおそらく性能はずっといいと思うよ。でも、まだまだ一家に1台とまでは普及してないし。え?ケータイ?あんなの、昔トランシーバーごっこに憧れた男の子達が、大人になって作ったただのオモチャさ。今や老若男女、このオモチャにはまっちゃってるみたいで、なんか笑っちゃうよね。

 や、僕は決してこの「未来」を悲観してるわけじゃないんだよ。むしろ全く逆さ。つまりだよ、僕らが子供の頃描いてた「未来」に、僕らはまだてんで追いついてない。ということはだよ、まだまだ夢を見る余地があるってことさ!

 まだ僕たちはブレードランナーみたいな街にも、コールドスリープから目覚める驚きにも、アンドロイドとの恋にも、イスカンダルへの旅にも、サイド7という名のスペースコロニーでの生活にも遭遇してない。ということは、まだまだ「未来」はこれからずっと先にあるんだ。実に楽しみじゃないか?現実なんかに閉塞してる場合じゃないんだよ。何もかも、まだこれからなんだから!僕らはまだ夢の途中で、未来はまだ全然先が見えないくらい果てしなく、僕らの前に広がってるんだ!

 しかしあれだね、こういう未来の物語を、人はこんなちっぽけな一冊の文庫本に閉じ込めてしまうんだからたいしたもんだと思わないかい?いつでもどこにいても、この小さな紙の束を開きさえすれば、タイムトラベルも、宇宙の果てまでの旅行も、さまざまな宇宙人たちとの遭遇も、仮想空間での生活も、なんでもできるんだ。僕は、本ってのは、人間のありとあらゆる夢の結晶だと思う。だから僕は本を読むのが好きで、やめられないんだろうな。バクは夢を食べて生きてるけど、僕は本という夢を食べて生きてるの、かな?

 21世紀が果たしてどんな時代になるかは誰にもわからないけれど、人間が夢を捨てさえしなければ、きっと大丈夫だと思う。そんな僕の夢は、照れくさいけど、いつか君と一緒に月から地球を眺めてみたいってことだったりするんだ。笑うなよ。

 ああなんか長くなっちゃったね。の割に何がいいたいのかよくわからない手紙でごめん。また気が向いたら書くよ。じゃ、それまで元気で。


7.5(水) 寝ても寝ても頭痛が止まらない。一日中寝てたのに治らない。つらい。というわけで、今日は乱読書けませんでした。すみません。掲示板レスも今日はお許しを。ううむ、明日、仕事行かれるかなあ。


7.4(火) 仕事が終ったとたんに、滝のような土砂降り&カミナリ!やー、すごかったわ。

 実は今、爆裂的に眠いです。はうう。もう、やっぱり早く寝よう!!!っていつも思うのになー。できないのはナゼ?

 今朝、『いちばん初めにあった海』(加納朋子、角川文庫)読了。通勤電車のなかですごくいいトコまでいったので、会社に着くやいなやまた本を取り出し、ラストまで一気読み。乱読は明日あたりかな。☆4つ半、とだけ書いておきます。めっちゃよかった!あまりに感動したので、その余韻もさめぬまま『掌の中の小鳥』(加納朋子、東京創元社)をお昼に読み始めました。これを読めば、加納作品全制覇だ!

 昨夜は『MONSTER』14巻(浦沢直樹、小学館)を読む。ああもお、話がちっとも進まない〜!どうしてこういいトコロで「続く」なんだよお!まったくもってじりじりさせられるよ。早く早く次が読みたい!やはりじっと我慢して、5巻分くらいイッキに読むべきか?

 佐々木倫子『Heaven?』(小学館)は読み始めたトコ。まるでドラマの「王様のレストラン」みたいだよ(笑)。関係ないけど、昨夜から始まったドラマ「バスストップ」はどう見てもウッチャン版「101回目のプロポーズ」だと思いません?(笑)

 そういや、昨日発売の「なかよし」で『カードキャプターさくら』が終ってしまったのだ!!!悲しい。くすん。今月末に出る単行本が最終巻だそう。


7.3(月) メールを書いてたら、またしても更新が遅くなってしまった…。

 今日のめっちゃうれしいこと。本日発売のムック『ホームページべスト5000 2000年後期版』(アスキー)に、なんと当サイトが紹介されてます!!91ページ「書評・ブックガイド」のところに!トップページ画像つきで!アスキーさん、どうもありがとうございます〜!紹介文も、わー照れくさいよ〜。というわけで、この雑誌をご覧になってお越しになった方がいらっしゃいましたら、ようこそ!あなたがほんの少しでも楽しんでいただけたら、本当にうれしいです!

 昨日、いつのまにかカウンタが110000を越えてました。メモ代わりに書いておこう。

 ださこん4、発動!私はもう申し込みました。ほほほ。ホントに行かれるんだろうか?死んでも行くけど>死んだら行かれません(笑)。

 昨日の日記の『いちばん初めにあった海』加納朋子は、角川文庫の間違いでした。失礼致しました。ネコネコさん、ありがとうございました。もうひとつの話もいいよ〜。まだ途中だけど。なんか彼女の本はしんしんしみるなあ。


7.2(日) 今日は暑かったですねえ!我が家もついに冷房つけちゃいましたよ。しかも朝から!夜は雨のせいか、少し涼しくなったけど。

 今日は物欲の日でした(笑)。銀座の阪急にいってきたのです、これを見に!ん〜、トロかわいいっす!写真もいっぱい撮って来ちゃった!若いカップルとかがいっぱいいました。トロにバースデーカードを書くコーナーがあって、娘もちゃんと書きましたよ。「トロおげんきですか。わたしもおげんきです。」だって。もちろん私も書きましたよ。「20歳にもなってこんなの書くなんて恥ずかしい(笑)」と話すカップルの横で「げげっそんなこと言ったら私なんて」と内心汗をかきながら(笑)。キャラクターグッズコーナーでは、ちゃんとおまんじゅうもいっしょその他も買ったし、ガシャポンでウサ子のスタンプも2種ゲットして、とても幸せ〜(今日は在庫あったよ、あおきぶちょう!)。が、ウサ子のフィギュアが何度やっても取れなかった。くうっ、これだけが心残り。トロばっかり出てきちゃったのだ。

 で、帰ってきて星間宇宙船見たら、森雅之が某所にあるって〜!間髪いれずに行って登録しましたよ!H2さん、情報ありがとうございました!!

 『いちばん初めにあった海』(加納朋子、角川文庫)の表題作だけ読みました。すごくよかった〜!(泣)『ガラスの麒麟』をほうふつとさせますね。『慟哭』(貫井徳郎、創元推理文庫)もそうだったけど、ミステリという手法を使うことによって、その謎が解けたときに、感動がさらに深まるという書き方をしてるのですよね。絶品でした。超オススメ。


7.1(土) 娘がおばあちゃんから、花火を買ってもらってきました。「ママ−、ひとだま!」…なぜよりによってそんなものを選ぶか、娘?

 森太郎さんの6月30日の日記がとても素敵でした。『田宮模型の仕事』のところ。こういう日記を読むと、こちらもじんわりと幸せになります。

 MZT@書物の帝国さんの6月29日の日記にコメント。書店員の質を識別するというのは、とてもいいアイディアですが、現実問題としてはとても難しいと思いますねえ。そもそも指針が存在しないし。書店員4級試験、とか作ります?(笑)あと、同じチェーン店内部なんかだと、実力のある方は新しくオープンする大きい店舗に移動になる、なんてことはあるようですね。やはり見てるひとはちゃんと見てるんだと思いますよ。これも、どこの会社でも同じことです。

 小松左京の『虚無回廊3』(角川春樹事務所)、出ましたよ!これは昔の「SFアドベンチャー」の連載をまとめたものだそうで。案外薄い本でした。これも探すの難しいと思いますので、なければ注文がよろしいかと思います。

 今日は文庫を4冊も買ってしまった。つい『インディヴィジュアル・プロジェクション』(阿部和重、新潮文庫)など。これは、月下工房@サイトウマサトクさんのオススメ本。『聖者の行進』(アイザック・アシモフ、創元SF文庫)も今ごろ。ほほほ。映画、もう終った? 

 今日から日記にインデントを使ってみました。こっちのほうが読みやすいですか?そもそも、黒字に銀の文字なんて読みにくいよねー。すみません。でもやっぱここのバックは星空にこだわりたいのです!というか、もともと最初は、こんなにたくさん日記を書くつもりはなかったからなあ。


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