8.31(木) 今夜のテレビチャンピオンは「なぞなぞ王決定戦」。いやあ、出題するおじさんたち頭柔らかいなあ!すごい。全然わかんないよ〜。それもそのはず、いろんな児童書のなぞなぞ本を作ってる方々なのであった。しかし、「このみひかる」がこんなおじさんだったとは!ちょっとショック〜〜!(>失礼、笑)確か、ぴょこたんのなぞなぞの本とか出してたよねえ?

 本日、徳間デュアル文庫創刊!!懸念されてたサイズですが、普通の文庫より身長約1センチ、幅約5ミリほど大きいだけでした。というと、ハヤカワのダニエル・キイス文庫くらいってことですかね?ちょっとキイス文庫が今手元にないので比較できないんですが。早速、『ぼくらは虚空に夜を視る』(上遠野浩平)を買ってきました。あらすじ読んだ感じだと、すごく面白そう。冒頭に、『天の光はすべて星』(フレドリック・ブラウン)より引用あり。

 さて、昨日星間宇宙船にも書きましたが、「MOTHER3」が発売中止になったとのこと、残念無念。「MOTHER2」、大好きだったんだけどなあ〜。かわいかったのよねえ、キャラも話も。「どせいさん」好きだったよお。最初に名前と一緒に好きな食べ物を登録するんだけど、なぜか私は「グラタン」にしてました。そうすると、寝る前に必ず「グラタンを食べてゆっくりお休み」とかってお母さんに言われるの。ああ、もう一度やりたいなあ。

 とか言ってないで、今日はSF、じゃなくてFFをやるぞお!>銀河通信8月号はドウシマシタカ?今日で8月は終りデスヨ?

 『永遠の森』(菅浩江、早川書房)を読み始めました。寝付く前に読むには最適。


8.30(水) 今日は休日。私のだるだる気分が伝染してしまったらしく、今朝起きるなり、娘も「今日保育園行かない〜〜〜!!」とぐずり、結局サボリ(笑)。子供って、不思議なくらい親の気持ちがシンクロする。ふたりで一日、だるだるしてしまった。

 そういえば、おとといの新刊ですごいのが出ました。『またたび浴びたタマ』(文芸春秋)という本なのだが、なんとこれ、村上春樹の回文カルタなのだ。どっからひねり出したのかねこれ!みたいなトンデモ回文なのですよ。だってね、ひらがなだけで書いてあると、全然意味わかんないんだから!(笑)「ありばいがにがいばりあ」「るいびとんとびいる」…ね?わかんないでしょ?で、これに彼のこじつけに近い解説と、ファンキーなイラスト(これは別の方が描いてる)がついてます。ぜひ書店で現物を見てみてください。あ、電車の中で読むのはやめた方が賢明かと思われます(周囲からヘンな人と思われてもオッケーな方を除く)。しかし…どうしちゃったの、何があったの村上春樹!?

 今の回文の解答。「アリバイが苦いバリア」「ルイ・ヴィトン飛び入る」…これが、解説読んでもなんだかよくわかんないんだな(笑)。

 先日、新刊で大島弓子の『金髪の草原』(朝日ソノラマ)が出ててびっくり。表題作が映画になるためらしい。でもこの本、大島弓子選集の中の一冊と全く同じ内容だった。映画は、私が密かにファンである池脇千鶴ちゃんが主人公なのだ。ん〜、イメージ的にちょっと違う気もするが(あの役には若すぎるでしょう)。内容はとてもいい話です。大好きな短編。ボケちゃって自分を若者と勘違いしてるおじいちゃんが、新しくきた若いお手伝いさんを、憧れのマドンナと思い込んで恋するという話。夢と現実という2つの世界。さて、ふたりはどちらを選んだと思います?この前向きさが、大島弓子のいいところなんだよね。

 『鵺姫真話』『石ノ目』乱読アップ。さて、次の通勤本は『占い師はお昼寝中』(倉知淳、草原推理文庫)。


8.29(火) 今夜は、毎年恒例の、会社の花火大会でした。浅草橋で12000円分(今年の予算。参加人数によって変動)の花火を買ってきて、いっぺんにやるのだ。なかなか豪快ですよん。あ〜、楽しかった!お酒飲みながらやってたから、今、すっかりへろへろ〜。最近、めっきりお酒飲んでなかったから、効いたわ〜。ああ、これで夏も終わりか。でもまだまだ残暑が厳しいのだ。もー、脳みそ溶けちゃうってばよ!早く涼しくならないかなあ。あ、でもね、日が落ちるのがだいぶ早くなりました。秋分まで、あとひと月もないんだよね。

 『鵺姫真話』、もうちょっとで読了。ほええ、ずいぶんと複雑な話だなあ。頭がこんがらがりそう。タイムスリップ物だとは知らなかったよ。ん〜、面白いことは面白いんだけど、いまひとつ登場人物に感情移入がしにくいかなあ。

 ちょっとだけ今夜は幸せな気分。ネットの某所で、とてもいい文章を読んだから(どこかはヒミツ。私がリンクしてるページの中のどれかです)。文章は、ひとを幸福な気持ちにさせる力を持っているよ。言葉ってすごいね。文字ってすごいね。

 こういうのを読むと、私の大好きな映画のタイトルを思い出す。「誰かがあなたを愛してる」。ひとを好きになるってのは、やっぱり素敵なことなんだね、なんて思ったりする酔っ払いの夜。

 あ、銀河通信8月号は発行がとても遅れそうです。9月初旬になっちゃうかも。すいませーん!!


8.28(月) おっ、「名探偵コナン」の主題歌が変わったぞ。と思ったら、えっ!?コナン君が踊ってる!?これってもしかしてあのガングロ女子高生の盆踊り(笑)、パラパラか〜〜〜〜!?いきなり箸を捨てて踊りだす私(食事中だってばよ)。むー、がんばって覚えようっと。来週はビデオ撮るか。終わりの歌も変わってました。きゃーっ、オトナのコナン君だわ!カッコイイ!!!

 通勤本は『鵺姫真話』(岩本隆雄、ソノラマ文庫)。おおっ!なんだこれ、いきなり『星虫』の続きじゃん!!!そうかそうか、だからあれが復刊されたわけね。あれ読んでないと全然話わからんだろうな、確かに。星虫も、友美もたいした説明もなしに(当然読者が知ってるという前提のもとで書いてる?笑)さらっと出てくるし。というわけで、『星虫』(岩本隆雄、ソノラマ文庫)未読の方は、こちらを読んでからどうぞ。それにしても、なんと自然に話が続いてることよ。全然違和感がない(神林長平の『グッドラック』はずいぶん著者自身が変わったな、と感じたのに)。これが前作から10年後に書かれたなんてウソみたい。次に出る『イーシャの舟』とも深い関係があるそう。楽しみ。

 今朝、カウンタ130000突破!姥姫さま、皆様、ありがとうございました〜!


8.27(日) 今日も暑かった〜!家の掃除なんかすると、汗だくよ、もお!

 今日は浅草橋に花火の買出し。毎年恒例の、職場有志での花火大会のため。が!ま、その前にせっかくだから、と秋葉原へ(笑)。イェーイ、ドラクエ7、ゲットオオオ〜!!ほほほ。でもまだやらないけど。ええ。あと、某所でさくらのトレカとか。しかし、なぜか娘が「かっちゃダメ!」と叫ぶのには閉口。「なんでだよー、いいじゃん、ママはこれ欲しいんだよお!なんでダメなの?」「どうしても!」…おい、立場逆でないかい?どっちが子供?(笑)

 さっき、テレビ「特命リサーチ200X」で、睡眠不足についてのテーマでいろいろやってた。ううっ、いちいち心にグサグサささるお言葉!そ、そうだよまさにそりゃ私のことだ!

 『石ノ目』(乙一、集英社)、読み始めたら止まらなくなって読了。うーーーん、ひとことでいうと「ヘン」!(笑)なんだろうこの奇妙さは。小説読んでると、だいたいこうきてこうなって、こういうオチっていうのが想像できますよね。で、それをひっくり返されるのがまた快感なわけで。だけどね、彼の書く話ってのは、どこかピントがズレてて予想がつかないのです。4つの短編が入ってるんですが、「石ノ目」と「はじめ」はそれでもまだ納得できた(「はじめ」のラストの一文にはぐっときました)。が、あとの2つ「BLUE」と「平面いぬ。」においては、常人の感覚を超越している。なんとも納まり具合の悪い、奇妙な後味を残す話。「へ?なにこれ、なんだったの?」みたいな。普通、「ああこの感情を書きたかったんだな」ってのがわかるじゃないですか。それが、彼の場合、どれだか全然わかんないの。不思議な、実に不思議な感覚を持った方です、乙一。(ちなみに決してけなしてるわけではないので、誤解なきよう。)あ、完成度は『夏と花火と私の死体』(集英社文庫)が一番高かったように思います。あれを超える傑作を書いて欲しい。

 ださこん4の企画で、「オンライン書評に関する大型アンケート」を募集中だそう。Webなどのオンラインにおける書評が、どのように運営され、読まれているのか、どのようなものが求められているのかについて、皆さんのご意見をお伺いしたいと考えております」とのこと。興味がおありの方は、ぜひ協力してあげてくださいませ!


8.26(土) お久しぶりでゴザイマス。また日記を再開することにしました。管理人がサボってる間にも、当サイトにいらしてくれた皆様、ありがとうございました。感謝!!!精神的お休みをいただけて、ちょっと息がつけました。なんか煮詰まってたらしいです。自分自身の中でいろいろと。でももう大丈夫。

 お休みにしてる間、星間宇宙船では山田正紀が盛り上がってましたねえ!ちょっと抜き出して皆様のオススメを並べてみますと、

『人喰いの時代』(ハルキ文庫)
『火神を盗め』山田正紀(ハルキ文庫)
『アフロディーテ』(講談社文庫)
『長靴をはいた犬』(講談社ノベルス)
『神狩り』(ハヤカワ文庫JA、ハルキ文庫)
『宝石泥棒』(ハヤカワ文庫JA、ハルキ文庫)
『崑崙遊撃隊』(ハルキ文庫)
『チョウたちの時間」(角川文庫 絶版)
『ジャグラー』(徳間書店 絶版)
『謀殺のチェス・ゲーム』(ハルキ文庫)
『謀殺の弾丸特急』(徳間文庫)
『50億ドルの遺産』
『竜の眠る浜辺』(ハルキ文庫)
『終末局面』
『機神兵団』(ハルキ文庫)
『エイダ』(ハヤカワ文庫)
『神獣聖戦』
『ブラック・スワン』

…って多すぎるってば!(笑)いやあ、さすがに140冊近く書いてらっしゃる方だけありますねえ。しかも土田さんいわく、「はずれがない」!これってすごいよね。あのSF大会での観客全員を驚愕させた活躍ぶりは、当然といえば当然だったのですね。

 ああ、「いつかはゼッタイ読もうと思ってる本」がどんどん増えてゆく…。時間がたっぷりあった学生時代に、もっと読んどきゃよかったなあ。その頃はその頃で読んでたんだけど。そうだ、SFに目覚めるのが遅すぎたということだな。うん。今、実は密かに考えている可能性としては、いつか専業主婦になるときがきたら、毎日本を読んで読んで読みまくろう!と(笑)。例えばさ、一日一冊SFマガジンのバックナンバーを読むとかさ!今ここにある10月号が534号だから、2年あればできる計算。おお、すごい!>取らぬ狸のなんとか(笑)。ただ問題は、専業主婦になる日がホントにくるのか、ということだ。未来は神のみぞ知る。

 このSFマガジン10月号121Pに出てますが、9月上旬の「ハヤカワ文庫30周年記念フェア」にて、5月号の「読んでみたいハヤカワ文庫の名作」アンケート」の上位作品が復刊されるとのこと。(ニムさんごめん!以下コピーさせていただきました)

『宇宙気流』 アシモフ
『へびつかい座ホットライン』 ヴァーリイ
『』地球の長い午後』 オールディス
『宇宙のランデヴー』 クラーク
『薔薇の荘園』 スワン
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『高い城の男』 ディック
『星ぼしの荒野から』 ティプトリー・ジュニア
『月は無慈悲な夜の女王』 ハインライン
『さすらいのスターウルフ』 ハミルトン
『チャレンジャーの死闘(上・下)』  ファインタック
『果てしなき旅路』『血は異ならず』
ヘンダースン
『80年代SF傑作選(上・下)』
 小川隆、山岸真・編
『MOUSE』牧野修

えーちなみに、マークは、当サイトで前に行った〈銀河通信オンライン推奨 復刊希望ハヤカワSF文庫10冊〉にランクインされてたものでございます。わーい!めでたい!『光の帝国』(恩田陸、集英社)ファンは必ず買いましょうねっ!アナタのために重版されたんですから!>ゼナ・ヘンダースン2点。なお、このアンケートの集計結果は11月号発表とのことです。あ、135Pに、読者プレゼントの当選結果が出てますね。当たった方、いらっしゃいます?『アルジャーノンに花束を』の特装本、見たい〜。

 今日はこのSFマガジン10月号以外には、『鵺姫真話』(岩本隆雄、ソノラマ文庫)、ドラクエ攻略本(集英社Vジャンプブックス)を買いました。でもソフトはまだなの〜。FF終るまで我慢なのだ!>終るのか?

 『石ノ目』(乙一、集英社)表題作だけ読了。怪談でもホラーでもなく、一番近いので言うと、ドラマ「世にも奇妙な物語」みたいな雰囲気。相変わらずうまいです。


8.21(月) 今日、ぶったまげたこと。新刊の荷物の中に、『カジシンの躁宇宙+馬刺し編』(梶尾真治、熊本日日新聞社)というのが入ってたんです〜〜〜〜!!!し、知らんがな、こんな本出るなんて!ああ、あぶないとこだった。やー、あなどれないよ、熊本日日新聞!(ここに連載されてたものにプラスされてる模様。)もちろん速攻購入。えと、952円、サイズは小B6くらい。新書のちょっとでかいくらいですね。さあ、皆様、すぐに本屋に注文しませう!

 本日、ワタクシ、ついにやってしまいました〜。同僚の、「安田さーん、どうっすか?これ、ラストひと箱だよ〜?」という悪魔のささやきに負けて、とうとう「カードキャプターさくら」のトレカひと箱、オトナ買いしてしまいましたの〜!380円×15パック!買ってすぐにバリバリ開ける。あああったあ!スペシャルカード!ラッキー!でもコンプリートはしないのさっ。オトナだからさっ。もうこれだけでじゅうぶんですう。ううっ、さくらちゃんかわいいっ!!

 えと、唐突ですが、ワタクシ明日から少々日記をお休みしようかと思います。や、別にどっか行くわけじゃないんですが、ちょっといろいろ思うところあって。いつまで耐えられるかな。まあ、一週間も我慢できればあっぱれでしょう(笑)。明日またちゃっかり更新してたら笑えるな。あ、星間宇宙船とか、乱読や新刊速報はちゃんと更新しますので、SF系更新日記からきてるお客様も、のぞきにいらいてね〜。あ、銀河通信8月号は大幅に遅れております。今月末ぎりぎりくらいにアップの予定。すみません。


8.20(日) 昼間は暑かったけど、夜はやっぱり涼しい。もう8月もあと10日あまりだもんね。よいこのみんなは、宿題終ったかな?(笑)がんばれ〜!いいんです、あんなものラストでばばっとやっちゃえば。今年の夏は一度きりなんだから、思い切り遊ばなくちゃね!オトナになるとねえ、夏休みもろくろく取れないんだぞお〜!(泣)キミ達がうらやましいっす。

 昨夜、いっきに『朗読者』読破。おかげで、今日の午前中はまたもや使い物にならず(笑)。だったらさっさと寝て、昼間読めばとも思うんだけどね。でもやっぱり、夜中にひとりで本に没頭するのって、いいんだよねええ!世界に本と私だけ、という感覚がなんとも。乱読、『グーグー』と共にアップしました。ちなみに『朗読者』は☆4つ。よかったです。「ベストセラー」という色眼鏡なしで読んで欲しい本。ベストセラーになるってのは、ある種の本にとっては不幸なことかもしれないと思ったり。あ、これ、いちおうネタバレ警報だけは出しておきました。うーん、どこまでがネタバレかが難しいとこなんだけど。どうせなら、これから読む方は、何も情報を仕入れないほうがいいかとは思います。

 『麦の海に沈む果実』(恩田陸、講談社)はひきつづきちびちび読んでます。まるで夜、寝つく前に飲む一杯のウイスキーのように。

 というわけでまたFFはできませんでした〜(泣)。グレてやる〜。私にゲーム休暇をくれえええ!!


8.19(土) すみません、昨日の日記の日付間違ってました。今日会社に行くなり、同僚に言われてしまった(笑)。

 お盆が終って、荷物が入ってくるようになった。つかのまの平和もオシマイ(笑)。でもやっぱり、本を並べたりしてるのが一番楽しい。うん。理想は、新刊点数が今の半分くらいになるといいなあ。読むほうも、ゆっくり読めるでしょ?そうだよ、お客様の読むペースも考えて出すべきだよなあ。え?私が遅読なだけっすか?(笑)

 今日びっくりしたのは、立原えりかの新刊が2点出たこと。ひょえー、お懐かしい!書いてらっしゃったんですね!『天人の橋』と『天女のあかり』ともに愛育社より、各1300円。どっちかがファンタジーで、もういっぽうが旅行記だったと思います、確か。

 突然浮気ごころがむくむくと出て、昨夜は衝動的に『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク、新潮社)をいっきに半分ほど読んでしまう。淡々とした、静かな物語、という手触り。純文学系ですね。でも読みやすい。男性側から書いてあるので、男のひとのほうが共感を得やすいかもしれないですね。

 昨夜、星間宇宙船に「山田正紀のオススメを教えてください」と書いたら、さっそくπRさんからメールをもらう。ありがとう!とりあえず、オススメ5冊中上位2冊の『神狩り』『宝石泥棒』(ハルキ文庫)を注文する。楽しみ〜!山田正紀は誰も彼も「うまいよね〜!」と絶賛するもんねえ。『九百人のお祖母さん』(ラファティ、ハヤカワ文庫)も注文。これ、出版社在庫僅少とあってびっくり。大丈夫だよねえ?


8.18(金) 今夜は、秋のような涼しさ。草むらでは虫が鳴いている。もう夏も終わりなのかな。うれしいけど、ほんのちょっとだけさみしい。何か忘れ物をしてきたような気持ち。

 本日、『創竜伝』12巻入荷!!!(田中芳樹、講談社ノベルス)やー、本当に出たのね。びっくり>失礼。よく売れてましたよ、当店は。

 性格って、もう直らないと思う。もって生まれたものだし。自分にどんな欠点があるってイヤと言うほどわかっていても、なんともどうしようもない。私の欠点は、すぐカッとしてしまうことだ。これはすぐ怒るというだけでなく、すぐ盛り上がったり興奮したりしてしまう、ということ。もっと冷静に落ち着いてよく考えればよかった、とあとになって思うんだけど、やっぱりできない。そうやっていつもいつも失敗を繰り返す。単に学習能力がないのかな?(笑)あなたは自分の欠点を直そうとしたこと、ありますか?結果、直りましたか?

 あ、でも性格の変わる転機というのはあるね。私の場合、引っ越した小6の時と、就職したとき。小6の時は、それまでとてもおとなしくて、いつも明るい親友の影にひっそり隠れてるような子だったのが(信じてってば)、彼女と別れたせいで、自立心がつきました。ひとりで歩けるようになりました(精神的に)。就職したときは、それまで苦手だった「男のひとと普通にしゃべる」ということができるようになりました(信じてってば)。でもねえ、根っこは3歳くらいから全然変わってないと思う。昔からおこりんぼだった(笑)。

 『出版クラッシュ!?』昨夜いっきに読了。己を深く反省。自分のやるべきことも満足にやれてないのに、ひとのことを言ったりするのは恥ずかしいしカッコ悪いからもうやめよう、と思いました。常に自分の前に透明な鏡を置いておこう。自分はどうなのか?と思えるように。とにかく、私の今の位置でできることから始めよう。少しずつ。気負わずに、でも絶えず「どうすればいいか?」と考えつつ。なにしろ、終点のない仕事ですから、書店業は。


8.17(木) お盆明け(だよね?)。こないだ、娘と歩いてたら近所の家からお線香の匂いが。「ああ、おばあちゃんちの匂いだあ〜」と言うと、「なになに?」と聞くので、お盆について説明する。「あのね、死んだおじいちゃんやおばあちゃんが、お盆の間だけ天国から降りてきてね、果物やお菓子や、わりばしさしたナスとかを食べてまた天国に帰るんだよ」…え?違う?(笑)

 『出版クラッシュ!?』(編書房)を読み始めました。…何も出来ない自分が歯がゆく、もどかしく、つらいです。この業界、みんなみんな困ってる。皆なんとかしたいと思ってる。なのに、いっこうに前に進んでる気がしないのはなぜ?もう、問題から逃げるのはやめようよ。ごまかしきれないところまできてると思うよ。

 自分への猛省も含めて、返品なんでもオッケーというのはもうやめたほうがいいでしょう。全く個人的なワタクシ的考えは、まず出版社が返品を制限することじゃないかな、と思います。入れた数の20%しか返しちゃダメ、とか(あ、もちろんこの場合、仕入れるときの正味は今よりずっと下げます)。そうすれば書店も仕入れ数を真剣に吟味する。んで、90日間の委託期間が終ったら、返品不可。委託期間が終ったら、もうおのおのの書店が好きな価格をつけて売っていいの。50%オフとかね。

 これをやるには、書店も出版社も真剣勝負!まず書店は「この本はうちの店ならこのくらい売れる」という予測を立てられる目利きがいないとやっていけない。出版社も、テキトーに作ってばらまく作戦はもう通用しないから、自社の本の営業も、出す本のセレクトも真剣にやる。これで新刊洪水はある程度おさまるでしょう。あと事前予約受付ね。これにもっと力を入れる。だいたい、今は出版社が事前情報をほとんど読者に流してない。これってもったいないよ。出版社は、書店ではなく、読者のほうをみて営業すべし。

 というのは実は本の雑誌8月号の「21世紀書店改造計画私案」というコラムの影響大なんですが(笑)。でもまあ、これをやってもやらなくても、今後書店や出版社が自然淘汰されるのは必須だと思います。悲しいけれど。どっちにしろ大変なことにかわりはないな〜。

 ただ、このアイデアだと、「待ってたよ!その本が読みたかったんだよ!」みたいな、その本を心待ちにしてた読者が存在する本はちゃんと売れるしくみ、のはず。たとえば「恩田陸の新刊が出る!ゼッタイ買わねば!」という方は書店で予約して買う(これはあらかじめ出版社から情報が流れてると仮定)。で、「そんなにあわてなくてもいいや」という方は、90日後以降、安くなってから買う。この場合は、どこの書店でゲットできるかは全くわからないから、運しだい。そうすると、kashibaさんみたいな古本に狩りの楽しみを求める方も、新刊書店に来てくださるんじゃないかなーなんて。店によって値段も違うしね。「あちこち探すのめんどい」という方は、お取りよせ。この場合は、定価販売かな?

 なーんて超ナマイキなことを書いてしまいましたが、あまりマジにとらないでくださいませね。あくまでも勝手でいいかげんな素人提案ですから。ああ、でも人のこと言う前に、私自身が自分のやるべきことをやらねば!私に棚管理(創作かな)能力はあるのか?いいかげんな棚を作ってないか?読者のほうをむいて商売してるのか?ううう、すいませんっ!まだまだ勉強が足りませんっ!反省!

 昨夜読んだ『グーグーだって猫である』(大島弓子、角川書店)は超オススメ!愛情って、どうしてこうも切ないのだろう。そのうち乱読アップの予定。そのうち。


8.16(水) 部屋を片付けたら少し気持ちがよくなりました>おい。今まで部屋がごちゃぐちゃしてたのは、娘の細かいオモチャ(ガラクタともいう)のせいだと気がつく。そして私の頭に天啓のようにひらめいた言葉!「捨てよう」!(笑)やっぱ、モノが多すぎるよ、我が家は。でも『捨てる技術!』という本が売れてるあたり、みんな同じ悩みを持っているのだねえ。

 娘に「ちっちゃいいらないオモチャ、捨てていい?」と聞いたら「うん」という。エライ!私が子供だったら、ゼッタイ「いやだー!」っていうぞ(笑)。ああ、そうやって親に大事な宝物をどれだけ捨てられたことか!皆様も覚えがあるでしょう?「オトナにはこの価値観がどうしてわからんのだ!」と涙したこと。しかし、自分が親になれば話は別である(笑)。キリないもん。

 なくしたものは、思い出だけを心の中にそっとしまっておきましょう。この保管場所なら永遠です。場所も取らない、古びない。思い出だからこそ、現物よりきらめく宝物もあるよ、きっと。そうやって心の宝箱だけいっぱいにして、現実はなるべく身軽でありたいな。理想。

 サブメニューをさらにすっきりさせました。SF大会レポも、少々訂正したり。新刊速報も更新しましたー。


8.15(火) 体調最悪。

 台風のせいで、また暑い風が南からやってきてしまった。空気がむわっとしている。南国の大気。


8.14(月) 涼しい夏の夕方。竹林の上に、のぼったばかりのまあるい月。心がほうっとため息をつく。

 昨日、テレビ(「あるある大事典」?)で、色の話をやっていた。緑はリラックス効果があるとか。でも理由はわかってない、というのを聞いてちょっと驚いた。だって考えればカンタンなことじゃない。私たちは、はるか遠い昔、緑の中で暮らしていたのだ。まだ人間の姿さえしていない太古の昔、ジュラ紀や白亜紀、うっそうとした原生の森の中で、長い長い時を過ごしていたのだ。私たちの細胞のひとつひとつには、今もあの頃の記憶が刻まれているのですよ。

 翻訳家の古沢さんの8月13日の日記に腰を抜かすほど驚く(Takashiさん、情報感謝!)。ひえええ、ファンジン大賞だなどと、あまりにもったいないお言葉ですう〜(でも実は昨夜はうれしくて、なかなか寝つけなかったというのはひみつだ)。私は単に、自分があまりに楽しい思いをしたので、その場にいなかった方に、なんとかしてあの場の興奮をお伝えしたい!と思って書いてるだけですう。私ひとりの力で書いてるわけでもないし。SFセミナーレポなど、本当に皆様にあれこれ助けていただきましたもの。

 しかし、このサイトがファンジンかあ〜。そういう概念は私には全くなかったので、とても不思議。なんというか、もはや自分の実体から、「安田ママ」というネット人格のみがどんどん一人歩きをしていってしまってるような気がする。

 ファンジンというなら、手前味噌で恐縮ですが、このひとみたいなのが正統なSFファンジンでしょう。この「銀河通信」がまだ紙媒体だけで、会社の同僚だけにこっそり配っていたころ、「このひとはどうしてこんな濃くて誰にもわかんないようなことを書くんだろう?」と不思議だったのですが(たぶん、ウィアード・テールズなんて誰ひとりとして知らなかったと思う^^)、あれは最初から彼のSFファンジン活動だった、というのがつい最近判明して、私は改めて仰天したのでした。ていうか私ニブすぎ。


8.13(日) 今日も一日中涼しかった〜!やー、助かるね。

 つ、ついにSF大会レポート完成!えと、これがラストページです。堂々5ページだよ。書きすぎだっちゅーの。ああ、あの「わるもの対決」の会場の興奮を少しでもお届けできればよいのですが。実際はもっとすごい盛り上がりようでした。かなりあやふやになってきた脳みそメモリで書いてますので、間違いなど多々あると思います。恐れ入りますが、気がつかれた方、ご一報をよろしくお願いいたします。

 ゆうべ、どうしても読みたくてたまらなくなり、『つぎの岩につづく』(ラファティ、ハヤカワ文庫)の表題作を読む。…ん?んん?全然わかんないぞお?(笑)これは困った。やはり私にはSF力がないのだろうか。それともいきなり上級者コースのてっぺんに登ってしまったスキー初心者みたいなことをしてしまったのだろうか。などとあれこれ考えて不安になっていたら、星間宇宙船に「ラファティといえばこの方あり!」という林さんがいらしてくださる(そもそも彼に感化されて手にとったというのもある)。的確&親切なアドバイスをありがとうございました。オススメの『九百人のお祖母さん』、今度買ってきます。

 あー、新刊速報更新しようかと思ったけど、もうダメだあ。眠い〜。


8.12(土) 道を歩いていて、突然ため息をついてしまったり。

 通勤本の『不良のための読書術』(永江朗、ちくま文庫)読了。これはタイトルがちょっともったいないかも。読書術も書いてあるけど、どちらかというと本の流通解説本の意味合いのほうが強い気がする。とにかく、本にかかわるすべての人間が読むべき本。本好きの読者の皆様はもちろん、業界人も必読。一般読者の皆様は、本に関する謎がだいぶ解けると思います。しかし悲しいのは、これが出た97年当時より、業界がもっと悪い方にエスカレートしてることだ。新刊洪水とか。前も書いたけど、文庫の出版点数は異常を超えている。書店のどこにそんなに置けっちゅうねん。マジで、雑誌より寿命短いかもしれん。この洪水に歯止めがかかるのは、いったいいつなんだろう?

 ちなみに私は本の読み方においては、彼の提唱する不良にはなれそうもないです。貧乏性なんだな。確かにたくさん読みたいけど、そんなに欲張ってもしょうがないので、好きな本をじっくり丁寧に読む、という路線でいきたいです。本の世界に浸る、とでもいいましょうか。読んでいる時間そのものが幸福なのであって、たくさん読むのが目的ではないのです。あまり面白くないと思った本は、自動的にカラダが拒否してしまうし(途中まで読んだけど、そのままになっているとか。その中にも、いつか必ず読了しようと思ってる本はありますが)。

 今日は衝動的に、平台にフェアとして積んであった『つぎの岩につづく』(ラファティ、ハヤカワ文庫)などを買ってしまった。だってアナタ、発見される岩に「つづく」って書いてあって、また発見された岩には「つづく」って書いてあるんだよ!オモシロそうでしょ!おお、今めくってたら、’97年の夏のブックパーティーのしおりが入ってたよ!なぜか三和銀行のスヌーピーのやつ。ちなみにこれは96年初版、97年2刷のぶん。

 あとは『空の遠くに』(銀色夏生、角川文庫)。つれづれノートの9冊目。ほんっとにただの日記なんだけど、読んでるとふわふわと幸せな気持ちになれるんだよね。これは次の通勤本の予定。

 SF大会レポ、SF書評誌対抗の企画アップ。あ、新刊速報更新しました〜。9月の文庫はまだまだあるから、あとはまた明日あたりかな。


8.11(金) 頭の中が非常に混乱しています。自分がどうしたいのかさえ全然わからない。迷宮。

 通勤本は『不良のための読書術』(永江朗、ちくま文庫)。とてもいい本です。って皆様とっくにご存知ですね、すみません。今までに読んだすべての出版界や書店業についての本の中で、もっともマトモなことをいってる本だと思います(現場で働く身としては、「ちょっとそれは違うんでないかい?」と思う本が実はけっこう多い。でもこの本はちゃんと地面に足がついてます。机上の空論ではない)。書店員として、非常にうれしかった。どうしてこんなによく理解してくださってるのだろう?と思ってたら、前に実際に書店で働いてらしたんですね。納得。

 今日、『徹底活用「オンライン読書」の挑戦』(晶文社)が入荷。大森さんがウェブ日記中毒について書いてます。この中毒症状ぶりがまさしく私と同じ!朝起きるとパソコン立ち上げるとか、日記巡回とか、もう「ああそうそう、その通りだよ大森さあああん!」ってカンジ(笑)。ネットで日記やってるひとってみんなこうだと思う。このエッセイは非常に面白いので、ウェブ日記者は立読みだけでもいいから読むように。確かにタニグチリウイチさんの日記はすごいよ。売れるよなあ。

 昨夜から『麦の海に沈む果実』(恩田陸、講談社)を読み始めたのですが、あ、あれ…!?なんかデジャ・ヴ?これ読んだことある?『三月は深き紅の淵を』(恩田陸、講談社)に酷似してる!?…と思ったら途中で納得。そゆことね。というわけで、『三月〜』が未読の方は、先にこれを読んでから『麦〜』を読むこと!注意!ちなみに『三月〜』が気に入った方には、『麦』いいです!超ハマリます、ひたれます!もうね、この本の中の世界から出たくないっていうか。永遠にこの中に閉じ込められてしまいたいような一冊。

 『中継ステーション』について。(星間宇宙船と同じ話です、消すのもったいないので日記に残しとこうと思って)
 こないだSF大会の晩にこの話が出て、私がkashibaさんの感想を読んでぜひ読みたいと思った、と総統に言ったのです。
私「なんかすごく胸キュンの話なんだって!」
総統「あれはいい話ですよ。ある男が朝起きて、郵便受けに牛乳と新聞とりにいってもどってきたら、部屋に宇宙人がいて、“ヤアッ!キミニコレヲアゲヨウ!!”(宇宙人的総統の裏声)とかいって、次々といろんな宇宙人がいろんなものをくれる話ね。んで、その男がうーんいいのかなー僕なんかがこんな大役をおおせつかってー、って悩むけどまあいっか、ていう話ですね。うんうんあれはいい話だ」
私「(爆笑)…総統、なんかkashibaさんの感想と全然違うよー、それ違う話になってるよー」
総統「いや、ホントにそういう話なんだって!」
ダイジマン「(笑いながら)そうそう、そういう話」
私「ええええ〜〜〜!?(爆笑しながらも納得行かない顔)」
…というわけなのでした。誰か私に真実を教えて下さい。っていうかこの本読みたいです、めちゃくちゃ!!

 SF大会の「SFというジャンルの確立」のレポ、アップしました!


8.10(木) 恋愛の醍醐味って、「危うさ」だと思う。今日、いくら相手が自分を好きだと言ってくれても(または自分が相手を好きだと思っても)、明日はどうなるか全然わからない。だからいつもすごく不安。胸がつぶれそうなくらい。でも、本当はそこが一番いいのだよ。自分がその渦中にいるときは、気がつかないんだけどね。

 え?結婚の醍醐味ですか?今自分が渦中にいるので気がつきません(笑)。きっと離婚してみたら、わかるんでしょう。人間ってそんなもんよ。

 今日、東京創元社の『エヴァンゲリオンの夢』が出ました。ぱらぱら中を見てびっくり!1話ごとにびっちりぜんぶ解説してあるの!す、すごいパワーだよ!(笑)さすが翻訳家。まるであの難解な話を訳そうとしてるみたい。そういや、こないだSF大会の夜に、u-ki総統にエヴァの解説をしてもらって、やっと謎が解けました!や、ストーリーではなく、どうしてSFのひとにはあれが全部何の疑問もなくわかるのか?ってとこがずっと不思議だったの。死海文書とか、一般人はフツー知らないぜ。と思ったら、総統、「だって私、ムー民でしたから」…ああ!そうか!だからあのあたりの人たちは、全部基礎知識が入ってたのね?…SF者、恐るべし!(ムー民てわかりますよね?アヤシげなネタ満載の、学研の雑誌「ムー」の愛読者のことっすよ!)

 昼休みに、恩田陸『上と外1』(幻冬舎文庫)読了。これって…もしや…恩田版『グリーンマイル』?この一冊だけじゃ、さっぱりわからんぞおおお!家族小説なのか、冒険小説なのかどっちなんだ?それとも全然違う話?早く、早く続きを出してくれえええ!!!乱読すら書けん!のでこれは全部読み終わるまでお待ちを。なんか、もんのすごくハラハラな場面で終ってて、「続きはまた来週!お楽しみに!」みたいにぶっつり切れてるの。ひどおい〜。次はいつ出るのだ、恩田さんっ!

 さあ、またレポ書きだ!ガンバ!急がねば忘れてしまう!


8.9(水) おおおっ、涼しい〜!さっきのものすごい雷雨で、気温がいっきに下がったのだ。う〜、気持ちいい!冷房入れない夜なんて、ホントひさしぶり!今夜は、ゆっくり読書するのに最適だね。

 昨夜はどうにも眠くて12時半に寝てしまったというのに、今日はまたたっぷり昼寝をしてしまった…。目を覚ましてから、あわてて家事。汗だく。暑い。それからSF大会レポの続き。本の雑誌のコマ。ああでもまた1企画しか書けなかったよ〜。もっとはしょればいいんだけどさ。「SFというジャンルの確立」は、ダイジマンに下書きを見せてからアップしますので。というのは、事実関係を全く知らないので、嘘八百を書く恐れがあるからです。ていうか、ダイジマン、キミはどうしてその時代にいなかったくせに、そんなになんでも知っているのだ?(笑)

 昨日、NHKの朝のニュースでやってたんだけど、「スカイウォッチャー」という天体雑誌が、もうすぐ廃刊になるってご存知でした?自然雑誌(というのかな)「SINRA」も休刊しちゃったし。これは売れてた気がするんだけどなあ。科学雑誌はキビシイようですね。ま、キビシイのは科学雑誌に限らないけど。でも残念だな。

 渋谷の五島プラネタリウムも、なくなる前にいっておかなきゃな。来年の春まででしたっけ?


8.8(火) ひさしぶりに新刊速報更新。しかし、これやっててつくづく思うんだけど、毎月毎月のこの文庫の新刊点数は異常だ!毎月400冊以上ですよ!あなたのおうちの本棚で、文庫400冊って想像してみてください。ってほぼ普通の本棚一本ぶんくらいなのかな?そんなに入らんか?それが毎月、書店の平台や棚で入れ替わっているわけです。ムリだってばよ!ムチャすぎるよ!これではすぐ品切れ絶版になるのは必然でしょう。出版社だってそんなに在庫もってらんないからね。在庫ってお金かかるんよ。

 もう文庫新刊速報入れるのって、マジ疲れます。誰か代わってくれませんか?(笑)でもこれでも、とりあげるのは極力厳選してるのよ。ま、とりあえず、今週はお盆もあるので、いっぺんにやらないでぼちぼち入れますね。

 娘を寝かしつけながら、本の雑誌9月号を読む。娘は横で、ふくやまけいこのポケモン絵本の新刊を読んでて、なかなか寝ない。「いいかげん終わりにして早く寝なさいよ、もお!」「ママだってご本よんでて、ねてないじゃん!」…もしかして悪い見本か、私?


8.7(月) さあ、仕事だ仕事だ!二日ぶりの私の棚よ、元気だったか?んまっ、こんなに荒れて!待っててね、今母が直してやるからね!ああ平台もべっこべこ。今すぐ補充してあげるからねっ。さー、3日分のスリップ分けだ。おお、土曜日の「王様のブランチ」の影響で、またもや『朗読者』が売れ出してるぞ。宮部みゆきの新刊『怪〜あやし〜』(角川書店)も快調快調。追加注文出さなくちゃ。むー、角川電話つながらない〜!休み明けで、注文殺到してるのかな?おっ、山尾悠子のサイン本はついに完売したか!やったぞおおお!あー、やっぱ仕事は楽しいなあ。

 第12回ファンタジーノベル大賞は、大賞受賞作なし、優秀賞が「仮想の騎士」斎藤直子でした。新潮に聞きましたら、単行本発売は12月半ばごろ、価格などくわしいことは未定だそうです。

 、少しだけ書きました。最初と、宮部みゆきトークライブのコマ。ってこれだけでこんなに書いちゃう私はやっぱ異常?


8.6(日) ただいま〜!行ってまいりましたよ、SF大会!やー、爆裂楽しかったっす!いろいろと事前に抱いていた野望はほとんどかなったので、超満足。幸福度120%。お会いした皆様、ゲストの皆様、スタッフの方々、ご苦労様でした&ありがとうございました。おかげさまでいつものごとく、心から楽しませていただきました。また来年、幕張メッセでお会いしましょうね!(もう申し込んできちゃったもんね。へへ。なんたって次回は地元だあ!)あ、ちなみに会場でとてもお美しい女性1名に「安田ママさん?いつも読んでます〜」とお声を掛けていただきました。うれしかったです。ありがとう!

 参加した企画としては、1日目「宮部みゆきトークショー」、「リレー座談会 SFの20世紀 SFというジャンルの確立」、本の雑誌企画「SFは楽しい!」、「書評雑誌対抗・SF編集者座談会」を見ました。2日目が「SF雑誌の創刊ラッシュ」、「ジャンル対抗「最強」決定戦:SF・ホラー・ミステリ・ファンタジー史上最大の決戦」を。とにかくSF的有名人にいっっっぱいお会いできて、うれしかったなあ〜>ただのミーハー(笑)。「こ、この方があの本を書いてるのかあ〜」と思うと実に不思議な気持ち。あと自分がいかに図々しいかということが判明。っていまさらだけど(笑)。そうか、フツー緊張するのか。や、私は人前に立つのは苦手ですが、初めての方にお会いしてお話するのとかはけっこう平気みたいっす。人見知りしないのかな。だってひとに会うのって楽しいよね?当たり前だけど、ふたりとして同じ個性の方はいないわけで。誰も彼もみーんなめちゃめちゃ面白いよ、まったく!昨日今日とお会いした方々、みんな大好き!

 レポはがんばって書きますのでお待ちを。もう、書きたいこと盛りだくさんで頭パンクしそうだよ!!!!ああ早くこの耳の穴からこぼれそうなデータを出しちゃいたい!でも今回は徐々にアップするかもしれません。いろいろ確かめつつ書きたいので。

 って疲れてるのになぜ今トップページ直しとかする、私?(笑)

 いきなりですが、書評サイトについて。
 私は、書評サイトを読むの大好きです。本を買うめやすとかそういうのとちょっと違って、純粋に彼らの書評読むのが好きなの。んとね、「本の雑誌」を読む感覚に近い。「目黒さん、今月は何読んでるかな〜、で何を高く評価してるのかな〜」ってカンジ。で、興味がわいたものがあったら、「ほー、んじゃ読んでみようっと」と手にとる、という。ネット書評もこれと同じ。誰が何を読んでて、どれをほめてるか、を見ています。だから見るサイトがだいたい決まっちゃってます。私の巡回コースに入ってる方は、私が彼らの書評(や日記)のファンなのです。ホント、みんなうまいよなー。芸だよ。オススメ上手だしなあ。いつもつい買わされちゃう(笑)。や、いい本教えてもらってホントうれしいです。

 自分が買う本というのはもう無条件に決まっちゃってるので(自分の好きな作家の新作などですな)、「さて、何買おうかな〜」と思って書評を読んだことはないです。だってそんなアナタ、自分で読みたくて買った本すら消化できないのに!(笑)あ、ただ買おうか買うまいか悩んでる本の場合、書評の評判によって判断することはありますね。今だと上遠野さんの新作とか。よさげならトライ、とか。

 あと、自分が乱読書くのは、単に「これ超面白かったよ!」って言いたいだけで他意はありません。心に溜まったものをばふーっと吐き出すというか。全く持って自己満足のみ!(笑)文章うまいわけでもないし。まあ私の乱読で興味がわいた方、趣味の合いそうな方はどうぞ、くらいの感覚ですか。本なんて全く本人の好み次第だしね。そのひとが楽しめればそれでいいのだ。それが全てだよ。


8.4(金) いよいよ明日はSF大会!ドキドキ!ああ、今日眠れるかなあ?でも朝早いんだよね、早く寝なきゃ。というわけで、明日の更新はお休みさせていただきます。すみません。なんかすっかりポケポスになれちゃって、もうあの重たいノートを持ち歩くのがすっかりおっくうになってしまったのだ。星間宇宙船は覗きますので、書き込みはぜひ!

 参加される皆様は、会場でお会いしましょう!「安田ママ」の名札を見かけましたら、お気軽にお声をかけてくださいね〜。あー、ひょっとすると目の下にクマがあるかもしれませんけど、お気になさらず(笑)。


8.3(木) 今朝、目が覚めて立ち上がったら、世界がくらくら回ってました(笑)。階段の壁に頭をぶつけたり。あれ?歩けない?どうやら立ちくらみちうか目眩がしてるようで、とにかく立てない。実家にSOSを出して娘を預け、目眩がおさまるまで横になり、会社一時間ほど遅刻。やー、まいった。なんだろう、貧血かニャ?昨夜はちゃんと早く寝たのに。今夜も早く寝ます〜。

 菅浩江『永遠の森』(早川書房)重版決定だそうで!やったあ!ねっ、ゼッタイそうなるって言ったでしょ、菅さん!本日、当店にもやっと追加分入荷しましたよ〜、リウイチさん!あ、でもこれは初版ですけど。ポップ書いて、どっかーんと積みました。ほほほ。お近くの方はぜひ買ってね。『麦の海に沈む果実』(恩田陸、講談社)も追加分入荷。よっしゃあ!ダメよお講談社さん、うちは恩田ファン多いんだから、もっと最初からいっぱい入れてちょ!(ちなみに初速では東京方面チェーン内売上ナンバー1!イェイ!)

 あと今日うれしかったのは、「虚無回廊の3巻目ありますか?」と聞いてくれた、ご年配の男性のお客様がいらしたこと。同じく追加分が届いたばかりだったので、差し出すととてもうれしそうに買っていかれました。おそらく往年のSFファンだな。ふっふっふ。ゼッタイ1,2巻もハードカバーで持ってるクチと見た!


8.2(水) 先日いらした、おじいちゃんと呼んでもさしつかえない年齢と思われるお客様。「ラジオドラマの脚本の書き方の本はありませんか?」「そうですねえ、ラジオドラマ限定ではないですが、脚本家になるための本なら何点かございます」とご案内すると、実にうれしそうに目を輝かせて、それらの本に見入っていました。夢を持つことに年齢は関係ないのだな。彼に心から応援のエールを送ります。

 娘がおばあちゃんに、「○○ちゃん(自分のこと)のおうちってね、なんかごほんがいっぱいあるおうちみたい」とのたまったそう。おお!つ、ついにその秘密に気づいてしまったか!!確かにフツーのうちには、こんなふうに居間だろうと階段だろうと寝室だろうと、そこらじゅうに雑誌や文庫や絵本が散乱してはいないです。ん?私の整理整頓能力がないだけってか?(笑)そういえば、『かたづけられない女たち』(WAVE出版)って売れてるんですって。このタイトルに心当たりのある女性がいっぱいいるのでしょう。

 SF大会の日程表の、行きたいところに赤ペンでチェックを入れる。…おいおい、私に今から分身の術を覚えろってか?(笑)どう考えても、体があと最低でも2つは必要だぞ!!どうしろっちゅうねん!!とうれしい悩み。


8.1(火) あうううう。苦しい。でもがんばるしかないのだ!

 今日、レジに立っていたら、「おとりおきしてたんですけど」という男性のお客様が。ふと見てびっくり。かつての高校のクラスメイト!しかも15年ぶりくらいの再会!おわっ、変わってない〜。名前も同じだし、うん、間違いない。でも何気なくフツーの店員のふりをして対応し、最後に思い切って「○○くん、私のこと覚えてます?」と言ったら、すぐ「ああ覚えてますよ」だって。ぎゃー、ということはあちらもひと目で私だとわかったのだな。私も変わってないのだろうか?なんかうれしいような恥ずかしいような気持ち。

 昨日、『カードキャプターさくら』の最終巻を読了。ああ、もうあなたに会えないなんてつらいよお、さくらちゃん!今、トレカにハマりそうな自分を必死で抑えているところ。コミックレジの前を通るたびに、衝動を抑えるのがひと苦労なのだ。そ、その道にだけはハマるまいと思ってるんだけど。

 『おさんぽ大王』4巻(須藤真澄、エンターブレイン)はまだ途中だけど、やー、いつ読んでも元気ねえ、ますびちゃんたらもう!このひとは、のほほんとしてんだかパワフルなんだかようわからん。多分、両方が見事にミックスされておるのだろう。

 やっとこさ、『まどろみ消去』(森博嗣、講談社文庫)読了。や、時間がとれなかっただけっす。読んでるとあっという間なんだけど。短篇集なんだけど、最後の話が笑えたなあ。森さん、これってもろにアナタのことでしょ?一見全然ミステリじゃない話なんだけど、つまりは人生そのものがミステリだよ、と言いたかったのかな?

 昨日、沖積舎の新刊で『紅殻駱駝の秘密』というのが出ました。著者、小栗虫太郎。といってピンときた方、通だねえ〜。そう、昭和の始めに出たものの復刊なのです、これ。7000円だけど、高くないと思うな。函が2重になってて、中の函が発売当時の復元なのね。これに、1円50銭とか書いてあるんだよ!会社の同僚(ダイジマンにあらず)は、買うかどうかで悩み中。買ったほうがいいと思うよ〜(悪魔のささやき)。

 集英社からの大ニュース。『光の帝国』恩田陸が、いよいよ9月に文庫になります!これでファンが増えるといいなあ。『ななつのこ』の文庫化で、いっきに読者層が広がった加納朋子の例もあるし。ああいうふうにブレイクするといいな。NHKドラマの影響で、『六番目の小夜子』もよく売れましたけどね。

 あ、8月なかばはお盆で出版社はたいがいお休みに入りますので、新刊速報更新はあまりできないと思います。情報がないので。書店も、運送会社が休みで荷物がないので、お盆はつかの間のんびりできるひとときなのだ。


 

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