6.30(水) 今日は夕方、やっと西の空に晴れ間がのぞきました。そろそろ、ほんのちょっとでいいから晴れてくれないかな。布団を干したいぞ。

 今日は、日立の方に、洗濯機の修理に来ていただきました。が、実は洗濯機には異常なくて、排水口にゴミがつまってただけだったんです。ひゃあ〜、オハズカシイ!ああ、でも直ってよかったあ!ひとつ、謎だったことも解決してもらったし。

 今朝、いつもズボンの娘が「今日は保育園に、○○ちゃんみたいに、スカートはいてく」と発言。おお!どうしたんだ、女の子みたいなこと言って!(笑)こないだ保育園で、紙を細く巻いたものを持ってたので「これなに?」と聞くと、「これはねえ、武器なの」と答えたキミが!ライトセーバーで、パパと日曜日に1時間もチャンバラしてたキミが!でも、帰宅するやいなやすぐにスカートを脱いでしまい、「お家ではズボンなの」とのたまう。母にはキミの思考回路がよくわからない…。

 さてさて、今夜はゲラ読みの続きをせねば。読むの遅くてすみません。通勤本に『催眠』を読んでますが、なんかこれ、気持ち悪い〜。ホラーではないんだけど、どうも生理的に、やあな感じなんです。そこがミソなんだろうけど。『黒い家』の生理的嫌悪感ともまた違うのよね。狂気が漂ってるというか。そういうのが好きな方にはオススメかな。菅野美穂が主役の女性役やったってのはなんとなくわかる。あってる。でも、吾郎ちゃんはどうかなあ。

 あっ、そういえば明日から恐怖の7月だ!でも、あのノストラダムスの大予言って、諸外国ではどう受けとめてるのかなあ。やはり、流布してるんだろうか。騒いでるの、日本だけだったりして。


6.29(火) いかにも梅雨といった感じの、ぐずついた天気が続いています。1日中、雨が降ったりやんだりしています。そちらはいかがですか?なんだかんだやってるうちに、もう明日で6月も終わりですね。今年の夏は暑くなりそうとか。ああ、やだなあ〜。

 そうそう、例の書店における顧客満足の話を書かねば。私はあいにく転職したことがないので(笑)、他の業界の実態をあまり知りません。が、なんとなく、書店業界は他の業種に比べて、お客様に対して少々天狗になってるような気がします。たぶん、全く悪意はなくて、無意識だとは思うのですが、「私たちは“文化”という、ちょっと高尚なものを売ってるんだもんね〜」という姿勢がそこはかとなく感じられるのです。

 よその業界の経営者って、きっともっとシビアです。お客様に対して、徹底した低姿勢です。お客様が何を求めているかということを徹頭徹尾考えて、それをかなえるべく最大限の努力をし、実行してると思うのです。ネットの書籍販売がいい例だと思います。一番到着の早いのは、ダントツでクロネコヤマトです。その仕事のプロフェッショナルであるはずの書店ではないのです。もちろん、あちらは宅配のプロだからというのもあるでしょうが、それでもお客様の立場に立てば、どちらが便利かは一目瞭然です。このあたりに、書店業界の甘さが見えると思うのです。とにかく今の客注の遅さときたら!どんな理由があろうとも、そんなのお客様には関係ないのですから。

 今日の読売新聞にあったように、ネットによるダウンロードで、自宅で本が読めるようになったり、ザウルスで持ち運んで読めるようになったり、これからますます書店業界はサイバー化の大波をざんぶとかぶることになるでしょう。今更じたばたしたって遅すぎるのかもしれません。でも、今からでも、私達書店の人間は、もっともっと謙虚になって、親身になって、お客様が何を求めてるかを察知し、それをかなえるべく努力しなければ、そっぽを向かれる一方だと思います。

 ほんのちょっとでもいいから、私にできることは何だろう?ダイジマンのセリフじゃないけど、「本に(対して、私に)何ができるか?」そう思いながら、日々働いております。ポップを書くのもそのひとつだし、このサイトもささやかながらそのひとつになってるかな、と思ってます。例えば私の乱読を読んで、本を買って読んでくださる方がいたり。新刊速報を見て、本を買ってくださる方がいたり。これは本当にうれしいです。それって、本に対する私なりのささやかな働きかけ&恩返しかな、と思っています。

 あ、話の趣旨がずれてしまったわ。そうでなくて、お客様に対して私に何ができるか、なんですよね、考えなきゃいけないのは。「顧客満足」なんだから。

 なあんて、今日はすごくえらそうなことを書いてしまいました。もしも、失礼なことを書いてたらごめんなさい。


6.28(月) 実は今、主婦的大ピンチなのです。なんと、洗濯機がぶっこわれてしまいました!しかも、この梅雨時に!オーマイガッ!なぜか、排水がうまくいかないんですよ。普通なら、あっという間に水が抜けるのに、ちょろちょろとしか流れないんです。あうう。とりあえず、今日電気屋さんに電話したので、あさってには修理に来てくださるとのこと。ご飯とかならなんとかなるけど、洗濯できないのはつらいっす!

 今日は、ちょっと棚変えをしました。昨夜は夢に見ちゃって、夢の中で半分くらい作業を終らせたところで目覚めてしまい、がっくり。「あんなに一生懸命、完璧にやったのに、ぜえんぶパア!?そんなあ〜!」(笑)仕方なく、今夜あれこれやりましたが、さてさて、どんなもんかなあ。明日の朝も、早めに出社して、ちょっとやらなくちゃ。今日はあっという間に時間がたってしまったよ。

 人間の表情ってのは不思議だと思います。例えば、なんてことない笑顔の方が、言葉よりはるかに多くの気持ちを語ったりする。その表情が、具体的にどこがどうだからなのかってのは(まゆの動きがとか、口がどうとか)うまく言えない。だけど、ちょっとした表情で、その人の気持ちがすべて相手に伝わってしまう。これは実に不思議だ。私たちは、いったい表情のどこをどう無意識に読みとって、相手の気持ちを察知してるんだろう?例えば、犬同士や鳥同士なんかではそういうふうに、表情で気持ちを察し合うっていうのはあるのだろうか?

 遅くなりましたが、アンケート結果発表です!投票して下さった皆さま、お待たせ致しました!投票してない方もぜひご覧下さい。マジ面白いですよ!


6.27(日) 昨夜は更新サボってすみませんでした。実は実は、『スターウォーズ エピソード1』のオールナイト先行上映を観に行ってたんです!なんてミーハー!でも、「行こうよ」と言い出したのは、実はダンナ。彼は、生まれて初めて劇場で観た映画が「スター・ウォーズ」だったんだそうで、これには格別の思い入れがあるようなんです。

 でもねえ、ゼッタイ朝から並んでる人がいっぱいいて、入れないと思ってたんです。土曜日、仕事が終ってすぐに出て、夜7時ごろ有楽町マリオン前に到着。もう、すでにビルを取り巻くように長蛇の列。ほらあ、やっぱ無理だよ、と思ってたら、9階と11階で上映してくれるそうで、なんとか第1回上映の10:20に入れそうとのこと。マジ!?だったら待つわん。さすがに夜なので、来てる人々は20〜30代の男女。コスプレの人一名。ロゴ入りTシャツ数名(私もそのひとり。ほほほ)。ちらほらと40過ぎかと思われる男性なども。皆、ケータイで連絡を取り合って場所取りしたり、本を読んだり、ご飯を食べたりしながら、和気藹々と待ちました。モバイルしてたのは私くらいだったでしょうか。よくわからないけど。取材も来てて、列をなめるように撮ったりしてました。いかにも濃いファンぽい、私の近くにいたスター・ウォーズのイラスト入りTシャツのお兄ちゃんはインタビューされてました。

 10時過ぎてもまだ列は動かない。こりゃあ、次の1時の回までダメかな、とあきらめかけた頃、やっと民族大移動始まる。ああよかった!映画館の人の指図に従い、エレベーターで9階へ。でも、11階のほうが空いてるかもというので上へ。が、そっちは立ち見だというのでまたあわてて下へ(ああ忙しい!でも皆必死!)なんとか前の方だけど席を確保。やれやれとノートパソコンを取り出して書きこみを始めたら、ダンナが「あっちが空いたからおいで!」といきなり隣の映画館に私をひっぱる。「えっ、ちょっと待ってよ〜」私はモバイルしてる状態のままのパソコンを持ちながらあわてて移動するハメに(笑)。アヤシイ以外の何者でもないよ。黒いTシャツにジーンズでノートを開いたまま持って走ってた、変なオンナを昨夜見かけた方、います?あれは私です。

 若干時間は遅れましたが、上映開始。とたんに劇場は拍手喝采と口笛の洪水!まさにお祭り騒ぎ!皆がホントに今日を楽しみにしてたのがよくわかる興奮ぶりでした。中身についてはネタバレになるので書かないでおきますね。このページにお越しになった方で、これを観るつもりがないという方はおそらくいないでしょうから(笑)、皆様の楽しみを奪ってはいけないもんね。採点つけるなら、私は98点かな、とだけ言っておきましょう。ストーリーうんぬんとか言われてますが、私は文句なしに面白かったですよ!2時間、あっという間でしたもの。あと2回くらいは観たいな。 

 ついでに、久々に青山ブックセンターにも行ってしまいました。なんか品揃えに前よりアヤシさが減ったような気がしないでもないな。以前は、文庫の新刊なんか隅っこに細々あるかといった状態で、初めて目にするような既刊本がガーッと面出ししてあって、すごく面白かったんですが。今は、文庫はごく普通の書店と変わらなかったな。さすがにファッション関連の書籍はそろってましたが。ペヨトル工房の在庫僅少本フェアをやってて、ずっと前に文芸担当だった頃に売ったような、懐かしい本がいろいろありました。「夜想」の昔の号とかね。

 あ、そうそう、例の東野圭吾と真保裕一のゲラがもう到着しました。集英社さん、ありがとうございました!私、ゲラを見るのって初めて。行の一番上に、数字とかふってあるのね。表裏に印刷してあって、そのまま製本すれば本になる感じ。サイズは、真保さんのほうはA4判。東野さんはもう少し大きくて、2段組です。どっちも読みでがありそう!さっそくチャレンジ致します!


6.25(金) いやあ、今日は大変だったんですよ。このところ、サザエさん的ドジを踏みまくっています。先日はサイフを忘れて愉快なサザエさんだったし、今日は階段から滑り落ちるというアホ。お尻で階段を何回かバウンドしたと思います、たぶん。一瞬のことで、自分でも何が起きたかよくわからなかったんですが。いやもうその痛かったこと!今日1日、お尻をさすりながら働いていました。まだ痛いです。くうっ。

 今日はラリホーにうれしいことがありました。集英社の営業の方からお電話があって、編集の方がどこぞで私の噂を聞きつけたとかで、8月か9月に出る東野圭吾の新刊『白夜行』と真保裕一の『ボーダーライン』のゲラを送るから読んでみてほしいとのこと。ひええ!そんな、一介の書店員のワタクシなんかが、できたてほやほやのゲラなんぞ読ませていただいてもいいんでしょうか?!でも超うれしいっ!こんなラッキーなこと、そうないです。ああ、ネットやっててよかった!(ネットで私の噂を聞いたかどうかは不明なんだけど)もう、ふたつ返事でオッケーしました。ううう、楽しみ!読んだら即、乱読書きますので、どうぞお楽しみにね!目指せ、初書評!とりあえず、ゲラが着いたらまたお知らせします。

 出たばかりの、新潮社の『フルムーン』という写真集を今日見ました。くわしくはうちの新刊速報に載ってますが、これ、アポロが旅だって帰ってくるまでを追った写真集なんです。すっごくいいですよ!4700円は決して高くないです。この本を見ると、いかに月が荒涼とした世界なのかがよくわかります。カラー写真なのに、世界がグレー1色なんですよ。その写真で唯一色がついてるのが、宇宙服のアメリカ国旗の赤と青だけなの。あとはモノトーンの世界。でね、月を出た後、地球の写真がでてくるわけですよ。そうすると、ああ、まさに「地球は青かった」!なんです。このセリフが宇宙飛行士からこぼれたというのが、まさに実感として伝わってきます。このモノトーンの宇宙で、地球だけが青と白の混ざったスーパーボールのように美しいのです。もし、この写真集を店頭で見かけることがありましたら、ぜひ開いて見てください。宇宙旅行が体感できます。

 あの『邪馬台国はどこですか?』の著者、鯨統一郎の新刊『隕石誘拐』を買ってきました。ドキドキ。なんか、宮沢賢治の今までの像を覆す、みたいな仕掛けがあるらしいのですが、タッチは前作のようなほのぼの系ではないらしいです。ちょっと残念。あの雰囲気が好きだったのになあ。あとは、例の『ジョナサンと宇宙クジラ』と、『伝導の書に捧げる薔薇』を買いました。『伝導〜』はちょっと表紙がこわいです(笑)。『クジラ』は、ほんわりしてて、とてもいい感じの表紙。なんとなく、物語が想像できます。

 今、書店の顧客満足について考えています。っていっぱい書こうと思ったけど、今日はこれくらいにしとこうかな。また今度。(忘れるなよ!>自分)

 明日は、ちょっと私用で更新できません。ごめんなさい。もしかすると、星間宇宙船に書きこみだけはするかも。ふっふっふ〜。(←アヤシゲ)


6.24(木) 今日は湿度が高いので、肌がべたべたして気持ち悪いです。こういう日ってさあ、学校の廊下のタイルとかって、空気中の湿気でじっとりぬれてるんだよね。なんかちょっと懐かしいな。

 今日は忙しかったです〜。新刊は、どうしてこうみんないっぺんに月末に集中して出るのだ!これじゃあ、平台の場所取り合いになっちゃって、結局足の引っ張り合いになってしまう気がするんだがなあ。とにかく、恒例の新刊ラッシュでした。ま、6月だからそれほどでもないけど。ああ、7月末がこわいわ。仮決算だしお盆前だから、出版社がどかっと新刊を送りこんでくるのよね。そして、お盆がやってくるのだ。でも私らは仕事さっ。書店に休みはないのさ。へへんだ。

 自分の仕事に忙しくて、他の新刊がチェックできなかったのが残念。明日、ゆっくり見てこよう。あ、今日発売の「LaLa」の表紙にはちょっとショック。あんなの、「LaLa」じゃないよ〜。昔からのファンは泣くぞ、おい。どんなのかっていうとね、なんとかってジャニーズの男の子の写真が入ってるのよ!なんか「小学3年生」とかみたいで、ちょっとケーハクな感じ。これはやめようよ、白泉社さん!

 そういえば、私が独断と偏見的趣味で積んでる『星兎』がよく売れてます。うう、うれしい!しかも、並列販売してる『ノスタルギガンテス』もいっしょに売れてるのだ。わーい。今日も、追加注文出しちゃいました。自分が面白かったなと思った本を積んでみて、それが売れるのって、本当にうれしいです。書店員冥利に尽きますね。

 そうそう、書こうと思っててすっかり忘れてましたが、田中芳樹の「アルスラーン戦記」、角川文庫で続きがまもなく始まるってご存知でした?本の雑誌7月号の山岸真さんの「SF新世紀」にちょっと書いてありました。

 あ、新刊速報を夏向きに衣がえしました。ホントは6月になってすぐやろうと思ってたんだけど、すっかり忘れてました。画像直しもいろいろやらねば。すまん、ダイジマン!


6.23(水) 本日24時を持ちまして、1周年アンケートは締め切らせていただきます。皆様、本当にありがとうございました!アップをどうぞお楽しみに!

あれ、ひょっとして昨日かおとといあたり、夏至でした?忘れてたわ。いつも、夏至の日って雨なのよね。梅雨の真っ最中だから仕方ないけど。

 ここんとこの雨で、畑のとうもろこしが一挙に巨大化!ちょっと見ないうちに、もう私のあごくらいまで大きくなってました。うちの近くの畑の直売所で買ってきて、ゆでて食べました。甘くておいしかったあ〜!今日は夕食にウメッシュも飲んで幸せ〜(お手軽なヤツ)。今度、枝豆買ってこようっと。

 今日はちょっと手に取った『クロノス・ジョウンターの伝説』を読み始めたら止まらなくなってしまい、そのまま一気読み。あの名作「美亜へ贈る真珠」路線の純愛ものでした。泣かされちゃったよ。この手のを書かせたら、カジシンはホントうまいですね。こういうおセンチな話が好きな方には超オススメの傑作!すっごいよかったです。3つの連作集なのですが、最後の話に奇しくもこないだ読んだばかりの「たんぽぽ娘」のことが書いてあってびっくり!なんちゅうグッドタイミング!きっと著者も、この話好きなんだろうなあ。好きな本の傾向が同じで、なんかうれしいぞ。ふふ。そう言えば、『百光年ハネムーン』も買って読んでないな。楽しみにとっとこ。

 読みかけだった『星ぼしの荒野から』をがんばって読んじゃって(ここんとこ、すっごいSFづいてるなあ)、その次は『催眠』に行こうかな。なんか小学館文庫って字が大きいぞ。こないだのハヤカワのハードカバーの異色作家短篇集より字がでかい!なぜだ!ところで、この映画、『リング』よりこわいんですってねえ。菅野美穂が。映画館で、みんないっせいに悲鳴を上げるとか。ああやだやだ。ぜえったいに観ないぞ。活字も読めるかどうか不安。途中でこわくなってやめるかも。


6.22(火) ああ、眠い〜。今、めっちゃ眠いです〜。昨夜、だらだらと夜更かししたのがいけなかったんだわ、きっと。今夜は早く寝よう〜。こないだと今日と、知り合いに「なんか疲れてません?」と言われ、ちょっとショックを受けています。今、実は自分で思ってるよりずっとしんどいのかも。あれもしたい、これもしたいでパンク状態。どれを捨ててどれを取る、というのができないんです。だって欲張りだから、みんなやりたいんだもん(笑)。

 私はせっかちなので、どんどんやりたいタイプなんです。人がやるのを待ってるより、自分が動いちゃった方が早いので、ついしゃしゃり出てしまう。ホントはじっと待ってて本人にやらせた方がいいんだろうけど、がまんができない(笑)。結局自分ばっかり動いて疲れてて。なんか自分がすごく損な役回りをやってる気がする。いいけどさ。ホントは、きちんと後輩に仕事をふって教えてあげなきゃいけないんだけどね。

 『クロノス・ジョウンターの伝説』、読み始めました。タイムマシンSFかな。すっごく面白いです。早く先が読みたくて読みたくて、今朝は電車が駅に着いちゃうのが残念でたまらなかったです(私の乗車時間はたったの5分)。あと30分くらい駅に着かなければよかったのに!帰りもバスの中で根性で立ちながら読みました(今日は雨だったので、帰りはバスに乗ったのだ)。揺られてもう大変。こういうことするから、視力が落ちるのよね。


6.21(月) 先日注文してた、ジャック・フィニィの異色短篇集『レベル3』が入荷したので早速買ってお昼休みに読みました。といっても、涼元さん絶賛の「失踪人名簿」だけですが。う〜ん、どう表現したらいいのか悩みますが、不思議な味わいのお話でした。もうちょっとで手に入るところだったのに、ほんの少し疑ったばかりに逃げて行ってしまった幸福。その喪失感が切ないです。夢と現実の間のような、あいまいな感じがなんともファンタジックでした。他の短篇も面白そうなので、じっくり読んでみたい一冊です。

 このシリーズ、他にもロアルド・ダールの『キス・キス』とか、ブラッドベリの『メランコリイの妙薬』とか、シェクリイの『無限がいっぱい』とか、けっこう面白そうなラインナップ。エリンって誰だっけ?この人の『特別料理』も面白そうだな。うーん、全巻集めたくなるなあ。でもこれ、そんなに厚くないのに2200円もするのよね。

 今日、『エロイカより愛をこめて』の新刊も買ってきたのですが、パラパラと前のほうを読んでもイマイチ話がわからない。あれえ?前の巻、買ってないのかな?家捜ししてみたけど、前のが出てこない〜!これでは読めんではないか!

 『魔女も恋をする』読了。これは『たんぽぽ娘』よりちょっとお姉さん向けかな。乱読はまた今度。次はカジシンに行くつもり。今日、試しに読みたい本を書き出したらすごい量になってしまってがっくり。一体どうしたらいいの〜。『超少年』(長野まゆみ)もあるしなあ。


6.20(日) パンパカパーン!パッパッパッパンパカパーン!(ファンファーレ)

★★祝!1周年!★★

 ついについに、当サイト「銀河通信オンライン」が本日めでたく1周年を迎えました!これも本当に日々アクセスしてくださる皆様のおかげです(感涙)。ありがとうございます!ダイジマンともども、深く御礼申し上げます。これからもバリバリ本を読んでガシガシ書きますので(ああ、もっと時間さえあれば!)、よろしかったらまたお越しくださいませ。

 おかげさまで、アンケートも続々集まっております。ご面倒でしょうに、皆様実に丁寧にコメントして下さってて、主催者として、うれしい限りです。皆様の純然たる好意に、ひたすら感謝しております。いやあ、これ読むのホントに楽しいですよ!ユニークなタイトルがいっぱい! アップをどうぞお楽しみに!あ、締め切りは23日(水)ですので、まだ間に合いますよ。まだ応募してない方、なにとぞよろしく〜!

 しかし1年もやってると、データがいつの間にか増えてますね。私の使ってるビッグローブは5Mまで無料なのですが、今や4M近くまで使ってしまっていますからねえ。最初の頃は、5Mあれば全然余裕だと思っていたのに。う〜ん、これからどうしよう。お引越しも考えるべきか?でも面倒みたいだしなあ。ビッグローブは今まで料金が高くてちょっとアレだったんですが、7月には150時間3000円になるので、これは超ウレシイです。ついでに、ホームページ容量も10Mまでタダ、とかに増やしてくれないかなあ。

 実は今日はゲロゲロに疲れています(笑)。ディズニーランドって、楽しいけど疲れます。広いから、自分で思ってるよりずっとたくさん歩いてるのよね。園内のベンチやレストランで、ぐったり疲れて座り込んでるお父さんをそこここで見かけました。父の日だというのに、家族サービス大変だなあ。密かに同情してしまいました。

 心配していた雨は時折パラつく程度でした。11時からのドナルドのパレードが見られたのでよかったよかった。傑作だったのは、期間限定で売ってたドナルドのお尻の形の帽子!足が2本空に向かって生えてて、笑えます。当然買ってきました(笑)。が、これをかぶって外に出られるか?…娘にかぶせよう。迷子になっても安心だな。「ドナルドのお尻の帽子をかぶった、三歳のお嬢様のお母様〜」とか、放送で呼ばれちゃうの。一発でわかるわ。


6.19(土) 今日も雨で寒いです。皆様、風邪などひかないようにお気をつけ下さいませ。

今夜は、大阪から遊びに来た友人たちと、ホテルの一室でわいわい酒盛りやってます。そのおしゃべりを背中で聞きつつ、キーを打つ私。ええ、もう中毒でんがな(笑)。みんなもあきらめてるみたい。ホントはディズニーランドの夜のパレードに行くつもりだったんですが、あいにくの雨で挫折。子供もいるしね(友人の子供はまだ1歳半)。明日も雨みたいで、残念だなあ。でも行くのだ。ああ、雨だけでもやんでくれないかなあ。

友人の娘、めっちゃ元気ですごいです。パワフル。でも、うちの娘は妹ができたみたいに喜んで、なにかというとまとわりついて、手をひいたりして世話を焼いて、お姉ちゃんぶってます。なんか非常にほほえましいです。うちのちびが、大きく見えるよ!

ああ、更新遅くなってしまってすみません。もう12時過ぎてるね。で、6月20日はめでたくも、このサイト一周年なのです!皆様、この一年、本当にありがとうございます!


6.18(金) 今日はいきなり寒いです。こないだの暑さがうそのよう。

 今日はいろいろ悩むことがありました。頭の中が、こんがらかった毛糸玉みたい。世の中と折り合いをつけるのって大変だ。というより、私が単に我慢のできない、わがままな子供なんだな。ダメだなあ。人は、どうやったらオトナになれるんだろう。子供ができればなれるのかと思っていたが、どうやらそうではないらしい(笑)。もう一生なれないのだろうか。

 あ、明日はちょっと夜でかけますので、更新が遅れるかも。今日も思いっきり遅れてますが。すみません。


6.17(木) 雨が降ったら、とたんにすうっと気温が下がりました。そちらはいかがですか?

 私はすぐ調子に乗る困った性格です。要反省。すぐ突っ走ってしまうので、危険な時は助手席の教官にブレーキ踏んでもらわないと(笑)。

 今日は定休日明けだったので、2日分の荷物がいっぺんに来て、超ハードでした。とにかく早く新刊を出さねばならないので、ネジを巻いていつもの倍くらいのスピードで仕事をしました。またナゼかこういう日に限って森博嗣の新刊(『そして二人だけになった』)とか出るし。午前中はホントに店の中をかけずり回りましたよ。ああ、疲れた〜。

 あ、森博嗣といえば、この新刊についての大森望氏との対談が、新潮社のPR誌「波」6月号に載ってます。ファンの方は要チェック!あ、もうとっくにご存知でした?

 朝方、面白い夢を見ました。私の好きな人がひき逃げをしてしまいます。彼はそれを私に打ち明けたのですが、私は彼をかばって嘘の証言をしたため、私も共犯ということになってしまいます。で、刑事の執拗な追求が、彼だけでなく私にまで及び、ふたりは逃げるのですが、だんだん追い詰められていく…という夢でした。追われて逃げるところが本当にこわくて、ああもうどうしよう!というハラハラドキドキの火曜サスペンス劇場のような夢でした。な〜んて、夢の話って当人以外には面白くもなんともないですよね。すみません。(あ、そうそう、好きな人ってのは特定の実在の人物ではなかったです(もちろんダンナでもない)。象徴的存在というか。)

 ここで、大島弓子のマンガの名セリフ。「夢は気分だけを残す」。そう、夢って設定とかいいかげんでストーリーもめちゃくちゃだったりするのに、その時感じてる気持ちだけは妙にはっきり、目覚めてからも残るんですよね。不思議。


6.16(水) 今日もあづがっだです〜。うちにいても汗だく。夕方はそれでも少し涼しくなりましたが。細い三日月と、惑星のランデブーが宵空にきれいでした。

 今日はたまってた家事をやってたらもうお昼。それからメールのレスをまとめて書いて、『新解さんの謎』(超オススメ!未読の方はぜひ!)を読了して、昼寝して起きて乱読を書いてたらもう夕方!1日はなんて早いんだ!夜になって、ダイジマンの原稿をやっとこさタイピング。

 明日から、うちの書店でB本のフェアを始めます。1階のコンコースで、23日(水)まで。B本というのは、もうご存知かと思いますが、新刊だけど出版社が値段を下げた、自由価格本のこと。これが、案外売れるらしいんです。ラインナップは辞書、児童書、実用書が中心。確かに、このあたりって別に最新刊じゃなくてもなあ、ってのがありますよね。しかも、すごく安い!新刊だから当然キレイだし。かなりお得感はあるかも。お近くにお住まいの方はぜひ!


6.15(火) あっつい!今日は朝からとても暑かったです。リゾートに行くのかお前は!みたいな、袖なしのワンピースで出社したのですが、駅に着くまでに背中が汗でびしょぬれ。夕方になってもちっとも涼しくならなくて、今も部屋の中でキャミソールに短パン、左手には千葉ウォーカーのうちわ状態(笑)。この季節でもネクタイしめて、スーツを着て外出しなきゃいけない殿方は、ホント気の毒ですね。これだけは、オトコに生まれなくてよかったと思います。あ、でも、オンナもストッキングがいやだなあ。でもこの年で、会社でナマ足出すわけにいかないしねえ。オトコもオンナも大変だ。日本の夏が暑すぎるのがいかんのだな。ってまだ6月でネをあげてどうする!

 30度までなら私も耐えられます、なんとか。が、それ以上になると、脳みそが溶け出します(笑)。今くらいがギリギリラインかな。夜はそれでも涼しいしね。そろそろ、扇子をカバンに入れとかなきゃ。娘は昨日からプール開き。いいなあ〜。

 今日は、フェアの商品の並べ替えをしました。題して、「このミステリーがすごい!10年間総括フェア」です。「このミス」にランクインした、1位から3位までの作品を、国内・海外とも10年分集めてどどんと一挙に平積み、というフェアです。今月末までやってますので、船橋近辺にお住まいの皆様、よろしかったら船橋旭屋書店をのぞいてみて下さいませ!(ちょっと宣伝)あ、明日の水曜日は定休日ですのでご注意を。

 けっこう懐かしいセレクションで、並んでる本を見てるだけでもけっこう楽しいですよ。これは私のアイデアのフェアなので、売れるかどうかドキドキ。今日はこの平台の前にお客様が立ってらっしゃると、「おお、見てくれてる!」と星飛雄馬のお姉さん状態で、棚の影からそっと覗いてうれし涙を流しておりました(ウソ)。10年前ともなると、新潮文庫なんかは絶版になってるのが幾つかありました。買うなら今だ!どうぞこのチャンスをお見逃しなく!

 この頃、「好み」というものについて、考えています。これって、いったい何なんでしょう?例えば、すごくいい本があったとする。確かによく書けててうまいし、それなりに面白い。でも、なぜか好きではない。逆に、文章も稚拙だし、人物がアレだとかって欠点だらけなのに、なぜか惹かれてしまう本もある。人間も同じ。すごく性格がよくてできた人なのに、なぜか心が動かない。逆に、困ったちゃんなところがいっぱいある人なのに、その中に何かひとつ光るものを見つけただけで恋に落ちてしまったり。

 これはなんとも理屈で説明のしようがない感情です。なぜ好きなんだろう。なぜ嫌いなんだろう。その人の好みを決めるものは、いったい何なのでしょうか?謎だなあ。

 あ、ダイジマンの原稿がやっとあがってきました。なかなか面白く書けてます。あちこち、にまにま笑いながら読みました。けっこう量があるので、アップは今日は無理かな。明日あたりになりそうです。 


6.14(月) うちの近くの畑のとうもろこしが、もう私のウエストに届くくらい大きくなりました。入道雲も出てるし、もう夏ですね。

 『魔女も恋をする』を読み始めました。ん〜、まだ途中だけど、『たんぽぽ娘』の方が好みかな。サクサクっと読んで、次に行こう。そういえば、パラパラっと読み始めたら止まらなくなってしまった『恋』(小池真理子)ですが、ある登場人物が知り合いにイメージがそっくりで、もうダメ。どうしてもその人が浮かんじゃって。でもでも、彼、最後は○○○○○んだよなあ。可哀想!ってヒドイのは私なんだけど(笑)。文体がなめらかなので、驚くほどするする読めてしまうんですが、好み的にはそれほどでもないかな。


6.13(日) 今日は、「市川妙典サティ」に行ってきました。目的は、「ヴィレッジ・ヴァンガード」を見るため。昔、『ヴィレッジ・ヴァンガードで昼食を』(でよかったかな?)を読んだ時、あまりの面白さに、名古屋までこの書店を見に行こう!と固く決意したのです(出版社に電話までして、店の場所までファックスしてもらったのだ)。が、やはり遠いので二の足を踏んでいたのですが、まさかこんな近くにできてたとは知りませんでした。

 で、お店の感想。いやあ、面白かったです!目からウロコが落ちまくり!アメリカ雑貨や、外国のお菓子なんかがいっぱいあって、書店というより、本も雑貨のひとつ、みたいな感覚ですね。本は壁際に並んでて、中央はみんなグッズ類。「あれを買おう!」と思ってお客様が来る書店ではなく、「何が並べてあるのかなあ」とふらりと入って見て、パラパラっと見て、衝動的に買っていく、というタイプの書店でした。「こんな本があるんだよ、見て見て!」と店の方がアピールしているみたいな、提案型の書店という感じ。

 いいなあ、と思ったのは、普通の書店にありがちな常識的な枠がないこと。発想が自由なんですね。同じ著者の文庫とハードカバーが棚に並んでたり、児童書と文芸書が一緒だったり、本の形や分野の枠をとっぱらってある。いいなあ、私もこういうのやりたいな。実はマジでやってみようかなって少々考えてはいるんですが。ふっふっふ。あ、ポップの文も鋭くて良かったです。そう、全体的にセンスのとんがった店というのかな。いろいろ勉強させられました。ニブくなってた脳みそに、スプーンを突っ込まれてぐるぐるかき混ぜられた感じ。よおし、自分もがんばろう!というファイトがふつふつと沸いてきました。いい刺激になりました。それにしても、研究のためとはいえ、サブカルチャーのコーナーでアヤシイ本ばかり真面目な顔してチェックしてる自分が少々恥ずかしかったです。くうっ。

 『たんぽぽ娘』読了。とてもいいSF短篇集でした。やっぱり、表題作が一番よかったな。「翼のジェニー」も好き。ありがたいのは、あとがきに、「この本が気に入った方に」といって、他にもおすすめの本をいろいろ紹介してくれているところ。私はロバート・F・ヤングがとても気に入ったので、ぜひ『ジョナサンと宇宙くじら』を読んでみたいな。(これってまだ買えるのかな、ダイジマン?)ゼナ・ヘンダースンの『果てしなき旅路』も読みたいけど、これって入手キビシイんだったよね?シルヴァーバーグの『夜の翼』は持ってるから今度読んでみよう。ゼラズニイの『伝導の書に捧げる薔薇』も、ダメなのかな?


6.12(土) 今日、もう大丈夫かと思ってたら、また昼食後に腹痛に襲われて大変でした。体が「く」の字になったまま動けないの(笑)。しばらくしたらおさまったけど。ああよかった。なかなか治らなくてやだなあ。

今日は、長野から祖母と叔父がやってきました。祖母はもう84歳なので、体にあちこちガタがきてるようですが、まだまだ日常生活は大丈夫そうです。この年になると、とにかく元気でいてね、と願うのみです。うちの娘に、ひいおばあちゃんという概念を教えようとしたのですが、「むずかしくてわかんな〜い」と言ってました。まあいいや。

 叔父は、何年か前から陶芸に凝っています。なんでも、仲間内でとうとう窯を買ってしまい、皆で交代で何日も火をたいてるとか。しかも、焚き木で!その焚き木取りが大変だけど(休みのたびに山に入ってとってくるらしい。すごいパワーだ)、これがまた楽しいらしい。熱中できる趣味がある人って、やっぱり話してて気持ちいいですね。目がキラキラしてて。

 ここんとこ、家で本が読めなくて、少々ストレスたまりぎみ。なのに!また本を買ってきてしまいました(笑)。『恋』(小池真理子、ハヤカワ文庫)と、『新解さんの謎』(赤瀬川原平、文春文庫)と、『クロノス・ジョウンターの伝説』(梶尾真治、ソノラマ文庫)。『クロノス〜』は、書下ろし付きだそう。楽しみ〜。あ、カジシンといえば、『OKAGE』も買ったのに読んでないな。いかん。いろいろたまってて、ヤバイのだ。ネットをしばらく自粛せねば。昨日は、大森掲示板を読んでたらものすごく時間を食ってしまったのでした。とほほ。


6.11(金) 昨夜から、娘が発熱。子供の病気って、忘れた頃にやってきます。今朝は遅番だったので、車で病院に連れて行き、診察の後で実家に預け、また車を置きに家まで戻り、それから出社というハードな朝でした。娘は37度くらいの微熱なので、大したことないのですが、セキが出るのでちょっと心配。

 どこかの新聞記事で読んだのですが(うろ覚えですみません)、アマゾン・コムの株が下がったそうで。どうも在庫過多で、今大変らしいです。ネット書店でもそういう苦しみがあるのねえ。いずれサイバー出版時代が来てしまうのだから、ネット書店なんてのは、過渡期の産物に過ぎない、みたいな見方をする向きもあるようで、へええ、と驚いてしまいました。私は、そこまで行きつくにはまだまだ時間がかかると思うけど。なんにせよ、あの天下のアマゾン・コムの評価がそんなに低いとは思わなくて、驚きました。書籍のネット販売ってのは、いろいろと難しいんですかね。

 よく考えたら、半月じゃなくて、あと10日ほどで1周年なんですよ、このサイト。スタートは去年の6月20日だったんですよね。ちゃんとできてるかびくびくしながらダイジマンに電話してアクセスしてもらったんだよな、確か。あの頃は掲示板もなかったんで、電話しながらあちこちチェックしてもらって直したりしてたんだよね。「今更新するから待ってて…(カタカタカタ)…どう?」「あ、変わった変わった」とか言って。あれから1年かあ。いつの間にか、見えない海流に乗ってずいぶん遠くまで来てしまったなあ。あの頃が遥か彼方の岸にかすんで見えます。

 昨日の日記を読んで、アンケートにお答え下さった方々、ありがとうございました。え?あなたはまだ?それはいかんですね、今すぐ自分の本棚とにらめっこして、メールして下さいね!(笑)


6.10(木) 紫陽花のきれいな季節になりました。いろんな家の垣根から、青い鞠のような花を見ることができてうれしいです。うちの周りは土がアルカリ性なのか、どこの家の花も、とても鮮やかなブルーです。やっぱり紫陽花は青が好きだな。この花を見ると、安房直子の「青い花」という短篇を思い出します。あじさいの花の下で会った女の子と、若いかさ屋のお兄さんのお話。あの子はおそらく、あじさいの花の精なのでしょう。青い傘のイメージがとても鮮やかに心に残る、今のシーズンにぴったりのお話です。

 今日、またサンダルをぶっこわしてしまいました。え〜ん。私は会社でサンダルを履いて仕事をしてるんですが、なぜかここ最近、立て続けに3足もダメにしてるんです。私の歩き方が乱暴なのかなあ。それは認めるよ(笑)。でもね、接着剤で止めてあるだけっていう作りも、あまりに手抜きだと思いませんか?子供の工作じゃないんだから、もうちょっと丈夫に作っていただきたいなあ。またおニューを買わなくちゃ。もお。

 あ、そういえば、昨夜、星間宇宙船のカウンタが10000になりました。が、踏んでしまったのはこの私。ああ、またやってもうた!アホ〜!

 ところで、記念すべき1周年まであと半月と迫りました。皆様、なにとぞアンケートをよろしくお願いします!アンケートが集まらないことには話にならないので。常連の皆様、特によろしく!そう、あなたです、あなた!もちろん初めていらした方もオッケーですよん!私も、目下考え中。1位と2位は決まってるんだけど、3位はどうしようかな〜。あ、1位はSFで、2位はミステリの題名です。3位はコミックにしようかなあ。

 コミックの乱読を1ヶ月ぶりにアップしました。どちらも超おすすめ!


6.9(水) 少しずつ、お腹が治りつつあるのですが、まだ予断を許さない状態。仕事は休みだったので、食料品の買物以外は家から出ず、おとなしくしてました。家事を片付けてから、昼食後パソコンに向かい、気がついたら夕方。おお!いつの間に!必死でやったので、なんとか銀河通信6月号をアップすることができました。ホントに遅くなりまして申し訳ありません!

 どうもここんとこ、眠りが浅い。娘を寝かしつけてるときは、つい一緒にふうっと寝入ってしまうのに、いざ夜中に寝る支度を整えて布団に入ると、どうも頭が冴えてしまってうまく寝つけないのだ。なんで?昔から寝つきが悪くて、こういうことはよくあったのだが、今は超寝不足状態だから、バタンキューで眠れるはずなのに。

 眠りが浅いから、いろんな夢を見てしまう。忘れてるのがほとんどだけど、うっすら覚えてるのにはけっこういい夢が多い。あと、現実か夢かはっきりしないようなの。仕事の夢とか(笑)。

 男の人って、どうも「以心伝心」ってのを信じてる方が多い気がする。「言わなくてもわかってくれてるだろう」と女性に期待してるような。でもそれは大いなる錯覚です。世の女性すべてがあなたの母親ではないのです。そりゃ、あなたの母親はあなたが世界一かわいいから、言わなくたってなんでも察してくれたでしょう。でも、それは母だからであって、他の人には通じません。伝えたいことがあったらちゃんと口で言いましょう。甘ったれないでね!


6.8(火) まだお腹がピーコちゃんだが、なんとか出社。今日は、千葉ウォーカーの発売日でした。駅のコンコースで売ったんですが、いやあ、すごかったです。飛ぶように売れるとはまさにこのこと!まさか、あんなに売れるとは思わなかったです。よかったよかった。やっぱり商売ってのは、売れないと楽しくないですね。若い人しか買わないと思ってたら、意外や意外、おばさま方があれほどお買い上げ下さるとは!おそるべし、おばちゃんパワー!

 雑誌の中身も、住んでても案外知らないような地元の情報がいっぱい載っててよかったです。ただ、私がもっと若い時にこういう雑誌があったら良かったなあ(笑)。今度、「市川妙典サティ」とかいうところに行ってみよう。花火も見に行きたいな。今年こそ、ゆかたを着て行きたいよお!私のは、おばあちゃんが縫ってくれた、紺地にあじさいの柄。超お気に入りなのだ。

 まだ完全には体調が戻ってないので、今夜もおかゆしか食べられないのであった。くすん。ダイエットと思ってがまんするか。あ、でもひとつうれしいことがあったな。

 銀河通信6月号の更新が遅れまくってて、申し訳ありません!明日、がんばりますっ!(でもアップできる確信はない…うう…)


6.7(月) なんとなくアヤシイなあと思っていたら、案の定、日曜日の夜からお腹をこわしてしまいました。今朝は寝坊したせいもあって、全くの飲まず食わずで会社に行ったら、昼頃についに気持ち悪くなってしまって早退。ううう、すみません!うちに帰って寝てもどうにも気持ち悪くて眠りが浅く、4時頃起き出しておかゆを作って食べたらやっと少し落ちつきました。

 私は昔から胃腸が弱いんです。さくらももこの『もものかんづめ』(だったと思う、確か)の、突然授業中におなかが痛くなることについてのエッセイを読んだ時は笑いました。よくわかるよ、そのつらさ!!あと、手塚治虫の『ブッダ』というマンガで、ある未来が見える少年がブッダに「ブッダはおなかが弱いだろ、死ぬ時はお腹こわしてげーげー吐いて死ぬよ」とかいう予言をするシーンがあって、あれは心底こわかった!どんなにつらいか、想像するだけでもぞっとします。

 というわけで、夜もおかゆとヨーグルトとお茶だけで就寝。


6.6(日) 今日も暑かったです。太陽ギラギラ!でも暑いときって、寒いときよりお腹をこわしやすいのは何故?薄着だからかな?冷たいものを飲むせいかな?

 今日は、車の洗車とオイル交換に行ってきました。すっきりぴかぴか!車関係のキティちゃんグッズがずらりと並んでたのには驚きました。あと、カーナビの中古品。これもいっぱいありました。

 あと、昨日借りてきたビデオを観ました。「星界の紋章」と「アンナ・マデリーナ」。「星界」はなかなか面白かったです。スタンダードなSFアニメってとこですかね。でもちょっと説明不足かな。本を読んでない人にはイマイチ細かい意味がわからないかも。私はこれから読むからいいですけど。それにしてもアーヴの人がみんな美形ってのはすごい設定だ(笑)。

 「アンナ・マデリーナ」はなんだか不思議な映画でした。金城武主演。とても好青年なのに、内気なので損をするというけなげな役でした。こういうタイプって好き。前半はまっとうなラブ・ストーリーなんですが、後半に妙な展開になって、「?」でした。劇中劇が入るんですが、これがなんかハチャメチャで、さっきまでの雰囲気ぶちこわしというか。面白いことは面白い映画だったんですが、なにか肩透かしをくった感じ。

 昨日の日記に書いた、ネット販売に関することにメールを下さった方々、ありがとうございました。いろいろと、今後の参考にさせていただきたいと思います。考えなきゃいけない問題が山積みだあ!今まで、文化という名のもとで、出版業界はぬるま湯につかり過ぎてたんですよね。今、その罰が下っているのでしょう。怠慢していた私達書店業界人が悪いんです。他の業界の流通のことも、もっと勉強しないといけないな。10年後、20年後の書店はいったいどうなっているんでしょう。タイムマシンで見にいってみたいです。「そんな店ないよ」って未来の人に言われたらどうしよう!?


6.5(土) 今夜と明日の夜はダイジマンはお出かけとのことで、書きこみはお休みだそう。いいなあ〜、夜遊び!(笑)子持ちの主婦は、ひと月に一回くらいどうにか都合をつけて飲みに行くだけでも「遊んでばっかり」なんて言われるんだもん、理不尽だよなあ。このくらいなら別にいいじゃん!

 昨日の新聞に、トーハンがセブンイレブンと提携して本をネット販売するというニュースが載ってました。これってちょっとアレよね。だって、書店を通さないんですよ。その分定価を引くわけじゃないから、普通なら書店に取られる分、丸儲けでしょ。ずるっこだよなあ。ただでさえ、今セブンイレブンに雑誌の売り上げを食われてるのに、書籍まで食われたら書店はかなりつらいっすよ。などと愚痴を言ってないで、対策を考えねば!

 アマゾン・コムの前例があるように、ネット販売は将来的に非常に書店にとって脅威だと思います。いずれ再販がはずれたら、みんな安いトコで買いたいってのは人情。そしたら、書店を通さない問屋のトーハンなんかはけっこう値引きするんじゃないのかな。う〜ん、ますます書店からお客様の足が遠のいてゆくような気がする。純粋に本好きな方や、本屋であれこれ見るのが好きな方以外の方にどうやって店まで足を運ばせるかは、これからの書店にとって大きな課題になるでしょう。価格以外で、その店独自の付加価値をいかにつけるか、ですね。といったらやっぱり、コンピュータ検索ではなく、人間の頭脳による書店員のファジーな商品知識や、「あ、こんな本もあるのか」と思わせる、ユニークな並べ方による品揃えですかね。

 これから、ネット販売はすべての分野においてどんどん増大していくんだろうなあ。日経新聞なんか読んでると、ネットについての記事が載ってない日はないですもんね。私はいまだにどうもセキュリティの面が不安なので、ネット販売は一度も使ったことありませんが。(あ、でもうちの同居人は「ふるほん文庫やさん」で絶版文庫を取り寄せしたことあります)書店に探してる本がなかった時なんか、便利ですよね。ああ、心配だ!いや、逆手に取るという方法もあるにはあるんですがね。


6.4(金) 今夜はちょっとさみしい気持ち。なんてね。

 昨日の会社での傑作事件。バイトのレジの子が、「お客様からのお問い合わせで、ディケンズの『おいなりさん』という本を探してるんですが」と事務所に内線がかかってきました。コンピュータで検索しても当然出ない。「おいなりさん???」皆で首をひねってたところ、なんとそれは『大いなる遺産』の聞き間違いでした!一同、大爆笑!!

 おととい、やねこんから手紙が届きました。SF大会までもうあと1ヶ月を切りました。楽しみだなあ〜。スケジュールによると、どうも夕方から始まって、朝まで徹夜で騒ぐみたいです。ってなんだか、ださこんみたい!(笑)寝なくても大丈夫なように、今から体力を養っておかなければ!

 今日は『専務の犬』(高橋留美子)と『星界の紋章』を買ってきました。高橋留美子はけっこう好きです。『めぞん一刻』がワタクシ的には最高傑作でしたね。人魚シリーズや、ボクシングの話も好き。あのシスターのキャラは管理人さんによく似てたな。そういえばあれ、まだ途中だよなあ。早く続きを書いてほしいものです。気長に待ってるからね〜。>留美子様

 『星界の紋章』は、実はSF大会対策なのだ。ホントだったら、SFセミナーの前に読めばよかったんだけど。

 今日、『星兎』(寮美千子)読了。なかなかよかったです。短いので、小品といった感じ。乱読、書きました。が、6月号の原稿もまだだし、書くべきものが溜まり過ぎで非常にピンチ。ダイジマンも、今回の原稿はパスとか言ってるし(こ、こいつは…)。ああ、本当に申し訳ありません!

 今日の新刊速報は、7月の文庫類がいっぱい入ってます!要チェック!


6.3(木) 今、飲んでてへろへろです。とある考えが膨大にふくれ上がってて、いろんな壮大な計画が頭の中に渦巻いてます(お仕事方面のことね)。ふっふっふ(アヤシイ笑い)。私は飲みながら仕事の話をするのが好き〜。おっさんくさい?(笑)でも、酔いが覚めると、ひとりで勝手に妄想を繰り広げてただけか、ってことになるのかな。

 今日、お昼休みに溝口@書物の帝国さんが5/30の日記に書いてた『ラヴ・フリーク』(廣済堂文庫)の岡崎弘明「太陽に恋する布団たち」だけ読みました。こないだ読んだ、『月のしずく100%ジュース』がとてもよかったので。ほのぼのしてて、ちょっと切なくて、私好みのいいお話でした。彼が今、小説を書いてるかどうか心配だったのですが、ちゃんと新作を書いてるようでうれしかったです。単行本、出ないかな。溝口さん、教えて下さってありがとうございました。

 昨日発売された椎名誠の写真集『南洋犬座』(なんよういぬすわりと読む)、今日中身を見ました。すごくいいですよお!彼の写真はとてもあったかくて大好きです。人間も動物も、実にいい表情をしてるんですわ。日本の南の島や、外国の砂漠などに旅行した時のさりげないスナップなのですが、彼の撮る人の笑顔はみな照れくさそうで、はにかんでて、でも写真に撮られるのがうれしくてしょうがない、といった顔なんです。ああ、まだこんな素朴な笑顔の人達がいるんだなあ、とこちらの気持ちまでほっこりさせるような写真集です。ぜひ、書店で見かけたらパラパラっとでいいからご覧になってみてください。シーナさんて、とてもいいカメラマンだと思います。ああいう笑顔を引き出せるのは、結局はカメラマンの優しさが被写体に伝わってるからだと思いますから。動物も、お腹をぺったり地面につけてる犬とか、なんだかいいですよ。

 現在の通勤本は『たんぽぽ娘』。今日、表題作を読みましたが、とても良かったです。好みのタイプ!まさにロマンティックSFでした。こういう路線って好き。けっこう昔の本なのに、全然話に古さを感じさせないところが、いまだに高値がついてるヒミツでしょうか。こういうのって、中学生くらいの子に読ませてみたいな、と思いました。コバルトで出てたのもうなずけます。先日の星間宇宙船の話題じゃないけど、教科書に載せるってのはどうだ?一番最後の方に、付録みたいにこっそり載せるの。お話を読むのが好きな子なら、絶対気に入ると思うな。


6.2(水) 畑のとうもろこしが、もうひざくらいまで伸びました。ホントにあっという間に大きくなってるなあ。これが、夏には私の背くらいになるんだから、すごいよなあ。

 周りが畑だらけのため、うちの周りは虫が多いです。家の中にまで、ありんこが遊びに来てたのにはショックでした。でも考えてみたら、もともとのありんこの家の上に私が勝手に家を作って住んじゃってるのかもしれないな。侵略者はありではなくて私の方かも。ごめんね。ちょっとここにいさせてね。

 今日はちょっとよその書店を見てきました。リニューアルされてて、なかなかキレイでした。困るのは、他の書店にいっても無意識に手が平積みの乱れなどを直してしまうこと(笑)。これは、一種の職業病だと思います。あとは、見なれない本の奥付を見てしまうこと。つい新刊か、既刊かチェックしてしまいます。

 『クリムゾンの迷宮』、もうちょっとで読み終わります。ブラックですが、面白い!恐怖のサバイバルゲーム小説かな。スリル満点。この著者、やっぱり話を作るのはうまいと思います。先へ先へとぐいぐい読ませる力というか。鈴木光司とかもそうですよね。乱読は明日書けるかな。でもネタバレしたら面白くないしな。それよりとにかく原稿をあげなければ!


6.1(火) 今日から6月。保育園も夏服です。

 今度、友人(男)が結婚するというニュースを耳にしました。いやあ、めでたい。彼とは小学校で同じクラスになって以来の知り合いです。まだボーイソプラノで半ズボンはいてた頃から知ってるヤツ。私の中では、いまだに彼はあの頃のまんまなので、オトナになってからもどうも頼りない感じがしてたのですが、でも客観的に見ればもう33歳なのよね。しっかり者の奥さんもらって、幸せになってほしいものです。

 ふふふふ、実はファービーを手に入れました!うちの子はキリン柄です。顔はそりゃまあギズモなんですが(アメリカ人のセンスってわからんわ)、でもやっぱりいろいろリアクションしてくれるのは面白いです。最初はこわがってた娘も今ではすっかりお気に入りで、くすぐって笑わせたりして喜んでます。でも、ファービー語がイマイチ聞き取れなくて困ってます。あれを理解しないと、相手の要求がわからないから、世話ができないんですって。わがままなんだよな、コイツ。うちの娘のようだ。今日、攻略本も発売されました。あ、うちの子は英語版です。日本語しゃべるともっとよかったんだけどな。ついつい英語で「ハーイ」などと話しかける自分がハズカシイ…。

 そういや今日はロボット犬の発売日だ!誰か買わないかなあ〜。知ってる人が。

 『クリムゾンの迷宮』(貴志祐介)、なかなか面白いです。ゲームっぽくて。ああ、ガーッと一気読みしたい!


フォーマルハウト・ダイアリーへ戻る

ホーム ボタン くまメール