5.31(水) ひとに切りつけていった刀は、結局そのまま自分に帰ってきて突き刺さる。今はただ罪悪感で胸がつぶれそう。許してもらえるんだろうか。許してもらえないかもしれない。ああ、アタシのバカバカ!どうしてこう、思慮が足りないのか。マッキーを聴いても全く心に届かない。食欲もなく、朝も昼もパンをちょっとかじっただけ。

 何も手につかないので、手近にあった漫画でも読む。浦沢直樹『20世紀少年』2巻。非常に面白い。彼は素晴らしいストーリーテラーだと思う。話を作るのが抜群にうまい。今はしがないコンビニの店長をしてるケンヂが、子供の頃に友人と作った秘密基地、そこでの正義の味方ごっこ&世界征服の夢。かつて少年だったひとなら、誰もが思い当たる経験ではないだろうか。が、その時の友人のひとりが、どうやら「ともだち」というカリスマ的存在になり、信者を集めて組織をつくり、人類滅亡を企てはじめたらしいのだ…。うー、早く早く続きが読みたいよおお!!あの巨大ロボットはいったい何なのだ!?2000年12月に、何が起こるというのだ!?


5.30(火) 銀河通信5月号、やっとこさアップしました!いやあ、5月ギリギリだよ!皆様、大変お待たせいたしました。

 5月号のダイジマンの原稿は待たされただけのことはあって、大変面白いです。手前味噌ですが。裏方ならではのSFセミナーレポート!彼以外の誰にも書けないレポです。ふふ〜、読みたいでしょ?もうちょっとだけ待ってね!ああ、画像も入れなくちゃなんだよなー。あ、これで紹介されてる、牧眞司さんのパーティーの記念ファンジンは、なかなか面白いです。ほんっとにいろんな方からのお言葉が載ってて、彼の人望の厚さを感じます。すごいよ、ホント。あ、ダイジマンのもあるわ。

 2周年企画は、早くもメールが届いています。うれしいな〜。なかなか楽しいですよん、これ読むの。あなたもぜひ、ご参加を!

 あ、オフ会参加者は締め切らせていただきました。皆様、ありがとうございます!


5.29(月) 今日も引き続き機嫌悪し。あーカラダに悪い。

 というわけで、↑の2周年記念企画アンケート、スタートしました。なにとぞご協力をよろしくお願いいたします!私はもう決まってるんだ〜、ふふふ。

 新刊速報にも本日アップしましたが、有栖川有栖の講談社からの新刊は少々遅れてますが、今週中には出るみたいですよ。木曜日くらい、かな。あと、SFセミナーで告知されてた、小松左京の『虚無回廊3』がいよいよ6月末ごろに発売に!これは例の買いきりの角川春樹事務所が出しますので、ゲットするのはなにとぞお早めに!小さい書店の場合は入らない可能性が高いので、注文なさったほうが無難ですよ〜。

 しまったあ!今思い出したけど、星雲賞はがきまだ出してないじゃん!31日必着だった気が。明日出して間に合うかなあ。


5.28(日) 今日は、ワタクシ事でとても機嫌が悪いです(笑)。とても日記を書く気力がないので、なにとぞ今日はお許しを。

 あー、銀河通信5月号、ほんっとすみません。もう6月になっちゃうよ。とほほー。なにしろ某コラムニストが遅筆で(怒)。


5.27(土) 今日は休みだったので、初めてドラマ「六番目の小夜子」を見ることが出来ました。いや、ビデオ撮ればよかったんだけど、つい面倒でね>ずぼら。で、今日はちょうどあのクライマックスの文化祭のシーンだったのですが、体育館に全校生徒が集まってざわざわしてるシーンを見て、懐かしさに涙が出そうになってしまいました。ああ、私も昔、あそこにいたよ!今すぐにでもあの中に戻れそうな気がするよ。北村薫の『スキップ』はいきなり高校生が42歳になっちゃう設定だったけど、もし今逆に私が朝起きて高校生に戻っていたとしたら、なんの違和感もなくすっとそこに溶け込める気がする。「おはよー」って学校行っちゃうの。…あの頃から、もう10数年もたってしまったなんて、冗談としか思えない。あるいはただの夢。

 おっと話がそれました。で、ドラマ「小夜子」なんですが、非常にいい出来でした。やー、最初から見ればよかったなあと悔やむほど。例の文化祭のシーンの怖さ、原作の雰囲気を壊すことなく、なかなかよく出てたと思います。息を詰めて見入ってしまいました。原作のほうがはるかに怖いけど。今日は前後編の前編だったので、いいところで終わってしまって、く〜〜〜っ!来週はゼッタイビデオ撮ろう!!しかしあの撮影、ホントに全校生徒の人数集めてやったのね。すごいわ。鈴木杏ちゃん、きれいになったねえ〜。トヨエツとのドラマ「青い鳥」のときよりずっと。

 ついでに「ほんパラ!関口堂書店」も見ました。テーマは「今すぐ美人になれる本」。むー、どれも面白そうだったなあ。しかし、なぜ五木寛之の本(『晴れた日には鏡を忘れて』)のラストの一番おいしいトコまでしゃべってしまうかなあ。そこは読んでのお楽しみ〜、にすれば「ああっ、今すぐ買って読まねばっ!」って視聴者を本屋までひっぱることができるのに。ってのは単に書店員側の考えなんだろうな。番組としてはじゅうぶん面白いし、そこまで考えてない、のかな。でも、ネタバレはやっぱ興ざめだと思うなあ。

 なんか今日は1日じゅう異様に眠くて、本も娘がいるから読めず、やったことといえば、久しぶりにプレステのピングーのゲームを娘とやったことと、買い物くらい。ゲームは、アイテムが全部取れなかったみたいで悔しい〜っ!やり直すのもかったるいし!関係ないけど、ブロックで遊ぶと必ず「武器!」を作るのはなぜなんだ、娘?保育園でも紙をまるめたものを「武器!」といって嬉々として持って帰ってくるし。しかもそれで母を攻撃するのはやめなさいってば。


5.26(金) 今日も新刊がざくざく出ました。またまたそのコメントを。

 あの(笑)角川春樹事務所から、加門七海の新刊『呪の血脈』が出ました。ハードカバー、1900円。これ、要注意ですよ。というのは、今、春樹事務所のハードカバーは買い切り品です。なので、書店側で敬遠しがちなので、置いてる店は少ないのではと思うのですよ。で、今を逃したらなかなか入手困難になるのではないかと。ファンの方、気になる方はとにかく今ゲットを!ちなみに、内容はホラーみたいです。

 ハヤカワポケミスの新刊『ノクターン』エド・マクベインが出ました。これ、待ってた方多いのでは?ずいぶん前に発売の予定が延びてましたもんねえ。けっこうたくさん入ってきたんで、刷り部数多いのかも。

 スティーヴン・キングの角川の新刊は、『暗黒の塔4 魔道師の虹(上・下)』です。ハードカバー、各1800円はちとキツイですかね。でもねー、これ、キング初の恋愛小説、って帯に書いてあるんですよ!ちょっと気になりません?

 水玉螢之丞さんは、なんと3年も前から「ねーねー」に連載してたらしい。知らなかったよー!

 新刊速報、更新しました。上遠野浩平の講談社ノベルス、6月6日発売ですよ〜!タイトルは『殺竜事件』。さあ、出来はどうでしょうか?楽しみですね!

 星間宇宙船に、大森望氏がいらしてびっくり!ひー、うちのオフにいらっしゃるなんて恐れ多いですう!あ、あのう、『エンジン・サマー』にサインしてくださーい!>こら。

 6月20日で、当サイトは2周年を迎えます。なんかもっとずっとやってたような気がするけど、まだ2年なのねえ。この2年はものすごく知人が増えました。全国規模で知り合いができるんだから、いやはやネットはすごい。しかもなぜだかSFのコアな方々とたくさん面識ができてなんだかもう(笑)。あ、しかも最近はミステリのコアな方まで。ひー。>うれしい悲鳴

 で、2周年企画アンケート発表「あなたの探求本、なんですか?」あなたがずっと読みたくて読みたくて、でも手に入らないんだよおおおっ!という本を教えて下さい。ひとり最高3冊まで。1冊、2冊でもオッケー。で、この企画のよいところはですね、もしかしてひょっとしたら、あなたのアンケートを見た親切なダブリ本所持者の方が、「あー、オレそれ持ってる、譲ってあげるよ」なんて言ってくださるかもなー、なあんていうタナボタをほんのちょっぴりだけ期待してるわけなんですよ!なので、応募してくださる方はメールアドレス必携でお願いします。このアンケートにご参加くださると、ある日もしかしたら幸運のメールが届くかもしれませんよ!(これはあくまでも、運がよければ、程度の可能性の話ですからあまり期待しないでね)くわしくは、後日ちゃんとアンケートのフォーマットを作ってアップしますので、いましばらくお待ちを!


5.25(木) 月末なので、新刊がどかどか入ってきてます。その中から、いくつか面白そうなものをコメント。

 昨日発売された、『探偵の冬あるいはシャーロック・ホームズの絶望』(岩崎正吾、東京創元社)は、なんと10年ぶりの続編だそうで。この表紙のイラスト、実は私の古い知り合いの方が描いてるんです(西山クニ子さん)。前作もこの方のイラスト。ここんとこめっきりご無沙汰してたんで、今日この表紙を見てびっくりしてしまいました。やー、どうしてらっしゃるかと思ってましたが、お仕事続けてらしたんだあ。

 今日発売の『依頼人は死んだ』(若竹七海、文芸春秋)はなんとあの『プレゼント』の主人公、葉山晶が登場するようで。わー、うれしい!これ、ゼッタイ読もうっと!これも、連作短篇集みたいです。

 先日出た、『江戸川乱歩賞と日本のミステリー』(関口苑生、マガジンハウス)は、なかなか良さそうですよ。力作。江戸川乱歩賞を年毎に追っかけ、その年に出たミステリなどとあわせてコメントしてあり、その時代の空気がよくわかって勉強になります。森雅裕が、運のない作家と書かれてて、ああそうなのかと嘆息。でも著者は彼を絶賛していて、「普通、受賞作が一番出来がよくて、そのあと落ちることが多いが、彼は受賞作が一番駄作で、その後出せば出すほど“これこそ代表作”と思えるような傑作を発表している」みたいなことを書いててベタホメ。うれしい。とにかく、丁寧なつくりのいい本なので、じわじわでいいから売れて欲しいです。

 SFでは、なんといっても『タイムライン』マイクル・クライトンが注目の的。さて、どう出るかなあ?もうお読みになった方、いらっしゃいます?私は最初の出だしですでに挫折してしまったんですが…(恥)。面白いのかなあ?売れ行きも、上巻だけが売れたりしてて、お客様もまだ様子を見てる感じがしますね。ネット内の評判が楽しみ。

 長野まゆみの新刊、『彼等』(集英社)も今日発売。これ、前の2作の続きなんですが、実は私は前のをまだ読んでないのだ。今度一挙にまとめて読もうかな。長野まゆみはサクサク読めるしね。で、これって、耽美モノなんでしょうか?あ、そういえば、今日河出書房新社の常備切り替えをしたんですが、『新世界』1〜5巻はそのセットに入ってませんでした。なぜ〜?売れるのに〜?私はもちろん、棚に残しましたけどね。セットに入ってなかったことで、全国の書店に並ぶ機会はぐっと減ったでしょう。残念なことだ。

 今日は加納朋子『いちばん初めにあった海』角川文庫を買ってきました。うれしい〜。ところでこの主人公、堀井千波の名前を聞いたことがある気がするのは気のせいか?なんか彼女の著作で、この名前出てこなかったっけか?>記憶力ゼロ

 今日、本の雑誌の営業の方がいらして、ちょっとお話をしたのですが、もうすぐ本の雑誌のサイトも立ち上がる予定のようです。できたら、さっそくリンクしますのでお楽しみに!彼は、サイトを立ち上げるのはいいけど、それによって雑誌の売り上げが落ちるのを心配なさってました。うーん、そのあたりはやり方次第だと思いますけど。でも読者としてはとても楽しみですよね!あ、『戦後「翻訳」風雲録』が予想をはるかに越える売れ行きで、たいそう喜んでらっしゃいました。「先日は、67歳の方から読者ハガキがきたんですよ。とても面白かったと褒めて下さってました」とのこと。どうやら、昔ポケミスファンだった方なんかが、その当時の翻訳事情の知られざる裏話を興味深く読んでらっしゃるようです(しかし、この本を20ウン歳で絶賛するダイジマンっていったい…)。

 あ、本日発売のSFマガジン7月号は銀河通信的に買いですよ!というか買ってね。ぜひ。理由は…買ってくださればわかると思います。たぶん(笑)。しかし鈴木力氏は文章がうまいですねえ。SFセミナー2000のレポートの素晴らしさ!非常に要領よく、自分の言葉で綺麗にまとめられてて。尊敬。

 そうだ!星間宇宙船で教えていただいた、古沢さんのサイトはこちらですよん。


5.24(水) 今日も暑かったですね。千葉のほうでは、ものすごい雹が降ったとか。うちのほうは大丈夫でしたが。

 歯医者に行って、また麻酔をぶっすりと打たれました。痛いよー痛かったよー。もうイヤだよー。私は痛いことが苦手です。ってみんなそうか。皆様、半年に一度は歯医者に検診に行きましょうね、どこも痛くなくても。私は今回の件で肝に銘じました。でも、のどもと過ぎればなんとかかも(笑)。

 久しぶりに、ここに原稿をアップ。す、すみませんナマケモノで〜(恥)。ずっと気にはしてたんですけど。ホントに。来月からはマジメにやります〜やると思います〜やれるかなあ…>こら。

 乱読も、一挙3冊アップ。最近、休みの日にしか原稿が書けない。困ったものだ。銀河通信5月号の原稿もマジでやばい。もう24日!って毎月書いてるじゃん。ダメな私…。発売日の遅れる本を責められないよ〜。ダイジマンも、原稿よろしくね〜(泣)。オネガイ。

 『エンジン・サマー』ジョン・クロウリーを読み始めました。ニムさんほかの超オススメ本。感じたことは、「ニムさんて、ホントにファンタジーのひとなんだなあ」ということ(笑)。でも始めのほうの設定は、どことなくSFっぽさを感じさせますね。どういうことなんだろう???続きが楽しみ。ああ、通勤本の『果しなき旅路』ゼナ・ヘンダースンもいい感じです。どちらも、文章をじっくり味わって読みたい本ですね。


5.23(火) 今日は暑かったですね!袖なしのワンピースに、長袖のカーディガンの袖をひっかけて出社。日差しはジリジリ。もう夏みたい。汗かいちゃった。

 午前中は、娘の授業参観でした。保育園にもあるのね、こういうの。うれしいけど、仕事があるからこそ保育園に預けてるので、平日に参観日があるというのは、ちと複雑な気持ち。仕事は休めないので、遅番にして、午前中ちょっとだけ覗きに行く。去年に比べて、格段に成長してて驚き。ひとつ下の子たちを見ると、ひどく幼く見える。去年はあんなだったのかあ。参観の途中で抜けるのは、とても胸が痛かった。ああ、あのあと私がいないのに気がついて泣いたかなあ。

 ウワサの結婚年齢を鑑定にチャレンジ>おい。なんと、私は37歳!あと3年!まあどうしましょう、もうすぐだわっ!(笑) ちなみに恋愛成功率は156.5%でSランク、恋愛支配率は30.7%でEランク、恋愛臆病度0.3%でFランクでした。 つまり、狙った獲物は逃したことがなく、 でも惚れた弱みで相手の言うなりになってしまうが、恋愛の怖さをわかってないこわいもの知らずの突撃オンナだってことね?くそう、当たってるかも…(笑)。

 昨夜、『放課後』東野圭吾、読了。この人の本は、いつも読後感がずしんと重い。今回も。しかし、推理というものに誠心誠意取り組んでるあたりに好感が持てました。文章の細部にも気を使い、非常に周到に組み立ててる。隙のない計算が見事に決まってました。お見事。


5.22(月) 感謝の嵐。いろいろと。ネットで出会った方々は、本当にみんな親切な方ばかりで、なのになにもお返しできない私はただただ恐縮するのみ。ここに「ありがとうございます」と書くくらいしかできないのだけど。皆様のご好意と優しさに、心からありがとう。

 「名探偵コナン」の主題歌のCDを買ってきたんだけど、うーん、この曲は娘にはさすがに難しいなあ。私にも難しい(笑)。ただいま練習中。あ、ガーネット・クロウの「Mysteries Eyes」という曲ね。

 書き忘れたけど、土曜日に『結婚願望』山本文緒、読了。ぐさっとくるところもあれば、うーむと考えさせられるところもあり。けっこうシビアなことをずばっと書いてます。むー、30代の独身女性は一読する価値ある、かも?

 ところで、こないだ発見してびっくりしたんですが、「ねーねー」(別冊すてきな奥さん)という子供向けのキャラクター雑誌をご存知ですか?アランジアロンゾとか、のぶみとか、NHKのキャラなんかが出てくる雑誌なのですが、これになんと水玉螢之丞さんが漫画を連載してるんですよ!っていっても見開き2ページしかないんですけど(笑)。題して、「すごいぞ!おかあさん」(笑)。男の子と女の子の双子の兄弟と、お母さんの微笑ましいやりとりなのですが、うーん、やっぱり水玉さんなんだよね。おかしいですよん。これ、単行本にまとめてくれるかなあ。まとめてくれよお、お願い!買うから!

 さて、『放課後』東野圭吾の続きを読もうかな。今、ふたり殺されちゃったとこ>なんつー書き方。でも犯人、全然わからん〜!(笑)ああでも、ねむ〜い〜。


5.21(日) 早起きして、美容院へ行きました。「2センチくらい切ってください」と言ったのに、担当してくださったのが豪快なお兄さんだったため、「あー髪の量多いですね(いつもどこの美容院でも言われる)、半分くらいに減らしちゃいましょう!」とざっぱざっぱとカミソリでそぎ切られてしまいました。いやあ、アタマ軽くなったわあ〜!ホントはこんなに切るつもりなかったんだけど、まあすぐ伸びるでしょう。

 持っていった本は、『放課後』東野圭吾、講談社文庫。しかしあまりの眠さに、半分くらいしか読めず、あとはとろとろ居眠りしてました。

 そのあと、家族で某書店へ。休みでもなぜか書店に行ってしまう私。かなり大きい書店なのですが、SFの棚はうちの勝ちだな(笑)。ところで、『バムとケロ』の絵本シリーズをご存知ですか?娘にせがまれて読んであげたんですが、これ、おっもしろいですね〜!いや、売れてるのは知ってたんですが、中身読んだのは初めてだったんです。ユーモアあふれるストーリーで、細部まで丁寧に描かれた絵がまたいいのよ!私は細かいイラストの絵本ってけっこう好きで、『のばらの村のものがたり』ジル・バークレムのシリーズなんか大好きなんです。ほら、最近はグッズにもなったりしてる、ピーターラビットのねずみ版みたいな絵のやつです。春のイラストのティーカップも持ってます。おっと話がそれましたが、とにかく『バムとケロ』シリーズは全部おすすめ!全巻欲しいなあ〜。もちろん、娘のじゃなくて私のよ!

 おもちゃ屋さんで、NHKで放映中の「ハッチポッチステーション」のジャーニーのぬいぐるみを見つけて狂喜乱舞するも、買うのは我慢する。でもマジ欲しかったなあ。テレビとそっくりにできてたし。この番組、ご存知ですか?けっこう密かに人気あるのよね。うちの母も大好き。だって、母が若い頃聞いてたナツメロばっかなんだもん!(笑)グッチ裕三が古い歌ばっか歌うのよね。これは子供番組のふりをしているが、実はカンペキにオトナのための番組なのだ。

 話は変わりますが、一刻も早く鎮火してほしかったので今までじっと黙っていたのですが、SFセミナーにおけるださこん問題についてちょっとコメント。

 結論としては、「いったいナニをそんなにモメているのか???」ですね。だからー、あれはさ、ださこんの中でも「コンベンションというものをよく知らなかった」人間達と、ばりばりコンベンション気質の小浜さん(&みらい子さん?)の意識のすれ違い、ってだけでしょうが。違うもんは仕方ないの。違っていいの。っていうか、お互いに「ああ、キミはそういう考えなんだね、うん」それでいいのっ!お互いに長所短所があるわけだし。相手を組み伏せたり屈服させたりする必要がありますか?NO!と私は思います。初心者がどうのってのも、なんか話がずれてる気が。

 私はあのときの議論で、ハズカシながら初めてコンベンションというものを愛するひとの熱がおぼろげながらわかったのでそれはとてもいい勉強になりました。いやあ、あの熱血ぶりはすばらしいと思います。皮肉じゃなくてよ。彼らの無私のSFへの情熱が、SFセミナーを支えてるわけだし。とても有意義な議論だったと思いますよ。あれをやらなきゃ、おそらく彼らの気持ちは全然理解できなかったと思う。

 なんか最近よそのサイト見てると、ださこんがSFセミナーに乗り込んでむちゃくちゃ悪さしまくったように誤解されてる気がするんですけど、私はださこんの人々の行いに罪があったとすれば、あのネット者の部屋での、例の「えー」発言だけだと思いますが。あれでみらい子さんほかを不愉快な気持ちにさせてしまったことは、本当に申し訳なく思って反省しています。決して小浜さんをつるし上げてたわけではないんですよ。ハタからそのように見えてしまったのは事実なので弁解の余地はないのですが。でも、他には、なにひとつ謝るような悪いことはしてないと私は思っています。

 なんかねー、私がイヤなのは、こうやってSFを愛するものどうしで、なんだかんだといがみ合うことなんです。「だーからSFものはねー」って周囲には思われるよ、ゼッタイ。そんなの、お互いにとってメリットひとつもないじゃん?

 私ね、SFを愛するひとたちってのは、潜在的に世の中にけっこういると思う。彼らはそれがSFだと気がついてないだけで。私だって、『アルジャーノンに花束を』がSFだなんて知らずに読んでたクチだし。で、そういう「あれ、SFってなんか面白いじゃん?」とSFに興味を持った(あるいは前から持ってた)ネットのひとたちに気軽においでおいでをしたのが「ださこん」なんですよ。ガチガチせずに、もっとラフに、SFに興味があるネットものならまあおいでよ、SFの話しようよ、みたいな。最近はだいぶSFという敷居もはずれつつあって、「本」というくくりになりつつありますが。そうなの、ださこんって、集まって本の話してるだけなの!ただのオフ会なんだってば!SFに命かけてるわけではない(人もいるし、中には命かけてる人もいる)けど、SFは皆大好きなの!

 SFセミナーは、日本で開催されてるSFコンベンションの中でも濃さでは最たるもの、なのでしょう、たぶん。でも私のような薄い者が参加してみても、とても楽しかったというのが正直な感想です。また来年も行きたいと心から思っているし。だってアナタ、他にいったいどこで私があの角川春樹氏などというSF界のドンにお会いできますか?(笑)あのコンベンションを立ち上げてる彼らスタッフはホントにすごいと思います。偉大です。こういうコンベンションを立ち上げてくださったこと、心から感謝してます。

 だからね、温度や濃度の差こそあれ、ださこんの人もセミナーの人も、SFを愛する心は一緒なの!いがみ合う必要は全くないの!お互い気持ちのすれ違いがあったら、そこはごめんね、それだけでいいやん!もー!はいはい、おたがい握手して、さあ仲直り!そんなことより、もっと本当にSFのためになるような話しようよ!(ってわけにはいきませんかどうですか?)


5.20(土) 今日は、東京創元社の常備切り替えをしました。って意味わかりますでしょうか?短く言いますと、書店が出版社と1年契約でお借りしてる本たちの交換、ですね。本に常備カードというのが入ってまして、店から売れたらそのカードが注文短冊として出版社まで行き、その本がまた書店に補充されるという仕組みです。で、売ったら補充、を繰り返し、1年に一度、その借りてた本たちを全部ごっそり新品と交換するわけです。

 さて、今日私が切り替えした本の中で、一番回転数が多かった本(要するにこの1年で、東京創元社の文芸書のなかで、棚で一番よく売れた本)はなんだったでしょう?…正解は、宮部みゆき『心とろかすような』でした!さすがは宮部みゆき!

 『日本SF論争史』は、初回入荷分が完売しました!いやあ、めでたい!昨日速攻で注文し、本日追加分入荷。よっしゃあ!

 某MLから知ったのですが、5月18・19日に鳥取で行われた「本の学校」(書店業界のセミナーみたいなもの、かな)はとても面白かったようです。いいなあ、こういうのも参加してみたいものだ>なんにでも首をつっこむオンナ(笑)。でも鳥取はあまりに遠いよ〜いかれないよ〜(泣)。じかにいろんな書店の方のお話を聞くってのは、非常に刺激になって面白いだろうなあ。わくわく。よその書店が何をどうやってて、これからのことをどう考えてるかってのはとても興味があります。みーんな困ってる共通の問題点なんかも、みんなで力を合わせて解決できたらいいんだけど。ってもうやってるだろうけど。(ワタクシ的にはなんといっても万引きを何とかしたい〜)

 『新生の街』読了。乱読は、うーん、今日書けるかなあ?お次の通勤本は、『果しなき旅路』ゼナ・ヘンダースンなのだ。楽しみ。あ、今日発売の『残酷な神が支配する』15巻もあるんだった!これから読むのだ。うふふ〜。

 明日は美容院に行くので何か文庫を一冊持っていくつもり。どれにしようかなあ。汚れると困る本は持っていけないしなあ。けっこう、液とかが飛ぶから、大事な古本なんかは持っていけないのよね。


5.19(金) 昨夜、めでたくカウンタ95000突破。ありがとうございます。10万突破は、6月上旬くらいかな?ドキドキ!

 今日は、長い長い一日でした。

 会社の健康診断で、血を試験管4本も取りました。まるでぶどうジュースか赤ワインのようで、おいしそうでした(笑)。注:私はヴァンパイヤではありません。念のため。

 で、その待ち時間のすき間に本を読んでたのですが(『新生の街』、S・J・ローザン、創元推理文庫)、ストーリーが佳境にはいったところで「安田さーん」と呼ばれて(ああっ!今いいとこなのに〜!)視力検査やら体重測定やらさせられるので、なんか頭がニューヨークのチャイナタウンと船橋の病院を行き来してて大変でした(笑)。というか、心はほとんどニューヨークにいたね、実際。あと数ページで読破。よかったですよ。文章が絶品。私立探偵もので、殺人とかあるんだけど、これってなんかミステリという感じがしないのよね。「小説」という言葉がふさわしい雰囲気。


5.18(木) 精神的にぐったりすることが多い今日この頃。赤いバラがくっきりと目に鮮やかな季節だというのに。

 あ、ひとつ明るい話題!『日本SF論争史』が、3冊入荷して2冊売れました!ブラボー!!

 如月香@花月堂さんからの情報によると、講談社から5月に出る予定だった恩田陸の新刊『麦の海に沈む果実』の発売が延びてるそうです。6月くらいとのこと。如月さん、ありがとうございました!それにしても、ネットには恩田陸ファンが多いなあと思うのは気のせいか?


5.17(水) あああああ、またやってもーた!どうして私はこう直情突っ走り型なのか。ブレーキぶっこわれてるよ〜。もう少し考えてから行動しろよ、っていつもあとで反省するのにちっとも直らない〜(泣)。おそらく、一生直らないんだろうけど。ああ、穴があったら入りたい。

 車を運転しながら、槙原を聴く。「hungry spider」を、ハンドルを叩きながら大声で歌う。ああ、気持ちいい〜。外から見た人はさぞかしぎょっとしてるだろうけど、いいのだ。聴きながらいろいろ物思いにふける。そう、私が本当に大切にしたいものなんて、ほんの数えるほどしかないのに。なのに、それを守るのはどうしてこんなにも大変なのか。死ぬ気でブロックしてないと、今にも外からの洪水で流されそうだ。

 歯医者に行っても、頭の中でマッキーを歌いながらこらえる。あ、これは気を紛らわすのに最適だわ。自分で脳内麻薬を出す!(笑)

 セミナーレポート、やっとこさ書き終わりました〜。ってリンク張りやってないじゃんよ。森太郎さんと巽さんのとこも、少々直しました。森さん、ありがとうございました。田中さんも、ファンジンのとこ、何か間違いなどありましたら教えて下さい。ダイジマンでも可。

 『800』の乱読、アップしました>ヒラノさん。結局、プリンタはこわくて自分だけでセットアップするのをやめました。とほほ。まーアタシなんてこんなもんよ。あ、金魚は元気です。うちに生き物がいるのって、なんだかうれしい。帰宅すると、まっさきに見ちゃう。元気に泳いでるのを見ると、ちょっとだけ気持ちが柔らかくなるのはどうしてなんだろう?


5.16(火) 林さんに教えていただき、セミナーレポートを少々訂正。林さん、どうもありがとうございました!新人作家パネルのところも少々直しました。『M.G.H.』を読んで初めて間違いに気がついた(汗)。やはり予習はすべきですね。っていうか、ろくにSFの知識ないのにレポ書く私が横暴というか無茶なのか。

 今日は非常に怒ってるというかやりきれないというか、どこに矛先を向けたらよいのやらわからんけど(自分も悪いのかもしれないけど)どうにも憤懣やるかたないことがあって。でもここに書いたとしても、ここを読んでくださってる皆様には全く関係のないことだとも思うし。あまり不愉快なことは書きたくないんだけど。一言だけ書かせてください。

 万引きは立派な窃盗罪です。親御さんは、「これは犯罪なのだ」ともっときちんと教育なさってください。子供をかわいがるのも愛ですが、しつけるのも愛だと私は思います。お子さんが可愛いと思うなら、どうか親御さん自身が、やっていいことと悪いことくらい教えておいてください。

 これについてはホントはもっと書きたいことが山のようにあるが、まあこらえておく。業界のほうからもなんとか対策をマジメに考えないと、マジでやばいだろう。なんか、悲しいよなあ。

 新刊速報は一点だけ。明日あたり、『800』の乱読がかける、かな?明日こそは、おニュープリンタをくっつけたい!!あー、歯医者も行かなくちゃなんだよなあ。4本も虫歯があるんだって。やだなー。

 突然出た山本文緒の『結婚願望』というエッセイを読もうか悩んでる今日この頃。傷口に塩を塗るようなマネはやめたほうがいいか?(笑)


5.15(月) 今日の夕方の雨ときたら、滝だよ滝!!もう娘と全身ずぶぬれ。傘なんて意味なし。ふたりで「きゃーっ!!!なにこれー!!」と叫びつつ歩く。その声さえ、雨音に消され。娘は「水の花火だよ!」と形容。確かに、車のライトに照らされた、ばしゃばしゃの水面は花火のようでした。帰宅して、ふたりで速攻シャワー。しかし、私が最も心配だったのは、カバンに入ってたケータイとポケポスと本!あんのじょう、本はちょっとぬれちゃったー。くすん。通勤本にしてた、S・J・ローザン『新生の街』、創元推理文庫。

 昨夜はおなかピーコちゃんだったこともあり、10時半に就寝。起床6時半。おお、なんて健全な生活!

 が、起きてパソコン立ち上げてびっくり。昨日の日記がぶち切れてる!なんで?ちゃんと書いたんですよ?FTPに失敗したのか?昨日ここを読んでくださったかた、すみませんでしたー。昨日のところにちゃんと入れといたんで、気になる方はご覧下さい(抜けてたのはほんの数文字だけなんですが)。

 今日帰宅してメールを開けたら、なんと牧眞司さんのメールが!うちのSFセミナーレポートをお読みくださったそうで、感謝感激!ご本人に感想をいただけるなんて、本当にうれしかったです。ネットは偉大だ!おまけに、あの企画のときにおっしゃってた詳しい本のタイトルなども教えていただいたので、さっそく今日、レポートに追加しておきますね。あ、グレさんの企画もアップしました!あとは「なぜなにファンジン」を残すのみだ!(というわけでまだ工事中、すいません!!)野望は、日本一詳しいセミナーレポートだあ!でもアップがトロい(笑)。

 あ、そういえば、角川春樹の「直観or直感」?は、某所からの報告によると、どうも「直観」が正しいらしいです。直さなきゃ。

 あー、星雲賞のハガキも書かねば。つっても、わかるとこだけね。私は林さん5月5日の日記)のようにはとてもなれない。あんなにはとても読めないっす。彼のような方を、真のSF者と呼ぶのでありましょう。スバラシイ。

 昨日買ってきた金魚は、今朝一匹昇天しておりました。娘は「かわいそうだねー」と繰り返しておりました。死ぬ、って意味がわかったんかな?昨日は、泡ぶくぶく(空気ポンプ)がなかったの。ごめんね。今日、会社帰りに速攻で買って入れたから、もう大丈夫だよ、きっと。


5.14(日) ちょっとお腹こわしたりして、体調が悪い…。ので、日記はざざっと。

 我が家に金魚が2匹やってきました。娘はうれしそう。自分の妹にするそうです(笑)。

 菅浩江が、ダンナの友人の友人ということが判明。愕然。この世間の狭さはどうよ?(笑)というより、類は友を呼ぶ、ですか?

 昨夜、『800』一気読みにて読了。ガツンときた、というのが率直な感想。速球ストレートを投げる方なのですね、川島誠って。重松清をほうふつとさせますね。ひとつ、ものすごく驚いたところがあったのですが、他の方はどう思ったのだろう?まだヒラノさんの感想すら読んでないのだ。


5.13(土) 銀河通信初のオフ会、詳細が決定しました。↑です。ご希望のかたはぜひ!

 昨夜は、どうにも頭痛がひどくてダウン。更新できずにすみません。11時半に就寝。が、余り早く寝すぎたため、4時半に目がさめてしまった…。なんのための早寝だか(笑)。早朝の鳥の鳴き声を聞いていたら、昔、上高地のバンガローに泊まったときのことを思い出しました。にぎやかどころか、もううるさくて!小学校の休み時間みたいなものすごさ(笑)。あれは驚いたね。うるさくて目が覚めちゃうんだから。

 今朝は、遠くの緑が雨に白く煙っていて、とても綺麗でした。じゃがいもの花が咲き始めて、畑のあちこちに薄紫の花弁をのぞかせています。雨に洗われて、にんじんの細かな葉っぱの色がひときわ鮮やか。

 精神的には、おかげさまで元気になりました。どうもありがとう。へこんだ時に、支えてくれる人がいるという幸福。人が生きていくのに必要なものって、もしかしたらこれだけなのかもしれない。身近な人が、自分という存在を肯定してくれる、ただそれだけのこと。それだけで人はまた歩く勇気を持てる。

 今日は、とてもうれしいことが。品切れになってた本が、いろいろ店に入ってきたのです。なかでも私が最もうれしかったのは、さてなんでしょう?答え!『巨泉』です!!(笑)そうよ、あの「クイズダービー!」の司会の彼よ!>古い。いやあ、もうお客様に聞かれまくりで、そのたびに身の縮むような思いをしてたんですよ。聞かれるたびに「ああっ、すいませんすいません、申し訳ありませえええええんっ!!」と心で叫んでおったのですわ。本日、やっとこさ重版分があがって、ハッピーラッキー!さらに、幻冬舎の『ダブルフェイス』も入荷。うれしいうれしい!

 昨日、ペヨトル工房が営業停止という話が、店に流れてきました。解散ってことらしいんですが、それは具体的にはどういうことなんだろう?もう、注文もペケなんでしょうか?今問屋にあるものは、出荷できるそうなんですが。

 幻冬舎文庫フェア8月の一覧速報を見ていたら、おおっ、恩田陸の名が!『上と外1』ってなになに?書き下ろしか?うー、気になる!8月の新刊なんでしょうか?あ、岩波少年文庫の新刊の著者わかりました。フィリパ・ピアス出ます!くわしくは新刊速報を。

 今朝、ふと思い出したんですが、先日のSFセミナーの夜企画「なぜなにファンジン」のときに、小浜さんがどっさり昔のファンジンを回覧してくださったんです。で、有里さんが「あ、これだけ見たい!」と飛びついたのが、三村美衣さんが作った(んでいいんだよね、ダイジマン?)「てんぷら☆さんらいず」でした。どれどれ、と私も横から覗かせてもらったんですが、ひと目見て「あ、これ、紙版銀河通信に似てる!」と思いました。もちらん、内容のレベルは雲泥の差ですが(笑)。「てんぷら〜」は執筆陣がものすごく豪華で、びっくりしました。が、紙面の雰囲気が銀河通信とよく似てるんですわ。モノクロで、ときどき書影が入ってて。私はパソコンで作ってプリントアウトしたものをコピーして配ってるんですが、「てんぷら」はどうやってたんだろう?印刷所に頼んでたんだろうなあ、きっと。

 実を申しますと、今年になってから紙版全然印刷してないんです〜!!ダメダメじゃん!!しかも、今プリンターの調子がおかしいし。とほほ。いかんな、自堕落すぎるぞ>私。今度まとめてやろう。マジで。と書いておけばやるだろう、きっと(笑)。


5.11(木) まだへこみ気味。ふー。

 今日、店にビレッジセンターという出版社の営業の方がいらっしゃいました。「安田さん、佐藤亜紀ってご存知ですか?」「ええ知ってますよ、ちょっと前に絶版問題で、ネットですごく盛り上がってたんですよ」と答えたところ、彼はにやりと笑って、一枚のチラシを下さいました。な、なんと、『鏡の影』新装復刊!!思わず、彼の腕をつかんで、「ビレッジセンターさん、エライっ!!」と叫んでしまいましたよ(笑)。例の新潮社から絶版扱いになった経緯なども載ってるそうです。私も、『鏡の影』は読んでないんですよね。これ出たら、買って読もうっと。発売は、6月末になるそうです。

 今日発売の本の雑誌6月号を、昼休みにパラパラと読む。おお、特集のしょっぱなに牧眞司さんのインタビューが!その次のコラムには、よしだまさしさんのミニエッセイが!「古本好きのミステリーファンが集まる某ホームページ」ってここやね(笑)。この書き込みは私も読んで知ってました。なんか最近、近場のネットの話題をよく雑誌でお見受けするような気が…。「あの人気ホームページを本にしました!」なんて新刊も多いしね。前に盛り上がってた、「りゅうりゅうの精神年齢鑑定」も、今度本になるんですよ。売れるといいけど、どうかな。ワタクシ的意見では、ネットのものはやはりネットのほうが面白いような気がしますが。

 昨夜は娘がなんと夕方6時から朝の7時まで、ぶっつづけで13時間も寝ました。おかげで(といってはかわいそうだが)本がゆっくり読めました。『M.G.H.』読了。どなたかが「森博嗣に似てる」といったわけがよくわかりました。この主人公の2人のキャラだね。でも、なかなか面白かったですよ。こういう味のSFってあまり読んだことないので、これがうまいのかどうなのかはよくわからないんだけど、とても読みやすくてそこそこ面白いってのだけは保証しますね。ミステリのトリックが○○だってのは非常にユニークだと思いました。

 次は『800』に行くのだ。そういや、川端誠、6月にマガジンハウスから新刊が出ますねってもう私新刊速報に書いたっけか?ああ、乱読もマジに書かねばヤバすぎる〜。というわけで、ひさしぶりに一挙三冊分更新。最近、u-ki総統風?(笑)


5.10(水) 本日はいろいろとあって、かなりへこみ気味。理性では100%理解してることなのに、どうして感情は納得してくれないのか。

 今夜、NHKの「クローズアップ現代」で、「音楽もインターネット」という特集をやってました。ゲストは坂本龍一。私は音楽のネット配信にはほとんど無知なので、初めて知ったことがいろいろあり、とても興味深かったです。強く感じたのは、音楽もやはりビジネスだということと、小説のネット配信の抱えてる問題と非常に近いと思ったこと。「今後、CDはなくなると思いますか?」という質問に対して、坂本龍一さんはちょっと考えた後、「先のことはわからないけど…、しばらくはネットとCDの両方が流通すると思うが、いつかはなくなると思う」とコメントしていたのには驚きました。そ、そうなのか!今、新しいコンポ買うと、カセットの機能って別売りなんですってね?ということはカセットも滅びつつあるということで…(新潮社の小説カセットも、今徐々にCDに移行中です。もう新刊はだいぶ前から出てないし)。

 で、本の未来はどうなんだろうな、ってふと思ったんです。音楽のように、ネットに移行してしまうのか?でも、「本という形がなくなると思う」と言うコメントって、意外に聞かないですね。両立という意見がほとんど。書店がなくなるかも、って意見は聞いたことありますが(笑)。って笑ってる場合じゃないんだけど。そうだ!そしたら、ネットで個人書店でもやってみたら面白いかもなあ。「安田ママ書房」!>って名前がダサイぞ。あ、「銀河通信」にすりゃいいのか。思いっきり自分の趣味出せるし、いいかも。とにかく自分の好きな本しか置かないんだ〜へへへ(笑)。ネットで公募して、他のひとのオススメ本も置いたりして(でもあくまでも自分の趣味に合う本のみ)。んで、自分でガンガンおすすめ書評書いてさあ、ネットで流すの!あ、楽しそう(笑)。自宅でもできそうだし、ううむ、いいなあ。問題は、「商売になるか」だが、どうでしょ。むー、書いててマジ気に入ったなあ。いつか今の仕事やめたら、ホントにやろうかしら>かなり本気。それにはもっといろいろ勉強しなくちゃなあ。

 昨日の日記に書いた、森博嗣の新刊『夢・出逢い・魔性』ですが、森博嗣ファンクラブ会員の山崎さんによりますと、You May Die in My Show』でもあるそうです。いやあ、森博嗣、さすがだよ。そこまでは気がつきませんでしたわ(笑)。山崎さん、情報ありがとうございます!


5.9(火) 天気予報の「今日は晴れて7月のような暑さ」という言葉に、今朝は半袖を出しました。娘にとっては、今年初の半袖。夏が好きな娘はとてもうれしそうで、保育園に行く道すがら、ぴょんぴょんはね歩きながら「ああ〜、はんそでって気持ちいいねえ〜」と初夏の日差しを満喫しておりました。私はといえば、「ぎえ〜、日に焼ける〜!」(笑)。トシの差を感じるなあ。って当たり前だけど。

 今日、講談社ノベルスの5月分がいっせいに発売になりました。森博嗣の『夢・出逢い・魔性』のタイトルって、「夢で会いましょう」とかけてあったんですね!同僚に指摘されるまで、全然気がつかなかったあ!!相変わらずうまいなあ、森さんたら〜!

 『雨の檻』、今朝読了。短篇集なんだけど、どれも本当にツボでした。お気に入りは、「カトレアの真実」と「お夏 清十郎」。恋に狂うオンナっていいわあ〜。ちょっと違うんだけど、私は昔、惚れた男に言われるままに銀行のお金を横領して貢いじゃう女性銀行員のニュースを見ては、「どうしてそんなアホなことを?信じられん!」と思ったものでしたが、今なら理解できるなあ。恋に狂うと、彼の言葉が世界の常識になってしまうのですね。おそらく、彼女は「カトレアの真実」の主人公と同じく、自分のしたことを全く後悔してないんじゃ

 「雨の檻」、「カーマイン・レッド」は本当に痛い話でした。「そばかすのフィギュア」は、主人公の女の子の、片思いのひたむきさが可愛くてまいりました。「セピアの迷彩」も、自分のクローンへの複雑な思いと、でもその裏にある優しさが実に繊細に書かれてて、よかったです。って結局全部いいんじゃん!(笑)

 さて、『M.G.H.』を読もうかな〜。あー、乱読もたまってるんだけど、最近レポとか書きすぎて少々疲れてるんで、ちょっとひと休み。つーか、寝なくちゃなあ…。セミナーレポート、昼企画は書き終わりました、昨夜アップずみ。まだリンクとかちゃんと張ってなくてすみませ〜ん。


5.8(月) 今日は、久しぶりにばら色の夕焼けを見ました。うすいピンクの薔薇。会社帰りに夕焼けを見ることができるようになると、夏も近いな、と感じます。家の近くの畑は、とうもろこしが、ひざの高さくらいまで緑の葉を伸ばしています。

 大島弓子の「夏の夜の獏」という漫画をご存知でしょうか?小学生の男の子が主人公なのですが、登場人物が皆、彼から見た精神年齢の姿で登場するのです。たとえば、自分はもうオトナだと思ってるので20歳くらい、両親は中身がまるで子供なので子供の姿、おじいちゃんに至っては赤ちゃん、という具合に。最近、よくこの漫画を思い出します。私の姿が描かれるとしたら、いったい何歳だろう?と。おそらく、小学2年生くらいに違いない。てーんでコドモで、やんなっちゃう。こういうひとは、結婚とかしちゃいけないのかもしれん。さぞかし相手&周囲に迷惑をかけてるんだろうなあ。>自覚はしてるらしい

 が、実を申しますと、私はホンネでは自分のわがままぶりを「こんなのまだまだカワイイほう」と思ってるんです(笑)。なぜかと申しますと、伊藤比呂美の『おなか・ほっぺ・おしり』というエッセイを読んでるから(シリーズ全巻)。読んだかたはよくおわかりかと思いますが、この方、すごいのよ。育児のストレスが頂点に達すると、コドモとダンナに置手紙を残して、(つまり否応なしにコドモをダンナに押し付けて)熊本から東京に出てきてしまうのです!何度も。さ、さすがの私もここまではできない…。これが刷り込まれてるんで、自分の行状なんてまだまだだな、と。って単なる言い訳ですかそうですか。

 今夜放映の「名探偵コナン」、娘と手に汗握りながら見てしまいました。ああっ、続きが気になるよおっ!早く来週にならないかなあ。けっこう話が核心に近づいてきてる気がするんだけど、どうなんだろ。正体バレたらおしまいだろうからなあ。

 昨夜、とりあえず書いたとこまでアップしたセミナーレポートですが、少々間違いなどあるようなので、随時直しますね。申し訳ありません。いやあ、けっこう疲れるんですわ、あれだけ細かく書くと(笑)。正直いうと、ただダラダラ書いてるだけで、まとめるのがへたっぴなだけかも(笑)。きりっと短くまとめたレポが書けないのですわ。でもまだまだ書きたいことがいっぱいあるので、どんどん追加しますね。浅暮さんの夜企画とか、めちゃめちゃ面白かったんですよ〜!ああでも、今思えば、やっぱオークションをも少しのぞけばよかったかなあ。

 相変わらず、ここが熱いです。私はコンベンションについて何も知らなかったんで、皆様のお考えを読むのはいい勉強になります。ああ、でも自らドツボにはまるような発言をしてしまったかも…私。術中にハマってしまったか?(笑)


5.7(日) 昨日書き忘れましたが、ポケットポストペットはいいっすよ!すっかりお気に入り。会社で星間宇宙船チェックができる!これはハマりそうだなあ。今日、船橋ららぽーとに行ったんで、「m.i.x」で専用カバーを探したのですが、売り切れでした。残念。仕方ないので、ビーチマットとハンカチを買ってきました(笑)。

 な、なんかここがすごいことになっててちょっと心配。いや、私も書いてるんですが。まあまあ、お互い、相手を認め合って(相手に染まらなくてもいいのですよ、そういう考えもあるんだな、程度でいいと思うのです)、仲良くしようよ!(私は、恥ずかしながら、コンベンションとかファンダムってそういうものだったのか!と、この議論で初めて知りました。無知というか無謀というか。ほほほ。)結局、ネットサイドのひとたちも、コンベンションサイドのひとたちも、SFを愛してるってことに変わりはないんだしさ!ただ、SFのために何かしたい!っていう情熱が強くあるひとと、その温度がわりと低めのひととあるだけで。いや、やり方が違うというべきか。ネットでSFのことを書くっていうだけでも、私はある程度SFのために何かしてるんじゃないかな、って思いますよ。コンベンションのひとからみたら、なまぬるく見えるかもしれないけど。愛だけは同じくらいあると思う。ホントに。私は、SFセミナーは去年も今年も楽しかったし、来年も参加したいと思ってますよ。>家庭の事情が許す限り。いや、許さなくても行っちゃうかも(笑)。

 というわけで、早くレポをアップせねば!ああっ、どうしてこんなに時間がないの!家庭持ちはつらいっす〜!!パパは怒るし〜。くすん。とりあえず、今まで書いただけアップします〜。非常に書きかけですが。

 あ、超私信ですみませんが、「銀河通信読みました!」みたいなメールをくださった方々、本当にありがとうございます。レスがのびのびになっててごめんなさい!あなたの忘れた頃に、ひょっこり届くかもしれません。ホントすみません。


5.6(土) 昨夜、他の方々のセミナーレポートをざざっと巡回し(面白かった!ひとり深夜に、パソコンを前に爆笑>アヤシイ)、それから自分のレポートを書き始める。が、角川春樹のコマだけですごい分量&時間に。連日の夜更かしに、ついにダンナの雷が落ちました>まあ当然だね(汗)。ついにパソコン禁止令が発令!(笑)てなわけで、今、鬼のいぬ間にこれを書いてます>こら。見つかる前に、急がねば!

 ダイジマン情報により、「ダ・ヴィンチ6月号」をチェック。もうお買い上げですか?お手元にお持ちの方は、31ページ左下をチェック!なんと、あのkashiba@猟奇の鉄人さんが載ってます!すごお〜い!「超オススメのマニアサイト『猟奇の鉄人』の作者に迫る」だって!ヒューヒュー!これはインタビューだったのかな、メールのレスなのかな?いやあ、kashibaさん節が出てていいっす。「よくみる悪夢を教えてください」という質問の答えには爆笑!皆様もぜひ書店でご覧になってみて下さい。


5.5(金) しまった、柏もち買い忘れた!今日はこどもの日でしたね。日中は初夏の陽気だったんで、浮かれてつい半袖で出勤したら、帰り(夜)は寒かった〜>アホ。

 青木みやさんが、もうセミナーレポートをアップしている。は、早い!私は昨夜、「ネットワークのSF者たちリターン」の項だけ書いてて、果ててしまいました(笑)。

 今日、幻冬舎Webマガジンを発見!これです。『月の裏側』恩田陸の書評を、野崎六助さんが書いてらっしゃいます。ほお、『ブラッド・ミュージック』と比較されてますね。こないだセミナーの講演で聞いた、森青花さんの『BH85』も、これと比較されてたなあ(よく似てるらしい)。やはり、ネタが似通ってしまうということってあるのね。でもそれぞれ、その人の個性が出てるので作品としては全然別なものになってるから、私はそんなに気になりませんが。

 そういや、ネタが似てるということではないのですが、私は『ハンニバル』を読んでて、『クロスファイア』宮部みゆきを連想しましたね。「自分の正義のためには、殺人もいとわない」というところが。現代においては、勧善懲悪というのはもはや古い感覚なんだろうか。昔は本でも漫画でもアニメでも「いいもの・わるもの」がきっちり分かれてたけど、今ってそのあたりがかなり曖昧、ごっちゃになってますよね。多様な価値観、とでもいったらいいのか。風潮なのかな。

 あ、ちなみに私は『ハンニバル』は大変面白かったですよ!>u-kiさん、みやさん。ただ、最後の章でのクラリスの扱いがワタクシ的に残念だっただけで(聡明でカッコいい彼女のファンだったので)。


5.4(木) 昨日は、SFセミナーに行ってまいりました。私にとっては2回目の参加。今回も非常に面白かったですよ〜。そのうち、レポート書くのでもう少々お待ちくださいませ。レポートのために文庫サイズのメモを持参していったのですが、なんと使ったページ26ページ!(笑)ただ、書いてても自分でよく解らないところなどがあったので(ファンジンのことなど)、全部アップするわけではないと思いますけど。

 今回のセミナーには、いろいろ考えさせられることがありました。いや、セミナー自体のことではないんです。セミナーに出て、自分が感銘を受けたことや、自分の考えを改めさせられたことなどが多々あったということ。ワタクシ側のことです。自分がサイトを開設して、文章をこうやって不特定多数の方々に読んで頂いてるというのは、こういうことだったのか!と改めて思いました。何を今更、と笑われそうですが。

 いや、実際、家で夜中にひとりこうしてパコパコ打ってるだけだと、いったいどれだけの方が見てくださってるのか、というのが実感として把握できないんです。カウンタなんかじゃダメ(正確な人数じゃないですし)。昨夜、セミナーの夜の部のオープニングで挨拶するよう促されて(なぜ私が?というのも驚きでしたが)大勢の方の前で立ち上がって、ずらっと居並ぶ方々を目の当たりにしたとき、「うっわー、この人たちが(全員ではないにしろ)私の文章を目にしたことがあるの(かもしれないの)か!」と、強烈なショックを受けましたね。夜企画の「ネットワークのSFものたち リターン」での小浜さんとのやりとりにしても、ここを読んでくださってたとは夢にも思わなかったし。この企画では、改めて自分がネット者だということを自覚しましたねえ〜。自分が外からどう見られてるかとか。ネットの感覚が他から理解しづらいこととか。このあたりはまたくわしくレポートに書きますね。

 いやあ、日記なんて、娘のことやら会社のことやら自分の趣味のことやら、けっこうヘタレなこと書いてるのになあ〜(笑)。いいんだろうか?つっても、自分の書きたいことを自由に書く、というポリシーは曲げませんが。これがネットの醍醐味だしね。

 あとセミナーで強烈に印象に残ったことをざざっと。角川春樹氏は、やはり大物の風格がありましたねえ。非常に破天荒で、面白い方でした。さすがです。この方の断言により、2001年からはSFブーム再来が決定(笑)。森青花さんも、まったりとした天然ボケのキャラが実にグーでした(笑)。浅暮さんの魅力は、あのヒゲに決定(笑)。田中さん@東洋大SF研は、相変わらず明るくハキハキしてて、いいな〜うらやましいな〜年下ながら憧れちゃうなあ。あ、今回はワタクシ、3時間も寝ましたからね!(笑)

 スタッフの皆様、お疲れさまでした。御世話になった参加者の皆様、どうもありがとうございました。またお会いしましょう!


5.2(火) 今朝目がさめたら、右上の奥歯が一部欠けていた…呆然。いったいどうして?神様、ワタクシ、甘いものの食べ過ぎデスカ?(笑)別に痛くはないんだけど。うう、近日中に歯医者に行かねば。

 昨夜は『ハンニバル』のネタバレ乱読を書いていたら、またしても寝るのが遅くなってしまいました。とほほ〜。今日こそは、今日こそは早く寝るぞ!つってもポケットポストペットの設定とか、明日の支度とか、やることいろいろあるんだけど。旅行の荷造り大好き!詰めるのは天才的にへたっぴなんだけどね(笑)。

 『雨の檻』菅浩江、ますます痛いです。今、「そばかすのフィギュア」途中まで。くぅ〜〜〜〜っ!つらいのお!

 というわけで、明日はSFセミナーだあ!わくわく!まだ人数オッケーらしいんで、おひまな方はぜひ覗きにいらしてくださいませ(って何故私が宣伝する?)。ダイジマン、企画がんばってね〜。リラックスして、いつもの飄々としたマイペースでね(笑)。そんなわけで、明日の更新はお休みさせていただきます。すみません。


5.1(月)  風薫る五月。畑の上、空の高いところでひばりが鳴いています。この声を聞くと、どうしても谷山浩子の「不思議なアリス」というアルバムの中の一曲を思い出してしまいます。あれを聴いて以来、ひばりの鳴き声を「ひょおろろりろい ひゃあららりろい」と頭が訳してしまうのだ!(笑)

 というわけで5月になりましたので、ハヤカワアンケートは締め切りになりました。復刊希望にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。結果はいかに?楽しみですね。

 ドラマ「永遠の仔」、ああ、見ててつらい。つらすぎる。しかし渡部篤郎は演技がうまいなあ。ぽつんと立ってるとき、一瞬彼が途方にくれた子どもに見えたよ。演技というか、表情だね。トヨエツも、表情が実にいい役者だと思う。決してハンサムじゃないのに、彼が笑うとどうしてあんなに魅力的に見えるんだろう(「愛しているといってくれ」のときとか)。前にビデオで観た映画で、彼が二重人格の役を演じてたのがあったんだけど、ホントに表情だけで、性格が入れ替わったのがわかるのよ!あれはすごいと思ったね。

 今朝は昨日の日記のとおり、ポケットポストペットを買うべく、ヨーカドーに朝10時に飛び込んで、無事ゲットしてまいりましたよ〜ん!へっへっへ〜!ただいま充電中。明日の晩、設定しようっと。

 通勤本は、なぜか『雨の檻』菅浩江。な、なんすか、これ!しょっぱなからこの設定かい!これだけで、どうしようもない悲劇だって想像できてしまう。痛い、痛い、痛すぎるよ!切ない、なんてそんな生易しいもんじゃない。心の一番柔らかいところにきりきりと容赦なく突き刺さる。優しさと孤独の二重奏。それは、か細いハープの調べのよう。著者の繊細な心の震えが感じられます。

 とか言ってないで、『ハンニバル』と『BH85』の乱読を書かねば〜!


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