☆11月30日(土) きゃあ〜!ろくに本も読んでないうちに、11月が終わってしまっただ。あとひと月で今年も終わりだよう。そろそろ今年じゅうには読了せねばならない本を厳選しなければ。また毎年恒例の、今年読んだ本のベストアンケートも募集しますので、その際はよろしくお願いいたします。
SF系日記更新時刻が死んでるだけで、周りと隔絶された孤島にいるような気がするのはなぜだろう。こういうときはネット巡回もあまりせずに、読書しよう。といいつつマンガばっか(笑)。『ふたつのスピカ』3巻(柳沼行、MFコミックス)が出てるのを、STRさんのとこで知ってあわてて購入、読了。今回も、ごおーーっと泣く。切なくて、じんわりと温かな涙。「アスミの桜」にやられました。しかも帯は新海さんだ!本当にまっすぐな話だよね。まじりっけなし。雨上がりの葉っぱにきらめく雫のようなすがすがしさ。まさにピュア。
『NARUTO』6巻まで読了。ブルース・リーみたいな子が意外にいい感じ。
『あのこにもらった音楽』(勝田文、花とゆめコミックス)買ってきました。先日、月刊メロディに載ってたのは読みました。あれの前の話なんだね。これから読みます。
☆11月29日(金) 岩男潤子の「kimochi」を聴いてます。ん〜、かわいいねえ。でも子悪魔(笑)。ちっちゃなツノが見え隠れ。
『ちょびっツ』最終巻(やっぱり買っちゃったよ限定版^^)を読む。きれいにまとめたって感じ。この結論は好きだな。
『NARUTO』1〜4巻まで読了。2巻までは、ほとんどアニメどおり、ていうかアニメが原作どおりなのか。動きがあってカラフルなぶん、アニメのほうがいいかも。あと、アニメのエンディングの曲がすごく好きなんですけど。
『アーシアン』も最終巻が出たので、今度イッキ読みしよう。わくわく。
月刊「メロディ」の成田美名子の新連載、「花よりも花の如く」を読む。うわー、このキャラはジェルくんだっ!(笑)地味だけど、まじめでいい子。好きだなあ。
月刊「ウイングス」をチェック。西洋骨董洋菓子店のドラマCD、「こういうのはいいや」とか思ってたのに!んもう、よしながふみさんたらお薦めうますぎ!そこまで言われたら欲しくなっちゃうじゃんよ〜!ご予約はこちらだそう。
今日はコミックのネタしか書いてないや(笑)。
☆11月28日(木) 今夜は星がきれいでした。昇り始めたばかりの、傾いたオリオン。寒さもひときわ厳しく。
あれっ?『カメレオンのための音楽』(カポーティ、ハヤカワepi文庫)って、今月予定あったっけ?今日、出ててびっくり。ずうっと前に予定が載ってたけど、どうなってるのかずっと気になっていたんで。昨日は新潮文庫デーでしたね。『黄泉がえり』(梶尾真治)とかいろいろ買わないと。ああ金欠〜。
謙虚な気持ちになりたいときは、マッキーを聴く。これが一番。
とある方から、「本は死なない」という本をお借りする。本といっても、今年の4月9日に行われた「メディアの近未来」というフォーラムでの、佐野眞一と津野海太郎の講演をまとめたもの(非売品?)だが。あのホンコロ(『誰が本を殺すのか』)よりさらに進んだ現状からのトーク。電子ペーパーなどの、新しいメディアについてもコメントしてあり、なかなか面白かったです。個人的には、電子ペーパーは今すぐ実現してくれてもいいなあ、新聞とかチラシなんか。
しかし本は死なないが、出版業界は死にそう、というのが誰もの共通意見。堂々巡りになっちゃうから、詳しくは書かないけど。
あー、いろいろ書いたけど全部削除。がーーーーっ。
☆11月27日(水) うう、待ちに待った休みだあ〜。ゆっくり寝よう〜。と思いきや、ひさびさの晴天。こんな日に、ゆっくり寝ておれようか!すわ、洗濯だ布団干しだ掃除だあ〜!ああ、悲しき主婦のサガ(涙)。結局、フル回転で動いてしまったよ。
庭いじりも。う〜ん、つるバラがどうも黒星病っぽい。ダメになった葉を摘み取り、薬剤をかける。ナデシコとビオラの花がら摘み、咲き始めたサザンカの株元のマルチング、冬でもやることはいろいろあるのだ。時期の終わったニチニチソウを抜いて、冬の花に植え替えなきゃ。何にしようかなあ。プリムラ・ジュリアンと、ユリオプスデージーかな。今度買いに行こう。春になったら、もっとシバザクラを増やすんだ!小学校のときからの夢なんです、あのピンクと白の絨毯。小さい頃刷り込まれたイメージって、本当にずうっと心の奥深くに根づいてるものなのね。
夫婦ってのは、肉親より誰より近い、でも血のつながらない他人、という気がする。自分の親なんかより、もっとずっと濃い繋がりを感じる。恋人なら、ええかっこしいで済むけど、夫婦だとそうはいかない。体調の悪いときも機嫌の悪いときも、一緒にいなきゃいけない。大喧嘩したって、同じ家に帰らなきゃならない。そういう、本音むき出しで自分をさらけだしてのぶつかり合いを乗り越えて乗り越えて、そうやって少しずつ地層のように積み重ねていく関係じゃないかと。
自分の暗黒部分をさらけ出しても、それでも一緒にいてくれる、という他人が存在するということ。これは、肝が座るよ(笑)。心強い。ひとをまるごと受け入れる・受け入れてもらえること、許す・許されることを覚えるし、何よりしぶとさを覚えるというか(笑)。
エニックスとスクウェアの合併にはびっくり。潰し合いより、くっつくほうを選んだか。出版社や書店も、マジでひとごとじゃないよね。あそことあそこが合併したら業界最強だろうなあ、とかつい想像したりして。相変わらず、ぽつぽつと小さい出版社は消えていってるしね。いいかげん、メンツ張り合うだけの無意味な出店競争とかはもうやめましょうよ。
☆11月26日(火) 最近、無理をするとあとから倍返しくらいで反動が来る。トシかしら(涙)。というわけで昨日は更新もできず、死んでおりました。今朝も頭痛薬を飲んで出勤。これから年末までは、1日でも休むと仕事が雪だるま式に溜まってしまうのだ。とほほ。
それにしても、1日ウェブ巡回をサボっただけで、浦島太郎のような気持ちになるのはナゼ?(笑)
アクセス解析してたら、「なまもの!」からいらした方がたくさん。大矢さ〜ん!(>手を振っている)あまり頻繁には伺ってませんが、大矢さんの日記は大好きですよ〜!「ぶっ」と吹き出さずに読めた日は1日もありませぬ。こういう文章を書けるのって、まさに芸ですよねえ。「『ぶたぶた』買いなさいメール」っていいですねえ。不幸のメールならぬ、幸せのメールってことでどうでしょう(笑)。しかしワタクシ、いまだに「なまもの日記」への暗号が解けないのですが…コナンくーん、助けて!
本の雑誌社のすぎえさんがご来店。ひそかに本の雑誌12月号P24の「自在眼鏡」を読んで涎をたらしていた(私が欲しがってるのがどうしてわかったんだろう、すぎえさん…)、ブックファースト京都店の無料PR誌「ROLL OVER&DIE」の最新号を譲っていただく。ありがとうございました〜!しかしこれ、実にものすごい力作ですね。ほんとにいろんなジャンルの書評や本の紹介が載ってて。敬服。イラストがアヤシゲなのがまた(笑)。新刊、既刊もわけへだてがなく、『星を継ぐもの』も載ってるんですよ。
これを元に、あれこれ他店のお話。こういう情報って、何よりありがたいのですよ。特に、こちらがとても行かれないような遠方の書店さんなどは。どこの書店さんも頑張ってるなあ、と大いに励まされます。
「今の私のひそかな願いは、図書館にひと晩泊り込むことですね。そして児童書や絵本読みまくるの。こっそりトイレに隠れてたらダメかなあ?税金払ってるんだし〜」と言ったら、すぎえさんに「そのときは本の雑誌で潜入記を書いてください」と言われてしまう。ほほほ。どこぞの図書館員さま、いかがでしょう?やっぱダメ?(笑)てか、普通に昼間来いってか?
それと、いしいしんじの連載を本の雑誌でやりませんか?と推薦してみたり。メタローグの『2003 ことし読む本いち押しガイド』にも、いしいしんじが出てるんですが、これの左側のコラムがまたいいんですよ。「中国には身長5mの大工がいる」とか(笑)。こういうホラのセンスは、ちょっと常人では思いつけないね。私はこないだのダ・ヴィンチのコラムに感動して、なんとかいうボクサーの名前をぐーぐるで検索までしちゃったよ!もちろんそれもホラだったんだけど、でもすっかり信じちゃったよ。と、すぎえさんに言ったら「検索したのなんて安田さんくらいですよ」と言われる。え〜?そう?(笑)
最近読んだ本。『ガーデニングってやつは』(田島みるく、PHP研究所>これは名作!売れるわけがよくわかった)、『毎年花咲く宿根草花』(NHK出版)。あ、SFマガジン1月号も買ってきました。あと友人から『NARUTO』1〜3巻借りてきちゃったー。わーい。
新刊速報、更新。中央公論新社から11月25日発売予定だった恩田陸と茅田砂胡の新刊は、どちらも12月10日ごろまで延びてるそうですよ。
☆11月24日(日) 神様、お願いだからせめて日曜は朝9時まで寝かせて〜、ってダメですかそうですか。慎吾ママを呼ぶしか?
ちょっと今いろいろあって、読書から遠ざかりぎみ。読みたい気持ちはすごくあるのだが、時間がなくて…。コミックはなんとか読んでるんだけど。
実は「ギャラクシーエンジェル」すごく好きなの〜(笑)。おバカに徹してて。日曜の憩いのひとときよ(笑)。
☆11月23日(土) 今朝、鼻兎のぬいぐるみが来ました!か、かわいい〜!!でも娘よ、お願いだからその鼻を折るのはやめてくれ〜!(今検索してて発見。ここ、むちゃくちゃ面白い^^)
祝日で、荷物はないのでポップ書きなど。ぶたぶたさんのポップをやっとこさ書く。今日、1冊売れたのよ!うれしかった!
ちょっといいことがあったり。誰かのほんのわずかなやさしい気持ちが、こんなにも人を温める。自分も誰かに何かをあげられる、そういうひとでありたいと。
いつも、胸にはひそかな夢がいくつか眠っている。いつ実現できるかはわからないけど、いつかきっと、と大切な卵のようにそっとあたためている。夢はかなえなければ意味がない、という人もいるけど、「この卵がある」と思うだけでも、世界の色は違って見えるよ。
そういえば今日はSFファン交流の日でしたね。柴野さんが出る回。πRさん(じゃなくてハンドル変えたの!?STR??)による、SFファン交流を考える会 非公式 WEB SITEにリンクを張っておきます。
☆11月22日(金) ヒットポイントが低下してるので、今日の更新はお休みします>更新してるやん!
湯川さんに教えていただいた(ていうか毎回忘れんなよ自分!)、モーニングの「プラネテス」今週掲載分を読む。…わはははは!!ホントに変な人だー!なんなのよ、このリーゼント頭のレティクル座人は?
☆11月21日(木) そろそろいいかな、とロングのダッフルコートを着ていったけど、ちょっと早かったみたい。まだピーコート程度で大丈夫かな。
斎藤由貴の「チャイム」なんぞを聴いてます。本当に今聴いても全然古びてない。名曲ばかり。今だにお皿洗いながら口ずさむよ。
昨日は『エンディミオンの覚醒(上、下)』(ハヤカワ文庫SF)や『まろうどエマノン』(梶尾真治、徳間デュアル文庫)などいろいろ注目新刊が出てたようですが、一番びっくりしたのはこれ。『ガブガブの本』(ヒュー・ロフティング、国書刊行会)。なんとドリトル先生の番外編とあるではないですか。中身よく見てないんだけど、ちょっとゆっくりチェックしてみたいぞ。あ、本日『浪漫的な行軍の記録』(奥泉光、講談社)入荷しましたよ>鈴木力様。
おおーっ、『秘密のケーキづくり』(マドモアゼルいくこ、主婦と生活社)!な、なんと懐かしい!いやあ、中学〜短大の頃、これを見ながら何度ケーキを焼いたことか。50、いや100回以上作ったと思う。学校に持ってって、みんなで食べたりね。私のケーキづくりのバイブルでありましたよ。私が持ってる版は(今、本棚から引っぱり出してきた)昭和56年9月20日の119版(!)。特によく作ったのは、パイナップルサイダンケーキ、黄金ケーキ、大理石、グーゲルホップ、リッチフルーツケーキ、カップケーキ、マドレーヌ(バターケーキ類が好きだった)、蜂蜜ケーキなどなど。チーズケーキも作ったなあ。どれも本当に簡単で、おいしかった。材料もそんなに変わったものはなかったし。ヨーグルトポムポムも、1回くらい作ったと思う。へえ、これ復刊したんですか。装丁がちょっと違うね。イラストは同じ。
新刊速報、更新。
☆11月20日(水) 1日じゅう曇り。でも曇りの日も好き。気持ちが落ち着くから。晴れるとうきうきするし、雨だと静かで穏やかな気持ちになる。どの天気もそれぞれによい。
腐葉土をいっぱい買ってきて庭にまく。うちの庭はまだあまり植物が茂っておらず乾燥気味なので、こういうときは木の根元に厚めに腐葉土を敷くといいそうだ。スイセンの球根も植えてみた。少し前に植えたムスカリは、もう小さな芽を出し始めている。あとはつるバラの葉の様子を見たり。
内田昌之さんの11月19日の日記を読んで、思わず溜息。う〜ん、翻訳ものの現状は厳しいのですねえ。皆様、『イリーガル・エイリアン』(ソウヤー、ハヤカワ文庫SF)はマジで面白いから騙されたと思って読んでみて!ソウヤーは初心者にもとっつきやすく(もちろん上級者にも)、全然難しい設定はないです。(実は私ややこしいSF設定は苦手で、わかんないとこはいつも適当に解釈して読んでいるのだ、ほほほ。)サクサク読めます。なんたって、人類が初めて出会った宇宙人と、いきなり意思疎通ができちゃうんですから(笑)。SFファンでなくても、宇宙人がお好きな方ならゼッタイ楽しめること請け合い。ミステリファンにもぜひ。
kashibaさんの日記(11月18,19日)を読んでおおいに恐縮。私めにはもったいないお言葉ですう〜〜>「車田正美並み」(笑)。そうなんです、うちは実はとてつもなく薄いんです(注:ダイジマンのSF出たトコ勝負!を除く^^)。ただただ、本が好きで、本の話がしたいという、もう本当にそれだけのサイトでございます。
『誘拐の果実』(真保裕一、集英社)を読み始めました。
☆11月19日(火) 雨の日に道ですれ違う車のように、ひとの気持ちに泥かけてって平気なひとっているんだよね。無神経というか。きっとそのひとは、自分が泥をかけたことにすら気づいてないのだろう。そして1日じゅうその泥はねにムカつく己にさらに滅入ったり。こっちが悪いわけでもないのに。ああバカバカしい。
光文社のアンソロジー3点(『贈る物語』宮部みゆき編、瀬名秀明編、綾辻行人編)が入荷。なかなか面白そうです。3冊箱入りセットも。
ちょっと前に、Jコレクションのサイン本が何冊か入荷。ハヤカワの営業さん、どうもありがとうございます!恩田陸はすぐ売り切れちゃったけど、小林泰三と牧野修と佐藤哲也と林譲治と野尻抱介のぶんはまだ若干在庫あり。『夢の果て』2巻(北原文野、ハヤカワ文庫JA)は20冊もサインしていただいたのに、もうあと残り3冊に。すごい速さ。
最近、コミックばかり読んでてちっとも本が読めない。なぜだ。昨夜は『ライン』3巻(西村しのぶ、講談社)、今夜は買い忘れてた『EXIT』8巻(藤田貴美、幻冬舎)を読了。
☆11月18日(月) 昨夜の夢の破片が、まだ胸のあちこちにこぼれ落ちている。ふとした瞬間に、その小さな破片はぴかりときらめくけれど、いくら拾い集めて復元しようとしても、元の夢のかたちにはならないのだ。
自分をつくづく愚かだと思う。
『七王国の玉座(上、下)』(ジョージ・R・R・マーティン、早川書房)、各7冊入荷して、もう5冊ずつ売れちゃいましたよ。早い!
海野十三傑作選1、という副題のついた『深夜の市長』(沖積舎)が出た模様。うちは未入荷だったみたいですが。1、というからには次も出るのかな?
新刊速報、更新。
☆11月17日(日) たまった家事をかたづけたり、娘と公園に行ったり、買い物に行ったり。エアコンの掃除をしたので、暖房が使えるようになりました。もうすっかり冬の気温だもんね。
それにしてもここんとこ、本を読む時間が取れない。困ったもんだ。体調悪いからしょうがないんだけど。買いたい本もいっぱいあるんだけど、お金がない…>こないだマンガを一気に10冊も買ったからだよ!(笑)
そうなんですよ、みかげさん!ネットダイレクトだと『七王国の王座』になってるんだけど、正しくは『七王国の玉座』ですよね?
先行ロードショーの「ハリー・ポッターと秘密の部屋」を観に行く。恐ろしいほどストーリーを忘れてる、ボケ頭の私(笑)。とても面白くてあっという間の2時間半!だったんだけど、しかし、あれれえ?なんか思ってたのと違うような。原作読んでむちゃくちゃ感心した、あのさながらミステリのような周到な伏線とそれが明らかになる瞬間の驚きが、どうも出てないのよ。あの長さを2時間半で映像化するのは無理だってのはよくよくわかるんだけど、でもあの伏線を丹念にきちんとやってないのはすごく残念。謎が解けたときのカタルシスが半減してしまう。本当はもっともっと面白いのに〜!!それでも娘はけっこう面白がっていましたがね。
クイディッチのシーンや、大蛇のシーンなどのスピーディなところは、やっぱり映像だと面白かった。あと吼えメールも。娘はこれが大いに気にいって、映画の後、ショップで売ってた「吼えメール」1800円なりを買ってしまったほど(声が録音・再生できる)。そうそう、ちょっとしか出なかったけど、ロンの家もすごくよかった!まさに魔法使い一家のおうち、って感じで。
ロックハート先生は、自分のイメージとちょっと違う感じ。もっと若くて華奢で軽薄な人をイメージしてたんで(笑)。イギリス版ミッチー王子みたいな俳優さん、いなかったのかなあ。まぬけっぷりは、いい味出してました(笑)。ハリー(ダニエルくん)はやっぱり素敵〜。吹き替え版で観たから、声が前作と同じなので、三人の成長ぶりはそれほど気にならなかったです。でもやっぱりハーマイオニーは顔が変わってたよ。
帰宅するなり、原作をざざっと再読してあちこちストーリーを補填。やっぱり、観る前に予習していくことをお薦めします。
☆11月15日(金) 通販で注文してた植物が届いたので、出勤前に庭仕事。ツルニチニチソウとギボウシを植える。ちゃんと根付くといいんだけど。何が原因なのか、やっぱりときどき枯らしてしまうこともあって、そんな時はとても悲しい。逆に元気に葉を茂らせてくれると、もう本当にうれしくて。園芸の本も、ここんとこでいっぱい買ってしまった。今のお気に入りは『日陰をいかす庭づくり』(NHK出版)。素晴らしい本だよこれは!ナチュラルな草花の写真が、溜息が出るほど美しく、見てるだけで幸せになる。
うおお、しまった!まさかこんなに初速が早いとは>『愛蔵版 花おりおり』(朝日新聞社)。ああ、もっといっぱい入れておけばよかったよ。朝日新聞読者にこんなにファンがいたとは、うかつだったあ。今度の重版は11月末。く〜っ!『どんと来い、超常現象』(学研)は重版ぶんが入荷。
本日の新刊。『七王国の王座(上、下)』(ジョージ・R・R・マーティン、早川書房)。ハヤカワの児童書「ハリネズミの本棚」シリーズの第2弾も。『名探偵カマキリと5つの怪事件』(ウィリアム・コツウィンクル、早川書房)ともう1冊ね。
『フルーツバスケット』1〜10巻(高屋奈月、白泉社花とゆめコミックス)、イッキ読み完了。はあ〜、楽しかった!泣けて笑えてじんとする、人情コミックでした。「みんな闘っているんだよ」。登場人物皆が皆それぞれ心にひどい痛みを抱えていて、悩み苦しみもがきつつも、それでも必死で正面から向き合って乗り越えていこうとする。そのけなげさに泣けて泣けて。本当にどのキャラもみんな大好きだよ!特にお気に入りはヘビの兄ちゃんと電波ちゃん(笑)。
5巻あたり読んでて、自分のことを大いに反省したり。うん。
☆11月14日(木) 鈴木力氏からタレコミメールをいただく。11月13日付け朝日新聞の「天声人語」欄に、なんと谷山浩子の「そっくりハウス」の歌詞からの引用があるというではないですか!さっそくチェック。おお〜、ホントだ!記事の内容は、ドッペルゲンガーについてでした(笑)。
本日の新刊。『いつか記憶からこぼれおちるとしても』(江國香織、朝日新聞社)、『ニューヨークからきた猫たち』(椎名誠、朝日新聞社)。今日は売れ筋がいろいろ入ってきてうれしい。平台並べが楽しかったよ。書店員のささやかな幸せ。『釈迦』(瀬戸内寂聴、新潮社)とか、ゴー宣とか(これは人文担当だけど)。『おわらない夏』(小澤征良、集英社)は売れるかな。今朝の「ズームイン!SUPER」では、『誘拐の果実』(真保裕一、集英社)を紹介、というファックスもきてました。
今日は『フルーツバスケット』6〜10巻(高屋奈月、白泉社花とゆめコミックス)を買ってきました。さてイッキ読みするか!
☆11月13日(水) 振替出勤。普通は半日くらい寝てる日なので、カラダが睡眠モード…。気を抜くとマジで風邪ひきそうなので、ホットパックなるものを買ってきました。中にジェルが入ってて、これをお湯であっためて首の後ろに乗せるのです。すると…うわあ〜、気持ちいい〜〜〜!ほっかほかだよ!
昨日の新刊。『谷山浩子「そっくりハウス」 イラストソングブック』(ヤマハミュージックメディア)、『天使』(佐藤亜紀、文芸春秋)。
恩田陸の『ねじの回転』、発売が決まったそうです。12月5日、集英社より。わーい。って早くゲラを読まないと〜(汗)。
こないだ、同僚に「安田さんはゼッタイこれ好きですよ!読んでください!」と激オシされてちょろっと1冊読んだところ、見事にハマりました。『フルーツバスケット』1〜10巻(高屋奈月、白泉社花とゆめコミックス)。今日は1〜5巻までイッキ買い。絵があまりに今の花ゆめ系なので、イマイチ手がのびなかったんですが、読んでみたらこれが!泣ける〜!ええ、人情属性ですから(笑)。私の巡回サイトではあまりこのマンガの話を見かけない気がするけど、みんな読んでないのかな?私が気づいてないだけ?とにかくハートフルでいい話なんですよ〜。人と人との温かな心の交流を描いたコミックです。
今出てるアニメ−ジュ12月号、でじこTシャツがついてたんだね。知らなかった…。
新刊速報、更新。なんか12月の文庫は、それほどでかい目玉商品がないような気が。
☆11月12日(火) 昨夜の星間宇宙船での、すい星さんの書き込みを読んで愕然。「矢崎存美さんのぶたぶたシリーズなんですが、昨年の「クリスマスのぶたぶた」から新作ちっとも出ないな〜と、、ご本人のサイトに行ったところ11/6(水)の日記に、もう何ヶ月も前に原稿ができあがってるのに、出版事情で・・・ということ、またネットでは好評のようだけど実際の書店では・・・」とあるではないですか!がーん!そ、そんなあ〜!原稿ができてるのに、読めないなんて!ああ、いてもたってもいられない。私に何かできることはないのだろうか…?
と思ってた矢先に、ナイスタイミングで徳間書店の営業さんがご来店。「あ、あのっ!お願いがあるんですけど…!」と、ぶたぶたさんの事情をお話する。「えー、そうなんですか?ぶたぶたは売れてるほうなんだけどなあ」とおっしゃりながら見せてくださった徳間デュアル文庫の注文書には、確かに『ぶたぶた』にSランク、『ぶたぶたの休日』と『刑事ぶたぶた』にはAランクの印が。これってつまり、デュアルの中でも売れ筋ってことなんですよ。な、なのに続刊が出ないとはどういうこと?(もちろん、いろいろと事情はおありのことと思いますが。)ただ、デュアル文庫はサイズが通常の文庫より若干大きいのがネックになってて、書店の棚に入れにくいため、デュアルの常設棚を設けてる書店は少ないよう、というお話は伺いました。
「じゃあ編集の方に話しておきますよ」とのお返事。ありがとうございます〜〜!!新刊発売の暁には、仕掛けのワゴン販売でも何でもやりますから!あ、今やらなきゃダメか?というわけで、いきなり個人的に新作発売希望キャンペーンを実施(笑)。皆様、なにとぞよろしくお願いいたします〜。(kashibaさん、ありがとう!>11月11日の日記)
ダ・ヴィンチ12月号からの情報。11月13日(明日)〜26日、渋谷パルコパート1B1にて、オンライン古書店顔見世興行。そういえばダ・ヴィンチに今、いしいしんじが「本当のしごと」というミニコラムを書いてますね。これがいいんだ。第2回は「ボクサー」。50回勝ち続け、50回負けて引退したボクサーの話。こないだテレビをぼうっと見てたら、すごく短い番組でショートショートみたいなのをやってました。夢の話みたいな、なんとも不思議なテイストで、妙に心惹かれるものがありました。番組の最後に出たクレジットには、「いしいしんじ」の文字が。おお!彼の創作だったのか!
ドラマ「アルジャーノンに花束を」第6回、賢くなったハルの苦悩。物語が佳境に入ってきてますね。ユースケ、見直したよ!しかし次回からはさらに話がつらそうだなあ…。
反応が超遅くなりましたが、一歩さんのSF属性調査。貴方は人情属性でSF属性で生物属性で硬派属性の人です。なんか納得。人情に弱いのね結局。硬派、ってのがちょっと意外かな。ここでの「安田ママさんを中心とした同心円状」?にはビビりました。な、なぜに私?(汗)
ああ、新刊速報まで手が回らない…。もうちょっとお待ちを。
☆11月11日(月) 北原文野さんがご来店。またしても、『夢の果て』2巻(ハヤカワ文庫JA)の店頭用サイン本を作っていただく。今回はカラー入りよ〜!北原さん、お忙しいところをありがとうございました。その昔ウイングスやプチフラワーを読んでた方だけでなく、この文庫で初めて北原さんを知る若い読者が買ってくださるといいですね。さっき、電車の中で読みかけて、思わず涙しそうになりました。ダメだ、これは家でひとりでタオルを用意して読まないと。ごうごう泣いてしまいそうだわ。迫害され、抹殺されていく超能力者たちの悲劇。人間はどこまで残酷なのか。そして、同時にどこまでやさしくなれるのか。やさしくて、つらくて、切ない話です。
『ジャンプ』(佐藤正午、光文社文庫)、昨夜読了。世間一般にはミステリじゃないのかもしれないけど、安田ママ的には大変面白いミステリでした。巧妙に張られた伏線と、ラストで謎が明らかになったときに、見事にすべてのピースがきちっとハマり、今まで見えなかったパズルの絵がくっきりと浮かび上がる、その快感。
ひとは、いつでも運命の岐路に立っている。その電車に乗るか乗らないか、昼にどこで何を食べるか、電話をとるかとらないか。本当に小さな何気ないチョイスだけど、いつしかその選択肢の積み重ねが人生というレールを自分の後ろに刻んでゆく。『Y』(ハルキ文庫)が、「もし、もうひとつの選択肢を選べるなら?」という仮定に基づいた2つの道の先を追うSFだとすると、『ジャンプ』は「自分はこう来たけど、もしかしてどこかで間違えた?どこで何を?」という過去の分岐点を探すミステリ、という気がします。ひとつのテーマを、全く逆方向から書いたのがこの2作品ではないでしょうか。
それにしても!『ジャンプ』の主人公の男性はダメダメくんだよ!(笑)ダメすぎ!「おいおい、普通そうじゃないだろう」という選択肢ばっかり選ぶんだもんなあ。優柔不断すぎ。んもう、むちゃくちゃじれったかったよ!
☆11月10日(日) 娘の七五三のお参りに行く。天気がよくて何より。しかしまだ体調が万全でないのか、ちょっと疲れました。
『ジャンプ』(佐藤正午、光文社文庫)を読み始めてしまいました。出たときによく売れましたよね。読もう読もうと思ってたら、もう文庫化。へえ、これ、変わったミステリだねえ〜。なかなか面白い。
☆11月9日(土) ちょっと風邪気味。ものすごく眠かったよ今日は…。
『第2段階レンズマン』(EEスミス、創元SF文庫)、『しゃべくり探偵の四季』(黒崎緑、創元推理文庫)が入荷。
ハヤカワJコレクション刊行記念フォーラムの休憩タイムに演じられた、「夜を娶る」の脚本。わー、ホントに同じだわ。
接客って、要するに相手がこちら(店員)に何を望んでるかを素早く察知する作業だと思う。神経を研ぎ澄ませて、相手の言葉やしぐさの端々から、その要求を瞬時に読み取る。そのツボはお客様ひとりひとり違うから、よくカンを働かせて、相手に合わせた対応をしてさしあげること。要するに、安心させてあげることなんだと思う。
おお、大森さんも私の翌日に、谷山浩子コンサートに行かれたのですね(11月4日の日記参照)。同じプログラム。しかし、そのあとで浩子さん夫妻&石井AQ夫妻とお食事ですと!一ファンにとっては、夢のようなお話ですわ。超うらやましい〜!そうそう、確かに大森さんの編集した『猫の森には帰れない』(新潮文庫、品切)のイラストはゴージャスでした。日記読んで思い出したわ。森雅之、大島弓子、さべあのま、内田善美などなどの個人的にめちゃツボの超豪華メンバーだったもんなあ。友人に「これ、きっと好きだと思うよ」とLPを貸してもらってファンになったのが高校の頃で、この文庫を買ったのは短大の頃か?私のファン歴も、そろそろ20年になろうとしております。
にじむさんが読んでる、『斜陽』(太宰治)なんかを読んだのも高校〜短大の頃。今読んだら、どんな感じがするんだろうなあ。昔は気がつかなかったことにいろいろと気づくかもね。私は漱石より太宰が好きでしたわ。あの女性っぽいウエットなところが(笑)。そういやこないだ、ドラマで松本清張の『鬼畜』やってましたね。これも、この頃読んだもの。母が松本清張好きで、いっぱい文庫を持ってたので、暇なときにそこから引っこ抜いては読んでました。どれも面白かったなあ。特に『鬼畜』は人間の心に潜む鬼を描いて秀逸だった。好きだったなあ〜、って、はっ、もしかしてすごく暗い女子高生だったのでは?(笑)
松本清張といえば、今、没後10年でいろいろ復刊されてますね。しかしとにかく作品の量が多すぎて、しかも絶版になったものも多いから、店頭でお客様に「○○が欲しいんだけど」といわれても、それが短編のタイトルだったりすると検索しても出てこないことが多いんだよね。どの本に何が収録されてる、みたいな松本清張の書誌が完全に網羅されたサイトとかあれば超便利なんだけど。ご存知の方がいらしたら、教えてくださいませ。
☆11月7日(木) お客様から受け取るお金の冷たさで、今年も冬が来たことを知る。今日の10円玉は冷たかったよ。なんでも12月の寒さだったそうで。
kashibaさんの11月6日の日記を読んで、ぶっと吹き出す。そのモーレツなおひとはいったい誰?と思ったら、あたしかい!(笑)ええ、入院してたときはノートパソコンを看護婦さんに見つかって、使用電気代として1日100円取られたりしましたねえ。何はともあれ、ご祝辞ありがとうございます。
創元推理文庫の復刊フェアが、うちの店頭にも並びました。担当が言うには、やっぱりウワサの『地の果てから来た怪物』(マレー・ラインスター)がよく売れてるとか(うわあ、前のデータ、定価280円だよ!)。『20億の針』と『一千億の針』(ハル・クレメント)はこういう表紙だったっけ、ダイジマン?変わった?
『サンダーバード大全』(双葉社)、『電人ザボーガー大全』(双葉社)が入荷。コミック『刑事ぶたぶた』(宙出版)も!文春文庫から出た、『青い虚空』(ジェフリー・ディーヴァー)も面白そうだったなあ。ハッカー同士の戦いだって。
星間宇宙船で教えていただいた、季刊「コミッカーズ」秋号を購入。目的は太田垣康雄と幸村誠の対談。BURENさんのおっしゃるとおり、すごくよかったー!一読の価値あり!特に太田垣さんのプロ精神に感銘を受けました。漫画書きをひとつの労働としてとらえてるんだよね。こう、発言が地に着いてるっていうのかな。理想論ではなく、現実論なの。「若い人からすると「大人は汚い」っていうところかもしれないけど、それならおまえらも働いてみろっていうことなんですよ」。さまざまな葛藤を実際に乗り越えてきた、大人のセリフ。かっこいい。やっぱ、吾郎の生みの親だね。幸村さんは、その葛藤を今、『プラネテス』で表現しているという感じ。お二人とも、心から応援しておりますよ。頑張って!
予約してた鼻兎ぬいぐるみ、ちょっと発売が延びてるそうな。11月23日頃にくるらしい。楽しみ〜。
ニムさんの11月5日の日記に向けたコメントに、星間宇宙船で反響続々。こんなに反響があるとは思わなかったよ。男性側はあまり気にしてないご様子。まあ確かに「旦那」も「主人」も、言葉の意味合いとしては「擦り切れている」というのは一理ありますね。でも、心のごくごく片隅に、小さくちりりと引っかかるのよ。まあ、全然気にしない女性もいるでしょうけど。
逆に、男性が女性を自分より高い地位の名前で呼ばなきゃいけなかったらどう?たとえば(うまい例えが見つからないけど)「奥様」とか「お妃」とか「女王様」とか(笑)。
にじむさんのおっしゃるとおり、恋人どうしの時の「彼」みたいに、軽い言い方があればと思うのよね。せめてもの志として、私は「ダンナ」というカタカナ表記にしておりますです。
☆11月6日(水) 今夜のアニメ「ヒカルの碁」は感動だったねえ…。
本日、カウンタが60万を突破。いつもありがとうございます。
相変わらず園芸にハマってます。植物の名前を検索しまくり、育て方を調べたり。ネットは便利よのお。
ニムさんの11月5日の日記を読んで、うんうんとうなずく。私もずっと、「旦那」とか「主人」とかいう言葉には抵抗があったので。メイドさんや女中さんじゃないんだからさあ(笑)。対等な関係でしょ。しかし、他に言いようがないんだよね。誰か発明してくれないかな。連れ合い、ってのもちょっと使いにくいし。もっとさらっと、英語でいうなら「ハズ」みたいなのがあればねえ。
『悪夢制御装置』(篠田真由美、岡本賢一、瀬川ことび、乙一、角川スニーカー文庫)読了。いつも読んだあとで気づくんだが、「ああ、私はホラーは苦手だったのに!」>だからホラーアンソロジーなんだってば(笑)。特に岡本賢一が気持ち悪かったというかこわかったよ〜。うえ〜ん。すごく厭〜。寄生蜂の話。ある意味、SFだよなこれ。乙一は、普通といえば普通の話なんだけど、やっぱこのひとの描写ってうまいと思う。ぞくぞくした。瀬川ことびはちょっと笑っちゃった。パロっぽいホラーかな。
☆11月5日(火) 今夜は谷山浩子の「キャンディーヌ」を聴いています。ああ、なんて名曲なんだろう…。「7123年前に 僕はきみと初めて出会ったんだ」冒頭からいきなりこうだもの。くらんと眩暈。
娘は「そっくりハウス」がとても気に入ったようで、歌詞を学校の「じゆうちょう」に書き写していました(笑)。こんなシュールでホラーな曲が好きなのか。血は争えないのお。
『ロミオとロミオは永遠に』(恩田陸、ハヤカワSFシリーズJコレクション)、追加入りました。よかったー。ふと思ったんだけど、恩田陸ってハヤカワから出すの初めてだったんだね。
昨夜、15分だけ読もうと『ハッピー・バースディ』(新井素子、角川書店)を開き、ふと気がつくと45分。やめられずにそのまま読了(うう、また夜中の2時だー)。痛くて怖い話でした。少しずつ狂っていくヒロイン。じわりじわりと真綿で首を締められるような恐怖。次にどうなるのかが怖くて怖くて。しかしどうしても、「自分の文章に淫する」主人公が、著者とダブってしまうんですが(笑)。フィクションだとはわかってるけどさあ。作家の業、といったものを感じさせる話でした。面白かったよ。
新刊速報、更新。
☆11月4日(月) 祝日。でもお仕事。ハリポタをばんばん売る。『ロミオとロミオは永遠に』(恩田陸、ハヤカワSFシリーズJコレクション)の在庫が切れそうだよー!『航路(上,下)』(コニー・ウィリス、ソニーマガジンズ)は、海外小説のハードカバー(しかも上下)にしては脅威の売れ行き。帯の効果か、それとも大森望Web日記効果?(笑)最近の海外ミステリのハードカバーより、ずっとよく売れてます。
頭のなかで、まだ昨夜の谷山浩子コンサートの曲がぐるぐるしている。ああでもCDじゃダメ!生のほうが、100倍も1000倍もよかったわ!『そっくりハウス』、本のほうは会場では売ってましたが、書店ではまだみたい。少なくともうちの店では。ネットダイレクトでは、検索してもCDのほうしか出てこなかったです。
昨日日記に書いたのをきっかけに、『ハッピー・バースディ』(新井素子、角川書店)を読み始めました。まさに「愛の狂気」の世界。
リンクページをちょっと更新。
☆11月3日(日) 球根を植える。しかし、100個くらい全部いっぺんに植えたのはちょっと乱暴だったかも(笑)。そういやさっき、どこの園芸店でも売ってなくて途方にくれてたギボウシを、ネットで発見したよ!ここで買えばいいのか!
夜は、新宿スペース・ゼロにて、谷山浩子コンサート「猫森集会」。よかった〜。まるで、同じ作家の本を何冊もいっぺんに読んだような満足感。浩子さんの歌は、一曲一曲がまさにそのまま1冊の本にできそうな「物語」なんですよね。こないだのJコレクションフォーラムじゃないけど、彼女もこの世界にすごく違和感を感じていて、「私の目に映る世界はこんなふうだよ」、と曲で表現してる、そんな気がします。そういうところがSFと共通点があるような。ちょっと歪んでるというか狂ってるし(笑)。新井素子の描く「愛の狂気(しかも確信犯)」なんかとすごく似通ってる匂いがします。居心地の悪い狂気ではなく、むしろ心地よい狂気。いつまでもその非日常世界にいたいと思わせるような。
曲目は彼女のサイトにアップされるとは思いますが、備忘録のために書いておくと
「おやすみ」(オープニング)「あやつり人形」「おもちゃ」「DOLL HOUSE」「人形の家」「キャンディーヌ」(ここまで人形特集)、「ひとりでお帰り」「悪魔の絵本の歌」「仇」「楽園のリンゴ売り」「たんぽぽ食べて」「パジャマの樹」「わたしは淋しい水でできてる」「真夜中の太陽」「裸足のきみをぼくが知ってる」「七角錐の少女」、アンコールに「小さな魚」でした。
明るい曲は少なめで、どちらかというとどっぷり浸る系の曲が多くてうれしかったです。特に「おもちゃ」と「仇」が沁みたなあ。「わたしは淋しい水でできてる」もよかった。2日ごとに曲の構成が違うんだけど、サイト見ると、昨日の選曲もツボだなあ。
浩子さんは、たとえ相手の気持ちが離れても、どれだけ時が流れても、自分は変わらずここにいて、相手を愛し続けてるよ、と歌う。自分の気持ちだけを信じてる。迷いがない。どうしてそんなに強くいられるの?相手の気持ちにも動揺しない。余裕すら感じられる。すごいよ。
結局のところ、本もコンサートも、「自分の心と向き合う」ってことなんだ、とか思ったり。
あなたがただそこにいて 生きている そのことで
わたしはきょうも生きていける
陽射しに顔を上げていける(「小さな魚」 by谷山浩子)
会場で、CD「夢半球」と「そっくりハウス」、DVDの「雪の女王」、パンフを購入。散財だー(笑)。動物クリップは青い象をもらいました。そうすか、芸能生活30周年ですか。しかし46歳にはとても見えないよ、ヒロコさん!
そうそう、会場でうたたねこさんにお会いしてちょっとお話しました。帰り際、ご挨拶できなくてすみません。
☆11月2日(土) 本日発売の「MOE」12月号は、ハリポタ特集。ホントにハーマイオニーの顔が1作目と全然違う〜。すっかりオトナ顔だね。3作目からはキャストも変わっちゃうんですって?えーっ、今のハリー君でなくちゃ、イヤだイヤだー!(じたばた)と思ったら、公式サイトによると、とりあえず3作目まではダニエルくんが演じるそう。うれしー!(監督も次からはスピルバーグになるんでしょ?私は「グーニーズ」の大ファンだったから、コロンバス監督がいいのにな。)先行上映の予約チケットを取ったので、16日に観に行っちゃうんだ!ああ〜、楽しみ!!
同じく「MOE」からの情報。たむらしげるの『まじょのケーキ』原画展が、青山のクレヨンハウスにて開催されます。11月5日〜17日まで。9日(土)には、サイン会も!
『どんとこい、超常現象』(上田次郎、学研)はマジで売れてるんですよ、みかげさん!(笑)トーハンの今週のランキング、9位ですよ。うちでもよく売れてます。
寮美千子さんの『星の魚』(パロル舎)、本日入荷しましたよ。
昨夜は『イリーガル・エイリアン』(ソウヤー、ハヤカワ文庫SF)をお風呂に持ち込み、読書。エモリカ入れて、ああ極楽〜。20分くらいでやめるつもりが、あまりの面白さにやめられなくなり、汗をだらだら流しつつ1時間も入ってしまった。
ああもー、これ面白すぎ!ソウヤーさん、最高!なんて茶目っ気のある方なんでしょう!(笑)だってだって、いきなりエイリアンとファーストコンタクトして、その直後に彼らと話ができちゃうんですよ!んで、殺人事件がおきたからって、彼らのうちのひとりを裁判にかけちゃうんですよ。エイリアンが法廷にいるんですよ?もう、想像するだけでおかしくておかしくて!神の概念など、考え方が人間と似すぎてるところなどなど「ありえねー」と思いつつも、ソウヤーさんの軽快な筆に乗せられてするすると読んでしまう。
しかも、こんなハチャメチャな設定なのに、ちゃんとミステリになってるからすごい。殺人事件の犯人は誰か?果たしてホントにエイリアンなのか?はたまた人間なのか?もう、先が気になって気になって!驚愕のラストまで、たっぷり楽しませていただきました。ソウヤーさんの話は、いつもすごく単純なんだよね、いい意味で。ひとつの謎でぐいぐいと読者をひっぱっていく。余計なもの、邪魔なものが入ってなくて、一本まっすぐな太い骨がぴしりと通ってる。だからとても読みやすい。まさにエンターテイメント。☆4つかな。
大森さんが書いてたラストのあれって、エピローグのことかな?それともくるくる族のこと?
蛇足だけど、エイリアンを裁く陪審員を選ぶための質問として、「SF大会に参加したことはありますか?」ってのには大ウケ。あたしはダメじゃん(笑)。
新刊速報、ちびっとだけ更新。
☆11月1日(金) いつのまにやら季節は11月。晩秋、というよりは初冬の雨。息が白い。冷えた空気も冬の匂い。
しかし部屋のヒューズが飛んでしまうのには閉口。ホットカーペットと、セラミックファンヒーターと、電気ポットをつけながらメールを書いてたら、ばちん!と真っ暗に。わーん、今書いてたメールが消えちゃったよ〜。
それにしても、昨日は楽しかったなあ〜。メールもネットもいいけれど、やっぱり直接ひとと話をするのが一番楽しい。今ちょっと、「誰かと話がしたい病」かもしれない。
本日の新刊。『誘拐の果実』(真保裕一、集英社)。がーーーん!もう出てしまいましたか!ああ、ゲラいただいてたのに…。すいません遅読で…。今からでも読みます〜。
そして、昨日出たけど荷物になるからやめてた『ロミオとロミオは永遠に』(恩田陸、ハヤカワSFシリーズJコレクション)を購入。うーーん、表紙の絵が濃い!(笑)B級SF映画のポスターみたいですな。って狙ったんでしょうけど。あっ、帯をはずすと!(笑)中身は2段組で、けっこうな厚さ。シリーズ中、もっともページ数が多いのでは。