4月30日(火) おとといの夜の空気は、潮の香りがしました。夏の匂い。普段は忘れているけど、南風が吹くと、ここが海のそばであることに気づかされます。

 そういや、惑星勢揃いもまだ見てないや。4月末からでしたよね。

 『鳥類学者のファンタジア』(奥泉光、集英社)、半分読了。とにかく主人公が面白くて。文体としては全然違うけど、印象がどことなくWeb日記っぽいんだよね、あのセルフツッコミとかが。さて、頑張って今夜じゅうに読めるかな?睡魔との勝負だ!

 SFセミナーの夜合宿に、新海さんがいらっしゃるそうな!先日の「ほしのこえ」イベントに参加できず、たいそう悔しい思いをしていたので、むちゃくちゃうれしいです〜。企画してくれたスタッフの皆様、本当にありがとう!!(私が当日、映像観ながらぼろぼろ泣いてても、どうか見ないふりをしてて下さい>マジで恥ずかしい)


4月29日(月) 世間は祝日。私は遅番。昼間はほとんどレジ。

 SFセミナーのため、ほとんど8月31日の小学生状態で『鳥類学者のファンタジア』(奥泉光、集英社)を昨夜から読み始める>もっと早く手をつけておれば(泣)!まだ1/10くらいだけど、この文章はずいぶんとクセがあるねえ。饒舌というか。ワンセンテンスが非常に長くて、しかもその間に句読点がたくさんある。そのたびに読みながら息継ぎするので、かえって息切れするといった感じ。これは好き嫌いがあるかも。「くどくて苦手」か、「そこがいいのよ!」か。私の評価はまだ保留。しかし、こんなにfunnyな文章を書く方だとは思いませんでした、奥泉さん。もっと真面目なのを想像してたので、すごく意外。他の著作もこんな感じなのでしょうか。それともこの作品だけ?

 主人公のキャラが実にユニーク。私と同い年だわ、彼女。

 とか書いてないで、とにかく早く読まないと!『どーなつ』が間に合わなくなってしまう〜〜〜。


4月28日(日) ガーデニングのまねごとをやってみる。しかし、雑誌のようにカッコよくいかないものだなあ。これもセンスなのね。でも今日植えた雪柳の緑は、たいそう美しい。枝ぶりもよい。風に流れるような、柔らかな曲線。白い花が咲いたらさぞきれいだろう。来年の春が楽しみだ。その隣には、れんぎょうを2本。薔薇にも初挑戦。赤いつぼみをたくさんつけている、つる薔薇を2本植えてみた。うまく育つかなあ。ひとつ、シンボルツリー(家の印象になる、大きな樹)を決めたいんだけど、何がいいだろう。きんもくせい?むくげ?ライラック?うーん、悩む。って迷ってるときが一番楽しいのよね。

 ひとつおわび。おとといの日記に書いた、『劫尽童女』(恩田陸、光文社)はまだ2刷検討中でした。ちょっと勇み足でした。大変失礼いたしました。でもきっとすぐ重版が決まることと思いますよ。

 今朝「ぴたテン」のあと、そのままテレビをつけてたら「B−WAVE.tv」という番組が。これが「書店(秘)戦略」というタイトル。おおっ!?主に文教堂の副店長である方にスポットを当てて、クリック&モルタルなどを紹介していた。つまり、ネットとリアル書店を結びつけるということですね。

 この番組でも何度も言われていたが、とにかく本の儲けは少なすぎ。例えば1000円の本の場合、書店の取り分は220円、取次(問屋)は80円。でも、でもね、運送費や包装紙、家賃などの諸経費を引くと、書店の儲けはなんと10円なんですよ!1冊売って10円!2000円の本でも20円ですよ!確かに最近のハードカバーって高いと感じるけど、それでもこんなちょびっとの利益しかないんですよ。やはり業界全体で、もっと利益を出せるように考えないと。

 新刊速報、更新。


4月27日(土) …はっ、娘に添い寝してたら熟睡してもうた!

 昨夜は漫画三昧でした。『ちょびっツ』5巻(CLAMP、講談社)に始まって、『振袖いちま』1巻(須藤真澄、エンターブレイン)、『ひみつの階段』1巻(紺野キタ、ポプラ社)、『ナバナバパラダイス 犬童医院繁盛記』1〜3巻(TONO、朝日ソノラマ)とイッキ読み。『ひみつの〜』は長いスカートが郷愁を誘う(もう絶滅したもんね、今の女子高生はミニばっか)、寄宿舎つきの女子高の話。「建物が夢を見る」というのがなんとも素敵。私も憧れたなあ、寄宿舎生活。『犬童〜』は、相変わらずの明るいブラック&アブノーマルぶりがむちゃくちゃおかしい。そうか、お医者さんてこういうこと考えてるのか>違います。

 しかし何より今回のヒットは、『振袖いちま』!須藤真澄のコミックはほとんど持ってるのだが、なぜかこれだけは食指がわかなくて買ってなかったのだ。が!それは大きな間違いであった。これ、すごく面白〜い!!いや、彼女の作品は全て甲乙つけがたい大好きなものばかりなのだが、これは中でもベスト5に入るかも。ひいおばあちゃんの形見である市松人形のいちま。それがゆきの手に渡ったとき、悲喜劇は始まった(笑)。なんと人形がしゃべったのだ!いちまは、「お友達(なくなったひいおばあちゃん)の夢をかなえてさしあげたいの」と言い出して、ゆきを振り回しまくるのだ。

 いちまの、わがままで強引だけど、甘えんぼうで人情に厚いお姫様っぷりがなんともお茶目でかわいい。実にいいキャラだなあ。結局彼女の思うように動かされてしまう、ゆきの底抜けのお人よしぶりもいい感じ。ケンカもするけど、なんだかんだいってお互い大好きなんだよね、相手のことが。ほのぼのしながらもおかしくてたまんない、そんな話。待望の新装完全版(全3巻)だそうなので、続きが楽しみ〜。 

 今日は待望の『彩 ヒカルの碁イラスト集』(集英社)が出たので購入。う、美しい〜(ほれぼれ)。これだけ大判でも(たぶんマンガの原稿は原寸サイズ)、ちっとも線が雑じゃないってのはすごい。表紙が佐為だったらもっとよかったなあ(笑)。本日発売のジャンプの番外編は、その佐為が主人公。いい話でした。私はやっぱり、キリリとした顔で真剣に碁を打つ彼が好きです。ああ、でももう彼は本編には出てこないんですか、ほったさ〜ん(号泣)。

 新刊速報は明日にでも。『800』(川島誠、マガジンハウス)が6月末に文庫になるよ、ヒラマドさ〜ん!角川ね。


4月26日(金) 研修の子のうち、ひとりは今日で終わり。お疲れさまでした。「書店の仕事やってよかったと思うのは、本が好きになったことですね。やっぱ新刊とかキレイだし、本、欲しくなりますね」おお、うれしいお言葉。そうなのよ、本に1日じゅう囲まれてるとね、あの本もこの本もつい欲しくなっちゃうのよ。今着いたばかりの、まっさらな新刊を買う喜びは、何者にもかえがたいのよ。たとえビンボーになろうとも!(笑)

 てなわけで、本日も1万円近く本を買ってしまうワタシ。ああ、幸せ〜。今、『ちょびっツ』5巻(もちろん限定版のパズルつき)を読了したとこ。ああっ、いいところで「つづく」か!それにしても、ちぃはかわいいなあ。女のワタシでさえそう思うんだから、男性なんかメロメロでしょ。

 かつくらも買ったよ!っていうか出てたの、今日知ったよ!(レジでお客様が買っていたので)きゃー、森博嗣特集じゃん!あと買ったのは『劫尽童女』(恩田陸、光文社>もう2刷が決まったらしい)、『エミリー』(嶽本野ばら、集英社>オリジナルステッカープレゼントあり)、SFマガジン6月号、指輪物語の追補編(これだけハードカバー。考えてみたら、文庫9冊って700×9でこれだけでも6300円するのよね)などなど。あ、指輪といえば今日、『ドラゴンランス』1、2巻が入ってきてたわ。

 てなわけで、今夜はいろいろ読みまくるのだ!


4月25日(木) またしてもゴールデンウィーク前の、怒涛の新刊ラッシュ(主に文芸書方面への攻撃)。研修にきてる出版社の新入社員の子たちもびっくりしてました。そうだよ、こーんなにいっぱい来るんだよ!

 ここんとこ入荷した、注目新刊。

 『だれが「本」を殺すのか 延長戦』(佐野眞一、プレジデント社) 読まねば!

 『虹』(吉本ばなな、幻冬舎) また原マスミの装丁。

 『エミリー』(嶽本野ばら、集英社) 待ってました!水色と白の、爽やかな装丁ですね。

 『パレード』(川上弘美、平凡社) ツキコさんの昔の話?うすい本。

 『紙表紙の誘惑』(尾崎俊介、研究社) 副題が「アメリカン・ペーパーバック・ラビリンス」。書影写真たくさんあり。

 『自分で作る小さな本』(田中淑恵、文化出版局) これは美しいよ!必見!自分でこんな本が作れたら素敵だよねえ。

 あとはハヤカワ文庫のSF新刊が。『クリプトノミコン1』(ニール・スティーブンスン)、『デューンへの道 公家アトレイデ1』(ブライアン・ハーバート&ケヴィン・J・アンダースン、矢野徹訳)。あ、『本格ミステリこれがベストだ!2002』(創元推理文庫)も出てたわ。あー、『あたしのマブイみませんでしたか』(池上永一、角川文庫)も買わなくちゃ。今日発売のSFマガジン6月号も買わなくちゃ!!ハヤカワSFシリーズJコレクションの特集だし(北野勇作が〜!)。なにしろ今日は忙しくて、本を買うヒマもなかっただよ。

 指輪、たった今最終巻読了。はあああ。ついに、ついに読み終わってしまいました…!言葉にできぬ感慨に浸っております。本読みの幸福、ここに極まれりという感じ。最後まで読んで、やっとわかった。これは、終わりの物語だったんだ。もう、最後はただただ涙。フロドの心の傷を思うと。サムたちのことを思うと。みんな、本当に、本当によく頑張ったね。ひとりひとりをぎゅっと抱きしめてあげたい。特にフロド。

 指輪って、第2次世界大戦の頃に書かれたのか。っていうと、レンズマンよりあとってこと?もっとずっと昔かと思ってた。私の感覚だと、指輪ってファンタジーというより「ひとつの大きな物語」という感じだな。人間の世になる前の、遠い遠い誰も覚えてないくらい遥か昔の物語。そういうのをファンタジーと呼ぶのか。たとえば前に読んだ『ピポ王子』なんかは本当におとぎ話、ってな雰囲気なんだけど、指輪はもっとリアリティがある気がするのよ。あたかもその世界、その人々が本当に実在したかのような。キャラのうまさかな?人物の造形が鮮やかだからかな?彼らの心の葛藤の描き方が実に素晴らしいよね。

 新刊速報、更新。


4月24日(水) 穴。胸にぽっかりあいた穴は、そのままにしてある。ほかのもので埋められるはずもないし、埋めてしまいたくもない。穴ごとそっと抱きかかえて生きていく。自己憐憫がすぎるとわかってるけど。

 えいやっと重い腰をあげ、渋谷の五島プラネタリウム(の跡地)までメガスターを見に行く。おお、懐かしのドームよ!椅子は半分くらい撤去されていたが、ドーム下方の東京の黒いシルエットはそのまま。富士山や東京タワー。やはりここのドームは大きいね。もったいないなあ。誰か買い取ってくれないかなあ。メガスターそのものは、とても小さくてびっくり。すぐそばまで近づいて、じっくり見る。小さな穴の中に、無数の星が凝縮されて輝いており、とても美しい。

 今日の上映は、女性ボーカルをバックにアロマと星空というテーマ。ほのかによい匂いの漂う中、映画「バグダット・カフェ」の「コーリング・ユー」などが流れる。星空は、ちゃんと星がまたたいているのに驚き。双眼鏡持ってくるべきだったなあ。私の視力では。

 ただ、メガスターって本当は10Mのドーム用に作られてるんだそうで。で、ここのドームは20Mなので、急遽改造したため、星空の回転などの凝った映像が見られないとのこと。ちょー残念。あーんなことやこーんなことがいっぱい見られるのかと思っていたのに。流星はきれいだったけど。こないだの流星群を思い出しました。やっぱり解説が欲しいと思ったな。せっかくあんなにすごい星空なんだから。星座や星の名前を知るのはとても楽しいもの。ただ漠然と見ていた星たちが、ぐっと身近に感じられるから。まあ今回はそういう趣旨じゃなかったんだからアレだけど。今度機会があれば、ぜひ10Mのドームで解説つきで見てみたいと切に思いました。でも無料ってすごいね。係の方も、とても親切でした。

 同じビル6階の「コミックステーション」に立ち寄る。行かずにおれようか!きゃー、あれもこれもある!星間宇宙船ですすめられた『ふたつのスピカ』1、2巻(柳沼 行、メディアファクトリー)ほかTONOのコミック数点などを購入。

 ついでに原宿キディランドまで足を伸ばして、これまた星間宇宙船で聞きつけた、エプロンをつけた山崎ぶたぶたさんに会いに行く。おお、いたぞ!「お仕事、ご苦労様」と頭をなでなでしてくる。「非売品」ときっちり書いてありました(笑)。Sサイズのぶたぶたさんと、キーチェーンつきのミニサイズのぶたぶたさんを我が家に連れ帰る。今、パソコン前に座ってます。くーっ、かわいいっ! 

 指輪は、たった今文庫の8巻『王の帰還 上』を読了。ラスボス登場直前なので、かなり話が重苦しい。ただひたすら悲劇の運命に向かって進む彼ら。しかし、それでもひるまぬ彼らの勇敢さには涙が出る。


4月23日(火) 激ねむ。さっき、指輪読みかけのまま討ち死にしてました>うたたね

 「ほしのこえ」DVD届きました。たった今見終わったところ。またもやぼろぼろ泣き。「彼女と彼女の猫」も見ました。超短編というか。猫の顔がなんとも(笑)。テーマの原点は、「ほしのこえ」と同じだなと思いました。よかったよ。あそこで終わりなんて名残惜しい。もっともっと見たかった。もっと彼の作るものをいろいろ見てみたい。これからも頑張ってください。新作お待ちしてます。

 ハヤカワSFシリーズJコレクションが出ましたね。朝日新聞朝刊に広告も。さっそく『どーなつ』(北野勇作)を購入。表紙は西島大介ですか。楽しみ〜!!早く指輪を終らせなくちゃ!今、8巻『王の帰還 上』のまんなかへん。

 今日買ってきたのは、あと『ひみつの階段1』(紺野キタ、ポプラ社)。完全版出すなんて知らなかったぞ〜!!「ひみつの階段」シリーズ7編(うち新作2編)収録とのこと。サイズはA5判、900円なり。


4月22日(月) 出版社の新入社員の方が2名ほど、当店に研修にいらしてます。2,3週間ほどお預かりして、書店業務がいかなる(大変な)ものかを実地体験してもらうというしくみ。いやあ、初々しくて一生懸命で、よいねえ!ってうちの店は今年も配属なしなんだけど(泣)。書店業界も、SF界と同じで年々平均年齢が上がっていくような気が。というか出版社も書店も、人がどんどん減っていってるような気がするよ。現在日本における、出版にかかわる全ての人間の総数って、いったいどのくらいなんだろう?

 指輪は、文庫7巻目『第2部 二つの塔 下』読了。きゃーっ、中ボスが!!(読んでるだけで体から汗が吹き出る>ドラクエやりすぎによるパブロフの犬状態)コントローラーはどこっ!?(焦)ああ、いよいよクライマックスに近づいてきましたわ!!いよいよ8巻の『第3部 王の帰還 上』だ!!

 土田さん4月21日の日記を読んで、ほおと思う。言われてみれば確かに。私は、どんなものでも少々過剰なほどに感情移入してしまうようです。小説しかり、漫画しかり、アニメ、映画、ゲームその他なんでも。本を読んでる時なんて、もはや幽体離脱に近いものがあるかもしれない。体はここにあるけど、心はするっとまるごと、本の中に入ってしまうのです。登場人物の中に入り込み、彼らと同じものを見、同じものを聞き、同じように泣き、笑い、怒り、喜んでしまうのです。もう、我ながらバカじゃないかと思うほど(笑)。あんまり感情のシンクロが激しすぎて、疲れちゃうこともあるくらい(だから『ハイペリオン』は大変だったのよ!感情の起伏が人数分、6回あったからね!)。客観的に冷静に読むってことが全然できないのです。ま、たまには例外(入りこめない話)もありますけどね。

 指輪世界にも、なんの違和感もなく、するっと入れた。ホビットとかエルフとか、人間であらざるものの住む世界だけど、もうすっかり、自分の気持ち的にはこの世界の住人。なんていうかなあ、確かに架空の世界だけど私にとっては架空じゃないんですよ。現実と同じくらいにリアルな世界なんですよ。うまくいえないけど。

 話が飛ぶけど、通販メーカーフェリシモの「モニデー 文庫本カバーの会」のビニール製文庫カバーは超オススメですよ。普通のカバーは、本の表紙にかけるだけ(表紙を守るだけ)ですが、これは裏見返しをくるむ部分がマジックテープではがせるようになってて、これが表の表紙部分にくっつくようになってるんです(意味わかります?)。つまり、本の小口(本体の紙の部分)も守ってくれるので、鞄の中で他のものに当たっても、ページが開かないので折れたりしないのです。私のようながさつ者には大助かり!900円だけど、それだけの価値ありです。大人っぽいデザインもマル。お風呂読書にもオススメですよ、よしださん!もちろん、しおりひも付き。

 あと、「ブルーナ ポケッタブルバッグの会」もオススメ。5×8センチ程度に小さくたためるビニール手提げ。私はいつもこれを会社に持ってく鞄に入れていき、本を買ったらこのバッグに入れて帰っています。


4月21日(日) 雨。またしても頭が痛いので、コナンの映画を見に行くのをやめて、指輪&ごろごろの1日。って単なるナマケモノという気がしないでもない(笑)。文庫7巻目『第2部 二つの塔 下』に突入。やっとフロド登場。

 ヨーカドーで、すいんぐあずまんが3のガシャポンを発見。とも、さかき&マヤー、よみをゲット。今日は100円玉がこれしかなかったのでね。ちよ&ちよちちが欲しいよー!!


4月20日(土) 昼休みに「小説すばる」5月号をぱらぱら。お目当ては、嶽本野ばら。「書斎探検隊がゆく」というコラムに登場してるのだ。いわゆる「作家の本棚拝見」みたいなコーナーね。彼のお部屋の写真が載ってるのですが、んまあ、ラブリー!!(笑)まんま女の子のお部屋状態!薔薇のついたランプスタンド、キティちゃんのぬいぐるみ、中原淳一の絵、などなど。カラーじゃないのが本当に残念。彼のiBookは何色なんだろう?やっぱりピンクかな?バックにぼんやり写ってる本棚の背表紙をじっとすかし見る。おおっ、最上段に大島弓子がずらりと!しかも朝日ソノラマのサンコミックスだよ!あたしも2、3冊持ってるよー。彼はリアルタイムで買ったのかなあ。今、古書価めちゃ高いんだよね。角川のもずらりと並んでる。ああ、まるで自分の本棚を見てるようだ。その隣には『ポーの一族』が。これまた小学館の昔のやつね。しかし、彼が浜崎あゆみの熱烈なファンとは知らなかったなあ。

 同じく昼休みにアニメージュもチェック。同僚が笑う笑う…見なかったことにしといてくれよお!そりゃ私だって、「宇宙空間に携帯のアンテナは立ってないだろう」と真っ先に心でツッコミましたが、そういうことはとりあえず置いといて、なのよ>ほしのこえ。いつも不思議に思うんだけど、そういうムチャな設定って、自分の中で許せる著者とそうでない著者があるのは、なぜなんだろうね?好き、だからというそれだけなのだろうか?その境界線を分けるのはなんなのだろう?ちなみに「ほしのこえ」の場合は、細部を吹き飛ばすほど、制作者の思いがあまりにストレートに出ていたので、よしとしました。

 それにしても、「ギャラクシーエンジェル」は悔しいけどけっこう面白かった、と思ってしまう自分がとてもイヤ(笑)。まだ、アニメのあずまんが大王を見てないんだよね。ビデオ撮らなくちゃと思ってるんだけど。しかし要チェックアニメってことごとく深夜ですわね。『最終兵器彼女』のアニメ化はどうかなあ。あのファジーな線が魅力の絵を、くっきりラインのアニメ絵にしちゃうのはなあ。まだ先の話だけど。あ、そういや先日お店で30代〜40代の男性のお客様に、「今テレビでやってる『十二国記』」と聞かれたよ。見てらっしゃるのねフフフ。

 堺さんの4月19日の日記を読んで驚く。まさかNHKの外国語講座が、そんなことになっていたとは>アイドルぞろい。当店は文芸書担当はアイドル写真集も担当してるのだ。確かに吉岡美穂の写真集は、どれも最近よく売れてます。他のアシスタントの写真集も、今後は要チェックだな。

 指輪は、文庫5巻目『第2部 二つの塔 上1』がもうすぐ読み終わるとこ。ああ、メリーとピピン!キミ達はなんてえらいんだ!(涙)ひどい目にあっても決してへこたれない強さ、そして明るさ。なんというけなげさだろう。改めてキミ達を見直したよ!


4月19日(金) 相変わらず、指輪にどっぷり浸かっています。今まで、“なーんでこんな高いの、買う人がいるんだろう?”と思っていた豪華版の全3巻セット、23400円(+消費税)に惹かれつつある自分にふと気づいたり(笑)。あのイラストの美しさがやっと理解できたというか。ううむむ、マジで購入を考えてしまうなあ。今ボーナス出てたら、間違いなく買ってたね。

 指輪のどこが好きかというと、あの物語の壮大さ・面白さとかももちろんだが、実はホビットたちの食事シーンとかだったりする(笑)。だって、本当においしそうに幸せそうに食事をするんだもの!トールキンも書いてるとおり、ホビット族は人生を楽しむ術を心得ている。素朴な生活に幸福を見いだしつつ生きる、芯は強く、心優しい一族。これはもちろん、トールキンの考える人間の理想像なんだろうな。彼らホビット族のことを読んでいるだけで、こちらの気持ちもほわっと幸福になってしまう。

 あと好きなのは、自然の描写。あたかも自分の眼前に見えるような、広大で美しい風景。そのダイナミックさは、遥か地平線の果てまで見渡せそう。そしてすがすがしい森の空気、鮮やかに変化する空の色。夜の闇や、洞窟の暗さまでもがまざまざと感じられる。本当に、読んでいるだけで、自分もかの地に降り立っているような気さえする。

 登場人物の会話にもはっとさせられたり。おそらく、何度読んでも新しい発見があるに違いない。

 本当にこの映画を観てよかった。原作に出会うきっかけをくれたこと、心から感謝したい。ひょっとすると、指輪は私のオールタイム・ベスト10に入るかもしれない。やはり永遠のロングセラー、名作の力は強かった!

 てなわけで、今、文庫5巻目『第2部 二つの塔 上1』の1/3。先日の映画で観たところは終わり、いよいよ未知のシーンが!ドキドキ!!

 本日の新刊。『蚊トンボ白髭の冒険』(藤原伊織、講談社)。わーい、藤原さんの新刊だー!ここんとこ、あまり欲しいハードカバー新刊が出てなかったけど、最近になってやっといろいろ出てきた感じ。『空のオルゴール』(中島らも、新潮社)はどなたか感想をお聞かせください(笑)。あ、徳間デュアル文庫も入荷。『ジャグラー』山田正紀、『微睡のセフィロト』冲方丁など。前者はずっと昔に出てた本なんだね。

 メフィストの森博嗣、読みました。にやにや(笑)。ふたりとも、かわいいなあ、もう。

 あと、大ニュース(ってご存知の方もいらっしゃるだろうけど)。「月刊プチフラワー」が終って、4月27日から「月刊フラワーズ」になるそうな。これが超豪華メンバー!まず、吉野朔実の連載「記憶の技法」がスタートします!!ほかには吉田秋生「YASHA」、田村由美、赤石路代、木原敏江、渡辺多恵子、さいとうちほ、名香智子など。なかなかでしょ?(「売れなきゃ廃刊」なんて言ってないで、こうやって中身で勝負するのがスジってもんでしょう。)

 新刊速報、更新。


4月18日(木) ここ数日続いていた、砂埃まじりの強風がやっとおさまった。だいぶ気温が上がってきて、職場はもう半袖でもいいくらい。ちょっと動くと汗が出る出る。

 実は今引っ越した場所は、かつて自分の通っていた中学のすぐそば。20年前の自分のテリトリーだったところである。もちろん、当時とは様子がだいぶ変わってしまったが、まだ体の奥に野生のカンがかすかに残っている。歩いていると、徐々に記憶が呼び覚まされる。風景は変わっても、道なりは変わらない。この坂を登ると、学校の裏の神社に着く。もう少し行くと、マラソン大会で泣かされた長い階段があるはず。ここは友達の家。もう嫁いだはずだけど、どうしてるかな。

 その友達と、その子の飼い犬を連れてよく遊びにいった原っぱは、大きなアパートが建ってしまって今はない。そう、あの頃はまだそこここに空き地があって、柔らかなクローバーや夏草がたくさん繁っていた。当時でさえ、原っぱがなくなったと言われていたけど、今に比べたらずっとたくさんあった。今はほとんどアパートや小綺麗な家になってしまった。娘が大きくなった時、やっぱり「昔はもっと空き地があった」と言うのだろうか。

 学校の脇道に生えている草を、「握手」と言いつつさわりながら歩く癖は今も変わらない。かたわらではしゃぐ娘と一緒に。

 昨日、恩田陸の新刊『劫尽童女』(光文社)が出た模様。でも今は指輪に没頭してるのでちょっと後回し。本日は、『チキタ★GUGU』3巻(TONO、朝日ソノラマ)が出た。わーい。

 デーモン・ナイト氏、4月15日死去。といっても私はよくは存じ上げないのですが(ダイジマンなら詳しいんだろうけどなー)。SF作家&評論家&編集者、でいいのかな。星間宇宙船で教えてくださった皆様、ありがとうございます。

 新刊速報、更新。なんと5年ぶりに高村薫の新作が出るよ!


4月17日(水) 頭痛がひどいので、外出をキャンセルして1日家でごろごろうだうだ。指輪を読んだり、寝たりを繰り返す。買い物にも出られず、ありあわせで夕食を作る。

 本日、指輪の文庫2巻・3巻読了。現在、ドワーフの地下ダンジョンの中。先を知ってるだけに、ドキドキするよ〜。


4月16日(火) 支えがないと、少しの風にもぐらぐら揺れてしまう。ふと強烈な不安に襲われたり。最近、考えが後ろ向きになりがち。逃げ腰になるな。結論を急がず、よく考えよ。(ああそういえば、今年のおみくじ、なんと書いてあったっけ?今、日記見たら末吉だったようだが)

 指輪、文庫の5,6,7巻が入荷。ばんずわーい!これでそろったぞ!あとは、ハードカバーの追補編を買うべきか思案中(でも買っちゃうんだろうな^^)。現在、文庫2巻目、『旅の仲間 上2』(評論社文庫)のまん中あたり。躍る子馬亭に到着。これからイベントが始まるところ>イベントっていうなー(笑)

 新刊速報、更新。


4月15日(月) 今日はいろいろと体力的・精神的にしんどかった。もうやるまいと心に誓う。疲労回復にと森永チョコボール(キャラメル)をイッキ食い>やめんかー

 風邪はだいぶよくなりました。ご心配おかけしました.。マジで、今倒れたらシャレにならないっす。

 『ベラベラブック』(ぴあ)の売行きもすごいが(やはりスマップは強かった!)、まさか『uraayu』(浜崎あゆみ写真集、ワニブックス)がこんなに売れるとは…。前にソニーマガジンズから出た写真集が全然売れなかったし、しかも今回のワニは買いきり(返品できない)だったので注文を極力おさえていたのよ。まいったなあ。

 今日は幻冬舎文庫の新刊が入荷。乙一の『暗いところで待ち合わせ』が出てました。

 ところで雑誌「日経モバイル」がとうに休刊になってたのを、私はつい先日まで知りませんでしたよ。ショック。どうりで、いつ探してもなかったわけだ。売り切れだとばかり思ってたよ。

 「ほしのこえ」DVD。イベントに行くのはあきらめました(涙)。さっき、ネット予約しました。もう遅いから発売日には着かないけど、まあいいさ。

 昨夜と、今朝(遅番だったので、出社まで時間があった)にかけて、指輪を読む。文庫2巻目、『旅の仲間 上2』(評論社文庫)の1/4あたり、トム・ボンバディルと別れたところ。トムって不思議な存在ね。

 瀬田貞二・田中明子訳、と書いてありますが、私にはこの訳文はとても読みやすい(旧版の、瀬田貞二だけの訳が読みにくいのかな?)。子供の頃読んだ童話をほうふつとさせる、懐かしい文体。平易だけど詩情豊かな描写。その文章から浮かび上がる、広大な風景の美しさ、かぐわしい空気。心の中まで、すがすがしさでいっぱいになるような。それにしても、やっぱりストーリーは「ドラクエ…」と思ってしまいますわ(笑)。今日はトムの家を見つけて、ヒットポイントを回復するイベントまで、みたいな(笑)。さて、次に進むぞー。


4月14日(日) 昨夜は風邪でダウンしてました。ああ、本が読めない…。指輪が私を待っているというのに!

 気が向いたので、トップの画像を変えてみました。なんかこのイラスト、春の宵のイメージがあるのです、私としては。

 今日はひさびさに晴れて、暖かな春らしい陽気。やっと布団が干せたよ!街路樹の花水木の下、つつじのピンクが鮮やかです。

 ケーブルテレビは本当にサクサクで素晴らしいのだが、月に一度、メンテのために使えなくなるらしい。今月は4月17日(水)、午前1時00分〜午前8時00分とのメールが。面白いのは、注意書きとして「実質4月16日(火)深夜」と書かれていたこと。その日は夜更かしせずに寝ろってことね(笑)。

 ビデオにとっておいたアニメ「ちょびっツ」を見る。うーん、かわいらしさでは原作のほうが上。でも、手がへろんへろんのすももだけは、メロメロに可愛かった!(笑)

 本の雑誌5月号。トップページの「今月の1冊」は『書斎曼荼羅』1,2巻(東京創元社)。これはあらゆる本好きの心を揺さぶる、魅惑の1冊(2冊)だよね。「発作的座談会スペシャル 最強のおかずはこれだ!」私も納豆に一票だな。ヨシダさんもオススメの『流星ワゴン』(重松清、講談社)はちょっと気になっている1冊。「タイトル・ベスト10」ですが、今なら私は『三月は深き紅の淵を』を入れたい。2001年度じゃないけどさ。ずっと前に書いたの見てみたら、『流れよわが涙、と警官は言った』を入れてたのね>自分。SFには、名タイトルがごろごろしていそうだよね。SFといえば、高橋良平氏の隔月連載「日本SF戦後出版史」はいつも密かにむちゃくちゃ濃いですね。


4月12日(金) 祖母が緊急入院。私も会社を早退。かなり高齢なので心配。

 自分も喉が痛くて風邪っぽい。クスリで必死に抑え中。

 夜、娘とテレビ放映された「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を見る。「あー、ママ泣いてるー」ほっといてちょうだい。これを見て泣けるのは、ちょうど私の世代がギリギリかも。万博のとき、4歳だったから。

 凍月さん経由で。如月香さん、デビューおめでとうございます!(『エンジェル&クラウン』、白泉社MY文庫。)先日、(確か)3冊出たうちの1冊ですね。魔夜峰央の表紙の、黒田研二さんの『嘘つきパズル』(白泉社MY文庫)のインパクトが強烈でした。

 おお、今回のメフィストは恩田陸も載ってるのか!しかも、森博嗣の犀川・萌絵シリーズ最新短編が掲載だとお!?これは読まなくちゃ!!>こうやって単行本化を待てずに罠にかかる

 指輪世界の地図が欲しいので、ユリイカ4月臨時増刊号も買うことに決定。これはどこで何が起きたか番号順になってて、とてもありがたい。おっ、恩田陸の文章も載ってるじゃん。

  以下、要チェック新刊。『怪奇探偵小説名作選 水谷準 集』(日下三蔵編、ちくま文庫)、『本格ミステリーコレクション4 鮎川哲也名作選 冷凍人間』(日下三蔵編、河出文庫)、『霧の中のゴリラ』ダイアン・フォッシー、平凡社ライブラリー)。

 4月3週号から、トーハン週報(業界誌。新刊案内、販売のヒントなど役立ち情報満載)に、新書も今月新刊一覧の「挟み込みチラシ」が入るようになりました。今までは文庫・コミックスだけだったんだけど(少し前からコミックスは多くなりすぎて漫画文庫は別紙記載に)、ついに今度は新書が独立。しかし、これは新刊チェックには非常に便利だわ。講談社ノベルスの情報がいつも遅かったんだよね。これがあれば助かります。

 『だれが「本」を殺すのか』(佐野眞一、プレジデント社)の第2弾が4月末に出るそうです。『だれが「本」を殺すのか 延長戦』。SFセミナーでもまた話題になるかも。あ、こないだ録画したビデオ見なくちゃ。


4月11日(木) 私は今猛烈に後悔している。原作を読んでから映画を観るべきだった!!『指輪物語』(評論社文庫)、面白いよ〜!!もうダメ、すっかりハマっちゃいました。ああ、何もかも打ち捨てて、ひたすら読みふけりたい!!今、1巻の半分くらいまで読了。読んでみてわかったのは、やはり皆様のおっしゃるとおり、実に見事に映像化されてるということ。うん、これ読んで見たら、確かに感動するわ。

 でもやっぱりね、読んでからじゃないと全然わかんないよ、いろいろと。旅の仲間の登場人物の名前さえ、映画ではよくわかんなかったもん。アラゴルンとボロミアの見分けがつかなかったのは私だけですか?映画のパンフの相関図を見て、やっといろいろが飲み込めた次第。あのカッコいい金髪弓矢にいちゃんは、レゴラスというのか。エルフだったんだあ。原作で、フロドは実は50歳近くと読んで愕然としたり。そ、そうだったのか!

 妹尾ゆふ子さん@うさぎや本舗の、映画『ロード・オブ・ザ・リング』原作未読者用 FAQが素晴らしいのでリンクしておきます。非常にためになります。助かります。感謝。

 4巻まで読了したら、もう一回見に行きたいなあ。そしたらもっと意味がわかって、さらに楽しめるだろうと思う。

 本日の新刊。「まるごとシールブック チェブラーシカ」(小学館)。おお、シールまで作るとは!かわいいよねー、チェブラーシカ。映画観てないけど。プチグラパブリッシングから絵本も出てます。うっ、このDVD欲しい!創元推理文庫の『哲学者の密室』(笠井潔)はこれまた分厚い!1100ページ以上だもんなあ。読むの大変だあ。『火星のプリンセス』といい勝負かも。


4月10日(水) 昨日は娘の入学式でした。娘の感想は「たのしかったよ!」。母は、学校の支度や持ち物そろえたり、お弁当作ったり、やること満載だよ!来週は保護者会だってえ?もっと早く言ってちょー!(涙)

 ハヤカワ文庫の新刊が入荷。『戦闘妖精・雪風〈改〉』(神林長平)など。『デューン 砂の惑星』1〜4の重版も入荷した模様。

 ああっ、「ロード・オブ・ザ・リング」の感想も書きたいのに!!昨日の入学式のあと、娘と吹き替え版を観に行きました。ひとことでいうと、「ドラクエ」でした(爆)。だってホントに設定が。いや、実際は指輪がRPGの元祖で、そこからドラクエが作られたんだけど、私はドラクエから入った人間だから。指輪を読んでた方は、ドラクエをやったときに「これは指輪そのものだ!」と思ったんではなかろうか。もう途中からは、コントローラーが欲しかったっすよ。ほら、モンスターが現れた曲が!わー、中ボスが!ってな具合。あの弓を持ってた金髪ストレートロングのお兄さんが素敵でした(笑)。ちゃんとホビット族が小さいのに感心。原作もさっそく読み始めましたよ。ああ、そういうことだったのね!と膝叩きまくり。あの画像はこれを表していたのか!と、答え合わせをしているかのよう。両方把握すると、飛躍的に理解度が増してグーですね。やっぱ、本のほうがいいなあ。

 原作を読んでから見るか、見てから読むかですごく違うような気がします。ハリポタのときは、原作読んでから見たので、原作そのものの画像にたいそう感動したもん。指輪は、そういう意味ではどっぷりはまるというのはないな。むしろ、原作の丁寧さにうなっています。映像より、文字のほうが、ずっと深みと奥行きがある気がします。言葉ってすごい。映像も一瞬で全てがわかるのは強みだけどね。

 新刊速報、更新。


4月8日(月) …イマゴロ ドコデ ドウシテル?ゲンキ ナノ?

 遅番出勤、の前に娘の体育館履きを買い(まさか自分が中学の制服を買った店で、わが子の入学用品を買おうとは!)、しかるのちに郵便局へ。SFセミナーの申し込みをする。合宿企画も含めて1万円払ったはいいが、ホントに夜まで参加できるのか?(あうう、家庭内事情が…)でも行きたいんだよお〜!

 湯川さんの4月4日の日記で知ったのですが、4月12日(金)、夜7時から「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」がオンエアされますよ〜。星雲賞のためにも、見てないかたはぜひ!見たことある方はもう一度あの感動を!もちろん私も見ますとも!(泣)

 青木みやさんのところから引用。

 テレビ朝日系列のドキュメンタリー「テレメンタリー2002」で、「誰が書店を殺したのか 〜書店の廃業 年に1000軒のペース!構造に迫る〜」が放映予定。関東地区では、テレビ朝日、4月10日(水)の深夜2時41分から。(関西地区は6日だから、もう終っちゃったみたいですね)

 今日、店内を歩いていたら、雑誌売り場で「ユリイカ4月臨増号 指輪物語の世界」というのを発見!!速攻で雑誌担当者のもとに走っていって、半分もらって指輪の本の隣に並べる。

 新刊書店の専門書店(書き方がヘン?)について。前に元bk1の安藤さんが提案してた、本の専門店街。あれがいいなあと思うのですよ。新刊書店の神田古書店バージョン。SFの専門書店、ミステリの専門書店、詩、ホビー、手芸、旅・地図、アート、パソコン、ビジネス、法律、絵本&児童書、コミック。そういう小さな専門店が、ずらっと1つのビルに入ってる、または通りにずらりと並んでるの。いいでしょお〜?こんな本、どこでも見たことない!っていうような、コアな本が並んでるわけよ。直取り引きもバンバンしちゃって。

 それなら都内の大書店と同じ、と思うのは大間違い。ろくに知識も得ないうちに、担当がすぐコロコロ異動させられる大書店はダメ。専門家が育たないから。児童書なら児童書ひとすじでウン10年、みたいな知識豊富な方ばかりが店主でないと。そして何より、そのジャンルを心から愛してる方でないと。(注:大書店が悪いといってるわけでなく、大書店だけのメリットもたくさんあるんだけど、これはまた別のお話。)

 ってのを作ってくれると思って密かに期待してたのに、ほぼ日に行っちゃったんだよねえ、安藤さん…。

 NHK趣味悠々「あなたもできる 天気予報入門」が売れてます。いいとこに目をつけたなあ、NHK。なんか中学の理科2分野のおさらいみたいですが、楽しそうですよ。私も天気図を書けるのが唯一の自慢だったが、もうずいぶんやってないからなあ。忘れてるかも。


4月7日(日) 午前中に、津田沼まで買い物。u-ki総統、津田沼にはラオックスがあったよ!(>ヨーカドー内)メモリと、ルーターを買う。メモリは64MBだったのを、一気に256MBに増設。ついでにwindows98を、windowsMeにグレードアップ>ダンナまかせ(笑)。ルーターはセットアップに四苦八苦していたが、どうもうまくいかない模様。ふなばしケーブルテレビだから?私には全然わかんないんだけど。

 午後は、引越しの段ボールに入ったままだった本を、棚に詰める作業。って全然休日じゃねーよ!仕事と同じだよ!楽しいけど(笑)。バラバラになってた巻数ものをまとめられたのがうれしい。『輝夜姫』とか。大島弓子棚とか、ふくやまけいこ棚とか、作者ごとにまとめたり。けっこうコミックの割合多いなあ、私。青背も多いぞ。しかし青背をまとめて並べてニンマリしてるってのは、かなり病状が進行していると我ながら思う(笑)。

 しかし23箱開けましたが、あと3箱分がどうしても棚に入らない。とほほ。いいんだいいんだ、棚板買ってくるもん。喜国さんのダ・ヴィンチの記事を読んで以来、部屋を見回しては「ああ、あそこにもここにも本棚作れるじゃん!」とすっかり余裕モードに(笑)。出窓も埋めちゃうんだから、すごいよねえ。や、私はそこまではやりませんが(笑)。

 凍月さんの4月6日の日記で、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の吹き替え版が終ってしまったことを知る。がびーん!でも、星間宇宙船の書き込みによるとまだやってるところもあるそう。よ、よかった〜(涙)。皆様ありがとう!

 MZTさんの日記、昨夜読みました。ショック…。ほかに進むべき道を見つけられたのは、とても喜ばしいことだと思います。頑張って下さい。心から応援しています。でもやっぱり、とてもさみしいです。日本に帰ってきたら、また会えるよね?


4月6日(土) 昨夜から、ケーブルテレビでネットしてます。は、早い!!すごーい!たいていのサイトが、一瞬でパッと出るよ!メールも一瞬で送れるし。こりゃ快適だわ。うれしい〜。

 新学期最初&最後の土曜日なので、お客様の入りは多かったです。教育書と学参がやはりよい売行き。辞書はここ数年、全然ダメですね。もう、分厚い辞書を使う時代じゃないんだねえ。私の高校生時代は、入学時には2,3冊買ったものですが。辞書を尋ねてくるのは、ご年配のお客様、もしくはお母さん(子供のために買う)です。学生さんはほとんど聞いてこない。

 昼休みに、『わが子が小学校に通うとき読む本』(三浦真津美、PHP研究所)をざっと読む。こういう本なら20分で読めるのだが(泣)。同僚に、「あと数日で入学式だってのに、今ごろですかい!」と突っ込まれたり(笑)。まあ、子供も親もごく普通の常識・良識さえあればオッケーという感じ。要は、どんなことでも、相手の気持ちをおもんぱかるってことだよね。世の中全てにおいてだが。私が気になるのは、PTAと担任の先生との相性くらいかな。まあこれは運だしね。

 講談社ノベルスの今月分が入荷。あ、また密室本とかいう袋とじ本が。でもこれって、実際どうですか?>買った方

 本日発売の「ダ・ヴィンチ」5月号を買ってくる。これは永久保存版ですよ!なぜなら、「わがままな本棚」という特集で、あの喜国雅彦さんが本棚の自作方法を伝授してくれてるのです!彼の本棚の写真が載ってるんですが、いやあお美しい!素晴らしい!すきまなく、サイズそろえて、びしいっと入ってるんですわこれが。こないだもダイジマンと「本当に使える本棚って売ってないよね。喜国さんが本棚作る気持ちがわかるよ」と話してたところだったんですよ。作り方も簡単そうだし、うちの本棚もやっぱり棚板作って増やそうかなあ。あまりやりすぎると、床がちょっと心配だけど(笑)。フローリングって、そのまま本棚置いちゃって大丈夫なんでしょうか、喜国さま?あ、この特集、例の『書斎曼荼羅』1,2巻(磯田和一、東京創元社)も載ってますね。

 ちょっと違うけど、いっしょに買った『近藤典子さんの収納で暮らしキレイ』(ベネッセムック)もすごいですよ。目ウロコ。タオルハンガーの使い方に脱帽しましたよ。問題は、読んだだけで満足してしまわないようにすることだ(笑)。

 昨夜は新潮ムック「江國香織ヴァラエティ」を読んでました。「ケイトウの赤、やなぎの緑 10年後の『きらきらひかる』」を半分ほど読了。感想はまだ保留。


4月5日(金) 今はただ、信じてじっと待つしかない。…とわかっていても、やっぱりつらいのよ。

 仕事において、最も大事なのは優先順位を的確につけることじゃないだろうか。これさえできれば、勝負の半分はついたようなもの。今この瞬間、何が一番大事で、何を最初に片付けなきゃいけないか&何を後回しにするか。それをパッパッと頭の中で整理して、動く。これができないひとは、何年やってもダメ。これは仕事だけでなく、家事や、ひょっとして人生にもあてはまるかもしれない。さて、私の人生においての優先順位は?

 新刊速報、更新。


4月4日(木) 今夜はちょっと冷えますね。そちらはいかがですか?

 「MOE」5月号は「ぐりとぐら」特集。おお、あのカステラの作り方が載っている!本日入荷した『だれかのいとしいひと』(角田光代、白泉社)は配本1冊。速攻で追加注文。なかなかよさそうな恋愛短篇集。今日はジャンプコミックスの発売日で、うちのコミック方面レジではテニ王、テニ王、ハンター、テニ王、ハンター、ヒカル、てな具合にもうこればっかり売れてたらしいです(笑)。春休みだからね、お子様が買いに走ってくるわけですよ。もちろん私も買いましたよ、『ヒカルの碁 碁ジャス★キャラクターズガイド』を!

 この頃、夜、爆裂に眠いのでマジで本が読めない。よほど疲れてるのか。しかも小学校始まったら、もっと早起きしなきゃなんだよな…(泣)。

 明日から、ケーブルテレビが我が家に入ります(この家はアンテナがついてなくて、実は引っ越して以来テレビが見られなかったのよ)、。ネットもケーブルでやるのだ!わーい!でも、うまく移行できるのかちょっと不安…。明日の更新、大丈夫かな?


4月3日(水) 昨夜は『文豪春秋』(いしいひさいち、創元推理文庫)を読んでいたら睡魔にやられて撃沈。11時半には寝てしまいました。

 SF大会ゆ〜こんから、星雲賞投票用紙がきました。ううん、どれにしようかなあ。日本長篇部門はやっぱり『かめくん』で、海外長篇部門は『フラッシュフォワード』しか読んでないからこれかなあ。『ゲーム・プレイヤー』も評判よかったですけどね。メディア部門はクウガになっちゃうのかなあ。個人的にはクレしんだけど。自由部門の五島プラネタリウムってのは(笑)。おお、日本短編には山之口洋さんの「最後のSETISSION」が入ってる!コミック部門は当然『プラネテス』で、ノンフィクション部門は今日泊亜蘭ってとこでしょうか。なお、締め切りは5月末日なので、それまでに「たくさん読んで、見て、投票してね」とのことです。はあ〜い、わかりましたあ(お返事)。

 知り合いが「かまいたちの夜2」の発表会に本日行ってきたのですが、「これは出来がいい!」と絶賛しておりましたよ。脚本監修我孫子武丸、シナリオ執筆田中啓文、牧野修。「かまいたちの夜1」は、いずれテレビドラマにもなるとか(!)。ネットとも連動させるらしいです。発売は7月18日とのこと。関係ないけど、おそらくその会場にはタニグチリウイチ氏がいたに違いない(笑)。


4月2日(火) 仕事の帰り道。春の宵の匂いがします。この季節の夕方が一番好き。ほのかに甘い空気の中、もっともっと歩きたくなってしまう。家の軒先に見える木蓮や山吹を愛でつつ。

 『MOONLIGHT MILE』3巻(太田垣康男、小学館ビッグコミックス)、昨夜読了。あれっ、なんかずいぶんシリアス路線に。ものすごくシビア。甘さのかけらもない、現実。否応なしに突きつけられる、生と死。それにどう対処するか。1巻と比べると、感じが全然違う。ああ、吾郎がほとんど出てないからだ。あのおじさんの明るい豪快っぷりが好きだったのにな。これはこれで面白いんだけど。こないだのイブニングに掲載されてた『プラネテス』最新作とテーマ(生と死)がかぶってるけど、描き方が全く違うのが実に興味深い。それにしてもあのハチマキはちょっと心配だよ。大丈夫かなあ。

 萩尾望都イラスト集『残酷な神が支配する』(小学館)も出てましたね。う〜ん、買うか買うまいか悩むところ。

 『焼きたて!!ジャぱん 1巻』(橋口たかし、小学館)読みました。少年漫画の王道ですな。絵がとてもきれいで良いです。女の子にもウケがよさそう。

 林さんから、ダブリのアリスフィギュアをいっぱいもらいました。あ、ありがとうございます〜!!なんていい方なんだ!!

 SFセミナーのサイトが更新されたようですね。5月3日(金・祝日)、12:00開場予定 全電通労働会館/東京・お茶の水にて。詳細はこちら。皆で行きませう!北野勇作氏インタビューがあるのよっ!!(感涙)ほかにはSF編集者パネル、奥泉光インタビューもあり。ってことは是が非でもそれまでに『鳥類学者のファンタジア』(集英社)を読まねば!の前に段ボールから出さなくちゃ(笑)。


4月1日(月) 今日から仕事のシフトがちょっと変わりました。何かと大変だけど、乗り越えるよ。私の苦労など、到底あのひとの比ではないもの。

 娘も今日から小学校の放課後ルームに入りました。最初はちょっともじもじしてたけど、お友達もできたようで、ほっ。

 横溝正史生誕100年記念で、角川文庫の金田一耕助作品の代表作12点が新装丁になるそうです。4月末に6点、7月末に6点。

 さて、『MOONLIGHT MILE』3巻(太田垣康男、小学館ビッグコミックス)を読もうかな。最近、本を読む時間がとれなくてつらい。コミックしか読んでないよ。つくづく、kashibaさんはすごいと思うよ。どんなに忙しくても、毎日1冊読破だもんなあ。尊敬。

 新刊速報、更新。銀河通信も乱読も更新がストップしててすいません…。リアル環境が落ち着くまで、ちょっとお待ちを。


 

ホーム ボタン