観ました!アテルイ
直訴者:
そるべ
2002年08月11日(日)06:06:53
ヤスオウさん以外では、私の書き込みがトップですね。
ちょっと、どきどき。
8日の夜、観てきました。
かっこよかったですねー、染アテルイも堤田村麻呂も。
染五郎さんの殺陣が「阿修羅城の瞳」の時とは
ずいぶん感じの違う、ちょっと京劇っぽい動きで、
色々なことが出来る方なんだなーと感心しきりでした。
ストーリーが進んでいくにつれて、アテルイと田村麻呂
どちらの存在も切なくなって、悲しかったです。
「あの二人が、なぜ戦わなくてはいけないのか」ということではなくて
「二人とも、なぜあの時代に生まれてしまったのか」というような。
うまく言えないんですが、わかりますか?(^^;)A
お二人のほかは西牟田さんと植本さんに釘付け!
特に植本さん、花組で何度か拝見していたのですが
改めて本当にうまい役者さんなんだなー、と思いました。
あと水野嬢、某サイトであんまり評判よくなかったので、どうだろうと
思っていたのですが、私はよかったと思いました。
よく動いてるし、二役でそのうちのひとつは
正体不明と難しい役どころなのによく頑張っていたと思います。
まだまだ始まったばかりだし、公演が進むに連れて、
磨きがかかっていくのでは。
後半にもう一回観に行く予定なので、たのしみです。
お久しぶりです
直訴者:ヤスオウ
2002年08月13日(火)12:33:43
そるべさん、お久しぶりです。
> うまく言えないんですが、わかりますか?(^^;)A
なんとなくわかります。
おいらもなんか、うまく言葉に表現できない、
悲しさというか切なさというか、なんなんでしょ?
どない表現したらええ乃? って感じです。
どっちも「悪」やないのに・・・
話が進むにつれ、でも「アテルイ」が死ぬ、「蝦夷」が負ける、
って結論はわかってるわけで、その辺が頭をよぎって、
なんか悲しかったです・・・
水野美紀ちゃんは、おいらは滅茶苦茶良かったと思ってます。
染五郎さんと堤さんと比較すると、「速さ」「力強さ」では劣るとますが、
しなやかさというんでしょうか、華やかさというんでしょうか、
なかなか綺麗な、男性では出せない「華」があったと思います。
そるべさんも月末ですか?
おいらも月末が楽しみです。
本当、お久し振りです。
直訴者:
そるべ
2002年08月15日(木)07:13:28
「アテルイ」を観た後、司馬遼太郎さんの街道を行くシリーズ「陸奥のみち」を読んだのですが、興味深いことが書かれていました。
あの時代大和が推し進めていた「王化」というのは、イコール「水田を作らせる」ということだったそうです。
米というのは熱効率のいい食べ物だそうで、稲作を勧める事で人々の食生活を豊かに出来たらしいんですね。で、それに味を占めて関東や東北を支配する時も水田を作らせていったと。
でもこの「水田を作る」という事は関東まではうまくいったのですが、東北は寒冷の地なので、他の地域ほどこの政策はうまくいきませんでした。
その結果東北ではつい最近まで、冷夏などで米が不作になり飢饉がおこりやすくなってしまったわけです。
(「阿修羅城〜」の邪空も、東北の飢饉が生んだキャラクターですよね)
アテルイの時代の蝦夷の敗北が、その後の東北に影を落とし続けたのか、と思ったらなんとも感慨深かったです。
なんだか舞台とは直接関係ない事を、長々と書き込んでしまいました。
私は次回24日の観劇予定です。
出来ればもう一回くらい観たいんですが、お金が・・・。
神話と歴史の端境なんでしょうか?
直訴者:ヤスオウ
2002年08月16日(金)13:44:37
仕事中です。う〜、眠たい・・・
東北蝦夷征伐って、中央では桓武政権、
でもまだまだ東北以北は中央にとって未開の地、
しかも中央にしても「鬼」が出たり、
と・・・この時代って神話と歴史の端境なんでしょうかね。
(陰陽師安倍晴明はこのちょっと後やし)
で、「田(水田)を作る」(=土地を切り開く)、
って考えるとスサノオともダブってきますね。
やっぱり伝奇は面白いです。
> 司馬遼太郎さんの街道を行くシリーズ「陸奥のみち」
探してみたいんで、出版社とか正式なタイトルとかわかるようでしたら教えてください。
街道をゆく
直訴者:そるべ
2002年08月17日(土)06:41:02
街道をゆくシリーズは、朝日新聞社から出ています。
タイトルは「陸奥のみち、肥薩のみち」で、シリーズとしては街道をゆく3となります。
このシリーズおもしろいので、「陸奥のみち」以外もオススメですよ。
ありがとうございます
直訴者:ヤスオウ
2002年08月17日(土)12:20:17
昨日ネットで探してたんですが、
「3」ですね。
ありがとうございます。
・・・しかし、そるべさん、早起きですね