>>ところで、あのラストを観て、
>>「つばきが生き返って子供も生まれてハッピーエンド(^^)」
>>って思ってらっしゃる方って、意外と結構いらっしゃるのでしょうか・・。
>
>まさか、そんな風に思ってる人がいるなんて…
>決してハッピーエンドじゃないですよ。
>koheyは、女→鬼となったつばきが、再び童になったって思ったんですが。
>つばきじゃなくても、新たな童（阿修羅）が生まれたって思いました。
>戯曲買ってないから、深くは考えられませんが・・・。

ラストは戯曲にも答えがないので、正解はかずき先生の頭の中だけ?かもしれないですね。

で、「ハッピーエンド」。
あのラストの赤子を抱いてる阿修羅(つばき)を観てではなく、その前の天守閣のシーンから感じたことですけど。
おいらも最初は「決してハッピーエンドやない。」って思ってました。
でも、あのラストの前、天守閣での阿修羅と出門の緋の糸縛り以降を観てると、
(特に出門がかんざしを阿修羅に見せてから)、
二人の表情がすごくいいんですよね。
なんで、単純な「わーいわーい」ってな感じの「ハッピーエンド」ではないけど、
あの二人、最後の最後で思う存分二人だけの逢瀬を楽しめたから、
これも「ハッピーエンド」の一つの形なんや、っておいらは思いました。
確かに
「二人とも無事生き残りました。この後末永く二人は仲良く暮らしましたとさ。」的な
ハッピーエンドではないけど、少なくともあの天守閣での最後の瞬間は
二人にとっては「悲しい結末」ではなかったんちゃうかなぁ、って。
そうおいらは思わされましたけど、みなさまいかがなもんでしょう?

何度も舞台を見て戯曲を読んで、思ったこと。
阿修羅(つばき）にとっては、ハッピーエンドな気がします。
だから、ラストシーンでもあんなに幸せそうなのでしょう。(幻だとしても）
出門については、やっぱり生き残ってしまって、悲劇なんじゃないかなあ。
阿修羅紋のあざが残ってるとすれば、「永劫の孤独」と共に生きなきゃなら
ないし。
ラストの赤ちゃんは「愛(恋）の成就」の象徴かな、と思ったりもします。
出門の腕からは幻となってこぼれおちてしまい、阿修羅はしっかりと抱き
しめている。

出門はあの後どういう人生を送るのでしょう。
再び恋をしたとき、やはり鬼になってしまうのか・・。
ふたりで一緒に鏡に飛び込んだ「ロストセブン」の方が、今思えば
ハッピーエンドだったのかもしれませんね。

>阿修羅(つばき）にとっては、ハッピーエンドな気がします。
>だから、ラストシーンでもあんなに幸せそうなのでしょう。(幻だとしても）
>出門については、やっぱり生き残ってしまって、悲劇なんじゃないかなあ。
>阿修羅紋のあざが残ってるとすれば、「永劫の孤独」と共に生きなきゃなら
>ないし。

なるほど! そうですね。出門はまだ生き続けなければならないのですからね。
それが悲劇かどうかは出門の胸の内にあるのでしょうけど。

>ラストの赤ちゃんは「愛(恋）の成就」の象徴かな、と思ったりもします。
>出門の腕からは幻となってこぼれおちてしまい、阿修羅はしっかりと抱き
>しめている。
>
>出門はあの後どういう人生を送るのでしょう。
>再び恋をしたとき、やはり鬼になってしまうのか・・。
>ふたりで一緒に鏡に飛び込んだ「ロストセブン」の方が、今思えば
>ハッピーエンドだったのかもしれませんね。

う〜ん、ほんとになるほど、深いですね。
でも、出門がハッピーエンドかどうかは、出門の胸の内と、これからの出門の生き方次第なんでしょうね。
阿修羅はホントに、あの最後の表情(天守閣 & 桜の木の上)が全てを語ってるように思います。
でも、出門は強い男ですから、悲劇のうちに暮らしていく、ってことはない・・・ことを祈ります!